綿星日記

心に映った風景を気ままに綴る。  

映画「窓辺にて」を観て

2022年12月09日 | 新しい地図
毎日SNS上に現れてくる窓辺にての感想、絶賛するものばかり目にします。映画は傑作と、稲垣吾郎が素晴らしい。長年稲垣吾郎ファンをしているが初めての体験。今泉監督の人気の高さに驚いてます。

しかし、それは、別世界の話のようにも感じます。吾郎コミュニティ以外のところで、私の知り合いの中で窓辺にてのことを知っている人はいないのではと思うのです。



さて、映画を観て私はあることに気がつきました。私は怒りの感情がほとんどわかないと言うことに。喜怒哀楽の中でも怒りの感情と言うものは個人差がものすごく大きいものではないでしょうか。映画の中で茂己さんは妻が浮気をしていることよりも自分がショックを受けないこと怒りの感情がわかない事にショックを受けていましたが、そもそも茂己さんには怒りの感情と言うものが浮気とか言うことに関係なくすごく低いのではないでしょうか?そして、私もそうであるということに気がついたのです。ついでに言うと私の夫は、怒りの感情がものすごく大きい人なんです。それで周りの人に不快な感情を与えていると思います。

どちらが愛情が深いと言うことではないと思います。私はともかく、茂己さんは愛情深い人だと思います。義母を撮った写真を見ればわかりますよね。



「人に期待しない」が座右の銘である吾郎さんが今泉監督と親和性が高いのは当然だなと思います。もっと怒っていいんですよと言われる吾郎さんは、茂己さんと似てると思う。小説をちゃんと読んでくれてることに感謝されることも、吾郎さんあるあるですよね。正直なところも似てますね。吾郎さんの感想には嘘がない、だから人に信頼されますよね。

でも、正直さが人を傷つけるというのも確か、荒川さんの小説を「僕には必要のない小説だった」というとこはヒエーとしたし、「彼にしてあげることがあったとして一緒に寝たりすることじゃないと思う」という茂己さんには静かな静かな怒りも感じました。紗衣さんには突き刺さったでしょうね。



手に入れることと手放すこと。

茂己さんは結婚を手に入れて小説を書くことを手放した。そして映画の最後には紗衣さんを手放した。これから何を手に入れるのだろう。

紗衣さんは浮気中に「罪悪感ってあった方がいいのかな」と言ってたけどあまり罪悪感無さそうなのは何故なんだろう。茂己さんから手放されて、これからどうしていくんだろう。

荒川は紗衣さんとのこと小説に書いたら過去のことになったと。そして書ける人として生きていくんだろうか?



留亜は茂己さんいわく創作が必要な人でずっと書き続けるだろうとのこと、たくさん手に入れてたくさん手放していくんだろうな。時々茂己さんに話聞いてもらったりするのかな?



マサは茂己さんの取材相手なんだろうけど、一番の友人のような位置にいることには、疑問を感じます。

マサとゆきのの夫婦には2人目の子供ができて、それを知ったなつさんが離れていって浮気が終わるのを期待します。



留亜のおじさんはある意味理想的な生活にも思えるけど、雨の日に石を拾って、天気のいい日には何をしてるんだろう?「無駄を大事にね」というカワナベさんの言葉にSMAPのJOYを思い出してしまった。(無駄なことをいっしょにしようよ)



優二のピュアさやパチンコで隣になったお姉さんのまともさ救われます。

お金も時間も失うという最高の贅沢であるらしいパチンコはこれからも遠慮しておきます。



こう書いていくと登場人物全員のことが気になっていることがわかります。今泉監督が全員に愛を注いでいるからでしょうね。

大好きな映画になりました。



今パンフレットを見ながら書いてるんだけど、ほんとに素敵なパンフレット、ポスターやムビチケについてきてた栞などとにかくセンスがいい、美しい。今泉監督のまわりには素敵な人が集まってるんですね。監督がかっこいい吾郎さんを全カットしなかったおかげで、かっこよく綺麗な吾郎さんに会えてファンとして嬉しい限りです。



最近は、喜怒哀楽の感情のほとんどが吾郎さんからもたらせてることにも気づきました。
喜び、せつなさ、嬉しさ、時々せつなさに辛くなってしまうこともあるけど、やはり幸福感のほが上回ります。これからもいっしょに人生を歩ませ下さい、吾郎さん。

(ちなみに私が怒り心頭したのはスマスマの4人パリの時、吾郎ファンならわかってくれますよね。覚えている限りこの時だけのような気がします)

談話室稲垣vol13

2022年07月01日 | 新しい地図
週刊文春woman読み応えがありました。戦争入門の特集とのことで談話室のお客様も「同志少女よ、敵を撃て」の逢坂冬馬さん。吾郎さんの質問や話の進め方で、知らなかったことをたくさん学べました。

