生存報告

2011-03-12 06:01:29 | お仕事
無事です。

それなりに高さのあるビルに勤めていることもあり、揺れが来たときはかなり焦りましたが、特に被害なく今に至っています。
(幸い、自宅も本棚の中身が飛び出したくらいで大きな被害はありませんでした。)

被害の全容が把握されていない状況ですが、東北地方にいる友人の無事を祈るばかりです。。

ローテーション2

2010-10-05 00:04:42 | お仕事
昨日付でローテーションが終了し、M&Aコーポレートの方に戻ってきました。
#2つ前の記事が1回目のローテーションの記事だったりするあたりがなんとも。。

せっかくなので、最近の徒然。

・・・・・・

●屋久島
9月に夏休みをとって屋久島に行ってきました。
東京から鹿児島まで飛行機で2時間、鹿児島からフェリーで2時間というところ。
フェリーの時間が限られますが、意外に近いといえば近いですね。

わざわざ屋久島に行ったのですから、もちろん屋久杉を見に行かねば、ということで縄文杉までのツアーに参加です。

麓までバスで送ってもらい、トロッコ道をてくてくと。
観光化される以前から使われているトロッコ道で、自然と共生してきたという印象を受けます(もののけ姫のシシ神の森として白谷雲水峡が有名ですが、人工物が自然に溶け込んでいる様子はたたら場等を想起させます。)。


旅行のちょうど数日前に倒れてしまった翁杉。
このニュースを聞いて、旅行自体危ないのでは、と心配したのですが、杞憂でした。
翁杉の周囲のみ立ち入り禁止になっていましたが、コースにはほとんど影響なし。
倒れた翁杉の周囲には日光が差し込んでおり、ここからまた若い杉が育つのでしょうね。


そして、縄文杉。大きすぎて写真に入りません。笑


屋久鹿・屋久猿など動物がすぐそばにいます。それなりに人間には慣れているようですが、一定の距離を見事に保つあたりはきちんと「野生」ですね。



●風邪
久しぶりに本格的な風邪をひきました。
症状としては熱のみなのですが、39度台後半の熱が3日ほど続き、大分やせた気がします。笑
インフルエンザか!と思い病院で検査も受けてみましたが陰性で、診断は「単なる風邪」。
現在は快癒していますが、何だったんだろう…と疑問が残る風邪でした。
季節の変わり目、みなさまお気を付けください。

うとうと

2010-04-28 04:35:49 | お仕事
春眠暁を覚えず、というにはちょっと時期が過ぎてるような。
職場で昼寝をするのには全く抵抗感がないのですが(むしろクッションとかまで用意しててるくらいですし。)、ちゃんとお仕事したいときに作業にならないというのは困りものです。
気付いたら画面があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああみたくなってたり。

眠気覚ましによいもの募集中。

ローテーション

2010-04-03 00:27:43 | お仕事
私の場合、いわゆるM&Aコーポレートとファイナンスを半年ずつローテーションするという予定となっていて、今週いっぱいでM&Aコーポレートからファイナンスの方へとローテーションになりました。

半年間だけでも色々あったなあと思います。大雑把に振り返ってみると
・デューディリ4件(現在5件目が進行中)
・売主側の契約書が株式譲渡2件、事業譲渡が1件
・組織再編の手続関係が新設分割2件、吸収分割1件、株式交換1件
・TOBが1件
・買収防衛策が2件
・業務上の約款作成が1件
・その他、刑事国選が1件、執筆のお手伝いが1件
というところ。どれも自分にとっては思い出深く、中身が書けないのが残念です。

