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富裕層への課税の方法論

岸田政権というか、自民・公明政権は老人への配慮が大きすぎて、経済活性や若者への就業支援、育児政策などが空虚化していると思われる。
例えば原発稼働への拒否感は数年凌げればいいだし、リプレイスは数十年の時間軸での課題だ。

だが岸田政権は「何もしない」ことで支持率を上げている、老人は変化を嫌うので支持率を気にすればそうなるということか。本当に「何もしない」かというとそんなことはなく、老人への支出は潤沢だ。財政赤字は天井知らずで「斜陽」感しかない。

閑話休題。世の中、「格差」を気にしているようだけど、餓死者がいなければ格差は大きい方がいい。格差が大きいということは「すごく稼ぐ人がたくさん居る」と同意である。最低賃金を上げて、まともに働けば普通の暮らしをすることができれば、金持ちがいくら稼ごうが関係ないはずだ。(人間は絶対的貧困より、隣との比較で勝った負けたを感じる生物だということは理解している)

すごく稼ぐ人が多い方が税収は上がる。貧困層への配分の原資である。格差の否定は「共産主義」と同意であろう。

問題は稼ぐ人が税を払っているかである。

結論から言うと、配当で生活している老人は20%しか納税していない。配当は雑所得で、その税率は20%だからだ。これを個人の「所得」として扱うと世界が変わる。
所得税率は所得により変動する、年金と配当で生活している人は、所得は年金で、配当は雑所得で、どれだけ収入があっても税率は20%を超えない。

著名な富裕人であるバフェット氏に至っては、配当しない企業に優先的に投資している。株価は配当してもしなくてもトータルの利益は変わらないので、納税義務がある配当を嫌うのだ。
しかも財団として法人化していて、最高税率は個人所得の50%(米国の場合)ではなく、25%程度。バフェット氏の所得は生活に必要な分を現金化して受領してるだけだ。
トランプ氏の時に話題になったように、富裕層は個人で消費する分が少なければほとんど納税していないのだ。
派手な消費で着目される、例えばプロスポーツ選手とか前澤氏はきちんと納税しているであろう。

(個人の)配当を雑所得と認めるデメリットが大きいということだ。

ちょっと脱線。配当は企業の「経常利益」に対して掛かる税を支払い済みだ。だから配当で税を課せられたら二重課税という問題がある。そのため「雑所得」に分類されている。

その論理は「企業化」で、対応できるのではないかと考える。
一例で言えば、個人で企業を起こして(安い)法人税を払えばいいのだ。だが、個人消費のためにはその企業から個人へ移転が必要である。そこに課税すればいいのだ。
どういうことかというと、富裕層の配当は法人が受け入れて、法人税を払い、個人が必要な分は法人から個人へ移動させればいい。その移動が個人の所得になるわけだ。

個人の雑所得をなくして、所得化することによって、富裕層に課税できないですかね。

この論は大金持ちに該当すると思う人が多いと思うけど、実はそうではない。
年金と配当で生活している人が対象である。そう、年金と配当で暮らしている人(多くの老人)は納税が少ないということだ。
年金+配当が多いと所得も多い、所得が増えることになれば、そこに税をきちんとかけようという話である。

「貯金から投資へ」と言うなら、その程度の仕掛けは必要だと思うんだけどね。

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アルテッツァ(AS200 6気筒1G MT)を買ってみた感想(車評)

お久しぶりです

ワクチンを打ったのと、犬と遠出をしたくなったのでクルマを買った。
車歴はランサーEX GSRターボ、MR2(AW14)、マツダロードスターM2 1028(NA8)、全部MT、4気筒。

選考基準は4ドア(犬の為)、MT、今まで所有したことが無い6気筒エンジン。
本音はロードスターNDか86で良かったんだけど、4ドア所望の妻に却下された。
ならば6気筒でと。

基本のターゲットはスカイラインR32かR33のGTS、またはGTS-t。乗ったことがあったので。
他にはスバルの4気筒とか。

中古車市場の4ドアのスカイラインはほぼ絶滅だった、2ドアは高過ぎ。

そこで浮上したのがアルテッツァ。レクサスISの先代だけど、スポーツカー扱いでは無かった。
で3SG(4気筒高出力)と1G(6気筒)で悩んだが、
AS200(6気筒MT)をチョイスした。

 

車評

長所
ATマークⅡ用の6気筒だからか低回転からトルクはある。
重厚なエンジンフィーリング、ものすごく滑らか、最重要評価点(でも重い)。
過去の車とは低~中回転のトルクは全く違う。
そのせいか車重を全く感じない。
(おっさんになったのでこのくらい重厚なのはいいことなのかも、レクサスだし)