第二次世界大戦下にヨーロッパで起きていた戦争って吾郎ちゃんの言うように馴染みが薄い。独ソ戦では戦争終結までにソ連で2000万人、ドイツで900万人以上の命が奪われたと言う、桁が違う。ウクライナ侵攻中のロシアがナチスに勝利した戦勝日を祝うと言うニュースを見たけど、2000万人死んでも負けたといわなかったんだなと恐ろしさを感じます。現在行っている戦争でもロシアは負けを認めないのではないのかと。戦場がウクライナだけなので破壊されるのはウクライナのみ、ロシアが侵攻をやめない限り終わらない、いったいどうなってしまうのだろう。でもロシアに攻め入ってアメリカも巻き込んで第三次世界大戦になることだけは避けなくてはと誰でも思う。現在進行形の戦争の行く末に暗澹たる思いがします。



吾郎さんのコミュニケーション能力の高さはますます磨きがかかってますね。本を深く読み込んで作者の意図を理解していることが基本、その上にガンオタク的知識をさりげなく披露し相手の心を掴んでしまう。そして俳優としての経験の話と結びつけて具体的に話す。今回では「明鏡止水」の話、本当に凄いと思う。努力に培われた才能ですね。



GLOWの吾郎さんは美しく、牧瀬里穂さんも素敵、「二十歳の約束」が気になり、私のゴロウライブラリーを探し一気見しました。吾郎ちゃん18歳か、まだ幼さが顔をみせてます。まあ走るは走るはバイクに乗るは、言葉使いも態度も不良っぽい結構大変だったのでは?牧瀬里穂さんはとにかくかわいい、そして深津絵里さんが純平と一緒に暮らす茜を演じてるんだけど、純平に別れを告げる演技力に驚いた。発展途上の初々しい吾郎さんが楽しめます。そしてヒューヒューだよのセリフは牧瀬里穂ちゃんが、純平と茜のことをヒューヒューだよ、熱い熱いと言ってることに驚きました😆。


不可避研究中にもっと注目を

2022年06月02日 | 新しい地図
吾郎さんのレギュラー地上波番組「不可避研究中」

もっと注目されてもいいのでは。

NHKでの、地上波のMCですよ。

放送がイレギュラーであり、吾郎ファン以外で見てる人がいるのか不安になってしまいます。

SMAP語りの人たちの話題にもなってないし、見落とされてる感じがします。

新しい地図も放送がイレギュラーなんだから、放送日時を知らせてほしいです。

NHKのディレクターが企画し、本人が顔出し出演という斬新な企画。

Twitterとの連動企画もあり。



最新の「勝ち組」の回は面白く、考えるきっかけになりました。吾郎さんは自分の中では答えはみつかったと。この番組は答えを提示するのではなく考える材料を提供してくれるのがいい所です。

卓球おばさんの私としては、卓球命の素人さんが登場して、吾郎さんと対談したことにビックリ、彼のことは知っていましたが、吾郎さんの言う通りまさに心の勝ち組ですね。

勝ち組だと思うかどうかは本人次第ということ、だれでも勝ち組になれる。



そして、吾郎さんの人を否定しない生き方、自分も否定しない生き方は素晴らしい。私もそれを目指したいです。



ああ、それにしても吾郎さんの俳優のお仕事のお知らせはいつになるのだろう。

それさえあれば、もやもやが吹っ飛ぶんだけどなあ。

でも今は、吾郎さんからこちらに届くものをありがたく受け取って、微力ながら応援を続けようという心境です。

次の不可避研究中はいつになるんだろう。楽しみに待つこととします。

ほん怖

2021年10月27日 | 新しい地図

今年も「ほんとうにあった怖い話」が放送された。年に一回ではあるけど唯一SMAP時代から続いている番組。それはそれで嬉しいことでホッともしたけど、新しい地図になってからレインボーブリッジを渡っているのはこの一回だけという異常事態が続いている。

「武器はテレビだ」とSMAPを使って息巻いてたのによくこうゆう仕打ちができるものだと呆れる。まともに起用してるのはNHKだけだ。未だに変わらないのは何故なんだろう。



ほん怖の吾郎さんは相変わらず麗しく、一番怖いのは変わらない稲垣吾郎だと話題になっていた。



思い出すのはSMAP5人で視聴率100%と話題になった時があって、他の4人はドラマだったと思うけど、吾郎さんはほん怖で少し残念な気がしたことだ。

でも今になってほん怖の偉大さに気付かされた。ほん怖世代の子供たちが大人になって活躍し始めていて、吾郎さんのことに親しみを持ってくれてる、長く続いていることで知っている人が多い。

