速報

速報です。

第369回日本近代語研究会

2019-12-02 11:33:54 | Weblog
第369回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。
今回は、青葉ことばの会(第215回)と共催の研究会です。

日 時:2019年12月21日(土)15時〜18時

場 所:明治大学 駿河台キャンパス
12号館 6階 2062教室

http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

※いつものリバティタワーやグローバルフロントではありません。
ご注意ください。上記URLの案内をご参照ください。


発 表:聖書翻訳における形式的用法の動詞の訳出
—ヘボンら「明治元訳」から「聖書協会共同訳」へ—
都留文科大学 遠藤佳那子氏
東京外国語大学 高橋洋成氏

概 要:聖書ヘブライ語の頻出動詞(たとえば、קם ḳm「たつ」、
הלך hlk「いく」)は、形式的に用いられる場合があり、伝
統的に逐語訳を旨とする聖書翻訳において、しばしば不自
然な文脈を生み出してきた。本発表では、ヘボンが率いた
本格的聖書和訳の嚆矢「明治元訳」が、どのようにこの問
題に対処したかを明らかにする。またそれを踏まえ、最新
の「聖書協会共同訳」ではこれをいかに克服したのか、実
践の様相を報告する。

※参加は無料です。
※終了後、懇親会を行ないます。
※1月の例会は休みです。
※2月の例会は22日(土)に行われる予定です。会場については、
現在交渉中です。

第368回日本近代語研究会

2019-11-11 11:07:13 | Weblog
第368回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


日 時:2019年11月30日(土)15時〜18時

場 所:二松学舎大学 九段4号館8階4081教室
(「靖国通り」沿い、「靖国神社南門」交差点近く)

交通アクセス案内:
http://www.nishogakusha-u.ac.jp/a7.htm#kudan
※九段下駅から靖国通りをのぼって、1・2号館方面には曲がら
ずに、そのまま市ヶ谷方面へ直進。宝来屋本店ビル右隣です。
※ 校舎の正確な位置につきましては、次のリンク先をクリックして
Google Map上でご確認いただけます。→ http://urx.nu/hz8D

発 表:近世後期江戸語における丁寧語の運用 関西大学 森勇太氏

概 要:現代語の丁寧語は,丁寧体の文体で,すべての文末にほぼ義務的
に用いられ,文体を形成する機能があるといわれる。近世後期で
も丁寧語が用いられているが,現代語と比較すると,すべての文
末で義務的に付されるものではないように思われる。本発表では,
近世後期江戸語における丁寧語の運用を観察し,文法的側面・談
話的側面から,近世後期の江戸語の運用について考える。

※ 参加は無料です。
※ 終了後、懇親会を行ないます。
※ 12月例会は青葉ことばの会との共催で、
21日に明治大学にて行われる予定です。

第367回日本近代語研究会(2019年度秋季発表大会)

2019-10-04 08:42:20 | Weblog
第367回日本近代語研究会(2019年度秋季発表大会)を、下記
の通りに行ないますので、ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時:2019年10月25日(金) 13:00〜17:30
会 場:仙台国際センター 会議棟3階 中会議室「白橿1」
〒980-0856 仙台市 青葉区 青葉山 無番地
http://www.aobayama.jp/
http://www.aobayama.jp/access/

===================プログラム===================
○12:30 受付開始
○13:00 開 会
○13:00 会場校挨拶 東北大学 大木一夫教授

<発表> 発表30分、質疑応答15分
(1)13:05~13:50
「特質」と「特性」の語史 ―明治30年代以降の動揺 ―
国立国語研究所 伊藤真梨子 氏
(2)13:50~14:35
「まいにち ひらかな しんぶんし」の漢語
― かなで書かれた漢語の性質と用いられ方 ―
明治大学 ショーン・ニコルソン(Sean Nicholson)氏

<以上、司会 成城大学 陳力衛>

<休憩 14:35〜14:45>

<発表>
(3)14:45~15:30
条件表現ナラの話し言葉と書き言葉について
― 日本語教育現場への提言として
フェリス女学院大学 奈良夕里枝 氏
(4)15:30~16:15
江戸滑稽本におけるイカナイとイケナイ
― 当為・禁止表現からの一考察 ―
東海大学 湯浅彩央 氏

<休憩 16:15〜16:30>

<講演>
(5)16:30〜17:30
訓訳及び訓訳表記史の試み
東北大学名誉教授 村上雅孝 氏

<以上、司会 國學院大學 諸星美智直>

○閉会の辞、及び諸連絡
=================================================

※参加費として、1000円(学生:500円)を頂きます。
(2019年度春季大会より、会場使用料確保のため
参加費を変更しています。)
※発表大会終了後に、懇親会を行ないます。
(会場:東北大学生協 キッチンテラスCouleur(クルール)
(東北大川内北キャンパス、川内厚生会館)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areab.html)
会費は、一般5000円、学生4000円です。
ご参加をお待ちしております。
※2019年7月例会より、お茶等の飲み物の用意をやめております。
各自ご用意いただき、ご来場下さいますようお願いいたします。

