家族のお祝い事があったので、美味しい夜ご飯を食べに行くことにした。
予約したのは帝国ホテルのビュッフェ(日本のビュッフェ発祥のお店)。
そんな日曜日の夜。
13:00~15:00ごろまで、学科の会議。なんだか微妙な案件があったようななかったような・・・いや、あった・・・。
15:30からは教授会。今回は学長が参加していろいろ説明していた。なんだろう・・・どこの会社でもこんな感じなんだろうな、とふと思う瞬間があった。
いろいろ思うところがある一日。
一ヶ月ほど前、うちの研究室が出した論文を読んだ某国の某企業の研究者から連絡があった。それから、研究内容や「こんなことできますか?」という質問に答えるやり取りが何往復かあった。
そして今日の午前、その企業のCEOやらCTOやら東京支社の人やら総勢5人のみなさんが大学までお越しになった。東京支社の人は日本語を話すけれど、それ以外のみなさまは英語オンリー。研究を説明したり、一緒に何かやるならこんな感じでとお互いを探ったり・・・という1時間ほどの英語会議。共同研究を進めてみようという話になった。
論文を見た外国企業から話が来ることもあるんだなー、という不思議な気分。
用事があって自分の出身大学に行ってきた。せっかくなので、大学のときの友人に会いに行った。彼は大学の同期で、母校の大学でそのまま教員になっている。年賀状はやり取りしているけれど、実際に会うのは20年ぶり。なつかしい。2時間近く話してしまった。
カレーうどんを食べながら今日見た映画は、2022年公開の「沈黙のパレード」。安定感が高い北村一輝の演技も良いし、ずん飯尾と椎名桔平の演技も良かった。伏線を回収できていないところが一部あるけれど、全体的に面白かった。
今日見た映画は「オールド」。ものすごい速度で時間が流れる謎のビーチに迷い込んだ人間たちのホラーサスペンス(?)。設定がシュールなのでB級映画かと思って見始めたけれど、家族の物語としても優れているように思えた。時間の流れが異常に速いのですぐに大人になってしまう子供と、戸惑いを隠せない親たち。しかしその親たちも当然年を取るので、あっというまに老人になって記憶が薄れていく。時間が進むということは残酷なんだなぁ・・・と考えさせられてしまう映画。
人混みの中、繁華街を歩いていたら、後ろの女性が歩きながらかけていた電話の内容が聞こえてきた。
「あいつもう殺しちゃっていいよね」
「まじで存在を消したい」
こ、怖い・・・。
自分と同じ方向に歩いているその女性が大声で話していた内容をまとめると、
・元カレが浮気して、その浮気相手と争って刺した
・殺人未遂で今は服役中
・その元カレに対して今でもすごくムカついている
ということらしい。いやいやいや・・・そんなやつとはもう関わらないで、出所前にさっさと逃げた方がいいってば。こっそり振り返って見てみたら、大学生ぐらいの年齢の普通の女性だった。
こんな話が聞こえてくると疲れるので、人混みはなんだか苦手だ。。。
11:00~12:00ごろ。研究室を見学するためにB2の学生さんが来た。研究室の(仮)配属希望調査はB3の10月なので、例年だと7~9月ごろに見学希望者が増えてくる。3月に見学に来るのはすごいなぁ・・・。
16:00~18:00ごろ。新幹線に乗って来るような遠い所にある高専の生徒さんが、研究室見学にやってきた。来年度の編入学を目指していて、うちの研究室にとても興味を持ってくれているらしい。受験前に見学に来るなんて熱心だなぁ・・・。受験、ぜひがんばってください。
自分が学生の時に在籍していた某大学の某学科では、配属前に研究室に見学に行く雰囲気は(当時は)まったくなかった。よくよく考えてみると、学科にあった10ぐらいの研究室のうち、ホームページがあった学科は3つしかなかったけど、あれだけ情報がない中での研究室選びはかなり適当だった気がする。研究室に関して流れていた噂もそれほど多くはなかった。あの状況でよくまぁ研究室を選べたよなぁ・・・。
映画を2本見た。
一つ目は、2019年公開の「ほんとうのピノッキオ」。貧しい木工職人のジェペットは、ある日丸太から人形を作り出した。付けた名前は「ピノッキオ」。木でできたピノッキオは喋り、動き、意思を示し、やがてジェペットのもとを飛び出して森に進む。美しい妖精やおせっかいなコオロギの忠告に耳を貸さず、人間になりたい願いを胸に無茶な冒険を続けるピノッキオの物語。
二つ目は、2021年公開の「騙し絵の牙」。映画チャンネルで以前流れていたのを録画して、いつか見ようと思いながらずっと見ていなかった。ストーリーの中心は、出版業界を舞台に繰り広げられるさまざまな生き残りバトルだ。出版業界では、紙の雑誌の部数がどんどん落ちているにも関わらず、文芸雑誌だけは誰も手を出してはいけない聖域となっている。そこに切り込んで、大胆な手法で改革を進める男を描いた映画。テンポが良くてとても面白かった。物を作って売るということはこういうことだよな、と最近自分なりに考えていたことがまさに描かれていて、個人的にはとても共感できる映画だった。
個別入試(後期日程)が実施された。なんだかいろいろ思うところがある日だった。
入試はこんな感じで改革した方が良い、とずっと考えている案がいくつかあるけれど、越える必要があるハードル(反対勢力の説得)が多すぎてまず実現しないよなぁ・・・と思う。