残念ながら法律には必ず時効があります。殺人にも時効がある。
遺族の方の気持ちは、とてもわかるものではないだろうが、少しはわかる。犯人の気持ちも少しは分かるようにも思う。
あの犯人が小さくなっておどおどしてだれかまわず泣いて詫びる様子があると話は変わってくるが、あの様に横柄で何を威張っているんだろうという状態では確かに時効という理不尽な物があるんだな、と感じざるを得ない。
日本は法治国家である。
リンチや人を欺くようなことはしてはならないが、こんな今の時代法律なんてくそ食らえ、ばれなければ何をやってもいいんだという最近の風潮がある。最近というわけではないかもしれない。
法律をこと細かく決めれば決めるほど隙間を探そうとする輩も出てくる。
その犯人は殺人犯ということをかくし、不当に世の中にいて、勤め先を不当だまして給与をもらい続け、不当に退職金をもらい、何よりも不当に遺体を遺棄していた。
殺人犯として逮捕される法律からは時効の壁で逃れたが、殺人犯の犯人ではないということではない。殺人を許してもらったというわけでもない。許してもらえるかどうかは被害者の世の中に対して問わなければならない。
殺人犯自信が自分を許したり処罰することは出来ないのである。