車体の剛性とブレーキには不満は無い。

短所
エンジンは滑らかだけど、重厚=レスポンスが悪いエンジン、
ダブルアクセルを踏んでも回転が付いてこない。
(峠にまだ行ってないんだけど、どうなることやら)

6Fミッション。バイクでも大排気量は5速なのに。
個人的には5速で不満が無い。6速は不満が多い。
・1速に入れようと思ったら、Rに入る。(逆もある):危険というかパニクルことがある。
・5速の減速比が1.0なのだが、先に説明したようにダブルアクセルが難しいのに多段って?感。

峠に行ってからまたレビューを挙げます。

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歩き疲れにくい革靴について

お久しぶりの更新です

 

ビジネスカジュアルが浸透してきたけど、「丸の内OL一週間着回し」みたいのが無理でスーツかジャケパンで通勤しています。
ところが50代になり、革靴で足が痛かったりしてくるんですよね。

そこで革靴で色々と奮闘したので、果実を共有したいと思います。

数年前、まだ足が痛く(*1)なる前にキャサリンハムネットで歩きやすそうな革靴を買いました。モデル名は分からないのですが、フォーマルな内羽根ストレートチップです。アッパーはなめし皮、ソールは(ウレタンクッションの無いスニーカーのような)しなやかなゴム底で踵が独立していないタイプです。色は黒とライトブラウンでライトブラウンを購入しました。
キャサリンハムネットですのでデザインは問題ありません。なめし皮のアッパーが気になる人はいるかもしれませんが、満足していました。
履き心地がスニーカーと同じと言っても過言ではなく、中敷きの調整も上手くいって、めちゃくちゃ歩きやすい靴を得たと満足していました。(価格は1.5万円くらいだった)

昔からですが、通勤用の革靴4足程度を使いまわしていましたが、
その後ソールが革、踵も硬質ゴムのタイプの革靴では非常に疲れることに気が付いたのです。
足が疲れやすい・痛いと気付いた頃は先のキャサリンのモデルは廃版となってたようで、売っていませんでした。

そこで評判のAsics Runwalkを購入しました。内羽根、ストレートチップのモデル#WR704Tです。(2.4万円したと思います)
https://walking.asics.com/jp/ja-jp/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA-2e/p/WR704T-200.html?width=2E
https://zozo.jp/shop/asicswalking/goods-sale/31432493/

 

Runwalkを選択したのは、デザインはクソダサいのですが、ちゃんとした革靴に見えたからです。
ABCマートのじじい向けのなんちゃって革靴では納得できなかったのです。

それまで履いていた革靴よりは断然疲れにくいのですが先のキャサリンのモデルには遠く及びませんでした。
従来の靴では出張の際に疲れるので、それでも妥協策としてRunwalkを3足購入しました。
少し満足していたのですが、その後足の痛みを感じるようになって革靴を諦めようかと思っていました。

ところが今年、キャサリンハムネットで先のモデルの進化版が発売されたことが分かりました。モデル3986です。価格は1.5万円程度とRunwalkより安いです。
https://voi.0101.co.jp/voi/wsg/wrt-5_mcd-WW835_cpg-125_pno-11_ino-01.html


中敷きが取り外せるように進化していましたが(*2)、デザイン・履き心地は前モデルと同等です。
(横からの写真から踵が独立しておらず、一体成型されてることが分かると思います)

今中敷きの調整をしているところです(*2)。
(中敷きの厚みやクッション性は買ってみないと分からないので、靴屋さんの(1千円以上程度)はなかなか買えないですね。百均で数枚買って組み合わせて調整している感じです)

残念なのはもう在庫があまり無く、次回生産が決まっていないとのことでした。

仕方がないので前述のライトブラウンと今回買った黒に追加して、ダークブラウンと黒を買い足し、計4足で運用することとなりました。
非常に満足しています。
(Runwalkは漸次メルカリにて放出しています)

 

もしお勧めの疲れにくい革靴があればコメントいただければ幸いです。

 

