2009年04月22日

長いこと、私からすると、去年くらいに、色々、

こうなることになったようです。

と、色々と、選挙前後に、オバマ、ガイトナー、バーナンキの3人組が、言ってきたことが、ゆっくりと、じっくりと、ハッキリと、そのとおりに、特に、3月27日から正式に始まった。

TALF と呼ばれる、「無制限+匿名性」が特徴である、何でもあり救済プランが始まってから、すぐあとに、AIGの50兆円超級大損が出て、ロンドン支店の仕業だと判明したようですが、やはり、イギリスは、何かしら、わからないけども、アメリカに仕掛けて、失敗したんではないか?それともわざとか?この辺は、色々と闇がありそうです。わかりません。

しかし、されど、TALFで、無制限貸し出しをして以来、黒字決算を出すという、本来であれば、ありえないことが、いくつかの大手銀行や、投資銀行で出てきました。

これは、ひとえに、去年からずっと書いてきた。レベル3会計という、ごまかし系の会計(紙きれになったような資産は、会計から分離するという、、何ともいえない制度)が、4月3日くらいから、正式に延長になって、もう、ルール変更何でもあり、といったところでしょう。これが、拳銃と原爆の国のやり方といえるでしょうか?

それよりも、重大と思われるのは、私が、ほとんど、やる気を失うほど、失望した、ガイトナーの2月頃の、大失望演説で、ガイトナーが言っていた、まるで、動物実験などに使われるような言葉だと思うんだが、「ストレス・テスト(耐久性テスト)」という話が、あの、人が怒ってるのに、笑って答えるという、不気味さとともに、今日も、議会で証言しながら、怒ってる議員から集中砲火を浴びているのに、笑いながら不敵な笑みと共に答えている。恐ろしいやつだ。

その、「ストレス・テスト」ですが、動物実験とかだと、ねずみが、どういう状況において、どれだけ耐えられるか?わかるまで続けるといった、恐ろしいイメージがありますが、

この、「ストレス・テスト」の「要約」もしくは「概要」が、今週の金曜日(4月24日)に出るそうであり、ちょうど、日本のゴールデンウィークの開始時期と重なります。

そして、「ストレス・テスト」の、(おそらく一時的な?)結果、もしくは、「成績表?」らしきものが、5月4日に出るそうであります。

これまた、日本のゴールデンウィークの終わりあたりと重なってますが、

あちらの、一部メディアでは、この、「ストレス・テスト」は冗談としか思えない、ということだそうで、なんでかというと、どっちみち、仮に、ストレス・テストで、この銀行は、ダメだ!と分かった場合、どっちみち、救済されるから、ジョークとしか言いようがないというわけだそうです。

確かにそうです。ある方が、この話を私が書いたら、日本でいえば、りそな銀行に相当するのが、出てくるかどうか!?という、実に鋭い指摘をしてくださいましたが、まさにそのとおりといえ、

日本の場合、小泉−竹中ストレス・テスト、で、不合格となった金融機関は、大手は合併、小さい銀行は、まとめて、りそな銀行になってしまいました。

なので、この例え話は、正しく。おそらく、アメリカも、何か驚くようなプランを持ってない限り、きっと、りそな型になるんだろうと、今のところ、思えています。

そんなさなか、今日も議会で怒りの集中砲火を浴びながら、ニヤニヤしながら答えているガイトナー氏が、70兆円くらいあった、救済基金は、まだ、10兆円くらいは残っているといったそうです。

これは、AIGの50兆円は、別口だったかわかりませんが、とりあえず、資本主義経済では、金が回っている間は、なんとかなってしまうようなので、60兆円、すでに回ってるということが重要なんだと思えないこともありません。

追加の80兆円の公共事業byオバマとかもありましたが、先ほど、米ヤフーファイナンスを見たところ、りそなシナリオを思い浮かべさせるような、

危ないのは、地方の小さな銀行かもしれない。

という記事が載ってました。日本の場合、本当の崩壊は、拓銀(北海道)からはじまりましたが、何かしら、似たようなことが起こるのでしょうか?

私は以前から、週刊エコノミストの、表題というか、今週号の題名、という、あれを信頼しているんですが、先週号のタイトルは「5月危機」でした。そこで、どうやったら、5月に危機が起こりえるのか?考えたんですが、

通常、5月は、ヘッジファンドの手じまい(中間決済のため)などがあるので、急激に動きますが、2−4月に上がったようなときは、反動として5月に下がるというのが定番なんですが、去年からの、ウォール街での、大リストラによって、ヘッジファンドの規模は、ある人によると、過去の3分の1くらいだとか?詳しい数字は知りません。ありえる話です。ちなみに、元祖ヘッジファンドだった、ジョージ・ソロス氏は、10分の1になると言ってました。

ちなみに、今週の週刊エコノミストのタイトルは、「中国一極経済」だそうです。

中国関連で、やや意外だったのが、こないだ、アメリカで、去年から数えて、7か月ぶりだったか?新規公開株(IPO)があったんですが、それが、中国のオンラインゲームの会社だったのです。今、あの国ではそういうところが、いかにも、増えていそうですから、なるほどなあ、と思いましたが、

もし、5月危機というのがあるとすれば、すでに、そういう予測記事は、ヤフーファイナンスなんかでも出てましたが、私なりにシナリオを考えた結果、上記のような、「ストレス・テストの日程表」つまり、4月24日(金)と、5月4日(月曜:日本ではゴールデンウィーク中)。

最近の日本の一部の上げは、おそらく、年金系(統計上、信託銀行と出てくる)だと思うんですが、彼らの資金力は外人並みですから、彼らが引くと、日本の場合は、相当恐ろしいことになりえますが、上記の、ストレステスト日程表が、ちょうど、ゴールデンウィークと重なっているために、普通だったら、ここで一回引くでしょう。

実際に、それは、すでに起こっているように見えます。そこで、不思議なのは、中国に、まともそうに見える資金が入ってきているということであり、久しぶりに大幅な上げが続いているのですが、何しろ、窓が開きまくっており、恐ろしい状態です。私は中国株持ってますが、素直に喜べません。

この、ストレステストの日程表は、初めて、オバマ・ガイトナー体制になってから、本質的に意味がありそうなことであると考えたので、AIG問題も、書こうかと思いましたが、また、4月3日くらいに延長が決まった、ごまかし会計の延長決定も書こうと思いましたが、そこら辺は、日本の一部メディアでも、相当詳しく書いている人がいたので、書きませんでしたが、そうだな、とりあえず、記事とURLだけはとってあるので、置いておきますかね。

ごまかし会計延長(以下の記事は、そういう風に読むのです。。)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCRU5267.html

適正価格って書いてありますが、そもそも、紙屑になりそうなものに適正価格なんて、ないんですが、その値段をつける権限を特殊な人たちに持たせると言っているわけです。これを、皮肉っぽく説明するために、私は以下のようなことを書いていました。

 ノーベル賞の南部博士の超伝導理論によると、宇宙は、プラス1の障害物と、マイナス1の障害物が打ち消し合って、ゼロになっている超伝導体であるとなります。
http://www.backsidekamei.com/nambu_1minus1_iszero.htm

 ちなみに、上の+1−1=0理論?を紹介したのは、以下のようなことが起こってるんじゃないか?と疑ったからです。

投稿日:2009年 3月19日(木)12時11分56秒

昨日の上げは、FRBの新しい作戦である、1.2兆ドルをつぎ込むというニュースがFOMCで出てきたからだそうであり、関連記事としては、Yahoo!Financeと日経新聞があり、それぞれ、
ヤフーファイナンス(米)
http://finance.yahoo.com/news/Fed-launches-bold-12T-effort-apf-14684161.html

日経NET
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090319AT2M1900Q19032009.html
で、内容は、結局、長期国債をとりあえず3000億ドルくらい買うとか、MBS(住宅関連証券)などを、おそらく、死神ガイトナーが言っていた1兆ドルとは異なる予算で、バーナンキが昨日のFOMCで決めた新しい予算で、これで、2.2兆ドル救済(220兆円くらい?)となるのか?

と同時に、日銀も、長期国債の直接買い入れ、これが、前からミステリーである、長期国債の、「償還」などという、実に難しい言葉で説明されるものでありえ、これはつまり、

「いわゆる、日本の債務は対内債務」=自分(政府内閣)で発行して、自分(日銀)が紙幣を印刷して、買う、そして、ゼロになる。

という、裏ワザであってはならないはずの方法論であり、昨日の会見では、さすがは日経記者、ちゃんと一番重要なところを、書いている。それは、以下の記事で、
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090318AT2C1801T18032009.html「(買い取り額は)かなり限界に近い」と述べ、日銀券発行残高の範囲内に収めるルールの枠内でぎりぎりまで拡大したという認識を明らかにした。
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日銀券発行残高=印刷総額、ですので、明らかに、ゼロにする、ことを意味していると思われ、円高となっているのは、そこら辺が複雑に絡まっているとも思えますが、
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(3/18)FRB、長期国債3000億ドル購入 追加資金供給1兆ドル超に
 【ワシントン=大隅隆】米連邦準備理事会(FRB)は18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、長期国債を今後半年で最大3000億ドル(約29兆円)購入することを全会一致で決めた。資産担保証券の購入増額などとあわせ、追加の資金供給は合計で1兆ドル超になる。民間借り入れ全般の金利低下を通じ景気の一段の悪化を防ぐ狙い。最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現行の年0―0.25%に据え置いた。

 FOMC声明は景気について「経済の縮小は続いている」と指摘。「景気回復と物価安定へすべての手段を動員する」と言明。オバマ政権と連携し米経済再生に全力を挙げる姿勢を改めて示した。
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt11/20090319AT2M1900Q19032009.html
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ここまでが、3月19日頃に書いていたことでしたが、そのあと、彼岸底(3月21日)あたりを境目に、格言通り上がっていきましたが、5月は色々とありそうです。

最後の日本の自作自演みたいな、超伝導型?国債償還モデルのようなものが、もし、想像通りであるならば、感心はしませんが、ある意味で、安心できます。ただ、そこら辺だけは、いまだに、私には良くわからないので、あえて、よくわからないことを選んで、最後に加えてみました。5月危機のようなことが起こったら、中国市場がどうなるか?などがカギになるのか?やはり、アメリカがカギを握っているとか、色々と、上記の、「ストレス・テスト日程表」は、波紋を呼びそうです。

恐いです。胃が痛いです。だから、書きたくなかった。。でも、ようやく、何かしら、肩の荷が降りたと感じるのと同時に、

これからが真打登場、本番だ! 

という感じもしてきてます。正念場ですかね。かなり、心の準備には、気を使ってきましたが、さて、はて、どうなるんだろうか?今日は、アメリカは上がってるようだ。

もし、ガイトナーが今日言ったように、70兆円のうち、すでに60兆円が動いたならば、金融機関は、救済されたと言ってもいいのかもしれない。そこら辺が、4月24日の「ストレステスト概略発表」そして、5月4日の「ストレス・テスト成績表発表」などで、だんだんと明らかになるのかもしれない。

問題は、通常の会計から切り離されている、売れない住宅系債券などであり、最初からずっとそうだったわけで、AIGの場合は、保険屋ですから、巨額の倒産保険が、逆に、政府に救済されるので、無価値になったという、何ともいえない皮肉な結果になってますが、子会社のアリコの保険は大丈夫なのかねえ、CMなんてやっていいのかねえ。。

ただ、政府が、ウォール街を、評価するというのは、前代未聞であり、そういう意味で、ウォール街が恐怖を覚えている可能性は十分にあり、それが、実際に相場となって、その恐怖が、何かしらの形で現れるかもしれない。それが、5月危機なのかもしれないと、想像してます。自信はありません。ただ、普通に考えると、恐いはずです。きっと。

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2009年03月05日

真面目なニュース関連まとめ 投稿者:がめら@突然東方乙女囃子 投稿日:2009年 3月 5日(木)01時27分13秒

1)バーナンキが決めた。20兆円で、三つのローンを救済する案、自動車ローン、教育ローン、クレジットカードローン。これは、表の世界で、直接救済。

2)上のようなのは、直接救済だが、上のようなのが、証券化されて、売れなくなってたりする、これが、AIGなどの、大赤字などに、おそらくつながってる(倒産型CDSでなければ)
。こういった、裏世界の救済を1兆ドル(100兆円)で、やろうという、TALF方式という、やや匿名性で、裏世界的な、死神ガイトナーがやろうとしてる、救済案が、3月27日から、始まる。この日付が、きまってなかったのが、決まった。去年、3月頃に、やるとは決まっていたが、ガイトナー大失望演説で、金額が出てきて(1兆ドル)、日付は、昨日の場後(3月4日場後5時くらいかな?)にどうも出てきた。今日の突然の、まともそうな上げは、その辺を読んでのことだろう。週刊エコノミストの、表紙のタイトルは過去の経験則でいうと、かなり当たるんですが、今週号は、2番底、だった。そろそろ、ありえる。
1)2)の関連記事
http://finance.yahoo.com/news/Fed-launches-new-200B-apf-14526823.html

3)あとは、オバマの、ヘルスケア(バイオ産業)に10年間で、$634Billion(約63.4兆円)という、あれは良いだろう。なんでかというと、前にも、鳥インフルエンザ関連ということで、このブログにも書いたが(<これからは、このように、親切にリンクしよう。。。)、バイオ産業は、唯一、アメリカで、80年代から、ずっと成長し続けている分野だからだ。

3)の関連記事
http://news.yahoo.com/s/afp/20090225/hl_afp/uspoliticsobamahealth_20090226000925

4)今日のオバマは、住宅ローンを払えないで、追い出される=フォークロージャー、を、やめさせるという、選挙公約だったのを、ついに、法案として、具体化させたようだ。数字で具体的なのは、9Million人(900万人だよな、、)の、住宅ローン支払い中の人を、国が守るみたいなことらしい。これは、わかりやすくていい。ガイトナー失望演説の前の週に、ガイトナーが言っていたのは、MBS(住宅ローン担保証券)など、裏世界の救済で、こっちの方は、例の1兆ドル死神予算で何とかすると、表世界では、このオバマ案と。ようやく、回り始めた。
関連記事
http://finance.yahoo.com/news/Obama-administration-launches-apf-14540623.html
後は、日本の方の色々だな。。これ↓など。これは、要するに、日本でも、アメリカの1兆ドルで、ダメ資産を買い取るといったようなことをやるということだ。いわば、統制経済へ向かうと決めたわけで、何とか委員会とか、陰謀系と言われているシナリオとソックリになってきたともいえる。

<株取得機構>社債、CBも買い取り対象…政府・与党検討

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090302-00000008-mai-pol

また、この記事↓なども、見逃せない。

米国で212兆円の融資が回収不可能に=ムーディーズ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36667920090225

 今日の中国がヤケに上がったのは、これ↓が原因のようだと思える。3か月連続なんていうのは、響きがいい。実際に凄い。
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 中国の2月PMIは49、3カ月連続で上昇  中国物流採購聯合会が4日発表した2009年2月の購買担当者景況指数(PMI)は、前月の45.3から49.0に大きく上昇した。3カ月連続での改善となり、景気判断の分かれ目となる50に近づいた。

 項目別にみると、指数を構成する11項目のすべてが上昇。最も上昇が顕著だったのは輸出商品の新規受注指数で、前月の33.7から43.4に大きく改善した。新規受注指数も前月の45.5から50.4に上昇し、50を上回った。

 一方、業種別での50超は20業種中、9業種にとどまった。最も高かったのは交通運輸設備製造の62.0、最も低かったのは木材加工・家具製造の30.8だった。
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2009年02月13日

最近、アメリカで、死神(Grim Reaper)と呼ばれているアメリカの重要人物がいる。

それは、財務長官、ガイトナー氏だ。たとえばだが、以下のような記事があるが、この記事では、基本的に、以下のようなことを言っている。クリックすると、記事にいけます。

なぜ?死神に乗り移られたガイトナーの方が、最終的には良い場合があるのか?

