非才無才の雄叫び

G7を終えて内閣支持率が上昇しているかに見えたが

岸田首相の息子の不祥事で「衆議院解散」の論調が、自民党の中で、

萎んでいったのに立憲民主党が「内閣不信任案」を提出する

そぶりを見せると、解散しないと言っていた岸田首相の発言が、

俄かにトーンダウンしてきた。

そのせいもあってテレビの「衆議院解散総選挙」の話が

再び、熱を帯びそうだ。

気になるので、ネットで調べてみると、

戦後の衆議院解散総選挙は以下のような数になる。

戦後初の解散総選挙は昭和21年11月3日の新憲法の公布に伴い解散となったもので
第23回 第92回（帝国議会） 昭和22年3月31日 第1回（特別会） 昭和22年5月
ところが翌年には、もう解散。
第24回 第4回（常会） 昭和23年12月23日 第5回（特別会） 昭和24年2月
第25回 第14回（常会） 昭和27年8月28日 第15回（特別会） 昭和27年10月
そして1年にも満たないうちに、ここでも解散。
第26回 第15回（特別会） 昭和28年3月14日 第16回（特別会） 昭和28年5月
第27回 第21回（常会） 昭和30年1月24日 第22回（特別会） 昭和30年3月
第28回 第28回（常会） 昭和33年4月25日 第29回（特別会） 昭和33年6月
第29回 第36回（臨時会） 昭和35年10月24日 第37回（特別会） 昭和35年12月
第30回 第44回（臨時会） 昭和38年10月23日 　　第45回（特別会） 昭和38年12月
第31回 第54回（常会） 昭和41年12月27日 第55回（特別会） 昭和42年2月
第32回 第62回（臨時会） 昭和44年12月2日 　　第63回（特別会） 昭和45年1月
第33回 第70回（臨時会） 昭和47年11月13日 第71回（特別会） 昭和47年12月
第35回 第88回（臨時会） 昭和54年9月7日 第89回（特別会） 昭和54年10月
ここも1年経たないうちに解散。
第36回 第91回（常会） 昭和55年5月19日 第92回（特別会） 昭和55年7月
第37回 第100回（臨時会） 昭和58年11月28日 第101回（特別会） 昭和58年12月
第38回 第105回（臨時会） 昭和61年6月2日 第106回（特別会） 昭和61年7月
第39回 第117回（常会） 平成2年1月24日 第118回（特別会） 平成2年2月
第40回 第126回（常会） 平成5年6月18日 第127回（特別会） 平成5年8月
第41回 第137回（臨時会） 平成8年9月27日 第138回（特別会） 平成8年11月
第42回 第147回（常会） 平成12年6月2日 第148回（特別会） 平成12年7月
第43回 第157回（臨時会） 平成15年10月10日 　　第158回（特別会） 平成15年11月
第44回 第162回（常会） 平成17年8月8日 第163回（特別会） 平成17年9月
第45回 第171回（常会） 平成21年7月21日 第172回（特別会） 平成21年9月
第46回 第181回（臨時会） 平成24年11月16日 第182回（特別会） 平成24年12月
第47回 第187回（臨時会） 平成26年11月21日 　　第188回（特別会） 平成26年12月
第48回 第194回（臨時会） 平成29年9月28日 第195回（特別会） 平成29年11月
第49回 第205回（臨時会） 令和3年10月14日 第206回（特別会） 令和3年11月

1年か1年に満たないうちに解散したのは、過去3回。
2年が2年に満たないうちに解散したのは、過去3回。
3年か3年に満たないうちに解散したのは、過去14回。

この解散総選挙の一覧は、言い換えれば国民不在の党利党略の状態

を表している。

これらの選挙費用をトータルすると少なくとも4,000億円くらいに

はなるのではないのだろうか。

これを国民のために使っていたら、どれだけの人びとが助かってい

ただろうか。

今回、解散総選挙が行われた場合、予定されている経費は予算額

ベースで678億円が見込まれているらしい。

そこで提案したい。

党利党略の解散総選挙をやめ

その費用で沖縄県石垣市に、島民のための避難シェルターを

造るべきです。

9月24日 ネットのYahooニュースに、微笑む初老の紳士の顔写真。
その横に
「カルト規制法、日本になじまず　「政治と宗教」、冷静な議論が
必要　同志社大・小原教授に聞く【政界Web】」のタイトル。