*1:左足の小指が居たくなりました。アッパー(甲)に当たってただけじゃ無いとおもうんだけど、キャサリンはアッパーが柔らかいので気にならないのかも。

*2:中敷きは立体成型なのですが、表面がつるつるしていて、ホールド感に欠けるので、クッション性等を加味して中敷きを選択しています。

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年金2千万の雑感

金融庁(審議会)の報告に盛り上がってる。このこと自体は悪いとは思わないけど、マスコミ・野党・政府の対応には不満がある。

前提を整理しよう

1)年金制度の件

麻生大臣を始め「年金制度は盤石だ」とのコメントがあったがそれは事実というか既定路線だ。年齢構成比がいびつではあるが、平均寿命まで生きれば年金を払って損をしない設計になってる、その財源は国債だけど。

野党やマスコミがこの点について心配を表明するなら勉強不足なだけだ。安倍総理が「物価スライド」との発言を揶揄する向きもあるけど、物価が上がっても年金支払額が変わらない方が悲劇であろう。年金原資を現在の年金支払額が上がっていることや、既存資産を株や外国債券で運用することでカバーできる(はず)。ここのいちゃもんは、デマレベルであろう、大手新聞社もデマを発信することは非常に残念だ。

 

2)年金で生活は出来ない件

そもそも国民年金は自宅自営を想定しており、死ぬまで働く前提となっていたはずだ。

で終わりなんだけど、会社勤めは厚生年金があるわけで、それだけで生活できるかということになる。結論的には現役生活レベルを維持するには厚生年金では足りない、平均すれば5万円貯蓄から切り崩しているとのこと。年金収入と貯蓄で生活スタイルが変わるのは当然であろう。マスコミがフェイクニュースで煽ったのはこの辺りであろう。

そもそも僕(50代)が20年前に先輩に聞いたのは「安心の老後には3千万円いる」ということで、現在と何も変わらない。実際僕の親も遺産を子供(僕)に残すより、生活と孫の為に金融資産を切り崩している模様。

 

3)マスコミと野党が、事実を捻じ曲げ、政府に事実を撤回させたこと

件の報告書は事実(生活費平均的に5万円の赤字を金融資産で取り崩している事)を述べた、それをマスコミが「2千万円貯蓄が必要」と読み替え、多くは2千万円用意できないと批判した。

カネが無いのに贅沢する人は少ないので、批判は的外れだと思ったが盛り上がり、政府も撤回した。撤回したらそれでいいの?としか思えないのだが。多分多くはそう感じていて、野党には不信感しかない。マスコミの指摘は「嘘」成分が多い上、現実的でないので国民が先送りしている懸念がある。

本来、年金制度や老後の生活をきちんと議論できれば、現役世代に有効であったはずが、、、マスコミと野党がぶちこわした。政府が「審議会報告」を握りつぶしたことで自明である。その結果参院選は与党有利のようである。

 

どうもリベラル・野党・マスコミの分が悪い。

僕は国民の国語力に絶望している、だから美しい言葉を吐くリベラル・マスコミが支持を得るはずだ。それでもそうなっていない。

その理由は「胡散臭い」からだと思っている。

 

具体的に説明しよう。

例えば年金でいえば「払った額<貰う額」であれば納得感がある。そこを過剰に「弱者救済」を述べれば「払った額>貰う額」になることを心配する、賦課方式・積立方式だとか関係ない。リベラル・野党は年金と生活保護をきちんと分けて説明できていないのである。

さらに共産党や老人が「九条」を言えば拒否感しかないであろう。中国・北朝鮮・ロシア、場合によっては韓国の振る舞いを見れば。

 

リベラルに不利益なのは「ポリコレ」もである。ポリコレは論理の世界でしか通用しない概念であるが、傍から見れば「馬鹿」以外の何物でもないであろう。そういえば左巻が「言葉狩り」に熱心なのが、同種のキモチワルサを感じていると思う。僕の概念でいえば「ポリコレ≒言葉狩り」で違和感は無い。

 

閑話休題。脱線が過ぎた。

年金だけで生活できると考えている人は事実を知らなかった人であろう。事実を知った上で今後の生活を考えるのが普通の考え方であろう、今から年金制度を改良しても現役世代には関係ないし。

 

この報道で「怒っている人」は報われない。マスコミはその怒りを煽ってるけど、ただそれだけ。

マスコミの曲解で「対策を考えなければ」に理解が至る人は少ないであろう、政府が悪いのだから。それでは国民は幸せになれないと思う。

 

 

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【書評】明日の子供たち(幻冬舎文庫版)~有川浩

文庫しか読まないwoodです、通勤電車で読書をするので。

有川らしい作品で一気読みであった、良作です。具体的には「お仕事解説」「説明口調」+「ストーリー」である(褒めてます)。
小説なのにお仕事解説が異様に長いのは「お仕事小説」(池井戸他)では必須なんだろうけど、池井戸と違って説明口調が多いですね。
そのことが悪いというのではなく個性だと思いますが。前作のキャロリングもその体でしたね。