この意味するところは、こないだ、月曜日だったはずが、火曜日に変更になり、さらに悪いことに、まったくといっていいほど、新しい話がなく、誰も知ってるような、まとまりのない話をやり続けた、新財務長官ガイトナーに対する、辛辣な批評であり、

今、少なくとも昨日くらいまでは、ガイトナーはあらゆる方向から集中砲火を受けていた。それくらい、あのガイトナーの一連の「おしゃべり」は、意味がなく馬鹿げたものに見えた。

私だけだと思ったら、そうではなかった。あらゆる人が同じことを言っている。

ただ、これを、上の記事のように、死神ガイトナーの方が、よい、という人もいるわけです。この辺を、某掲示板に書いたので、それをそのまま、貼り付けます。

−−−−−−−−−死神 VS 一大救済銀行期待論 の 戦い−−−−−−−−

市場が期待してるらしいものは、ひとつの救済銀行らしい 投稿者:昭和がめら@ガイトナー 投稿日:2009年 2月12日(木)11時04分56秒

どうも、そういうことらしい。結局、ガイトナーは説明が下手くそなので、集中砲火にあってる。やっぱりそうか、という感じだ。あのしゃべり方では、どう考えてもだめだ。

 どうも、見ていたら、あの日、みな、エコノミスト、コメンテーターなど、米CNBCの10人くらいで、わめいていたのは、必要なのは、ひとつの大きな救済銀行なんじゃないのか?という声が多かった。それがくれば、暴騰していたのに!と、かなり、残念がっていた。

 私も何となく、そんな気になった。日本の場合も、産業再生機構(調べた結果、あれだけ宣伝やったけど、あんまり機能してなかったようだ)とか、整理回収機構(1996年に設立されて、タイミング的にも正しかったのに、山一も長銀も、うまく処理できなかった)。テレビなどに出てくる、小泉−竹中型の改革で有名になった木村剛氏が率いた、日本振興銀行は、中小企業向けという触れ込みだったが、どうも、これも、調べた感じだと、あんまり、活躍してなさそうだ。

 日本政策投資銀行、これは、ダイエー救済で活躍したと調べると出てきた。でも、ホントはベンチャー向け融資とか、政府系のベンチャーというか、PFIという、第三セクターとか呼ばれる、要するに、政府がビジネスする場合の、金貸し屋だったはずが、ダイエー救済で出てきた。

 アメリカの場合は、1989年にブッシュ父の時に、かなり大規模な、当時のSaving & Loanと言われたS&Lという住宅系金貸し機関が、大量に破綻して、整理信託会社(RTC)というのが設立されて、一括処理で、これを恐らく、棒引きしたんだと思える。

 思うに、経験が長い人は、これを覚えていて、たしか1992〜1994年にも似たことが起きて、その時も、たしか、シティバンクがつぶれそうになって、当時、アメリカに住んでいたけども、銀行変えた方がいいんじゃないかとか言われていた。
その時は、アラブの富豪や、底値と読んだ、バフェットなどに救済されたと思ったが、

こういった、本気モードの、イライラが、死神ガイトナーに向けられている中、日本で、面白い意見を言っている人がいる。その人、野村証券の勉強家に見える、梅津政信さんという、野村研究所の トップ・アナリストさんで、

オバマ政権の景気政策は漢方薬

 タイトルの通り、ガイトナーとオバマのコンビは、漢方薬のように、ゆっくりと効くと言っているようだ。これは、当たってるかもしれない。言ってみれば、死神ガイトナーと、漢方薬オバマだ。

 アメリカの、やや一般向けの記事では、ガイトナーのことを、死神とか、悪魔のような見た目とか、本当にそういう表現が多い。私も、何かしら、恐いものを感じる。

 ただ、上に挙げたように、日本では、一見すると、小泉−竹中関係者が、政府主導で、りそな銀行など、色々やったように見えるが、実際には、外資など、民間が政府と、一緒に、裏世界で、やったんだろう。

 この辺は、いまだに、謎だったところが、あるように思えて、秘密裏にいつのまにか、三井と住友が一緒になったとか、2002年3月危機、といわれて以来、ああいうことが、驚くほど多かった。

 仮に、そこら辺が、外から操られていたというような、やや陰謀系を信じるとすると、きっと、ガイトナーも、一味だから、アメリカでも、秘密裏にやろうとしてるんじゃないか?

 だから、ああいう風に、なんだか、わけがわからないような演説をして、

 1兆ドル で救済する。

 ということだけは、いちおう言っておいて、後は闇の中で、特にCDSとか、住宅系CDOの類は、そもそも、最初から、闇の中だから、死神の役割には、最適というわけだ。

 ある記事では、なんで、死神に乗っ取られたガイトナーの方が、いいのか?

 というタイトルの記事まであった。内容は忘れたが、要するに、

 こういう巨大な問題は、ウォール街が望んでいるように、急激に、特効薬はなく、そう簡単に解決しないけど、とりあえず1兆ドルあるということで、詳細は何もないに等しい。1兆ドルのうちの、数%だけ何に使うとか、やけに細かいことだけ説明して、大きなところは、闇の中で、秘密裏に、それが、きっと、死神のやり方だろう。そうとしか思えない。
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 とまあ、こんな風に私は理解しました。ところで、今日は米CNBCで、面白いゲストが登場しました。かなり異例なことです。それについて、書いたのが、以下の投稿です。
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榊原さんが米CNBCに出てきた。 投稿者:昭和がめら@ガイトナー 投稿日:2009年 2月13日(金)00時25分16秒

かなり、異例なことだ。過去10年くらい、日本は失敗例として、Mr.Yenとして知られていた、かつては、すごかったとか、過去の産物のような扱いだった日本の、Mr.Yenならば、逆に、失敗したからこそ、何か、ヒントがあるかもしれない、といったような、思惑が急に浮上したんだろう。ありえそうな話だ。しかし、榊原氏の英語は、かなりのものだ。特に英語を聴く力というか、正確に、何を質問されているか?などの判断は、相当、いや、かなりすごい。ちゃんと、答えが答えになってる。さすがは、Mr.Yenと呼ばれただけはあるな。見なおした。

 でも、英語はいいんだが、結局、言ってることは、、、意外と、、まともだったな。たとえば、

「日本では、政府の対応が遅れた。アメリカも同じだ、ガイトナーが、今それを経験している。」

とか、

「アメリカはもう少し、はやめに、資本注入すべきだったんではないか?」と、

 そして、アメリカが最近、最後の望みのように、思っている中国に関して、「Mr.サカキバラ、中国が世界経済を救うというのは、ありえますか?」という質問に対し、

「中国は6%成長だけども、前年の(12%)半分であり、沿岸部の工場などは、次々と、閉鎖されていて、かなりの縮小が起こっており、中国がリードするというのは、無理があると思う」など、

 日本でテレビで出てくるときの、ふざけた感じが全くない。改めて、日本的な、外国に行くと、何かこう、緊張するというか、あの人も、やっぱり、普通の日本人なんだなあと、とりあえず、親近感がわいた。

 米CNBCでは、以下のリンクのように、放送したものは、ほとんど見れます。"Meet Mr.Yen"=ミスター円登場、といったところですかね。見なおした。英語力は、すごい。でも、やはり、榊原氏が言うように、

「日本で一番難しかったのが、政府と、どう折り合いをつけるか?」ということで、

 榊原氏の定義による、「ポピュリスト(大衆の味方のような意味)」が、そういった、迅速なプロセスを、邪魔することがある。

 というのは、かなり、まともな、アメリカをよく把握している発言で、リチャード・クーに続いて、FRBなどから、正式にアドバイザーなんてこともあるかもしれない。

 紹介では、IMFにいたこともある、元日本財務長官?サカキバラ氏もしくは、Mr,Yenとして親しまれている、サカキバラ氏に、ご登場願います。といった具合に、相当な、VIP待遇に見えた。ああいうところで、日本人が出てくるのは、相当、久しぶりではないか?と思えるが、

 かつては、アジア危機の時、榊原式(そのとき、Mr.Yenと呼ばれたようだ)で、日本独自で、円を基軸通貨として、アジア危機を救おうとし、

 当時、IMFで国家破産した、韓国再生担当だった、ガイトナーのような30代の若造に、自分の案を、アメリカ案に、置き換えられて、悔しかった時期が相当長くて、なんだか、例の調子で、皮肉っぽい変なオヤジになってしまったんだろう。

 どうも、この人の運気?は上昇気流にある。そう見える。そういうものは、顔に出る。かなり、気合いが入っていて、過去10年の冷遇のせいで、かえって、鍛えられて戻ってきた、かつての、Mr.Yen参上、大御所、登場のようなVIP扱いだ。これは、アメリカ内部のかなり上の方で、考え方が、リチャード・クー氏などの10年にわたる、宿敵バーナンキとの戦いに負うところが大きいんだろうな。

 時代は変わる。まさか、榊原さんが出てくるとは。死神も、年貢の納め時というか、そういう包囲網に今度は、自分が危なくなってるとか、そういう変な動きが、最近の、(ガイトナーの)突然ふってわいたような、脱税疑惑とか、死神呼ばわりなどを、メディアにやられて、とうとう、発言もおかしくなってきた。

 かつての支配者ガイトナーも、やはり、奢る平家久しからず、ということなのか!やはり、歴史から学ぶことは多い!ということなのか?
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 といったところでしたが、それとも、野村証券の、梅津氏の言うように、これは、ガイトナー・オバマ式の、隠れ蓑のような、漢方薬哲学的な、ゆっくりと、確実に治していく、ということである可能性もまだ、残っているとも思えます。

 あの一連の、周りくどくて、長くて、新鮮味がなかった、ガイトナー失望演説(ダウは、その後400ポイント急落)の中で、唯一、真剣に、真面目に言っていたのが、

「上院議員どの、こういった問題は、完全に解決しなければいけないのです。そう簡単に、救済案など出てくるものではありません。」

 という、この発言が、本気なのかどうか? かなり、ウォール街および、米メディアは、死神という名前までつけて、死神が本当に死神の役割をするのかどうか?相当な恐怖が、ゆっくりと、広がっているように見える。

 最近、アメリカのドラマでは、ややホラー系の、「Fringe」とかいう、境界性科学、要するに、オカルト系のドラマのような、かなり、どぎついものが、流行ってるらしい。YouTubeなどで、その、真似をしてるようなのが、増えてきた。今、米CNBCで、ゾンビ、という言葉が出てきた。まさに、彼らの、心理状況を、適切に表している言葉だ。CMのあとは、ゾンビの?について、、チャンネルは、そのままで、、と言って、今CMになってるが、

 しかし、榊原氏の英語は、なかなか見事な英語だった。あれほど話せる人は、そう簡単にはいないかもしれない。ここで↓、見れます。

Meet Mr.Yen

 されども、ガイトナーに期待するほか、選択肢がないのが現状だ。それとも、すでに、数多くの有名言論人が言っているように、終わるのでしょうか?死神は本物だった?ということに、歴史は書かれるのでしょうか?

 複雑な気持ちです。できれば、野村証券の、梅津氏の、「オバマ−ガイトナーは、漢方薬方式である論」を、信じてみたい。

 ちなみに、榊原氏の言ったことで、正直だなと思ったのは、

「日本の方が、かなりひどい状況になっているといえると思う、なぜならば、日本は、加工貿易国家で、アメリカの消費に依存しているからだ」

というあたりで、それに対し、

「アメリカの保守主義(バイ・アメリカン構想=輸入品でなく、アメリカ製品を買おうという、一連法案)に対して、日本では、どのように、怒りなどは、あるのでしょうか?」という問いがあって、

 榊原氏は、その質問の意味がわからなかったようだ。Pardon?(え?どういうことですか?)といっていた。そこがわからないとすると、英語力はあっても、だめだな。

 これは、どういうことかというと、最近、アメリカが中国に貿易などで、圧力をかけたところ、中国が怒りを込めて反発し、

 もし、アメリカが保護主義で、メイドインチャイナを追い出すならば、こちらにも、それなりの用意があると、ロシアと、ルーブル・元で、取引をするとか(今まではドルで決済していた)、場合によっては、米国の資産(米国債)を、徐々に減らしていく、など、要するに、アメリカの、コメンテーターは、日本も、同じように、脅しをかけてくるのではないか?と、恐れていたのである。

 それが、世界の常識的な、アメリカに関する理解だ。その程度のことも、榊原氏は、わからないのか?英語がわからなかったのか?やはり、あの人も、アメリカに雇われている単なる代理人スピーカーなのか?

 まあ、でも、ある程度まともだったので、よかったと思う、と思いたい。。

 ここら辺は、今後、ますます、複雑になっていきそうだ。相当、難しい。

 そういった意味では、死神ガイトナーが、あえて、皆の期待を裏切って、あんなに、内容がないことを、永遠と語り続けたのは、要するに、

 そう簡単には、解決しないのですよ!と、本気で立て直す気があるからこそ、ああいう風になってしまったのかもしれない。もしくは、やはり、死神レッテルとか、降ってわいたような、脱税疑惑などで、身の危険を感じて、恐ろしくなっていて、あんな風に、冷静さを欠いているのを、通り越して、少々、本来の死神ぶりを、発揮できなかったのかもしれない。

 一つだけ確かなのは、先週あったガイトナーに対する期待は、大きく裏切られたということだ。ただ、あの演説は火曜日だったが、明日は金曜日か?そろそろ、相場も、冷静さを、取り戻してもいいころだ。

 これは、ガイトナーの言うとおり、やはり、そう簡単には、解決しない、という、当り前の認識が重要なのかもしれない。私を含め、世界のメディアや、ウォール街からロンドン、東京を含めた、関係者たちは、「特効薬」に期待しすぎたのかもしれない。

 死神が、天使、に変わることは、おそらく宗教的には、ないが、ガイトナーには、死神で、終わってもらっては困る。

 ということで、このブログでも、これくらいしか、言えません。実は月曜日と火曜日、ガイトナー演説があった時、このブログは、なんと、過去最高の訪問者を記録していました。なので、何か言わないといけないと、色々と、趣味関係や、精神理論関係のブログやYouTubeなどに逃げていましたが、結局、書けることは、

 「そう簡単には、解決しない。」という、皆を失望させた、ガイトナーの言葉以外、何も言えない。

 なるべく期待しないでおこう。あの死神とまで言われる男が、そう簡単に、諦めるとは思えない。オバマにしても、このまま終わったら、男がすたるというものだ。初の黒人大統領の名声が泣くぞ。がんばってくれ。榊原さんも、気合いが入ってきたようだから、かつての、Mr.Yen時代のリーダーシップを発揮してくれ。どうも、帝国の方針は変わった。Mr.Yenは、期待されているようだ。まあ、中国の計算高さには、改めて驚いたが、それを知らないようでは、Mr.Yenの名が泣いている。

 私がいえるのは、最大限でも、これくらいでしかありません。これ以外に、私のようなものは、何がいえるというのか?

 この辺にしておきます。期待はずれで、残念です。








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2009年02月09日

以下は、某掲示板に、色々と書いたのを、まとめたものです。
第一部)から、第四部)という風に4つにわけています。

とりあえず、名づけて、「オバマ祭り後の世界」とかっこつけておきます。

第一部)日銀の当座預金、48%増の巻(+角栄さんの株の上げ方、儲け方)
第二部)ついに返済不能銀行、サムライ債(円建て借金)で起こるの巻
第三部)ガイトナー経済司令長官、次の一手(CDS市場の行方)
第四部)角栄さん赤字国債の話と、政府系発行紙幣とか、無利子国債について一言。


第一部)日銀の当座預金、48%増の巻(+角栄さんの株の上げ方、儲け方)

メモには

日銀、当座預金 48%増、日経、何年ぶり?2002?2003?3月?

