気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

動画

2014-05-07 23:53:43 | 中村健人
関西学院大学のフィギュアスケート部のHPに四大学定期戦の写真と動画が上がりました。→こちら
動画が上がることを望んでいたので、すごく嬉しいです。
関西学院大学のフィギュアスケート部の皆様、どうもありがとうございました!



健人君の引退試合

2014-05-04 17:00:07 | 中村健人
昨日の大阪、臨海スポーツセンターの四大学定期戦に行って参りました。
正直言うと、全日本までは続けてくれるんじゃないかと勝手に期待していたので、この試合での引退はショックでした。でも就職活動と平行して練習を続けるのは大変なことだろうし、本人が考え抜いて出した結論だから、見送りに行かないわけにはいかないです。

臨海スポーツセンターに足を運ぶのは2回目で、それは2008年5月13日の「臨海スポーツセンター存続のためのイベント」以来のこと。あれから6年も経っていて、多くの方の努力と協力の末にリンクが存続したのだと思うと感慨深かったです。(当時のレポはこちら。→ 
あのときは大ちゃんのHipHopスワンを見たのですね。すごく昔のことに感じます。

定期戦は立教、慶応、同志社、関西学院の4大学で行われます。
私は開会式から見ようと思っていたものの、家を出るのが遅れて見られず。でも試合は最初から見られました。
A~Dの4つのカテゴリーで行われ、Dクラスの選手は大学生になってからスケートを始めた選手が多そうな感じでした。ジャンプも半回転や1回転だったりで。試合というより、発表会を見ているような感じです。
こういうレベルから見ていくと、全日本ならどの選手も当たり前に跳ぶ3回転ジャンプというのが、いかにすごい技なのかということを実感します。

健人君はほとんどの時間をリンクサイドで、仲間達と談笑しながらリラックスして過ごしていました。アップしたり、たまに音楽に合わせてリズムを取ったり。
リンクサイドには全日本でおなじみの近藤眞樹君がずっといました。彼は滑らず、関西学院のOBとして見に来ていたのでしょうか?
木原龍一君や村元哉奈ちゃんも来ていました。

そして花を持ったいい男が歩いている、と思ったら、重松先生でした。健人君の前コーチ。元教え子の引退にこちらも駆けつけてくれたようで、重松先生のその姿を見ただけで感動してしまいました。客席の後ろで健人君とお話していました。

立教ジャージを着てずっとリラックスして笑顔で過ごしていた健人君ですが、6分間練習で衣装を着て現れたときには雰囲気が変わっていました。
鋭い試合のときの顔付きに変わっていて、皇帝衣装と相まってすごいオーラを発していました。リンクサイドに現れてから氷に乗って練習し、またリンクにサイドに戻ってバックヤードに消えていくまで、全日本と同じように集中していてにこりともしず、完全に競技者の顔でした。この辺りから他の選手とは違いました。
頬がそげているなと思っていたのですが、体も絞り込まれていました。

6分間練習ですが、そこまでの選手とはレベルが違いすぎていて、スケーティングからしてものすごいスピードと美しさでした。全日本の最終グループで滑ってきた選手ですものね。
ジャンプは最初ルッツが調子悪いかなと思ったものの成功させて、3A、3A-3Tも成功させて拍手をもらっていました。
それでも本人の気が緩むことはなく、バックヤードに去っていくときには厳しい表情をしていました。その表情で無言で後輩に持たせていたエッジケースと上着を受け取る姿は、いかにも先輩というか、皇帝様という感じでした。(笑)

自分の出番のときにリンクサイドに現れたときには、表情が柔らかくなっていて、リンクサイドの選手達数人に握手を求めていました。恐らく仲間達の握手から力をもらっていたのでしょう。
氷に立ったあとも、リンクサイドの全員とハイタッチしてからスタートポジションにつきました。

演技は圧倒的でした。まず3A-3Tを成功させて大きな拍手をもらい、その後のジャンプもきれいでした。3Aを後半にも成功させ、コンボのタノも優雅で美しい。なぜかトゥループが2本ともダブルでしたが、そんなのは気になりませんでした。
最後までスピードがあって動きにキレがあり、スピンの回転速度もあり、本人の気持ちと気迫のこもった見ていて失敗する気がしない演技でした。(実際は2本パンクアリですが)
細部まで繊細に表現していて、最後のコリオの柔らかい表情と表現の多彩さが素晴らしかった。
少し悔しさもありながら、やりきった演技と言えるのではないでしょうか。
フィニッシュの後に氷に触って、挨拶のときには涙していました。
観客は総スタオベで彼の雄姿を見届けていました。