閑話休題。

話の流れは「児童養護施設」における実態、(著者得意の)お仕事小説とハートウォームストーリーで、
ぐいぐい引き込まれます。図書館や自衛隊でも共通の「説明の多さ」が小説背景の理解に役に立っていると思います。
この界隈は予算が少ない理由などが切実に著されていると思います。
(有川の醍醐味ですね)

このお話は普通に面白いのですが、巻末にトラップが仕掛けてあります。
このトラップは読後に考えさせられるのですが、

文庫版ではその「トラップに対する」種明かしが解説に記載されています。
読後なかなか複雑な心持を感じました。

著者・出版社・書店には申し訳ないのですが、「解説」のある文庫版をお勧めします。

amazonの書評(単行本)も評価は高いようです。
https://www.amazon.co.jp/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%9C%89%E5%B7%9D-%E6%B5%A9/dp/4344026144

 

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有料Web記事(新聞・漫画など)への雑感

スマホやPCで記事が無料で読めるのは異常だと思うし、広告ビジネスだけでは成り立たないと思う。
優良な記事は有料であっても構わないというかそうあるべきであろう。
一方で朝日新聞等の有料会員は月額1千円で、多分解約しない限り永遠に課金される。ハードルがちと高い。

SNSで評判の記事を読もうとして月額千円は高い。
「10or20円/1記事」くらいにならないかなぁ、決済の方法は別途考えるとして。

朝日新聞の有料会員が980円/300記事、割り返すと3円くらいだ。仮に1記事20円とすると、6記事読めば駅売りを買った方が安い。
毎日3記事×20日だとすると600円。逆に300記事読むには1日15記事である、そんなに読まない。
そこまで読むなら月極購読(約4千円)した方が読みやすい。

Web購読月額980円は妥当な金額ではないのだ。それならタブレットで紙面をpdfで読むユーザーには月額2~3千円程度にした方がいいんじゃないか、もちろん紙を購読している人はWebフルアクセス可で。
Web購読月額980円はヘビーユーザーには安過ぎて、ライトユーザーには高過ぎるのだ。

 

こういった要望は新聞だけに留まらない。漫画誌など。ある漫画だけを読みたいのに紙の大きな代物を買うのは邪魔だし、単行本発刊まで待てないし。

流通の売上のことを考えるとWebに手を出せないというのは過去のビジネスモデルに縛られていると思う。マニアは「物体」を保有したがるものなので、単行本にはあまり影響しないと思う。

漫画やコラムなら1(~4)話程度を無料公開すれば、間口は広がる。このような実験的に行って、ビジネスとして成り立つのか検証くらいはして欲しいなと思う。

 

雑誌読み放題とかあるけど、そうではない、1コンテンツ幾らというビジネスを求む。

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外税表記は消費を委縮させるのでは?

お買い物の際に「外税表記」が無い・小さいのが不満である。買い物総額を計算しにくくする元凶で、総額を計算しつつ買い物をしているので「ついで買い」は絶対にしない。

日本に住んでる僕でさえそうなのだから、決済システムが不明瞭に感じる外国人旅行者は買い物後に「不満」が醸成されるであろう。もちろん、外国人旅行者は細かいことはその場では気にしないと思う。僕も海外旅行に行けば、多少高くても払う。
しかし、そのような不満を内在していて、気持ち良く買い物できるであろうか?また来たいと思うであろうか?

僕であれば無い。ただでさえ現地通貨を円レートに計算しつつ買い物・飲食を行っているのに後から「消費税8%」を請求される事実を知ったら、、、、。

どう考えても「外税表記」を目立たなくさせているのは「売る側」の論理であろう。税抜き価格を表示すれば安く見せられるというのは馬鹿でしかない。買わない。消費者を舐めてる。

 

ちょっと違った観点で論じてみよう。
近所のコンビニは価格表記が無い商品が多くて、購入を躊躇う。見立てとの違いは数十円なんだろうけど、躊躇する。毎日行く店でも価格が不明であれば買わない。
結局、決まったモノしか買わない、「ついで買い」?しない。

 

このような状況で「デフレ脱却」「インバウンド消費」とか笑う。中国人とかターゲットが分かっているならば例えばおおよそ中国元での価格を表示するのが親切であろう。
ところが旅行者には分かりにくい円で、かつ外税表示なのだ。知人に配る軽いお土産等を買うのに躊躇するに十分な理由である。

