「信なくば立たず!」角田裕育のピープルネット

ピープルは「人々・人民」の直訳です。大衆の視点から訴えるブログがモットーです。                                     「わざわいなるかな、彼らは悪を呼んで善といい、善を呼んで悪といい、暗きを光とし、光を暗しとし、苦きを甘しとし、甘きを苦しとする。」(イザヤ書5章20節) 賀川豊彦                                                                                                                                                                                                                                                                     

 ブログを下記に引っ越しました!
 宜しくお願いします!
https://ameblo.jp/kakusin
 

 碑文谷創さんの『キリスト教界と東神大闘争』という本を紹介したい。この本は、貴重な東神大全共闘の闘争記録である。この運動を機に70年代以降のプロテスタント諸派の教会形成に様々な変化が生じていくのである。ハッキリしたのは、教会派と言われる教会形成を重視する人々の勢力が優位になったことだろう。社会変革を重視する全共闘派の社会派は劣勢になった。
 若い人には「全共闘」と言っても何のことかわからないか、テレビで見た安田講堂攻防戦をイメージするぐらいかもしれない。だがしかし、少なくともキリスト教会にも多大な影響を齎したのである。東大闘争や日大闘争のような有名な全共闘に比べれば、この本は「番外編」と言えるような本だが、間違いなく戦後史の貴重な軌跡である。

 一年半ほどブログ更新を止めていたんですが、心無い荒らしに対策が出来そうなので再開します。
 やはり、ブログでの情報収集って大事でですよね。ましてや最近は、あるインディーズ歌手の大ファンとなり、はまっております(地下アイドルデビュー?)。地下アイドルの方が会いに行けるし、お友達にもなれるから、「雲の上」だった昔のアイドルよりも全然いいよね(1名だけ、その雲の上のアイドルでも仲の良い人がいるんですが)。
 コロナ禍で大変ですが、元気に再スタート「全員集合!」

兵庫発新しい顔
 

 東京新聞の五味洋治さんが新刊を出しました。『朝鮮戦争はなぜおわらないのか』が新刊のタイトル。アメリカによる北朝鮮への先制攻撃がリアリティを増している中、必読の書と言えます。
 先の朝鮮戦争では日本人も参加していたなど、貴重な記録も書かれています。第二次朝鮮戦争が始まれば日本も渦中に巻き込まれることは必然であり、憲法問題だけを振りかざしている状況ではなくなると思われます。そんな時代だから是非手に取って読んでください。 

 相撲界の暴力が話題になっているが、それでも一朝一夕にこの手の暴力はなくならないだろう。体育会系の鉄拳制裁思想はかなり根強いはずだ。
 昔と比べて、理不尽な暴力はいけないという風潮はあるものの、体罰主義者は健在だし、上からの暴力に耐えるべきだという考えが簡単に改まるわけがない。そもそもスポーツ界の上層部はシゴキを当然視してきた世代だから、今更否定すると自己矛盾をきたすことになるから出来るわけがない。
 毛並みが良く、親方では若手の貴乃花はそこを何とかと必死なのだろうが、降格処分人事を受けたことを考えると、意趣返しの感が強い。これは周囲の親方衆が少なからず、この手の暴力を悪いと思っていないからだ。相撲界の暴力思想廃絶はまだ遠い。

 長い間ブログ更新をしていなかったが、再開することにした。
 昨日、某テレビ局の人と立憲民主党の話題で盛り上がった。その人が言うには、「左の方がまとめやすいのではないか」と言っていた。確かに左翼革新系の主義主張はシンプルだ。大体は「憲法を守れ」「暮らしを守れ」「雇用を守れ」「医療福祉に力を入れろ」といったあたりだ。
 景気対策や財政再建などは口にしない(だから、経済オンチが旧社会党系には多い)。
 リベラルという言葉もなんだ? という話になった。リベラルとは元々自由主義のことであり、左翼的ものを意味するものではない。しかし、今や共産党までリベラルと言われてしまっている。下手すりゃ新左翼もそうだ。
 革新という言葉が古くなったからリベラルで代替したと言える。どうも言葉が軽いのである。
 なお、若い世代は最早、「自社対立」とか「保革伯仲」という時代を知らない。リベラルが革新の代替語と言ってもピンと来ないのかもしれないかもない。冷戦型の価値観は崩壊したと言える。こういう状況では、再び野党再編をするしかないが、キーマンになる人がいない。小沢氏ではもう駄目だろうという話になった。

