ウニ丼

世界はウニを中心に。

「古道具屋 皆塵堂」、 「古道具屋 皆塵堂 猫除け」

2014-10-11 18:10:03 | Weblog


輪渡颯介「古道具屋 皆塵堂」

「奉公先を盥回しにされたあげく、弟の急死で実家を継ぐことになった太一郎。修行先は、深川の古道具屋皆塵堂。やる気なげな店主と、生意気な小僧。並んでいるのは、首吊りや夜逃げのあった家の曰くつきの古道具ばかり。太一郎には、幽霊が見えるという秘密があった。憑きものだらけの怪談人情ミステリー。」





輪渡颯介「古道具屋 皆塵堂 猫除け」

「憑きものばかりの皆塵堂に現れたのはツキに見放された不運の男だった。母親と美しい妻を村に残し、馴れぬ呉服屋奉公を勤め上げるが、村では石礫で迎えられ、貯金も家族も丸ごと失ってしまう。恨みを晴らす丑の刻参りの道具を求めた庄三郎に、店主の伊平次は!?とぼけた人情味と怪談噺で大注目、お江戸ミステリ。」


やっと追い付いたー。これが旅行に持っていって読んだ2冊です。
表紙の絵に惹かれてジャケ買いしてしまったこの本ですが、嬉しい拾い物でした。なかなか面白いんだ、これが。
幽霊が見えてしまう太一郎が修行することになった、皆塵堂を舞台にしたミステリです。
謎解きの部分はいいとして、登場人物の魅力がこの小説のキモです。
まず太一郎は世を拗ねて、どうせ俺なんか…って人。どこが魅力的なんだ、ってことなんですよ、実際全然好きになれなかったし。
これが皆塵堂で変わっていくんだよね。目を離すと釣りに行っちゃう店主の伊平次。客あしらいが異常に上手く、表と裏の顔を使い分ける生意気な小僧峰吉、幼馴染みの巳之助、ご隠居清左衛門、そしてふてぶてしい猫の鮪介(しびすけ)。
幼い頃から幽霊が見えることを隠して生きてきた太一郎が、憑いちゃってる古道具ばかりの皆塵堂でもちろんのように幽霊を見てしまい、謎を解決していくんだけど、伊平次に幽霊が見えることを告白してから(伊平次は見抜いてたけど)、そのことと上手く折り合いを付けられるようになっていくんだよね。
で、それぞれの道具に憑いた幽霊とそれにまつわる事件を解決していく短編集なんだけど、何故太一郎が幽霊を見るのか、何故水が嫌いで、何故猫が苦手なのか、それが少しずつ解明されていく。それに伴って太一郎も変わっていくって訳です。
うーん、なかなかいい流れ!!と思ってたら、太一郎は実家に戻っちゃう。
え?これシリーズもんじゃないの??

で、第二弾の「猫除け」。はい、このタイトル見て手に取りました。
こっちでは故郷を追われた庄三郎にスポットが。太一郎はー?と思ってたら、なんかあると伊平次が太一郎に聞けーと召集が掛かるのでした。
しまいにゃ庄三郎も、太一郎さんを呼んでくれーとか言って気絶しちゃうし(笑)
ここでは庄三郎が過去と訣別して生きていけるかってのが、メインになってきます。

いやあ、ホントいい拾い物だったわ。面白い。
特に小僧の峰吉。子どもらしい笑顔で客あしらいしてたかと思ったら、買わない客が背を向けた途端に表情変えて舌打ちとかね、いい味出してんのよ。
あと普段は愛想ないのに、猫嫌いの太一郎にだけ異常になつく鮪介もいい。
そしてもちろん、皆塵堂店主・伊平次。一体何物なの?(笑)過去を含めて謎すぎるキャラクターです。
まーたシリーズもんに手を出してしまった。が、悔いなし!!