日本人にも、外国人旅行者にも「税抜き価格」を提示する店では僕の行動原理によると消費は伸びないと思う。
ちなみにイトーヨーカドーは税抜き価格を表示を示していて(税込み価格も表記しているがリピーター以外は混乱する)、かつレシート表記は税込み価格しかない。

詐欺だよね。詐欺を防ぐために気軽に消費はしない。

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日本にLBGはなじまないのでは

ネットで話題の

日本ほどおひとりさまに優しい国はない - 世界のカップル文化

ですが、日本では婚姻者でもパートナーを紹介する文化が廃れてきて、披露宴を行わない人が多いようです。披露宴に行ってもその後会う可能性は著しく低いわけですが。

家族単位でBBQをするとか、社宅環境とか、上司が家族でもてなす人でもない限り、日本の企業人ではパートナーを知らないことが普通だと思う。
欧米では行動単位も一人ではなくカップルで、日本とは異なる文化だ。

以前からLBGTを社会問題にする向きがあったが違和感があった。それが日本では間違いではなく、欧米では合理的だという点を再確認した。

 

リンク記事は欧米ではカップル文化で、独りで居ることが許容されない文化だそうだ。しかし前述のとおり日本では異なる。学生ならいざ知らず、恋人の有無や婚姻の意向を聞くのは失礼に値する。そもそも同僚の性癖など興味ないわけである。パートナーを紹介する文化が無いので当たり前である。
親戚間での「彼女作りなさいよ」は、「もてないから」で済む。そのへんは「非もて」界隈に会話サンプルがたくさんある。

故に「LBG」(Tは除く)は日本人にとってどうでもいい。お互いに養子関係になっておけば法的権利は保証されるであろう。

 

という違和感というか憤りを感じるのは、日本人にとって「LBG」と「T」は価値観が断絶していると思うからだ。

個人主義が徹底していない日本では「T」は更衣室とか風呂、トイレなど、個室の概念が割と低いのですごく困っていると思う。

 

結論じみたもの。僕の価値観ではLBGとTとでは、性的な問題である前者と生活に支障をきたす後者という認識がある。
僕の認識は専門家でもなんでもないので間違っている可能性が高い。
その点をきちんとした説明が無いのと、性癖を実生活で表明することは全くないので明快な説明が欲しい。

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米朝戦争は起こるか?

8/5AMのNHKの番組で「核」について解説があった。視聴者の「核の傘」の理解があまりに乏しいことに、まぁそうだろうなという感想を持った。
具体的には「核不拡散条約」に批准しないことへの非難であった。

そこで感じたのは「核の傘」「北朝鮮は核ミサイルを撃つか」ということを考えてみたい。

「核の傘」というのは「日本に核攻撃されたら代わりに米国は核攻撃を行う」ということである、日米安保(米韓安保)があるから、中国や北朝鮮が核ミサイルを日本に撃たない、領土侵犯をしないと信用に足るわけである。実際には中国は尖閣諸島を脅かし、北朝鮮はミサイルを日本のEEZに打ち込んでいる訳だが。
さらに後述するがこの約束が履行されるかは極めて怪しいのであるが。

「核不拡散条約」を批准すると上記の「核の傘」から外れて、外交環境が著しく不安定・不明瞭となる。上記で述べた「中国は尖閣諸島を脅かし、北朝鮮はミサイルを日本のEEZに打ち込む」からもう少し踏み込んでどこまでやってもいいか、両国は権益を探る行動に出る(より軍事行動を活発化させる)わけである。

その理解を無視して「非核化」を論じるのは知性的でない気がする。

 

閑話休題。枕が長い。

北朝鮮の空軍や海軍・陸軍火力は極めて貧弱だと報道されている、(国境から首都が近い韓国を除けば)侵略能力はゼロであろう。他国から先制攻撃を受けた際の防衛力としての「核ミサイル」に特化していると思われる。

仮に米国に核ミサイルを撃ったら、迎撃されるかもしれず、その報復として北朝鮮は焦土となるであろう。
故に北朝鮮から侵略を意図した先制攻撃の可能性はゼロであろう。北朝鮮の核は典型的な「抑止力」なのである。

この抑止力は政権転覆クーデターを支援する行動も含まれるであろう。金政権が転覆することが明確になればその原因であろう国家を核攻撃するということだ。
そんなことは日米韓は簡単に理解できるので、北朝鮮のクーデターを支援できない。

