2022年04月26日

先日のFさんのミーティングを受けて、色々と試薬を譲渡する約束をしていたのですが、ちょうど抗体が少なくなっていたりリコンビナントが足りなかったりですぐには送れませんという状況。それぞれ抗体は新しく作成したものを試したりタンパク質を取り直したりと対応をしていたのですが、やはりやれる実験だけでも先に始めたいということで(まあ、そうですよね)、取り急ぎ使えることが分かった抗体だけでも送りましょうということになりました。

というわけで、Fedexで送ったんですが、これが何度やっても慣れないというか、これまで問題なくスムーズに送れました、ということがほぼ記憶にありません(笑)。ドライアイスを使っておくるので、伝票が違ったり、外箱に危険物のマークや宛先を貼り付けないといけなかったりするんですが、昨日は後者の方でひっかかって、業者の方がいうにこの2つが箱の同じ面にないといけないらしい。他にも日米の税関へのレターやCommercial Invoiceなど、用意しないといけない書類もそれなりにあり、それも時々様式に変更がはいったりすることもあるらしいので、とにかく一度問い合わせするのが手堅いかもしれません。

とりあえず、Fedexさんには受け取ってもらえて、今、Tracking numberで調べてみたらMEMPHIS, TN (Fedex hubがある?)までは行ったらしい。とにかく、無事に届いてほしいものです。



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2022年04月07日

今朝は朝一番でNYのFさんとのミーティング。進行中の共同研究についてupdateがあるとのことで楽しみにしていましたが、期待にたがわず非常にクリアかつ面白い結果が出てきて、驚かされました。こういう、自分らだけが知ってるというのは研究者をやってる特権のようなものですね。合わせてやらないといけない実験がいくつか出てきたので、これは早めになんとかしたいところです。

あと、今日の収穫としては液浸のカウントがシンチレーションカクテルに種類によってかなり変わることを教えてもらったこと。今日、新しいカウンターが導入されてそのデモがあったんですが、昨日失敗したと思ったサンプルを新しいマシンで測定したところ、ほぼ予想通りの結果が出てきまして。さすが、新しい測定器ですねというと、担当の方がいや、これはそういうことではないですよ。カクテルは何を使われてますかと聞いてこられ、答えるとどうも僕らが使っているカクテルだとサンプルと混ぜてから数時間以上置かないと安定した数値が出ないとのこと。そういえば、あるときカクテルがなくなって、RIの方に甘ていたものを譲渡してもらって使っていたことを思い出しました。業者の方の説明によると、以前に使っていた純正のやつだと混ぜた直後でも比較的安定した数値が出てくるそうで、まさかそういうところで実験結果がブレるとは思いもしませんでした。これまで、ずっと系が安定せず困っていたんですが、どうやら解決への糸口が見えたようでよかったです。

先日の確認実験はポジコンが思ったように動かず、本日やり直しのサンプル調製でした。今度こそ、うまくいくとよいのですが。

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2022年04月04日

今日からいよいよ新年度本番という感じですね。

今日は先週やった共同研究用のデータ取り実験の追試から。この実験、ほぼほぼ結果は固まっていたと思っていたんですが、タンパク質の調製を大腸菌から昆虫細胞に変えてやったところ、どうもここが?と思っていた点がどうやら解消された模様。ということで、急いで追試をしたという感じです。カエルの無細胞系だとなんていうのかタンパク質のシャペロン的な機能がかなり高いみたいで、大腸菌で作ったタンパク質でも大抵のものは系の中ではなんとなくワークしたりもするんですが(ヒストンは相当厳しかったけれど)、個人的にはやっぱり昆虫細胞から調製したもののほうがきちんと動いているような気がします。若干の実験条件の修正もいれて、さて、明日の結果やいかに。

夕方ごろ、某メールで誘われていた分生のワークショップの採択が決まったとのお知らせ。これで発表させてもらえる機会が一つ増えたことになりました。分生はUさんと福岡でやって以来の口頭発表ということになります。いつもはうれしい限りというところなんですが、今回は当てにしていた話がどうも期待どおりは動いていなそうということで、それはちょっと厳しそう・・・。若干、トピックがずれてしまうんですが、最近投稿した話にするか、それとも今メインでやっている話にするか、中々の悩みどころです。

そういえば、投稿した論文、音沙汰なしだな・・・。便りのないのはよいXXとなるといいんですが。

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2022年04月02日

今年度、研究室としては一番大きな変化といえばなんといっても長年研究室のエースだったJさんが独立されて異動されたということでしょうか。最近のS誌への掲載は記憶に新しいところですが、その他の仕事もすべてレベルが極めて高い。あと、もう一つすごいのは基本頼まれたことは断らない、相談にいってもその場ですぐに対応してくれるところでしょうか。順当としか言いようがありません。改めておめでとうございます。

僕としても、同じ日に名古屋に着任して以来11年ほどの付き合いだったわけですが、あれほどの人はそうはいないように思います。最初のころは、負けられないなんて思っていた時期もあったんですが、途中でそういう意識はなくなりました。(まあ、そう書くと聞こえはいいですが、張り合うのはあきらめたというのが正直なところかも)。それにしても、近くにあのレベルの研究者がいたのは幸運でした(しんどかったという面もありますけど・・・)。

これで名古屋で一緒にやっていた4人のうち、3人が独立されたということになりました。今考えてみると、すごい環境でやらせてもらっていたんだなと思います(毎回、論文のFigureレベルの図が出てくるラボミーティングが中々のプレッシャーでしたな)。自分も頑張らないといけませんね。


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2022年04月01日

新年度になったということもあり、ぼちぼち書いていきたいと思います。

例年、この時期は科研費の採択結果の発表でドキドキするものですが、今年はすでに発表が終っています。自分は、今年は基盤Bの終了前年度申請で新しい課題に乗り換えを試みましたが、残念ながら不採択。というわけで、今年は基盤Bの4年目、あと新学術(公募)の2年目の2件となりました。これで、今年の申請は相当勝負になってしまったわけで(ゼロになる可能性ありますからね)、去年以上に頑張らないといけなくなりました(これを避けるためにも今年乗り換えしておきたかったですが・・・)

仕事の方もぼちぼちというのがしばらく続いていて、これがいいのか悪いのか。なんというか、いろんな知見は少しずつ積み重なっていて、前には進んでいるのは明らかなんだけど、それが本当に進むべき方向なのか、あとこういうことはあまり書いたらいけないのかもしれないけど、これがわかったらすごいというような明らかな大目標というのが自分の中で見えてないというのもなんとなく研究に入り込めない状態が続いていた一因になっているかもしれません。

とはいえ、ずっとぼーっとしているわけにもいかないので(某学会にも呼んでいただいたし)、とりあえずやれることからやっていく方針でまた頑張ります。

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