ようやく追い付きましたー。もっと読んだ気がするんだけど、手元にあるのがこれだけなので、とりあえず。
お澪ちゃんシリーズも書きたいんだよ?ようやく最終巻も読んだしね。お澪ちゃん…泣かせてもらったわあ、あのシリーズ読んでる間、幸せでした(*´ω`*)
とりあえず、会社にある全巻を持って帰ることから始めます。
これからはできるだけ読んだらアップ。を、目標に。あくまでも、できるだけ。あくまでも、目標で。

あかんべえ

2014-10-11 18:06:55 | Weblog
宮部みゆき「あかんべえ」

「おりんの両親が江戸深川に開いた料理屋『ふね屋』に、抜き身の刀が現れ、暴れ出す。成仏できずにいる亡者・おどろ髪の仕業だった。その姿を見ることができるのは、おりんただ一人。しかもこの屋敷には、おどろ髪以外にも亡者が住み着いていた。調べていくうちに、三十年前の忌まわしい事件が浮かび上がり…。人間の心に巣食う闇を見つめつつ成長していくおりんの健気さが胸に迫る。怖く、切なく、心に染みる物語。」

「お文の影」と同じ頃に新刊コーナーに置いてあって、こっちの「あかんべえ」の方が読んだことありそうな気がしてたんです。めっちゃ分厚いしさー、間違ったら嫌だなあと思って買ってなかったんだけど、お文の方が読んだことあって、ってことはこっちは読んでないのか?と。なにが、ってことは?だよ。どっちも読んだことあるとは考えないとこが…。
ま、読んだことなかったんですけども。
つーか、めっちゃええ話やった。最後泣いちゃったよ。おりんちゃんたらなんていい子。
おりんちゃんには亡者が見える。ただただあかんべえをしてくるお梅、侍姿の玄之介、美しいおみつ、揉み治療をしてくれる笑い坊、浪人で意味の分からない言葉を喋るおどろ髪。
おりんには亡者が見えるだけでなく話もできるので、幽霊問題で新しく開いた料理屋が上手くいかない両親を助けるため、亡者たちを成仏させるため、何故成仏できずにいるのかを探りだす…
って話です。まあ、おりんちゃんが賢い。子どもらしいところもあるかわいい子なんだけど、それを使ってるとこもあって。無邪気なふりして話を聞き出してみたり、泣き真似で要求を通したり。子どもって大人の顔色見れるし、演技もするもんね、そのへんのとこをあざとくならない程度に入れてくるあたりが上手いよねー。
おりんちゃん、賢いし行動力あるし優しいし、たまーにムキーッ!!ってなっちゃったり、完璧なヒロインでした。完全無欠なっていう意味でなく、応援したくなってしまう、主人公としての完璧さね。
亡者たちも魅力的でねー、玄之介さんとの会話も楽しいし、おどろ髪に対する優しさとかね、お梅に対する感情の変化も…おぅ思い出すと泣ける。
その他にも祖父母、ヒネ勝、隣の長坂夫婦など登場人物との関わりもいいんだなー。
また、挿し絵が秀逸!!おみつと話すシーンで美しいおみつに憧れてるおりんがほわーんとなってる感じがぴったりな挿し絵なの。いいわあ。あの挿し絵も含めて、この小説は完成してるんじゃないかと。
人間の汚い部分も見せられて、子どもには辛い事件も知ることになり、それでも亡者たちを救おうとするおりんちゃん、健気やのう…(ノ_・。)
ラスト泣いたわー、いやあ泣いた!!
これだから宮部みゆきの時代小説はやめられんのです。外れないからなー。この前の「お文の影」はムカついたけど、それでも読んだことあっても全然感動できるからね。ホント外れなし。その中でもこれはかなり上位です。
イヤなこと言っちゃうと、現代小説は外れも多いからなー。宮部みゆきは大好きなんですよ?でも、最近は時代小説なら間違いない!!と。先日しま子とも話し合ったのです。
ともあれ、「あかんべえ」。大好きです!!買って良かった。