ファイナンス関連はまったくといっていいほど未知の世界。改めて初心に帰ってがんばりたいですね(帰るほど進んでないですけど。。)。

***

最近嬉しかったこと。ローテ直前でしたがようやく仕事で役に立てたことが1つありました。
大きなイシューではなかったにせよ、他の先生方が気付いていなかった問題点を発見して指摘でき、これは率直に嬉しかったです。
惜しかったのはその点をどう解決するか、という点までセットで提案できなかったこと。
問題発見も大事ですが、案件を進めるためにはどうすればよいか、という解決策・修正案もセットで提案できれば飛躍的に価値が高まります。精進精進。

久々に

2010-03-18 04:14:03 | お仕事
更新してないのが3ヶ月くらいだと思ったら4ヶ月いってましたね。あは。

最近、ブログを更新する暇もないほど忙しいのか、とか、ブログ更新しないの?的な話を頂いたりもしたのでたまには。
先日、大学の後輩からブログを発見したと言われたりもしたので、適宜書ける範囲で書いていこうと思います。
#そういう意味では(書けるかどうかはさておきですが)リクエストとかもウェルカムです。

***

最近の変化といえば、ついに事務所に新62期の先生方が入所されました。
4ヶ月ほど入所時期がズレているとはいえ、貴重な「同期」ですから仲良く、そして切磋琢磨していきたいですね。
まだ、それぞれの先生方とお話していない段階ですが、企業への勤務経験がある方がいたり、音大出身の方がいたりと経歴からしても幅広い印象があります。

そして、気付けば事務所に入所して6ヶ月も経っていたという事実がショックです。
人間「何が出来るか」ということは往々にして看過しやすく(自分が出来ることはほかの人も出来る、と思いがちであるため)「何が出来ないか」という点に目が行きがちであるということは重々承知してるつもりなのですが、それにしても出来ないことだらけです。
色々なことに対して「慣れた」部分はあるのですが、その分、十分考えていないのではないかということも早くも生じつつあるように感じます。気を引き締めねば。

せめぎあい

2009-11-19 02:50:12 | お仕事
時間はないが、分からないものを放置したくはない。

仕事の全般に妥当することではありますが、特に、勘所のない場合だと顕著ですね。
今、入っている案件で英語の契約書を見ているのですが、そもそも知らない単語・イディオムが多く、でも調べないとそもそも構文がとれないしで、とても悩ましいです。
日本語の契約書を読むのと同じレベルで精確に読まなければと思いつつも時間は有限です。
#たまにタイポらしきものがあったりしても、それがタイポなのか確信がもてなかったりとか。

「最初のうちは仕方ない」というのはプロフェッションとしてはあるまじきエクスキューズではありますが、現実的な問題として、最初のうちはある程度の妥協もやむを得ない(その分、出来る限り速く・早く成長する)ような気がしつつある今日この頃。

***

ついつい自分に甘く帰る時間が遅くなりがちなのですが、それに連れて事務所に行く時間も遅くなってしまっています。
入所のときに先輩の弁護士から聞いた
「夜遅くて、朝遅いんじゃ、単にぬるい事務所じゃん!!」
というお言葉が思い返されます。
#帰りが2~3時間遅くなって、朝が1時間遅くなった感じなので、そのままスライドしてない点は、ましではあると思うのですが。

お仕事

2009-10-27 03:03:47 | お仕事
修習同期の親友から「最近どうしてるの?」的なメールが来たこともあったので、近況を。

○研修期間
事務所に入所したのが9月9日で、その後3週間ほどは研修期間でした。
各分野を専門にされている弁護士・スタッフの方から100分程度の講義を受けるというような。
基礎知識がないこと前提の講義なので、本当に「導入」という感じではありますが、真実、基礎的な知識のない自分にはありがたかったです。

最初からもっと厳しくしてもよいのでは? という気がしないでもないですが、入所当初は、事務所にいること自体がかなり緊張を生み出すことを考えると、研修はあれくらいが無難なのかもしれません。

