goo追撃コラム&取材メモ【予備サイト】

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2009年07月14日 | 長  野  県  政

          追撃コラム&取材メモ

          (旧 田中県政追撃コラム) 

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足利事件─国全体のシステム機能不全

2009年06月11日 | 事件・裁判

弁護団が仕切った釈放会見
池本裁判長逮捕!を叫ぶ田原総一郎

▼冤罪加害者のやり得を許すな
足利事件をみていると、この国に正義はあるのだろうかと思う。大きな事件の背景には社会の矛盾や問題が凝縮されている。

犯人とされ、17年半ぶりに釈放された菅家利和さんのテレビ出演の様子を見ていると口下手な人のようだ。長期にわたる不当な拘束の後でもそれに対する怒りを表明する言葉は十分とは思えない。見ているこっちが、いらいらするほどだ。
私だったらあんなことではすまないだろう。いかにひどい目にあったか、警官や検事の実名を織り交ぜてズバズバ言っただろう。それぐらい当然だ。
冤罪がなくならないひとつの大きな理由は、被害者が建前にすぎるからだ。もっと本音で怒りをぶつけなければ冤罪加害者たちは反省しない。冤罪加害者がもっとも恐怖する検察官は被害者だ。冤罪加害者のやり得がつづいている限り冤罪はなくならない。

菅谷さんのテレビ出演は、本来の目的とは裏腹に、取調べの過程でも警察にいいようにされたんだろうな─ということを視聴者に印象づけるものとなった。菅谷さんのしゃべりでは警察のひどさはちっとも伝わってこない。正直で気のいい人なんだろう。警察はこういう人を狙い撃ちにする。

警察、検察、さらには裁判所までがそうぐるみになって菅谷さんを犯人にでっちあげた。さすがに世論の批判も強いが、事態の深刻さを考えればまだまだ足りないぐらいだ。
警察は真犯人を捕まえることより、書類上犯人を捕まえたことにする─のにしばしば血道をあげる。この場合重要なのは書類上”犯人”に見えることであり、真実に犯人であるかどうかはたいして重要でない。できれば真犯人であった方が好ましいが、それも書類上の手間が省けるため─というのが役人である警官、検事の性癖というものではないか。

警察も検察も役所なので、真実追及のために未処理事件を抱えているより、真実はどうであれ、処理済にしておいたほうが書類上体裁がいい。そのために無辜のものが犯罪者の汚名をかぶせられることになる。

▼弁護団が仕切った釈放会見
釈放後の会見で目についたことがある。それは質問者がマスコミではなく、弁護団だったことだ。そうテロップが出ていた番組があったが、気づいた人はどれぐらいいただろうか。菅谷さんが釈放された6月4日の午後11時台のTBSニュースの中でのことだ。
このような事件の釈放直後の会見を、マスコミでなく弁護団が仕切るのはそれじたい異例でニュースでもある。だが、これについて触れたニュースも解説もない。あのテロップはTBSの良心か、それともいい訳だったのか。

この事件は一義的に警察、検察、裁判所の問題だが、それをチェックするのがマスコミの役目で、マスコミはその役目を十分に果たしていなかったことになる。これは弁護団のマスコミ不信の表れではないだろうか。その後の佐藤博史弁護士の発言も注意深くみているが、こういう場合お決まりのように出てくるマスコミへの感謝の台詞は私が見ている限りではない。

菅谷さんが千葉刑務所から釈放されるときに乗っていた緑ナンバーのワンボックス車はテレビの取材車によく使われるタイプのものだ。日本テレビ系列のニュースで車内から撮った映像があったので、日テレ提供の車に菅谷さんは乗って釈放されたのだろう。そのせいで菅谷さんの囲い込みに成功し、中身はどうか知らないが、放送時間も日テレが長いようだ。

▼池本裁判長逮捕!を叫ぶ田原総一郎
7日のテレビ朝日サンデープロジェクトでは、DNA鑑定の見直しをしなかった池本寿美子裁判長を「こんなのは逮捕だ」と田原総一郎氏が二度にわたって叫んでいた。たしかにそのとおりだが、一般メディアでの発言にしては過激でもあり、なんらかのリアクションが出るのではないかと思ったが、ほとんどないのはどういうわけだろう。

日本でもっとも影響力あるジャーナリストが視聴率の高いテレビ番組の中で、裁判官を逮捕だ─などと二度にわたって叫んだのにこれに対してリアクションがないのは不思議だ。

これに限らず、同種の冤罪事件や未解決事件は多い。ことは一冤罪事件の問題ではない。日本は国全体のシステムが機能不全に陥っているようだ。これを変えるには、権力の支配構造を根底から変えるしかない。


五輪聖火リレー・善光寺、意外な”辞退”は仏教界からの圧力

2008年04月26日 | 善光寺・オリンピック

 僧侶が抗議の「チベット追悼法要」←辞退ないのを見越して
 ルート変更なしの理由は、ランナーを減らせないから

北京五輪聖火リレーが長野市で26日に行われるが、スタート地点になっていた善光寺が18日に辞退を表明したのには驚いた。海外での聖火リレーへの風当たりが強くなり、混乱も報じられている中で善光寺はどうするのだろうと注目していた。ぎりぎりまで決断がつかず、そのまま時間切れで断ることもままならず、ずるずるとスタート地点になるだろうと思っていた。too late too little が習い性になっている我が国で、早い時期でのこの決断は私には意外に思えた。

なぜかといえば、すでに追撃コラムで書いているように、善光寺にはこんな大問題があっても、なかなか断を下せないでいるからだ。

善光寺・小松貫主”不倫メール”問題で街宣車出動! 2008年01月18日
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51881043.html

この問題はもう4年近くたつのに解決の道筋がみえていない。それというのも、善光寺の偉い人たちの優柔不断が原因だ。彼らはここでは too late too little を実践している。その人たちが聖火リレーの問題でスタート地点を断るとは思えなかったのだ。

▼板ばさみ状態の善光寺
善光寺は板ばさみ状態だった。辞退すれば中国からにらまれる。辞退しなければ、チベットの仏教徒を見捨てるようなことになる。辞退を決断した善光寺の幹部は苦渋の決断だったと語っている。宗教をとるか政治をとるかの判断だった。
善光寺内部では外国での聖火リレーの様子をみて、辞退するべきだという意見は当然あったが少数だった。大勢にはなり得ないと思われていた。

私が聞いたところでは、善光寺に辞退を求める意見は殺到していたが、16日の時点では辞退を考えているようすはなかった。対応に追われて、てんてこ舞いしているだけだった。
善光寺事務局に、今後どうするのか?会議でもしているのか?と聞いたら、この件で特別に会議をしていないと言っていた。
私が驚くと、あわてて「ただし、普通の会議や会話の中では話には出ています」と補足していた。

ここで勘違いしてはいけないのは、
辞退となったのは世論の抗議があったからではない。それも多少は影響したかもしれないが、そんなことで態度を変える人たちではない。もし世間体を気にするなら小松貫主の問題で、もっとはやくけじめをつけているだろう。

日本コカ・コーラ、レノボ・ジャパンの聖火リレースポンサーは17日、自社企業の広告を付けた車両のリレー車列への参加をとりやめると発表している。善光寺の辞退はこの発表のあとニュースになっているので、スポンサーの動きを見て善光寺が辞退を決めたと思う人がいるかもしれないが、それは早計だ。世間の空気とは別のもので善光寺は判断しているようだ。

▼辞退決断は仏教界の圧力
辞退を決断させたのは日本仏教界からの圧力のようだ。ことは一善光寺の問題ではすまなくなっていた。聖火リレーのスタート地点として善光寺のニュース映像が世界に流れれば、それは日本の仏教界が中国を支持したことを世界にメッセージすることになる。それでは困ると考えた人たちが善光寺に意見を言ったようなのだ。この場合の圧力は傍観しているよりはるかにいい。

もし善光寺を背景に騒動が起こり、血が流れればその影響ははかり知れない。混乱を防ぐための警備は厳重だが、その厳重さが善光寺にとってはありがた迷惑だろう。機動隊に厳重に守られた聖火が善光寺にあるという図、それ自体が宗教施設の善光寺にはなじまない。

▼中国大使の厳戒警備要請が善光寺の辞退に
中国の崔天凱駐日大使が11日長野県警本部を訪れ、石井隆之長野県警本部長らと会談し警備協力を要請した。県警はこの数日後、警備態勢を他県警などの応援を含めて3000-4000人規模に大幅に増強する方針を固めた。
1998年の長野冬季五輪の際は最大6000人態勢だったが、今回は半日のリレーだけでこの大規模な陣容となる。石井隆之本部長が伴走車に乗り込んで陣頭指揮を執る方針だがこれも異例だ。
長野県の警官の総数は約3300人で、その7割に当たる約2300人を動員する予定。人が足りず、県内各署の中には泊まり勤務態勢の警察官を削ってまで対応する署もある。交番相談員など警察官OBらの協力も得る体制なのだが、そこまでする必要があるのだろうか。たかが聖火である。消えたらまた点ければ済む話でもある。それようの準備もしている。混乱といっても、たいしたことはないだろう。過剰になるのは考えものだ。
善光寺の辞退の一因は皮肉にも中国大使が要請した、この大規模警備にあるともいえる。