時事通信社がオンラインで、同志社大学の宗教学者・小原克博教授
にインタビューしたものらしいが、
「カルト規制法、日本になじまず」の文言は河野消費者担当大臣の
下で「霊感商法等対策検討会」が開かれ、法整備を視野に議論が進
んでいることを宗教学者が牽制したと受け止められても仕方がない。
更に「政治と宗教、冷静な議論が必要」などと、恰も自民党議員と
旧統一教会の関係に関する議論が感情的であるかのような指摘であ
る。こういう指摘は、統一教会擁護になりかねない。
これでは統一教会は反駁の論拠を得たと拍手喝采するに違いないのだ。
宗教学者ならば、せめて「霊感商法等対策検討会」の結論を待って
論評してほしい。
宗教学者・岸本英夫を見習ってはどうか。政治と宗教という概念論
的な考察や論考はしても、現在進行形の政治的課題について決して
言及しなかったはずだ。

信教の自由を定めた憲法20条は、政治による宗教への介入を禁じ
る。旧統一教会と政治の関わりをどう見るか。の質問に

「社会的に問題があるとされる団体との付き合いは、宗教団体に
限った話ではない。政治家の「特権」をうまく利用しようとする
団体は無数にある。政教分離の問題はもちろんあるが、政治家そ
れぞれの職業モラルの問題が基本的な大前提としてまずある」

記者はわざわざ旧統一教会の名前を挙げて質問しているのに
「社会的に問題があるとされる団体との付き合いは、宗教団体に
限った話ではない」と話を逸らし、しかもその言わずもがな
の言辞は統一教会問題を忌避しようとしているかのように受け
取れる。
まして「政治家それぞれの職業モラルの問題が基本的な大前提と
してまずある」などと政治家側の姿勢だけを問題視しているが、
名前を替えて巧みに政界に潜入する旧統一教会の姿勢は不問
にしている。いずれにしても宗教学者が誰もが知っているこ
とを論述してなんになる。

質問も含めて、世の関心は統一教会と自民党の関わり方に集
中しているのに、当たり触りのない一般論で切り抜けようと
している。
それだけではない。旧統一教会が自民党に食い込み、自民党
議員のお墨付きを貰って信者を増やし、それらの信者を霊感
商法等で収奪してきたことが深刻な社会問題になっているの
に、そこに触れようとしない。

「今回は安倍氏の事件があり、旧統一教会の名前が出てきた。
しかし、統一教会を脱会した元信者の証言もこれまで多くあ
る。関係が長年続いていることを専門家は知っているが、今
まで見過ごされてきた。」

このように当たり障りのない通りいっぺんの他人事の論考を
披瀝するのは、なぜだろう。
統一教会や自民党からの批判を恐れているように見える。宗
教学者は批判されてはならないのだろうか。

安倍元首相が旧統一教会系の大会で、ビデオメッセージとは
言え、旧統一教会の韓総裁を称えたことが、山上容疑者が安
倍元首相を暗殺する直接の動機になったことの重大性や、山
上容疑者の20年に及ぶ怨念の深さを宗教学者はどう解説する
のか、世間は注目しているのに、肩透かしで一切触れない。

「 20条では「いかなる宗教団体も国から特権を受け、政治上
の権力を行使してはならない」とも規定している。
20条を文字通り解釈すれば、政治家が宗教団体に対して便宜
を図ってはいけないが、宗教団体が政治活動をすることを禁
じているわけではない。
　政治家や三権分立、法的な規制だけで民主的な社会ができ
るわけではない。国と個人との間でさまざまな団体が健全に
働くことが必要だ。その中に宗教団体もある。
それぞれの宗教団体が理念に基づいて、より良い社会をつく
っていくためにはどうすべきかを考え、政治家に提言してい
く。それはむしろ社会のためには必要だ」とここでも一般論
で切り抜けてしまう。
それだけではない。
「20条では「いかなる宗教団体も国から特権を受け、政治上の
権力を行使してはならない」・・・宗教に於ける政治上の権
力とは何かについても解釈もしてくれない。

