風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ある入力原稿(不定期連載0011)

2022年07月20日 | 任侠伝
長らく中断していた下の原稿、ようやく刊行準備に入ることにした。これからまじめに仕事をしなければならない。(腹巻)  肺を刺されて入院したときに、広田さんと一緒に見舞いに来てくれた女性洋子が、その後広田さんの家にも遊びに来るようになった。もしかすると前から来ていたが、俺が知らなかっただけかもしれない。広田さんの前の彼女で、二二歳という。家に出入りしていたので、俺も周りの人もみんな、まだ広田さんの彼 . . . 本文を読む

ジャガイモを植える(04)

2022年07月12日 | 出版
結局、ライトを買ってきて室内で育てるのはしばし延期とする。そして思いついた。日中は会社前の歩道に植木鉢を出しておき、日に当てておけばいいじゃないか、と。歩行者の邪魔にならないところにひっそりと置いておけば、苦情も出ないことだろう。そこで、会社に来たら松の盆栽ともども路上に出しておく日が2、3日続いた。ところが目の届かないところにジャガイモを置いていると、スクスク育っているのだろうか、日当たりはどう . . . 本文を読む

ジャガイモを植える(03)

2022年07月09日 | 出版
さらに後日、Eババ、ただのぬかと茶がらまでご持参なされた。どちらも肥料として効果が高いものとされている。話は変わるが、茶がらを味噌と一緒に炒めれば酒のつまみやらご飯のおかずになる。これはOさんから教わった。それを一度、妻の前で実演してみたら妻がヘンに気に入ってしまい、緑茶をいれてはその茶がらを冷蔵庫に溜め込み始めたから辟易したものだ。単純な話、珍味系の料理は飽きるのも早い。飽きちゃうと箸が伸びない . . . 本文を読む

ジャガイモを植える(02)

2022年06月30日 | 出版
それからは、昼飯時に出た野菜くずや卵の殻をコーヒー豆かす入りぬか漬けパックに放り込み、さらなる土作りにいそしむことになった。YouTubeをまた見ていたら、バナナの皮が肥料にはいいと紹介しているサイトがあった。べつにバナナが好物というわけでもないのだけれども、土作りのためとバナナを買ってきては、皮を細かく刻んでパックに放り込んだこともあった。そこで気になる。そもそもがぬか漬けを食べれば塩味を感じる . . . 本文を読む

ジャガイモを植える(01)

2022年06月27日 | 出版
徒然なるままに酔ったオツムで日々駄文を綴っていると、過去になにを記していたのかなんてほとんど忘れていることに気がついた。その昔F社に勤めていたとき、夕方になると中二病的自己承認欲求の固まりのようなオッサン連中ばかりがただ酒を飲みに来ていて、そいつらにはうんざりするしかなかった旨のことは述べた記憶があるものの、ほかになにを記してきたのかは深い霧の向こうのような感じがする。したがって、以下の記述に過去 . . . 本文を読む

友人と酒を飲む

2022年06月17日 | 出版
某日、ワルの弁護士軍団らと行きつけのおでん屋さんで酒を飲む。コロナのおかげでいっときこの飲み会も開けなかったけれど、復活できて実にうれしい。そしてほろ酔いとなってきたところで、電波系の依頼者には困ったという話題になった。「弁護士懲戒を請求してくるくせに、すぐにまた事件の依頼をしてくるんだよねえ」「そういう人、いる、いる」「この前、某県の地検から電話があって、ある服役囚の出所日の情報を彼の敵対組織に . . . 本文を読む

五公五民

2022年06月15日 | 出版
本日で6月も半ばを迎える(某氏の生誕記念日だそうだ)。実は半年以上、経理、法務系のダラダラした作業が弊社の業務の中心となっていた。それがとにもかくにも終了し、ある程度の成果を上げることはできたものの、想定外の出費が生じてしまい、期待していたほどではなかったのは残念である。しかしそれよりもなによりも、まったくやる気のわかない作業だったので、小生がウツ状態でPCに向かっては終日ため息をついているだけと . . . 本文を読む