通りゃんせ

2014-10-11 18:04:07 | Weblog
宇江佐真理「通りゃんせ」

「平凡なサラリーマン、大森連はツーリングに出かけた先で道に迷い、滝の裏に落ちてしまう。目覚めると、そこはなんと天明6年の武蔵国中部青畑村!?時次郎とさな兄妹の許に身を寄せ、川の氾濫や重い年貢が招く貧困等、江戸の過酷な現実を目の当りにしていく連。天明の大飢饉のさなか、村の庄屋が殺害される事件が起こり、連は悩みながらも自らの運命を切り拓いてゆく。感動の長編時代小説!」

宇江佐真理も好きなのと嫌いなのが分かれるんだなー。これはどっちかというと、内容をイマイチ覚えてないので後者かと思われます。
なんつーかあらすじでも分かるけど、地味だよね。イヤ、地味でもいいんすよ?でもこれタイムスリップネタじゃなかったら小説にできるかって言ったら…ねえ?
というか、よくある過去へのタイムスリップ話を宇江佐真理が描いたらこうなりますって感じなのかな?そういうチャレンジなのか。そりゃ宇江佐真理なら江戸時代だわなー。
でもね、宇江佐真理なら地味でも読むから。タイムスリップとか盛り込んでくれなくても、普通に江戸の時代小説なら読みますから。そっちでお願いします。

お文の影

2014-10-11 17:59:06 | Weblog
宮部みゆき「お文の影」

「『おまえも一緒においで。お文のところへ連れていってやるよ』月の光の下、影踏みをして遊ぶ子供たちのなかにぽつんと現れた、ひとつの影。その正体と、悲しい因縁とは。『ぼんくら』シリーズの政五郎親分とおでこが活躍する表題作をはじめ、『三島屋』シリーズの青野利一郎と悪童3人組など人気キャラクターが勢揃い!おぞましい話から切ない話、ちょっぴり可笑しい話まで、全6編のあやしの世界。」


騙されたー。裏表紙のあらすじ読んで、なーんか読んだことあるような気はしたのよ。でも新刊のとこに置いてあるしさー、まあいっかと思って買ったら見事に全部読んだことあった。
「ばんば憑き」じゃん、これー。タイトル替えて出すって、なにそのやり方。きったないやり方するねー。
なんかつい最近も、宮部みゆきの新刊出てるーと思って手に取ったら、なんとかの改題ってのがあったんだよね。それはまだ○○改題って表紙に書いてあったから気付いたけどさ、それすらないのよ?がっかりするわ、そういうの。勘違いで売れればラッキー的な感じなの?それって宮部みゆきの評価も下げると思うんだけどね。
とは言え読みましたけども。そんでやっぱり面白いんですけどね。
だからって、まあいいかとはならねーぞ、角川文庫!!

御子柴くんの甘味と捜査

2014-10-11 15:40:29 | Weblog
若竹七海「御子柴くんの甘味と捜査」

「長野県警から警視庁捜査共助課へ出向した御子柴刑事。甘党の上司や同僚からなにかしらスイーツを要求されるが、日々起こる事件は、ビターなものばかり。上田市の山中で不審死体が発見されると身元を探り(『哀愁のくるみ餅事件』)、軽井沢の教会で逃亡犯を待ち受ける(『不審なプリン事件』)。『プレゼント』に登場した御子柴くんが主役の、文庫オリジナル短編集。」


