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世代間の格差を是正するアファーマティブポジション

2016-11-27 23:31:18 | Weblog
若者が政治に参加しないことが問題になっているように見えますが、

本当に問題なのは、世代間に人口の差があるから、

一人一票の選挙制度では、若者がどう束になって挑んでも、

団塊の世代や、老人世代に勝てっこないこと。

人口構造的に、何年たってもこの差は埋まらない。


選挙しても勝てないと分かっているから投票意欲が沸かないんですよ。

若者に選挙に参加してもらいたいと思うなら、

若者が勝てそうな制度に替えていかないといけない。



投票年齢を18歳以上に下げたことは、いいことだけど、

それくらいの若者の参加人口を増やしても、差が大きすぎて何も変わらない。

結局議員は団塊世代のおじさんか、老人世代のおじいちゃんたちばっかり。

子育てに興味がない世代、年金がいくらもらえるかにしか興味ない世代。

子育てに取り組む議員が少ない限り、子どもの数が増えるわけがないんです。


人種による差別を改善させる目的や、女性の雇用機会の不平等を改善させる目的で、

アファーマティブポジションという制度が他国では取られていたけど、

それと同じように、

世代別の政治参加への有効性について、不平等を是正する必要があると思うんです。

政治って。

2016-04-04 00:07:14 | Weblog
あっちに有利なように決めると、不利になっちゃうこっちの人が騒ぐ訳で、

そんな決断をし続けていかなければいけないのは厳しい話なんだけど、


そういう立場にいることによって、

自分が思う、より全体が上手く進むと思う方向に導くことができるから、

そういう物事を決める立場に立つことを求めたりもする。きっとそういう人は多い。


本当は、誰かが決めた方向の中で、

その範囲で上手くやっていくことの方が楽なんだけど、

自分の思いがその方向とずれていたら、はみ出し者。


誰のために仕事をするのかが決まっているならまだ楽なんだけど、

お客様のためなのか、自社とか身内の利益のためなのか、公共の福祉への貢献なのか、

関係する人が多ければ多いほど、理解してくれる人もいれば、理解してくれない人も多いから、

結局どっちの方向を見てる決断なのか分からないものが多いんだよなー。


多少自分に不利益なことであっても、

こいつが言うならってことで協力してくれる、そんな人をどれだけ味方に付けるか、


もしくは、多少自分に不利益なことであっても、

交換条件としてこれを有利にするからってことで協力してくれる、そんな力をどれだけ持ってるか、


みたいなことで、世の中は動いているような気がする。良くも悪くも。

大阪都の住民投票の結果で少子化対策が進まない理由が分かった。

2015-05-25 22:45:17 | Weblog
少子化が問題になって長い年数がたちますが、いまだに改善できていません。

少子化対策に抜本的に踏み込めないのは、少子化につぎ込める財源がないからかもしれません。


財源がない理由は、政治が、年金世代や中年世代の

投票率が高く票に繋がりやすい世代に対して目を向け

財源を使っているからで、

子供を産む世代の20代、30代は投票率が低いから、

票につながらず、政治家が目を向けてくれにくいのだと、そんな話を耳にします。



今回の大阪都構想が否決された住民投票では、

若者からは賛成が多く、高齢者からの反対が多かったそうです。

若者の投票率が低かったから、若者の意見が通らなかっただけとも見える結果ですが、

実は、それ以上に構造的な問題があることに気づかされます。


子供をこれから産む世代を単純に20代、30代とし、

これから子供を産まない世代を40代、50代、60代、70代以上とすれば、

2倍以上の票数の差が生まれることがわかります。

子供を産む世代の意見を政治に盛り込むことは、投票率以前に、

世代間の人数の差がいびつな構造であるために、非常に難しくなっているのです。


若者の政治離れも問題になっていますが、

人口ピラミッドで各世代が持つ全体票数の差を見ると、

若者の意見が通りにくいことが分かります。

思いが届かないのであれば、政治から離れてしまうのも仕方のない気がします。



例えば、

「少子化対策のために、子供を産んだ若者に資金的な支援をします。

その財源は年金を減らして拠出します。」

という政策を住民投票で決めることとしたら、

きっと、否決されると思うのです。

それは、貰えるお金が減ってしまう人が多くて、もらえるお金が増える人は少ないから。当然の結果だと思います。


少子化対策が進まないのはそういうことだと思うのです。

そんな暗黙の了解は水で流してしまえ

2015-03-16 00:08:40 | Weblog
トイレだったら屁をこいてもいい的なご年配の方々があまりに多いが、

そんな暗黙の了解は全く通じないんだぞ!


