Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

とうきょう!

2006-11-17 | everyday


東京にもどってきました。
寒い。寒くて近所への外出も憚られる。
それなのに、毛穴が開いてて汗がとまらず、汗疹までできた。
体がなれるまで、おとなしくしてます。
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ボディーガード

2006-11-10 | everyday
 スーダンでは基本的に、写真もビデオも撮影は禁止です。政府に申請をして、お金を払って撮影許可証をもらわなくてはならない。でもこの撮影許可証、期限が短すぎるし、手続きおそいし、いちいち取ってられません。

 で、私は一度だけこの許可証を取ったことがありますが、期限が切れて早一年以上経ってしまいました。

はじめのうちはびくびくしていたけれど、もう最近は堂々と写真撮ってます。もちろん、政府機関の建物や、警察、橋はとりませんが。

でも、政府が禁止してるだけあって、まじめなおじさんや、こわそうなお兄さんなど、週に1度くらいのペースで注意してくる人にでくわす。
「何してるのか?」「何でそんなもの撮ってるのか?」「カメラをかしなさい!」「こんなところで写真を撮るのではない!」「君はスパイか?」「警察に言うぞ!」などなど。

きちんと説明をすれば、わかってくれる人がほとんど。
でも一度だけ、ものすごーくしつこいおじさんがいた。私のカメラを取り上げようとして聞かない。仕方なく、期限切れの撮影許可証を出して、「私はちゃんと許可証持ってるの!」と大きな声で怒鳴った。おじさんは許可証を見て、期限切れには気づかずに、何も言わずにどこかへ行ってしまった。

そのやりとりを心配そうに見てた男の子たち。
その後は花町で私が誰かに止められて、説明を求められたりしてると、どこからか現れては私に代わって説明してくれる。

「ユミはスーダンが好きで、スーダン人の写真を撮ってるだけだ!撮影許可証も持ってるのだから、あっちへ行け!」
大抵の場合、怒ってる人も、私もみんなも笑って終わる。
たまに、納得してない顔をしたまま歩いて去っていく人がいると、
「ユミは心配しなくていいよ、あいつはロバだ!犬だ!頭が固すぎる」って笑ってくれる。

だから私は花町では安心して写真撮影。
スーダン人の伝統的な庶民の生活を、カメラで記録する毎日。
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写真のウェブ

2006-11-07 | everyday
やっと更新しました。。。。。

今回は写真もずいぶん軽くしてるので、ちゃんと見れるはず。
良かったらお立ち寄りください。
http://web.mac.com/yu37mi
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いつ?

2006-11-07 | everyday

時間を守れないスーダン人。これはもうあきらめた。彼らと同じようにゆっくりのんびり構えるしかない。

でもとっても困るのが、長期的な予定を聞いたときの、てきとーな返事。
最近の「いつ」なのか分らないトピック、3つ。

1.親子で妊婦の友人が、いつが予定日なのか。。。。はじめ聞いた話では10月20日ごろが予定日だった。それをすぎてからは、「2日後!」を繰り返す。。。せめて、親子のどっちが先に産むのかくらい教えてよ。。。ってほんとに予定日知らないのかも。

2.友人のアハメッドとバッタがエジプトに不妊治療に行って、早2ヶ月。。。
近所の人たちは、ラマダン中には帰ってくるって言ってた。本人に電話して聞いたら、1ヶ月前の時点であと2週間って言われた。今日、彼らの親戚のおじさんに聞いたら、はじめの回答は「二日後」。しばらくたってからの回答は、「2ヶ月後」。どっち??

3.あと「2日」で涼しくなるといい続けて、はや一ヶ月。まだまだ毎日あつい。
これはまあ、お天気の問題だから仕方ないけれど、なぜみんなあんなに自信をもって「あと2日頑張りなさい」って言い続けるのか・・・・。

とにかく「2日後!」って言われることが多いけれど、明後日は何かいい事がある気がしてならないのかな。
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生かされて生きる

2006-11-06 | everyday
 いつもは元気な私が、1週間も寝込むとみんな心配してくれた。
ただの食あたりだから、そっとしてて欲しいって言っても、色々な荒療法を試しに家まできてくれた。
毎日の私の様子は、井戸端会議でみんなに知れ渡り、情報は常にアップデートされてた。
「今日は熱が下がったって」
「ちょっと食べたら、おなか下ったって」
「今度は胃痛だって」
「肌もあれてたわ」
こういうのに慣れてないわたしは、どうしていいか分らずに、電話が鳴っても出なかったり、玄関のベルが鳴っても寝たふりしたりしてた。