ユルいタイトルと、ユルいサブタイトルとはうらはらに、若竹七海には決してただただのんびり読めるのほほん系の小説はないのです。なんつーか設定はユーモアミステリなのに、なーんか毒あるんだよね、この人の作品は。
イヤ、そこが好きなんですけどね。あの執事が出てくるミステリなんだっけ?あの作者系のユーモアミステリとは、一線を画しております(偉そう)。
なんだろうなー、暗さがある…ってのも違うな、やっぱり毒があるのかな、芯からいい人ってのが出てこないってのも若竹七海の特徴か…。
イヤ、すまない、若竹七海を語ってる割に、元になってる『プレゼント』も読んでないんだけどね。探してるとこです。
『御子柴くんの~』好きだわー。展開が素晴らしい。スイーツ担当の御子柴くんが、スイーツ大好きな痩せの大食い上司玉森から地方名産のスイーツを集られるとこからスタートし、事件(東京・長野にまたがる事件をサポートするために出向してる)を捜査し、長野県警の上司小林警部補が助言して事件解決、というパターンでそれぞれの短編が展開します。
このお決まりの展開がいいのよー。パターン化してるのに飽きないの。御子柴くんは取り立てて優秀って訳でもなく、捜査は地道に行われていくんだけど、小林警部補が安楽椅子探偵の役割を担ってます。「いやあ、思い付きですよ?間違ってたら悪いから警視庁の人に言わないでね」なんてかましながら核心突いてくるっていうのがねー、タマラン、この感じ!!好きだわー。
で、人に頼まれてばっかりの御子柴くんが事件解決後にようやくスイーツを食べ、「ホントだ。これ、うまいわ。」で締めると。
素晴らしい!!若竹七海はやはりイイ。謎解きどうこうとか、登場人物のキャラよりも、この展開が素晴らしい!!(しつこいですか?)短編集として、完成してるよね、素晴らしい!!(略)
「プレゼント」も読まなくちゃねー。小林警部補がメインらしいですから。地味だなあ(笑)

ハング

2014-10-11 15:38:48 | Weblog
誉田哲也「ハング」

「警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕。だが公判では自白強要があったと証言され、翌日、班の刑事の一人が首を吊った姿で見つかる。そしてさらなる死の連鎖が…。刑事たちは巨大な闇から仲間を、愛する人を守ることができるのか。誉田作品史上もっともハードな警察小説。」


人死にすぎー。バッカバカ死にます。
誉田哲也は好きなんだけど、作品は好きなのと嫌いなのが分かれるんだよね。これは嫌いな方の誉田哲也でした。
誉田史上もっともハードな警察小説かあ、ちょっとやりすぎて現実感ないよね。なにそのラスボス(笑)みたいな。なにその殺し屋の真実(笑)的な。
胡散臭くて入り込めなかったなー。
とにかく死ーにーすーぎー。

the TEAM

2014-10-11 15:29:59 | Weblog
井上夢人「the TEAM」

「黒いサングラスをかけた派手な衣装のおばさん。この人こそ、今をときめく、霊導師・能城あや子。テレビ番組の人気コーナーを持ち、個別の相談は30分8万円にもかかわらず、5ヵ月待ちという盛況ぶり。悩みをぴたっと言い当て、さらに奥深くにある真実を探り当てる。恐るべし霊視の力……ではなく、実は彼女のバックには、最強、最高の調査チームがついていたのだ。弱きを救い、悪を討つ!爽快・痛快連作短編集。」


というわけで井上夢人続き。「ラバーソウル」とまったく別世界。軽ーい感じで読めそうだと思ったら、意外にがっつり面白かった。
霊視とか言って裏でしっかり調べちゃってる、ってパターンはよくあるけど、このチーム、優秀すぎでして。侵入の達人やら、ハッキングのプロやらが、そりゃあもうガッツガツに事前調査。
霊に悩む相談者には実は別の問題や事件が隠されていて、霊視と見せかけてそれを暴いて解決に導く。 ここまで来ると騙されてもいいんじゃないかと 笑
裏を見破ってやろうとする週刊紙の記者も出てきて、騙し合いってのも良かったなー。彼も問題解決されちゃって、葛藤するんだけど、何が悪なのかっていうね、暴くべきは何なのか?っていうか。
叩きやすいとこをみんなで叩こう、的なとこあるけど、読者なり視聴者の食い付きいいネタを叩こうぜみたいなね。ヤジ問題とかどーでもいいんですけど?っていうね。まあどうでもよかないけどさ、そこじゃなくねーか?って思うよね…
ってこれは本筋とは全然関係ないんだけどね、これ書いてて思っただけです、すんません。
まあしかしなかなか痛快で好きな小説。シリーズ化したら面白いのになあ。