　―宗教をめぐる法律として、「宗教法人法」がある。所管官庁
から解散命令を出すことが可能とされている一方、実際の
行使には極めて抑制的な運用がなされている。の質問に

「規定に少しでも触れたら、処分していく在り方は信教の自由を
著しくむしばむ。ただ、本来なら俎上（そじょう）に上げられ
るべき団体が特権で守られているのであれば、法律の理念に関
わり、大問題だ。
　今回は旧統一教会の名称変更の際にそういった便宜が図られ
たのではないかと指摘されている。団体として慎重な議論が必
要となった場合は、ちゃんと宗教法人審議会などに諮り、議論
すべきだ。性善説に立ち、申請があれば受けるしかないとのや
り方は不透明感が付きまとう。」と、どこまでも一般
論だから追及が浅い。下村元文科相や当時の文科省次官の発言
をまともに受け取って「性善説に立ち、申請があれば受けるし
かないとのやり方は不透明感が付きまとう」などと論述する当
りは、なにかピントがずれているような気がしてならない。
下村元文科相の安倍首相(当時)に対する忖度による指示が疑われ
ているのに、そこもスルー。

―野党からは解散命令を出す検討や法改正が必要との意見もある　
との質問に。

「宗教法人法は81条の解散命令の他にも、事業の停止など一歩手
前の措置はあるが、抽象的な部分が多い。例えば、解散命令や
事業停止に関しても、「宗教団体とは」との条文の規定を大き
く逸脱した場合に命令できるが、「大きな逸脱」とはどんな場
合かなど、細かな基準が法律に記されているわけではない。
それをしっかりと議論し、曖昧過ぎて基準がない場合には、法
律の一部改正も視野に入れた議論が必要になる。日本でフラン
ス型の「カルト規制法」を新たにつくるのではなく、まずは現
行法の運用だ。それが不十分だと判断された場合は、法改正す
べきだ」

なんとまあ、宗教学者が宗教家を気取って、お説教をのたまうな
ど退屈極まりない。
宗教法人法がありながら、機能していないから問題になっている
のに、なぜ機能しないかについては言及がない。

とにかく一連の論説で印象に残るのは、タイトルの
「カルト規制法は
日本になじまない」という文言だけ。

も少し鋭く
切り込んで
欲しいですね

宗教学者
岸本英夫を
仰ぎ見てはいかがですか
社会を見
政治の世界を
見て
国民の声に
耳を傾けて
情報を発信して下さい

スマホを見ると、竹中平蔵氏の顔写真とタイトル文があったので
懐かしさもあって覗いてみた。

元総務相で経済学者のパソナグループ会長・竹中平蔵氏（71）が
18日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。
旧統一教会と政治家の問題について語った。

「番組では「政治家は旧統一教会との関係を絶ち切れるか?」が
テーマに。
竹中氏は「今起こっていることを物凄く単純化して言うと、統一
教会っていうのは悪い集団であると。で、そこに何らかの形で関
わった人はみんな悪い政治家である、ということですけども、
これね、法治国家としてあり得ない理論だと思うんですよ」と口に。
「宗教の自由があって、宗教をやりながら政治活動をするのは自由
ですよ。メルケルさんはキリスト教民主同盟だったし、日本には
創価学会、公明党っていうのもあるわけだから、宗教の自由、信仰
の自由と政治の自由っていうのはちゃんと守らなきゃいけないわけ
です」と訴える」

なんだ？この論考は
言っていることは尤ものように聞こえるが、統一教会問題の論点
を理解していないではないか
単純化して、メルケル首相のキリスト教民主同盟と公明党と
創価学会の関係を統一教会と同列に扱っている。
この両者もカルト集団なのか？
おまけに、
単純化して統一教会の霊感商法の被害まで端折ってしまう。

竹中平蔵、いい加減にしろっ

統一教会が自民党に食い込んで、信者を増やし、霊感商法等で
被害を拡大してきたから問題になっているのに、単純化して
統一教会の罪状は不問に伏すのか

反セクト法だって、フランスが日本のオーム真理教のサリン
事件等を契機に法制化したのであって、日本では出来なかった
から、大騒ぎしているのに、何を仰るのか?

