FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ドル円は介入が入らないまま154円に突入した。ずっと書いてきているようにこの段階での介入は難しい。また、155円にノックアウトオプションの設定が多く、155円に達したところで、急激な円売りが起きるという可能性も示唆されている。また、それを見込んだ円売りの仕掛けがされているという見方もある。とするならば、ここで介入しても押し戻されるのは一気だろう。介入は動きを一時止めるだけでなく、実は、そこを頂点として完全に流れを反転させるのが究極の目的だ。今までの神田介入はかなりそれを実現していた。そういう意味でも今はなかなか微妙なところである。

トレードはドル円ロングのみ。154円を抜けたところで少し軽くして、また、ストップも入れて介入対策をしているが、基本はロング。もし介入があれば、ドル円ロングポジションを追加できるだけのキャッシュも確保している。


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昨晩のNYは、株価の低迷が続いて、暗号通貨も売られ、さながら、Sell in Mayの前段階という感じだった。これだけ利下げが遠のいた感じとなり、季節的要因も働くので、株の5月売りは今年もあるかもしれない。ただ、自分としては、AGI(汎用人工知能)の比較的近い実現を想定しているので、AI関連を中心に、経済の大幅な落ち込みは考えに入れていない。もしあっても、一時的な崩れに留まると思う。ここから先の世界はこれまでとは違うものになるという長期予測のもとにすべてを考えていきたいと思う。

ドル円は、なぜか一瞬下がったが、何かの仕掛けだと考えられる。よい押し目と考えて買い増した。ドル円については相変わらず強気を継続したい。





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ロンドン時間に入ってさらにドル高が進行してきた。ドルストレートペアでのドル高に合わせてドル円も上昇中。米長期国債利回りも上昇。おもしろいのは、金・銀・プラチナも同時上昇というところである。ドル高は、ゴールド安が普通。今回のドル高がひと味違うところで、やはり、コモディティの上昇=インフレ=(利下げどころか)米国利上げ=ドル高という連想ゲームになっているような気がする。
 
先日も書いたように、ゴールドCRBレシオはもう1年くらいレンジであって、決してゴールド単独の上昇とは言えない。今の相場の一番基本にあるのは、「コモディティの上昇」と考えるのが一番シンプルだ。その原因は、やはり通貨全般の弱化だろう。ドル高のために幻惑されるが、しょせん「ドル高」というのは、ドングリ(フィアット通貨=不換紙幣)の背比べの結果に過ぎない。リーマンショックからの回復・コロナ対策と通貨を大増発した先進世界だが、それがフィアットの減価としてついに現れてきたと考えると納得がいく。ビットコインの上昇もその中に位置づけて考えるのがよいと思う。
 
世界中の通貨がジンバブエドルになりつつある、としたら、できる行動は何か考えて見ると今の状況が明確になるのではないだろうか?ジンバブエでは、米ドルが買われた。しかし、それも手段にはならないとしたら?打つ手は、ゴールドかデジタルゴールドを買うことだと思う。次善が、不動産や株式ということになるのだろう。
(なんと、折りも折り、ジンバブエでは、金兌換の通貨を発行しはじめたらしい。歴史の皮肉だ。)





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CPI以後の動きはだいだい予想通りで特に見通しに変更はない。予想外のCPIの堅調さに、米ドルは急上昇。おかげで、ドル円が上がったが、クロス円が下がるという珍しい現象になった。この米国CPIによるドル高のドル円上昇について、さすがの神田財務官も「投機的動き」とは言えなかった。ファンダメンタルズによるドル高であることは誰の目にも明らかで、口八丁手八丁の宇宙人神田にしても、どうしようもない状況である。153円超えてからはクロス円も上がり、やや円安に傾いているが、とても投機的円安による急激な変動とは言えない。やはり、今回は、155円が次の介入警戒ラインになるものと考えている。とにかく次の介入が待ち遠しい。すばらしいボーナスステージになることは間違いない。スワップもたっぷり付くし、上昇が約束されているのだから、財務省からの特大プレゼントである。
 
通常は、ドル円が上がると、ゴールドは下がって、円建てでの動きはなだらかになるのだが、今回は違っている。ドル円の上昇はそのまま円建て金価格に効いてきそうである。ゴールドホルダーにはうれしい。NISAでも金が買えるなどというネット記事が出たが、本ブログでは相当前に書いている内容なのだった。
 
当面の為替トレードはドル円ロング一択。昨日も書いたように、153円の上の方に来たら、すこしずつロングを利食って、ヘッジをしておきたい。突然、とち狂って介入になる可能性ももちろんゼロではないだろう。ただ、岸田訪米中でもあり、非常に難しいのは間違いない。



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CPIが予想より高くドル高に。ついに152円を破った。ここですぐに介入はないと踏んでいるのは前からの予想どおり。かなりあると思われる152円前後のショートを振り落としてからでないと介入はしないだろう。ロイターの伝えるように、ファンド筋の次の見通しは155円とされるが、これは榊原氏の以前述べた介入ラインとも一致する。すくなくとも153円台での介入はまだないと思う。ドル円が152円で抑えられている間に、クロス円、特に豪ドル円は異常に上昇している。あきらかにドル円の歪みだ。この貯まった円安エネルギーは152円突破で解き放たれるので、ここからのドル円の上昇は急速だと思う。

なお、ゴールドの上昇は、ゴールドとCRB指数(商品指数)との比をとってみると、他のコモディティと比べて特段の上昇をしているわけではないことがわかる。つまり、今は金・銀・銅・原油などの国際商品の値上がりなのだが、それは結局は、ドルの減価ということになるのではないかと思っている。