ラバーソウル

2014-10-11 15:28:16 | Weblog
井上夢人「ラバーソウル」

「幼い頃から友だちがいたことはなかった。両親からも顔をそむけられていた。36年間女性にも無縁だった。何度も自殺を試みた。
そんな鈴木誠と社会の唯一の繋がりは、洋楽専門紙でのマニアをも唸らせるビートルズ評論だった。その撮影で、鈴木は美しきモデル、美縞絵里と出会う。心が震える、衝撃のサスペンス。」


まずはこれからー。いつ読んだんだっけなー?2ヶ月ぐらい前かな。分厚いのにすいすい読めた。
子供の頃の病気のせいで特異な容貌を持つ鈴木誠が、モデルの絵里に出会って恋に落ち、事件が…って流れ。
絵里のマンションの前に部屋を借りて監視、盗聴のストーカー行為はだんだんエスカレートして行き、そして事件が起こる、というか事件ありきで、その頃のことを登場人物たちが証言していくってスタイル。
まあーー、このストーカー行為が気持ち悪くて、帯に「美しい恋」みたいなことが書いてあったと思うんだけど、読みながらどこが美しいんだよ…とゲンナリきてた。
この証言スタイルっつーのが肝だったんだなー。見事に裏切られた。
切ないっすなあ。あの後味の悪いラスト…悪い意味でなくね、誉め言葉として後味悪いわー。なんかこうモヤモヤするんだ、終わり方が気に入らないとかでなくて、登場人物にね、もうちょっとどうにかならなかったんかい?っていうね。アイツなんてグーで殴ってやりたいわ!!
と、なかなかハマってしまいまして、さすが井上夢人、と本屋に行って読んでない井上夢人作品を漁ってみました。次がそれー。

夏休み

2014-10-11 08:47:06 | Weblog
遅めの夏休みです。なんとなーく島根に向かいました。前日飲みすぎちゃったので2時ぐらいからふらふら駅に向かい、新幹線で岡山まで。そこから松江にたどり着きホテルへ。

狭い…ベッドで煙草を吸わないで…ってベッドしか座るとこないんですけど。安いから仕方ないね。
で、松江駅前をブラブラと歩く。意外とバーが多くて、小さい路地にあったバーに。引き戸を開けると玄関が。玄関???民家なの??土足でどうぞって書いてあって、リビングに通されるのか??と怯んでたら、店の人が出てきてくれて店に通してもらった。体面型のキッチンのカウンターでビール…なんか、なんか落ち着く、ここ。
入口も分かりにくいし、宣伝もしてないのに、県外からのお客さんがふらーっと来るらしい。呼ぶんですかね。
出雲大社ですか?って聞かれて、あ、島根に来たならその線があったかと気付く。なんとなく水族館に行こうと思ってたんだ、シロイルカがいるんだよ!!
マスターもお客さんもいい人で、帰りのルートとかいろいろ教えてくれたんだ、助かりますー。

朝松江駅でも、出雲大社にするか、水族館にするかしばし考えるが、とりあえず水族館!!シロイルカだけ見て出雲大社まで戻ってもいいしね。予定決めてないからなんでもアリだ。通学の学生たちに紛れてビールを飲みながら(朝7時だからね(°▽°))、電車に乗ること約2時間半、着きました

波子駅!!かわいい駅です。

しまねっこ!!かわええよう!!

のどかでございますー。天気もいいし、空気もきれいだし、あー気持ちええなあとヘラヘラしながら歩くこと10分、着きました、AQUAS!!


AQUAS!!っつーか、これはAQUAS内の展望デッキから撮ったんですけどね。着いたらテンション上がっちゃって小走りだったもんで写真撮ってないんだわ。
受付のお姉さんに「すぐにペンギンのモグモグタイムが始まりますが見ますか?」と。
モグモグタイムですと??「見ます!!」即答。シロイルカだけ~とか言ってたくせに。


ペンギンは餌の魚を必ず頭から食べるんですよ。エラが喉に引っ掛かっちゃうからね。逆から口に入れても器用に引っくり返して頭から口に入れるんだよ(byお姉さん)なるほー。遠足の小学生とともに感心する私。勉強になりますです。

小学生の群れ(失礼)から離れてモグモグ待ちのペンギン観察。子ペンギン、ふわっふわ!!