結局、君も桜井よしこ氏と同じで、上級国民の方ばかり
向いていて、底辺の庶民の苦境には、関心がないのだね。

統一教会の教組・文鮮明が生前、北朝鮮の金日成に日本円にして
5,000億円を献上していたと、8月31日付の週刊文春電子版が報
じている。
おそらく5,000億円は日本の信者から収奪した金だろう。

反共、勝共などの旗印は保守の政治家を取り込む為の偽りの道具
だったということだ。偽りの反共を掲げて保守の政治家を応援し
籠絡して、応援した政治家から、お墨付きを貰って信者を増やし
て、信者から金を巻き上げてきた。
つまり反共を装い、宗教を装って収奪システムをつくりあげ、一
部とは言え、日本国民の財産を、国富を奪い、海外に流出させて
きた。
その金の一部を、統一教会の教祖・文鮮明は生まれ故郷の北朝鮮
に注ぎ込んだ。
そうとも知らずに、日本の政治家や保守論壇は統一教会や勝共連
合を持ち上げてきた。

保守論壇の旗手・櫻井よしこ氏も、その一人。

ご自身のブログで
「統一教会はスパイ防止法にも憲法9条
の改正にも賛成だが」と、統一教会を肯定している。
ご自身が創設した国家基本問題研究所は名前からして、シンクタ
ンクの要素も兼ね備えた組織のように見えるが、週刊文春のよう
な調査はできなかったということか？

櫻井よしこ氏の安倍元首相に関するコラムを読む限り、櫻井女史
は統一協会の献金被害や霊感商法に対して全く関心がないように
見受けられる。
だから統一教会関連に関して調査もしないのではないか。

櫻井よしこ氏の名前でネットを検索すると、とんでもないものを
発見した。

2021年8月9日
【速報】櫻井よしこ、韓国のスパイ疑惑が浮上！韓国情報機関（国
情院）が不当取引？韓国テレビ局がスクープ

記事を読むと、韓国テレビ局とは、東京オリンピックで大失敗を
やらかしたMＢＣだ。信憑性はないなと思いながら、関連する記
事を探してみた。

内容は、韓国国家情報院の元職員を名乗るサングラスにマスク姿
の男性が、韓国の元従軍慰安婦らの動静を日本の極右に、日本の
公安を通して流したというもの。その極右の一人が櫻井よしこ氏
という。

色々な記事を読むと、韓国の保守系が文在寅政権を攻撃する為に、
デッチあげた荒唐無稽の番組だったようだ。

韓国の国家情報院は、スパイ組織の一面もあるので、櫻井よしこ
氏を韓国のスパイと決めつける記事も散見されるが、良く調べも
しない早とちりの連中の戯言だ。

韓国MＢＣの番組が正しいとして、韓国国家情報院が日本の民間
シンクタンクに韓国内の情報を流し、資金を提供したからといっ
て、櫻井女史がスパイであるということにはならない。日本の機
密情報を櫻井女史が韓国に流していたならスパイと呼べるが、証
拠も何も示さないズサンな番組だったようだ。第一、櫻井女史達
が訪韓して韓国国家情報院の職員と接触しているのに、韓国内の
情報を流すのに、わざわざ日本の公安を通す必要があるのか？
櫻井女史をスパイ呼ばわりする連中は、こういう単純な矛盾も
理解できないのか？

それだったら、櫻井女史は、なぜ韓国MＢＣを名誉毀損で訴えな
いのかという記事もあるが、こんな荒唐無稽の番組を垂れ流すM
ＢＣを訴えてなんになる。

韓国世論の反発を招くだけで、なんにもならない。

これに関する桜井女史の記事もあったので読んでみたが、取り寄
せた韓国MBCの番組のビデオを取り寄せて、通訳を交えて観賞し
た模様だ。サングラスでマスク姿の証言者は証拠を示さず、ただ
口頭で供述しているだけで、加えて当該の番組も証拠なるものを
一切示すことがなかったようだ。唖然としていたという感じで
当の告発者は韓国の保守系の人物のようで、文在寅政権を攻撃す
る意図がはっきりしているのに、MBCの番組スタッフは、その
告発に便乗してしまって、ついに荒唐無稽の番組となっていた
ようだ。