▼聖火リレーの政治利用が裏目に
今回の北京五輪聖火リレーは、かつてないほど大規模に世界各地をまわる。五輪開催地ということで長野市が選ばれたのなら、2年ごとに五輪は行われているので、これまでに4回その機会はあったわけだが、他国の聖火リレーが長野市で行われたのは今回が初めてだ。
中国は五輪リレーを政治的に最大限利用しようとした。世界各地で混乱が生じているが、それは中国の政治利用が裏目に出ているだけではないのか。

チベット支援集会と旗写真は25日に長野市内の南千歳町公園で行われたチベット支援集会で、チベットの旗を掲げている人たち。
見慣れないチベットの旗だが、これを機会に多くの人の記憶に残るのではないだろうか。(写真をクリックすると拡大する)

 

▼善光寺僧侶も辞退は想定外
聖火リレーが行われる26日の朝から善光寺の本堂で、チベット暴動犠牲者の追悼法要が行われる。
善光寺:聖火リレーに合わせチベット暴動犠牲者の追悼法要
http://mainichi.jp/select/today/news/20080422k0000m040070000c.html
マスコミ記事にはこんなことまで書かれていないが、これは辞退されなかった場合のことを考えた善光寺の有志僧侶が抗議の意味を込めて行うものだ。
善光寺の僧侶でさえ辞退しない可能性が高いと考えて、ずいぶん前から計画していた。善光寺の辞退は想定外だが、いい方向に予想が外れたことになる。

▼ルート変更しない理由
善光寺が辞退したのだから聖火リレーのルートも半分ぐらいに短くなると私は思っていたのだが、全長約18キロに及ぶルートはほぼそのままだという。
聖火リレールート
http://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/taiiku-miti.pdf

その理由を関係者に聞くと、聖火ランナーが80人いるのでその人たちをがっかりさせるわけにはいかない─と説明する。18キロというと長いようだが、80人で割ると1人約200メートルほどになる。晴れがましい舞台にしてはあっという間だ。それを削るのは確かにむずかしそうだ。一般ランナーは3月に長野市のホームページや広報で募集し、約300人が応募し40人が選ばれた。
聖火ランナーへの配慮はいいのだが、世界がどう見るかもう少し考えたほうがいい。
反対の立場の人たちの視点に立てば、善光寺は辞退したのに長野市は予定も変えずに厳重警備で強行するのか?ということになる。
情勢が緊迫しているのだから人数を減らすか、走る距離を少なくすればいいと思い、聖火リレー担当者にその旨提案してもみたのだが、その両方とも長野市は考えていないようだ。今のところ辞退者もいないようだ。

長野市のホームページに聖火ランナーの名簿がある。
http://tinyurl.com/4okn8y

上にある「長野市実行委員会選出ランナー」というのが長野市分の枠だそうだ。
あまり有名でないオリンピック選手やメダリストがいる。板倉敏和長野県副知事や酒井登長野市副市長の名もある。
下の「主なランナー」はオリンピック関係の有名人がならんでいる。萩本欽一さんや星野仙一監督の名もみられる。


▼聖火ランナー辞退理由を語らない青山アナ
この中で走るのを辞退したのはNHKの青山祐子アナウンサーぐらい。青山アナは新人時代は長野放送局にいて、長野五輪放送要員といった感じでテレビに出ていた。長野市内のそば屋などで何度か見かけたこともある。

善光寺辞退のニュースはNHKが一番早く報じた。18日夜のNHKニュースではトップの扱いで、10分程度の時間をこれに費やしていた。取材にもそれだけ力を入れていたということだろう。NHK記者の取材の動きに善光寺側が触発されて事態を理解した面もあるようだ。

青山アナの辞退はスポーツ紙でニュースになったが、善光寺辞退のニュースを報じる青山アナが自身の辞退についてNHKニュースの中で触れることがなかったのは違和感が残った。こっそり辞退したかったということか。長野には縁も思い入れもあったはずだ。だからこそランナー出場しようとしていたわけで、それなのにこのニュースを語るときに何も言わないのは不自然だ。放送に携わるものとして自身の行動の説明はしっかりするべきではないだろうか。
青山アナの辞退は業務命令なのか自分の意思によるものなのか知りたいところだ。
ちょっと脱線するが──。
青山アナはNHKニュースの看板「ニュースウオッチ9」でメインキャスターを張っている。スポーツ担当から昇格しての抜擢だが、スポーツを担当していた頃ののびやかさがなく、画面からは緊張感が漂ってくる。見ているこっちが失敗しやしないかとはらはらさせられることが多い。
ダイエットでもしたのか、それとも年齢のせいなのか、以前のふくよかさがなくなり顔に険がでている。ちょっと前と今ではまるで別人のよう。よく似た違う人かしらん、と思うほど。

▼町内会感覚の長野市当局
善光寺が辞退したのに、長野市はルートも変えずそのままだと、中国支持のメッセージを発したことにならないか。五輪開会式ボイコットを呼びかけている「国境なき記者団」(本部・パリ)はあす長野入りする。他にも個人で反対するために長野に行く人はいるだろう。だが彼らは、まさか、聖火ランナーへの配慮からルートを変えないとは思わないだろう。長野市の対応には国際的視点はなく、町内会の運動会を運営する感覚でやっているような気がする。

聖火はその周囲を百人前後の警官に守られ移動する。これでは護送ではないかという批難の声も出ている。市民を遠ざけるかたちで聖火リレーは行われる様相で、オリンピック精神などどこかに吹っ飛んでしまっている。


再議決阻止の妙案→民主党は、政権とったら値下げ─を公約すべき

2008年04月10日 | ガソリン税

 再議決は正当性に疑義がある
 すべきでないし、造反でできない

ガソリン税の暫定税率は期限切れとなり、価格は下がった。政府与党は4月29日以降、衆院で再議決をするといっているが、そんなことはすべきでないし、造反議員が出てできないだろう。

今の衆議院自民党の多数議席は、2005年9月に小泉首相のもとで郵政民営化が争点で行われたときに得たものだ。郵政とは関係ない問題で再議決するのは大いに問題がある。

ガソリン税問題は国民に大きな影響を与える問題だ。どうしてもというなら選挙で民意を問うべきだ。それをしないなら去年7月に行われた参院選で多数を占めた民主党の意見を尊重するのが憲政の常道だろう。

今年の1月にも新テロ対策特別措置法でも再議決は行われている。56年ぶりのことだという。めったに起きないこと、やってはいけないことが立て続けに起きていいものだろうか。

再議決は限りなく無法に近いものだ。参議院の意思を衆議院がひっくり返せるのは、衆議院には解散があり任期も参議院より短く、それだけ民意を反映していると思われているからだ。だが、現状はご存知のとおり参院のほうが民意に近い。再議決をする正当性に疑義がある。
こう考えれば、いかに憲法に規定があるからといってそう無闇に乱発していいものではない。

再議決には3分の2以上の賛成が必要だが15~16人の議員の造反があれば成立しない。多くの国民に喜ばれているガソリンの値下げを元に戻すようなことは実際問題できないのではないだろうか。

▼政権とったら値下げ─を公約すべき
民主党は先手を打って再議決を封じ込めるべきだ。いい方法を思いついたのでご披露したい。
もし、再議決しても次の総選挙で民主党が政権を取ったらガソリン税は廃止すると今から公約するのだ。これは一石二鳥の効き目がある。

次の選挙は民主党有利というのが大方の見方だ。自民党もそう思っているから解散ができないでいる。すると自民党の良識的議員は値上げしてもまた値下げになるなら無駄だからやめようか─という気になる。また、選挙に弱い議員も世論の反発を恐れて再議決に消極的になる。
世論も民主党がそう言っているのだから、と自民党に再議決するなと圧力をかけることになる。


いまの自民党は一応は政権党だが、選挙をすれば負ける見込みが強い虚構の政権党だ。世論の支持のない政党が惰性で政権を握っていることが混乱のもとだ。はやく解散して正しい民意のもとで政治を行うことがニッポン再生の王道だ。今のままでは混乱は増すばかりだ。自民党は日本を不法占拠しているようなものだ。


ガソリン税は麻薬、混乱は禁断症状

2008年04月09日 | ガソリン税

  ムダな道路造りの仕組みを変えるためにも廃止すべき
  右へならいのマスコミに言論の多様性はない
  最値上げは悪徳業者の思うつぼ

▼福田首相の too late too little
福田首相は3月27日になって道路特定財源の「2009年度からの一般財源化」を言い出したが too late too little の典型だ。遅すぎるし、少なすぎる。
今さら一般財源化するといっても不十分だし、税率を下げるとは言っていないので野党の反応は冷めたものだ。与党内からも「聞いてない、福田首相が勝手にやってること」という声まで出た。
去年夏の参院選で民主党が多数を占めた時点で今日の事態は想定できたわけで、それをいままで放置してきたきたことの責任は大きい。
ガソリン税はそもそも暫定だ。いつかやめるときが来るのはわかっていたはずだ。それなのにそのときのことを政府が考えていなかったことが今の混乱の元にある。
混乱が起きるからこのままガソリン税を続けよう─みたいなことを政府与党は言っているが、服に身体のほうを合わせろというようなもので話が逆だ。やめる気があったのか?と思う。
来年、福田さんが首相でいる可能性はほとんどない。その人の約束にどれほどの意味があるのだろうか。
だが、各新聞の社説は揃ってこれを評価している。