ドル円のトレードは、ロング継続。153円ミッド超えたあたりから介入警戒ですこしずつポジを落としていく。




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中東情勢危うしで朝はリスクオフのドル円下降で始まったが、すぐに反発。また、雇用統計がそこそこ良かったため、ドルは再度上昇。最近は、リスクオフの円買いは長続きしない傾向にある。結局、151円ミッドの定位置で週末を迎えそうだ。FXはどうしようもない相場である。ユーロやポンドも上下に揺れているだけでトレンドにはなっていない。

ビットコインも長い保ち合いになっているが、やはり4月下旬の半減期あたりで大きく動くと思われる。可能性としては、上ということになるのではないか。すでに1100万を見ているわけなので、今年中に2000万を見ることがあってもおかしくはないだろう。これは大いに期待できることは前から書いている通り。ただし、前後の下落幅は大きいと思うので、そこも注意したい。

ゴールドは今日のNYでも伸びており、このままだと、来週初めの日本の店頭価格は12500円程度にはなるのではないか。あまりにも伸びが急速で心配になるが、チャート的には、ビットコイン同様に青天井であり、こちらも年内に14000円はあってもおかしくないだろう。従来の金の上昇は、リスクオフの時に起こり、銀の下落を伴った(ゴールドシルバーレシオの上昇)。今回は、銀も上昇しており、従来の金の上昇とは形が違う。貴金属のより本質的な上昇だと思われる。




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米国10年債利回りがじわじわと上昇中だ。なんのかの言っても、週足でもやはり上昇。原油の上昇など、インフレ要因の方が、利下げ期待を上回っている。ドル円も通常なら152円をとっくに突破していなくてはいけないチャートだが、財務省筋からの口先介入が効いていて動けていない。しかし、ここまでドル高が進むとそろそろ限界かと思われる。152円でただちに介入が入るかどうかは説が分かれるが、もうすこし先までは様子見になるのではないかと自分は考えている。ただ、介入が入ると146円くらいまでは楽に下げるので、大きなポジションを持つのは危険である。軽くロングで様子を見ていきたい。もちろん、介入があれば、超ボーナスステージと言える。買い、買いである。

現在の市場の注目点は、なんといってもゴールドである。まさか、田中貴金属店頭価格1グラム12000円を超える時代が、生きているうちに来るとは思わなかった。理由無き高騰と言われるが、やはり、ビットコインと同じように、一般通貨の価値減少への抵抗としか考えられない。ドル覇権の退潮とも関係あるだろう。だとすると、この価格はまだ途中であって、さらなる上昇が見られると考えるほうがいいだろう。このブログのごく初期からゴールドを保険として購入することを勧めてきたが、ようやく実ってきたと思っている。


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週末の市場はイースター休暇でお休み。まあ、そうでなくてもドル円は財務省の目が光っているのでずっとお休みである。日本はクリスマスとかヴァレンタインデーとか、ハロウィンとか、いろいろな西洋行事を日本化・商業化したが、イースターだけはさすがに無理のようで、商業化されていない。やはり、「復活」というのが、キリスト教の中心でもあり、また日本人にはもっとも受け入れがたい思想なのが原因なのだろう。唯一神が子どもとなって現世に降臨して、死に、蘇って人間を救うという1回性の物語はなんとも不思議なものだ。日本人は、万物が神で、輪廻するという、神道と仏教の混淆したようなものが好きである。
 
神からの連想になるが、OpenAIとマイクロソフトが、2028年くらいまでに1000億ドル(15兆円)の開発費をかけて、stargateという超AIコンピュータを開発するそうだ。あと5年後では、まだNVIDIA以外のGPUが一般的になっているとは思えないので、これまた、NVIDIAとマイクロソフトのパワー増加につながる話だ。着々と「マザーコンピュータ」が存在する世界が近づいてくることを実感する。



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ドル円の動きについては、日銀・政府と財務省(財務官)との間で温度差があるように見える。日銀側や政府側(財務大臣)は、円安許容発言が多いようで、それに対して、神田財務官は円安断固阻止に見える。ここ数日のドル円はそのはざまで揺さぶられていてまだ方向性が定まらない。152円がどうやら財務省の介入ラインのようなので、それを越えることはしばらく困難だろう。しばらく151円で滞留することになるのかもしれない。

中期のドル円ロングもやや縮小して、様子見中心で進んでいきたい。昔は、介入は、実務を取り扱う日銀の名前をとって「日銀砲」などと呼ばれたようだが、今は、介入を決定する財務省(国際局為替市場課・財務官が指揮する)マターであることがはっきりして「神田砲」というべきものになっている。



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日米金利差は常にあるのに、円高・円安の動きもあるのはなぜ?という疑問がTwitter(X)に流れていた。たしかにそうなのだが、相場にはその時々のテーマのようなものがある。金利差が気になる時もあれば、別のことが話題になることもある。そういう相場のテーマを捉えることも、ファンダメンタルズによるトレードには重要だろう。

現状も、円安はこのあたりで打ち止めという意見も見られるが、大方の見方は、更なる円安を想定している。なかなかむずかしい局面だが、チャートの形としては、ここで止まるよりも、152円以上をめざす方が自然である。これは前から述べている通り。月足の形による。また、ドルインデクスは、3月中ずっと上昇だったことも重要なポイントである。

まあ、次週からの151円台の相場をゆっくり眺めてみたい。


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