2011年07月11日
支援金総決算報告
スチテペケス県及びレタルウレウ県の被災住民217世帯への食料支援 Q3000(約35,000円)
被災者への生活再建支援など
Q6025(約70,000円)
グアテマラ在住の日本人の方々にも大変お世話になりました。
現地の方々にも運転や、荷物の積み下ろし、道案内、交渉など、各地でお世話になりました。
いろいろとご協力いただき本当にありがとうございました。
このような活動に不慣れなため、いろいろと不手際がありましたことをお詫び申し上げます。
今後とも、グアテマラの様子を見守って頂ければ幸いです。
たくさんのご支援、温かい言葉、本当にどうもありがとうございました。
2011年07月10日
サン・ペドロへの支援状況
↑フランシスコさんと長女デルフィーナさん
2011年02月07日
コナビグアからの報告(南部海岸地帯支援)
ご無沙汰しております。
コナビグア(連れ合いを奪われた女性たちの会)で、長年活動されているIさんより、支援活動報告を頂きましたので紹介させて頂きます。
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「2010・グアテマラ緊急支援プロジェクト」から昨年8月16日にコナビグアのアガタ台風被災者支援のために寄付していただいたQ3,000.についてご報告させていただきます。
義捐金をお預かりしてから半年近くも過ぎてしまっての報告で、本当に申し訳なく思っております。
この義捐金は、その1ヶ月ほど後にRECOMから受けた義捐金US$3,000.と合わせ、南部海岸地帯の被災者支援に向けられました。
この地域のレタルウレウ及びスチテペケス県でも、浸水により被害を受けたコナビグアの女性たちが多くありましたが、支援はほとんど得られていませんでした。借地でマイクロクレジットなども利用しながら農業を営んでいた女性たちが、畑、住居、家畜を失い、借金を返すための術を失って、基本的な食料も確保できない状態にありました。こうした女性たち261人に対する食糧支援を行いたい、というコナビグアの要請にこたえたものです。
実際に被災者に支援が配布されたのは10月の後半でしたが、その報告をコナビグアから受けたのが今年1月20日になってしまいました。報告の日本語訳を一部引用し、添付にて写真をお送りいたします。
<引用始め>
1.国内状況
グアテマラの中でも特に先住民族が多く居住する農村部地域では貧困の問題は深刻である上に、雨季には浸水、土砂崩れ、河川氾濫などにより、ほとんど唯一の生活の糧である農作物が被害を受けている。2010年の度重なる豪雨により、コナビグアメンバーの多くの女性たちが畑を失うなどの被害を受け、非常に困難な状況に追いやられた。こうした状況は毎年繰り返されていると言え、次の雨季の状況が心配される。政府はリスク回避の対策を採らず、毎年多くの人々が悲痛な被害を受けることが繰り返されている。
2.被災者支援活動の実施
対象: 南部海岸地帯のスチテペケス県及びレタルウレウ県
スチテペケス県 サント・ドミンゴ(50家族)、サン・ロレンソ(35家族)、クヨテナンゴ(20家族)
レタルウレウ県 サンタ・フェ(85家族)、サン・マルティン・サポティトラン(27家族)
合計 217家族
支援内容: 上記対象者に対し、緊急の必要性をカバーするための食糧を配布した。内容は、砂糖5ポンド、米4ポンド、フリホール豆4ポンド、トウモロコシ25ポンド、食用油、洗剤である。
<引用終わり>
「2010・グアテマラ緊急支援プロジェクト」からの義捐金Q3,000.で、対象217家族のうちの27家族分の支援物資購入をカバーできたことになります。
コナビグアからみなさんに、支援に対する感謝と、報告が遅れたことのお詫びを申し上げたい、とのことです。
本当にどうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
石川智子
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コナビグアへ7月に支援させていただいた時の記事、チマルテナンゴ県コマルパ、チチャリの被害、支援活動の様子はこちらをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/ayudaaguate/archives/323629.html