「はい吾郎さん」とみんなで言いたいという共通項がある。これは貴重なことだよね。



私は怖いのが苦手で、今年は頑張ってみてたけど、最後の事故物件で途中リタイアしてしまった。昼間に続きを見なくては。



吾郎さんは霊にまで敬意を払っているから、霊たちも悪さはしないよね。



ほん怖が続くことを願います。なんなら以前のような週一にレギュラー化もいいんじゃないと思ってます。

コロナ禍と吾郎さん

2021年10月15日 | 新しい地図

先日姉から「お母さんが亡くなって2年だね」というLINEがきました。。「今から思うとちゃんとお葬式できてよかったね」と返信しました。もう随分長い間コロナ禍にいる気がしますが、2年は経ってないんだなと思いました。





その間のことを振り返ってみると、吾郎さんに降りかかった苦難に思いが至った。まず残念だったのはNo9不滅の旋律のウィーン公演がなくなったこと。そして東京公演はなんとか行えたが、半分の座席だったこと。半分では興行収支がどうなのか心配になった。

吾郎さん監修のBISTRO_J_Oは飲食店ということで、数々の制約を受け、休止も余儀なくされた。私もまだ行けてない。2周年ということはコロナ禍と丸かぶりという厳しさだ。

朗読劇「カラマツのように君を愛す」これも座席は半分だった。私にとってよかったことは配信が行われたこと、この朗読劇は本当に素晴らしかった。

なんといっても悲惨だったのはサンソンの舞台だ。今から思えばなんら中止にする必要はなかったと確信がもてるだけに悔しい。20公演が中止となり損失は億単位だろう。吾郎さんへの影響はどれくらいあるのかわからないけど。



その他表には出てないけど、流れてしまった映画とかあったんじゃないかなと想像してます。

吾郎さんは自分だけじゃないからと言いますが、吾郎さんに降り掛かった苦難は大変なものだと思います。



ああ、吾郎さんにいい風が吹きますように祈るしかない私です。



(コロナ禍で唯一良かったことは舞台が配信されたこと。地方住みのものにとって舞台というのは遠い世界なのだ。配信で見たルイスの表情に感動、サンソンの苦悩もありありとわかりました。白井さんは劇場で味わってこそと言われますが、劇場で味わえる人は選ばれた一握りの人、その他の人は舞台のことは知らず一生を送るわけです。一度も見たことない人も多いのではないでしょうか?

舞台の醍醐味を100%味合わなくてもいいたとえ10%でも舞台を味わいたい。これからも配信があることを期待します。)


ワルイコあつまれ

2021年10月06日 | 新しい地図

NHKEテレで放送されたワルイコあつまれ、ななにー以外では初めて新しい地図の3人が揃った番組。
色々と攻めてる番組で評判も良いようです。
そして次回に期待が高まっています。そして吾郎ファン以外でも吾郎ちゃんのシリシリダンスが見たいという声が多いような気がします。なんだかんだ言ってみんな吾郎ちゃんのダンス好きなんじゃないの?TikTok番長でしたしね。

ワルイコということを考えてみると、ジャニーズにいたワルイコはみんな辞めちゃった気がします。残っているのはいいこばかり?エースはワルイコの筆頭かと思われたけど案外いいこだったのかな?



そしてEテレ子供向け(大人向けでもあるが)ということが凄いと思う。SMAPが解散して5年が経とうとしている。もう知らない子供達も多くなってる。そこを狙っていると思うんだよね。



吾郎ファンとしては、ワルイコあつまれも楽しみではあるが、吾郎ちゃんの新しい俳優の仕事が待ちどおしい、特に映画。

インテリゴロウなどでいろいろ稲垣吾郎にこの役をというのを聞いているが、実現していない。

どうかどうか吾郎ちゃんにいい俳優の仕事がありますように。吾郎ファンとして祈るばかりです。

稲垣吾郎の対話力

2021年08月10日 | 新しい地図

8月のななにー、インテリゴロウ、ゲスト脳科学者の中野信子さん。

最高に楽しかったですね。吾郎さんに才女というのも、いい組み合わせです。

とにかく、打てば響く吾郎さんの会話力、今までの知識と経験の積み重ねがないと対応できませんよね。

中野さんの専門的な説明も吾郎さんを通せば、よりわかりやすくなるという素晴らしさ。

そして吾郎さんの記憶力は驚異的、吾郎さんの脳はよくやってると褒められていいと思う。



「群像」での小野正嗣さんとの対話で「媒介者」という言葉がありましたが、表現者であるのに媒介者でもあるということは今や、吾郎さんの確固たる居場所となってますね。





稲垣吾郎と対談、ラジオでのゲスト、なんにしろ、稲垣吾郎と会えるとなると、多かれ少なかれミーハー心があると思う、そして実際に会うと想像してたより、顔がきれいで、まずドキドキすると思う、そして、話してみると気さくで、何より自分の作品をしっかり読み込んだり、聞き込んだりしてくれているので、感激し、会話が弾み、すべての人が楽しかったという感想になるのです。これは、吾郎さんの努力と人間的魅力の合わせ技ですね。