問題は北朝鮮でクーデターが起こり、その勝利が明確になった際、それを日米韓が支援していなくても、金北朝鮮政権が疑って核ミサイルを撃つ可能性がある。これは問題である。
米国や日本は金北朝鮮政権がクーデターで滅びて欲しいと思っているのは公然なので、(政権転覆のスパイ活動を行っても行わなくても)クーデターが成功しそうになれば核攻撃を受ける可能性があるのだ。

これはまずい、というのが現状であろう。矛盾している訳だ。米国が「北朝鮮の独立」を認めても、北朝鮮がそれを信じる可能性は著しく低い。

この矛盾を解決するには「北朝鮮の抑止力」を無効化するしか方法がない。

故に米国は北朝鮮政権を排除するために攻撃をするであろう。
(そんなことは北朝鮮は分かっているのでミサイル実験を公表しているのであろう)

米国が北朝鮮を攻撃するためには北朝鮮エリアの統治問題を中国とクリアにする必要がある。
(中国は反中国勢力との国境では常に紛争を抱えているロシア・インドとか、なので米国軍事同盟国家と国境を接しない方法を協議する必要があるだろう)

開戦はそこがクリアになったときであろう、トランプ大統領は正直者オバマ前大統領と違って、その交渉が上手くいきそうな気がする。

 

結論みたいなもの:中国と日米韓、または中韓と日米の国境問題がクリアになれば米国は北朝鮮を攻撃する。

 

 

注:日本に核を撃たれた場合に米国が核報復する可能性は高くない。日本のどこに核が落ちるかによると思うが、米国が核報復をするとその国と戦争を開始することになる。日本とその国の紛争が日米との紛争に広がり、米国は核攻撃を受ける可能性が高くなる。
東京に核が落ちたら日本は守る価値がかなり低くなり、見捨てられる可能性の方が高い。

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人生初のカネ余り状態に関する雑感(初老)

当方50歳直前、妻有小梨。

標題の件、住宅ローンも終わって老後資金を貯めるモードに入った。
そのことは歓迎すべきなんだろうけれど、貧乏性なのかカネを遣わない。

カネを遣えないのだ。消費欲が無い。(東京圏の割と大きい駅徒歩圏なので)買い物は歩き。月にイベントは都内美術館・外食・服屋(どれも二人で1万未満くらい)、そもそも出歩くのが疲れる。
クルマは要らない。若くないので飲みにも誘われない。給料+貯金の範囲内でカネを遣う要素が無い。

旅行とか行きたいけど企画するのが面倒。カネは貯まる、人生は苦しくはないけど別に楽しくない。

枯れてる。

 

思えば40歳前までは消費欲が旺盛であった、週1以上で飲みに行くし、出歩きたい、そのための服も欲しい。旅行も行きたい。
そのころは色々と我慢してたわけだが、その頃の方が幸せだった気がする。

子供・孫に熱を入れるのは分かる気がする。それくらいしかカネを遣う要素がないのだ、両親を見ていて理解した。
で、僕には子供がいない。

人生が詰まらない。(カネが余っているにもかかわらず)

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自称保守(詐欺師)に釣られた左派野党とマスコミ

いやぁ馬鹿馬鹿しい「森友学園」問題。連日マスコミがきちんと「カネと許認可の動き」に行かずに、籠池氏の「お付き合い」に焦点が集まっていて萎える。動画(TV)って情報密度が著しく低いのできちんと見たい場合には有用だけど、おバカには付き合っていられない。

そこに民進党・共産党が食いつくとは。自称保守(極右)よ相手は。左派に阿るにはわけがあるとしか思えないじゃない。

そして共産党が誤報を認めた。民進党はもっと馬鹿なのでまだまだ引っ張るであろう。そもそも反差別を公言している左派が稲田大臣と安倍総理夫妻の思想信条に絡めて批判するのはありな次点でダブスタの極みというか、そういう人種だと思わざるを得ない。

マスコミは「権力監視」という名目で左派どっぷり過ぎて自制が効いていない。地元だからか土曜朝の読売テレビの方が抑制が効いていた。

左派野党と在京マスコミは詐欺師然籠池氏とチンピラに釣られたことを認めて、攻め方を変えた方がいいと思う(ワイドショーを除く:情報密度が低くてゴシップ専門だしね)。

 