昨日あたりから、体がちゃんと元気になった。
そしたら、彼らの優しさをないがしろにしてた自分に気づいて、ちゃんとお礼をいいに行かなくちゃって思った。
朝電話して、「もう元気になったから、今日のコーヒーの会には参加するね」って伝えた。

いつもの花町。いつもの路地裏。お日様が傾き始めるこの時間。
コーヒー当番のお家に着いたら、いつもよりたくさんの人がいる。
しかも今日は女性だけじゃなくて、男性も。それから、羊が一匹。

「ゆみー、治ってよかったね」
「外国で病気になって心細かったでしょう」
「今日は快気祝いで、羊だよ!」

私のために、羊がいっぴき。
あっという間に絞められて、目の前で血を流して倒れた。

炭火で焼いた羊のお肉を食べてたら、ぽろぽろ涙が出た。
私はこうして、みんなの心に、今日の羊や、その他のたくさんの生命に、生かされて生きてるんだなって思った。
心に体に力があふれた。
もっと生きることに一生懸命でいなくちゃダメだ。





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ハミッドの写真

2006-11-04 | everyday
 前回ハミッドがダルフールに帰る時に、使い捨てカメラを2つ渡した。私がダルフールの様子やハミッドの家族を見たかったのと、ハミッドが家族の写真を一枚も持っていないと言うから、ハルツームに居る時も離れてて住んでる家族の写真があったら嬉しいかなと思って。

出発前に、私の小さなデジカメを使って写真の撮り方を一緒に勉強した。勉強したとは言っても、小さな穴を覗いて、撮りたい物をファインダーの中に入れてシャッターを押す。それだけの練習。3日目になってやっと普通に撮れるようになった。。。
「お日様が出てる時間に、屋外で撮ってね」と言って、それをメモ書きにしてカメラに貼り付けた。

ハミッドが撮ってきたフィルムは、わざわざ国外で現像。
なぜなら、写真撮影が禁止されてるこの国で、特にダルフールの写真を現像に出すのは危険。
楽しみにしてたダルフールとハミッドの家族の写真!長い時間をかけてついに手元に!!


が・・・・。顔なしの写真ばかり。
つまり。首から上はほっとんど写ってない。天井の写真が10枚くらい続いたかと思うと、女の人の足の写真。地面の写真、などなど。唯一顔が写っている写真は、ハミッドの息子がハミッドを撮ったものでした。

「家族の顔が見たかったのに!写真撮る練習したじゃんハミッド!!!」
写真をみて大笑いするハミッド。私もおかしくなって一緒に笑った。
それでも、その写真を大切そうに、「ありがとう」って何度も言いながら持っていった。

後日、ハミッドとヌリとのいつものおしゃべりの途中でハミッドの娘の話になった。
「ユミは娘達を見たことあるもんね」ってハミッドが言うから、
「え?ないよ」って言ったら、首なしの写真を持ってきて、
「これが、2女、これが3女」と説明を始めた。
「わかんないよー、顔ないじゃん!」って笑ったら、ハミッドもヌリも大笑い。

さて、ハミッドはこの年末年始の一ヶ月ダルフールに帰る予定にしています。今回も使い捨てカメラを2個準備。あきらめない私達は、昨日からまたデジタルカメラで練習をはじめました。
「次男に撮ってもらってもいいよ」って言ったら、
「いや、私が撮る!」とやる気のハミッド。

今度はハミッドの家族に会えるかな。やっぱり写真は楽しい!!
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なつかしのサンちゃん

2006-11-02 | everyday
 ずっと前からブログを読んでくれてた人たちは、覚えてるかな?サンちゃんことサンティーノ。
私がスーダンに来て一番初めに住んでいた、鍵のかからない隙間だらけ、虫だらけのアパートで床掃除をお願いしていた、現在22歳の青年。

サンちゃんはスーダン南部の一番大きな部族ディンカ出身。彼の生い立ちは、決して平坦なものではなく、内戦によって叔父や兄を亡くし、去年のハルツームの暴動では従妹を亡くしています。
だから掃除の仕事をしながら、教会で英語を勉強して政治家になりたいと言っていました。
だけど、妻が二人いるだとか、離婚暦があるだとか、新しい彼女と住み始めたとか、その彼女に寝ているところを襲撃されて大怪我をしただとか、サンティーノのゴシップネタは後を絶ちませんでした。。

彼女に殴られて以降かな。。。1年くらいの間、サンちゃんの仕事先のファティアの家に行ってもサンちゃんは仕事に来てませんでした。ファティに聞いても、「どうせ女の子とのトラブルでしょう」って言って笑っていた。

それが、先日ばったり会った。
「ユミー!」と懐かしい声。
「サンティーノ!!どこに行ってたの心配してたんだよ」と私。で返ってきた返答が、
「I am papa, very busy! 」