特に好きな対話を思い出してみます。



雑誌「Number」パラ卓球岩渕幸洋選手との対談 

私が卓球をやってるということもあり、とても興味深かった。吾郎さんはゴルフやってて本当によかったよね。ゴルフのことから話が広がります。そしてパラ卓球のクラス分けもよくわかりました。

パラ卓球の極意・・自分ができることと、できないことをちゃんと見極めなければならない。できないことはちゃんと認めて、得意なことを武器にしていく。これって色んなことに通じる人生訓ですよね。

これから始まるパラ卓球が楽しみです。



クラシック音楽館 「ベートーベン250」 指揮者広上淳一とのやり取り

面白かったですね。広上先生からの「おっしゃる通り」 「いいことおっしゃる」の連発が嬉しい。吾郎さんにとってNo9不滅の旋律は人生の財産ですね。年々ベートーベンに詳しくなる吾郎さんとファン?舞台もより深くなっていくことでしょう。楽しみです。

広上先生指揮のベートーベンもぜひ体感してみたいと思う。



THE TRAD クラリネット奏者辻本美博さんご来店

上質な音楽をじっくり味わうがコンセプトのラジオ番組、吾郎さんの看板番組として定着して来ました。最近は毎回楽しいのですが、この回は特に良かったですね。

クラリネットをいい人と言う吾郎さんが最高❗️




きれいのくに

2021年06月03日 | 新しい地図
NHK夜ドラとして放送されたドラマ きれいのくに 風変わりなドラマでした。



ドラマを見終わったあと、私は「クソ野郎と美しき世界」のことを思い出していました。映画自体ではなく、パンフレットのこと、今探し出して読み返してみたけど、記憶に間違いありませんでした。



一つは4部の監督だった児玉祐一さんの言葉。稲垣さんの顔がめちゃくちゃ好きで、あんなにかっこいいなんてずるいと、もう一冊の方でも稲垣さんの持ち前の美しさが際立ってると語っております。これを読んだ時、正面きってこれだけ言ってる言葉をあまり聞いたことがなかったので嬉しかったのを思い出します。

もう一つは企画を担当した多田琢さんの言葉

吾郎くんはなぜかいじめたくなっちゃうんですよね。前も思いっきり殴られるシーンを撮りましたと。これを読んだ時かなりショックでした。

人にはきれいなものを破壊したい、歪めたいという衝動があるのでしょうか?きれいのくににおける吾郎さんの起用はまさにこの2点にあるような気がしたのです。

トレンド顔で誰もがなりたい顔のはずなのにその顔がいい意味で描かれることがなく、印象に残るのはパパ活男(これは本当に怖くてトラウマになりそう)と酔っ払っい男って残念すぎる。他の人物も悪い人でもないんだがいい人という感じがしない。1人くらい吾郎顔のいい人がいてもいいだろうに。唯一の救いはトレンド顔の中山くんがいい人に描かれていたこと。(しかしいくら吾郎さんが若く見えるからといって、今の顔の吾郎さんで高校生は無理あると思う。若い頃の吾郎さんの顔を使えばかっこよかっただろうなと思う。)



今は、 吾郎さんの外面、内面の美しさを素直に表現するドラマや映画が見たいなあというのが素直な気持ちです。

朗読劇「カラマツのように君を愛す」

2020年09月01日 | 新しい地図
配信で見ることができました。(田舎に住む者として嬉しかった。コロナ禍で唯一良い出来事のように思います。これからも配信が続くこと祈ります[No9]。)



私は一人の人しか愛せない?のでまだ水縞尚さんに浸っております。



  美しいものに感動します



衝撃を受けました。素晴らしかった。心が揺さぶられました。
声だけで、語られる情景が、目の前に次々と浮かびました。

水縞君の心情が痛い程伝わってきました。

声の表情というものでここまで伝えることができるんですね。

吾郎さんの力量は私の想像の上をいってました。


門脇麦さんの声や姿の透明感もりえさんにぴったりでしたね。



以下水縞君の心情を中心にまとめてみたいと思います。



2006.12.31 夕月夜(夕方に見える月のことで、三日月をさすことが多い)

想う、ということは苦しみです。

なんらかの形で苦しみが離れていくまで、ボクはこの日記を書き続けようと思います。



「ツキノウラで暮らそう」 月の裏にきこえます



2007.1.2 小望月(十四日月、満月前夜の月)

りえさん「行きます」



2007.1.11 二十三夜(半月、下弦の月、真夜中に出てくる)