 と書いてありますが、たしか、2002年の3月に、3月危機とかなり騒がれて、銀行がいくつか潰れるとか言われて、おそらく、緊急融資があったんではないかと思え、今回の場合は、麻生内閣が言ってるのが、どうも、銀行などの保有株の買い取りということで、アメリカの場合、サブプライム不良資産の買い取りっていうのをやってますが、アメリカの場合は、紙幣を印刷して、買い取っているわけですが、

 日銀は保守的なので、そういうことをやらないので、きっと、政府が、独立に紙幣を発行してでも、下がってる株で、銀行が危ないので、政府発行紙幣で買ってしまおうとか、そういうことを考えてるのかもしれません。

 田中角栄の時代に、山一危機というのがあって、その時、角栄さんは、特別なんとか機構というのを作って、山一が保有する株を、買い占めて、自らも大儲けして、あんなことやっていいのか?というような話があったらしいと、どっかで読んだ。そういう風にすればいいのに、どこかの誰かがの変な入れ知恵で、政府系紙幣の発行なんてことを思いついたんだろう。

 いずれにせよ、日銀当座預金が48%増というのは、異例であると思え、これは、大きな救済を意味する場合と、景気刺激のための、特別貯金のような意味がある場合が経験上というか、グラフとか統計で調べたときに、そうだったので、そこが、どうなるのか?注目してます。

第二部)ついに返済不能銀行、サムライ債(円建て借金)で起こるの巻

おお!はじまったか、アイスランド銀行「サムライ債全額返せぬ」 投稿者:昭和がめら 投稿日:2009年 2月 6日(金)05時05分48秒

【レイキャビク=土佐茂生】アイスランドの最大手銀行で同国政府に事実上国有化されたカウプシング銀行の管財人オラブル・ガルザルソン氏は5日、債権者説明会後に朝日新聞の取材に応じ、債務不履行状態に陥っている円建て外債(サムライ債)について「全員に全額返せると言えば、ウソになる」と話した。

 同氏は「債権者への支払いを最大限にできるよう努力する」としたが、どの程度償還できるかについては「今、答えることはほとんど不可能」と述べるにとどまった。同銀の資産評価について「2、3年たって市場が回復して初めて、資産がもっと正当な評価が得られる」とし、償還問題が長引く見通しを示した。

 カウプシング銀が発行したサムライ債約500億円は、同行が昨年10月に経営破綻(はたん)した後、利払いが止まった。同行側が全額償還が困難であることを認めたことで、焦げ付きが社会問題化する可能性もある。すでに京都市が全額出資する社会福祉法人「京都福祉サービス協会」が1億円分購入していたことが明らかになっている。
http://www.asahi.com/business/update/0206/TKY200902050395.html?ref=rss

 アイスランドは、近年の政策で、金融オンリー国家になろうとしたので、一番最初に火がつきます。サブプライムでも、最初に火がついて、大がかりな救済を政府が決断したのもアイスランドでした。(ただ、アイスランドは、環境という意味では、地熱発電などで、かなり先進国です)。

第三部)ガイトナー経済司令長官、次の一手(CDS市場の行方)

忘れる前にメモ 投稿者:昭和がめら 投稿日:2009年 2月 6日(金)14時04分43秒

昨日はどうも、久しぶりにまともなニュースが多かったようだ。そろそろ眠くなってきたので、寝ると忘れるので、その前に書いておこう。ここまで気合いが入ったのも、○○○先生と、○○先生の○○のおかげだ。感謝、感謝。なんでも、感謝。

1)昨日、ガイトナーが重要なことを決めたようだ。確定はしてないが、例の時価会計を、やっぱり、見送るらしいということで、これは、すでに、私が、以前、経済系日記で、ごまかし的会計制度を、3年間延長する(レベル3会計というごまかし会計制度が)ということで、書いたことがあり、もうすでに分かっていたことだが、改めて、新政権における、ガイトナーがハッキリと、そういったことは市場の安心につながったようで、昨日のアメリカの上げは、そこら辺が原因だったようだ。(後述:なぜかといえば、そういえば、その前の日くらいに、もしかすると、時価会計が復活するのではないか?という恐怖で、急落したことがあったからだ)。

2)あともう一つ、何気なく、付け加えられているガイトナーの発言は、いわゆる、MM銘柄なんてありましたが、あれは、買い手と売り手が両方いなくても売買が成立するという方式で、要するに誰かが買ってくれるんですが、そこら辺は、アメリカの場合、MM式になってる場合と、そうでない場合があって、特にCDS(倒産保険)市場なんかは、完全に、買い手と売り手がいないと成立しないので、去年のように、Write Down=損失計上(もしかしたら、もっと高く売れたかもしれない、、)ということがあって、結局は政府が買い上げるんだろうけども、さっき、前のノートをみたら、CDS(倒産保険)市場全体で(この数字>は、色々説があり、わかりません。最初のメモでは500兆円だったんですが、別のメモでは、4500兆円になってます。どれが正しいのか?)4500兆円???!とか書いてある。ホントかな。(ちなみに、ヘッジファンド市場の総額は、2000兆円程度といわれており、去年、1000兆円ほど、逃げたという噂があります。)

 仮にそうだとすると、いくら政府が頑張っても金額というか、市場規模が大きすぎて無理だ。なので、せめて、マーケトメイク式で、自動的に売れる(だれか=FRBかな?) が買ってくれるようにしてしまうという戦略だろう。ガイトナーらしい、おそらくそうだ。
 ちなみに、来週月曜日(2月9日の月曜日)に、大々的に、ガイトナーが演説することになってるそうだ。そこからだな。オバマ祭りは、今週までだ。それにしても、クリントンが来日する前に北朝鮮のミサイルの話がやっぱり?出てきたといったような陰謀論を考えてしまったりして?クリントン訪日は、いわゆる、ポーランドと同じ、ミサイルビジネスなのか、それとも、米国債売らないで、お願いよ!ということで来るのか?両方か?麻生さん、どうする? (ちなみに、副島隆彦氏によれば、ロシアは、米国債を全て売り払ったということらしい。そして、中国が売り出した時に崩壊するので、あらかじめ、そうなるように、中国が、仕掛けているとでもいう話らしい。

 ところが、ロシア政治経済ジャーナルの、北野幸伯氏によると、もう少し深く読んでおり、クリントンの役目は、中国に米国債を売らないでほしいと嘆願することなのだそうだ。以下の記事参照。
http://archive.mag2.com/0000012950/20090205193848000.html

 私個人の考えとしては、クリントンは、意外と日本には、いや、コメントを避けておこう。これは、来週(今は月曜日の朝5時だから、今週だ!!がはは。)、ガイトナーが演説して、クリントンが、日中訪問で何をするか?このあたりで、相場が大揺れするだろう。

オバマ祭りは、そろそろ終わりで、今週からが、本当の戦いの始まりといえるでしょう。

−−−−−−−ちょっとだけ、陰謀説な話、カリーニングラード−−−−−−−
ちなみにミサイル防衛という意味では、プーチンさんが、アメリカのポーランドにおけるミサイル基地に対抗して、長距離ミサイルを設置するといった、カリーニングラード(ウィキペディアへリンク)は、非常に特殊な位置にあり、もしかすると、年末年始に騒がれていた、ロシアで何かが起こるといいながら、起こらなかったのは、あの時言われていたのは、ケネディと同じ試練ということらしいから、ケネディといえば、キューバ危機>つまり、対アメリカのミサイル危機だったわけですが、こないだ、そういえば、なにげなく、ロシアは、この、カリーニングラードのミサイル設置案を一回、撤回したようなニュースがあったような。。それで、オバマは、ケネディの試練とやらを、逃れることができたのかもしれない。カリーニンググラードはプーチンさんの奥さんの出身地であり、経済成長も強く、ドイツ時代には、相当な数の数学物理学の天才を輩出した、おそらく、ユダヤ人の一大拠点だったと思います。<この部分は自信なし。でも、これは、褒め言葉。カリーニングラード出身の、有名な哲学者カント、大物理学者オイラー、そして、現代数学の父、ヒルベルト、など、あんな小さな地域から、こんなに有名な人が出てくるとは。信じられん。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 以下の記事は、上に書いた、ガイトナー系のニュースの元記事です。
http://finance.yahoo.com/news/Bank-stocks-rebound-on-hopes-apf-14272211.html

第四部)角栄さん赤字国債の話(別のブログから少しだけ直して、転載。内容がこっちだから。。精神・宗教?系ブログから転載)

 前回の日記で、中国の田中角栄的な政策と書いた、中国版の、(列島改造論のような)地方と都市部の不均衡是正政策である、「西部大開発」を説明するのに使われている、中国らしい、四文字熟語を紹介しておきます。なかなか、面白いです。

南水北調:南にある水資源を、北に送る計画
西電東送:西で作られる、水力発電などの電力を東の沿岸部の大都市に送る。
西気東輸:西に多く存在する、天然ガスなどの資源を東に送る。
青蔵鉄道:資源の宝庫とされる、チベット地域と、東側を、鉄道で結ぶ(すでに完成:逆にこれが、最近のチベット動乱の原因になったともされている)。

 日本では、列島改造論でしたね。ダムとかも増えて、原発も増えました。川はきれいになりました。道路もたくさんできました。ただ、それは、同時に田中角栄氏が、戦後初めて発行した、赤字国債が資金源であり、今では、それが800兆円になろうとしています

 こういう場合、なんというか、どっちが正しいのか?かなり、難しい問題といえ、正直言って、最近は、まったくわからなくなってきました。


−−−−−−−−−−−−−−−−−最後に−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ところで、政府系発行紙幣で株を買い上げるとか、無利子国債とか、おかしな発想が出てきました。私は、これは、恐らく、何か仕掛けられているのではないか?と疑っています。そこに引っ掛かったら、おそらく、もう、二度と戻れない。決して、騙されないように。借金を、新しい借金で補うというような発想は、必ず失敗するのです。特に覇権国でもない限り、ほとんど100%失敗する。私はそう思います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



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2009年01月28日

以下の内容は、精神世界という別のブログに書いたことですが、政治経済の話なので、一部だけ、書きなおして、こっちにも書きます。思想・社会系のブログにも同じのを書こうと思います。

 久しぶりに、溜めておいた、録画した、日本の社会問題系のNHKなどの番組をみて、なんだか、わからなくなってきた。やはり、ああいう問題からは逃げることはできないんだろう。

結局、不況と、外国人労働者、外資系、派遣労働者といったあたりが、相当なレベルの社会問題と化しているということで、不況については、わかっているが、

問題は、派遣法の改正が4月にあることで、グッドウィル事件(不正な派遣が驚くほど多くあった。特に福利厚生は、無いに等しかった、これは、違法らしい)。

そういう意味で、専門職でない分野に派遣されて、骨を折っても、保険が効かないとか、色々あるわけですが、この辺は、実際に私が知ってる人で、しょっちゅう、仕事が変わる人がいて、その人は、前から、派遣は悪くないと言っていて、特に田舎などで、職がないような地域では、大いに助かるんだそうだった。

都会で、一流企業といわれているようなところにいると、わからないのかもしれない。

ただ、よくわからないのが、年末年始の例の「年越し派遣村」について、相当な、賛否両論があるようで、あんなものは、前からあったとか、やらせに違いないとか、ああいう人はホントに仕事がないのか?とか、意外と、知性が高そうな人が、そういう疑問をなぜか、怒りとともに、ぶつけているように見える人がおおく。

どうも、どこかで、現実と真実?の食い違いが起こっているようだとしか思えないのだが、

色々な、あんまり人がやりたがらないような、大変な仕事を、若い人ならば、なんとか、やりきれるが、40代とか、場合によっては、60−70歳くらいのおじいさんが、土木作業などで、重い砂利などをへとへとになりながら、2年くらい前だと思ったが、真夏の超炎天下で、あのままだと、死んでしまうのではないか?と本気で心配になったが、自分の不甲斐なさにさいなまれることしかできないといったら、変な表現になるが、それが事実だ。

40代くらいにしても、派遣に来ている人は、最近では、妻や子供がいる人もいるようであり、妻だけならば、ともかく、子供がいる場合は、これは、大変なことだと思えてきた。そういう意味では、相当な世間知らずである私は、あれこれ、いう資格はないと思うが、

グッドウィル事件が起きた時には、派遣業というのは、昔の日本には、アルバイトとか、フリーターという、おそらく、当時の感覚では、正社員になれるのに、なってない人という風に思われていたと思うのだが、最近の場合は、どうも、違うように見えるのだが、前述したように、やらせだろう、とか、ホントは仕事あるはずだ、とか、怒りを込めて、言っている人が結構いるので、どっちが本当なんだろうか?と、非常に不安になる。

なぜかというと、ここ1年くらいで、倒産した会社は山のようにあり、そういう真面目だった正社員が、派遣業に、駆け込み寺のように殺到しているらしく、ハローワークなどでも地方では、朝から行列ができる場合があるそうだが、あれが、嘘であるとは到底思えないのだが、いったい、何が起こっているのでしょうか?

ところが、この派遣法は、今年の4月に原則、廃止となるようであり、そういう場合に備えて、法律的にOKであるらしい、請負業という形態ならば、実質的に派遣であっても大丈夫らしいとか、そういうことらしいが、

こういうことが決まったのは、おそらくまだ景気が良かったころの話であって、今のような大恐慌になりかねない場合は、逆に今こそ、派遣業のような職務形態がないといけないような気がするのだが、

 そもそも、こういう議論は、どこから出てきたかといえば、日本で、人材派遣業が、認められるのは、80年代後半だと思ったが、非常に限られた分野で、専門性がかなり限られた分野だった。

 ところが、90年代後半から2001年くらいに、たてつづけに、介護から、工場労働者、技術者まで、派遣業が、適応可能となった。最初のころは、当時は、今にも劣らない、いわゆる失われた10年、最後の3年間のようなときだったので、派遣業というか、基本的には、同じような概念である、ワークシェアリング(一つの仕事を3人で分けるといった発想)といわれた、オランダ型の雇用形態が理想の答えなんじゃないかといって、政治経済メディア全体で、そういうのを、推奨していて、私も、そうじゃないか、と思っていた。

 実際に、そういうところに登録している人から話を聞いた限り、しょっちゅう、派遣先が変わるという点で、いろんなことをやるんだなあ、と、ただ、ただ、感心し、その行動力の力強さに感心しっぱなしでしたが、その人が言っていたことで、最も印象的だったのは、

これのおかげで、相当、経済的に助かっている人もいるんだ。

 という話で、地方の場合は、特に、そうだそうで、地方自治体は、毎年、政府から、合計37兆円とも言われている(ホントです。これを知らない人は何も知らないに等しい)、色々な道路予算とか、市町村の役員の給料から、補助金という名前の失業手当が、あって、なんとか村、といったような、畑と老人しか存在しないようなところでは、そういう手当という名前の生活保護がない限り、70−80歳で、田んぼをやったりするのは、やっぱり、無理なわけで、追い打ちをかけるように、安い輸入米とか、アメリカ産の大量生産式で価格競争力がある米などに勝てないとか、

 農業の給付金などで、なんとかして、価格競争力を維持してきたのに、小泉−竹中改革などで、地方の予算が削られた結果、とうとう、農地が、耕作放棄地、といわれる、捨てられた田んぼになったりしており、以前、私が読んだ週刊エコノミストの特集では、日本は、農業給付金という意味では、先進国で、自給率が高い、フランスや、アメリカ(両方とも、自給率100%以上)などに比べると、相当、冷遇されているとのことだった。あれでは、地方経済がすさむのも、仕方がない。

 そういうところは、けちっているくせに、道路だけは作るという、例のパターンになっていて、どうして、こんな風になっているのだろうか?と、不思議でならない。

 地方の財源が減らされると、彼らは道路事業は残すが、病院などは閉鎖するとか、水道料金を上げるとか、市営バスを廃止するか、バスの運賃を2倍にするとか、そういう、本末転倒なことをやり続けている。第二、第三の夕張市が出てくるのは、時間の問題にも思えるが、麻生総理が、大恐慌になりえるということで、突然、小泉−竹中改革以前の、97−98年などの、アジア危機や、山一・長銀倒産劇など、あの金融危機以来の、大きな財政出動として、不況対策、特別別枠(だと思う)、25兆円だったか?あの、中国でさえ、2年間で45兆円の財政特別出動を決定したが(ちなみに、どうも、今の中国は、70年代の日本の田中角栄氏の時代を経験している、と思える。今回の石油ショックが、中国にとっての第一次オイルショックであり、田中角栄時代の狂乱物価であり、それを、大々的な、公共事業で、ちょうど、田中角栄氏が行ったように、都市部に集中していた、資本、いわゆる、人、モノ、金、を、上海や、沿岸部から、西部、中部などに移動させるという明確なビジョンを今の中国は持っている)。

