いよいよ春節の大晦日、大過年です。
上海で大過年、春節を迎えるのは初めてです。
昨年過ごした方に「まるで戦争みたいだよ。寝られないよ」という話を聞いていたのですが、「まさか」と思っていましたが、これがまんざらウソでもなかったです。
日暮れころからババババババという爆竹の音がどこからか聞こえ始め、日が暮れると日本でよく運動会の朝に開催するかしないかを知らせるような花火がバンバンと空中で大きな音を立てています。
そしてそのうち、花火大会と家庭用花火の間くらいの結構大きな花火がそこかしこで上げられています。
そんな爆発音が近くでも遠くでも鳴り響いているので、映画で見た戦争の効果音を衝撃つきで聞いているようです。打ち上げのピューという音がまたそれっぽい。ビルの向こうのほうでガスっている上海の夜空がピカピカと光っているのもまたそれっぽい感じ。
さしずめ機関銃=爆竹、打ち上げ花火の音だけの=迫撃砲、打ち上げ花火=照明弾、ってな感じでしょうか。
日記を書いているそばでも、外からは爆竹と花火の爆発音が聞こえています。花火の音と衝撃を受けて自動車の防犯装置が作動してアラームを鳴らしています。
なんと、マンションの敷地内で上げているので家の窓のちょうど目の前で花火が爆音を立てて爆発しているのです。恐ろしい・・・。
それも年が明けた瞬間は特に凄かったです。花火がそこらじゅうで上がって、煙と火薬のニオイが辺り一面を覆いました。これはものスゴかったです・・・。
爆竹をはじめとする爆音の花火をなぜやるかというのは、神様=福がこちらに来るように知らせている。ということのようです。私も福を寄せるため、念願の爆竹(4000発=28元)を購入して点火。(右の写真の機関銃の弾みたいのがそれ)
久々の爆竹の衝撃波と音。見てると何かすっきりしました。4000発じゃもの足りなかったですが、神様は気づいてくれたでしょうか。
仕事が終わってから同僚のWさんのご家族、ご両親と食事をご一緒させていただきました。
その後家にもお邪魔して、ご家族と中国のNHK紅白歌合戦にあたる国民的番組「中国電視台春節聯歓晩会」をひまわりの種を摘みながら見る、という中国的年末の過ごし方もご一緒させてもらいました。
いや、ホントいい年末過ごさせてもらいました。謝謝。