水色のワゴンバスと最低限の荷物

茨城県大洗からフェリーに乗る

 

2007.1.14 二十六夜(三日月を反転させた月、午前3時ころ昇る)

苫小牧から車で二時間 月浦へ

水彩画のように水色から続く薄紅色の空には、白く透明で消え入りそうな月が申し訳なさそうに出ていた

美しい情景が目の前に浮かびます


僕の心の中でマッチが擦れて火が灯る



しばらく見ていると空は瞬く間に漆黒に

そこにくっきりと映えた銀色の月、湖には月の光で輝く道ができていた

美しすぎます

りえさんの目から一粒の涙

ボクはそれを見た瞬間、はっきりとりえさんに恋したことを自覚した。



2007.1.19 朔月(新月、まったく見えない)

新月の日 借家の一軒家で暮らし始める

何もかもが再スタート、今必要な分だけ



2007.1.20 二日月(糸のように細い月)

りえさんがじゃが芋のスープを作ってくれました。

「きっとパンが合うね」

明日、パンの作り方を調べてみようと思います



2007.1.24 夕月夜

陽子さんガラスのアーティスト

「スキナトキニ スキナコトヲ」



2007.2.4 立待月(満月の二日後の月)

カラマツの木 先駆樹 山火事などで消滅した森に、最初に生える木、環境が整うとモミなどの樹木に取って代わられ森からほとんどカラマツが姿を消してしまうという。

ボク自身カラマツを見るとなんだか自分のようだと自嘲気味に思えてくるのです。



本当は自分自身が何かから逃げたのかもしれない。

りえさんは、ただの一度もボクに『月とマーニ』の絵本を見せてくれたことはありませんでした。



2007.5.8 十四夜(幾望の日)

『ここにしよう』

タンポポがたくさん咲いて、あたり一面黄色になった草原、その草原からは湖が一望できて、微かにせせらぎの音が聞こえてきました。

「ここにしようと決めましたここにしよう、この景色をみてもらおう」

私も田舎暮らしで決めた今の家、上の原っぱにタンポポが一面に咲いていてここにしようと決めました

そこで珈琲を飲んでもらう



ボクはなんだか子供のようにウキウキしました。

そしてりえさんのいれる珈琲に合うパンを作ってみよう、そう決意したのです。



2008.4.6 新月の日

『cafe mani』 名前はりえさんがつけました。

マーニは月の神の名前

いよいよ開店です。

目の前に大きな窓

碧の湖、水色の空、緑の草原が一枚の絵のように切り取られています。

たぶん、これがたぶんマーニの一番のごちそうです。いいなあ



2008.6.21 居待月(満月の三日後の月)

夏至なのでキャンドルだけで過ごす時間をもうけてみました。

常連客の郵便屋さんと阿部さんを招待



りえさんの料理は一貫してます。

大切に育てられた食材を使い、大切に料理する。大切に作られた道具を大切に使う。

見習いたいけど無理そう


ボクも道産の小麦粉と天然酵母で、今日はライ麦パンを焼いてみました。



ボクはりえさんのおかげで東京での生活とは全然違う時間を過ごしていることに心から感謝しました。



2008.7.31 一六夜(いざよい、満月の翌日の月)

麦秋 近くの麦畑が一面、黄金に輝いていました。

風にさわさわと麦の穂が揺れているのを見ていると、ほんとうにおいしいパンを作ろうと思うのです。

美しいものに感動します。



2008.9.22 弓張月(半月、上弦と下弦あり)

りえさんが秋の日に合うブレンドの配合を考えているのです。

りえさんがいれた秋のブレンドの最初の一杯をボクは飲むことができたんです。

この瞬間ボクはこの上なく幸せでした。



2008.10.12 小望月

ボクは早朝のまだ生き物たちが目覚めてない時間に、しんと静まり返った空気の中で、ひたすらパンをこねているのが好きです。

初めてパン作りが楽しいと思ったのは、カンパーニュを作ったとき

りえさんが「クリームチーズを乗せましょう」とスライスしたカンパーニュをぱくぱくと二切れ食べてくれたとき、この瞬間を忘れてはいけないと素直に思いました。ボクは、ずっとこの人のためにパンを焼きます。
すごい人だよ水縞くん、りえさんがうらやましい  



綿に包まれたような小さな虫 雪虫 二週間後には初雪でしょう。



2009.4.2 弓張月

長い冬の間、外で洗濯物が干せませんでした。

久しぶりに外で洗濯を干すことにしました。

羊のゾーヴァの視線。



2009.8.9 夕月

泊り客のカオリさんとトキオくんが今朝バイクで帰っていきました。



三日月の次の四日月 月光で何もかもが輝いていて、草原も明るくさえ感じてしまいます。

ただ、光が多ければ多いほど、その陰も強いのです。



「りえさん・・・ここで、無理して笑うことないよ」



「ボクの、ほしいものは、ひとつだけですから」

ああ切ない、水縞くん



2009.10.16 有明月(満月以降、朝になっても沈まず残っている月)