???
早いね、随分展開が。。。。
「おめでとう!男の子女の子?」
「one boy one girl」

??もう二人もいるの??聞きたい事がいっぱいあるのに、サンちゃんは
「I am papa, very busy!」
と繰り返し言ってバスに乗っていった。。。。。。

サンちゃんに幸あれ!
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ラマダン明けのイード

2006-10-30 | everyday
長く暑かった断食の月が終わり(私は何もしてませんが)やっとイード(ラマダン明けの祝日)に入ったのに私は旅先からの体調不良を持ち越し、ベッドでだらだらと過ごしています。

近所のお家では、私が帰ってくるまで羊をしめないで待っててくれたのに、私は遊びに行くこともできない。。。。
疲れがたまっていたのか、あるいは悪いものを食べたのかよくわからないのですが、熱が出て、その後、消化器系が正常に働かなくなりました。今は絶食するようにとお医者さまにいわれて、食べたいのに絶食中。イードのご馳走があふれているのに、無念。

ハミッドやモナやお見舞いに来てくれる友人たちは、ラマダン以外で絶食をするなんて頭はないようで、私が「今は水分しか摂っちゃダメなの」って言っても、「これなら食べられるでしょう」と言っては色々なものを差し入れてくれます。

昨日もらったもの
・キャラメル類の数々
・カークと呼ばれるスーダンのソフトクッキー
・羊とトマトとオクラのスープ
・フライドポテトとフライドフィッシュ

今日もらったもの
・ヘルムルと呼ばれる手作り栄養ドリンク
・羊のレバー(お刺身)
・ヤギのミルクに蜂蜜がはいったもの
・ココナッツとお砂糖がいっぱいついた揚げパン

優しいお気持ちだけありがたく頂戴します。。。

グターっと寝てるわたしの横で、モナと近所の友人達との間で、スーダン式のながーい挨拶が始まる。
「イード、おめでとう」「おめでとう」
「今年も良いとしでありますように」「あなたにとっても良い一年になりますように」
「あなたは元気?」「元気よ!あなたは?」
「元気よ。ご家族みな元気だといいけれど」「おかげさまで、元気よ、あなたのごかぞくは?」・・・・・・・・・・・・・・

ながーい挨拶の後は、私をネタにジョークが飛び交う。
「ユミはラマダン中は断食しなかったのにねえ」
「一月遅れて断食しちゃってねえ」

みんなが居てくれるから、今日も気持ちは元気でいられます。ありがとう!!
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道路の掃除

2006-10-24 | everyday
シーザーと一緒にハルツームの中心地へお買い物へ行った。
中心部の大きな道路は、ほとんどが舗装されている。

「この辺の道路はほんとに綺麗でしょ!」って自慢するシーザー。
どのくらいきれいかというと、舗装されてるだけあって埃はそんなにひどくない。だけど、砂はいたるところにたまってる。その上、排気ガスがひどいから息苦しい。政府に雇われた日雇い労働者がモップみたいなものを持って一生懸命掃いている姿をよくみかける。一般のスーダン人たちも毎日何度も家の中の掃き掃除をする。

「日本の道路は、きっと毎日掃除して水撒いて、きれいなんだろうね」とシーザー。
「日本は砂埃がそんなにひどくないから、そんなに掃除はしてないと思うけれど綺麗だよ」
「でも、それは毎日掃除してるからでしょ?」

砂がない場所なんて想像できないらしい。。。。
みなさんは、砂だらけの町での生活想像できますか?



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一難さってまた一難。

2006-10-19 | everyday
 ひとつ直すとまた他が壊れるスーダン。
最近は、電圧が安定してないからか、電球が「バチ!」と音を立ててショートしたりしてました。電球を替えても替えても、すぐにショート。
近所の電気修理工のホメイダに何度来てもらっても直りませんでした。

でも、トイレの電気がないのはほんとうに困る。
色々と試行錯誤した結果、電球じゃなくて蛍光灯にしたらいいのじゃないか?って思って、蛍光灯に替えてみました。そしたら、今日で3日目、ちゃんと動いてます!!って喜んでたら。。。。

元々電球のソケットがついていた天井にに丸い穴が開きました。
今日はそこから、大きなゴキブリが登場。

それから、寝室、トイレ、キッチンの天井から水漏れ発生。
上の階の人に聞いても、特に水漏れの原因になるようなことはしてないという。。
なぜだ?どこから水が落ちてきてるのか???

久しぶりにイライラした顔をしてたら、子供達が心配して歌を歌ってくれた。これもこういう国だからこそ味わえる幸せだね。。

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