FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ドル円の動きについては、日銀・政府と財務省(財務官)との間で温度差があるように見える。日銀側や政府側(財務大臣)は、円安許容発言が多いようで、それに対して、神田財務官は円安断固阻止に見える。ここ数日のドル円はそのはざまで揺さぶられていてまだ方向性が定まらない。152円がどうやら財務省の介入ラインのようなので、それを越えることはしばらく困難だろう。しばらく151円で滞留することになるのかもしれない。

中期のドル円ロングもやや縮小して、様子見中心で進んでいきたい。昔は、介入は、実務を取り扱う日銀の名前をとって「日銀砲」などと呼ばれたようだが、今は、介入を決定する財務省(国際局為替市場課・財務官が指揮する)マターであることがはっきりして「神田砲」というべきものになっている。



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日米金利差は常にあるのに、円高・円安の動きもあるのはなぜ?という疑問がTwitter(X)に流れていた。たしかにそうなのだが、相場にはその時々のテーマのようなものがある。金利差が気になる時もあれば、別のことが話題になることもある。そういう相場のテーマを捉えることも、ファンダメンタルズによるトレードには重要だろう。

現状も、円安はこのあたりで打ち止めという意見も見られるが、大方の見方は、更なる円安を想定している。なかなかむずかしい局面だが、チャートの形としては、ここで止まるよりも、152円以上をめざす方が自然である。これは前から述べている通り。月足の形による。また、ドルインデクスは、3月中ずっと上昇だったことも重要なポイントである。

まあ、次週からの151円台の相場をゆっくり眺めてみたい。


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FOMCはややハト派的な感じでドル安になったが、円安の勢いの方が勝っている。日本の利上げといってもどうせたいしたことはないし、米国の利下げも、選挙対策の口だけに終わる可能性もある。米国側の落ち着きどころ(ターミナル・レート)は皆が想定している通りで、3.5%が限界。日本がそれに追いつくことは当面なさそうである。

円安についての当面の課題は介入ということになるが、これは前から書いているとおり簡単ではない。日銀が十数年ぶりの大きな決断をした直後に財務省が為替介入をしては、日銀の顔を潰すことになる。自分が担当者なら間違いなくそう思う。昨日の財務相の会見でも「介入の可能性については述べられない」ということであり、過去によくあった「介入の判断については、すべての可能性がある」という言い方とは明らかに違う。152円153円での介入はないと感じている。

ということで、自分のトレードは、しばらくは中期のドル円ロングを保持したまま、短期の玉を動かしていきたい。安心できる為替相場ではないかと思う。ゴールドが高値更新なのはまったく意外だが、これは地金なので放置。ビットコインもATHの後上下しているが、長期チャートを見れば問題ない動き。半減期より前に、900万円より下げることはまずはないと考えている。株はそういうことで、NVIDIAとマイクロソフトだけはおまけで買っている。数年後のAGIの実現を狙っていることは前から書いている通り。メインのトレードではないが、AGIの実現した世界を想像するためのひとつの研究材料である。Claude3-Opusを使っている人も多いと思うが、AIがAGIに一歩一歩進んでいることを実感させる。




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さすがに材料が出きっていたというのだろうか、3点セットにもさしたる反応なし。ただちに円安になった。これで日本側からの円安は決まったので、あとは米国側の材料待ち。FOMCでどういう話が出るかだが、急に利下げの勢いが強くなることも考えにくく、中立的な方向が出そうだ。テクニカル的にも月足でのドル円の150円越えの三度目の挑戦となっており、今回こそ151円オーバーに落ち着きそうである。この情勢で、神田氏もただちに為替介入による円高誘導はできないと思う。

自分のトレードは、日銀発表を待って、特に下げが見られないので、149円ミッドでただちに多めにドル円ロング。しばらくはこれで押し目買い、戻り売りをいれつつ、中期的なロングも置いていきたい。


