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バイク選びは難しい_その2

少々うろ覚えですが4月後半辺りからCRF250Lの乗り換え先を具体的に検討し始めました。せっかく4月頭に大型免許を取得したこともあって、大型も視野に入れつつ色んなメーカーのディラーを先入観なく見て回る感じです。

KTM、BMW、Kawasaki、DUCATI、YAMAHA、ホンダ、トライアンフ、中古バイク店… 神奈川に住んでるとバイクディーラーに行くのに敷居が低い(基本的に1時間以内の距離に全てある)のに今更気が付かされます。

で、試乗できるものは取り敢えず試乗してみる。

今年のモータサイクルショーを見に行ったときに気になってたのは、DUCATIモンスター、YAMAHAのMT-09、XSR900、スズキのGSX-8S、KawasakiのW800辺り。金に糸目をつけないならBMWのR-nineTの100周年記念モデル。この時はあんまりトライアンフには注意が行ってなかったのでこちらはあんまり記憶なし(写真は撮ってるんですが)。
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最初に絞り込んだ候補はMT-09、XSR900、W800です。この時点では比較的軽い車重とモリモリパワーに興味があり、3気筒のエンジンにも乗ってみたいと言う気持ちが強かったのを覚えてます。丁度その辺のタイミングでYAMAHAの試乗キャラバンなるものがあるらしいと言う情報を掴みまして、どうやらMT-09、XSR900(XSR700も乗れたんですが結局乗ってない)をまとめて試乗できるらしい。いい機会なので八王子のYAMAHAディーラーさんまで足を運んで見ることにしました。
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この試乗会、そこの店舗だけかもしれませんが随分ゆるい試乗会でして、必要事項を上に記入して免許のコピーを渡したら、あとは「適当に乗ってきてくださいね。1時間ぐらい大丈夫ですよ。」てな感じでした。え、1時間も乗り回して良いの!?
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最初に乗ったのはMT-09SP。オーリンズのサスとかブレンボとか付いた大人気車種ですね。これはとても良かったです。思ったほど扱いにくい訳でもなく、スロットル操作に対するリニアな反応がなかなか気持ち良い印象でした。乗車姿勢もほぼ直立から少しだけ前傾になる程度で、これも無理のないいいポジションで好感度が高かったです。少しの時間乗っただけでも回せば速いのが良くわかりました。と言ってもエンジンのドン突き感も控えめでその辺りも乗りやすさに一役買ってる感じです。アシストスリッパークラッチにクイックシフターと快適そう備も抜かりなしといったところ。
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お次に乗ったのがXSR900。見た目的にはこちらが本命。ブルーとブラックのボディカラースキームはどちらもかなり好きなタイプ。基本的にエンジンはMT-09と共通でフレームと味付けが違うと言った感じなんですが、乗ってすぐに感じたのが「ちょっと前傾がキツイかな…」でした。それだけならまだ良かったんですが、シート(特に前部)がかなり固いタイプで、乗り始めて10分くらいでかなりの違和感を感じる程。MT-09SPの方は1時間程度乗り回してみたんですが、この乗車姿勢とシートのせいでこちらは30分程度でキツくなってきて店に戻りました。最後店の前でUターンする時にハンドルキレ角の無さのお陰で立ちごけしそうになってヒヤリ。このバイク相当ハンドルキレ角無いですね…。

帰る道すがら試乗の振り返りをしてみたんですが、XSR900は完全に候補から外すしか無いかな、と。見た目はメチャクチャ気に入ってたのでこれはかなり残念な結果。あの乗車姿勢の合わなさは買ったわ良いが良いが絶対乗らなくなるやつです。

で、もう一台のMT-09SPです。こちらは乗りやすさに関しては全く問題なし。最新装備盛々のハイパワー3気筒エンジン。総じてかなり魅力的な車種ではあります。因みに個人的にはYAMAHAのレーシングブルーはかなり苦手。おまけにMT-09のデザインそのものも「まぁ、我慢できなくはない」部類のやつ。凄く好きとかでは無いので純粋に機能で選ぶ形になる。

で、結局どうなの?って話ですが、「あのパワーは自分には必要ない」と言う結論でした。高速道路も含めて公道を走る限り、400Xでも全く不満に感じたことが無い自分に取っては無用の長物になりそうな予感をひしひしと感じました。大型バイクの排気量をまるっとパワーに充てがうタイプのバイク。そういうのを求める歳でも無いのかなと自分の中の基準が一つ分かった気がしました。そういう意味ではしっかりとした試乗というのはそれなりに重要なんだと思いました。

続きます。
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バイク選びは難しい
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今年の2月に、「一度は乗ってみたい」と思って入手したホンダのトレール車「CRF250L」。2023年の新色のグレーがカッコいいのも後押しした感じです。

その時期一番頭にあったのは「とにかく軽いバイクに乗りたい」でした。400Xは名前の通り400ccとミドル排気量ながら車体が大きめで、エンジンガードなんかも付いていてガソリン満タンの総重量は210kgかそれ以上かもしれません。けして取り回しを凄く苦労するような車重でも無いんですが、まぁそれなりにやはり重いですよね。

次乗るならもう少し軽い車体のバイク。そこそこの馬力と軽い車重という組み合わせってどんな感じなんだろうという単純な興味もありました。となるとオフ車が有力な選択肢と言うわけですね。あわよくば林道なんかも挑戦してみたい。とか。

車体を軽くするためには必然的にエンジン自体をコンパクトにする必要があります。となるとオフ車=ほとんど単気筒ってなるんですよね。単気筒。実は最終的にはここが個人的に今の感覚にあまりフィットしなかったようなんです。乗り始めて最初に驚いたのは凄くパンチの有るエンジンという事でした。アクセル開けると「ドン!」と出る。言い方を変えるとかなりどん突き型のエンジン。

どうやらオフ車の場合、不整地でのトラクションを稼ぐ意味でわざとどん突き気味に作るそうなんですが(特に低速ギア)、これが「わりと疲れるなぁ」と印象になりがちなんですよね。特にオンロードの割合が多くてしかも街乗り比重も高い場合。ある意味人を選ぶ乗り味に繋がってるのかもしれないですね。ようは道具としてちゃんと目的に特化して作ってあると言うことですね。

で、しばらく乗ってみた感想としては、今自分が乗りたかった車種では無かったかな…と。端的に言うと少々合わなかった。こう言うのって試乗レベルじゃなかなか腹落ちするまで分からないんですよね。

車体の軽さも、不安定さとのトレードオフと言うこともオフ車に乗って見て初めてわかりました。やはり重い車体と比べると高速域、極低速域でふらつきを感じます。これが地味に疲労につながるやつ。

という事で、まだ2000kmちょい。品薄車種ということもありいい値段で売れるうちに手放すことにしました。もう一つ付け加えると、排気量の割に足が熱いってのも正直気になるところではありました。熱いのは右側だけで、渋滞時なんかにラジエーターが動き出すとまぁ、熱いです。400Xで排熱も含めて夏場でも熱いと感じたことがなかったのでこれはかなり意外でしたね。軽い車重とトレードオフということなのかも。

さて、CRF250Lを心のなかで売ることに決めてから「乗り換え車種の検討」と言う課題が自分の中で黙々と湧き出してきたわけですが…。

400X:アドベンチャー
ADV150:スクーター
CRF250L:オフ車

と来て、まだ挑戦してない車種となると…。
ネイキッド。
かな?

SSは個人的に最初から候補に入らないですし。

取り敢えず色々試乗してピピッと来る良さそうなバイクに出会えたら実際乗り換え作業に移ろうと。

次回に続きます。
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