貴重な朝の時間を下らないゴシップに多くを割くのは止めて欲しい。

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3.11への違和感

今日は3.11、ソースはうろ覚えだけど「震災で不幸になった人」としてニュースで紹介があった。

彼女は震災で放射能を恐れて福島県から都内に避難して、旦那は仕事があるので福島県に帰ったが、生活の意識の違いから離婚したとのこと。
収入が低くて政府の保護を受けているとのこと。愚痴は「援助してもらってアクセサリーが買えるんだ」という近所の人からの誹謗とのことだった。まぁ放射脳である。

ニュースの論調は「彼女が不幸だ」であった、そりゃ不幸だろう放射脳なんだから。

このニュースの価値は「不安」で合理的な行動をとれない人がいるということであり、知識が重要であると感じるのだが、論調は「収入が低い」であった。

知識が無く合理的な行動をとれないことは「不幸」であろう、だがそのニュースの論調は「政府や電力会社への批判」が滲み出ていた。彼女を可哀想な存在と祭り上げてるわけだ。視聴率を取れれば「(馬鹿で離婚された)可哀想な主婦は政府(電力会社)の被害者だ」というわけである。なわけない。

 

「知識を受け入れて不安を払拭する」どころか、不安を煽るマスコミには「ペンは剣よりも強し」を感じざるを得ない。
(赤報隊のような)テロリストを糾弾する能力があって、不安を煽る能力も有している。
どの企業も売上の為にはなんでもやるのだがマスコミは権力を有しているだけ質が悪い。(メーカーは消費者離れが怖いのでここまでの悪手はできないがマスコミはそうではないらしい) 

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ぼくは明日、昨日のきみとデートする【映画】ネタばれなし

小説が好きだったので興味を抱いていましたが、ヒロインが「小松菜奈?」と少し興味を失せていたのですが、別の映画での宣伝で泣けたので行ってきました。
期待以上に面白かったです。小説を読んでいる人にも読んでいない人にもお勧めです。

オフィシャルサイトでは触れていないけど、題名から「時空SF」であることは想像できる。宣伝フィルムも匂わせているのでその前提で記事を進めます。
小説の書評でも「題名でネタばれ」という指摘があった程度なので、

このお話は文字通り「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」というお話です。ぼくときみの時空が捻じれている(ぼくの明日はきみにとって昨日)訳ですが、そこからどういった恋愛が進むのか?という問いを明らかにしていく映画です。なのでその程度の基礎知識があった方が映画にのめり込めると思います。

重要なことを忘れていました、この映画は「泣けます」。話が進むうち観客のすする音が聞こえてきて、僕もすすってもいいんだなと認識できる程度に泣けます。

 

映画を見た感想は

1)小説の世界観に忠実である(僕・読者視点)

これは小説を読んだ人にとって期待を裏切らないのと同時に、映画を見た後に細かいプロットを小説で再度楽しめるということができると言えると思います。もちろん映画を2度見てもおいしいでしょう。
映画の興業が成功しているのもあってか年が明けて文庫本ランキングが10位以内に入りました。
僕が感じたことが実行されているのではと思います。 

「観て読んで」または「読んで観て」の共に楽しいわけです。(ハリーポッターとまではいわないけど)

 

2)ヒロインの表情・演技が素晴らしい、主人公にも共感できる(男目線)

映画化の際、ヒロインが小松菜奈と聞いた時、正直に言って興味を失った。ところが映画館の予告編で覆った。(正直に言って映画館でというのが大きいと思う)

実際に映画を観て、ヒロインである小松菜奈の存在感・表情・声(口調)・髪に惚れた。ヒロインに恋に落ちる主人公に感情移入しまくりである。
主人公・ヒロインともに表情アップのカットが多用されている、きゅんきゅんしまくりである。

物語が主人公ベースで進むので、ヒロインの心境は間接的なカットと主人公の語りによることが多い。そのうえでちょっとだけくどいヒロインへの演出が丁度いいのである(僕個人感想)。

ほんのちょっと残念なのは公開時期に合わせたのかヒロインの衣装が冬服だったことである。小説の舞台では春でヒロインは軽やかな衣装を着ているが、映画では冬服である。とはいえヒロインのスタイルは抜群だし、細かいはなしなので気にしなくてもいいのかも。

 

3)小説を補う映像が映画の完成度を高めている

小説では主人公視点で進み、ヒロインの心境は読者に委ねられている。小説の帯には「読後また読みたくなる」的なことが書かれている程度に。

まぁ映画はそれではまずい。映画ではヒロインへの補完が丁度いいと感じた。
映画からの小説でも、小説からの映画でも満足度はあまり変わらないのではないかと思う。 

 

 