 アメリカも、去年の70兆円の、金融機関の救済基金(TARP、日本では、金融危機安定法などと言われるようだが、最近では、バッドバンク構想とテレビに出てくる、なんとか教授とか、なんとか経済研究所とか、そういう人たちが言っているが、要するに、TARP=ダメで大損したアメリカの金融機関を負債+借金棒引きする案などだが)、

 それ以外に、オバマ政権が、通そうとしている、次の一手としての法案は、80兆円くらいの、中国と同じような、財政出動、いわゆる、公共事業的な、無理矢理な、雇用創出もしくは、景気刺激策だが、ようやく、そういう意味での実務家たる、ガイトナーが、税金払ってなかった問題で、危うく、全て、おじゃんになりえそうだったが、それも解決し、ようやく、こういった、「大きな政府」政策には、基本的には反対である共和党が、ようやく、オバマの提案を受け入れる気になったようだ。(しかしながら、共和党というのは、戦争経済という意味での大きな政府には賛成する、石油産業とか、軍需産業などとつながっているからだ)。

 少々、話が世界に飛んでしまったが、本来のところは、わからないが、なんだか、日本だけが、対応が、速いとか遅いとかではなく、本気なのか、疑わしいようなところがある。

 やはり、このような学校秀才が支配するようになってしまった、悪い意味での先進国になっている日本は、そういった国がたどる運命を免れないのだろうか?この辺をまともに理解しているというか、理解する能力がある人でも、アメリカに対しては複雑な思いを持っているので、とうとう、アメリカが壊れた!と、やや興奮してしまうらしく、困った問題だが、日本の景気は、戦後は、基本的には、アメリカと連動しており、特に朝鮮戦争以来、アメリカの軍需産業の下請けとして、大成長してしまったような有名な大企業などもあり、町工場などでも、そういうところも結構あると思う。

 頼りの自動車産業も、派遣切りを行わねばならないくらいだから、その下請けの、部品会社などで、中国に工場を移動したり、地方に工場を移動したり、もしくは、いまだに、東京都内や、大阪府内で、がんばっている、そういう町工場系の、職人技系が多いところも、結構、きついと思いきや、こないだ、面白いニュースがあって、大手企業をリストラされた人材が、中小企業に喜んで迎えられる場合もあるそうだ。

 数年前までは、そういった、無能といっていいと思える人事によって、韓国や中国など、アジア企業に、人材を奪われて、結果として、彼らリストラされ、奪われた優秀な人が指導したアジア製品に負け続けているという、マヌケなことをやってきた、日本の人事関係者だが、

 もう、彼らはあてにならないのは、昔からわかっているわけで、そもそも、80年代まで存在した、終身雇用制とか、株式持ち合い制など、第二次大戦中もしくは、戦後に生まれ、日本を繁栄に導いた方式は、いくら、今は追いかける側から、追いかけられる側になったからといって、あそこまで、持ち合い解消、と念仏のように繰り返して、アメリカ式の、株主のために存在するような、従業員軽視の、会社形態をやってしまったもんだから、今では引けなくなっており、それで、最後には、経費削減という意味で雇ってきた派遣労働者も、切り捨てとなって、いずれ、正社員も給料減額とか、そういうことになっていくんだろう。

 しかし、仮に小沢さんが、政権を握ったとしても、こういう現実問題が、小沢さんが、どれくらい分かっている人なのか、どうしても、よくわからない。

 はっきりいって、私はこういうことは、結構、去年などは、調べていたんだが、あまりにも、心が痛むので、去年の秋くらいから、アメリカの金融危機ばかりに目がいって、悪い意味で、忘れていたというよりか、アメリカの悪い方を見て、日本の悪い方からは、逃げてきたように思え、不甲斐なさを感じざるをえず、色々と、逃げてきたようにも思えるが、久しぶりに、そういうのを、色々と、見て、かなり深刻な思いになってきた。

 特に今年の4月から、禁止になる、派遣法の場合は、あれがないと、食べるものでさえ、ないという人が実際にいるそうだから、生活保護をもっと、アメリカとかのように、月6万円(アメリカの場合は、失業証明ができれば、月600ドルだったと思う。フランスとかも似た感じらしいが)とか、はっきりとした形で提示しないと、彼らは、不安のあまり、どうにかなってしまい、異常な事件などを頻発に起こしかねず、第二、第三の、秋葉原事件のような、異様なことでさえ、ありえるとも思える。

 私が不思議でしょうがないのは、派遣問題を、やらせ問題であるとか、ホントに仕事がないのか?というようなことを言っている人が、意外と知性が高そうな人が言ってることで、彼らのイメージでは、どうしても、不真面目なフリーターとか、ニートであるとか、そういう風にしか思えないんだろう。

 ちなみに、私が衝撃を受けたのが、大阪府などでは、例の橋下知事のもとで、公共経費削減などで、清掃業の人まで、職がなくなるケースがあるという話で、これはもう、本末転倒もいいところで、それなのに、道路財源は、維持するとか、地方交付金(17兆円とか、間接的には+20兆円とか、毎年)などは、維持するとか、これは結局、田中角栄氏が、あまりにも、当時、都市部に集中していたのを、徹底的に、なくし、地方の活性化を、弱者救済の名のもと、ちょうど、今の中国がやっているように、東京や大阪に集中していた、工場や、大学などを、都市部から追い出し、地方へ移動させるために、通した、様々な法案が、行きすぎてしまい、それにすがる、地方自治体から、霞が関の役人などがあまりにも増えてしまって、そういう人たちを敵にすると、安倍さんとか、福田さんのように、あっという間に辞めさせられてしまうということなんだろうと、妄想しているが、麻生さんは、大恐慌という名のもとで、なんとか、そういう、既得権者の利権を維持することに成功したように見える。

 ただ、そこまで、政府が肥大化しているというのは、やっぱり、世界的に見ても、前例がないような規模であり、かといって、いきなり減らすわけにもいかず、こないだまで、そういう日本を批判していた、アメリカや、何もしないでも、高度経済成長だった中国も、積極的に、財政出動し、大きな政府をやっているので、こないだまでの、竹中−小泉路線でやろうとしていた小さな政府などは、とっくの昔に、どこかへ、消えてしまったようだ。

 勘違いしている人が多いように思えるが、確かに小泉竹中路線は、おかしいところが多かったが、彼らがやりたかったのは、日本国の借金800兆円を、少しでも減らす、ということだった。それ以外で、郵政民営化とか、本質的でないところを、色々とやったので、ここが、皮肉としか言いようがないのだが、本来、そういう民営化で、一儲けしようと考えていたらしい、外資系およびアメリカの政府の、そういう作戦が、アメリカが金融危機に見舞われることによって、どんどん、郵貯を攻めるどころか、日本で持っている資産を、なんとかして、売り払って、借金づけで、大赤字で困っている本国に送金して、こないだまで、左ウチワだった、日本の外資系金融機関も、かなり状況は厳しいようだ。

 まあ、結局、歴史は繰り返すということだったんだ、と、私なりに、ある種の、経済的な悟りのようなものを感じるようなことが増えた。悟りなどというと、いきなり信憑性がなくなってしまうが、それ以外の表現が思いつかなかった。

 とりあえず、4月に廃止になるらしい、派遣法は、今のような状態であるからこそ、再び、その実質的な効用が、議論されるべきであるとも思え、もしくは、どうせやるならば、かつての、終身雇用的な、護送船団方式とか、ああいう時代のものを復活させて、英米系の株主だけ超重視の、部分的にしか物事の効率を考えない、ビジネス・スクール形式の論者には、撤退してもらって、かつての持ち合い制度や、財閥・系列など、アメリカが日本を潰すために、悪い噂を流し続けて、日本が自主的に廃止してしまい、それを指導していた大蔵省をも含めて、廃止されてしまい、最後には、金融業界も乗っ取られて、ものの見事にやられたわけだが、そういう日本の良かったころの諸制度を復活させるのは、相当、難しいことに思えるが、

 もう、だいたい、答えは出ている。あとは、要職にある人たちが、自分を犠牲にして、プライドを捨てて、恥を覚悟で、心を入れ替えることができるか、なのかもしれない。

 地方自治体は、勇気を持って、夕張市のように破産宣言してしまった方が、かえって、気が楽になる(もしくは、実際に生活が良くなる)場合も考えられる。

 この辺については、アメリカの場合も、カリフォルニア州などは、かなり危ないという噂も、ちらほらと出てきている。

 破産と破綻は、違う、という話をご存じだろうか?破産は、破産申告をすれば、何とか助けてもらえることになっている。ただ、「破綻」は、本当に終わってしまっていることを意味する。夕張市が行ったのは、「破産」の方であって、「破綻」ではない。

 この辺が、派遣などを有効活用して、経費削減などといって、合理的にやってるように見えるわりには、そういう世間体的な事柄にだけは、世界一と言って間違いなさそうな敏感さとプライドを持っているのが、この国の本性であり、実はそれが、普通であり、文化でもあるので、それを乗り越えるのは、やっぱり、日本流に、今までもそうだったが、一回、だめにならないとわからないのかもしれない。

 この国の不思議さは、一回ダメになった場合にのみ、何でも許されてしまうようなところがあり、それを、待っているように見えないこともない。

 でも、そういう先送りをやっている間に、次々とやられていく、かつての、武器弾薬が底をつき、無謀な突撃しかできなかった、悲しく哀れな日本軍の戦士のような、そういう人が増えているのを、あえて、無視しているのか?私が勘違いしているのか?勘違いしているのかでさえ、よくわからないように、変な方式で、情報がよくわからないようになっていて、そういう意味では、今までは元気だったはずの2ちゃんねる系の発言者達も、さすがに、問題が大きすぎて、沈黙をするほかないのか?最近は、2ちゃんねる、という言葉を聞くのが減ってきた。

 とりあえず、久しぶりに、本当の問題を、自分が理解している範囲で、だが、真正面から受け止めてみた。そしたら、書かずにはいられないというか、書かないと混乱してしまうので、書いている。

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2009年01月16日

鳥インフルエンザには、不思議な特徴があるということを、NHKの大変わかりやすい最新科学に関する番組「サイエンスZERO」で、数週間前にやっていて、

すごいんだな〜。

としか思わなかったんだが、最近あまりにも株価が下がるので、やっぱり、オバマでもダメなのかな?戦争をやって、景気を良くするという、アメリカが覇権国になってからやってきた、第二次大戦で、あまりにも成功して、景気回復を成し遂げたので、その習慣から抜けられないのだろうか?と道徳的な意味でも悩んでいた。ちなみに、前から、どこかで使おうと思っていた、最終兵器ともいえる、チャートをご覧にいれよう。



これは、見ての通り、1929年の大恐慌から4年くらい下がり続けていた株価が、

1933年に、当時の大統領であった、フランクリン・ルーズベルトが、ニューディール政策と呼ばれる、政府主導の、大規模な、雇用対策としての公共事業を行った結果、しばらの間、株価は、戻り、チャートを見る限り、1937年くらい(ヒトラー軍事政権が誕生するあたり)までに、いわゆる「半値戻し=暴落した全体の半分くらいは戻すという意味」まで戻った後、横ばいが続き、1941年に、あの、真珠湾攻撃があった直後、突然、アメリカは、超戦争経済に突入し、信じられないような景気回復を遂げることになる。それまでは、アメリカのことを、超大国などという人はいなかったが、戦後の世界では、誰もが、アメリカを超大国と呼ぶようになった。

これは、いかに、戦争経済というものが、驚くべき性格を持っているのかを示す、恐ろしい例だが、戦争というものを考えるとき、必ず、このチャートを思い出してほしいと思う。戦争の本質とは何なのか?最近でいえば、ITバブル崩壊のあとに、イラク戦争直後に、反転した、アメリカの株価は、どういう意味があったのか?

そういう風に、色々と考えると、逆に、自らの力のなさというか、庶民の悲しさしか感じられないという側面もあるけども、平和国家日本としては、いわば、宗教のような意味で、これらの事柄を考えて、それで、それを前提に、人生における選択をするのが、正しそうに思える。

私は近いうちに、何かあるのではないか?と想像しているが、できれば、そういうことがないと思いたいが、、日本の景気は戦後はずっと、アメリカの戦争と連動してきたという事実がある。なので、これは、複雑すぎて、解けない問題のようなもので、苦しいばかりだ。胸が痛む、というほかない。

しかし、そんなアメリカでも、90年代は、日本潰しという意味もあったけれども、IT革命で、景気を良くするというのに成功したことがあった。

そもそも、大恐慌の原因になったのは、逆にいえば、1920年代に、19世紀後半から、20世紀初期に誕生した、言ってみれば、「電気革命」が、産業として、それも、民需産業として、花開いたのが、1920年代であり、当時、最も上がる株は、ラジオの会社の株だったのだ。当時の人にとっては、ラジオこそが、未来だったのである。なので、ITバブルがあるならば、ラジオバブル、という言葉があってもおかしくないが、当時は、その他にも、レコードとか、電気扇風機とか、電気掃除機とか、無線通信とか、電話の普及など、驚くべき、「電気革命」が起こっていて、それが、1920年代の、電気バブル、を生み出したと思える。

しかし、やはり、バブルは常に行き過ぎてしまい、崩壊する。そして、上記の図のようになったわけだ。

そこで、私は、何かないのか?と思って、電力革命?があるのではないか?と思って、そういうことを、この日記に書いたこともあった。電力革命というのは、いわゆる、クリーンエネルギー革命もしくは、環境革命みたいなものだ。オバマ政権の宣伝文句だった。

しかし、実際には、これは、ほんとの話ですが、最近、アメリカの産業の中で、唯一、雇用が増えているのは、実はこれは、80年代から、ずっと、そうなんですが、バイオ産業なんです。

私がいたアメリカの大学でも、電子工学とかは、いいんだけども、日本などとの競争が激しいから、仕事が確実にあるかわからない、という学生がいました。

それとは反対に、金融と、バイオの世界は、これから新しい時代になるから、きっと、職探しや、就職活動といった意味では、きっと困らないんじゃないか?とか、

いや、選挙は、きっと、ブッシュ(父親)が負けるだろうから、クリントンのブレーンのゴアは、情報スーパーハイウェイを作るといってるし、そういう電子工学系の予算を大幅にアップするなどと言っているので、シリコンバレーはすぐ近くだし(私のいたところは、バークレー)、といいながら、実際に、シリコンバレーの有力企業に就職できるような人は、学部卒では、ほとんど無理で、私の周りでは、電子工学系の専攻でもっとも成績がよかった、フィリピン系アメリカ人の人が、どうも、シリコンバレーから、まるで野球選手のように、前もって、契約金までもらって、誘われているらしい、などと言われていました。

結局、その後、アメリカは、冷戦が終わって、軍需から、IT革命や、金融革命、そして、バイオ(DNA)革命という風に、90年代を、乗り越えましたが、

ブッシュの時代になると、また、元の戦争経済、そして、住宅バブル(ブッシュ父親のときも、住宅バブルがあった)と、元に戻ってしまいました。

こういった経緯からして、次は、オバマだから、民主党は、内需が好きで、戦争が嫌いな傾向があるので、そっちなんじゃないか?と思っていたんですが、今回ばかりは、本来ならば、やってはいけない方向へ、いく可能性があるとも、、考えられますが、、

私は、バイオじゃないかと急に確信を持つようになってきました。それは、鳥インフルエンザの研究がもたらした、非常に興味深い、その、特徴が、何かしら、革命的な事柄を起こすのではないか?また、精神的な意味での薬にも、大発展があるのではないか?と思っており、ほんとは最初に出そうと思っていた、鳥インフルエンザの驚異的な特徴について、説明します。ホントにすごいです。

鳥インフルエンザは、何種類あるのか?ご存じでしょうか?そもそも、何種類なんて、どうやったらわかるんだよ!お前、アホか!(笑)という感じだと思います。

しかしながら!現実は小説よりも奇なり?だったか、

144通り

と決まっているんです。ホントにそうらしいんです。びっくりしましたか?もう知ってる?う〜ん。

これは、驚くべき発見だと思えますが、鳥インフルエンザのウィルスは、基本的に、1種類のウィルスが、144通りに化けている、ということなんだそうです。

この144という数字がどこから出てきたかというと、皆さん、テレビのニュースなどで、よく見ると思いますが、今度のインフルエンザは、H5N1であるとか、H9N1であるとか、よく見ると思いますが、このHというのと、Nというのは、鳥インフルエンザウィルスについている、突起状の、タンパク質のことで、

Nは、NAというもので、9種類あり

Hは、HAというもので、16種類あるようです。

なので、全部で、9×16=144通り、あるそうです。

驚くべき点は、過去の、大インフルエンザである、スペイン風邪、香港風邪などは、全部、この144通りのうち、どれなのか、わかっているということです。

たとえば

1918年 スペイン風邪=H1N1 世界で4000万人死亡、日本では40万人。
1957年 アジア風邪 =H2N2 これは、カモからブタを経由して人間に達した。
1968年 香港風邪  =H3N2

となっており、過去の統計を見ると、30年くらいに一度、こういうのが発生するらしく、それは、もしかすると、太陽の黒点運動が、11年周期で起こったりしますが、30年周期とか、200年周期などという説もあったかと思えますが、そういうときに、ちょうど、特定の型のウィルスが発生しやすくなる、という可能性は十分にあります。(もちろん、人為的に、陰謀論的なシナリオなどもありえますが)。

しかし、やっぱり、144通りなんだ。とわかっていて、中には自然に存在しないものもあり、それを人工的に、すでに作ってあって、ワクチンのために、用意することができているそうです。去年、北海道の大学がそれを達成したそうだ。世界の他のところも、後を追うだろう。

私が驚いたのは、そのようにして、インフルエンザまで、そんな風に分析できてしまうほど、現代生物学は、進んでいたのか!というところです。これは、ものすごいことです。私はそう思いました。

ちなみに、インフルエンザの予防接種というのがありますが、そういうのは、H3N2(香港風邪:1968年)とか、H1N1(スペイン風邪:1918年)などのワクチンなんだそうです。何かしら、歴史的に重要な年と、若干、重なっているように見えるのは、気のせいでしょうか?

