コーチの雑感

休眠ブログ復活!?
アルティメットという競技にまつわる様々な話題について、遠慮なく勝手な視点でぼやきまくる。

難しいことが続く

2021-02-16 | わきみち

結局、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長がお辞めになり、後任は組織委員会が「候補者検討委員会」を設置して決めるということになりました。

さて、前回私見で述べた内容もどうやら私の思い込みというか、想像力の足りなさが露呈したというか、どうやら森さん自身の聞き分けのなさは半端ないものだったようです。辞任のあいさつでもやはり解釈の仕方だとか、自分はそういうつもりはなかったとか。話の長さも半端なかったようで、立つ鳥跡をウニャウニャウニャという言葉もあるのですが、最後まで自己弁護論法を抑えきれなかったようです。そのためなのかどうか定かではないですが、辞任報道後もボランティア辞退の数が増えていますからねぇ。

ただ、やはり組織というものは、組織自身を守るためにも、そのトップである会長職におられる方はしっかり守るべきだという点は変わりません。そういう意味では、ここしばらく気になっているのが、組織委員会の事務総長さんの言動です。ここからはまた私見と妄想の部分です。森会長が自ら辞めると言い出すまで、事務総長さんからはほとんど何も聞こえてこなかったと思いますが、ご自身が辞めるという意思を明確にされた時から、こんなことではいけないとか、会長の後任の決め方はどうあるべきとか、やたら前に出てこられたように感じて、それがとても日和見というか、無責任というか、すごく嫌な印象を持ちました。おいおいおい、今頃になってそんなことを言い出すか?!おいおいおい、発言当時何にも言うてなかったですよね?!こんな風に思われないように日頃の会議や会見に向き合うべきではないでしょうか。

ちなみに、私は東京オリンピック開催を望んでいないわけではありません。しかし、心からやってよかったと思えるようなオリンピックが開催できるかどうかについては、大きな疑問があります。正直なところ、あきらめています。購入していたチケットは昨年末にキャンセルをしました。

色々な意味で、なんでこのタイミングでコロナやねんとは思っています。


難しいこと

2021-02-12 | わきみち

しばらく更新をしていませんでしたが、ご存じのとおり、2020年度の大学選手権なども開催中止となりました。ギリギリまで学生最後の大会に向けて準備を続けてきた4年生の方々にはとても残念なことですが、折れずにこれまでやってきたことに自信をもってこれからも各方面でご活躍されますことをお祈り申し上げます。

 

さて、話は全然変わりますが、引き続くコロナ禍の中、最近のもっぱらの話題は、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視ともとれる発言から、辞任を求める世論の高まり、そして辞意表明、後任指名という流れ。ここはあくまでも私見を書き連ねるブログですので、異論のある方も少なくはないと思いますが、あえてこの件について思うところを書いてみます。

 

私が、今回の件で一番の失策だと感じたのは、「謝罪会見」でした。「発言を撤回、謝罪します。」の後の記者とのやり取りがきちんとこなされていれば、もしかすると森会長は辞任するところまで追い込まれなかったかもしれません。後出しなので結果論にしか聞こえませんが、今回の発言は何が問題か、その点をいかに修正していくかを明確に打ち出し、発言を撤回するということにどれだけの意味を持たせることができるかを示せばよかったのではないかと思います。森会長は「反省しています。」とおっしゃいましたが、あのやり取りを見て反省の色がないという指摘もありました。何が悪くて、どう変えなければならないか、自身の発言を撤回するだけでは足りなかったのだと思います。組織として、「余人をもって代え難い」のであれば、なおさらその職を守るための徹底した善後策を想定のQ&Aにしておくべきでした。記者や世間から指摘されたそもそもの問題は、ざっくりいうとオリンピック憲章との齟齬、会長自身のジェンダーについての認識だったので、自身の意識改革に努めること、組織としての改革に努めること、ジェンダーに関する課題を徹底的な解決をめざすことなどを前面に出したうえで反省していることを示し、気持ちを新たに取り組んでいきたいと宣言すればよかったのではないでしょうか。しかし、残念ながら組織委員会はそれすらも進言できない組織だったのだろうということも容易に想像できます。

スポーツ団体の集大成とも言えるオリンピック組織委員会でさえ、簡単に会長適任者は見つからないのですから、他のスポーツ団体でも人材に困っているのは想像に難くありません。組織のトップの万が一の失言、要らないことを口走るなどの舌禍があったとしても、その後すぐにどこまでしっかりとしたフォローができるか、諫言・直言できる人材が存在するのか、組織にとっては非常に重要な要素だと言えそうです。