また、他方面からも近況や支援活動の連絡を頂きましたら紹介させていただきます。
2010年11月24日
支援金総決算と報告
活動期間が長くなりましたが、すべての支援金を被災地に何らかの形でお渡しすることができました。活動内容の報告はひきつづき現地から連絡が入り次第、ブログで紹介させていただきます。
各地への支援金の配布、使途目的、支援金額など詳細は以下の通りです。
支援金総額 378,723円 (371800円+Q600)
→ケツァル換算額 Q32,932
(交換レートは、7月~10月の円高ケツァル安などの変動により、それぞれの時点で異なります。)
>>Q650
2.イサバル県ロス・アマテス市4箇所の避難所に食料物資支援(他団体と合同)
>>Q300+Q259
>>Q2000+Q3000
>>Q3830+Q915
5.サカパ県テクルタン市ベガ・デ・コパン村小学生125人分の文房具と食器、住民175人分の食器支援
>>Q3830
6.ソロラ県サン・ペドロ・ラ・ラグーナ14世帯に食料物資支援
7.イサバル県ロス・アマテス市チリキ村小学校修復費一部支援
>>Q1500
8.イサバル県ロス・アマテス市フィンカ・ユマとチリキ村の被災284世帯に食器、バスタオルの支援
>>Q4320
9.アメリカのNGO AUDAを通じて、ソロラ県サン・アントニオ・ パロポの小学校修復と、機織プロジェクトへ一部支援
>>Q3960
10.ソロラ県サン・ペドロ・ラ・ラグーナ 住宅全壊被災者への生活再建支援。家賃支援や仕事支援など
>>Q6025
合計支援金額 Q32,932 残高0
各地での支援活動を行うにあたって、現地の方々の支援なしでは活動を行うことができませんでした。
イサバル県ロスアマテスの市役所のみなさん、老人ホームでボランティアをされていた方々、キリグアのマサキさん、ロス・アマテスの教会の方々、ペテンの教職員組合の方々、コナビグアの石川さん、コナビグアのメンバーの方々、サカパ・テクルタン市の教育省の方々、サンファン・ラ・ラグーナのムラオカさん、キリグア・エバンヘリコ教会のパストールとそのご家族、サン・アントニオ・パロポのNGO,AUDAのフレイダさん、トーマスさん、サン・ペドロ・ラ・ラグーナのマユミさん、ペドロさん、エステルさん、マルタさん、スペイン語学校コラソン・マヤの方々、その他にも、運転手をお願いしたり、荷物の積み下ろしや、道案内、いろいろな交渉など、各地でいろいろな方にお世話になりました。
たいへん感謝しております。いろいろとご協力どうもありがとうございました。
被災から半年たった現在、各地でまだまだ復興活動は続いています。
家族を失った方、家をなくした方、農地を失った方、仕事を失った方、傷は癒えませんが、日本の皆様の支援が、わずかでもグアテマラの被災地の方々に届き、生活再建の一歩となることを祈ります。各地から届く感謝の言葉や、電話、メール、また被災者の支援を受け取る時の写真などをみると、このプロジェクトをやってよかったと心から思います。
この先も、各地から支援活動の報告がございましたら、こちらで随時報告させて頂きます。このような活動に不慣れな私たちで、いろいろと不手際がありましたことをお詫びいたします。今後とも、グアテマラの様子をなんとなく見守って頂ければ幸いです。
グアテマラだけじゃなく、世界中、日本でも自然災害が続いています。自然の営みを変えること防ぐことはできないですが、少しでも防災対策、災害対策がすすみ、人災や二次災害を防ぎ、また被災地には支援がはやく届くことを望むのみです。個人個人での支援というのは難しいけれども、今回のように多くの支援が皆様から集まり、被災地に支援することができたことを感謝いたします。
たくさんのご支援、温かい言葉、本当にどうもありがとうございました。
2010年11月23日
グアテマラ緊急支援プロジェクト
Yucalina &Flores
サンペドロ被災者生活支援。報告1
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今回のシュラスコ屋を始めるにあたりかかった費用はQ1400。