○研修終了後1週間
研修期間中のまったりした雰囲気から一転、研修が終了した直後に、仕事の山が。。

という事態を想定していました。

事務所が事務所だし。

さらにいうと初年度はお給料(正確には報酬)が固定なので、こき使わないと事務所的にはもったいないはずです(どれだけ仕事効率が悪かろうと)。

そんな予想は見事に裏切られ、1週間まるまる仕事0でした。

この「0」というのは、

大きな案件が「0」ということではなく、

文字通りの「0」。
やむを得ず、ひたすら知らない分野の書籍類を読んだりして事務所で過ごしてましたが、これはちょっとしんどかったですね。

そんな1週間くらいした金曜日に採用担当だったパートナーの先生がフラリと部屋を訪れ、「今晩、ちょっとどう?」と誘っていただいたのですが、

「うちも不況でね。新人を1人切らないといけなくなったんだよ。」

みたいなあらぬ妄想に2~3時間ほど真剣に悩みました。
結果的には美味しい焼き肉をごちそうになり幸せだったわけですが。笑

○その後
そんな時期もほどなく過ぎて、現在は、契約書のドラフトを1件、国選の弁護事件を1件、DD(デューディリジェンス※)を2件やっています。

※DDとは?
ラフに言うと、企業が様々な問題を抱えていないかチェックする仕事です。
たとえば、法律の定める諸手続を実施しているかとか、帳簿上計上されない潜在的な債務が存在しないかとか。
弁護士の場合は法務に関するDDをやりますが、税務や会計、ビジネスなども同様にそれぞれの分野でDDをやります。

あまり詳しい話は守秘義務の関係があるので書けないのですが、どれも非常に楽しいです。

もちろん、仕事はいろんな意味でハードなんですが。

理論的な問題に触れる楽しさ、当事者の熱い部分に触れる楽しさ、上手くやりくりする楽しさなどなど。

あとは、やはり「人」ですね。

企業法務の弁護士、というと世間的には「頭はいいけど、冷たい」みたいなイメージを持たれるのかもしれませんが、Cool MindとHot Heartな人が多くて素敵な環境です。

あとは、この環境の中でどう行動していけるか。
現在の自分は、本当に、最低ラインを大きく割っている感触があります。
知識や経験がないのは多少やむを得ない部分があるとは思いますが、自分に不足しているのはそれらとはまた違った何かです(まだ言語化出来ていないのですが。。)。

まあ、お伝えしたかったのは、元気でやってるよ、ということです。

二回試験発表

2009-09-01 19:45:34 | 修習関連
本日二回試験の発表があり、無事合格していました。
そのため、晴れて9月3日付けで弁護士資格を取得することとなります。
これまで支えてくれた家族や、指導頂いた先輩諸氏、そして多くの友人達に改めて感謝です。
当たり前のことですが、1人ではここまで来れませんでした。
多くの人が自分を支えてくれていることに改めて感謝を感じるのです。

***

「やっとここまで来た」という感覚と同時に「さあ、これからが本番だ」という感覚があります。
弁護士になるということは、仕事の為のスタートラインに過ぎず、むしろ、真価が問われるのはこれからです。
責任を持って、誠実に、職務に取り組んで行きたいと思います。

2回試験終了/クラスとの別れ

2009-08-18 23:49:22 | 修習関連
無事に全科目起案を綴って提出することができました。
綴り忘れに対しては異様なまでに厳しい(そこまで厳しくする必要があるのか疑問ではありますが)ので、ちゃんと綴れて出せたこと自体にほっと一息。

他の人の話を聞いていると、うちのクラスはみんなそれなりに書けているようで、心底安心しました。
綴り未了とか氏名書き忘れとかの形式面でアウトという人もいなかったようですし、後期に途中答案だった人が各科目40~50頁書いていたりしたみたいですし。

***

そして、2回試験が終了したということは、1年4か月一緒に過ごしてきた修習の仲間との生活が終わるということでもあります。
大阪修習のクラスだったということもあり、ほとんどの修習生が寮に入っていたのですが、1室また1室と増えていく空き室を見るにつけて、寂しさを感じました。