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日経に続き、共同通信も、日銀のマイナス金利撤廃をニュースにしているようだ。これで何もなかったらド円安なので、さすがにマイナス金利解除はあるだろう。問題は、YCC解除も同時に行われるか、ETF買入はどうなるか、今後の金利上げへの見通しはどうなるか?などだ。YCC解除・ETF買入停止の3点セットならそれなりのインパクトはあり、また一旦は147円を目指すと考える。
 
自分としては、ここまでほどほどのドル円ロングで来たのだが、一応週末に利食ったので、日銀会議はノーポジで迎えてそのあとを考えたい。テクニカル的には、ドル円は上昇っぽいので、一旦押したら、押し目買いでいこうと思う。


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円安に加えて、ドル高も加味されて、ますますドル円上昇の気配である。おそらく18日までに一度利益確定の動きで下げるポイントがあると思うが、判断は付かない。チキンレース的ではあるが、ドル円ロング以外の手はないと思う。タイミングをはかっていきたい。

前から書いているように米国も日本も政局がらみで大きく崩せない事情があると考えている。投資に適した時期はまだ続くのではないか。




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18日19日の日銀会議に向けてドル円は戻っている。この動きは予想通りだ。自分の予想では、当日もし金融正常化(マイナス金利・YCC廃止)となっても一時的に円高になるものの、再度円安に動くという形を考えているが、市場もそれを予測している感じがある。テクニカル的にもやはり147円あたりが底であるように見える。まあ、18日まではかるく押し目買いというのも悪くはないだろう。



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ビットコインホルダー誰もが気になるビットコインの当面の天井だが、もちろんわからない。ただ、ATHを越えても順調に伸びている様子を見ると、来月の半減期(4月中に来ると思われる)までは大丈夫なようだ。半減期ではマイナー(採掘者)にとっての環境が大きく変わるので需給にも変化が起きる。なんらかの動きがあると思われる。半減期前後での暴落がなければ、あとはフィボナッチ的な過去の波動からの類推となる。対数スケールで月足を見て、もし5波だとすると、最低でも15万ドルあたりには到達しそうだ(今のレートで2250万円)。もし(一部でも)利食うつもりなら、1500万円あたりからはひとつの目標かもしれない。ただ、暴落後にすぐに次の真の天井となるパターン(前回)もあったので、なかなか難しいとは思う。


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米国は、バイデンの選挙政策から、利下げの方向が強くなっているようだ。来週のCPIは注目だが、弱い結果が出ればさらなるドル安になる可能性がある。ドル円も、3月会議での金融正常化を先取りした動きになっているが、前から書いているように147円がひとつの目処だと考えている。米ドルの動向もあるので断言はできないが、もし3月に、噂どおりにマイナス金利撤廃となっても、147円を大きく割っていくよりも、むしろ逆行してドル円上昇になる可能性すらあると考えている。いずれにせよ、この会議の結果にかけて大きく張るのは無謀なので、会議後から動かしてみたい。

AI関係の株はややおやすみっぽいところもあるが、さくらインターネットの暴落ぶりと、NVIDIAのやや下落を見れば、その差は歴然だ。日本の個別株はどうも「仕手」っぽい動きなのは非常に残念だ。企業としてのAIへの関与は、米国企業と日本企業とはまったくレベルが違うことは以前にも書いた。ただ、AIはまさにこれからなので、どの企業にもがんばってもらいたい。

それにしても、暗号通貨とゴールドが強い。特にゴールドは、いったいどうしたのか、専門家にもわからないようである。


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注目の雇用統計はわかりにくいがやや弱め。利下げ確率が上がるほうに寄ったものだったと思う。ただ、ユーロドルなどはあまり動いていないので、ドル安とは言えない。ドル円の動きは単純に円高である。昨日も、日銀委員の一部が3月解除賛成と述べたとの報道もあり、そのあたりがむしろ大きく効いている。自分としては、今回のマイナス金利がらみの円高は147円までと見ていたので、やや想定以上の円高だ。実際の19日の動きまでは様子見としたい。
 
トレードは昨日も書いたように、ドル円はおやすみ。もうすこし円高の振れ幅を観察していきたい。


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