それをまともに受けて大騒ぎするのは、レベルの低さを現して
いる。

日本人よりも
韓国人を信じるのか?
恥を知れ

第一、韓国は剣道の発祥地は韓国だと主張したり、日本刀も韓国
が昔、倭国(日本)に教えてやったとドラマで主張して、いつの間
にか、すべての韓国の時代劇は、武士(ムサ)や兵士が日本刀をぶ
ら下げている。
webでも韓国史の専門の学者の話は、韓国はついこの間まで
両刃の刀を使っていて、日本のような刀鍛冶の史跡はないという
ことからも解るように、ほとんど嘘で固めている。

韓国から見れば、櫻井女史は反韓の急先鋒なので、極右に見える
のだろうが、櫻井女史の著作物を読んだことがないので正確には
断言できないが、せいぜい右翼的な思想の持ち主ではないのか。
小生は、日本で極右というと、どうしても戦闘服を着て右翼の街
宣車に乗って、街頭演説をしているイメージで見てしまうが、そ
の形跡はない。
艶やかな和服姿だ。

話を元に戻そう。

櫻井女史は統一教会の霊感商法被害について言及しないのは
なぜだろうか。
ネットをみれば、統一教会の教義の概要が見れるのに、どうし
たことか?教義の内容は反日的で、韓国の主張する従軍慰安婦
問題そのままなのに、櫻井女史は無言のままだ。なぜ反発しな
い。また統一教会の霊感商法の被害に触れようともしないのは、
櫻井氏の立ち位置が保守即ち為政者側の視点で貫かれているか
らではないのか。
言い換えれば、櫻井女史が敬愛してやまない安倍元首相の立ち
位置と同じ目線で政界を見、世間を見ているからではないか。

安倍元首相が論説の「美しい国・日本」は、統一教会の初代
会長がその２年前に出版した書籍のタイトルと同じだったと
言われている。
櫻井女史も「美しい国」という文言を使っているので、安倍
元首相ー統一教会ー櫻井女史と同じラインに立っていて、言
わば同根であろう。

ネットを見ると、作曲家の三枝成彰氏が安倍元首相を評して
「以前に当コラムで、安倍元総理の最大の罪は「嘘が通る社
会をつくったこと」だと私が書いたゆえんはそこにある。
　安倍政権発足以来、本来なら国民に範を示すべきリーダー
や官僚たちが公の場で平気で嘘をつき、国にまつわる数字や
公文書を改ざんするようにさえなってしまった。そのために
日本社会のモラルは崩壊したのだ」

ここで安倍元首相に関して、当ブログで触れたことを再度、
確認しておく。

安倍元首相が在任中、国会で野党・民主党に「悪夢のような
民主党政権」と揶揄した発言に、民主党の岡田議員が激怒して
「取り消しなさい」と迫ったが、安倍元首相はせせら笑って
相手にしなかった。
小生は、そのニュースを見た翌日、民主党本部に電話して
岡田議員への伝言を頼んだ。
「取り消しなさいというのではなく、ここは冷静に『どこが
悪夢だったのですか』と安倍首相の返答を待てば良かったの
です。そして切り返して『自民党が作った１０００兆円の借
金やあなた方の政権時に発生した水俣病、薬害エイズ等の公
害は悪夢ではないのですか」とやり込めてほしかった」

遡って小泉内閣の時の北朝鮮訪問の時、安倍元首相は官房
副長官。
二度目の訪朝で団長を務めたのが、確か安倍晋三官房副長官。
この時に拉致されていた５人を連れて帰国したが、５人を
北朝鮮に返すべきではないと強固に主張したのが、内閣官房
参与の中山恭子氏だったといわれている。その主張に賛同し
便乗したのが安倍元首相だったようだか、安倍元首相は、中
山恭子氏の主張を自分が主張したように小泉首相に報告し
たのではないかと噂されていた。
そこから俄然、安倍晋三氏が注目されるようになったと言
われていた。これか切っ掛けで中山恭子氏は自民党を離党
したとも言われている。

