福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

プサンのカンフー老人

2024年04月26日 |  〇映画・映画音楽
검치호    「剣歯虎」  〇〇〇--
(2040)



2024年に公開されたノワール風のカンフー映画。「剣歯虎」(サーベル
タイガー)の異名を持つ、年老いた伝説的殺し屋を主人公とする物語。
舞台は、プサン。


△遠くに見える島は影島。中央右手のビルは韓国船員センター。

カンフーや刃物使いの達人である主人公の老人が、1人の少女を守る
ため、口封じ目的で彼女の命を狙う極悪刑事らに制裁を加える。


△遠くにチャガルチの水協(漁協)ビルと釜山タワーが見える

銃弾も飛び交う熾烈な戦いの末、満身創痍の身となった老人は、最後の
1人を始末した後、静かに息を引き取る。

この映画では、ブログ主にも馴染みのプサンが舞台だったこともあり、
鑑賞後、久しぶりにインターネット地図(航空地図やストリートビュー)を
使ったロケ地特定作業に熱中してしまった。

なお、この映画で非常に残念だったのは、主人公や少女は標準語を話し、
悪役の極悪刑事らだけが濃いプサン方言を話していた点だ。

長年、プサンを起点に韓国語や韓国を学び続けてきたブログ主としては、
さらっと看過できない、極めて社会言語学的な事象だった。


(終わり)

カードタイプの護符

2024年04月25日 |  〇映画・映画音楽
어게인 1997 「アゲイン 1997」 〇〇---
(2039)



2024年に公開されたインディーズ系のファンタジー映画。

うだつの上がらない40代の男が、不思議なお坊さんから買った護符の
霊力で、過去に戻り、人生を生き直す物語。


△主人公が不思議なお坊さんから買ったカードタイプの護符

例によってブログ主の趣向には合わない映画だったが、韓国語の聞き取り
学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

(終わり)

北九州空港とハングル

2024年04月24日 |  〇4言語表示等

△北九州空港(北九州市小倉南区)

4月下旬の某日午後。


△松本零士は北九州市の出身

仕事の関係で北九州空港(小倉南区)を訪れる機会があった。


△メーテルの足元にもハングル

そして、短時間ではあったが、すきま時間を活用し、目に付いたハングル
表示をスマホカメラで撮影した。


△小倉祇園太鼓

日本の多くの国際空港の例に漏れず、北九州空港も日英中韓の4言語による
表示が基本になっている。


△4言語の注意書き

それなりに多様な4言語表示を写真に撮ることはできたが、正直、今回、
特に印象に残るような目新しいハングル表示はなかった。


△その大きさが目立った4言語案内

それでも、空港ターミナルの入り口近くに設置されている韓国旅行関係の
広告パネルにプサンの甘川文化マウルを見つけた時には、ちょっとばかり
心が躍った。


△韓国旅行を誘う広告パネル

ブログ主も何度か足を運んだことのある、あの甘川マウルが、観光スポット
として、ここまで脚光を浴びるような町になるとは・・。


△プサン甘川文化マウルの夕景

ブログ主としては、実に感慨深いものがあった。


△誰でも使えるトイレ

個人的には、まだ一度も、北九州空港を使って韓国に飛んだ経験のない
ブログ主。


△日本語では「どなたでもご利用いただけます」

さて、いつの日にか、ブログ主もこの飛行場から韓国に飛ぶ日がやって
くるのだろうか?


△トイレ内の4言語①

おそらくは、ない。


△トイレ内の4言語②

とは思いつつも、韓国渡航の際に使う移動手段の一つの選択肢としては、
しっかり頭の中に入れておきたいと思う。


(終わり)

風水師の日本悪霊退治

2024年04月23日 |  〇映画・映画音楽
파묘   「破墓」 〇〇〇--
(2038)



2024年に公開され1100万人を超える観客を動員した悪霊退治の
物語。英語(韓国系アメリカ人ら)や日本語(悪霊とムダンら)も登場
する国際色豊かな(?)ホラーミステリーだ。

韓国の風水師(※韓国の風水)の男が移葬業者の男やムダン(霊能者)の
女性らと力を合わせ、日本統治時代に日本の陰陽師(おんみょうじ)の
霊力により朝鮮に連れてこられ、現代にいたるまで朝鮮半島の背骨にあたる
聖地(韓国江原道の山脈)に居座り続けて来た日本の悪霊を退治する。


△悪霊の正体は、関ヶ原の合戦で首を取られた武将のゴーストだった

ブログ主の趣向には全く合わない荒唐無稽な内容の映画ではあったが、
物語の展開には、すっかり引き込まれてしまった。

(終わり)

漢字を使っていた韓新聞

2024年04月22日 |  〇映画・映画音楽
건국전쟁   「建国戦争」 〇----
(2037)



2024年に公開され、110万を超える観客を動員した現代史ドキュ
メンタリー。現代韓国において負の側面が強調されがちな李承晩大統領を、
右派的な視点から「建国の父」として再評価したドキュメンタリー映画だ。

論拠も不明確な右派的極論が多く登場してはいたが、ブログ主自身、もし
仮に自作農創出を目的とした農地改革や女性参政権の実現が、李政権の
真に内発的な政策だったとするならば(米軍当局の方針とは無関係に)、
それはそれで高く評価されてしかるべき立派な業績だろう、とは思った。


△印象に残ったのは、漢字が多用されていた1960年当時の新聞

いずれにしろ、久しぶりに韓国の現代史について学んだブログ主であった。

(終わり)