今日は栗のパンがうまく焼けました。

未久ちゃんという女の子が来ました。



りえさんは、今夜もひとり、『月とマーニ』を眺めてました。

きっとりえさんの心はずっとこの絵本の中にあるのです。

深いブルーの表紙のあの絵本の中に。

絵本にしっとする水縞くん



2009.10.24 弓張月

今日りえさんが未久ちゃんと未久ちゃんのパパに作ったカボチャのスープは素晴らしかったです。

りえさんの作ったスープが阿部さんにアコーディオンを弾かせて、その調べで未久ちゃんと未久ちゃんのパパの関係が変わっていきました。

りえさんとボクだけでなんとかしようとするのは、傲慢であったかもしれません。

そうだよね、二人だけでできることは限られてるよ



ボクはあったかい珈琲をいれてみました。

「りえさんが集めたもの、りえさんが作っているものにみなが集まってきてくれているんだよ。」

もうここは、りえさんとボクの空間ではなく、りえさんの空間なのです。ボクは”先駆者”ですから。

りえさんだけの空間なんてことはありえないよ、水縞くん

「きっと好きなものを集めると好きな人が集まってくるんだね」

「私にもできることあるのかな」

ボクは、あるよ、と一生懸命に伝えました。



夜は冷えて来たので、今年初めて薪ストーブに火をいれました。



2009.10.29 宵月

「背伸びもせず、萎縮もせず、自分の信じたものを作り続けていきたい」

「うん」



2009.11,16 晦日月(みそかとは三十日のこと、新月が近くなり出てこない月のこと)

とうとうボクはやってしまいました。

狂ったように探してボクはとうとう見つけたのです

深い青色の表紙、絵本の『月とマーニ』

なんで今まで読まなかったの?怖かったの?



とてもいいお話でした。

そしてボクは涙があふれて止まりませんでした。

りえさんはマーニを探していたんです。

自分も月になれないとマーニは出てこないのです。

それは自己が肯定できないと絶対に手に入りません。

りえさんは自分を肯定することができなくて苦しんでるということ?



ずっとボクがりえさんに受け入れられないだけだと思っていましたが、それは浅はかでした。



ボクは無力です。



2009.11.20 夕月夜

自然に囲まれていると、雨の日は本を読みたくなってくるから不思議です



2010.1.29 十五夜

りえさんの中で何かが変わったのをはっきりと感じました

今夜は満月です。

史生さんとアヤさんも外で同じ月を見上げてます。



2010.1.30 十六夜

史生さんとアヤさん「帰ります」

「私たちも二人から、いっぱいもらったね。」

りえさんが初めて私たちと言ってくれたことをきちんとここに記しておきたいと思います。



「ずっと、ずっと見てて私のこと」

「水縞くんのことも見てるから」

これがりえさんからのプロポーズだったとボクは勝手に思ってます。



「帰ろう」

これはボクからの精一杯のプロポーズの答えでした。

水縞くん、やったね、もう少しだね



2010.5.26 十三夜

神戸からの手紙

アヤさんの死が綴られている

人間は最後の最後まで、変化し続けることを、初めて気づいたのです。

マーニさんには、自分たちの信じることを、心を込めてやっていく、そんな地に足の着いた人間らしい暮らしがありました。

カンパニオ、仲間と一緒に

それにこそ、しあわせがあるような気がします。

史生さんは、水縞くんとりえさんの心の距離に気づいていた。そしてアヤさんは絵本マーニがお気に入り、

二人は史生さんとアヤさんを助けたけど、助けられたほうが大きかったかもしれないね。



この日アズマイチゲの白い花が咲き誇りました。



ボクらは初めてカフェの一番奥の席、大きな窓の前にテーブルをひとつだけにして、向かい合ってご飯を食べました。

「水縞くん、見つけたよ」
「見つけた、私のマーニ」

ボクの体のすべてからとどめなく涙があふれてきました。
りえさんは、見つけたのです。自分を。
それはすなわちマーニ=水嶋くんということだよね

ボクハキミヲアイス
何度でも書きます

君を愛す

ボクが最初に日記を書き始めた理由、それは苦しみだと書きました。でもそうではありませんでした。
自分が生きる意味をどこかで強烈に探していたんだと思います。

この後、ボクたちがどんな日々を送るのかそれはぼくにもわかりません。
それが、しあわせというものなのか、それがふしあわあせというもなのか
どんなことがあってもしあわせだと思うよ
いずれにせよ、いまボクは生きていることを実感しています。
カラマツでいいのです。それこそがボクのこの世に生まれてきた役割であり、道なのだと今は思えます。