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ナウシカと左派とメッセージについて

TVでナウシカをやっていた。懐かしくて、好きな反面、忌避感が高い作品である。

 

僕が学生の頃、「ナウシカ」はメッセージ性の強い作品として扱いあぐねていた。

当時、公害問題がひと段落をしていて、ソ連の核の脅威はあるものの、原子力への忌避感が強いとは理解してなかった(僕だけの認識です)。

その一方でその後大学に入ると過激派が生で居た。
彼らの主張は全く理解できなかったけど、原子力や公害には反対していなかった。関係ないけど。

そして僕はそういった文学先輩達の映画観や文学観についていけず、「ナウシカ」のメッセージ性に忌避感を抱き、好きなのは「ラピュタ」に至るおっさんである。

 

文学作品、映画、漫画における「文学性」というのは嫌いじゃないんだけど、面倒な主張に接すると、「無意味なモノ」にしたくなる。関わりたくないのである。

相似形の体験は小学校の頃からある。新作古典を絶賛する教師によるヘイト(読めば役立つというような)によって夏目とか森、太宰、三島とか読む気にならない、そしてそのままでいる。
これは入試制度も問題だと思う。「入試の為に読む」作品が面白いはずがない、そこは問答無用である。だから読まない。30年経ってもである。
しかし根本は義務教育国語授業の所為である。

「国語義務教育」で何かを好きになったとしたら、それを理解している人と、そうでない人を色分けするパロディでしかなかった気がする。そして現代では林修先生が出題するのがそれである。

 

閑話休題。

「ナウシカ」は左派が好むメッセージだけでは構成されていない、多分偶然だと思うが。
そのうえで「どういう判断が正しかったのか」という議論があっても楽しいと思うが、左派はこれを大好きらしい。

ところが現実は複雑で左派が無条件に気に入るような単純な話ではない。同様に右派が忌避する案件でもない。

僕はそういうのを考えるのが面倒なので「ラピュタ」派なのだが、そろそろ真面目に向き合いたいと思った。 

 

 

 

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いまさらだけど「戦争法案」という呼称について

民進党と共産党が選挙協力したことによって連合が離れたようです。その連合も自民党が賃上げ要請する事態で組織力も低くその存在価値を問われている訳ですが。

日本は政治献金が一般的でないこともあって、自民党が株主寄りでないことが不幸中の幸いですが、この幸運が続くとは限らない訳で。
自民党の賃上げ要請は物価高→通貨高を狙っているわけで、その認識はいいのですが、自民党が経済>労働者の立場にいることは自明で、やはり連合には物価高→賃上げを主張してもらいたい。

欧州が理想とは思わないけど、「時給1千円、ランチ1千円」よりも「時給2千円、ランチ2千円」の方が好ましい。連合には時給を安く抑える配偶者控除に反対するとか、一部上場企業の低い利益率の改善を目指してほしい。

 

閑話休題

新安保を「戦争法案」と呼称している野党ですが下記の点を無視しているようにしか見えないのですがそれでいいのかと感じる。

1)紛争国の文官(公務員・教員)・NGO・国連職員は死んでもいい

紛争国にも公務員など様々な職員・ボランティアが居て活動を行っている訳ですが、彼らを反政府組織から警護するのが「駆けつけ警護」だと認識しています。これに反対するということは「放っておけ」というのと同義だと思うのですが、そういう理解でいいんですよね。鬼畜ですね。

2)そもそも国連平和維持活動に反対?

ということはそもそも国連平和維持活動に反対という立場なんでしょう。紛争国の人権は九条二項よりも低いと。そんな活動は日本に関係・必要ないと。
彼らの理念のためには世界平和への現実的な活動は全て不必要だということでしょうか。
警官の銃器所持も反対しかねない勢いですし、日本人の知性を完全に信用していないことの裏返しかと 。

 

このようなロジックが並行して存在する。これを「平和主義」と呼ぶのはかなり違和感がある。
湾岸戦争当時、カネを払って人を出さず、クェートから一切感謝されなかった事実がある。だから何もしないというのは理解できる。では今後は国連に負担金を払わず国際政治に参加しなくていいのかとも思う。そう彼らは願っているのであろうか?よくわからんがロジックとしてはそうなる。

 

一部のカルト的な勢力がそう述べるなら理解できるが、最大野党がこのようなロジックでは甚だ困る。民進党党員で議席を確保できればいいのだが、無党派層の取り込みが必須だからである。

だから民進党は負けた。おまけに反対に腐心しすぎてブーメランだし。まぁ←の言及は撤回する。

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