スピード、体のキレ、ジャンプ、表現、総合的な美しさ、どれをとっても私が見た彼の演技の中で最高のものでした。
こんなにも素晴らしくて、22歳とまだ若くて、余りにも最後にいいものを見せられたので、正直言うと引退が余計に惜しくなってしまいました。

その後は本人はずっと柔らかな笑顔で、重松先生や仲間やファンから花やプレゼントを受け取ったりして過ごしていました。
競技の終了後、氷上で健人君のあいさつがありました。
今日は自分だけの大会ではないけれど、主役だと思っている、まだ現役を続ける人は悔いのないように、というような内容で、ユーモアを交えて堂々と話していました。詳しくはツイッターでレポしてくださった方がいます。
それを見て本当に大人になったな、成長したなと感慨深いものがありました。
その後彼の希望で選手や関係者も氷に乗って記念撮影。もうスケート靴を脱いでいたり、最初からスケート靴を履いていない人もいるので大変そうでしたが、楽しそうでした。

その後リンクサイドに再び戻ってきたのをしばらく見ていた後、ホテルまでの帰りの電車が気になったので、私は帰りました。

もうこれで彼のスケートを見ることはできないのだと思うと、とても複雑な気持ちが渦巻いていて、今日になっても気持ちの整理は完全についていませんが、行って良かったとだけは言えます。
彼の最後の素晴らしいスケートが見られ、以前からブログを拝見していた彼の熱心なファンの方にお会いして貴重なものを見せて頂くことができ、会場からの帰り途にはプルシェンコファンの方にも親切にして頂きました。

最後に、健人君、今まで本当にありがとう!!!!!
ずっとあなたのスケートを忘れません。

世界選手権

2014-03-31 22:12:54 | フィギュアスケート大会
26~28日の3日間を観戦して参りました。→公式リザルト
外国人選手に対して温かい会場でしたが、その中でもこの大会を最後に引退を表明している外国人選手には、日本人選手に対するのと同じくらい熱い声援が送られていて、それだけでも感動してしまいました。
アボットにトマシュ、カロリーナ、サフチェンコ&ゾルコビー、選手の側も熱烈な応援に感動している様子が伝わってきて、それにまたまた感動。フィギュアスケートの演技は選手だけでなく、観客も一体となって作り上げるものだと実感しました。
どの選手にとっても日本での試合が幸せなものになるといいなと願って観ていましたが、ミハルの棄権など、残念な出来事もありました。ミハルは妹の演技のときにリンクサイドにいるのを見ましたが、ひどい足の引きずり方でした。

アボットのフリーは最初の4回転が成功した瞬間に思わず涙汲んでしまいました。皆さん泣かれたらしく、演技の間中、周囲から鼻をすする音が。
ステップや動きの1つ1つに彼の想いが込められていて、それがストレートに伝わってきました。
残念なのは点数ですね。彼も納得いかないらしく、点が出たあとにずっと表情を曇らせていたのが悲しかったです。

トマシュのショートは最高でした。最後にあんな演技が見られるなんて!
そしてフリー、ショート4位だから少し期待していましたが、トマシュだからなと期待しすぎないように。そしてやはりトマシュでしたね。(笑)
でもスケーティングやステップがやはり美しくて、最高でした。初めて好きになった外国人選手が東京ワールドで見た彼で、7年経って初めて生で見られて、今トマシュ熱が再燃しています。彼を見られただけでも行った甲斐がありました。

日本人選手の活躍も素晴らしかったですね。特に町田君のショートには引き込まれました。そしてフリーでの結弦君とのハイレベルな争い。男子で日本人がワンツーとは感慨深いです。
小塚君は準備期間が短い中、6位は立派な成績だと思います。奇しくもソチの大ちゃんと同じ。彼には申し訳ない気持ちと感謝の気持ちしかありません。来シーズン以降も頑張ってほしいけれど、大ちゃんよりも3歳も年下だから若いと思っていた彼も25歳。ベテランの年齢ですね。

男子ショートのときから、どこの国が何枠とるかということを気にしていました。アメリカは久々の3枠獲得、そして1人しか出場しなかったロシア、中国、フランスがそれぞれ2枠獲得、素晴らしいですね。中でもショート、フリーの両方をほぼノーミスで滑りきったベセリエは素晴らしかったと思います。