第366回日本近代語研究会

2019-09-28 09:20:55 | Weblog
第366回日本近代語研究会のご案内です。
(当日になってしまい申し訳ありません)

日 時:2019年9月28日(土)15時~18時

場 所:明治大学駿河台キャンパス
     12号館 6階 2062教室
 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
 http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
 ※いつものリバティタワーやグローバルフロントではありません。
   ご注意ください。上記URLの案内をご参照ください。

発 表:ビジネス日本語会話における「~(さ)せていただく」について
             國學院大學大学院生 譚 新珂氏

概 要:謙譲表現は日本語の重要な構成部分であり、ビジネス的な場面では
   よく使用されている。しかし、謙譲表現自体は常に変化している。特
   に近年では、「~(さ)せていただく」という謙譲表現はよく議論さ
   れている。元々は謙譲語①(謙譲語A)に属する「~(さ)せていた
   だく」は、使用される場面によって、謙譲語②(謙譲語B)に変貌する
   例文が見られ、元の意味である「許可を請う 恩恵を受ける」から逸脱
   し、「一方的通告」として捉える例文の存在も確認できる。更に、場合
   によって、強い言い方として使われる「~(さ)せていただく」も視野
   に入る。今回は主にビジネス小説を対象として取り上げ、ビジネス会話
   における「~(さ)せていただく」について研究を行い、「~(さ)せ
   ていただく」の使用実態を考察する。

  ※【7月例会より、お茶等の飲み物の用意をやめております。各自ご用意い
   ただきご来場下さいますようお願いいたします。】
  ※ 参加は無料です。
  ※ 終了後、懇親会を行ないます。
  ※ 10月25日(金)の2019年度 秋季発表大会は、
   仙台国際センターにて行われる予定です。

第365回日本近代語研究会

2019-07-05 22:16:41 | Weblog
第365回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


日 時:2019年7月27日(土)15時~18時

場 所:早稲田大学早稲田キャンパス 14号館 8階801教室
https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus

発 表:日本における「楽語」表記 —漢字を中心に—
早稲田大学大学院生 山本 早紀氏

要 旨:本研究は、音楽の専門用語である「楽語」の変遷を辿り、
その出自を明らかにする試みである。慣用的に用いられ
ているものには「嬰」「長調」「短調」「属」など、語源
不明語、 訳語が存在することから、「楽語」の漢字表記に
着目し考察する。

※ 参加は無料です。
※ 終了後、懇親会を行ないます。
※ 9月例会は、28日に明治大学にて行われる予定です。

第364回日本近代語研究会

2019-05-27 22:27:59 | Weblog
第364回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


日 時:2019年6月22日(土)15時~18時

場 所:国立国語研究所 3階 セミナー室
https://www.ninjal.ac.jp/utility/access/

発 表:明治期の英語読本から見た翻訳語としての「~つつある」
拓殖大学大学院生 徐 恵君氏

要 旨:従来「~つつある」は、英語の「be+Ving」の翻訳表現で
あるといわれてきたが、これまで詳しい調査はなかったよ
うである。そこで、本研究では、今まであまり研究されて
こなかった明治期の英語読本(原文と訳本)を用いて、時
制表現について、英語の「be+Ving」の部分が日本語にど
のように翻訳されているかを調査した。

※ 参加は無料です。
※ 終了後、懇親会を行ないます。
※ 7月例会は、27日に早稲田大学にて行われる予定です。

第363回日本近代語研究会(2019年度春季発表大会)

2019-04-23 09:40:15 | Weblog
第363回日本近代語研究会(2019年度春季発表大会)を、下記
の通りに行ないますので、ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時:2019年5月17日(金) 13:00~18:00
場 所:関西大学 千里山キャンパス
第一学舎一号館A301会議室
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/mapsenri.html

発 表:
○受付開始 12:30
○開 会 13:00
○会場校挨拶13:00

(1) 13:05~13:55
慶長16年本『節用集』漢字字体について
関西大学大学院生 徐 茂峰氏
(2)13:55~14:45
人を表す外来語造語成分「マン」について
東北大学大学院生 王 雨氏

<以上、司会 都留文科大学等非常勤講師 遠藤佳那子>

<休憩 14:45~15:00>
(3)15:00~15:50
ネットニュース「NHK NEWS WEB」の見出しの機能
―主題成分の要約性に着目して―
大阪観光大学 湯浅 千映子氏
(4)15:50~16:40
日本統治期台湾の初等国語教科書における一人称代名詞
―国定教科書との比較を通して―
世新大學 山田 実樹氏