                                   十三夜に曇りなし。

りえさんは自分を見つけ肯定することができ、水縞君は生きる意味を見つけたんだね。
それはきっと同じことだね。
「大切なのは
君が照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ」

りえさんは照らされてたけど、照らしてなかった
水嶋君は照らしてたけど、照らされてなかった。

先駆樹って素晴らしいよね。水嶋くんはこれからはカラマツ林が好きになりますね。


史生さんの手紙にあった文章
自分たちの信じることを、心を込めてやっていく、
そんな地に足の着いた人間らしい暮らしがありました。
カンパニオ、仲間と一緒に
それにこそ、しあわせがあるような気がします。


私もこういう暮らしをしていきたい、そう自覚させてくれた、素晴らしい朗読劇でした。










                                       

ドラマ「9.11」2004年放送を観る

2018年10月01日 | 新しい地図
ドラマ「9.11」が観たくなって、私のゴローライブラリーを探してみました。


ごろ友さんから送られてきたDVDを無事見つけました。(本当にありがとうございます。)




今から14,5年前、吾郎ちゃんは30歳でしょうか?

ツインタワーの80階で勤務していた銀行員杉山陽一さんの役。


まじめで誠実、幼い子供たちの父親役でもありました。




テロに合う日の朝からの分刻みの描写がたまりません。

陽一さんはその日テロに合うことを知りません。

いつもと変わらない日常の描写、最後にエレベーターに乗り込み扉が閉まってしまいます。

その時の表情がなんともいえません。

運命を知らないけど、こちらには何かを感じさせる表情。




ここまで書いて、前にも書いたなあと思いだしました。

あの頃書いたブログ?はどっかにいってしまい今はありません。

ブログじゃなかった?けど、みんなの書き込みがすぐ下にできるようになっていた。

あのころ、書き込んでくれてた人たちは、今も吾郎ちゃんファンだろうか?

きっと変わらず吾郎ちゃんファンだよね。(吾郎ファンはしぶといから??)




30歳の吾郎ちゃんもいい役者ですが、今の方がもっともっといい俳優でありいい人間になっているように感じます。

それって凄いことですよね、そして今の吾郎ちゃんの方が細いという驚きの真実!!

ほんとに凄い。(私は右肩上がりの体重を止めることができません(≧∇≦)。)




陽一さんの妻で、主人公の晴美さん役の和久井映見さんが素晴らしいですね。

運命に翻弄されながら、妻として母として奮闘しながら成長していきます。

陽一の父親役に、宇津井健さん、晴美さんの母親役に白川由美さん、

月日の流れを感じてしまいます。









私にもこの写真によく似た家族写真があります。

ツインタワーをバックに私とダンナと子供二人、

そして私のおなかには三人目がいました。

子供が幼いころ、2年間アメリカで暮らしました。

だから、晴美さんの叫びは痛いほど伝わってきました。




理不尽なテロ

想像を超えた災害

何が起こるかわからない。

ずっと幸せなことはありえないことなんだろうか?

吾郎ちゃんから受け取っている今の幸せは

図っと図っと続いてほしいなあ。



















吾郎ちゃんの歌声

2018年09月07日 | 新しい地図
"そして旅は続く"・・・誰もが旅の途中で、そして旅は続いていく、「君の輝く夜に」のメインテーマでしょうか?


安寿さんも北村さんも次の舞台の稽古が始まっていたという、吾郎さんも次の撮影があるのですね。旅は続き、人生は続き、時間は止まってくれない。私のような暇な人間でも、時の経つのが早くて恐ろしいほど。でも吾郎さんの愛に触れて、生きてるのが楽しい、愛を降り注いでもらえる吾郎ファンは幸せです。きっと吾郎ちゃんと同じように輝いてるに違いない(愛は人を美しくするのだ)。




君の輝く夜にの舞台で一番素晴らしかったのは、吾郎ちゃんの歌声だと思う。

その心地よさには誰もが浸ったと思う。

北村さんもラジオで吾郎ちゃんの歌がいいのよ、はもる歌もほんとは聞いていたかったと、、

お友達も、ああは歌えないと感心してたとか、、

ほんとにあの心地よさは他の人にはないものだと思う。

透明感のあるシルキーなエンジェルボイスが甘さと色ぽっさをまとい、響かす技術も手に入れた。

吾郎さんもストレスが全然なく、歌うのが楽しいと、そう楽しさと余裕も感じましたね。

ボイストレーニングしてもっとろうろうと歌ってほしいと思ってた時もあったけど、この心地よさにかなうものはないと今回は思いました。

ずっと聞いていたい歌声、もっともっと聞きたかったなあ。(サントラがほしい)