最近、26年ぶりに小学生時代の同級生と会いました。懐かしい友達の話をしましたが、案外よく覚えているものです。
当時のエピソードで謎だったことなんかを聞き出すと、面白い事実が発覚したりする。
生き方も随分違ってしまったけれど、会うと昔に戻ります。

佐藤優氏について皆さんはど思われるでしょうか。私の周囲には「とんだインチキ野郎」(ある大学教授)、「彼は本物だ。凄い」(あるベテランジャーナリスト)という両極端な意見に別れます。
私は彼の専門分野である外交や神学などに関しては、それなりの人だと思いますが、専門外となると奇妙な意見が多いと思います。
佐藤氏と同じく「知の巨人」という評価を受けた立花隆さんも「科学ネタなどになると変だ」という似たような評価があったように思います。

第十二回ウルトラクイズを見てみると、平田由佳さんという女性参加者が目についた。アラレちゃん眼鏡を掛けて色っぽい感じはしないけど、「亀ちゃん」のあだ名で当時大人気だったそうだ。
現在でも彼女はウルトラクイズに因んだブログをやっている。ウルトラクイズというのは本当に根強い人気の番組だと思うが、第十二回では視聴率が既に20%を切っていた上に、全ての回赤字だったという。
クイズ好きの人には受けが良かった番組だか、幅広い視聴者を獲得しきれなかった番組だと思う。視聴率が益々シビアな最近ではもう出来ない番組なんだろうなと思う。
それにしても平田さんのファンはコアで30年近く経った今でもファンがブログに書込みしている。驚くばかりである。

訳あって長い間ブログを更新していませんでした。
最近、過去のアメリカ横断ウルトラクイズの動画を見て興奮しています。
どういう部分に興味をもったかをしばらく書いていこうと思います。

 映画『県庁の星』をレンタルで観た。ストーリーは県庁のエリート職員が、スーパーに研修に行くというものだが、「こんな地方公務員がいるかよ」と思ってしまったのは私だけではあるまい。官僚をテーマにしたということから、エリート風を矢鱈と吹かす公務員が主人公だが、霞ヶ関エリートじゃあるまいし、あんなプライドの高い地方の役人はみたことがない。それに、都道府県庁は市区町村より給料が少なかったりするので、変なエリート意識を持ちにくかったりするのだ。この前も地元の兵庫県庁の職員と話していたら「所詮は地方公務員やで」と寂しそうに言っていた。
 給与は安くても霞ヶ関のエリート官僚、あるいは国に対抗できる東京都都庁職員なら、プライドは維持できるが、香川県と思われる役所に織田裕二みたいな役人がいてなるものか。もっと野暮ったいはずである。
 でも映画自体は中々面白かったので、もっと早く観てればよかったと思った次第である。


 昨年はトランプ大統領誕生や朴槿恵大統領問題など、外交ネタが騒がしかったですね。鈴木敏文氏も退任し、セブン問題にも一区切りついたかな? と思います。
 今年は著作をいくつか出す予定ですので、期待しといてください。実は年を越してしまった企画があるのです。
 今年も元気に頑張ります!

 今年も今日で終わりです。紅白を観ながら過ごしています。今年もドタバタと思わぬことが続いた一年でした。来年はどうなるのしょうか? 順調にベストセラーでも出したいところです。村田紗耶香さんにあやかりたいな。それでは皆さん、良いお年を・・・。

 お久しぶりです。
 ところで今日で最終回を迎えるドラマ「砂の塔」を欠かさず観ているのですが、これは現代の「バベルの塔」の物語だと思ったね。バベルの塔というと高い塔を建設した住人同士の言語がいつしか異なり、挙句に塔そのものが崩壊したというストーリーだと記憶している人が多いと思うけど、「言語が通じなくなった」というのは「意思疎通できなくなった」という意味のようだ。それが正解だろう。
 砂の塔に出てくるタワーマンションの住人たちは、虚栄心、嫉妬、強欲に四六時中囚われ、自らが悪魔の所業を行っていることを自覚していない。悪魔というのは我々の身近にいる存在だ。それにしてもルターの言うように「悪魔は君たちが思うほど怠け者じゃない」というのは真実だと常々感じる

