FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



今日も軽く下押ししてからNYになって急にドル円が買われてきた。特に大きな材料もないが、米10年国債の利回りがまた上昇してきたことも一因だろう。10年国債は上がっただの下がっただのいろいろ材料になるが、テクニカルで見れば、動きは明瞭。日足では、MA200とかMA50あたりでサポートされて上昇、週足では、MA40でサポートされて、もう2年以上も上昇している。米国債利回りが上がっているのにはいろいろな要因があるだろうが、ひとつには中国などの売りも効いているのではないか。この状況で円買いにはならないだろう。日本が介入資金のために万一米国債を売れば、自分で自分の首を絞めることになりかねない。10年債の日足のチャートは、ドル円トレードにおいて必ず見るべき重要ポイントである。
 
トレードはドル円ロングの手元ポジション継続。155円を割れれば買い足すつもりなのだが、なかなかそういかず、156円を超えてきた。まあ、損はしていないので、どこかで動きが出るのを待ちたい。



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急速に155円台に戻したドル円だったが、さすがに一休み。まだパワーが足りないので、屈伸運動中だ。もう一回155円割れも十分にありうるので、無駄な動きにつき合わないよう、押しを確認していきたい。

それにしても、ゴールドが強い。ウクライナ・イスラエルと、米国の軍事支援がよい方向に働いていないのを見ても、米国の軍事力による影響力は大きく減退しているのは明らかだ。それに伴って、米ドルの力も落ちている。世界各国が金に流れるのは自然なことだ。テクニカル的にも日足で2450ドルあたりのレジスタンスを試す勢いだが、チャートの形からも十分に可能性はある。ここを突き抜ければ、3000ドルが見えてくる。円建てだと16000円/グラムの世界である。

米国の力が落ちたといっても、OpenAIを初めとする米国IT企業の開発力はすさまじい。従来の国家(ステート)の枠組みでは捉えられない新しいサイバーワールドが形成されつつあるのだと考えている。その世界の住民には、人間だけでなく、今後大量に作られるAIエージェントも含まれる。そこで使われるのは、従来のドルではなく、暗号通貨になることも間違いない。ドル離れから、ゴールドに行き、次の段階では、暗号通貨になる、という流れだと考えている。まだまだ上下動も激しいが、10年単位では極めて大きなものになるだろう。本ブログが、為替・ゴールド・暗号通貨を統合的に扱っていることの意味もそこにある。

来週は様子見の週としたい。ドル円の上下動を観察して、軽く押し目買いを目指す。





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昨日は、来週には円安に戻るだろうと書いたが、まさかその夜には円安になるとは思わなかった。一度は152円には到達すると予測していたが、153円台で折り返してしまった。理屈通りと言えばその通りの動きだが、早すぎる。笑 特に昨日のエントリーに加えることもないが、日銀が新たに債券買い入れをしてそのペースに変更なしとういうニュースは意外性があったかもしれない。前回すこし量を減らしたわけだが、継続的に減らすことはなかった。金利上昇を警戒していることはあきらかだ。なお、介入の可能性はぐっと減ったと思うが、前回の介入ポイントの157円までは若干警戒しておきたい。
 
金利があがって何が悪い?という話題もいろいろ出るが、現実に、日銀がそれを嫌っていることはあきらかなので、トレーダーとしてはその事実だけで十分である。この制約の中で日本ができることは、介入で投機筋を牽制しながら、なるべくゆっくりとした円安進行として、米国景気の本格的悪化を待つということにつきる。しかし米国が完全におかしくなれば、日本もまた金融緩和を強化する必要も出てくるので、結局、話は振り出しに戻る。どうころんでもファンダメンタルズは円安ということだ。植田氏も、神田氏も、結局、アベノミクスで敷かれたレールの上を走っている暴走トロッコのお猿の運転手と車掌であり、本質的には何もできない。

自分のトレードはずっと継続しているドル円ロングのみ。昨日はわずかにショートしたが、たちまち損切り。155円からドテンロングですこし積み増しをしたが、それほどは増えていない。この後介入などが来て、153円以下で積み増すチャンスが万一あればありがたいのだが、為替の動き、イエレンの3度目の牽制で介入は相当困難だろう。


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CPIをきっかけにドル売りに転じ、ドル円も下がっているが、ドル円の調整にはちがいないが、純粋にドル安だ。豪ドル円などは高値が104円で、今も103円ローであまり変わっていない。「円買い」とは言いにくい相場である。リーマンショック当時のホンモノのドル円下降は、円買いで、豪ドル円などは文字通り見る間に5円、10円と下げていったのと比べるとおとなしい。