音のオートクチュールという吾郎ちゃんの素敵な表現がありました。私は踊りにも吾郎ちゃんにぴったりの踊りのオートクチュールを希望します。踊りに関しては、まだまだ余地はあると思います。mistakeの踊りは吾郎ちゃんとってもかっこいいです。無理なく素敵に見える吾郎ちゃんにピッタリの踊りがあると思います。




SNSで拾ったところでは、安寿さんも歌で苦労した時期があったとか、中島亜梨沙ちゃんも歌にとまどいがあったとか、安寿さんもファンに対してSであるとか、なんか面白いなあ思います。

割と似た者同士で、それは鈴木さんの好みであるのかなあと思ったりします。

ジャズの自由なところもようやくわかってきたころ、ALONE AGAIN(NATURALLY)を愛聴する日々です。

佐山雅弘さんの体調回復をお祈りしております。







ところで、自撮りで自分のスマホが写るってことはないですよね。

ということは、この写真は自撮りしようとしている吾郎ちゃんを誰かが撮ったものですよね。

いったい誰が撮ったのでしょうか?




追記

もしかして、鏡に写った自分を自撮りしたってこと?スマホケースをどうしても入れたくて⁉️

SMAPについて

2017年03月29日 | GI
SMAPが解散して3ヶ月。解散騒動が始まってから一年以上経った。
なぜこんなことになってしまってるんだろう。
おかしいだろう。
ファンであれば、ずっと5人の言動、雑誌での文章を何年も見続けてるので納得できるはずがない。

そもそもSMAPの有能なマネージャーが首になってることを重視すべきだ。
ジャニーズ事務所にこれ以上はないほどの利益をもたらし、キスマイも売り出した有能過ぎる人物。
SMAPの将来の道筋も示していた。パラリンピックのサポーター。のど自慢への出演。
私もなるほどなあと、感心してた。SMAPは安泰だと思った。
歌の選曲も抜群によく、大人の色気に溢れてた。魅力的だった。
かえすがえす勿体無い。私は吾郎ちゃんのファンであるが、この頃の吾郎ちゃんのビジュアルは最高にいいのだ。
Mr.Sのコンサートも最高で最高だった。本当なら2016年25周年コンサートが大々的に行われたはずだ。

どうしてこんなことになったんだ。
魅力的で順調だったがためになんとか潰したいと思われてしまったのか?売れてなければ別にそのまま放置しておけばいいだけだ。

時系列で見ていこう。
世の中に出てきた発端は、文春でのメリー氏へのインタビュー。
派閥があるならSMAPを連れてでも出ていって もらう。私はこれを読んだとき、こうなればいいなと思った。
ジャニーズ事務所を出てほしいと。
どうしてそうならなかったのかはわからないけど、いろいろと歯車が狂ったんだろう。
かえすがえす残念だ。

そしてスマスマでの生謝罪。これは明らかに変だった。私は吾郎ちゃんの目の奥に見たことのない怒りを見た。そして1人だけ謝罪しなかった人物。おかしいだろう。
でもSMAPは続くんだよね。でも大丈夫?

そして8月の突然の解散発表。私は、NHKで錦織の試合を見てた。テロップが入って仰天。夜中ですよ。
何もかもがおかしい。しかも個人として全員ジャニーズ事務所に残るという。
そんな恐ろしいことがあるだろうかと思った。

そして現在新規の仕事は何一つない状態。飼い殺し状態だ。
どうせ干されるのなら事務所を出て欲しい。
私の住んでるところはゴロデラも文化放送もない。
radikoの存在を知りなんとか編集長稲垣吾郎は聴いてますが、吾郎日照り状態。
でもいい方向に向かうために時間がいるというなら喜んで待ちましょう。
でもそうなのかわからないのがつらい。

私がよく見返すのは、サントリーホールでの指揮とスマスマ運動会。
スマスマが当たり前にあった時は吾郎ファンとしては複雑になることもしばしば。
でもなくなってみれば 、なんといろんなことのできる万能な番組だったのかと思いしらされた。
かえすがえす残念だ。

そして歌は5人がいい。コンサートは5人がいい。
そうなるのはいつかわからないけど、SMAPだもの、奇跡を信じたい。
良い突如シリーズを待ってます。

何より演じること飢えてる吾郎ちゃんに良い仕事がありますよう願ってます。




大山登山

2016年11月26日 | 岡山の暮らし























お米!!

2015年11月11日 | 岡山の暮らし
今年の新米とりあえず積み上げてみました。
田んぼが増えた割には収穫量が少なかったのですが、
他の農家さんも今年は例年になく少なかった様です。
成長期の天候不順が影響した模様。
なかなかむつかしいです。
でも、身内が食べる分には十分です。

小豆島 オリーブ

2015年08月10日 | 岡山の暮らし