これが安倍元首相が嘘言を弄するようになった出発点では
ないのか。

安倍元首相と同根の櫻井よしこ氏もまた然り。
「論点ずらし」とメディアを批判しながら、自身も論点を
ずらして恥ない。
加計学園問題では加計学園の社員を櫻井女史が運営する
YouTube番組に招聘し、論点をずらして座談して、
安倍元首相を側面援助している。

このように櫻井よしこ氏は自民党別働隊の一員である。
自民党が統一教会とズブズブの関係だったということが
判明したが、櫻井よしこ氏もたまた統一教会とズブズブ
の関係ということが世間に知れ渡った。

要は櫻井よしこ氏は自民党寄りの保守論客で、
真の愛国者ではないということだ。

櫻井氏のコラムの論点
「安倍氏及び自民党は、メディアが非難するような「ズブズブの関
係」を本当に統一教会と築いていたのかという点だ。事実関係を辿
ればむしろ真実は正反対だ」

ところが9月9日に自民党が世論に押されて再調査し公表した自民党
議員と統一教会と統一教会系の団体との関係は379人中179が、何
らかの関係があり、その内、121人が団体で講演を行った経験等を
持っていたとして名前を公表した。

379人中179人は約47%、121人は約32%

櫻井女史よ、ズブズブじゃないですか。

ネットを見ると、櫻井女史も統一教会系の世界日報で講演したり、
座談会に出席したり、ズブズブの関係ではないのですか？

だから統一教会を肯定していたのですね。
だから統一教会の霊感商法の被害に関しては、ほとんど
触れないし、霊感商法の被害には見向きもしない。

安倍元首相を支持し尊敬していたからといって、安倍元首相の
統一教会への傾倒をも支持していたと受け止められる。

だから櫻井女史自身も統一教会系の団体と深い付き合いをして
も抵抗がなかった。

要は仲間意識が中心の論説だったり座談会だったり講演だつた
というわけですか？

「国民を守る」といっても、櫻井女史にとってそれは保守の
富裕層や上級国民のことで、下級の庶民は眼中にないですよね？

だから統一教会の霊感商法の被害についてコメントする気も
ないのですね！

こういう偏った保守論客は本当の愛国者ではないと思いますが
如何ですか。

先だって櫻井よしこ氏のブログを読んでから、桜井氏の論考が
気になって仕方がない。

櫻井よしこ氏はプロのジャーナリストなのに、小生のような素
人でも解るような論理の飛躍を、なぜやってしまうのだろうか。

しかも安易に、平然とだ。

時折、見かける櫻井よしこ氏の雑誌広告のタイトルは、愛国心
に溢れ、実に頼もしい限りだと思ってきた。

ところが女史のブログを読むと、その論考に愕然とさせられた。

どうして、こうも安易に論理を飛躍させ、本質を混同して論ず
るのか理解ができない。

８月２５日の櫻井女史のブログから
「凶弾に斃れた安倍晋三元総理と統一教会について、わが国にお
ける大方のメディアの報道には受け入れ難い焦点ずらしがある。
テレビ局も新聞社もおしなべて安倍氏と統一教会の関係が疾し
いものであるかのように報じている。・・・・・・・・・・・
そこで感じる疑問は、安倍氏及び自民党は、メディアが非難す
るような「ズブズブの関係」を本当に統一教会と築いていたの
かという点だ。事実関係を辿ればむしろ真実は正反対だ。
・・・安倍内閣の下、同年(2018年)5月23日、衆議院本会議で
永岡桂子自民党議員が立憲民主党、国民民主党、公明党、無所
属の会、日本共産党及び日本維新の会の七派を代表して修正案
を提出した。同修正案で霊感商法の被害者救済の道が開かれた。
安倍氏が統一教会と親密な関係にあるとしたら、右の法改正は
なかっただろう」