女子はショートしか会場で見ていませんが、真央ちゃん、あっこちゃん、カロリーナの3人が本当に素晴らしい演技をしてくれて大感激でした。カロリーナは初めて生で見ましたが、本当に素晴らしいスケーティング技術で、高得点が出るのに納得でした。

ペアはショートとフリー、両方を会場で見ました。サフチェンコ&ゾルコビーは確かに良かったけれど、ショートはデュハメル&ラドフォード組が、フリーはムーアタワーズ&モスコヴィッチ組がミスのない迫力ある演技を見せてくれて引き込まれました。カナダのペアが最近好きです。

アイスダンスは不動の上位2組が欠場だったので、おもしろい試合になりました。カッペリーニ&ラノッテ組はずっと大好きで応援していたので、優勝はすごく嬉しかったです。ショートでは、始まった途端に私を見てよ、というようなアンナの迫力あるパフォーマンスに引き込まれました。ルカと共に一番スピードと迫力のある演技で、SP1位は納得でした。
フリーはBS・CSの放送待ちですが、順番がショートとは随分違っていますね。放送を楽しみにしたいと思います。

この大会の間中、引退する選手たちと、それを見守るファンの交流が、演技や拍手、声援を通して余りにも温かかったので、幸せな引退についてずっと考えていました。
ただひとつ名残り惜しいのは、この素晴らしい会場で大ちゃんを送り出せなかったことです。

このブログですが、予定通りひとまず休止にしたいと思います。でも消したくないのでしばらくはこのまま残しておくつもりですし、たまに日記のようなものを更新できたらと思っています。
自己紹介欄に書いていたメールアドレスですが、goomailが有料サービスとなったのでやめてしまいました。
では、今までお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました!

ソチ女子

2014-02-21 23:37:54 | フィギュアスケート大会
ものすごくハイレベルな戦いでしたね。表彰台の3人はごくわずかなミス程度でショートとフリーの両方を揃えて素晴らしかったです。
でもやはり心に残ったのは真央ちゃんのフリーの演技です。あんなに高い構成のプログラムを滑りきってしまうなんて!本当に素晴らしかった。今回の彼女の演技は忘れません。
ただ、ショートでのトップとの差からメダルのことは考えていず、総合順位も気にしてなかったのですが、あれだけの演技がフリーで1位にならなかったのだけが悔しかったです。
セカンドの3回転の回転が2つ認めてもらえなかったのと、PCSを出してもらえなかったのと。
採点競技は見ていてとても辛い気分になってくることがありますね。

優勝したソトニコワは、ショートがいいときはフリーでミスをしたりもしますが、今回のフリーは最初からいい集中をしているのがテレビの画面越しにも伝わってきていました。1位とは僅差のショート2位というのは滑りやすいポジションだったのもあるかもしれません。ショートもフリーもエネルギッシュな滑りでした。

キム・ヨナ2位。これだけのブランクがありながら力が衰えてなくてすごいですね。

3位にカロリーナが入って、メダルを取ったのが嬉しかったです。素晴らしいキャリアの持ち主なのに、まだオリンピックのメダルを持ってませんでしたものね。

4位にゴールド。アメリカはバンクーバーに続き女子4位でまたメダルを逃しましたが、急成長中の彼女とエドマンズの2人で、この後アメリカ女子は楽しみな展開になってきそうです。

5位にリプニツカヤ。優勝候補の一角だったのに。ソトニコワとの明暗の差を分けたのは、団体戦に出場したかどうかだったのかもしれません。短期間にピークを2回持ってくるのは彼女の能力の高さをもってしても難しいこと。

6位に真央ちゃん。ショートが終わったときは、信じられないことが起こったという感じで本当にショックでした。でもフリーでこれ以上はないというほどに彼女らしい演技を見せてくれました。この大会で一番心に残る演技であると同時に、これまでの彼女の演技で一番心に残る演技になりました。
しかし大ちゃんと順位が同じですが、男子との違いは彼女が最上位であること。今回の日本女子、きつかったですね。