一般にドル安駆動によるドル円下降の持続性は弱い。現状、さすがに4時間足で下降しているので、今週中くらいはまだ下を目指す可能性が高いと考えているが、来週はどうなるかわからないだろう。米国債の利回り低下を主な材料としているが、利回りのチャートは週足くらいではまだ上昇中であり、またいつ、インフレを材料に利回りが上昇しないとも限らない。

ということで、軽くロングを持ったまま、153円以下になるのを待って、さらにドル円を買い足すことを基本としたい。今は下げていたドル円が154.7くらいまで大きく戻っているが、さすがにすこし戻り売り(ショート)もしている。


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CPIはやや弱かったが、それを材料にドル円は下げているようだ。このところ、投機的な円売りが積み上がっているので、その調整相場だと考える。昨日も書いたように、これで150円を割る動きになるとは考えられないが、前回の介入の押しの値である152円近くを再度試す可能性はある。一応、そのあたりまでに適宜買いの指値をして待機したい。とにかく、スワップうまうまの話が出たところで、下げて振り払ってまた上昇にかかるというFX独特の動きは本当に面白いものだ。


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財務官としては、ドル円156円以下でCPIを迎えて、CPIが弱くて下げていけばよし、CPIが強くて、ドル円が跳ねれば156円ハイあたりで介入も、という段取りだったと思うが、イエレンが三度目の強い介入牽制発言を行って、ドル円は156円台に伸びてそこで停留することとなった。これはかなり意外な動きで、財務官としてはかなり手詰まりになった。156円からではCPIで下げても限界がある。またイエレンの強い牽制で、よほど大きな急速な動きがないと介入は極めて難しい。さすがに、今日は神田氏も発言ゼロである。日銀の国債買い入れ減額も円安にはまったく効かなかった。

これで157円を超えて、さらに前回の介入ポイントを超えると、せっかくの三番天井の演出もふいになり、完全にノープランとなると思う。宇宙人的頭脳を持つと言われる神田財務官だが、経済学のPh.Dを持つわけでもない。そろそろ化けの皮が剥がれてきたと言えるかもしれない。
  
CPI次第ということは変わらないが、これで、そのまま下げていく可能性は極めて低くなったと言えるだろう。ということでトレードの方針は変わらないが、今日のPPI、そして明日のCPIでドル円が押したら、躊躇なく買っていきたい。


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ドル円156円を手前で停滞している。前に引用した吉田恒氏の発言を使うと、160円(介入)が1番天井、158円(介入)が2番天井で普通ならこれで下に反転していく。今回はそれでも156円近くまで戻って来ているわけだが、あらゆる方法でここ156円を3番天井に演出して下げさせたいようだ。財務官の口先介入発言や、(財務省の意を受けたと思われる)経済団体からの「悲鳴」その他である。実際に、シカゴIMMなど、投機筋のドル円ロングの総量も減ってきているようだ。しかし、相変わらずドル円のさらに上を目指す勢力も強く、保ち合い状態になっている。

今後の行方は、来週水曜日の米国CPIにかかると思われる。CPIが弱ければ、ドル円は下へ、CPIが強ければ156円を超えるが、そこでは万一の介入が来る可能性もある。いずれにしても、来週は大きく動きそうなので、期待しつつ注意しつつで過ごしていきたい。

基本的な見通しとしては、長期チャートおよび日銀の手詰まりの状況から160円を超えて行く可能性が高いと考えているが、ファンダメンタルズ、テクニカル両面で、156円が剣が峰となった感があるので、慎重に考えて行きたい。ドル円ロングは少し軽くして保ったまま、下での追加を考える週としたい。

あと、為替ではないが、来週の月曜にOpenAIがAIを使った新しいツールを発表するとされている。素晴らしいものなら、マイクロソフトの株価の上昇、NVIDIAの株価の上昇に繋がるだろう。これも非常に期待される。





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ドル円は、朝方は156円前ですこし崩れて155円ローまで落ち込んだ。テクニカル的にかなりの急上昇なので、156円手前での調整になったものと思われる。もうすこし様子を見たい。あと、156円を超えて157円前後は、(ないとは思うが、もし万一あるとすると)為替介入の危険ゾーンである。上昇速度にポイントがあり、それを「ならす」というのが、財務大臣の発言であり、一応そういう公式の説明だ。神田財務官から、大臣や総理へのレクもそういう話なのかもしれない。
 