<休憩 16:40~16:50>

<講演>
(5)16:50~17:50
日本語の呼称の歴史
大阪大学大学院教授 田野村 忠温氏

<以上、司会 國學院大學 諸星美智直>

○総会、閉会の辞、及び諸連絡

【要旨】
(1)
慶長16年本『節用集』が楷書と草書の二行表示を最初に導入した
二体「節用集」として知られる。本発表は楷書の漢字字体に焦点を
当て、その拠り所を明らかにしようとする。結果として、数多くの
字体は『易林本節用集』のような正体意識が高いものによっている
が、その他は近世日常生活の中で用いられている異体字に淵源をも
つことがわかった。

(2)
本来外国原語では自立形式の形態素であるものの、日本語に借用
されると、自立用法を失い、結合専用のいわゆる外来語の造語成分
になるもの、人を表す外来語造語成分「マン」を取り上げ、その語
構成的な特徴および和製英語と定着度を考察し、分析の過程で適宜
類義形式「家(カ)」「者(シャ)」の調査結果と対照させ、三者の
共通点と相違点を明らかになった。外来語造語成分は在来語成分と
相補分布を成しており、日本語の造語上の穴を埋めるかのような役
割を分担していることが見られた。

(3)
ニュースの見出しは、本文から要点を抽出し、助詞や用言の語尾
を省略した句の形で示される。 「NHK NEWSWEB」の見出しの約
70%が冒頭に主題成分のみを置き、半角の空白をはさみ、述部が続
く。本発表は、無助詞化した見出しの話題提示のあり方を分析し、
その機能の諸相を明らかにする。

(4)
本研究では、日本統治期台湾の初等国語教科書における一人称代
名詞の用法を調査し、国定教科書との比較を通して、その資料性を
考察する。初等国語教科書は国定教科書の影響を強く受けていると
されるが、一人称代名詞の用法から、日本統治期の台湾に即した性
格も持つ近代語資料であることを述べる。

(5)
現在「日本語」と呼ばれる言語が歴史を通じてどう呼ばれてきた
かは日本語研究に携わるすべての者にとって重要な問題のはずであ
るが、その真相はほぼ未知、未解明である。日本語の呼称の歴史全
体を可能な範囲で明らかにしたい。
考察を通して、『日本国語大辞典』に欠けている最も重要な項目
も明らかになる。

※参加費として、1000円(学生:500円)を頂きます。
※発表大会終了後に、懇親会を行ないます。
(会場:関西大学キャンパス内「チルコロ」)
会費は、一般5000円、学生4000円です。
ご参加をお待ちしております。

第362回日本近代語研究会

2019-03-30 11:35:17 | Weblog
第362回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


日 時:2019年4月20日(土)15時~18時

場 所:国立国語研究所 3階 セミナー室
https://www.ninjal.ac.jp/utility/access/

発 表:上田万年をマンネンと呼ぶは礼か非礼か
―近代日本における〈名の字音読み〉習俗の人称―
明治大学大学院生 三浦 直人氏

要 旨:上田万年の名を例に、明治から昭和戦前期における
〈名の字音読み〉習俗の実態に迫る。従来この習俗は、
直接的な呼びかけを避けた敬称であると考えられてきたが、
実際には、人称によりニュアンスが異なることが分かった。

※ 参加は無料です。
※ 終了後、懇親会を行ないます。
※ 6月以降の例会についての情報は、4月上旬にお知らせする予定です。

第361回日本近代語研究会

2019-03-11 12:10:45 | Weblog
第361回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時:2019年3月23日(土)15時~18時

場 所:明治大学駿河台キャンパス
アカデミーコモン8階 308G

http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
※いつものリバティタワーやグローバルフロントではありません。
ご注意ください。上記URLの案内をご参照ください。

発 表:「気味」の史的変遷―形容表現の獲得を中心に―
埼玉大学 池上 尚氏

要 旨:中古から中近世における「気味」の使用実態を明らかにし、本来、
嗅覚・味覚情報を表していた名詞が、「気味(ガ)悪イ」
「イイ気味(ダ)」のような形容表現を獲得するまでの意味・用法
の変化について考察する。

第360回日本近代語研究会

2019-01-21 21:09:36 | Weblog
第360回日本近代語研究会を、下記の通りに行ないますので、
ご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


日 時:2019年2月23日(土)15時~18時

場 所:明治大学 中野キャンパス 高層棟2階 208教室
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/nakano/access.html
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/nakano/campus.html


発 表:近代翻訳小説における無情物主語文の翻訳
明治大学大学院生 仲村 怜氏

要 旨:近代に西洋語の翻訳を行うことで取り入れられた表現の一つとして
無情物主語文が挙げられる。本研究では、動詞の他動性や名詞の性
質などに着目し、明治中期以降の翻訳作品における無情物主語文の
訳出/非訳出の決定要素を明らかにする。

※ 参加は無料です。
※ 終了後、懇親会を行ないます。
※ 3月例会は、3月23日(土)に明治大学駿河台キャンパスにおいて行な
われる予定です。