いずれにせよ、こんな風に、常識的(一般人という意味も含めて)知らなかった人ならば、

そんなに進んでいるとは知らなかった!

と思うのが、一般人的な反応だと思えます。私もそういう一人です。あとは、やっぱり、脳内物質の研究とか、そっちの系統も、きっと、大躍進がありそうだと思ってますが、

もう一つは、やっぱり、あの、ES細胞とか、クローン技術など、やはり、アメリカの労働省のトップが言っていたのですが、唯一、雇用が伸びているのは、バイオであるというのは、きっと、本当でしょう。シンガポールなど、そういう最先端に敏感な国は、国家方針として、バイオ産業を後押ししてます。すでに彼らにとっては、ITなどは、過去のものなのです。ITはインドにやらせておけ、といった具合でしょうか?

なので、アメリカが、ビック3問題などに、あれほど冷淡に見えるのも、きっと、本心では、自動車は、日本車でいいじゃないか、と思っているのかもしれません。そのへんは、よくわからないですけど。

ただ、80年代から、そうだったんです。アメリカの若者で、やけに、バイオ関係の仕事に就いている人が多いな、とか、学生でも、バイオを専攻している人が異様に多く見え、アメリカは、もしかすると、電気工業などでは、日本などに負けて、バイオで勝負する気なのかな、と思ってました。ところが、IT革命で逆転劇がありました。

なので、そういう風潮は、80年代からあったというのが、当時6年くらい、高校生から大学生という、恐らくですが、大人としてアメリカに行った人にはわからないような、若者の現実のようなものが、私にはよく見えていたように思えるのですが、

やはり、どう考えても、バイオや、DNAや、ウィルス学から、こないだの、光るクラゲでノーベル賞なんていうのもありましたが、ああいう世界は、まだまだ、宝の山のように見えます。

恐らくですが、オバマの頭の中には、道路や橋をつくるといったような、公共事業か、太陽電池とか、風力発電などで、環境の公共事業、といった考えはあっても、バイオで、国を再建する、という発想は、おそらく、今のところないでしょう。

90年代前半の、クリントンは、とりあえず、日本の力をなんとか弱める作戦として、技術レベルは持っているが、生産コストなどで負けてしまうので、戦略として、アメリカが、台湾や韓国と組んで、日本を、電気産業という意味で、技術的に挟み打ちにする、という、かの、秦の始皇帝もやったことがある、挟み打ち作戦で、日本を弱体化させようと試みていたようですが、

意外と、日本は、強かった。そこで、彼らは途中から、マイクロソフトなどに、もっぱら、ソフトで攻めるようにという方針に自然と変わっていき、最後には、金融で、大打撃を与えるということで、とうとう、やられてしまった、という感じだと思えるんですが、

まあ、90年代の失われた10年というのは、日本の固有問題もたくさんありましたが、アメリカのそういう戦略も、相当、日本には、痛かったと思え、なんとかして、経費削減しなければ、挟み打ちにあって、勝てないので、それが現在の派遣問題などにまで、つながっているんでしょう。

2003年くらいから、今度は日本が、中国と組んで、逆に、韓国と台湾などを挟み打ちにするとか、そういう裏技もできるようになりましたが、アメリカは、ソフトウェアの分野で、インドと組むことによって、更なる効率をあげようなどとやってるうちに、だんだんと、めちゃくちゃになってきて、最後には、金融で、世界を牛耳るのが、一番よさそうだと気づいて、それにのめりこんだ結果、今の惨状を生んでいるんではないか?と、大きな流れとしては、そんな感じでしょう。

彼らも人間ですからね。やることは、だいたい、人間らしいんです。

だとすると、やっぱり、バイオじゃないか?と思えるんですけどね。

去年発見されたことで、私が最も驚いたのは、iPS細胞というのもありましたが、それよりも驚いたのは、骨髄液(こつづいえき)に含まれる、幹細胞というのを、骨髄から得て(骨髄という骨の中に液体の骨髄液というのが入っています。それを、注射器で抜き取るのです)、大量に培養液で増殖させ、その抜き取った本人の、普通の血管に注射して、体内を血液とともに回らせると、

なんと!脳梗塞による、脳の破損が、なくなってしまった、という実験結果が得られているのです。通常、脳梗塞が、たとえば、右脳で起こった場合、脳梗塞というのは、血液内の、固まってしまったカサブタのようなものが、脳の中でつまってしまったりして、その脳の部分が機能しなくなることをいうのですが、それが、どうも、骨髄液に入っている、幹細胞というのは、そういうところに到達すると、新しい血管を作るように何らかの命令を出すらしく、結果として、そこに「迂回ルート」のような
新しい血管が誕生し、その部分の脳の機能が、復活し、上記の右脳で起こった場合は、左半身麻痺になって、一生歩けなくなり、リハビリ治療などしか方法がなかったんですが、

これは、まだ、実験(臨床)段階ですが、これが、もし、うまくいけば、日本の場合は、脳梗塞でしたが、ドイツの場合は、心臓発作の方で、これも仕組みは同じで、心臓の末端の細い血管などが、詰まってしまい、機能しなくなるという、いわゆる、心臓発作のようなもので、その場合もやはり、同じことが起こり、新しい血管が、「迂回ルート」のような雰囲気で、心臓の機能を復活させ、何の副作用もなく、元気にサッカーなどをやっていましたが、

日本の臨床試験を受けた人も、こないだまで、確か2年くらい、だったか、歩くことさえできなかったのに、左半身麻痺だったと思いますが、それが、完全に、元に戻って、山登りなどに行くと言っていました。

これは、例のトカゲのシッポが切れても、また生えてくる、というのと、おそらく、原理的に同じで、どうして、人間の骨髄液の中に、そんなものが存在するのか?謎のようですが、もしかすると、そういうことが可能ならば、不老不死になってしまうかもしれません。ホントに。

まあ、不老不死は行き過ぎだとしても、少なくとも、そういった意味での、産業としての、バイオが、景気を救う、というくらいは、あってもいいんじゃないか?と思えるんですが、

どうも、世の中の一般的常識人が、この辺まで、情報についてこれていない。

アメリカとか、シンガポールのように、追い詰められた国は、最先端でやっていくしかないので、バイオで雇用を増やそうとしているのが、いわば、草の根的な動きであり、そういう草の根的な動きの方が、必ず勝つことを、歴史は示していますが、

何か、異様な勢いで、異様な自信と共に、書いてしまっていて、自分でも変なんですが、バイオ革命、なんていっても、あんまりインパクトありませんが、

最近、バイオでも何でもそうなんですが、こういった産業というのは、

実は、分析装置の、精度が、モノをいう。

という、あまり、語られることがない、重要な側面があります。あのクラゲの光のおじいさんが、なんでノーベル賞をとったかというと、あの光のおかげで、驚くほど、多くのバイオ的な現象が、いわゆる視覚化=「見える化」するのに、信じられないほど、大貢献しているからなんです。

上記の鳥インフルエンザのウィルス検出方法にも、ああいう、蛍光たんぱく質がつかわれており、蛍光たんぱく質を使うと、今まで、4−6時間かかった分析が、5分くらいで出来るそうです。

このさい、非常に興味深い現象は、蛍光たんぱく質というのは、ウィルスなどがあると、それに、吸着する性質があるそうです。おそらく、脳の中とか、神経細胞とかでも、よく、最近は、見える化、が、当り前になってきていますが、あれも、同じ原理でしょう。南部博士も偉大ですが(質量の起源を発見した、と私は理解している)、あの、下村博士も、そういう意味では、最初の一歩を築いたという意味では、かなりすごいかもしれないとも思えます。あの光るタンパク質を、応用して、成功したアメリカ人が、その他2人の化学賞の受賞者だったようです。

この分野では、そういう凄いことが、探せばいくらでもあるのですが、最後に、RNAというのが、ウィルスの場合、関係ありそうということで、NHKの番組で言っていたことと、合わせて最近の動向を説明すると、

ウィルスというのは、どうやって、増殖するかというと、細胞に、ドッキングするような雰囲気で、細胞の中に、自分のコピーを増やすような命令を出すらしいのですが、それを、増やす役目を持っているのが、RNAというもので、DNAが設計図とすれば、RNAは、製造所というか、工場でしょうか?それで、ウィルスや、普通の体内の色々な物質も、どうやら、増殖するようです。ミクロな世界で、コピーを作るのです。

そこで、また、すごいことを考える人がいるもので、RNAiといって、そういう、悪性のコピー(なんだか、海賊版みたいですが)を増やすRNAの機能を、止めてしまうような、別のウィルスのような小さな構造物を、細胞に組み込ませることによって、悪性のコピー屋である、RNAの働きそのものを、ターゲットをしぼって、やめさせようとする、とか、

日本の鳥インフルエンザ対策のワクチン研究などでは、通常、悪性ウィルスを攻撃して、撃退する、igE抗体、というのがあって、それが、風邪薬とか、花粉症などとも関係しているのですが、igE抗体というのは、

Y

のような形をしているようなんですが、Yの文字の左上の部分だけが、有効であることがわかったそうであり、そこだけ、増殖させて、撃退するとか、もう、まるで、爆発のような、バイオ爆発?のような、バイオ・ビックバン?

なんだか、世の中、そういうことらしいですよ。ホントに。

で、日本は、、研究分野では、おそらく、世界でも1,2位を争うくらいのレベルだと思えますが、産業として、それが、育ってないようなところがあります。

そこで、彼らアメリカ人は、いつも、そういうところに、集中して、という、民主党の伝統的やり方というか、そういう世界があると思え、なんだか、この文章を書こうと思ったときから、急にワクワクしてきたのですが、今はもっとワクワクしてきました。

でも、これだけ書いても、やっぱり、戦争なのか?

・・・・・・・・・・・・・

と思うと、しばらく、沈黙するほか、、なんといっていいのか、よくわかりません。

できれば、バイオ革命で、世界の景気が上向けばいいなと思うようになりました。







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2008年12月30日

以下、ほんとは、もっと、きちんとまとめて書こうと思ったのですが、そのままの方が、かえってわかりやすいかも、などと考え(うそ)、そのまま、メモってきたところを貼り付けます。英語だったり、文脈が変なところは、できる限り、治しました。その前に、ひとつだけ、恐ろしい話を、いちおう、ここに書いておきます。これも、さっき、書いたことですが、、、

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ところで、ロシア政治経済ジャーナルの北野さんが言ってる、バイデン次期副大統領の、予言、知ってますか?
「1月21日くらいに、ロシアで、オバマにケネディと同じ試練が問われる。そういうことが起こることを、私は、「保障」します」。

というものです。1月21日というのは、FOMCの日あたりかな、当然、大統領就任式の日でもあると思ったな。過去の暴落は、日本でいうと、節分天井(節文のあと下がるという意味)アメリカだと、1月FOMC天井。そういうことが多かった。

(以下、今追記した)
 ちなみに、「節分天井、彼岸底」ということわざがあります。こういうことです。
これを知らないようでは、株をやってはいけません??

節分=2月3日 (天井)
彼岸(春)=3月終わり(底)
彼岸(秋)=10月くらい(底)
(追記、終わり)

 週刊新潮だったけども、なんと、元国務長官のパウエルも、同じことを、「保障する」と言ってる。1月21日とハッキリと言ってる。こりゃ、いったい、何が起こってるんだ?ブレジンスキー(オバマのブレーン、冷戦時代からロシア専門家らしい)が総指揮官なのか?

てなことを悩んでいたら、イスラエルが、ハマス(イランから支援されているとされる)から攻撃を受けているので、イスラエルいわく、「パレスチナ人をハマスから守るために爆撃している」そうだ。

 そこで問題なのは、「保障されているロシアのどこか」が、どこなのかだ。最近、実は、プーチンは、天然ガス版OPECのようなのを作った。これは、危険ですねえ。恐いですね。

 さらには、欧州への天然ガスパイプラインの通り道で、鉄鉱石埋蔵量1位、穀物収穫高はやろうと思えば世界一とされる、ウクライナを通るパイプラインをめぐって、値上げに対する支払いがされてないとし、制裁金および、ガス供給停止予告まで行った。

 しかし、私が気になっているのは、カスピ海の地図をみると、イラン、グルシア、ロシア、アゼルバイジャン(グルシアの横)、ウクライナ、トルクメニスタン。とあるが、

このトルクメニスタン、たしか、中国とパイプラインを作る予定だった。実は、トルクメニスタンは、天然ガス4位。
1位)ロシア
2位)イラン
3位)カタール
4位)トルクメニスタン

私には、トルクメニスタンが危ないといえる。確か、あ!チェチェンは、グルシアの真上だ。しかも、カスピ海まであと少しで手が届く位置。それとも、パイプライン北ルートのベラルーシ>ポーランドで、ベラルーシか?もしくは、ウラン世界2位、石油もしかしたらベスト10とかいわれている、カザフスタンか?(追記:あの、マイヤヒー、マイヤホーというポップバンドは、このへんにある、モルトバという、昔、ユダヤ人が、多く住んでいたという国出身です。このモルトバは、今気づいたんですが、結構、ありえるかもしれないと思えてきた)。。。

以下は、周辺国の一部の地図です。
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2008/09/20/3775647

(第二部)
FRBのバランスシートの微妙な変化 投稿者:がめらthe破れてる男 投稿日:2008年12月 6日(土)13時52分42秒

FRBの、バランスシート(FRB帳簿)のURL
http://www.federalreserve.gov/releases/h3/hist/h3hist1.txt

を見たところ、あれ?というのがありました。この表の、左から5番目のMonetary Baseというのが、ドル発行総額(今までどれくらい印刷してきたか総量のようなもの)、左から2番目と7番目の、non-borrowed reservesというのが、FRBの、TERM AUCTIONと呼ばれる、格安ローン=金利が低い、いわば、タダで貸してくれるようなFRBローン(ウォール街用語では、FED DISCOUNT DOOR=FRBの激安窓口などと言われているようだ。)を通じて、匿名性(<これホント。今日はじめてしった)で、ローンできる制度で、ダメダメ大損金融機関が、FRBが、特別に準備している預金から借りている金額というか、書いてある数字は、その残高のようなもの(厳密には違うらしい、現在調査中)。