トイレの室内に一人だったら、被害はないから別にとやかく言わないけど、

俺と二人きりでトイレにいるときに平然とやりやがって。

恥ずかしげもなく、堂々と、自分の家のようにやりやがって。

自分の家にいたとしても家族の前では出さないような大きな音でやりやがって。



においはいいんだよ、別に。臭いのなんか平気なんだ。どうせトイレなんだから。

でも音はさー。許せん。


いやでも多少はいいさ、弾みってのは誰にでもあるもんだよ。しょうがない。わかる。

でも、遠慮というか、「恥じらいをもってしたんだな」って思わせてくれる屁じゃないと、

音を聞かされたこちら側としては、全く許せないのよね。



そして、音を聞きたくないとか、そういう話でもないのよ。

隣の人が屁をこいてもさ、多少の音なら「あ、屁こいたな」って俺が思うだけで終わる話だから。


問題なのは、トイレの外まで聞こえるようなでかい音ってのはなんなんだと。そこを言いたい。



お前にそんなに大きな屁をこかれた後、俺が手を洗って先に外に出てって、

たまたまドアの向こうにお気に入りの女子なんかがいたら、

俺のことを「すごい大きな屁をこいてる人」って思うだろうよ!!


「俺じゃないっす」なんて弁明できるわけもないし。


トイレの外の人からすれば、俺とお前は連帯責任なんだよ!


セゾンファクトリー

2015-03-04 23:33:12 | Weblog
セゾンファクトリーのメディアへの取り上げられ方がすごい。

ジャムやドレッシング、フルーツソースなどの高級加工食品を製造しているメーカーだが、

日経トップリーダーの連載に始まり、

昨年秋にはマツコ・デラックスがテレビで「にんじんドレッシング」を食べて絶賛。

2月にはテレビ東京の「カンブリア宮殿」で特集を組まれていた。


おかげでネットショップはほとんどの商品が売り切れ状態。

在庫がある商品でも発想がかなり遅れてしまっているらしく、

トップページには発送の遅れについて謝罪のお断り文。

今、乗りに乗っている山形県高畠町の企業。


この企業のすごいところはブランド戦略と人材育成。

ブランドの価値の所以は、旬にこだわった最高級の食材を使うこと。

そして、高畠町の1カ所の工場のみで、生産工程の多くを手作業により加工すること。

旬の食材、最高級の食材を使うから、食材が手に入らなければ生産できない。

だから、生産量には限界がある。手作業での生産にこだわっているからなおさら。


そして、食材に見合った価格で販売する。普通のドレッシングよりもかなり高い金額で販売している。

普通なら大量に仕入れてできるだけコストを下げようとするが、

それでは品質を保てないから、ここはそれをやらない。

品質に絶対の自信を持っているから、高い金額での販売も当然ということだ。

松竹梅の評価基準があるとすれば、松の上を目指した品質らしい。


はじめは名も売れていない、田舎のメーカーだったが、

首都圏や大都市のデパ地下に何度も売り込んで販売店を設け、

試食を重ねて顧客を捕まえ、少しずつファンを拡大させてきている。


高級なものでも本当に良いものであれば購入する、という顧客は、

高所得者の住む首都圏が当然多い。

購入者からの口コミや、贈答品・プレゼントとして用いられたことから、

次第に売り上げは拡大。

テレビで特集を組まれるまで成長している。


工場周辺の生産地や、近隣市町村で作られた果物を用いることも多い。

近くでとれた果物を、素材を生かした手法で加工し、首都圏のデパートで高級品として販売する。

そんな6次産業を、ここまで成功している企業はなかなかないと思う。


そんなセゾンファクトリーにこの前行ってきた。

工場のなかもめちゃめちゃ綺麗で、パワーがみなぎっていて、刺激を受けまくりでした。


なんてきっかけで、ニンジンドレッシングを大量に買って、ようやく届いた今日。