バベルの塔
バべルの塔

『聖の青春』はアマゾンのカスタマーレビューを見ても特に批判はなかった。一部、弟弟子の死などの記載がおかしい? という指摘があったが、村山さんの生き方自体を否定したのではない。おそらく、この本の著者の大崎さん以外の人が村山さんを取材し書いても、やはり村山さんは天才棋士だし、慈善精神の持ち主だったということは偽りないからだ。現に「嘘くさいルポルタージュにうんざりしたが、この本は違う」という僕と同様の意見も散見された。
 大体、感動系ノンフィクションは大体、3パターンある。1つ目は重病や障害を乗り越えて頑張った人の話(村山さんもこれ)、2つ目は不良やヤクザの更生物語、3つ目は田中角栄元首相や松下幸之助さんのような「おしん」型叩き上げ物語である。佐村河内は心得たもので、この3つの要素を経歴に取り入れた。
 お陰で村山さんのような「本物」もいるが、佐村河内とまでいかなくても、そんなに貧しくないのに極貧だったとか、精々、チンピラ程度の不良やヤクザだったのに、幹部メンバーだったとか、経歴を盛るような本が後を絶たない。
 普通のサラリーマン家庭の子弟が努力してして成功したというのは面白がらないんだ(羽生名人やイチローがこれ)。重い病気とか、超貧乏とかでないと感動してくれないんだ。おかしいだろうと思う。
 病気や障害の子供を持って、酷い差別を受けて苦しむとか、家庭崩壊しかねない状況になったとか、そういう醜い現実には眼を向けたがらない。その癖、ダウン症の人を差別している人とか本当に多い(僕も2ちゃんでダウン症と誹謗されたことがある)! 差別意識はないが、高齢出産でダウン症の子が生まれた人などは、本当に悩むものなのだ。やはり、健康体の子が良いし、病気の子をいつまで面倒見られるかわからない現実がある。昔は、そういう子供を殺して始末した例もある。
 「障害者の彼(あるいは彼女)を支えていく!」と言って障害者と結婚しようものなら、どんなに肉親の反対に遭うかという現実も取り上げる人は少ない。「障碍者の人と暮らすのは経済的に大変よ」というならまだしも、古い考えの人なら、容姿などに対して差別言辞を並べて反対してくる。
 そういう話を「現実を直視しよう」と言って取り上げようとすると、どうせイヤーな顔をされるに決まっている。
 う〜ん、感動物のルポを書きたいと思ったけど、天邪鬼な僕は、これまた美談ではなく醜悪な世間の裏側を書きたいと思ってしまうのだ。だが、無暗な美談というのは社会にとって有害ではないか。村山さんのような良い人ばかりではない。その村山さんのご両親も彼が幼い頃、教育に相当苦労されている。病弱な彼の我がままを許すしかなかったからだ。将棋で才能を開花させたから良かったものの、何の特技も無ければ介護疲れで殺していたことだってあるかもしれない。村山さん自体は立派だったと思うが、こういう着眼点だって必要である。
 綺麗事、美談ばかり並べて満足するのはおかしい。