▼右へならいのマスコミ
各紙社説は「混乱を回避せよ」といった論調で右へならいだ。自民党の”現実的対応”に理解を示し、野党に妥協を迫るものとなっている。これを政府与党は利用している。民主党はマスコミ批判をタブー視して反論できないでいる。
国会であれだけ対立している問題で新聞論調がみな同じというのは不思議なことだ。半々ぐらいに意見が分かれれるのが健全な姿だが、我が国マスコミにそれを求めるのはないものねだりだ。読者のほうもこの異常さに慣れていないか問いたい。現状追認ならマスコミはいらない。批判のためにマスコミはある。
過去に遡れば我が国マスコミは大きな問題になるといつも歩調が一致する。他紙と違ったことを言ってはずれたら困る─という横並び意識が根底にあるのだ。一紙ぐらいガソリン税廃止を主張してもいいはずだが、そういうものは見当たらない。ここに言論の多様性はない。これでは新聞はいくつもいらないではないか。
社説比較サイト
http://massacre.s59.xrea.com/othercgi/shasetsu/index.xcg?event=565

▼民主党はマスコミ批判をすべき
野党と与党の言い分が真っ向から対立している。互いに批判しあっている。どっちの言い分が正しいのかわからない国民が多くいる。マスコミがどう報じるかが大事だが、マスコミはいつもの通り中庸だ。中庸は中立ではない。声の大きなほうに引っ張られ、現実重視路線をとっている。一時的にはそれでいいかもしれないが、長期的にみたらガソリン税が今のままでいいわけがない。
民主党はマスコミを批判すべきだ。政治家はしっぺ返しを恐れて、内心では不満でもマスコミ批判をしない。しかし、マスコミは批判に弱い。批判に慣れてない。政党が性根をすえてマスコミ批判をしたらマスコミは困るだろう。マスコミは一種のアンタッチャブルになっている。これはおかしなことだし、日本国のためにもならない。マスコミを批判するのも政治家の使命だ。

▼ガソリン税は麻薬、混乱は禁断症状
ガソリン税はこれまでその恩恵に与っていた人にとっては麻薬みたいなものだ。止めろと言われても、おいしすぎるのでなかなか止められない。中毒のようになっている。混乱といわれているのは、言い換えれば禁断症状のようなものだ。いままで長年やっていたことを止めれば影響はあるに決まっている。だからといって、それを避けていては、手術を嫌がる病人の治療をしないようなものだ。ときには苦い薬を呑まなければ病気は治らない。

▼最値上げは悪徳業者の思うつぼ
政府与党はすでに最値上げを口しているが、これこそ混乱の元で売り惜しみを招くものだ。最値上げは悪徳石油業者を利するばかりで、弱いものいじめとなる。せっかく下がっても短期間の間にまた上がるかもしれないとなったら、あくどい石油業者はどうするか。蔵出し税を上積みした価格を最大限遅くまで表示し、その一方暫定税率復活となったら直ちに価格に反映させるのではないだろうか。ガソリンに色はついていない。消費者には課税されているものかどうかの見分けはつかない。ものの値段は下がるのは時間がかかるが、上がるときはすぐだ。
再値上げが、”あるかもしれない”というだけで売り惜しみは起こる。こんなことを今から口にする政治家は国民のことなど考えていないのだろう。石油業者を選べる都市部の住民はまだいい。しかし、田舎に住んでいるものは選択の余地が少ない。結局高いガソリンを買わされるはめになるだろう。
ものの値段が1ヵ月の間に約25円も上下するのは経済常識ではあり得ないことだ。それを政治の都合で引き起こしたらどうなるか?というのは未体験ゾーンで意外なことが起こるかもしれない。

▼道路造りの仕組みを変えるべき
ガソリン税は道路が本当に足りなかった時代に、全国規模で道路を造るためにできたものだ。地方の道路が足りないというのなら、それはガソリン税とは別の手当てをすべきだ。いまのままの体制ではいつまでたっても地方の欲しいところに道路はできないだろう。道路は政治家の力関係で優先順位がつけられているのは否定しがたい事実だ。
道路族議員のドンといわれる古賀誠選対委員長の地元福岡県八女市上陽町にある「朧(おぼろ)大橋」は地元民の間では「誠橋」と言われている。
全長293メートルで総工費約43億円。町道の一部として建設したが、国や県が費用を負担して町の負担はない。通行量は1日2000台を見込んでいたが実際は1日200台だと国会で議論にもなった。無駄な橋の見本だろう。こういうものがあっちこっちにあって、ガソリン税が使われている。道路族議員が自分たちの都合のいいようにガソリン税を使える仕組みを変えなければダメだろう。

▼混乱しているのは行政側
混乱といわれているが、混乱しているのは行政側で、国民はたいした混乱はない。強いて言うなら、期待感があるぐらいか。これは活力に分類すべきもので混乱とは呼ばない。
地方自治体はガソリン税を見込んで予算を組んでいるので混乱する─といわれているが、実際そんなことにはならないだろう。予算を組みなおすのに担当者が残業する時間が増えるぐらいか。足りなければなんとかするのが役人の腕だし、そういうことをさせたらうまいのが役人だ。なかったら使わなければいいだけの話だ。実際、ガソリン税不要をいう中川暢三市長がいる兵庫県加西市では、その分の予算がなければ予算を組みなおすだけだ─とこともなげに言っている。
国民が混乱するわけではなく、税金を使う側の役人が慌てているだけではないのか。

▼老タカ・村井知事のでしゃばり
長野県の村井知事はこの問題で3月24日急遽会見を開き「このままでは国民生活が混乱する」という緊急声明を発表した。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20080324.htm
元官僚らしい村井知事の発想で、25円安くなる国民からの視点はない。一地方の知事が緊急に会見を開いてこういうことを言うのも珍しいことだ。なぜにこんなことを急にやりだしたのか不可解だ。国会議員時代の、仲間への援護射撃のつもりなのだろうか。言動全般をみていると、村井知事のタカ派体質がうかがえる。高みから国民を善導してやらなくては─といった思いがにじみ出ている。県民目線というものはなく、支配者意識の強い人だなと改めて思った。
村井知事の役目は田中康夫を長野県知事の座から引きずりおろすことだった。それ以上のことは誰も望んでいない。へたにやる気など出されるのは迷惑だ。反対が少ない人─ということで選ばれたにすぎない。自民党だけでなく、民主党支持者の票も多く流れている。こういうことをすると民主党の反発をかうだろうが、次はないと本人は思っている。だから、批判を恐れない。批判を恐れない政治家というのは何をするかわからない。
田中康夫が似非ハトなら村井さんは老いたタカか。


大阪府知事選・橋下圧勝は相手が弱すぎたから

2008年01月28日 | 国 政

 知事になるのが目的の人
 期待は失望へと変わるだろう

TBSテレビは午後8時1分過ぎに橋下徹氏に当確を打った。投票箱を締め切ったと同時といっていい。出口調査の結果が圧倒的に橋下有利だったということだろう。

”子どもの笑顔”をスローガンにしたところなどは頼りないが、それでも勝てたのは相手候補が弱すぎたということだろう。子どもをネタにするのはある種の逃げだ。難しいことがわからないので誰にでもわかり、否定しようがない子どもをダシにしたようなものだ。作戦としてはレベルが低い。

実質的競争相手はこのふたりだったがパッとしない。
元大阪大大学院教授、熊谷貞俊氏(63)民主、社民、国民新党推薦
弁護士、梅田章二氏(57)共産推薦

演説に迫力はないし、無党派層から見れば魅力がない。橋下氏相手なのだからもうちょっとマシな人はいなかったのだろうか。こういう人を擁立する民主党のセンスを疑う。

小沢一郎民主党代表は、大事な国会採決を放り投げてまで応援にいったのだが、そんなことをしたら逆効果だと思わなかったところが痛い。大阪での応援演説には田中康夫も一緒のニュース映像が流れていたが、ここに田中康夫がいることにも違和感が漂う。
いまや有名人が政治に乗り出すのは珍しいことではない。有権者のほうも慣れているのでチェックが厳しくなっている。人寄せ効果は期待できるだろうが、それだけではだめなことに気づくべきだ。

自民、公明両党は党本部は橋下氏への推薦・支持を見送り、地方レベルは推薦、支持というねじれ支持だった。これは一見ややこしいが作戦的にはいいものだった。地方選挙で、中央の支持はあんまりありがたくない。実際動くのは地方の組織だ。


橋下氏は「大阪を全部変える」といって当選したものの、変えることはできないだろう。それはスローガンであって橋下氏の本心とは思えない。橋下氏の望みは政治家になることであり、たまたまタイミング的に大阪府知事選があり立候補し、当選したにすぎない。そもそも直前まで2万パーセント出ないとまで言っていた。

当選してしまったので彼の望みは達成された。あとは大過なく過ごすことが最重要課題となる。大阪府議会与党と関係良好なのがここで生きてくる。しかし、それは橋下新知事にとってはプラスだろうが、彼に投票した無党派有権者にとっては必ずしも好ましいことではない。期待は遠からず失望へと変わるだろう。

私は有名人が知事になった場合の悲惨なケースを長野県の田中県政で取材してよく知っている。
有名人は有名人なので、なにごとも自分主導でやりたがる。これがいけない。行政は組織で運営されている。個人の力量ではいかんともしがたい。橋下新知事は大阪府庁の官僚をうまく使いこなせないだろう。

地方行政は地味で複雑な問題が絡み合っている。38歳の橋下氏にそれができるとは到底思えない。というか、彼にはそんな地道なことをやる気はないだろう。議会与党というありがたい応援団もついている。面倒くさくなれば彼らに丸投げするのが賢い方法だ。みたところそんなにアホではないようだ。彼なら賢い選択をするに違いない。問題は、いかにしてあからさまにならないようにするかだけだ。そういう場合の言い訳はうまそうだ。

 

戦々恐々、大阪府庁 財政に難題山積 橋下氏当選(朝日新聞) - goo ニュース


善光寺・小松貫主”不倫メール”問題で街宣車出動!