「受け入れ難い焦点ずらし
事実関係を辿ればむしろ真実は正反対
安倍氏が統一教会と親密な関係にあるとしたら、右の法改正は
なかっただろう」

桜井氏のブログは、ご自身が国民を代表しているかのような
論調になっているが、「受け入れ難い」の前に、ここは正確に
「私が」または「保守論壇の最右翼である私が」と主語を
はっきり記述すべきではないか。

「事実関係を辿ればむしろ真実は正反対」
どういうルートで、どういう事実関係を辿ったのか、気になる。

「朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子（ハン・
ハクチヤ）総裁をはじめ、皆様に敬意を表します」
　旧統一教会（現・世界平和統一家庭連合）のフロント組織UPF
（天宙平和連合）主催の「神統一韓国のためのTHINK TANK
2022希望前進大会」で、安倍晋三元首相（享年67）がおこなった
基調講演（ビデオメッセージ）」は事実ではない
というのか?おかしいではないか。
なぜ、安倍氏のこの行為を無視するのか?
「事実を辿れば」ではなく「事実を無視して」でしょう。

そしてしゃにむに消費契約法改正法を持ち出して、無理なこじ
つけをする。

「安倍内閣の下、同年(2018年)5月23日、衆議院本会議で
永岡桂子自民党議員が立憲民主党、国民民主党、公明党、無所
属の会、日本共産党及び日本維新の会の七派を代表して修正案
を提出した。同修正案で霊感商法の被害者救済の道が開かれた。
安倍氏が統一教会と親密な関係にあるとしたら、右の法改正は
なかっただろう」

前のブログでも反論したが、安倍内閣の時に、改正案が国会で
可決したといっても、７会派の議員立法であって、安倍内閣が
閣議決定したものではない。それを安倍元首相が決めたかのよ
うに論するのは、あまりにも恣意的過ぎるし、安易で、甚だし
い論理の飛躍だ。

逆に考えれば、つまり安倍元首相が上程された改正案を廃案に
しようと、圧力をかけたら、どうなるか。国会は騒然となり、
メディアは大きく取り挙げて、世論は沸騰して、安倍内閣は解
散に追い込まれただろうことは、火を見るより明らかだ。

そして次
「7月22日の「言論テレビ」で、作家でジャーナリストの門田隆
将氏が語った」といっても、ご自分のユーチューブに
招請して、語らせてるのは、これも恣意的だと判断される。

webをみると、門田氏は、作家としてもいろいろ受賞していて
確かに優秀な御仁のようだが、反面、批判も多い。
例えば「２019年に愛知県で開催された「あいちトリエンナー
レ」の企画展をきっかけに始まった、大村秀章同県知事の
リコール運動を早い段階からツイッター等で支援。のちに
署名の８割が不正だったことが発覚。不正発覚直後、門田は
「住所記述で“の”を“―”と書いただけで弾かれる署名。これ
を無効でなく“不正”と書くのは正しいのか」とツイートし、
不正ではなく無効であるとの見解を主張[21]したが、実際
には住所記述で「の」を「ー」と書いただけではじかれる
という事実はなく、門田の発言は虚偽である[22][23]。
ジャーナリストの江川紹子は門田のこのツイートについて
「『ジャーナリスト』を名乗る者が、簡単に確かめられる
事実について、虚偽情報を広げる不幸」と批判」とある。

先のブログでも触れたが、門田氏は月間Hanadaの総力特集
「反統一教会は魔女狩りだ」に寄稿したジャーナリスト。
ネットを見れば、すぐに解るものを、立正佼成会と勝共連合
が反共という共通認識で一致しており、立正佼成会という
宗教団体が会場を提供したのだから、勝共連合に、何ら問題
はないと、お墨付を与えている。
門田氏はジャーナリストだから、知っているはずなのに、
立正佼成会の会長と統一教会の会長の関係を伏せて話をする
など、好ましいやり方ではない。

門田氏と桜井氏の関係は、悪い言い方をすると、行き場がな
くなったジャーナリストを桜井氏が養っているように見える。

そして最後の
「日本キリスト神学院院長の中川晴久氏の指摘に耳を傾けたい」
として、統一教会の教義にも触れているが、
ウイキぺディアは
「アダム国家韓国に慰安婦など悪い事をしたエバ国家の日本は、
兄である韓国の手となり足となり、あらゆる金品を貢ぎ、日
本人女性は韓国人男性に身体を捧げなければならない」など
の男尊女卑、性差別を推進させる教義がある」と統一教会は
韓国の主張に沿った慰安婦問題を肯定しているのに、桜井氏は
ここは、なにも気にならないのか?