 映画化されるというので棋士である故・村山聖さんのルポルタージュ『聖の青春』を読んでみた。村山さんのことは、昔ドキュメント番組を観たぐらいで殆ど知識がなかった。だが、この本を読んでみると、幼い頃から難病に罹ったため、常に寿命を意識しながら将棋に全力投球した人生は炎のようだ。
 入院するたびに将棋本を愛読して腕を上げたらしいが、こうした努力だけではなく、天才的なセンスの持ち主だったこともわかる。ライバルだった羽生名人は対局するたびに村山さんの終盤でのセンスに驚いたそうだ。羽生名人が買った勝負でさえ、終盤で諦めたという対局があったそうだ(村山さんのミスにより大逆転できたという)。一方で村山さんは羽生名人を「本当にすごい」とライバルを越えて尊敬していたようで、天才とはこういうものかと思う。
 幼い頃から同世代の人が亡くなるのを目の当たりにしてきた所為か、とても繊細で優しかったらしく、少女漫画を愛読したり、阪神大震災やアフリカの孤児に多額の寄付をしたりというエピソードがいやらしくないのも村山さんならではである。要するに偽善者的な感じが全くしないのだ。こうしたエピソードは本人が積極的にPRしたのではなく、周囲の人や将棋メディアの人が知って広げた話なのだ。
 あのマザー・テレサでさえ偽善者説があり(これについては議論の余地がある)、福祉活動をしている人が偽善者呼ばわりされたり(実際、偽善者もいる)、自分も偽善者呼ばわりされて、ウンザリすることがあるが、村山さんのような疑いなき慈善精神の持ち主の人には敬意を払ってしまう。もっとも本人は慈善家などと考えたのではなく、幼くして死の恐怖を体験した思いから、弱いものを大切にするという考えが自然と生まれたにすぎないのだろう。
 感動もののルポタージュと言うと、やれ佐村河内やら元不良の教師の経歴誇張の更生物語とか、あるいは元AV女優疑惑のある乳がんの花嫁さんとかが眼について、嫌になっていたのだが、『聖の青春』は本当に純粋な感動を得られる本だ。



 
 

 「トランプ氏がイデオロギーを重視する人物だとは思わない。結局は実利的に行動する人物なのではないか」
 とオバマ大統領が発言しているが、自分も同感だ。要はエンターティナーのトランプ氏が本気で人種や宗教差別をしているとは思えないのだ。人種差別と言っても不法移民などを批判しただけで、黒人やインディアン、ヒスパニック系の人々を差別した訳ではない。合法的に国籍主したアメリカ人を非難してはいないのだ。
 イスラム教徒差別についても本気で迫害する気はないらしく、イスラム教徒に対する嫌がらせについて「やめなさい!」とか言ってる。一方で「共和党を労働者の党にする」とか左翼みたいなことを言っている。
 要は今のアメリカの大衆層の本音の部分を誇張しただけで、選挙で発言した半分は本気ではないだろう。だが、TPP脱退などは大統領権限で可能なため安倍首相は焦ったのだろう。
 トランプ当選について日本のリベラル・左翼系の人々の主張を見てみたら、批判的な人がほとんどいないのだ。差別発言を除いてはTPP脱退など一致点が多いからだ。北朝鮮もトランプ氏に好意的だという。ロシアとは親密にするつもりらしいし、中国とも距離感があるが、そんなに悪い関係にしようという訳ではないだろう。冷戦時代に対立した国とは親しくするつもりのようだ。
 極右・タカ派のように思われているが、実は相当リベラルな人ではないか? という見方が出てきている。
 あと、ハマコーみたいに本音を言う人なので政府機密でもばらしてくれたら面白いなと思う。UFOマニアが大好きなケネディ暗殺とアポロ問題に関する真情報をばらしたりすると歴史に名を遺すのにな。

 トランプ当選に世界が動揺しているが、意外とトランプは出鱈目なこともしないのではないか? と思っている。彼は「共和党を労働者の党にする」などと言っているように、都合に合わせて物を言うタイプだ。本当に移民排斥などをやれば大顰蹙を買うので意外とやらないと思う。
 経済に関しては悪くはしないのではないか? 彼の支持層は非大卒労働者らしいが、エリートビジネスマンにも支持者が結構いるはずだと思ったら、在日アメリカ人の弁理士でトランプに投票したという人が新聞に載っていた。経済政策に期待するという。
 外交に関しては、これは佐藤優氏の見方だが、彼はアメリカ孤立主義で意外にも穏健な外交をするのではないかと予想している。確かにブッシュのような侵略的戦争を行ったりはしないだろう。と言うより、そういう連中を粉砕すると言っているのだ。
 TPP問題など差別発言を除いては日本のリベラル派と一致してしまった。サンダース候補も「差別などをせず中間層を再建するなら協力する」と発言している。ビジネスマンのトランプは「いいとこどり」をするのではないか? 無論、政治の素人だし恐るべき破壊政策路線を歩む可能性もある。どちらか極端な結果になるような気がする。

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