2008年01月18日 | 善光寺・オリンピック

週刊新潮に「偉い坊さん批判するな」と
お相手女子アナは辞める気配なし

昨年、10月31日(水)発売の週刊新潮 11月8日号 にこんな記事が載った。

善光寺 貫主さま「善光寺貫主さま」が3人の女性と交わした〈絵文字入り〉「不倫メール」
http://tsutaya.zassi.net/magazine/23/22050/
ここから見出しのみ立ち読みできる。本文はぼかされている。
「素晴らしい交情の一時」「貫主不適格の烙印」

これではつまらないという方は、この追撃コラム記事最後の(あるいは直にここ→)続きを読むをクリックして記事全文画像を読んでいただこう。(このまま下にスクローしてもOK)
善光寺トップのえらいお坊さんがこんなことしていいのか─という話だが、それだけではなく別の問題も起こっている。

この記事が出た2~3週間後に東京の新潮社に街宣車が登場し、
「えらいお坊さんのことを悪く書くのはけしからん」
とやったのだという。
週刊新潮はいろんな記事でしょっちゅう訴えられているので、そういった意味では慣れっこになっているが、街宣車というのは最近はないらしい。その日社内に居合わせた社員は何事かとその街宣騒動をみやっていたという。街宣車は一度だけでなくそのあと別の日にも行ったという。
さすがに善光寺トップのえらいお坊さんともなると、その威光はいろんなところに及ぶらしい。

「善光寺 小松」で検索すると楽天やヤフーオーのオークションで小松玄澄貫主のありがたい書が掛軸になって売りに出されているのがわかる。朝日新聞や長野の地元紙信濃毎日新聞の広告でも同じようなことは行われている。どちらも”限定販売”となっているが、いつまでたっても売り切れることはないようだ。20万円から50万円近い値がついている。
生き仏とされる人の書がこのようなかたちで売られているのは、ありがたいようなありがたくないような─。


1月16日(水)、信濃毎日新聞に下の見出し記事が載った。
小松貫主クリーンな年に…願い込め福升に筆 善光寺大勧進貫主
http://www.shinmai.co.jp/news/20080116/KT080116FSI090002000022.htm
上のことなどまったく眼中にない記事だ。おどろくではないか、信毎は週刊新潮を読んでいないのか?いくらなんでも、街宣車と何らかのかかわりがあると想像される御仁のことをこのように扱うのは一流地方紙としてまずくないか。
「クリーン」だとか「偽り」という言葉も登場する。いったいどこがクリーンなんだろう、偽っているのは誰なんだ─といいたくなる。
記事は時節ネタで、節分の準備をする小松貫主の様子を写真入りで書いたものだが、これは何も小松貫主である必要はなく、ほかのお坊さんであってもいいわけだ。わざわざ火種を抱えた人物を登場させることはない。普通は避けるものだ。信毎のセンスを疑う。
信毎の考えそうなことは
「なにも事件になったわけじゃあるまいし、いいじゃないか」
といったことなのだろうが、新聞は法に縛られるものではない。法律になじまない問題を扱うところにジャーナリズムの存在意義がある。法ですべてカタがつくならマスコミなんていらないわけだが、そこが信毎はわかってない。

可能性としてだが、
元気のいい新聞なら以下のようなことはある。
近々逮捕されるという情報を得て、その人物の近影を撮るために、どうでもいいインタビュー記事などを無理にこさえて、逮捕されたあとになって
「のうのうとインタビューに応じる○○容疑者」
なんて記事を書くことはある。これは政治家や問題商法の代表者の場合にある。
しかし、お行儀のよさが取りえの信毎がそんなガラの悪いことをするはずもない。ここは素直に信毎のレベルの低さと理解すべきだろう。

信毎は週刊新潮は読んでいても、街宣車のことまでは知らない。街宣車まで登場したとあってはさすがに慌てるのではないだろうか。

こんなスキャンダルが出たのは今回が初めてではない。3年前にもこんな記事が出てている。月刊誌だったので地味で気づかない人も多かったのではないか。
月刊現代2004年12月号
http://kodansha.cplaza.ne.jp/mgendai/mokuji/200412/main.html
月刊現代2004年12月 善光寺スクープ! 善光寺トップ71歳の「女とカネ」大醜聞
地元放送局美人キャスターをはじめ、流れる「艶聞」。自筆「書」の販売代金の非常識な行方……。善光寺のトップ・大勧進貫首のあきれた行状のすべて 
 

 


上の記事に出てくる地元放送局というのは
長野朝日放送 ABN
http://www.abn-tv.co.jp/
で、その美人キャスターというとこの中の誰かということになる。
http://www.abn-tv.co.jp/announcer/index.htm
40歳の大台に乗ろうとしている瀬戸際の女子アナなのだが、30歳以上も離れたご老人とそんな関係にあるなんて、にわかに信じがたい。
だが、信毎に掲載された小松貫主の写真を見ると、肌つやがよくてテカテカしている。とても74歳とは思えない。女性にはもてるのかもしれない。

問題の女子アナは今も同局の看板アナウンサーとして毎日のようにテレビに出てニュースも読んでいる。
辞める気配など全然なく、長野朝日放送のHPにはこんなページまである。
http://www.abn-tv.co.jp/announcer/kurata/profile.htm

酒好きらしく一度長野駅近くのお好み焼屋で見かけたことがある。
地方女子アナオーラを密かに発していて、
お酒飲みたい気分なんだけど、ひとりじゃなんだし、誰でもいいんだけど、君ちょっと付き合いなさいよ─といった感じで後輩男性社員を引き連れていた。


長野県はついこの間まで知事だった田中康夫も、改革を偽装したペテン師のようなものだった。知事やお坊さんは立派な人─というのは常識だったが最近はそれが通用しないどころか、まったく逆になっている。困ったものだ。
そういう困ったことがあったらマスコミが正す─はずだったが、そのマスコミまでこの体たらくではどうしょうもないではないか。

週刊新潮 11月8日号 記事画像の右下をクリックすれば2段階に拡大し、楽に読める大きさになります。

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小松貫主 記事3小松貫主 記事2小松貫主 記事1

 

 

 

 

 

 

 


日垣隆の 痩せ犬の遠吠えと弱いものいじめ

2007年10月21日 | 日垣隆が起こした問題

 まるで ボクシングの亀田一家なみ
 老元校長つるし上げ場面  YouTube音声アップ
 

    http://jp.youtube.com/watch?v=VQvdiVQmYMI

日垣隆が、また奇妙なことを書いている。週刊エコノミスト10月9日号の敢闘言で雑誌「創」(つくる)をけなしている。
http://www.tsukuru.co.jp/
創はマスコミが書かない問題を扱うことが多い雑誌で、そのためマスコミ業界でしばしば注目されることがある。マスコミを批判する貴重な雑誌だ。それを、お世話になっているものを叩くのはけしからん─みたいな書き方をしている。この感覚はおかしい。

敢闘言1日垣は「総会屋雑誌」と太字で書いているが、これは気に入らない雑誌にけちをつけるときの常套句のようなもので実態を示しているものではない。企業を脅して資金を得ながら左翼的な文章を載せていると書いているが、なんかおかしい。総会屋は暴力団などが関係していることが多く、たいてい右翼だ。左翼の総会屋というのはあまり聞いたことがない。けなすのが最初にあるので論旨が一貫しないのだろう。創はどうみても左翼なのでこんなけなし方になったのか。

北朝鮮を引き合いに出すのは、もう使い古されているので気の利いたライターは避ける。薄汚い言論にも限度と言うものがある─と書いているが、それはどっちか。

お笑いタレントの松本人志を「創」が批判しているのを個人攻撃だと怒っているようだが、有名タレントを批判するのは個人攻撃というのは違うだろう。それに松本に「氏」を付けているのは変だ。こういう場合タレントにいちいち氏を付けないものだ。

創編集長が批判を受け付けないと怒っているが、自分こそ批判から逃げているくせに、よくそんなことが書けるものだ。

日垣は長野県飯田高等学校生徒刺殺事件検証委員会委員のとき、こんなことをしているのだ。
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51035826.html
な、なんと日垣氏が県委員会出席に"遠回り" <WBR> 2004年03月01日
  東京から松本に行くのに長野経由で9往復 
   説明できずに取材拒否 知らない人とは電話しないーと
   「坊やは、おいくちゅかな?」と意味不明の返信メール
     <WBR>   <WBR>"基地外" <WBR>"ストーカー" と自身のメルマガで逆切れ

配達証明郵便が来たことで異常にびびっているが、請求書だってこれで配達されることはある。珍しくもない。それを、批判を封じ込めるためのものだの、言論で勝負せよだのと大げさだ。小心者の日垣らしい過剰反応だ。

日垣は「どっからでもかかってこい!」といった威勢のいいタイトルでコラムを書いたりしているが、これは弱い犬ほどよく吠える─というやつだ。日垣がなんでこんな騒ぎをしているのかと調べたら以下のようなことがわかった。