そして週刊文春電子版
統一教会が北朝鮮に献上した5000億円　文鮮明が金日成に
「お兄さんになって」
「反共」「勝共」を掲げ、日本の保守勢力と結びついた統一教会。
しかし日本が北朝鮮による拉致被害などで制裁へと突き進む1990
年代に同国への莫大な資金提供を繰り返す。取材から浮び上がる
「偽りの保守」の姿とは。
韓国・ソウルから車で約2時間。京畿道加平郡の山間部に聳える
「清心平和ワールドセンター」は、合同結婚式の会場にも使用され
る統一教会（現・世界平和統一家庭連合）の大型イベント施設だ。
今年の夏、同施設正面の外壁に、巨大な3枚の垂れ幕が掲げられた。
ハングルで〈平和と統一の先駆者〉と綴られた中央の垂れ幕。その
写真の中で、教団創始者の文鮮明氏と満面の笑みで抱擁を交わして
いるのが、北朝鮮の初代最高指導者・金日成氏である。
「2012年の文氏の死去から9月で10年。それに合わせて北朝鮮は、
8月13日、国の対外関係窓口である朝鮮アジア太平洋平和委員会を
通じ、文氏の妻で総裁の韓鶴子氏（79）ら遺族宛てに弔電を送って
いる。文氏の功績を称える内容で、今も北朝鮮と統一教会が良好な
関係にあることを示唆しています」（外信部記者）
反共産主義を掲げてきた文氏の統一教会は、ある時を境に北朝鮮と
手を結んだ。そこには、どんな思惑があったのか。」
統一教会教祖の文鮮明は、「反共」を語りながら、日本を騙し続け
た不届きな人物だ。

それなのに櫻井女史は
最後に「だから統一教会はスパイ防止法にも憲法
9条の改正にも賛成だが、それは全て韓国・北朝鮮のためで
しかないともいう。
政治と宗教の問題は全体像をおさえた報道が必要だ」
統一教会のことを肯定している。

最後になって、女史は何をいいたいのか解らなくなってきた。
「だから統一教会は」と肯定的な記述になる。統一教会が
もたらしている霊感商法や献金被害は眼中にないと言わんば
かりだ。
「政治と宗教の問題は全体像をおさえた報道が必要だ」
報道が全体像をおさえない偏った報道だと女史は仰るが、
小生がニュースやネットを見渡す限り、政治と宗教の全体像
をおさえた報道になっていると思うが。

どうして、こうも安易に論理を飛躍させ、本質をすり替えて、
論ずるのか。

櫻井女史のウィキペデイアを見ると、すごい来歴の持ち主だ。
「政治活動家。国家基本問題研究所理事長、言論テレビ株式会
社代表取締役会長、「21世紀の日本と憲法」有識者会議代表、
「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表」

政治ジャーナリストでもなく、政治家でもないが、政治活動家と
ある。いろいろ代表を兼務しているのでたいへんな御仁だ。

ひょっとして、忙し過ぎて論考に時間をかける余裕がないのでは
ないか。

いや、これだけの要職を兼ねていれば、レベルの高い様々な人達
と交流し、意見を戦わす機会が多いはずなので、鋭い考察は
お手の物と思われる。だから安易な論理の飛躍は、国民を自分の
考えている方向へ誘導しようと意図的に記述したと言わざるをえ
ない。

残念だけど、そういうことだ。


櫻井よしこ女史よ
世界に冠たる
保守論客には
不偏不党の
精神が必要だ
それでいて
保守論客である。
国を愛し
国を守る
論客の中の
論客であってほしい。