7位にアシュリー。1つのミスで大きく順位が変わってしまうのがこの大会のレベルの高さでした。

8位に明子ちゃん。最後のオリンピック、入賞できてよかったです。両足の小指を痛めていて、ジャンプは失敗もありましたが、表現の面では私はやはり彼女が一番好きですね。

12位に佳菜子ちゃん。フリーは試合前に気合が入りすぎていて空回りしないか心配でしたが、ちょっとまたミスをしてしまいました。でも彼女の実力はこんなものじゃないので、この後を楽しみにしています。

大会全体を振り返ると、団体戦の影響を受けた選手が複数いたり、ロシアコールがすさまじかったり、テレビで見ているだけできつい大会でした。
ゆづの金メダル以外は日本選手団にとってほろ苦い大会でもあったのではないかと思います。ペアとアイスダンスがフリーに進めなかったのも惜しかったですね。
でもどの選手もものすごく頑張っていたことは、痛いほど伝わってきました。本当にお疲れ様でした。

団体戦ですが、チンクワンタ会長は次回もやる気満々のようですが、それなら個人戦の後にすべきです。団体戦を先にやれば個人戦に影響が出てくるのは、ド素人にでもわかることだったのに。団体戦はエキシビ感覚ぐらいで、個人戦の後がいいです。
団体戦がこのまま個人戦の前だった場合、メダルを取れる自信がある状態じゃない限り、辞退できないでしょうか。

ソチ男子 後半

2014-02-16 16:47:18 | フィギュアスケート大会
だらだらと書いているだけの気がしますが、後半です。

レイノルズは今回も4回転の回転が認められず順位を上げることができませんでしたね。4回転をポイントゲットの中心に据えている選手は厳しいですね。ゆづのように、4回転を失敗しても他でも点が稼げる構成を組んでくることが大切になってきます。

多くの人が同じ感想だったと思うのですが、トマシュ、アボット、ジュベールの大ちゃん世代の3人がいい演技を最後に見せてくれたのは本当に嬉しかった。偶然にこの3人は順位が11~13位と並んでいますね。ミハルとトマシュが10、11位と並んで、ショートでも順位が並んでいたのにもチェコの2人、どんだけ仲良しなのと笑ってしまいました。
アボットがショートの4回転で転倒して起き上がれなかったのには、このまま棄権かと青くなりました。その後あそこまでの演技を見せてくれるとは。そしてフリーは4回転は回避しましたが、今までで一番しっとりと心に残るエクソジェネシス交響曲でした。
ジュベールとトマシュが4回転を跳んでくれたのも嬉しかったですね。こんなに1つの世代の選手をまとめて愛しく思うことはもうないのかもしれません。彼らの引退が本当に寂しいです。そして揃って素敵な演技を見せてくれたのは、最後の大きなプレゼントですね。

フリーの最終グループにジェイソンとペーターが入ったのは驚きでした。
ジェイソンは4回転はないものの、それ以外では大きな評価を得ている勢いのある選手。フリーはさすがにミスはあったものの、いい笑顔で終わりましたね。19歳でシニア1年目であること、今後4回転を入れてくる可能性があることを思うと、将来の変貌が楽しみな選手です。私はいつもキスクラの美人すぎるコーチと、彼女へのジェイソンの甘えっぷりにつっこみを入れています。(笑)
ペーターはずっと伸び悩んでいたので、私は彼は中堅選手のままで終わるのだろうかと思っていました。そうしたらヨロ選では4回転も成功させてかなりよくなっていて、今回のショートでは完璧な演技で5位。花開いた感じですね。特別な個性はまだ感じないので、演技の完成度で勝負していってほしいと思います。

追記:17歳で7位のハン・ヤン、将来が本当に楽しみな選手です。3Aも4回転も本当に美しいですね。今季のショートはまだ反抗期を抜け切ってない年齢の彼の性格を案外表しているのかも、なんて思ったりもします。今後違ったタイプのプログラムを色々と見てみたいです。

大ちゃん6位。これはもう順位じゃないですよね。散々足の調子の悪さが報道されていたので、順位やメダルは何も考えずに見ることにしていました。
そして彼の持てる力は120%以上出してもらったと思います。点数で考えれば回転不足は痛いのですが、両足になっただけで転倒も1つもないし、怪我以外の精神や身体は最高の状態にもっていって演技できたのではないでしょうか。
そしてフリーの後半は柔らかな笑顔で滑って、フィニッシュもキスクラもずっと笑顔が見られたのが何よりです。もちろん後半のアクセルさえ成功していたらメダルがとれていたのになどとは思いますが、ショートを見た後ではもっと悪いフリーを予想していたので、十分すぎるほどです。
キスクラではシロクマのぬいぐるみに癒されました。ぬいぐるみが似合いすぎる27歳男子ってどうなの、と思いますが、それが大ちゃん。(笑)
あとキスクラでは歌子先生の素敵なハワイアンキルトバッグに目が釘付けでした。私もキルターの端くれですから。
この方が作られたのですね。

