うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

竜とそばかすの姫 感想

2022年08月13日 | 映画感想
リアリティの問題はおいといて、恋愛ものしかできないやつが無理するとろくことにならねえな、という感じだった。50点くらい。 . . . 本文を読む

ストーンコールド 魔術師スカンクシリーズ 1  江波光則

2020年07月15日 | 読書感想
この学校をコロンバイン高校にしてやるぜー、というひねくれたドロップアウト高校生が鬱々としてる話。 鬱々としているんだけどカッコ良すぎるし可愛いヒロインとやりまくっているので「お前みたいな恵まれた中二生活を送っているヤツのことなど知るか」という気持ちになった。羨ましかった。羨ましかった。 超常的な要素の(たぶん)ない現代物の話なのに、シリーズタイトルのせいでファンタジーか現代異能バトルの話かと思って . . . 本文を読む

レジまでの推理 似鳥鶏

2020年07月15日 | 読書感想
書店員を題材にした日常系ミステリ短編集。 特定の職業特有のあるあるを描きながら、ちょっとおかしな登場人物のたちの軽妙な会話でちょっとした謎を解いていく、というちょっと前に流行った日常系ミステリの形式に忠実でありながら、ミステリ部分も会話劇も書店という斜陽産業の描写も全体的にクオリティが高く、安定して楽しめた。 . . . 本文を読む

伊藤計劃トリビュート

2020年07月15日 | 読書感想
伊藤計劃を題にとったSFオムニバス短編集。 王城夕紀「ノット・ワンダフル・ワールズ」と伴名 練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」はとても良かった。特に後者は傑作だと思う。 他のもけっこう面白かったが、未完の長編の第一章とかを載せるのはどうか?面白かっただけに「オチないのかよ。つうかこれからかよ」ってなった。 . . . 本文を読む

キアズマ 近藤史恵

2020年07月14日 | 読書感想
ロードレースを題にとった青春ミステリみたいなシリーズのたぶん四冊目。 一作目はミステリだったのにだんだんミステリ要素が薄くなっていき、完全になくなっていた。というか主人公も完全に変わっているので別にシリーズではないのかもしれない。 BL小説の導入部みたいな話が延々とつづき、「殺人事件が起きるのとホモセックスがはじまるのどっちが先なんだ?」と思っていたらどちらも起きずに終わった。やれって思いました。 . . . 本文を読む

羊と鋼の森 宮下奈都

2020年07月14日 | 読書感想
新人ピアノ調律師の話。 文章は丁寧で読みやすく、ピアノ調律師という仕事も「へー」という感じだったが、特になにが起きるわけでもないまま話が終わったので「え、終わり?」と思った。ただ主人公は「お前ちんこどこに置いてきたんだ、ああん!?」とタマを揉んでセクハラにしてやりたくなるほどのふにゃちん野郎なので、ちんこが邪魔な人向けの作品なのだろう。 . . . 本文を読む

HELLO WORLD

2020年07月14日 | 映画感想
2019年のオリジナル劇場アニメ。 近未来の日本に住む男子高校生が「ここは十年前を再現した架空世界だよー」と十年後の現実世界から来た自分に教えられ、恋愛がうまくいくように四苦八苦するけどそれからいろいろあって大変なことになるSF。 脚本が野崎まど。最初から仮想世界が明かされていて仮想世界の住人である主人公が普通にそれを受け入れた状態から話がはじまっていたり、すっとぼけた天然クールの子がヒロインだっ . . . 本文を読む

天気の子

2020年07月14日 | 映画感想
新海誠の2019年の長編アニメ。 ふわっとした設定からふわっとした危機が訪れて「世界よりもあの子が大切なんだー」というわかりやすい中二的なことを言うふわっとしたSFだった。というか設定的には「雲のむこう、約束の場所」の焼き直しだった。お前はいつも空の彼方にあの子が待っているけどその理由はふわっとしてるしホント君はAIRが好きなんだな僕は20年経ってもあのふわっとした設定とふわっとしたEDには納得し . . . 本文を読む

幻想症候群 西村悠

2020年07月14日 | 読書感想
個人の幻想が世界に侵食する幻想症候群という奇病を扱った連作短編集。 うかつに話を世界規模の危機にしてしまいがちなふわっとしたセカイ系SFで、あー自分も油断するとこういうの書こうとしてたなー、と懐かしくなった。新海誠の作品が好きそうな人向けのふわっとしたSF。ちょっとポエジーに振りすぎておじさんもうついていけないかな、という気持ちがしたけど、新海誠が好きな人とかにはいいんじゃないかな。 . . . 本文を読む

生首に聞いてみろ 法月綸太郎

2020年07月13日 | 読書感想
長編ミステリ。 魅力のない登場人物が、地味だけどあんまりリアリティのない殺人事件を、のっそりもったり特にカタルシスもなく解決していく話で、控えめにいって面白い瞬間が一瞬もなかった。 この作者の本は高校時代、何冊か読んで「全然おもしろくないなー」と思っていたが、自分もおっさんになったし、なんか違う感想を受けるかもしれないと、評価の高い作品を二冊読んでみたが、本当にまったくこれっぽっちも面白くなかった . . . 本文を読む

ノックス・マシン 法月綸太郎

2020年07月13日 | 読書感想
SFミステリ。短編集。 海外古典ミステリと近代のハードSF両方のマニアなら楽しめるのかもしれないが、どちらもにわかな自分は「はあ、そうですか」と終始思っている間に終わった。別にいいっちゃいいんだけどターゲット層狭すぎ。 . . . 本文を読む

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

2020年07月12日 | 映画感想
2013年の大長編ドラえもん。 22世紀のひみつ道具博物館に行く話。 ひみつ道具の歴史がわかったり、懐かしの秘密道具がたくさん出てきたりで、コンセプトはワクワクさせるなあ、と思ったし、飽きないようにいろいろ詰め込まれていて、子供に見せたいタイプの娯楽ドラだな、と思った。 ただ大長編ドラえもんのトラブルは、いちおう子どもたちでトラブルを解決しなきゃいけない理由づけが必要だと思うんだが、22世紀のちゃ . . . 本文を読む

ドラえもん 南極カチコチ大冒険

2020年07月12日 | 映画感想
大長編ドラえもんの2017年の奴。 「実質クトゥルフ神話」と一部で評判だったが、言われるほどクトゥルフではなかった。意識はしていたんだろうけど。 前半は面白かったが、後半になるとタイムパラドックスが発生するような展開になり、素直に楽しめなかった。タイム・パラドックス展開もそうだけど、石になったドラえもんが出てきたり、現地の生物が過去の大長編映画のキャラに似ていたり、と初期の大長編へのオマージュが散 . . . 本文を読む

我もまたアルカディアにあり 江波光則

2020年07月12日 | 読書感想
謎の公共事業で生活保護で生きていける変な巨大マンションで生きている人たちを描いたディストピアSF。 文章がSFって感じでかっこよかった。途中がたるくてしばらく積んでいたが、後半は面白かった。 . . . 本文を読む

君の膵臓を食べたい 住野よる

2020年07月12日 | 読書感想
サブカル意識高い系の小説かと思ったら、非モテの妄想小説だった。十年に一度くらいのペースでこういうのが売れるんだな、と思った。面白くはなかった。タイトルは良かった。 . . . 本文を読む