↑ここまでは、12月6日くらいに書いたもの。もっとまとめてからと思ったが、上の、TERM AUCTIONというのが、実は、結構、難しい代物で、日本では、ターム証券貸出制度という、これもおそらく匿名性かな?があるんですが、それは、TSLF(上記のやつはTALF)というので、このアメリカのやつは、TALFといって、似てますが、TALFの方は、緊急時のためのものであり、これが、先週くらいだったか、きまったんですが、1年間の特別措置だったものが、3年間に延長され、さらに、FRBから、TALF方式で金を貸してもらう場合に、担保として、預け入れる資産のレベルを、いわゆる、CDOなどのサブプライム系の分野で、さらに門戸を広げる、というようなことを言ってました(米CNBCだったと思う)。
(以下は、また、元に戻って、12月6日くらいに書いたものです。)
(追記)文章が飛んでしまったので、もう一度書くと、これが、以下に説明されている、
FRBの、バランスシート(FRB帳簿)のURL
http://www.federalreserve.gov/releases/h3/hist/h3hist1.txt

 左から2番目と7番目のnon-borrowedというやつは、一年くらい前まで、万が一の場合の特別貯金として、プラスだったのが、最近、マイナスになって、マイナスがどんどん増えていて、私も含め、もしかすると、FRBは、ついに、金が底をついたんではないか?などと騒いでいるアメリカ人ブロガーなどもいたようですが、そういう意味ではないらしい。

 いずれにせよ、今回、特筆すべき点は、これが、初めて、マイナス幅が減った。ということです。これは、きっと、大きな意味がありそう。

ちなみに、以下の図は、田中宇氏が言うところの、FRBが印刷しているドル紙幣の量を示していて、今年になって、30%も増えた?(まじっすか?)と田中氏が言っていた、セントルイス連銀が発表している、MZMと呼ばれる、おそらく、ドルの印刷量の変化です。911の時とか、最近、急に増えているのがわかります。また、最近、下落に転じていることから、もしかすると、棒引き用に、印刷した、何百兆円かもしれない、印刷は、一回、終わりということなのかもしれません。すみません、長くなってしまった。これが、その図。

前年比を%で表したもの=変化率、であり、絶対量ではありません。絶対量は、一直線に45°の角度で、増え続けています。


(第三部)
---------ヘッジファンドの解約?(手じまい?)=Redemption?でいいのかな?-----
最近、ヘッジファンド・リデンプションという言葉がよく、米CNBCで、出てきます。

これは、要するにこういうことです。(backsidekameiの汚いメモ帳より)

☆$1Trillion left in 2008=100兆円、2008年度、ヘッジファンドから資金が流出した。(追記:今気づいたが、後述する数字と違ってますね。どちらが、本当なのか?そこがわからない限り、意味がない情報かもしれない。残念)。

☆ヘッジファンド業界全体
 $2.08Trillion=200兆円 

●Redemption and Liquidation Outflows=解約?+手じまい?による資金流出
=$233Billion=23兆円。

●Performance Losses=資産運用における損出額=$183Billion=18.3兆円。
 
●●Not quantitative easing like Japan(日本のような、量的緩和ではない)
日本:Liability side(負債の部)
米国:Asset side(資産の部)

この最後↑●●のところ。どういうことかというと、これは、ある組織の帳簿を
つけるときに、バランスシートというのを使って、どれくらいの財務状況であるか
を示すのですが、バランスシートがわからない人は、私でもわかった、以下のサイトを
是非とも参照してください。
http://kw.allabout.co.jp/words/w000451/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88/

ここで、このメモったことが意味するところは、その時の司会者が言うには、日本型の量的緩和は、負債の部(借金の方)に、量的緩和(要するに金をつぎこむ、この場合、棒引きか?)したのに対し、アメリカの量的緩和は、資産の部(不良資産を含む、資産に金をつぎ込む=サブプライムなども含む不良債権の価値を意図的に上げる)ということだそうだ。
しかし、これには、少々、というか、かなりごまかしがあり、実際には、アメリカは、負債の部の方は、今年1年中かけて、棒引きしまくっていました。なので、これは、バランスシート的な、超両建て、バランスシート経済学的には、、ほとんど、完璧な、少なくとも数学的?には、今後、うまくいけば、今のところ、これをやってしまえば、どんなダメ会社でも、超優良企業と同じバランスシートになる(と思う)。

92年くらいの時の金融危機のときも、似たようなことがされたというような話を聞いたことがあるが、、詳しくはわからない。まあでも、ここまでやるとは、やはり、アメリカは、拳銃と原爆の国だ。もしくは、困ったらルールを変えることに関しては、何とも思ってない、他の国には、無茶苦茶な注文を出す(ちなみに、そういう注文に、ほとんどの国は逆らったり、無視したりします。日本は、恐ろしいほど、そういう注文通りに、まるで、、、なんというか、、例えようがありませんが。。)。。

ということで、最後に、とりあえず、最近の著名投資家の言葉を紹介しておきましょう。

ウォーレンバフェット氏:中国は今後10年は、安泰でしょう。

ジムロジャーズ氏:商品相場(原油とか、穀物、金など)は、今は下がっているが、そのうち上がる。

ジョージソロス氏:ヘッジファンドは、Redemption(解約?)や、LOSS(損出)で、75%Shrink(小さくなる)するだろう。
−−−−−−−ホラー系のおまけ−−−−−−−−−−−−−−−−−

衝撃!? 月に金はあるか??!!

最後の最後に、金もしくは、ゴールド、同じ意味ですが、ゴールドが話題になってますね。

つまり、世界共通通貨である、アメリカドルが、危険=>金を買うべし(なぜならば、金は、有限で、希少価値が、永遠に変わらないから)

となってますが、空想家であり、ある程度現実的である私は、あることを想像して、とても怖くなりました。

こないだ、日本の「かぐや」が、一生懸命、ハイビジョンで、月の映像を撮影していたとき、

同じ時期に打ち上げられた、中国の月探査衛星は、おそらくですが、月の表側だけを標準に何かを探していたと思えるのですが、公式発表では、

ウランなどの、鉱物資源を月において探索した。

となってます。ところで、皆さん。金やウランなど、重金属は、宇宙のどこからやってきたのでしょうか?それは、何に含まれていたのでしょうか?答えは、、

隕石

ですよね!?では、もう一つ。月はなぜ、地球に対していつも同じ面(ウサギの絵)を見せているのでしょうか?答えは、

ウサギの面の方が、重たいから。

です。なんででしょうか?何で重たいんでしょうか?なんで中国の衛星はそんなことを調べていたんでしょうか?

地球上にある、イリジウムという重金属のほとんどは、地球に積る色々な層の、とある、一層に、ほとんどが凝縮して、存在しています。その地層の年代を調べた結果、なんと!恐竜が絶滅した時期と一致しているのです。つまり、地球の重金属は、隕石が運んできたのです。

さて、上の方で、私はこんなことを書きました。

「アメリカドルが、危険=>金を買うべし(なぜならば、金は、有限で、希少価値が、永遠に変わらないから」

真冬のホラー小説でした。そういえば、月の表面って、やけに、、、

はたして、どうなのか?

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2008年12月12日

前の日記でも書いたが、GM問題というのは、GMの子会社である、GMACという、自動車ローン会社が、ちょうど、サブプライムローン会社のように、低所得者向けに、大盤振る舞いで、自動車ローンを組ませたので、それが、大借金となって、親会社である、GMをも、倒産に近い状態にまで、追い込んでいるというのが、このビック3問題というのの、本質であると私は前から思ってます。

そこで、彼ら、自分のこと(アメリカ自身)を守ることに関してだけは、ルールを変更するのが、得意中の得意である(なぜかというと、誰も他の国が文句を言えないから。悲しいけど、、、これ、、げ、、)。

そこで、彼らが、考えついたのは、主に、銀行業もしくは金融業にしか適応できない、70兆円+新規80兆円の超棒引き型、金融危機脱出作戦(TARPといいます。TARPです。覚えておいてください)を、GMACという自動車ローン子会社に適応できるようにするために、

GMACに、「銀行という資格」を与えるということが、2週間くらい前に、非常に目立たない形で、発表されました。ほとんどメジャーなニュースにはなってません。こういうことを、なんで私は知ってるかというと、夜通し、体を壊すほど、起きて、ケーブルテレビで、米CNBCを見ているからです。なんで、自分がそんなことをやっているのか、よくわかりませんが、とりあえず、中国株などを持っていて、心配だから、だけども、僕でないと、わからないようなことがある気がして、慈善事業のつもりでやってます。なかなか、やりがいがある慈善事業だと思います。

こういった、思いあがったような文章は、無視していただくとして、

一昨日、実に深刻なニュースが出ました。それは、メジャーなニュースになっている、昨日、GMなどのビック3救済案が、アメリカ上院を通過しなかったというニュースではありません。

冒頭に述べたように、問題は、自動車ローンの子会社GMACの方だと私は考えているのですが、一昨日(昨日=ビック3救済案通過せず、ではなく。その前の日。)、ちらっと、出てきたニュースなんですが、以下のようなものでした。

GMACが、「銀行という資格」を与えられるためには、あと、3兆円足りない。

という短いニュースでした。これは、おそらく、非常に重要なことで、一回、銀行になってしまえば、TARP合計150兆円(実際には、金融危機救済用70兆円とオバマ政権ぬ向かうと思われる残り新規80兆円で、おそらく、公共事業など向け)とか、FDIC救済プラン140兆円(3回くらい前のブログを参照してください)があるので、簡単に救済できるはずなのです。

GMACの赤字は、3兆8000億円だそうです。それを消すために、「銀行という資格」を持とうとしたのですが、なんと、法律のどこかに、最低条件が書いてあったらしく、それによると、結果として、あと3兆円足りないんだそうです。ところが、誰も、助けてくれそうになく、このままだと、だめそうだというところに、

さらに、上記のニュースの翌日(昨日、木曜日)、アメリカ議会の下院は通過したものの、上院の共和党の議員が、ビック3救済案を否決しました。

これには、ちゃんとした、まともな理由があります。反対した共和党代表の人が言うには、こういうことです。現在のGMグループ全体の借金は、5兆7000億円であり、今回の、通過しようとしている、ビック3救済案は、1.5兆円でしかない。

5兆の借金があるのに、1.5兆で、それをビック3で、3つにわけるなんて、最初から無理がある。というわけです。まったくもって、反論のしようがない、といったところでしょうか。(しなしながら、つなぎ融資、という延命措置という意味ならば、ぎりぎり、1.5兆円で、足りるという試算があったのではないか?とも思えます。)以下の黒字倒産という話は、そういった、つなぎ融資が、いかに大事であるかを説明するために、書きました。
----------------------------黒字倒産と、つなぎ融資----------
そこで、私はよくわかりませんが、GMのような会社でも、最近日本で起こった、黒字倒産という考え方があるんですが、GMの場合は、赤字ですが、これは、どういうことかというと、いわゆる、資金繰りが、間に合わず、本来だったら、毎月入ってくるはずだった、給料が、一か月だけ、滞ったために、帳簿上、債務超過に、たまたま、前期に、巨額投資などをした場合、破産申告しなければならないという、法律的な欠陥のようなものがあるらしく、GMや、日本で黒字倒産した会社は、後一か月もてば、、という風に言われているわけです。日本の場合は、もうすでに、黒字倒産が、今年急増しており、それに対して、金融対策として、日銀による、中小企業への緊急支援や、政府や、財務相もしくは、銀行などによる、なかば、強制的な、貸し出し政策を決定しました。これで、おそらく、日本の黒字倒産(例として、色々なマンション会社など)は、しばらくは、なくなるんでしょう。
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しかし、GMは、黒字ではないので、もし、倒産したら、赤字倒産ですが、意味合い的には、「つなぎ融資」というのがないと、法律上、つぶれなくてはいけなくなってしまうということがあったりするらしいのです。なので、そこら辺を、どうにかして、上記の2つの問題
1)GMAC を銀行にするための、あと、3兆円足りない問題
2)1.5兆円救済法案を否決した、上院議員のいう、5兆円赤字とのギャップ問題

ここを、アメリカが得意な、「やばくなると法律を変更させる(びっくりすることに、たまに、そういうことは、2,3日で、いつのまにか、変わっていたりすることがあるようです)」という、いつものやり方でやればいいんでしょう。

おそらく、そうなる。と思っていたんですが、以下に述べる、5分くらいでわかる、CDS入門というのを、読むとわかるかもしれませんが、もしかすると、GMの倒産を願っているという、人がいる可能性もあるのです。これは、恐ろしい仕組みです。恐怖マンガより、ホラー映画よりも、恐ろしい話です。かなり危険な話です。当然、私が間違っている可能性もありますが、、、、判断は、ご自分で、お願いします。

実は、CDSという商品は、「掛け捨て型 倒産保険」であるらしい、とわかってきました。これは、ストレートに言ってしまうと、

ある会社が、つぶれた場合にのみ、大儲けできる

というシステムです。恐ろしいものです。これは、生命保険のような、自分や、家族のための保険ではなく、あたかも、他人や、他人の家族が、死ぬと、お金が入ってくるともいうべき、自分でも、書いていて、頭がおかしくなるような、きちがいじみた仕組みであるらしいと、私は理解するようになりました。

以前、ベアスターンズが、つぶれそうになったときに、ベアスターンズの代表が、わが社を、わざと潰そうとしている、悪意がある集団がいる、と言っていたのは、おそらく、CDS市場で、ベアスターンズが、つぶれると、お金が入ってくるという保険を持っていた人達なんではないかと思われ、後少しで、大儲けだった悪質な人たちが存在していたと考えられ、しかし、神様がいるのか?いないのか?ベアスターンズは、JPモルガンに吸収されました。

これで、彼らの、「他人の不幸で、保険金が入る。。。」というもくろみは、崩れたのです。

しかし、そのあと、次から次へと、大損決算が続き、いくらなんでも、住宅バブルだけで、こんなに損出が出るのだろうか?と不思議に思っていたのですが、

仮に、最初に書いたように、このCDSという代物が、「掛け捨て型」である場合、いったい、月々、いくらくらいなのか?もしくは、一括払いなのか?わかりませんが、

たとえば、リーマンブラザーズが倒産してから、世界的に何兆円〜何十兆円以上の金が吹っ飛びましたが、それくらい、存在感があった会社の、倒産保険があったとすると、それは、いくらぐらいだったんでしょうか?