下賎のきわみ的共同体性的酔っ払い様式

2022年06月01日 | 出版
気がついてみれば、6月に突入していた。速すぎる。3月からトライしている経理関係の作業がなかなか終わってくれない。それが小生をウツに追い込んでしまい、ルーティン業務すらやる気がわかなくさせていく。税務署さんには数年分の申告を終えていて、ヤレヤレと安堵していたある日、国税さんから電話がかかってきた。「◎◎年分の申告書が出ていないようなので、その期の確定申告をすませてください」げな。 その電話を受け小生 . . . 本文を読む

小銭入れをなくす

2022年05月20日 | 出版
某日午後、IさんとHさんがご来社。あるパンフを英訳することになり、どうしてなのかは知らないが、弊社内でその作業をすることになったのだ。小生にしてみれば、仕事に集中できないので迷惑な話ではあるものの、そのパンフの翻訳作業には弊社内が適している事情はおぼろげながら理解はできる。といっても危ないパンフではなく、日本でも公開されたある映画をオックスフォード大学で上映したいという英国人が現れ、日本語版のパン . . . 本文を読む

追悼、T先生

2022年05月07日 | 出版
学生時代の恩師であるT先生の訃報の連絡が、某日夜、小生のケータイのショートメールに飛び込んできた。享年92歳だそうである。大往生だ。長命でなによりではあるけれど、まずは合掌。先生に初めて出会ったのは、小生が二十歳ソコソコのときだったと思う。ずいぶんとお歳を召されていたように感じたものではあったけれど、振り返ってみれば、現在の小生の年齢とさほど変わっていないようにも思う。しかしそのため、先生のことを . . . 本文を読む

春なのに

2022年04月01日 | 出版
2022年も1/4が終わったものの、陰鬱となる話ばかりだ。 とにもかくにも、ウクライナの戦争がどんな形であれ、早く終わってほしい。報道されている内容がどこまで真実に迫っているのかはわからないものの、多くの死者が出て、多くの建物が破壊されて、多くの人が困っていること自体は事実だろう。そのニュース映像を見ているだけで気が重くなってしまうのだ。その昔、パパ・ブッシュのときの米軍のイラク侵攻時、破壊された . . . 本文を読む

玉ねぎを炒める(続)

2022年03月16日 | 出版
つまんないことを考えつつ刻んだ玉ねぎをフライパン上で時おりひっくり返していると、ようやく飴色になってきた。それを、大き目の両手シチュー鍋に移し、煮ていくことにする。一方、ニンジンとジャガイモの皮をむき、ひと口大にザク切りしてからレンジで1分ほどチン。ニンジンは弱火でじっくり火を通すと甘みが増すので、本来ならば、フライパン上でゆっくり温めていきたいところではあるけれど、社内のコンロにはバーナーが一つ . . . 本文を読む

玉ねぎを炒める

2022年03月14日 | 出版
某日夜、千代田区某所にて某Aという会議があった。この会議は35年くらい続いているのかな。小生が関わるようになって30年くらいだと思う。振り返ってみれば、そのA会議に関わってきたメンツのうち2名が亡くなっていて、別の3名が病気を現在抱えている(内1名がかなり重篤な状態)。30年も経てば高齢化が進むのも当然であり、仕方がないといってしまえばそのとおりではあるもののそう簡単に割り切れるものではない。 鬼 . . . 本文を読む

デモに反対する

2022年03月02日 | 出版
いつの間にやら2022年も3月に突入した。速すぎる。直近では、某雑誌の入稿が終了し、某ミニコミ誌の発送も終了。しかし、2月末の支払いですんでいないものがまだあり、さらには3月の資金繰り状況も思わしくない。月末までにまだまだ日数はあると思っていても、すぐ月末を迎えてしまうのは毎度のこと。オツムが頭痛状態からなかなか抜け出せない。そろそろなにか一発当てたいところだ。 資金繰りの悩みはさておき、夜間、人 . . . 本文を読む

風塵社的身体的不調

2022年02月15日 | 出版
精神的な不調は脱したものの、お次は身体上の不良に悩まされている。 まず、歯が痛み始めた。ずいぶんと昔のことで、どういう状態であったのかすら覚えていないが、右下奥歯には派手に治療してもらった跡が残っている。その虫歯だったところの下の歯茎が歯周病に冒されてしまったらしい。歯周病って治りにくいんだっけ。もう何十年も抱えたままだ。そして、十数年周期くらいで痛みやがる。以前、ある歯科医院で受けた説明によると . . . 本文を読む