この大会中、一番大ウケして笑わせてもらったのが町田君の「逆バレンタイン」発言でしょうか。フリーはしっかりと逆バレンタインしてもらいました。ショート11位からやはり順位を上げて、メダルまであと一歩の5位までせまりましたね。彼は日本男子一のユニークなキャラとして、まだしばらく活躍していってもらいたいと思います。ワールドのメダルが狙える位置にいることを証明したのだから、それを目標に頑張ってほしいですね。

4位フェルナンデス、彼の4回転はここのところ気まぐれです。今回はかなりいいほうだったのでは。でも4位は本当に悔しい結果だったと思います。
追記:ジャンプがノーカンになるミスは痛かったですね。それをメダルまで順位1つの差でやってしまうのがオリンピックという場所だったというのが辛いところです。

デニス、もう3位は彼から大ちゃんまでの4人の中で誰が入ってもおかしくない状況でした。それを制してメダルを手にしたのは、フリーの4回転を1本にして、冷静に自分のできることをやりきった彼の勝利ですね。

今回一番悔しかったのは案外パトリックだったのかもしれません。まるで4年前の真央ちゃん状態。
五輪の氷には魔物がいた?でも彼は金を取ったら引退するつもりだったでしょうから、スケートの神様が彼のスケートをもう少し見たがって敢えて金を取らせなかったような気もします。大ちゃん+オジサン達に加えて彼まで引退したら寂しすぎるから、彼にはまだ引退してほしくなかったし。
今回の銀はミスを重ねたことによりますが、今後ゆづに対抗するためには、ジャンプ構成をさらに難易度の高いものにしていく必要がありますね。それはとても難しそうだけど。

結弦君の金はパトリックの失敗に助けられた面はありますね。でも勝ちは勝ちです。この2人が完璧に滑っていた場合でも、組んでいるジャンプ構成の高さから彼が勝っていた可能性は高いです。
彼は大きな舞台ほど力を発揮する傾向があるから、ショートに続いてフリーも大丈夫だろうと思っていましたが、4Sはともかくまさかのフリップでの転倒。後半が崩れて日本がメダルなしだけはまずいと思って見ていました。結果は予想以上でしたが。
表現では大ちゃんに、スケーティングではパトリックにかなわないし、4Sまで含めると屈指の4回転ジャンパーというわけでもありませんが、彼には勢いと誰よりも強い気持ちがありました。その気持ちがあれだけ難易度の高いプログラムを組ませたのだし、この大舞台で崩れずにいて勝利を掴ませたのだと思います。
ちょっと微妙な気持ちはあるのですが、金メダル、おめでとう!

ところで、タラソワさんのゆづに対する発言ですが、読んだ瞬間は笑ってしまいましたが、メディアの前で他国の選手の勝利にケチを付けるのは大変失礼なこと。
もう一度旧採点時代ではなく新採点のルールブックを読み返すと同時に、ロシアに男子のメダルの可能性が最初からなかったのは、裏に何がありどんな思惑だったのかは知りませんが、教え子のコフトゥンよりもプルシェンコをご自分が推したことによるものだということを深く反省してほしいと思います。プルシェンコが選ばれた最後の一手は彼女の発言だったでしょうから。
コフトゥンが出場していた場合でもロシアは団体は圧勝だったから優勝していたでしょうし、個人戦も銅なら可能性がありました。

最後になりましたが、ぺアは金・銀のロシア2組、本当に素晴らしい演技でしたね。サフチェンコ&ゾルコビーがミスをしながらも3位に入ったのは嬉しかったのですが、パン&トンが4位。メダルの数は決まっているから仕方ありませんが。
成美ちゃん&木原君は目標にしていたフリー進出は叶いませんでしたが、団体から続けてよく頑張ってくれました。今後を楽しみにしています。

まだアイスダンスと女子がありますね。いつも男子が終わると、大会が終わったかのような気持ちになってしまいます。でも頑張ってリード姉弟と真央ちゃん、あっこちゃん、佳菜子ちゃんを応援しなきゃ。