いちおう、CDS市場というのは、そういった情報を管理しているウェブサイトなどがあり、ブルームバーグ端末や、MarkItというネット上の情報屋で、各会社の、CDSの利回りや、値段などが、ついているらしいので、調べられるはずだと思いますが、

結局、問題は、おそらくですが、次は、あそこが、つぶれそうだ、とわかったら、金の亡者たちは、だったら、その会社の倒産保険を買っておけば、万が一、倒産したら、大儲けだ、とばかり、そういうのに殺到した可能性があり、ところが、リーマンブラザーズを除いて、全て、政府や、大型金融機関に、救済されてしまった。

そこで、問題が、この倒産保険が、「掛け捨て」であるところです。つまり、倒産しなければ、おそらく、戻ってこないわけです。

仮に、そういう倒産保険が、1口、数兆円?だったとしたら、そんなものを、「掛け捨て」で買った金融機関があったとすると、もう、言葉も出ません。

こういう風に考えると、ようやく、なんで、GM問題が、あんなに長引いているのか?とか、なんで、リーマンだけは潰したのか?など、色々と疑惑が浮かんできます。まさしく、地獄絵図のような、信じがたい光景としか言いようがありません。

私は、これを、最初に思いついた時は、信じられませんでした。なので、きっと、勘違いだろうと思っていたのですが、どうも、本当にそういうことなのかもしれない、と思い始めており、仮にそうだとすると、上記のような恐ろしいというよりか、もう、何もかもが、壊れてしまうような、狂気としか言いようがないようなことが起こっていたのかもしれないとも思えてきて、ここ数日、頭が変になりそうで、頭が痛いです。

ちなみに、日本でもCMをやっている、アリコの親会社でもある、AIGは、最も多くの資本注入で救済されましたが、それは、おそらく、AIGは、「大手総合保険」でもあるので、膨大なCDSがあって、もしかしたら、リーマンから買わされていたとか、そういう裏話系の、陰謀系の話も、ありえるかもしれません。そうでも考えないと、つじつまが合いません。もう、頭が痛くて、おかしくなりそうです。ホントに。

以上は、過去1−2週間、考えたことのまとめで、以下は、そもそも、どうやって、CDSなどというものが、誕生したのか?など、誕生秘話、および、上記の文章の下書きのようなメモです。おまけとして、バーナンキと、リチャードクーの、東西経済学者の、10年の戦いも、少しだけ書いておきました。

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メモおよびご報告 投稿者:がめらthe破れてる男 投稿日:2008年12月 5日(金)09時23分8秒

CDSの正体をつきとめるため、色々とメモってきたんですが、CDS=掛け捨て倒産保険、が基本というのがどうやら、正しい定義なんだと思いはじめています。

ということは、リーマンは破綻したから、関連CDS(倒産保険)を持っていた人は大儲け。ところが、リーマン以外は、全部救済されたから、全て、価値ゼロ(追記:会社が存続した場合、おそらく、価値はゼロにはならないでしょう。しかし、「掛け捨て」である場合は、当然、倒産しない限り、戻ってこないわけです)。これが、おそらく、かなりの割合で、大赤字決算の理由になっていそう。

いったい、リーマン倒産保険なんかは、一口いくらくらいだったんでしょうねえ。まさか、数兆円とかだったりして。

前に、いつも新鮮な情報を出す、新光証券の瀬川さんが、最近、リーマンの、CDSの、スプレッド(10年債などの利回りとの差)が、数百BPS(1BPS=0.01%)ロケットのように上がっている図を見せていました。

(予備知識:ひとつだけ、覚えておけばいいのは、スプレッド(基準となる米国10年債の利回り)と、どれくらい、利回りの利率が離れているかの計算方法で、0.1%ならば1ベーシスもしくは、1BPSなどといいます。1%ならば、10BPSです。それで、スプレッドが大きくなる、もしくは、急変した、とか、急騰した、などと言われている場合=売れなくなっている=要するに、かなり危ないという意味で使われます。


---------注意:ここのゴールドマンとCMBSの話はCDSとは関係ありません------
今回、ゴールドマンが上場以来、初の赤字だそうですが、原因は、CMBS(商業用不動産のCDOのようなもの、いわば、住宅系CDOの、商業ビル版)での大型損出で、これは、先週の日経ヴェリタスや、以下のサイトにその異常ぶりが図として表わされています。
http://ftalphaville.ft.com/blog/2008/11/19/18418/the-cmbs-crash/
これ↑下の方に、恐ろしい形のチャートが載ってます。
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追記:注意2)CDO と、CDS は全く異なるものです。CDOというのは、「何でも証券化商品」です。住宅ローンを取り立てる権利、を証券化したのが、住宅ローン系のCDOです。もしくは、クレジットカードローンを、とりたてる権利も、CDO(証券化)できたり、なんでもありという意味では、その権利をまた、2段階で、さらに証券化するとか、それと、日本の金融機関に人気がある、米国債などと、混ぜて、毒入りギョーザではないですが、具がいっぱい入っているのを、勧められて、喜んで買ってしまって、その大損のせいで、本来の顧客であるはずの、地域中小企業などに、貸し渋りが起こって、前述の黒字倒産が起こったり、と、もはや、めちゃくちゃなことが、外国であるはずの日本で、起こっていたりしたわけです。ところが、今度のCDSは、他の会社が倒産する場合の保険ですから、これは、もう、犯罪的としかいいようがないというか、他人が殺された場合に儲かると、いうと、例えがあまりにも、むごいですが、そう考えてしまうと、私のように、ほとんど、頭が狂いそうになります。
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(下書きの続き)
 でもって、CDSで調べていたら、なんと、やはり、、日本にもあるんですね。個別企業別のが、これを見る限り、スプレッドが、どんどん上がっているので、ここに載っているような会社は、かなり危険なんだろうと思うことにしました。
http://www.j-cds.com/jp/index.html

では、アメリカのたとえばGMの、CDSはどうなってるかというと、瀬川さんがいうには、11500BPSという、見たことがないようなすざましいチャートになってるようです。これは、BPSが上がる=売れなくなってる、ということかと思いますが、この辺を調べようと、かなり、調べたんですが、上に乗せた日本版CDSのような、無料ページがなく、ブルームバーグ端末か、MarkItという情報屋の会員になると、見れるらしい。う〜ん。どうしようか。。高そうだ。無料トライアルはあるんですけどね。

でも、これが、わかってしまうと、空売りとかする場合に、かなり役立つということなんだろう、などと思ってます。

さらに、おそらく、逆CDSのような、逆倒産保険のようなのも(=CDSを空売りする?)もきっとあって、そこら辺が、ぐちゃぐちゃになって、わけがわからなくなってるんじゃないかと推測。もし、政府によると救済で、倒産保険が価値ゼロになったとすると、今年、相次いだ、救済=倒産しなかった=逆に大損する=そういったものを持っていた金融機関の業績が悪くなるというような、本来の、相互保険というような意味での、CDS市場として機能してない状態が今でも続いているんでしょう。
(追加補足:そもそも、最初は、お互い、仲間同士を守るために、他の会社が倒産した場合に、助け合うという意味で、他の会社に保険を賭ける、というのが、誕生のときの意味合いだったようです。それが、いまは。。。)
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以下は、もっと深い話。そもそも、CDSは、どうやって、誰が作ったのか?というような話です。

いちおう調べてること、小まとめ 投稿者:がめらthe破れてる男 投稿日:2008年12月 3日(水)05時45分4秒
前?クリントン政権で、通った法律である「商品先物近代化法」=CDSを可能にした。

CDSとは、「掛け捨て」×「倒産保険」=倒産すれば儲かる、倒産しなかったら、価値ゼロ(会社が存続する場合は、ゼロにはならないと思いますが、かなり価値が減ると思うのが自然だと思います)。

上のCDSの定義で、ようやく、なんで、こんなおかしなことが起こっているのか、見えてきた。CDOは、単に、あらゆるものを証券化したもの。

 これら、CDO、CDSなどの元凶である「商品先物近代化法」を法案として通し、この法案の、もう一つの申し子であったエンロンの代表者を、奥さんに持つ人!!その人は、グラススティーガル法(銀行は証券やっちゃいけない法、もしくは順番が逆)をも廃止しました。すべての元凶を作った、その男の名前は。。

Phil Gramm 議員とその奥さんでありながら、あの悪名高い「エンロン(破綻した、世界中が大損した)を率いた、Wendy Lee Gramm(ハワイ系と韓国系アメリカ人の混血らしい、アメリカのウィキぺディアにて)。。ようやく、こちらの方の、真犯人は、見つかった。

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 以下に書いたのは、下書きに大幅に手を加えましたが、内容は、
タイトルに書いた、「米国債、売り切れ=金利ゼロ問題」という内容です。

 米国債が、売り切れるほど、売れている、という大問題が引き起こしている諸問題について、かなり難しい話です。

FRB次の一手は、微妙だ。 投稿者:がめらthe破れてる男 投稿日:2008年12月 5日(金)19時18分1秒

 FRBが、次の一手ということで、妙な提案をしています。最近、世界の金融機関は
いわゆる
 「質への逃避」という名目で、

=米国債を買う、

 ということに、実質的にはなってしまっています。(追記:昔からそうですが、じゃあ、その安全だと思われている米国債が紙になったら、どうするの?と、過去10〜20年くらい、言われてきましたが、とりあえず、今までは、大丈夫でした)。

(予備知識: 債券とは、企業や政府などがそれを発行して、金融機関や個人に買ってもらい、資金を調達するための紙きれ、ですが、いちおう、普通の金利よりも、かなり良い条件の、利回りがついていたりします。その代わり、あんまり売れなくなると、値段が下がり、逆に、利回りが上がるという変な現象が起きます。というか、債券というのは、誕生したときから、そういう仕組みになっています。米国債も同じです。)
 
 そこで、最近、問題になってるのが、世界の代表的金融機関が、当り前のように、買っていた、カリフォルニア州債とか、今までは、普通に買ってた、ファニーフレディー債(政府系の住宅ローン債券)とか、ごく普通の社債(GMが発行する資金調達のための、利回りが良い債券など)などもリーマン以後、急に恐くなったらしく=売れてない、その結果、あらゆる種類の債券のスプレッドが、ここ3か月で、いきなり上がった、ということなり、要するに、米国債以外は、ほとんど、売れなくなっていて、どうしよう!そのような債券の発行者は悩んでいるわけです。

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(追記)昨日12月12日、カリフォルニア州の債務が、一週間で、3000億円増えたというニュースが、米CNBCで、報じられました。いったい、どうやったら、そんなことが起きるのか、ますます、わけがわからなくなりましたが、もしかしたら、上記のような、カリフォルニア州債などが、まったく売れてないのかもしれません(もしくは、逆に、1週間で、3000億円、新規のカリフォルニア州債を発行した=3000億円、債務が増えたということなんかもしれません)。ちなみに、カリフォルニア州は、アメリカでもっとも、税金、面積、人口なども多い州の一つであり、重要だと考えられており、2−3週間前に、シュワルツネッガー知事の必死の訴えで、政府から、数千億円、超特別融資があったと記憶しています。
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 一番問題なのは、住宅関係の債券(いわゆるサブプライム系の債券や証券化商品(CDO)ですね。農林中金が、6兆円くらい持っていたとか、まあ、6兆円全部が、サブプライムとは想像したくもないですが)で、これも、当然、敬遠されているので=売れてない、スプレッドが上がる。

 すると、住宅系の債券の利回りが上がると、自動的に、住宅ローンの金利が上がるらしく、いくら、バーナンキが金利操作(主に利下げなど)しても、逆に、どんどん住宅ローンの金利が上がっていく、というのが原因で、さらに、ローンが増えるという悪循環に陥っているらしい。(追記:しかし、不思議なことに、住宅ローン金利が少し下がったというニュースが昨日あった。もしかすると、それは、前回か、その前の日記に書いた、政府による、高い金利で困ってる人を助けるために、より金利が低い、政府系の住宅ローンへの乗り換え可能にする政策、というのが、すでに実行されはじめているか、事前に、それを察知して、住宅ローン金利が下がっているのかもしれません)。

 バーナンキは、利下げ+ドル紙幣を印刷しまくれば、不況でも、自然と金が回ると思っていたらしい、でも、リチャード・クー氏などが言っているように、日本のバブルでもそうだったように、バブルは崩壊すると、人々は、借金返済に追われたり、買い物に慎重になったりするので、金融政策(金利を下げたり、ドルを印刷したりする)では、ほとんど効果が表れず、

財政出動(簡単にいえば、公共事業のようなもの全て)

 をやらないと、無理だというのが、リチャードクー氏の理論で、バーナンキは、そんなおかしな話があるはずがないといったり、だったら、日本は、ずっとゼロ金利にしないとだめだとか、日銀は何を考えてるんだ、など、または、日銀は馬鹿だ!などなど、過去10年くらい、色々とぼろくそに言っていたそうですが、勇敢で聡明な、リチャードクー氏は、一歩も引かず、バーナンキは絶対に間違っていると、10年くらい喧嘩していたらしい。日本的に考えると、なかなかできるものではない行為です。名前は中国系ですが、日本生まれだそうです。ずっと野村証券でした。今もそうかな?独立したのかな?とりあえず、この10年の戦いは、今の状況をみる限り、リチャードクー氏の圧勝といえましょう。最近、バーナンキさんが、なんとなく、悔しそうな顔に見えるのは気のせいでしょうか?

 結局、リチャードクー氏が予言したとおりになり、ローンが返済できない個人や、事業主が増え続けているのが現状で、最近、バーナンキさんは、心を入れ替えたようです。どうも、アメリカ全体が、今までの小さな政府路線から、大きな政府、つまり、どんどん救済する、何でもあり、いくらでも、政府は金を使う=超大きな政府、になってきており、アメリカの過去20年くらいの、思想的基盤が、崩れそうになっているとも考えられます。(小さな政府というのは、レーガン、サッチャー革命のあたりから、本格化しますが、その前から、リバータリアニズムという、政府などに頼らず、自分で自分を守るという、アインランド女史が、創り上げた、小説を通じての思想的な、アメリカ全体を魅了し続けた、思想体系で、グリーンスパンや、クリントン政権なども、こういった思想に基づいて、色々と行動していたとされます。)

 今までの考え方では、どうしても、うまくいかないということで、じゃあ、どうすればいいのか?と、悩んだすえ、もし恐怖といことで、(住宅系債券などから)米国債に逃げてきているのならば、それで、結果として、住宅ローンの問題が悪化してるならば、米国債を世界でみんなで、買いましょうという今までの方針ではなくて、みんなが恐がって敬遠して、手を出さなくなってしまって、まったく売れなくて(=スプレッドが大きくなる、といいます。)困っているのがあるならば、

 そういうのを、だったら、誰も買う人がいないならば、FRBが中央銀行として、最後の砦といった意味で、買いしめてしまおう!という新戦略が浮上したらしい、と、ウォールストリートジャーナルに書いてありました。しかし、難しい話なので、理解するのに、苦労しました。

 最近、そういう株以外の、債券、国債などの世界中の資産運用の資金は、ほとんどが、サブプライムなどで、恐ろしい思いもしくは、大損して、持つのが恐くなった色々な債券を敬遠して、

 とりあえず、一番安全と思われている、アメリカ式資本主義の最後の砦たる、米国債が、ほとんど売り切れ状態になるほど売れている=どんどん、金利がゼロに近づいて行く=>最後はやっぱり、ゼロ金利?という、その分野30年という人いわく、こんな状態は、過去30年、見たことがない、というほど、であるようですが、それでも、米国債は売れるのか??その時(もし、利回りが0%=ゼロ金利、になっても、日本と中国、ロシア、イギリス、米国債保有4強は、買うのか?どう動くか?