内容証明はどうやら、創の編集部員が辞めたことを日垣が曲げて書いたために出されたもののようだ。

有田芳生の『酔醒漫録』 2007/10/03
日垣隆の「創」編集長批判
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/10/post_9faa.html#comments
─抜粋─
「週刊現代」を読んでいてビックリ。日垣隆さんが「通といえば販」という連載で「表でマスコミを叩き、裏で媚びを売る」という原稿を書いていた。そこで雑誌「創」編集長を厳しく批判している。ここ2年ほど中堅編集者が次々と退社している原因は編集長の「独裁型」の仕事ぶりにあるという。日垣さんには法的措置を取るかもしれないとの配達証明郵便が届いたとあった。それは雑誌「WiLL」(9月号)でこう書いたからだった。「外で『言論表現の自由』とか偉そうに言っているくせに社内では完全独裁制を敷き、会議でも社員に発言さえさせず、退職金の未払いも山積して居直り、二〇〇七年七月には社員がほぼゼロ状態に突入、ついに街金にまで手を出した『創』」。ここまで指摘されたのだから、S編集長には次号で釈明をしてもらいたいものだ。

   ───────────────────

大石英司の代替空港 2007.10.10
日垣隆 <WBR>vs <WBR>創編集長
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2007/10/vs_096d.html
─抜粋─
日垣氏が佐高信を月刊WiLLで叩いた時に、佐高氏が寄稿している「創」に関してもついでに叩いたわけです(どう書かれたかは、有田芳生氏のブログに若干出ている)。それに対して、創の編集長の篠田氏が日垣氏側に内容証明を送ったらしい。日垣氏は、そういうものが送りつけられてきた、と更に日刊ゲンダイと週刊現代と、週刊エコノミストの三誌で叩き返した。内容証明が送られたというだけの事実をもって。

   ───────────────────

これに対して「創」編集長は今のところ音なしの構えだ。
篠田博之の「週刊誌を読む」 <WBR>
http://tsukuru.cocolog-nifty.com/shukanshi/

なぜ日垣がこんなことをやっているのか理解不能だが、佐高信氏への遺恨か?
日垣は佐高氏に批判されたことがあり、それをいまだに恨んでいて佐高氏と関係の深い「創」を坊主憎けりゃ、で噛み付いているということか。


ところで日垣隆はここでこんなことをしているのだが、この音声を動画投稿サイトユーチューブ(YouTube <WBR>)にアップしたのでぜひ聞いてほしい。話し声も弱々しい老齢の元校長を日垣が嵩にかかっていじめているようだ。http://jp.youtube.com/watch?v=VQvdiVQmYMI

第7回飯田高等学校生徒刺殺事件検証委員会 <WBR>会議録要旨
日 <WBR>時:平成14年11月23日(土)1:30~17:00
場 <WBR>所:県庁西庁舎 <WBR>403号会議室
http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/sigoto/gyousei/iida/giji7.pdf
18ページ

日垣委員
 ちょっとお待ち下さいって、前にもそうやって偉そうに遺族の発言を遮ったけれども、自分の責任下で殺された生徒の遺族に対して、どういう態度で、そういうことを言うわけ。それが“反省”した態度で言っているわけなの。まず聞きたいのは、どういうことを反省してるのか。何が失敗だと思ってるのか。遺族が発言しようとしているのを遮って、あんたが一方的に居直る権利がどこにあるんだよ。何を反省してきたのか。失敗した認識があるかって、まず聞いているんだ。それが全く感じられない。10年もあったんだよ、時間が。10年考えた結果というのを聞かせてもらおうじゃないか。


十年も昔の事件のことを口実に、老齢の元校長に些細なことで言いがかりを付けるような質問をしている。その場の空気は凍りつき、ほとんど吊るし上げか、査問のようだった。自分より弱い立場、反論できない立場のものにこんなやり方はない。

元校長が話しているところへ、いきなり割り込んで「遺族の発言を遮った」のはけしからんといっているが、これは言いがかりというものだ。日垣はどこかで文句を言ってやろうと、うずうずしていたのだ。遺族が発言する機会はいくらでもある。後でもいっこうに構わないのだ。一度口火を切ると怒りは加速するらしく、日垣の口調は乱暴でチンピラのようだ。

相手は反論できない立場にある。それにむかって嵩にかかって日垣は乱暴な言葉を浴びせかけている。日垣は小柄で、けんかなどすればすぐに負けるだろう。日垣をみていると口先だけで、実際戦うと弱いボクシングの亀田一家をおもいだす。

この場面は、この日たまたま私が傍聴に行ったとき遭遇しただけのもので、関係者の話ではこういうことはよくあったようだ。


金子勝・慶大教授、県委員解任問題─→ 騒動拡大の様相

2007年08月10日 | 長  野  県  政

        「天声人語」が大チョンボ!

長野県公共事業評価監視委員会委員だった金子勝・慶応大学教授の解任問題がこじれて騒ぎが広がりそうな雲行きだ。

2007年08月09日(木曜日)付の朝日新聞「天声人語」がこの問題について触れているのだ。
http://www.asahi.com/paper/column20070809.html
しかし、基本事実に触れない誤った認識の元に書かれたもの。

<任期半ばで辞職を勧告したという。うち1人の有識者は、意思確認もないまま解任されてしまった。>
と書かれているのだが、この有識者とは金子氏のことで、金子氏が不当に解任されたように書いているが、金子氏が一度も会議に出席していないことや、連絡先すら長野県に知らせていなかったことには触れていない。

<異質なものを排除しがちな時代への警鐘に、わが意を得たものだ。>
と書いているが、この問題はそういうレベルのものではない。思い込みによる勘違いというしかない。他のものならともかく、天声人語がこういう間違いを堂々と書くのを見ると脱力する。

朝日新聞のレベルの低さが一地方支局だけでなく、看板コラムにまでおよんでいることを自ら暴露してしまったことになる。ある長野県政関係者は、天声人語を笑っていた。


騒動はさらに広がる様相だ。金子氏は10日午前、長野県庁で土木部長に面会をする。後ろにテレビカメラをしたがえて。
どうやら、長野県内のテレビ局が金子氏とタッグを組んで、この問題を取り上げるということらしい。基本事実を忘れて悪乗りするテレビにも困ったものだ。

一方、これと反対の視点からこの問題を扱おうというマスコミの動きもある。これについて詳細は発表の段階でない。今はただ、今後の展開に注目を─とだけ言っておきたい。

朝日新聞  天声人語  2007年08月09日(木曜日)付

 近ごろの漫才には、「もうええわ」という言葉が頻発するそうだ。2人が掛け合い、話がかみ合わないと「もうええわ」。捨てぜりふを放って打ち切る。ここで客席はどっと笑うのだろう。

 こちらは笑ってもいられない。長野県に公共事業を評価監視する委員会がある。煙たい意見を述べる委員らに、県は「もう結構」とばかり、任期半ばで辞職を勧告したという。うち1人の有識者は、意思確認もないまま解任されてしまった。

 長野は昨夏、「脱ダム」を掲げた前知事から、ダムを是とする現職に代わった。県側は否定するが、勧告された委員らは「邪魔者の一掃か」と不信を募らせている。行政と漫才は違う。異なる意見に根気よく耳を傾けるのが、治の王道ではなかったか。

 「議論の必要なし、問答無用。こういう笑いに浸り続けるのは危険なことじゃないですかねえ」。落語の桂歌丸師匠が以前、本紙に意見を寄せていた。結びには「笑いに限った話ではありませんよ」。異質なものを排除しがちな時代への警鐘に、わが意を得たものだ。

 似たことは、国政にもある。安倍首相肝いりの、集団的自衛権をめぐる懇談会もそうだろう。メンバー13人をぐるり見渡せば、行使の容認に前向きな人ばかりだ。世論を分かつ大テーマなのに、異なる声を聞く耳はないらしい。

 論敵について、勝海舟が言ったそうだ。「敵がないと、事が出来ぬ。国家というものは、みンながワイワイ反対して、それでいいのだ」。おおらかさと懐の深さは、今は昔の無い物ねだりだろうか。

関連 追撃コラム記事
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51682155.html
朝日新聞、偏向記事のつくられ方──長野県が金子慶大教授を委員解任

  田中前知事が落選10日前に委任した県委員解任騒動
  一度も出席しないのに、解任けしからん─と最後だけ突如出席
  県部長名入り手紙を”怪文書”と口走る金子慶大教授の非常識 


田中康夫代表の、寒~~い、長野での初遊説 最前列に抜擢教育長

2007年06月06日 | 長  野  県  政

  集まったのは、コア支持者とマスコミだけ

夏の参議院選挙への出馬を4日表明した田中康夫・新党日本代表が、5日長野県内4ヵ所を遊説してまわった。午前中に軽井沢駅前をスタートし、その後上田駅前、長野駅前、松本駅前と一日でまわった。出馬表明しているコメンテーターの有田芳生氏や、出馬要請中のタレント河内家菊水丸は同行していなかった。

  ─割り込み情報─ 
ここを見ると、河内家菊水丸さんの出馬はなさそう。
田中康夫が勝手に言っているだけのよう。
http://andoh.iza.ne.jp/blog/entry/188570/
幸いにも、夕方までに携帯電話で取材することができ、
「びっくりしているだけ」「直接、言われた話ではないですから…」
「いまは『盆踊りツアー出陣式』(24日、大阪・そごう劇場)で
頭の中がいっぱい」