しかし、神田氏の腹の中は異なっていて、この5月の介入のやり方からして、2022年と同様にドル円を反転させることを意図しているのは明らかだ。その点からすると、反転できるところには限界がある。157円以上から150円以下に持っていくことはまず不可能(実は、すでに156円でも苦しい)。やるなら、このレベルだと思う。
 
ということで、ありえないだろうと思いつつ、しかし、若干警戒をしつつ中期ロングを保持しているが、一部はストップを浅くしてすぐ逃げられるようにしている。


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今日も一日中ほぼ一直線でドル円上昇になっている。やはり154円ミッドの防御ラインを破ったのが大きかった。あれはなんだかよく分からないが、155円にオプションでもあったのかもしれない。

円高になりそうな要素はないわけではない。

1 米国長期金利がやや弱化。日米金利差が縮小。
2 雇用統計などがやや弱い
3 原油その他に下げが見られる
4 国内産業からも円安対策の声も出てくる
5 大規模介入で膨大なドル売りをした(ドルインデクスも一時下げた)

などであるが、それにもかかわらず、ひたすら円安であることに問題の根源がある。やはり、日銀がゼロ金利から動けないと見られていることが非常に大きいと思う。日本全体が、非常に長期間の金利のない世界に慣れてしまって、住宅ローン金利もほとんど変動金利になっている。数%にまで金利が上がれば、政権はそれこそ、もたないだろう。数%どころか、相変わらず、日銀は、国債買い入れを続けて、YCCまがいのことをしている。
 
テクニカルについては、20分足という短い単位ですら、MA60で円安継続しており、ファンダメンタルズからは、上の通り。円安が止まる可能性はほとんどないと思う。あとは、次の介入だが、いろいろな条件から考えて、現時点での候補は次の通り。(なお、1シリーズの介入は3営業日以内らしいので、今度介入すれば、2シリーズ目の介入となる。5月中であっても前の「続き」ではない。その点もハードルが高い。)

1 160円を日足本体が明確に超えて165円が見えてくる時点
2 前回の早朝介入の値の157.5円になる手前、157円を超えたあたりの時点

介入のパターンからして、反転させるためには、どうしても150円を割らせる必要がある。本当は155円で介入したかったがそれは時間的に無理。となると、ぎりぎり157円で介入、150円目標が限界だろう。ここでできなければ、160円を超えるまではできない。いずれにしても、昨日も書いたように2は難易度が高いと思う。意表をつくのが好きな神田財務官はやってくることも考えておく必要があるが、可能性は極めて低いと思っている。今回のことで、日銀が動かないかぎりどうしようもないことはわかったはずだ。日銀の国債買い入れ停止あるいは小幅利上げとセットで介入することなどをしない限り、円安を止めることは至難だ(なお、米国の協調介入などは夢物語である。)。



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予想通り円安で始まったが、思ったよりも円安の勢いがあるようだ。イエレンが再度、介入に牽制発言をしていて話題となったが、もう1回の介入の可能性もゼロではない。過去にも1続きの介入で3回繰り返した例もある。しかし、今日も日銀は国債の買いオペを行い、1兆円近くの円を市場に放出した勘定になる。そのタイミングで強い円売りになり、まさにマッチポンプだが、それとは別に、円安を憂いて国士をきどる神田財務官には、ドル円を完全に反転させたい気持ちがあるのは間違いないだろう。
  
次の介入をするとしたら、ドル円の下げを150円以下まで持っていかないと意味がない。理想的には147円くらいは行きたいところだ。しかし、一回の介入で動かせる値幅は5円レベル。今のように円売りが強いところで円買いドル売りをするのは極めてコストが大きい。となると、150円に持っていくためには、155円あたりで介入する必要がある。これはいかにも急であり、今日明日にでも155円は実現しかねない勢いだ。さすがの「国士」神田も、連休中に介入したばかりで、再度すぐに介入して、結果、せっかく上げてきた日経を叩き潰すのは相当の根回しが必要になる。自民党内から「まだ早い」という声が出るのは必定だ。要するに、ほぼ無理だと思う。

早朝の2回目の介入は、介入ポイントも、ターゲットドル円も1回目よりも下だった。こういうタイプの介入(「二番天井」の演出)は、最後の介入となるのが普通だというのが吉田恒氏の分析だが、それは正しいと思われる。これで反転しなかったら、実は既に失敗なのである。
 
150円以下にもっていく介入が無理だとすれば、次の介入は160円を超えて170円レベルに急速に円安が進む時にスムージングを行うことしかないだろう。ということで、しばらくは介入がないという可能性が高いとして、ドル円の押し目買いの回転トレードで進めていきたい(中期ロングは保持して)。


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