新たに公表されたスケジュール

2020-11-22 | ひとりごと

お久しぶりです。

11月17日付でJFDAから今年度及び来年度の大会スケジュールが公表されました。

ざっくりいうと、延期していた今年度の各種大会を2021年6月頃までに開催し、その後に2021年度の大会を開催することになっています。が、偶然とはいえタイミングとしては最悪でしたね。公表されたその日から新規感染者は増加の一方。政府も「GOTO」キャンペーンが感染拡大の一因をつくっているのではないかという声が上がるなか、見直しを発表されたところです。そんなことになる直前の公表でした。この時期の様子を見ていると、大学選手権の予選を予定している2月に状況がどう変化しているのか、全く予想できません。

さて、私が関わらせてもらっている大学でも12月5日に4年生が区切りをつけるための交流戦を企画していたのですが、対戦をお願いしていた大学も今般の状況により来阪できないということになりました。

今年は、何をするのも思いどおりにならず、部員たちの無念な気持ちは計りしれません…


会長声明(その2)

2020-09-26 | ひとりごと
今回の会長声明では、もうひとつ非常に重要なことが会員に向けて述べられています。
お金のことです。プレイヤーとしては、日ごろはあまり気にしないことですが、ざっくりいうと各大会は大会ごとに集めるエントリー費によって開催し、協会の運営の基礎となる費用、事務所の賃借料、事務局人件費、協会が所属するJOCなどの上部団体に納める加盟費用などを主に会員が納めている年会費でまかなっているということです。かなりざっくりですが。今回は、その会費の納入の呼びかけもありました。大会のエントリー時に支払うつもりだった方は、今年度分を未だ納めておられないのかもしれません。もし未だの方がおられるようなら、協会の存続のためにもこの機会に是非納入をご検討してもらえたらと思います。
また、日本政策金融公庫から4,500万円の特別借入をしたことは、短期的な資金不足を補いながら、将来的には皆さんと協力してフライングディスクを以前にも増して盛り上げることで、この借入金を返済していくことが可能という判断だったと思いますが、この決断も大変なことだったと想像します。事務局員の雇用調整の内容が明確に示されていないので何とも言えませんが、それもこれも含め本当に過去最悪の状況ですね。老婆心ではありますが、事務局員の方々の生活は大丈夫なんでしょうか。
といっても、自分は自分の年会費を継続して払っていく以外に何かできるわけでもありませんが。

会長声明(その1)

2020-09-25 | ひとりごと
昨夜、「日本フライングディスク協会の現状に関する会長声明」という表題のメールが届きました。

今回の声明では、主たる大会を除いて中止するという決断となったようです。
個人的には、中止の判断がなされた各大会のうちマスターズと個人総合選手権以外の大会はいずれもどうしてもやらなければならない大会とは思えなかったので、この際、将来にわたって本当に協会が主となって開催する必要があるのか、今一度十分に再検討してもらいたいと思っています。一方で、調整状況によっては年度をまたいだとしても2020年度の大会として開催するべきと判断された大会は、これも個人的な意見ですが、協会の開催するべき根幹の大会だと思います。

今後、これらの大会を開催するためには、新型コロナウイルスの感染拡大状況の見極めはもちろん、会場探しなどやらなければならないことが山積していると思いますので、協会スタッフの皆さんには本当にご苦労をおかけしますが、是非とも安全に開催できるようご尽力をお願いしたいと思います。

さて、大学生の、特に4回生の皆さんは、モチベーションを持続させるのは並大抵のことではないと思われます。現に、私がご一緒させていただいている大学では、既に数名の4回生が引退をしてしまいました。一定の人数が所属しているチームであれば、メンバーの何名かが大会までに引退しても痛手は大きくないかもしれませんが、少人数で頑張っているチームの方は辛い選択を迫られます。会長声明にもありますが、本当に今年は過去最悪の状況です。各チームとも延期された後の当初の予定である10月末からの予選、12月に本戦というスケジュールに向け、気を取り直して練習してこられたと思いますが、今回の発表では2~3月に延期、開催をめざすというあいまいなスケジュールの提示になっています。延期、延期のうえ、開催される確証もなく、どこに照準を合わせればいいのか、不安で仕方がないと思います。いつ、どこで、どういう条件なら開催可能と判断するのか、できるだけ早い時期に、明確に示してやってもらいたいものです。