クラスの3分の1くらいは東京近辺にいますし、狭い世界ですので、先々、一緒に仕事をしたりする機会もあるだろう、クラス会も定期的にあるじゃないか。
そうは思うのですが、今まで一緒に過ごしてきた仲間との日々は、あまりに楽しかったのです。

特に親しい同期との別れ際には、お互い涙ぐんでしまう場面もあったり、しばらくはこの喪失感を抱えるのかなと感じています。

でも、みんなもう前を向いて歩き出しているんですよね。きっと。

素晴らしい仲間と出会えたことに感謝しつつ、数年後にまた肩を並べられるよう、自分の道を歩んでいきたいと思います。

現行62期2回試験のメモ

2009-08-18 23:48:42 | 修習関連
新62期以降の人が検索したときにでも参考になれば、というところで。

○全般的事項
・「綴り未了」に対しては本当に厳格に対処されるようです。終了15分前くらいにアナウンスがあるので、その時点で一度綴ってしまい、その上で書き足していく方が安全だと思います。少なくとも、終了3分前くらいになったら、綴った紐をとき直すとかはしない方が良いでしょう(他の試験室では、終了30秒前に綴りなおそうとして、結局綴り未了になった人がいたとか)。
・民事裁判だけは表紙に科目名が印刷されていましたが、他の科目は自分たちで記入する方式でした。民事裁判が初日だったこともあり、2日目に「初日に科目名書いてない・・・」と青褪めた人が多数いたとか。笑

○民裁主張整理
第三者弁済によって代位した保証債務履行請求を求めるという事案でした。
論点としては
・保証債務履行請求権
・貸金返還請求権
・利息支払請求権
・損害賠償請求権
・相殺
・債務者対抗要件
・異議なき承諾
・代物弁済(債務消滅原因)
あたりで、典型論点目白押しという印象です。

○民裁事実認定
貸付か贈与かという事例でした。

○民弁
借主が誰かが争われる事例でした。
小問では、商事消滅時効に関して、被告の主張、原告の主張を書かせるという設問があったのがやや目新しい感じでした。

○刑裁
主問は、強盗の犯人性でした。
・犯行使用車両と被告人所持車両のつながり
・被害品である現金と被告人の類似する現金の所持
・被告人と犯人の外見的特徴の一致
あたりが間接事実になる事例で、割と典型的な起案であったように思います。

車両について、車両自体の同一性を検討した上で、他の人が被告人の車両を使用した可能性がないかの検討とかで差がつくのかなと思いましたが、合否を分けるラインではないでしょうね。

小問は、後期起案より増えたように思いました(後期は1時間かかってなかったのが、2回試験では1時間30分くらいかかりました)。
出題は、
①血液採取の際に鑑定処分許可状だけではなく捜索差押え許可状を併用する理由
②「違法収集証拠であるから不同意」との弁護人意見がなされた場合の訴訟指揮
③被害者が意見陳述出来る機会、および、それらが証拠になる場合
ともう1問くらいあった気がします。
法律問の論述問は違法収集証拠の事例問題でした。

○検察
放火の犯人性起案でした。
犯罪の成否部分については、いわゆる現住性の喪失が問われました。
法律問は第一回公判期日前の証人尋問とやや変り種が出ました。

○刑弁
児童に対する強制わいせつ事案でした。
・被害者による目撃・識別供述の弾劾
・自白の任意性の弾劾
が主たる柱で、付随的に自白の信用性の弾劾が必要であり、場合によっては違法収集証拠排除の主張もあるかなという内容でした。

総評として、ちゃんと勉強している人を受からせよう、という姿勢を感じる試験内容でした。
聞くところによると、新62期の人で大分、不安になっている人もいるようですが、白表紙をしっかりと熟読し、講義で教わった内容にそって素直に起案すれば、全然問題ないレベルになるんじゃないかなと思います。