水槽の小さい窓から泳ぐペンギン観察。2匹のペンギンに愛されてる気がしました。見分けつくようになるぐらい寄ってきたんだ…かわいい。


アシカ・アザラシのプール。仰向けで気持ち良さそうに往復してた。
いかん、どうしてもウニに見える…

アシカ。ヒゲがウニ。

ゴマフアザラシ。体型とダラーんとしたとこがウニ。


シロイルカショー!!かわいいよう!!

歌ってるみたい。首を横に振ったり、口開けたりすぼめたりできるんだ。
そしてここのシロイルカが有名になったのはバブリングという技。

だいぶ分かりにくいと思うんだけど、輪を吐き出してるの分かりますか?
なんと、ダイバーのお兄さんが口に顔を突っ込んで空気を入れてあげるの、それを吐き出すんだってー。またしても小学生一緒に「オオオー!!!」とリアクションしました。まだ小さいシロイルカは背中の空気孔?からでっかい輪を出すって技を持ってて、かなりデカイ輪で、リアルに(゜ロ゜)こんな顔で驚いて写真撮るのも忘れた 笑


エイの裏側って笑顔だよね。ここはサメの水槽です。サメ好きなんですよ、テンションマックス。水槽のトンネルになってて、かなり長時間アホ面で大量のサメを眺めてました。サメいいよねー(*´ω`*)

ハンマー!!アカシュモクザメですね。かっこいいわあ。


コーラルリーフの水槽、めっちゃきれいなの!!思わず「うわあ」って声が出てしまいました。


ダイオウグソクムシじゃねーか!!これが見たくて沼津まで行ったんだよねー。ピクリとも動かなかったんだけど、ここのグソクたんワラワラ動いとった。

チンアナゴ!!!わ、私の大好きなチンアナゴ!!!(゜ロ゜)

しかも深海魚水族館より水槽大きくて、数多いし、魚と共演しとるし。
いやあしかしチンアナゴ、かわいい∫∫∫∫∫



アマゾンの水槽コーナーにもウニが…。キャットフィッシュだけあるよね、ウニだった。


再びアシカ・アザラシプールへ。ショー終わりでリラックスするウニたち。アシカウニがしっかりセンターポジションなのがかわいい。アザラシウニもアクビしまくりでまったりしすぎーな感じがますますウニ。ダラダラするウニっこたちをボケーっと眺めてました。

そんなこんなで、シロイルカ見るだけでもいいかーなんて思ってたのに、かなーりゆっくり楽しんでしまいました。気付けば3時間。
駅で時刻表もらってたのに、まったく気にしてなくて、いやあ楽しかったなあなんてふらーっと駅まで行ったらちょうど電車が出たとこで、次の電車が約2時間後ですと。
20分後に浜田行きのバスがあるってんで、バス停教えてもらいました。

海ー

海沿いの国道でバスを待つ。なーんもねえ!!
同じくバス待ちのおばあちゃんに、「どこのお嫁さん?」と話しかけられた。「はい??」と聞き返すと、「見かけん顔やがどこのお嫁さんね?」と。近所の人はみんな知ってるんだね…ニットキャップにサングラスの怪しい女に話しかける勇気より、知らん顔がいるという好奇心が勝ったとみえる。
ここは感じよく。サングラス外して「旅行なんですよー」といい人オーラ出してみたんだけど、瞬間興味をなくしたらしく「ああそうなの」で終わってしもた(´・ω・`)

前日のバーで、松江に戻って岡山まで出るより、浜田から広島への高速バス乗った方がいいんじゃないかと教えてもらったので、浜田駅へ。適当に動いてる割に運良く30分後にバスが来ると。売店でノドグロと子持ちカレイの干物を購入。今日どっち食べようかなー(ФωФ)