 といった具合で、その原因も、解決法も、どうにも、頭を絞っても、なさそうに見えて、ただ、どんどん、米国債の利回りが下がっていく=売れている、売れまくっている。のを、ただ、呆然と、見ているほか、なかったようなのですが、

 今回のFRBの新提案は、米国債への過度の集中を抑え、住宅ローン債や、カリフォルニア州債などにも、直接介入というか、直接救済をするというような、アメリカらしい、間接的に見えて、実は、非常に直接的な、現実的な対処法であるようにも見えますが。まあ、これ以上は、何も言えません。

 97年くらいだったか、株式1年生だった私は、よく意味がわからなかったけども、株式新聞とかを見ながら、株の師匠に、この転換社債というのは、これこれ、こういうもので、今、元本割れしていて、このうち、いくつかはつぶれるなどと教えてもらいながら、長銀が1円になるのを、端末で、見守っていたのを思い出します。

 以上、これを、読みきれた人は、それだけで、偉業かもしれません!?。でも、私は、いまだに、本当に、CDS=掛け捨て、他社(自社でもいい?)の、倒産保険なのか?ホントに、そんなことがあるのか?できれば、自分が間違っていて欲しいと思っています。





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2008年12月08日

先日、スエーデンで、小林−益川両博士が、ノーベル物理学賞を受賞されました。

 私なりに、その理論を勉強した結果、大変に、独創的な理論であるということがわかってきました。そこで、その感動を、皆さまにお伝えするために、というか、私の奇妙な頭脳が考え出した、経済版の、似たような考えを思いついて、自分でも笑ってしまうほど、おかしな理論でありながら、面白いと思ったので、かなり難しいかもしれませんが、書きます。

 2年くらい前から、私は、アメリカの借金(5700兆円)や日本の借金(800兆円)を、無限大、ということにして、とりあえず、数学的な意味で、実行不可能でもいいから、「無限大棒引き理論?」は、可能なのか?と、考え、物理学の「くりこみ理論(計算上出てくる無限大を解消する理論)」の、「考え方」を、応用できないか?などと考え、簡単にいうと、

アメリカの借金の分だけ、ドルを印刷すれば、無限大−無限大=0

 というような、変な理論(へ理屈かな?)を提唱してきました(笑)。すると、意外なことに、アメリカは、本当に、そういうことを最近やっています。その証拠は、データ付きで、後で、紹介します。

 上記のくりこみ理論というのは、日本人ノーベル賞2号の、朝永博士が考えたことであり、電磁場にしか応用できない、ということがわかっています。

では、電磁場以外の、自然界に存在する4つの力

1)重力(ニュートンが考えた)
2)電磁力(何人かが考えて、マックスウェルがまとめた)
3)強い力(湯川氏が考え出し、数多くの日本人がまとめ、いまだに、発見が続いている)
4)弱い力(パウリという人が見つけた。60年代後半から70年代前半に解決されたことになっている:これを解決したのは、南部理論や、小林-益川理論などを、色々と使いこなした、ワインバーグさんと、サラムさんで、長い間、なんで、ワインバーグさんとサラムさんはノーベル賞をとったのに、、、日本の先駆者は、なんで?というようなことが、、色々あったようです。なので、今回の受賞は、複雑な意味で、感無量だったのではないか?と私は想像しています)。

 ここまでは、予備知識で、ここからが、本番なんですが、3)と4)の場合、2)の電磁力で、使った、まるで、カンニングのような、無限大−無限大=0のように、計算上、出てきてしまう無限大を、消すことができないことが、わかっていたそうであり、世界の天才たちも、こればかりは、もう、お手上げ、というところに、益川博士と小林博士の論文が登場し、

 もし、今のところ、4つと考えられている、基本粒子が、6つならば、無限大を回避できるばかりでなく、実験で観察される、対称性の破れも、説明できるような、数式を作ることができる。

 という、世界を変えた論文とも言われている理論を発表しました。そこで、私なりに、それは、どういうものなのか?調べた結果。

小林-益川理論 以前では、

 基本粒子は、up down charm strange(u d c s) という4種類でした。そこで、今回、同時受賞してもおかしくなかったとイタリアで騒がれているカビボ博士という人が、4種類の場合で、実験で出てくるデータに合うように、座標軸を、回転させ実験結果に合わせようとするような意味合いがあるらしい、ガビボ行列というのを発表したそうですが、

 それ(カビボ行列)では、前述したような、この辺の問題における、無限大の問題が解決せず、さらには、CP対称性の破れ、という実験的事実(1957年)も、説明できませんでした。

 おそらくですが、きっと、世界のほとんどの人は、じゃあ、カビボさんの行列式でも、だめなのか。。。残念だ!と思っていたところ、

 いや!もし、基本粒子が、カビボさんの式に出てくるように4つでなくて6つだったら、と、色々とやってみたところ、

1)無限大問題が、解決する
2)CP対称性の破れも、説明できる

 文句なしです。本来であれば、絶賛の嵐だったはず、、だけど、色々あったようだ。。良く知らないけど。

 以下、KEKによる、CP対称性の破れの動画による説明、左と右では、同じ粒子で、回転が反対なだけなのに、反応が起こる回数が、違っています。こういうのを、CP対称性の破れ、と呼んでいます。なお、物理学では、右回り、左回りなどの回転を、虚数で表すという手法があり、カビボさんになく、小林-益川理論にあるのは、その、虚数による、数式的な違い=回転も考慮に入れている。だからこそ、以下のような現象が、説明できる。この違いは大きいです。





KEK2KEK3







で、こういうことを、考えながら、現在の世界的な、無限大的な借金問題を、基本粒子を2つ増やす(top と bottomと呼ばれています。いずれも、かなり重たいことが知られています)というような、「考え方」を、なにかこう、経済の世界に応用できないものか?などと、空想家もしくは、暇人である私は、私なりに、懸命に考えたのですが、上記の、基本粒子というのは、クオークと呼ばれていますが、3世代ある、といわれ、以下のように表現されます。
第一世代: up down
第二世代: charm strange
第三世代: top bottom(小林-益川理論)

これを眺めていたところ、そういえば、最近は、英米が、落ちてきて、日本や欧州が、スローダウンして、中国、ロシアが、調子がいいんだよなあ、などと考えていたところ!あれ?と、変なことを思いついてしまったのであります。昨日だったかな。

こういうことです。

第一世代:英 米
第二世代:日 独
第三世代:中 ロ

 この、類似性というか、時代的に、発見された順番が、世代というのですが、なんか、似ているような気がしまして、もし、小林-益川理論が、6つにすれば、無限大=巨額の借金として、無限大を解消できる=くりこみ可能、なのであれば、、

 何か、似たような「考え方」もしくは、「方法論のようなもの」で、似たようなことを、解決できるたりすると、世の中、面白いんだけどなあ、などと思って、はっきりいって、こんな、オカルト科学もしくは、トンデモ科学のようなのを書いていること自体、恥ずかしくて、しょうがないのですが、もしかしたら、田中宇氏が述べているような、多極的世界(アメリカ一強主義ではなく、世界を4強とか6強にする、というような発想)を構築する際、

 あくまでも、「考え方」として、だけ、ですが、こんなのは、どうですかね、と、面白いとか思ってしまって、書いてます。非常にマニアックかもしれないんですが、私が、気に入っているのは、第三世代が、中 ロ となっていることで、これが、なんで、気に入ってるかというと、第三世代は、他の世代よりも、はるかに重いことが知られており、それが、なんとなく、中国の人口や面積の広さ、ロシアの大きさなどと似ていると思えたからです。

さらには、実に興味深いことに、小林-益川理論では、

 第一世代と、第三世代が、力を及ぼし合った場合(相互作用するという)、対称性が破れているので、結果が普通とは異なり、その場合、第二世代(c s)は、あたかも存在しないように、ふるまってるらしい、ということで、これも、私が第二世代を、(日 独)、として、第一世代を (英 米)、第三世代を、(中 ロ) としたのと、何か、途方もなく、偶然とは思えないような、奇妙な一致があるような気がして、今も笑いながら書いてますが、

KEKによる、非常にわかりやすい動画による、上記のような現象の説明。

KEK1






 でも、もし、多極的世界(国際通貨=基本粒子?が、6種類くらいある場合と考えたりしてみる)で、無限大=大赤字、が出ないようにするために、こういった、素晴らしい、物理の理論を、そのままではなく、「考え方」だけを、ちょっとばかし、盗ませていただいて、などと考えて、書いてみました。

 でも、もし、そうだとすると、第二世代(c s)の、(日 独) は、第一世代(u d)の (英 米)と相互作用できなくなり??? 第三世代(t b)の (中 ロ) とも、相互作用できない?!! いわば、鎖国状態になってしまう!? はたして、それでいいのでしょうか?(笑ww)。

小林-益川理論では、基本粒子が、(u d) (c s) (t b)と6種類になってますが、

こんなのは、どうですかね。(ドル ポンド)(円 ユーロ)(ルーブル 元)

これで、オカルト系、くりこみ可能????かもしれない?!変形妄想型、小林-益川理論の完成です。

この私の冗談を理解して、笑ってくだされば、光栄に思います。わからない場合は、偉大なる、南部陽一郎博士の「クオーク」という本は、わかりやすく、数式などは、ほとんど出てこないので、読むと面白いかもしれません。

以上、オカルト系経済学、backsidekamei流、くりこみ可能(かもしれない)棒引き理論でした。


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2008年11月27日

3日前だったか、オバマ人事が全て決定したとき、ひとりだけ、よくわからないのがいた。
chief economic policy(直訳すると、経済政策担当長官?)に選ばれた、Jason Furman 36歳(ブルッキング研究所というシンクタンクにいた)であり、

不況を乗り越えるには、
1)金融政策(借金棒引きとか、銀行救済など)
2)財政出動(産業などを育て、雇用を生むために、産業政策もしくは経済政策を作り、そこに、資本注入というか、政府が投資する:90年代のアメリカでは、ゴア副大統領が、大大的に、「情報スーパーハイウェイ」なるものを作ると、選挙の時から言っていて、まさか、それが、今日のインターネットのことだったとは、当時、アメリカの大学生だった私には、想像もできなかったが)

といった具合であり、2)の方の、担当大臣が、聞いたことがない、Jason Furmanという人であり、何者なのか、いくら調べてもわからなかった。

そこで、まだ、ハッキリとはわかっていないのだが、別の筋(CNETなど、ハイテク情報屋)から、面白い新分野の産業が生まれつつあると気づき、どうも、オバマも、このファーナン氏も、おそらく、

スマートグリッド(考える電力網:もしくは、コンピュータ化された電力網、場合によっては、単純に、家のコンセントで、インターネットができるという、パナソニックなどが推進しているPLCというのを意味する)

という、電力を、高度にコンピュータ化するという、巨大な公共事業を、環境大統領の触れ込みで、ちょうど、ゴアが、前述したように、当時は、何のことかわからなかった(1991年くらいだったと思う)、「情報スーパーハイウェイ」を作って、景気を良くする!と、ゴアは、はりきっていた。

この、スマートグリッド作戦の重要と思われる点は、私の理解では、以下のようなことになる。

今、はやりの、太陽電池にしても、風力発電にしても、どこかに、電気を溜めておかないといけないという、大きな問題、難しそうな話に見えますが、これは、要するに、電気自動車もそうですが、車の中に大容量電池が入ってるわけです。

また、日本で、地元発電?のような形で、風力とか、太陽電池などをやっている自治体なども、巨大な電池で、NaS電池と呼ばれるものか、レドックス電池だったか?電気自動車などに入っている、ニッケル水素電池とか、リチウムイオン電池などに比べて、数十倍か、数百倍くらい、電気をためることができる、というような、

巨大な電池、がないと、太陽や、風力などのクリーンエネルギーも、機能しない、という大問題がある。

そこで、ひとつ、解決法として考えられてきたのが、超伝導電力貯蔵所のようなもので、超伝導状態では、電力は減らないので、電池のように、電力を溜めることができる。

ちなみに、原子力発電の場合は、逆で、一回、原子力反応が始まると、すぐには終わらないので、夜通し、電力を作り続けるという特徴がある。こういうのを、夜間電力などといい、夜間電力の有効利用、などということが議論されることがある。

その点、火力発電とか、石炭発電とか、旧来の方法は、いつでも、電力を作るのを、ストップしたり、再開したりすることができるそうだ。

そこで、欧州における、ドイツや、スペインや、デンマークなどの、太陽電池や、風力発電の大規模なのをやっている国が、原子力発電の王様のようなフランスと、欧州全体を覆う、「考える電力供給網」のようなものを、ドイツを中心に、新しい仕組みを作ろうとしている、などという話が、昨年くらいから、出ていた。

しかし、イメージがわかず、どうやったら、場合によっては、太陽電池パネルよりも、面積を必要とするかもしれなく、値段も高いと思われる、そういった、

いつも、一定で供給されるわけではないグリーンエネルギーをどうやって、巨大電池にためるか?

という問題があって、日本が、いまいち、踏み込めないでいたのは、その辺がネックなんだろうと、私なりに思っているんだが、

そこで、上記の、スマートグリッド、という新しい言葉?があるらしいとわかってきた。

ウェブで検索すると、PLCという、電線コンセントでインターネットという、あれのことを言っている人もいるし、スマート電気メーターといって、電気の使用量を、自動的に計算する、コンピュータのような仕組みが、電線網に、はりめぐされているような機構のことをブログなどに書いている人もいた。

これは、なんとなく、インターネット創世記に似ているのかな?

なんて思いが心をよぎったが、もしかすると、そうかもしれず、ゴアの時もそうだったが、民主党は、そういうことをやるのが、得意そうに見える。

究極的な、スマートグリッドは、おそらく、PLCという、パナソニックなどがやっている、コンセントでインターネットという分野から、前述したような、どこかに、ためなければ意味がなくなってしまうかもしれない、グリーンエネルギー、などを、全て、一括処理するような、巨大コンピュータネットワークを、電力供給網に載せて、それによって、夜間電力が得意な原子力発電や、昼間しか電力を出せない太陽電池などを、総括的にコントロールするような、壮大なシステムを、ゴアが、「情報スーパーハイウェイ」などといいながら、当時1991年くらいでは、さっぱり、意味不明だったのが、今日のインターネットになったような雰囲気で、同じようなことを、電力供給の世界で、やろうとしているのか?

と、そこで、最初の方に書いた、ジェイソン、ファーナンという36歳の人が、なんで、いきなり、経済政策担当長官に選ばれたのか?電力関係とか、色々調べたのだが、とりあえず、インタビューなどで、このファーナン氏、オバマ氏、そして、副大統領のバイデン氏も、熱心に語っていたことだけはわかった。

きっと、一般的な、いや、理科系の人でさえ、なんで、太陽電池や、風力がいいことは明白なのに、普及しないのか?と不思議に思っているだろう。

それには、ちゃんとした、上記のような、

電池問題

があるので、難しいんだと私は理解してるんですが、それを、スマートグリッド作戦?によって、

IT革命ならぬ、電力革命

をやるというならば、シリコンバレーなどは、大いに活気づき、ITバブル時代を彷彿させるような、大活況ぶりを復活させるかもしれません。そんな風に、希望を持とうかなどと、先ほどから、思い始めています。

ちなみに、検索していて、

ああ!やっぱり、知ってる人は、そう思ってるんだなあ、なるほどねえ

と思ったことがあります。それは、

火山国日本なのに、何で、地熱発電(温泉発電でもいい)を利用しないのか?ということです。私が見た、英米系のドキュメンタリー番組では、地熱発電というのは、比較的、簡単にできるらしい、ということでした。実際にどうなのかは、わかりませんが、

エコ、エコなどと騒いで、自然を大事に、というのもいいんですが、すでに日本だったら、どこにでもある、温泉のようなところには、地熱発電できる場所がいくらでもあるはずで、なんで、それをやらないのか?まるで、ミステリーのようでもあります。

ところで、今日、シャープが、イタリアの電力会社と提携して、超大型でかつ、薄くて、しかも、効率が良い、最先端の太陽電池を欧州で作るというニュースが出ました。

それと同時に、ITもしくは、電力?全てにおいて、巨人でありつづける、IBMが、アメリカ中部の電力会社と一緒になって、ここまで書いてきたような、「考える電力網」のようなシステムを支える、総合的コンピュータネットワークを構築する、という、実際の、「ビジネス契約」が結ばれました。

といったところで、これからの10年は、IT革命じゃなくて、電力革命か?スマートグリッド革命ですかね?

環境大統領を目指しながら、やはり、巨大な軍需産業を抱えるアメリカ財界にははむかえないのか?わかりませんが、オバマは、アフガンでの戦争や、イラクでの戦争も続行するような圧力に負けているように見えます。そこら辺が、どうなるのかは、わかりません。

ブッシュ政権は、実は、アメリカの軍需産業からは、感謝されているはずです。なぜならば、ひどい話ですが、戦争は、軍需産業を潤し、雇用なども大量に生むからです。兵器ですから、割引や、ライバル会社なども、それほど気にならない、というようなこともあって、アメリカは、覇権国になって以来、戦争経済で乗り越えてきたようなところがあります。

特にブッシュ父親もそうでしたし、レーガンもそうでしたが、どうも、共和党は、戦争経済で、景気を浮揚させる傾向があるのに対し、

ゴアが、「情報スーパーハイウェイ」で景気を活性化させると、1991年ころだったか、意味不明に思えたが、そういう、内需産業で、経済を活性化させるのが、民主党は、うまいと思えます。当然、政府のスタッフも、そういう人が多いんでしょう。

そこら辺と、戦争屋としての、アメリカの産業界も、ビック3問題ではないですが、大量の雇用を抱えており、なくなると生活が困る人もいるわけで、ああいう国の大統領になると、そういう利権関係なども、色々と面倒くさいわけです。

その辺が、オバマにとって、最大の試練になりそうだ。軍事関係の長官は、イスラエル支持のクリントンさんではないか?などと言われていましたが、ありえるなとも思えますが、もう、誰かに決まったのかな?とりあえず、私は、オバマ政権の場合は、軍事関係長官よりも、上に述べたような分野で、誰が指名されるのかが焦点だと思っているので、あまり、軍事の人事は調べてません。

さすがに長すぎる文章だ。この辺でやめよう。



backsidekamei at 18:00コメント(1)トラックバック(0) 
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