田中さんに気を遣ったのか、完全に否定はしませんでした。
それでも、否定的な雰囲気は伝わってきたので、ひと安心。

参院選田中康夫長野駅前JR長野駅前には予定通り午後2時ちょうどに、紅白のペインティングを施した新党日本の派手なワンボックスカーに乗って田中康夫は現れた。
聴衆はご覧のとおりパラパラとしかいない。これでも事前に支持者にはメールや電話連絡がまわって精一杯の動員をしたようだ。こんな派手な車が駅前の人通りの多いところに停まっているのに、そばに行こうという人はいない。田中康夫のまわりに集まっているのは元から田中ファンのコアな人たちだ。

多目に見ても50人、そのうちマスコミ関係者が20人ぐらいいるのか。一般有権者向けというより、マスコミ取材向けのイベントという感じ。上演時間も20分間ぐらいの短いもの。

参院選田中康夫長野駅前2近くに寄った写真が二枚目のもの。田中康夫の目の前でじっと演説を聴いている人物は、何を隠そう長野県前教育長の丸山氏だ。背が高く黒いカバンを両手で前にさげている。その向かって右で、顔をしかめ腕組みしている人物は田中康夫の応援団長として知られている平安堂書店会長の平野稔氏。

平安堂書店本店はこの写真左手40メートルほどのところにある。ふたりは多分そこから歩いてきたのではないか。元教育長殿は今は平安堂の顧問かなんかに収まっている。会長と顧問が連れ立って故郷にあいさつ回りに来た前知事を出迎えた格好だ。
肩書きを使った立派な天下りだが、これはいいのか?平野氏は高校事務長であってもこの人物を顧問に据えただろうか。

職を辞したとはいえ、ついこの間まで教育長だった人物が前知事の選挙演説の場にこうもあからさまに姿を現すのも改革の成果なのだろうか。
田中康夫は演説で「私が長野県で行った様々な改革の輝きを全国に広げたい」と言っていたが全国の教育長がこんな風に政治、いや選挙に首を突っ込んだらどうなるのだろう。
高校の事務長が教育長になれたのは、田中知事の依怙贔屓(えこひいき)のせいではない、といっても誰が信じるだろう。ご恩忘れまじ─と当の本人がこの場にいるのが何よりの証拠ではないだろうか。

「改革の輝きを」と言っているところに感心する。「リタイヤ・高齢・官僚」の三悪条件がそろった村井仁氏相手に大差で負けたくせによく言うわ。改革でもなかったし、ぜんぜん輝いてもいなかった。こういうところがペテン。

全国区で立候補しているのに、景気づけに長野県に来たんだろうが、思いのほか寒~~い、状態にこっちのほうが引いてしまった。頼みの綱の長野県がこの有様では見通しは暗い。

平安堂会長の平野氏は40万票を─と皮算用していたようだが、これは単なる願望。なんら根拠があるわけではない。去年夏の知事選で53万票獲得したことから当てずっぽうで言っただけ。もともと選挙のことなど、いや政治のこともなにも分かっていない人なのだ。

丸山氏についてはこの記事の最下段をご覧ください。
2006年01月21日
県教委、無反省 いじめ自殺に問題なしーのメッセージ
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50515577.html


【加西市長選】ボス議員の言いなりで中川市長批判記事を書く朝日記者

2007年06月03日 | 加西市長選

兵庫・加西の出直し市長選告示 三つどもえの戦いに(朝日新聞) - goo ニュース

 ほとんどの市議、柏原元市長見限り、民輪氏支援に走る
 民輪陣営  イメージ悪く、
ありがた迷惑
 「しがらみ」か「理性」かの選択

兵庫県加西市の長年にわたる職員採用問題にメスを入れた中川暢三市長に、議会が二度にわたり不信任を突きつけて、辞職に追い込み6月10告示、17日投開票で出直し市長選が行われる。これにむけて加西市では動きが活発だ。

 ▼中川支援集会に市民300人
中川氏を支援する加西刷新の会は、5月26日加西市内の同市市民会館小ホールで集会を開き、中川氏が今の事態の説明と今後の問題について市民に直接語りかけた。
中川講演集会の告知広告を加西市内で発行されているタウン紙に一回打っただけだが、300人近くの市民が集まり補助イスを追加するなどした。
中川氏の講演の後、私も長野県の田中県政のケースなどを例に引き、改革について講演した。改革には本物の改革と偽物の改革とある─などと話した。

加西刷新の会は今後も集会を開いて真実を訴えていく。6月2日にも行い、大小の集会がほぼ連日行われる予定。
加西刷新の会ホームページ
http://homepage3.nifty.com/nakagawa/

長野県ではマスコミは改革偽装派の田中康夫の言い分にすっかり丸め込まれていたが、加西市では逆に抵抗勢力の議会側の言い分に乗るという変な構図になっている。

これは長年にわたってマズイことをやってきた議会側が、中川氏にパンドラの箱のふたを開けられては大変と、必死になって事情に疎い記者たちを丸め込んでいるため。全国紙の記者は加西市に常駐していない。たいてい加西市から車で30分ほどの姫路市から来る。

加西市には長年にわたる職員の不正採用問題があるのだが、それはこれまでタブーとされ表面化していなかった。市民の多くはそれを知っているのだが、マスコミ記者たちは問題が表面化してからでないと書かないため、事実は警察沙汰にでもならない限りいつまでたっても闇の中だ。記者は事実を探り当てるのが仕事だが、そういうことをするものはいない。

加西市役所

加西市の人口は約5万だが、市役所はこのように立派な建物。20万都市でもこんな立派なものはないと言われている。左奥に見えるのは議会棟。こういう箱物に金をかける加西市がこれまでどういう状態だったのかうかがえる。

 

=超低レベル=
改革抵抗勢力、議会のボス議員の言いなりで記事を書く朝日記者

ひとつの具体例を示そう。
朝日新聞兵庫県版に連載でこういう記事が載っている。
「改革か背信か」検証加西・中川市政
http://mytown.asahi.com/hyogo/newslist.php?d_id=2900013
5月24日から5月30日まで7回にわたって掲載されたものだ。
このタイトルからしておかしい「背信か」となっているが、いったい何を中川市長が悪いことをしたというのだろう。百歩譲って中川市長好みの職員を採用したとしても、それはなんのため?中川市長が私利私欲でそんなことをするわけがないではないか。市政改革のためにやったことがなんで背信になるのか。

採用された職員と中川市長の間に個人的つながりでもあるならともかく、そういうことはない。個人的つながりなら過去に採用された職員と議員たちの関係を調べたほうがいい。
背信という言葉はまったく当てはまらない。こういう言葉を使うということは、議会サイドの主張に沿っているということで、信じられないセンスだ。

面白いのはこの29日分「公用車の確執」だ。この連載のネタ元がばれるような記述がある。
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000130705290001
この記事の冒頭に
<中川暢三(51)を失職に追い込んだ市議会の中でも反中川の急先鋒(きゅう・せん・ぽう)・高見忍(71)は、>
と書いてあるのだが、この 高見忍(71)こそ職員採用問題で、疑惑があると多くの人から指摘されている。
最大会派21政会(8人所属)の幹事長であり、いわば議会のボス的存在。定数18の内、4人いる職員OB議員のひとりでもある、抵抗勢力の象徴なのだ。
http://www.city.kasai.hyogo.jp/gyosei/gikai/kaiha_h19.htm

朝日新聞はこのような人物から聞いた話を元にこの連載を書いているのだ。職員OB議員と、客観的事実を書くだけでもこの記事の印象は違ったものになるのだが、それすら書いてない。信じられないような低レベルの記事だ。記者個人のレベルも問題だが、このような連載をしてしまう朝日新聞のレベルも問題だ。

この記事を署名で書いている石川和彦記者(42)に朝日新聞姫路支局に電話して話を聞いた。
高見忍議員がどういう人物か知っているのかと聞いたのだが、あいまいな返事だ。よく知らないようなので説明すると、
「でも、それ噂でしょ」という。
唖然とする。多くの人が指摘していることをいとも簡単にそう切り捨ててしまうのだ。これは噂ではなく情報だ。
「噂かどうか本人に聞いてみたらいい。それを確かめるのがジャーナリストの役目じゃないのか」
と言ったのだが返事がない。確かめていないのだ。

職員OBで71歳の高齢。ついこの前の選挙で当選しているので、任期が終わるときには75歳にもなる。客観的状況からみてもいい議員とは言いがたい。こんな高齢になったら議員辞退するのが見識というものだろう。

そんな議員の話を真に受けて朝日新聞は連載記事を載せている。アホとしかいいようがない。
その内容も、たまごを公用車でスーパーに買いに行ったのがけしからんだとか、書いていることがあまりにミミッチイ。
中川氏にこのあたりの事情を聞くと、公用に行った帰りにスーパーによって買い物をしたのだという。そのほかのこともすべてついでにやったことで、わざわざ公用車をそのために出動させたわけではない。