詳細は以下の通りです。
CHRRASQUERA 焼き網、シュラスコ台 | 450 |
2 MESAS MADERA 机2つ | 230 |
4 BANQUITOS 椅子4つ | 60 |
PLASTICOS ボウル、肉・野菜・チリ保存タッパー等 | 55 |
PINZAS, CUCHILLO, OLLA, CUCHARONES 調理道具、包丁、鍋、おたま | 60 |
RASCADOR METAL おろし器 | 10 |
TABLA まな板 | 20 |
LIMPIADORES タワシ | 10 |
PLATOS, SERVILLETAS お皿、紙ナフキン | 105 |
CARNE, POLLO, CHORIZOS, VERDURAS, CARBON 肉各種、野菜、炭 | 400 |
合計 | Q1400 |
さっそく、様子を見に行きましたが、初日だったので少ししか持ってきてなかったようで、私たち5人で完売でとっても喜んでいました。子供たちや近所の子供たちもいつも周りにたかっていて、紙ナフキンやソースを出すなど、お手伝いしていました。セルビジェータだしたりサルサ出したりしていました。
そしてそのチュラスコ、タコスのようにトルティーヤで挟むかたちで、ププーサのように上にキャベツのサラダをドカンとのっけてお肉も柔らかくとてもおいしかったです。一皿Q10でも全然3つでQ10のタコスより美味しかったです。
もし、ちゃんと働かないようなことがあったら、他の人にこのシュラスコセットは譲るから、と念を押しているようです。
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サンペドロ・ラ・ラグーナへの被災者生活再建のための支援金はQ6025。残金Q4625は現地で保管し、第2号プロジェクトの該当者への計画が進みましたら、順次、必要なものを買い支援します。
ひきつづき、こちらでも報告していきますので、今後ともよろしくおねがいいたします。
2010年11月23日
サン・ペドロ・ラ・ラグーナ被災住民支援
いろいろとご報告が遅れ申し訳ございませんでした。
まず、支援金につきまして、8月までにお預かりした金額354000円+Q600 に加え、10月に入ってから、日本で集めた支援金17800円を私たちに託したいという申し出を受け、ありがたくお預かりいたしました。
そのため、8月16日までの支援金残金(ケツァル相当額)Q4349に加え、17800円ケツァル相当額Q1676ということで、残金総額がQ6025となりました。
(円→ケツァル換算レートが7月時点と10月時点では、円高、ケツァル安などの関係で、少し異なっております。)
サン・ペドロ・ラ・ラグーナへでは、11月初旬まで、溝工事実施に向けて、住民同士の話し合いや署名活動、また行政への働きかけを復興委員会の方や、被災住民を中心に行ってきていたのですが、自分の土地に溝を作ることに納得できない住民や、また資金不足、行政の協力を得ることが難しく、工事実施は難しいという判断となりました。グアテマラでは選挙を2011年に控えていることで、特にこのような公共工事は実施されにくい状況、またソロラ県は今回の豪雨被害でももっとも被害をうけた地域のひとつなので、数多くの被災地・被災住民を抱え、行政としても資金不足、計画が進まないという状況です。
サン・ペドロ・ラ・ラグーナでは熱帯暴風雨アガタの被害で14家屋が全壊し、また土砂の下敷きで一人の女の子がなくなりました。
現地在住のOさん、Eさん、Pさん、Mさんや、復興委員会とも話し合った結果、いつになるか、実施できるかさえもわからない溝工事のためにQ6025を保管するよりかは、被災住民の生活再建のために使いたいという申し出がありました。
このため、グアテマラ緊急支援プロジェクトでは、サンペドロララグーナ被災住民の生活再建のためにQ6025を支援することを決定し、現地で活動する信頼できる方に11月16日に振込みしました。