広島駅の近くで広島焼きとビール。ウマイ。

いやあ、ますます一人でどこでも行けちゃう私です( ・ε・)

昨日は昨日で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を生ビール片手に観て来ました。
そんなに期待してなかったんだけど、めちゃくちゃ面白いよ、この映画。
私の大好きなバカ映画です。バカなことに金掛けてる映画が大好きなんです。
バカバカ言ってますけど、SF全開、迫力あるしフツーに最初から最後までニヤケっぱなしで楽しかったなあ。アライグマのロケットと樹木ヒューマノイドのグルートがいいのよー!!ロケットが口悪くてねー、ウニが喋れたらこんな感じなんじゃねーかと。ここにもウニが!!続編もあるんだって、楽しみー。


久しぶりに更新したと思ったら、長々と…。
読んだ本も山積みなんで、頑張ります。旅行の移動が長かったんで2冊読んだんだ、頑張るよ!!

ポリティコン

2014-06-22 09:18:44 | Weblog


桐野夏生「ポリティコン」

「理想社会の実現を目指し、東北の寒村に建設された唯腕村は、もはや時代遅れとなったユートピア思想の残滓である。村の人間関係に倦み、強烈に女を求める青年・高浪東一は、謎の男と村に流れ着いた美少女・マヤを我がものにしようともがき、自らの運命を狂わせてゆく。理想郷を舞台に繰り広げられる、絶望郷のごとき愛憎劇!
村の理事長となった東一は、危険なビジネスに手を染め、マヤとも愛人関係を結ぶ。だが、心の渇きは癒されず、あるまじき手段で関係を絶ち切ってしまう。十年の後、都会の片隅に沈んだマヤは、憎むべき東一の成功を知る。再会した二人を待ち受けるのは、破滅か、新天地か。性愛の暗部を容赦なく抉った衝撃作!」


オシムの元通訳とやらがウザすぎて集中できませんが、ボスニア頑張れ!!男前が多いぜ!!相手チームの怪我人の脇を抱えて引きずって自ら外に出してしまうキーパーに惚れた(笑)そして審判がアホ。

桐野夏生は好きだし、今回のもやたらと長いのにスルスル読める。でもなあ、今回は無駄に長い気もする。でも全部なければ成立しない気もする。
とにかく東一がクズすぎて、なんとか痛い目にあってくれないものかと、そればかり願って読んでたわー。まったく女とヤることしか考えてねえ!!プライド高いわ、権威欲ハンパねえわ、金に汚いわ、近年まれに見るクズだったわ。しかもクズを自覚してない。言い訳ばっか。あー思い出しても腹が立つ!!(笑)
と、イライラしながら読んだんだけど、読み終わってみると、何がテーマだったのか…。こういうクズに気をつけれってこと?
絶対違いますね。


今回のワールドカップ、面白いゲームが多いねー。オランダ・オーストラリアのケーヒル!!あの試合は良かったわー。入れたら入れ返す、入れたら入れ返す、で叫びまくった。んでケーヒルで絶叫。ご近所の皆さまホントすんません。
ウルグアイ・イングランドもスアレスたんのアホ面と男前シュートを堪能できたし。
あらーボスニア負けちゃった。あのオフサイド判定がなければねー。でも最後押せ押せで燃えたわ。
イタリア・コスタリカはいつも行くバーで見始めたらやめらんなくなっちゃって、結局3時まで見て二日酔いでウニにキレられた。
ドイツ・ガーナも面白かったし、楽しいすね。眠いけどね。それに引きかえ、日本の試合つまんねえ。もちろん応援してるしさー、勝ってほしいし、詳しいこと分かんないから批判するとかじゃないんだけど、なーんかただただ面白くないわー。ストレスたまる。世界のデキるハゲたちを見習っていただきたい!!
コロンビア戦は頼んますよー(ФωФ)