一議員の個人的恨みによる言い分に、こんなに乗せられている記事も珍しい。
改革抵抗勢力の策謀に丸々乗っかって、大状況を見誤り小状況にとらわれすぎている。

加西市の百条委員会ではこんなことを不正だといって追求したのだという。見識あるジャーナリズムなら、そんなくだらないことをするなと書くべきだ。

この石川記者と話していて感じたのだが、何を言っても「はぁ~、そうですか」といった反応だ。あまりに頼りないので
「自分のやっていることに自信があるなら反論してもいいはずだがどうなんだ?」
とまで言ったのだが、それでも「はぁ~、そうですか」だ。覇気もなければ主体性もない。

こういう態度から察するに、71歳のボス議員にいいように丸め込まれた可能性大だ。

いまのマスコミ記者はとにかく責任逃れから物事を考える。自分で取材して事実を探るだなどということは一番嫌がる。流れに乗ってみんなと同じようなことを書いていれば安泰なので右へ倣いする。

加西刷新の会は朝日新聞への抗議を検討している。

市役所と中川氏

 

加西市役所をバックに中川暢三氏。

 


職員採用問題について中川サイドはこのように主張している。

・人口15万人以下の自治体においては、その職員採用の最終決定権は市長にあり、採用問題をあたかも不正だ、疑惑だと騒ぎ立てること自体おかしいことだ。

・法的には、職員採用決定権はあくまでも市長にあり、試験委員会の選考はあくまでも参考に過ぎない。

・採用順位を入れ替えたというのは、そもそも事前に不正に情報が漏れたから言われていることで、これは公務員の守秘義務違反にあたる。事前に合格者情報が漏れていたことのほうが問題だ。

・それより問題は、これまで昇進昇格の際にこれといった試験や選抜を行わず勤務年数だけで昇進昇格がなされてきたことこそ地方公務員法違反である。


 ▼市長選を控えての情勢

最初は、前市長の中川暢三氏(51)、元市長の柏原正之氏(64)、新人の民輪正秀氏(52)の三つ巴とみられていたが、ここにきて変化がみられる。

柏原氏を支持していた市議たちのほとんどが、柏原氏では勝てないとみて民輪氏支持にまわっている。民輪陣営は喜びそうなものだが、そんなに多くの市議に応援されたらイメージが悪くなり、かえって票が離れると困惑しているのだとか。
市議たちは中川氏に勝たれたら面目丸つぶれ─だけでなく、旧悪がバレるので必死なのだ。
加西市民にとって”しがらみ”で入れるのか、”理性”で入れるのかの選挙になる。

民輪正秀氏ブログ
http://ameblo.jp/tamiwa-kasai/

 ▼加西市はため池の町でもある。
ため池市内にはこのようなため池が5百数十ヵ所もある。市内を車で走っているとあちこちで目にする。農業用に利用されている。台地状の地形で市内を流れる川がなく、上流地点にダムを造り、そこから地下水路でため池に水を引いている。

 

  ★兵庫県加西市長選  関連記事


拍子抜けした田中県政の終焉

2006年09月13日 | 長  野  県  政

  村井当選ではなく、田中落選の感慨
   改革サボりの鬼っ子が田中知事

大勢が判明するのは深夜だろうと多くのマスコミが報じていたし、私もそう思っていた。6日夕刻、村井有利の情報が流れてきた。確認したら、それは午前中のもので、午後はほぼ同じになった─という情報も出てきた。
取材しているマスコミ記者たちも「正直どっちが勝つかわからない」と言っているものが多かった。ところが、午後9時20分ごろにはSBCが村井当確を打った。

これまでいくら叩いてもビクともしなかったものが、文字通り一夜にして崩れ去ってしまった。あまりのあっけなさに拍子抜けした。5万票差ぐらいで田中が勝つのではないかと思っていた。

結果はこの通りだ。

当選 村井仁  612725 票 
    田中康夫 534229 票   
78000票あまりも村井氏が田中氏を上回った。
投票率は前回(73・78%)を7・80ポイント下回る65・98%だった。
村井氏に浮動層がかなり乗ったのではないか。田中票が前回82万票からこんなに減るとは思わなかった。

こう考えれば合点がいく。前回田中氏が獲得した82万票の中には感度の高い票が含まれていた。それが今度は田中知事の問題性を見抜き、とりあえず村井氏に乗った。
せっかちな私は、遅々たる民意を侮っていたのかもしれない。

これまで6年間田中県政をウォッチしていたが、無理が通って道理が引っ込むことの連続だった。私の気持ちの中で負け癖がついてしまっていたようだ。こんな不合理が通るのか!ということがあまりに多かった。それは私だけの思いではない。もっと直接的に田中県政の被害にあっている人は数多くいるはずだ。

与えてはならない者に、与えてはならない権力を与えた結果の混乱が田中県政の6年間ではなかったか。よかったものなどなにもない。結果としていいことはあったかもしれないが、それはあくまでも結果論だ。派生して生まれた副産物のようなものだ。
田中康夫は人の上に立つべき人物でない。世の中には恐ろしい人物がいたもので、そして、そういう人物が一応作家として評価されていたのに驚いた。日本社会の危うささえ感じたものだ。

長野県庁や行政を見世物にした。田中康夫が巨悪だったら、問題ははっきりして追及しやすかったかもしれない。ところが生憎、小悪党でしかなかった。巨大な利権など目指そうとしても彼には無理だ。悪事を働くにもそれなりの能力は要る。悪党なりの信頼関係も必要だ。幸か不幸か彼にはそういうものはなかった。
田中康夫が何をしようとしたのかよくわからない。本人にもわかってないのではないか。ただ騒ぎを起こしただけだ。建前を論じるマスコミはそういえないだけだ。何かしら意義付けをしているだけだ。建前論の中で田中康夫は改革者を装っていただけだ。本質的改革をサボっていた日本社会が産み落とした鬼っ子が田中知事だったのだ。
我々が田中知事なるものから何か学ぶものがあるとすれば、反面教師として斯くあってはならないものの標本とすべきだろう。

私は元々田中康夫が嫌いではなかった。彼の社会時評の共感者でもあった。しかし、間近で見て、それは間違いで、長年騙されていたことのショックが大きかった。それが元でこんなことを6年間もやる破目になっていた。田中康夫が落選し、一応の決着がついたので人心地ついた。
人の悪口を言うのは気分のいいものではない。田中康夫と付き合っていると精神衛生上よろしくない。ある種の呪縛から逃れられるような開放感がある。今はまだ十分な実感がない。

 これから村井さんは大変だ
長野県政はこれから大変だろう。いちばんそれを感じているのは村井仁氏ではないか。問題は山積だ。ダムはどうする?高校改革は?県庁内の人事は?

村井氏に対する視線は冷たいものになるだろう。村井氏が勝ったのではなく、田中康夫が負けたのだから。田中知事を引き摺り下ろすことがとりあえず村井氏に期待されたことだが、勝ったとなればそれだけではすまない。いや、そもそも村井氏が本当に勝つなどと最初は誰も思っていなかったのではないか。
これから何かと田中知事と比較されるだろう。うわべだけ調子のいいことを言ってきた田中知事の後だけに、何をやるのも難しい。

深夜話した県議は「これから俺たちの真価が問われる」と言っていた。反田中県議はこれまでは田中知事を批判だけしていればよかったが、これからは責任ある県政を作っていかなければならない。

「大局的に見れば、何十万人もの下した結論には間違いはないということだろうね」ここ何年かの長野県政の選挙結果をみてその県議が言った。吉村県政から田中県政へ、そして村井氏へ─。巨視的に見れば有権者は賢い選択をしたことになる。


堕ちた犬は叩け─が世論の習性だ。これから田中批判は強くなるだろう。あれだけ無茶苦茶をやってきた田中県政だから、何もなしに終焉を迎えるわけにはいかない。いままで遠慮していたマスコミも田中批判を強めるだろう。いや、もう手のひらを反したように田中批判をし始めている。
遠慮していたのはマスコミだけではない。これから一波乱、二波乱あるはずだ。独裁の最後は平穏には終わらない。もうしばらくはこの活動を続けていく必要がある。

 

昨夜8時台からアクセスが増え始め、9時台には急上昇し一時間で1100を超えた。その後若干落ちたものの、深夜まで続いた。一日で5500を超えるアクセスがあった。もちろんこれまでで最高だ。普段は1500前後だ。日曜日は半分近くに落ちる。


田中落選の報が流れてしばらくして、これまで関わりのあった人や東京のマスコミ関係者数人から祝電めいた電話やメールがあった。私が当選したわけではないのだが、気持ちはわかる。


長野県知事選 村井仁氏が当選確実!

