現在、私たちは、イラクに対するアメリカの侵攻・侵略戦争を正当化した理由が根拠のない虚構であったということを知っている。「大量破壊兵器の開発と保有」というのが、開戦の理由だった。目標は虚偽だったが、何万人もの兵員が戦場に送られ多数の死傷者がもたらされ、イラクの国家と秩序と平和は破壊された。このおぞましい事態を大量破壊兵器の探索と除去のために最前線で戦った兵士の目から描いたのが、《グリーンゾーン》だ。 . . . 本文を読む
このところアグレッシヴな海洋権力拡大を進める中国。将来、世界覇権を手にできるのか。だが、国内の政治構造は、世界征覇を不可能化しているように見える。換言すれば、征覇の道を進むほど、共産党独裁の権力基盤を自ら掘り崩していくよう趨勢に見えるのだが。 . . . 本文を読む
東南アジアのタイそして東欧のウクライナで大規模な民衆抗議と混乱・紛糾が続いている。それは「対岸の火事」ではない。明日の日本の姿かもしれない。いや現在の日本の政治と通底する要因がある。 . . . 本文を読む
20年近く前から、人類の地球外環境での作業や生存の可能性や条件について研究する宇宙論の書籍が刊行されている。それは、ひるがえって、地球という特殊な惑星の重力やら大気やら水(海洋・河川と水循環)をあらためて科学することになっているようだ。 . . . 本文を読む
複雑な文を理解する方法
こういう複文となっている文を正確に理解しようとする場合、すばやく文を分解=分析して意味連関、つまり文脈を読み取る必要があります。そのためには、次の手順で検討してみましょう。(1) 主節で主語になる文節を修飾語から切り離すとともに、その主語に照応する述語文節をやはり修飾語から切り離してまず理解する。要するに「何がどうする」「何が何だ」「何がどんなだ」を最も単純な形で把 . . . 本文を読む
文章を書く力は、当然、どんな文章も読みこなし、文章の構造や要点を把握する技術や力量を必要とする。文法上の約束事から時間をかけずに、文章の骨格や文脈の成り立ちを読み取る技術をマスターしよう。 . . . 本文を読む
世界経済・世界金融のありようを理解することはできるのだろうか。いや、そもそも人間の社会(世界)について「正しい認識」がありうるのだろうか。世界金融について省察しながら、「経済の法則」なるものについて想いをめぐらせてみる。 . . . 本文を読む
連用修飾語について検討します。普通の文章のなかで、連用修飾語としての役割を持つ部分が8~9割を占めています。つまり、文の構成要素の圧倒的な部分が連用修飾語なのです。文章をつくる人は、大半の時間を連用修飾をどうするか考えるために使っているといえます。 . . . 本文を読む
文章の表現能力を広げる働きをする言葉が「修飾語」である。修飾語はある言葉に結びついて詳しく説明したり飾ったりする役割を果たしている。これを使いこなすことが、豊かな表現への大きな第一歩になる。 . . . 本文を読む