具体的な支援内容としては、まず第一号の支援該当者は、住宅が全壊し6人の子供を抱える8人家族の大黒柱Fさん。仕事を失い、住宅も全壊、仮設住宅という形で提供されている家の家賃Q300/月も払えないという状況です。生活を立て直すまで家賃Q300を支援して欲しいという申し出だったのですが、安定した収入源を少しでも確保するために、以前の職(シェラで料理人)を生かして商売をしてはどうかということになりました。
すでに必要道具を買い揃え、商売をはじめたとの連絡をいただきましたので、近々詳しい報告ができるかと思います。
こちらのFさん一家をはじめとして、被災住民の生活再建のために支援金を使い、どのように使ったかを現地から報告いただき次第、こちらで紹介していきます。
日本の皆さんが支援してくださったお金が、いろいろな形で現地の方に届き、被災者の生活を立て直すためのきっかけになっていることを実感し、支援していただいた皆様には、心より感謝しております。
引き続き、報告活動につきましては、こちらで紹介していきますので、またご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
2010年10月05日
サンペドロ・溝工事へ向けての住民運動など
9月25日には、さらなる暴風雨マシューがグアテマラを通過し、イサバル、サカパやペテン、アルタベラパス県をはじめとして、各地で浸水や土砂崩れなどの被害がでました。今年は、5月末のアガタからはじまり、例年にはない降り方です。
グアテマラ緊急支援プロジェクトでは、アガタで土砂崩れ、家屋全壊、浸水などの多くの被害をうけたソロラ県サン・ペドロ・ラ・ラグーナへの支援のため、Q4349を保管しています。
サンペドロ・ラ・ラグーナでは、5月末の土砂崩れ後、全壊した家、山からの岩、土砂がそのままになっており、今年のように雨がつづく毎日では復旧工事もままならず、雨水が一箇所にきて、少しの雨でも川のように流れ、残された家への二次災害や、新たな土砂崩れなど不安が続いています。
現在、現地の復興委員会や住民と現地在住のOさんが相談しつつ、どういう支援ができるか住民の判断に任せています。復興委員会、市役所、被害住民の話し合い状況を、Oさんからいろいろと話していただきました。
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市役所、市長との話し合いは、少しずつ進展を見せ、Pさんは溝を作る仕事を忘れられては困るので週に何度もあるムニの会議や町会の集まりには必ず顔を出して、斜面を流れ更なる地すべりやがけ崩れ災害を避けるため、雨水を湖に流すためのセメント溝工事を実行するため、訴えています。
Pさんご夫妻は、14家屋が倒壊した地域に住み、かろうじて家は残ったものの、雨が降ると、すべての雨水が一箇所に集まり川が形成されるため、その度に避難している状態。住宅横の壁も度重なる雨により崩壊寸前です。彼らや近所の人の呼びかけで、山から来る雨水を湖まで通す道を開けるよう努力はしていますが、自分の土地に(もう土砂崩れで家も建っていない土地)その雨水の通り道・筋道を作りたくない人が全員で、すべての雨水が一箇所にきている状況です。
現在は、土砂崩れがあった周辺の住民から署名をもらい、溝を作る許可を全員からとっている最中です。その許可の署名がすべてそろえば、市長も協力すると言ってくれたそうですので、署名がそろった段階で、溝工事実施に向けて市役所ともう一度話し合う予定です。
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グアテマラ緊急支援プロジェクトでは、皆様からお預かりした支援金を、このサンペドロ・ラ・ラグーナの復興支援のために保管しています。住民から、溝工事をしたい旨の要望があるものの、上記のようにすべての住民、行政とのやりとりが難航しています。
11月いっぱいは続く雨季。今年のように降り続く雨の状況ではいずれにせよ工事もできないため、署名活動を含める住民運動のなりゆきを、いましばらく見守ります。そのうえで、住民同士の話し合いや行政との話し合いがうまく行かない場合には、被災家族への生活物資支援や、住宅再建のための支援などに切り替える予定です。
また進展がありましたら、こちらで報告させて頂きます。
皆様からのご意見などございましたら、ご連絡ください。今後ともよろしくお願いいたします。