2006年09月13日 | 長  野  県  政

村井仁氏の当選が確実に!  9時20分ごろTBS系テレビのテロップで速報が最初。

後ほど、関連情報をアップします。

信毎/SBCが 21:30現在 開票4.4% という異常に早い段階で村井仁氏の当確を打った。接戦が伝えられ、大勢判明は深夜になるものと思われていただけに驚いた。

NHKは開票率8パーセントの段階でもまだ当確は打っていない。

NHKも 8月6日 21:47 開票 13% で 村井仁氏 当確。

 

 23:41現在 開票終了    投票率は 65.98 %   前回は 73.78 %

当選  村井 仁   無所属・新  612725

     田中 康夫  無所属・現   534229      


とりあえずの感想。 23:20

改革を旗印にしたが、その実、非常に問題の多い田中県政にこれで終止符が打たれることになる。長野県政はこれから正常化への道を歩むことになるわけだが、県議会への批判が帳消しになったわけではない。
知事候補選びのドタバタ振りを見てもわかるように、村井氏の当選は最初から見込まれていたものではない。

7月の中旬、村井氏が出馬の決意を固めたころ、村井氏を囲んで早朝のごく私的会合があった。
その場で村井氏は、
「本当は出る気はなかったが、みんながどうしてもと頼むものだから出た」と出馬をめぐっての事情を語っている。ごく内輪のひと十人ほどの会合だったので、本心を語ったものと思われる。
誰も出る人がいなくて、にっちもさっちも行かなくなっての出馬だったようだ。勝てたのは僥倖といわなければならない。反田中の県議会関係者はそれを肝に銘じてもらいたい。 

 

田中知事が落選したことにより吹き出す問題がいくつかある。これまで書けないでいたものを書くことになるかもしれない。今後も、状況を見ながらしばらくの間は続ける予定。少なくとも、田中知事の任期が終わる8月いっぱいまでは更新していく。


  ミ ニ 情 報 

22:10 ごろ田中康夫氏の携帯に電話したが、十数回鳴らしたが留守電センターにもつながらず。

それより前、21:40  ごろ田中知事を熱烈に支持する、北山早苗議員の携帯に電話したが、留守電センターに。

21:55 ごろやはり田中知事熱烈支持の今井正子議員の携帯に電話、こちらは応答があり、非常に暗い声で、「いまは何も話す気になりません。これから田中事務所に行くところ─」と話していた。


     開 票 速 報 

信毎/SBC 長野県知事選挙開票速報
http://sbc21.co.jp/my-cgi/sbc_senkyo-tiji2006.cgi

NHK 長野県知事選挙開票速報
http://www.nhk.or.jp/nagano/senkyo/index.html

長野県選挙管理委員会 
平成18年8月6日 執行 長野県知事選挙開票状況

http://www.pref.nagano.jp/senkyo/chijisen/count.html


事実上の”発禁処分”茅野氏が配布しようとした冊子

2006年07月07日 | 長  野  県  政

元八十二銀行頭取の茅野實氏が作成し、配布しようとした冊子がこれだ!

表紙↓<第一弾>と書かれている。第二弾を出す予定だったが、そのめどは立っていない。

茅野・冊子

茅野冊子・開き

 

 

 

 

 

 


前県立こども病院院長・石曾根新八氏(60)ら、全部で8人の県民各層の田中県政を批判する意見を載せている。特に問題になるようなものとは思えない。この程度のもので訴えられる世の中は恐ろしい。田中知事は自分に対する「批判は宝物」などと言っているのだが、実際は批判に過剰反応する。会見でも、茅野氏が出した新聞広告を激しく非難している。

茅野冊子石曾根

前県立こども病院院長・石曾根新八氏の論文

 ── 抜粋 ──
医師である副知事や衛生部長が側にいながら、適切なアドバイスが出来ないのか、または知事自身が専門家の意見を聞く耳持たないのか、いずれにしても・・・中略・・・
今回の知事の発言は、患者の家族会の方々の陳情や、一部の支援者(後援会関係者)の圧力によって二転三転しており事前に十分な検討がされた議案とも思えません。・・・中略・・・
長野県民は偽善者に多くを期待しメスを持たせ、贅肉を切らせてきましたが、あちこちで出血多量を起こし、もはや県全体が瀕死の状態です。

などと書いてある。
(冊子画像の上にポイントを置いてクリックすると拡大。さらに、拡大した画像の右下にポイントを移動し、現れた拡大マークをクリックすると二段階で拡大する)

事実上の”発禁処分”冊子だ。これがそうまでするほどのものかどうか、よくご覧いただきたい。この程度の批判も許さず、問答無用で検察権力に訴えるのが市民派のやり方なのか?議論すればいいことではないのだろうか。これでは議論どころか、意見すら言えなくなってしまう。まるで北朝鮮並みだ。
当初は書店や、県内各所に置いて多くの人に読んでもらう計画だったが、新聞広告が訴えられたので、こちらも”自粛”した。細々と、まるで秘密文書のように流通している。無料でもいいようなものだが、公選法上の問題を回避するため30円の頒布価格がついている。A4版9ページ。
現物を欲しい方は私まで連絡を。

 これについての当ブログ関連記事
茅野氏の意見広告訴えた弁護士ら、今度は信濃毎日新聞に公開質問状
2006年07月03日
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50993157.html

田中知事生みの親が”レッドカード”広告を信毎に掲載
2006年06月16日
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50951655.html

茅野實氏が予定していた会見中止! 告発されたのを懸念して
2006年06月21日
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50964956.html


市民の鋭い追及に、露骨にイヤな顔をする田中知事

2006年06月02日 | 長  野  県  政

 都合悪い知事発言、勝手にカット

下にあるのは県ホームページの知事会見録だが、映像で見ると以下のようなやり取りが抜けているのが分かる。
6月1日(木)の会見の模様 映像
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/movie/library.htm
37:55 頃から。

田中知事
ほかのご質問。ハイ、ああーーーお嬢さんか、お嬢さんかなんっつちゃいけないー、なに?ハイ(チラと壁の時計に目をやる)

ここに出てくる鈴木恵美子さんという方は、県立高校の再編問題についてこれまでもたびたび知事会見に出て、鋭い質問を田中知事に浴びせタジタジとさせている。

この日だけでなく、4月28日(金)にも知事会見で発言していて下のようなやり取りがあった。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20060428.htm#4
田中知事
そうか、誰かと思ったらお嬢さん当てちゃった。しょうがない、いく?手短にね、ヨロピク。


鈴木さんはこれ以前にも知事会見に出席している。ほかにも県教委が県内各地で開いた、県立高校の再編問題に関する集会にマメに出て発言もしている方なのだ。
そのため、田中知事だけでなく、県側にはすっかり顔を覚えられている。

会見での質問の様子を見てもらえば分かるのだが、大変によく勉強していて、しかも喋りがしっかりしている。まるでアナウンサーみたいだと県庁でも評判になっている。

こういう人に、問題の多い県立高校の再編問題の矛盾を突かれてはたまらないーと田中知事は露骨にイヤな顔をしているのだ。田中知事が本当の市民派なら、こういう人の意見にこそ耳を傾けなければならないのだが、耳の痛い質問にはこのような態度をとっている。これのどこが市民派なのだろう。市民派を偽装するものではないだろうか。


抜けている部分について文書制作担当者に聞いたら「重要でないのでカットした」という説明だった。そうかぁ?そんなことないだろ、重要だーとしばらく押し問答をした。横暴なる県庁職員が知事サイドに立って、あった発言を恣意的に削除してしまうなど言語道断!と文字にすると大仰だが、親しい職員なのでけんかにもならず笑いながらまくし立てた。

田中知事の指示によるものかどうか尋ねたが、それはなさそう。単純なミスなのだが単純であるが故に問題の根が深いともいえる。
文書化される際カットされた部分は田中知事の本質を垣間見せる重要な一言だ。細部にこそ真実は宿るーと田中知事は以前は盛んに言っていたがこの頃は言わない。
以心伝心で上司の心を悪い方向に推し量る職員のひとつの典型だ。知事が県民の方を向いていないので、職員も県民の方は向かない。

担当職員には「カットしないで正しく書いておいたほうがいい」と言っておいたがはたしてどうなるかー。 

平成18年(2006年)61日(木)13:05~14:00 県庁:表現センター

http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20060601.htm#7

(抜粋)

の逆に言えば朝日新聞の 、平野稔さんと、平安堂会長の、元八十二銀行頭取の方との、それぞれ個別の対比インタビューを見ればですね、どちらの方が私たちのあるべき社会を語ってらっしゃるのかっていうことは、私は少なくとも私が一読した限りでは明々白々だなという気はしました。

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  教育行政他について

鈴木恵美子 氏
 知事には三点ご質問と要望を申し上げます。一点目は県立高校の再編問題に関することですが、このほど知事選の争点のひとつに浮上してきてるように思えます。そこでお願いなんですが、私自身が大変不勉強でして、学校の現場などを思いますと、どのように考えたらよいのか非常に迷っている現在でございます。議論を深める意味でも、知事には直接、教育行政とは独立して知事がいらっしゃいますので、県民と直接、高校生の皆さんや県民に対しまして意見交換の場を設けていただきたいということを要望申し上げます。4月28日には、既に知事にこの場でお話を伺いまして大変ありがたかったです。

*********************************************************************

平成18年(2006年)428日(金)11:00~12:00

http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20060428.htm#4

(抜粋)

 それから、そんな感じですね。ご質問があれば受けます。
 そうか、誰かと思ったらお嬢さん当てちゃった。しょうがない、いく?手短にね、ヨロピク。

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4 高校再編について

鈴木恵美子 氏
 すいません、ちょっと体調が悪いので失礼させていただきます。知事にはですね、ずばり高校再編について、もう一回お考え直しをいただきたいということをお願い申し上げたいと思います。現在県教育委員会は、県内12か所で県立高校の地域実施計画の説明会を開いておりますが、知事もご存知だと思いますが、こちらの県立高校の魅力づくりを目指してという実施計画概要を小中の全家庭にこの頃配られたそうですが、私はこの内容を拝見しまして大変残念に思いました。


注=ここで鈴木さんが「体調が悪いのでー」というのは風邪をひいてマスクをしていることをさす。田中知事は、鈴木さんがマスクをしていたため鈴木さんと分からず指名して「誰かと思ったらお嬢さん当てちゃった。しょうがない、」と言っている。あまりに人を馬鹿にした態度だ。