2020年08月18日

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こちらはアイドルマスター、菊地真のプロデューサーをやっております、cha73のブログ的なものです。
アイドルマスターの発展に伴い、記事のジャンルが多岐に渡ってきたので、トップページを作ってみました。


・まこ学
アイドル、菊地真をより楽しむための悟りエンターテイメントです。
真が好きだ! という方や真のことを知りたいという方に捧げます。

・3歳男児が見たアイドルマスター
息子がアニメ、アイドルマスターにハマり、父さんと一緒に見たよ! という記事です。
3歳児ならではの奇想天外な感想や父さんとのバトル、まさかの新P参戦など、波瀾万丈のお話です。

アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)
デレアニ関連の記事です。ピンポイントで変な記事を勢いで書いてます。

関ちゃん伝
シンデレラガールズのアイドル、関裕美に関する記事です。

・アイマスライブレポート
アイマスのライブに参戦した時の感想レポートです。
5thライブ 2011新春ライブ 6thライブ東京 7thライブ
2013新春ライブ備忘録
8thライブ大阪2日目
8thライブ横浜LV
8th幕張2DAYS
IDOL WORLD!!2014(SSA)

シンデレラガールズ1stライブ
ミリオンライブ1stライブ
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9th東京2DAYS

ミリオンライブ2ndライブ(クイックレポ……ではなくなった)
シンデレラ3rd超ショートコメント(おい2ndどこいった)
シンデレラガールズ2ndライブ
ミリオン3rdライブビューイングレポ(名古屋)



・劇場版アイドルマスター感想記事
錦織敦史という真P
北沢志保にダマされるな! 北沢志保がウソで隠したものとは?
高木社長の野望
北沢志保という天才の苦悩


・ラスト・リゾート
ひょんなことから書くことになってしまった、一枚絵で書いてみm@ster参加作。
アイドルマスターSPをベースにした、プロジェクトフェアリーと戦う765プロのお話です。


他、もろもろ話題は右のカテゴリからどうぞ。  

Posted by cha73 at 17:40Comments(3)TrackBack(0)ご挨拶的な何か 

2018年06月26日

#流さないラジオ 感想っぽいもの。

#流さないラジオ 感想っぽいもの。(見たのは千秋楽です)

まだ#初等教育ロイヤルの感想書き中なので短めに。
見終わって、このお話は未来のリアル世界の「人間」の話なのか、
「マリオ」とかがいる2次元の側の話なのか、
ふんわりしたまま終わったな〜というのが印象的でした。

ヒカキンがいるんだから人間? な気もしますが、
マリオとスターバックスさんがパチモンと明言されなかったので、
これって2次元側の世界の出来事なのでは? という。ただそれも確信はなく。

でも、なんだかそのふんわりどっちだかわかんないまま終わったのが
ワタシとしては気持ちよかったんですね。お芝居だとわりと「そんなもんねえよ!」って
現実をつきつけてクライマックスへ、みたいなのもあるかと思いますが、曖昧なまま、終わった。

それがなんとも変なとこに迷い込んで、結局出口に戻ってこなかったような感じで。
その妙な心地よさがよかった。迷い込んだまま、その中でちゃんとテーマが消化しきれたからかな? 
三本松さんがリアルでもキャラでも、どっちでもいいので。

2年も流してないのに続けている(おかしい)。登場人物全員わりと狂っている(特に前半おかしい)。
意味不明なゲストが来る(おかしい)。
バッキンガムさんはまともだけどあんた何日ここでバッグ探してるんだ(おかしい)。

思い込みだけの病気なのにお便りでショックが出る(おかしい)。
と、たぶん真剣に考えながら見てると脳が疲労骨折するw
上手に言えば不思議の国のアリスになぞらえると正気が保てるというか、
ピューロランドのパレードもそういう感じ。
なので感想は3〜7歳児ぐらいになった気分で書けばベストだと思います。

そういう意味では大人である我々は皆、試されていたのかも?
ランドのミッキーの中には人が入ってるんだ、という感覚でいくと
舞浜の夢の国はしんどい乗り物30分待ちをしにいく場所だけど、
そうじゃない何かだと「思い込む」こともできる。

そういうの、まだできるでしょ? できなくなると人生しんどいよ? みたいな? 
いささかシモも悪乗りも過ぎるぐらいではありましたがw 
それもまただんだんできなくなっていくもの、だといえます。
よし、だいぶ何が心地よかったのか見えてきたぞ。

で、そのことと、楽しいラジオを作りたいっていう現場メンの熱と、
三本松さんのラジオシンドロームはたぶん関係があって、
制作者は裏側が、ミッキーの中の人の顔やお給料が見えているので、
だんだん「思い込む」ことが難しくなっていく。
というのはどんなものの制作現場でもあることでしょう。制作物が面白いのか自信がなくなっていく。
ある意味「思い込む」ができている受け手を裏切っているような感覚をおぼえるかもしれません。

それを越えなければ、ラジオシンドロームを克服できない。
なんで三本松さんが復活したかって、とん汁のおかげではなく、
結局はウソか真かよくわかんないとこに、バカみたいな熱情が注ぎ込まれて、
裏側を知る人間の醒めてきた感性をも侵食しちゃったってこと、なのかな。

今、ちょっと面白いなーと思ったのは初等教育ロイヤルと対になってるかも、ということです。
ロイヤルはとにかくシビアだった。現実は甘くない。
ミッキーをミッキーだと思ってるようなぬるいアホはしぬ。

流さないラジオは案外、現実もおかしなことに侵食されておかしくなって、
よくわかんねえけど面白くなっちゃったりする。
ミッキーはミッキーじゃないけどもしかしたらミッキーより無茶苦茶で面白いヤツが
中にいるかもしれないよ? みたいな。そいつが人間かどうかは、知らん!

だと、ワタシは受け取りましたw
マリオが本物だと思うならそれでええよ、って。
パチモンだったとしても、それはそれでこいつらおもろいやろ?
そういう、なんでしょうね、それが多分、心地よかったんです。


この感想、伝わるのか???


例えるなら、不思議の国に迷い込んだ千駄ヶ谷アリスさんは、
ここおもろいやん! とそこに馴染んで帰ってきませんでした。
アリスはまだ人間だと思いますが、もう人間じゃないかもしれません。
ま、どっちでもええやん? です!


これが真か場外大ファールかはわからないとこですが、
この定理にあてはめると一番ヤバイ奴はみのるです。みのる。
染まってますもんね、ここに。完璧にw



  

Posted by cha73 at 05:03Comments(0)

2017年11月23日

シンデレラガールズ6th Anniversary Memorial Party 現地レポ

 すっかり日刊関裕美のまとめ人となり、レポ書きから遠ざかっていたcha73です。
もろもろ書くべきものはあるんですが、すっ飛ばして関裕美が初めてアイマスのステージに立った、
【アイドルマスター シンデレラガールズ 6th Anniversary Memorial Party】のレポです。

 ミリオン3rd幕張以来、チケット全敗して徳を積み続けてきた結果、今回当選しまして。
あんひ

 上手サイド3列目、1列目は無人だったので実質2列目にいました。
これが積み立てた徳を放出したチケ運だ!
ステージ上の並び順はちょいちょい変わりましたが、だいたいともよちゃんとえりぴょんが近くに。
あとみーな姫としまゆきちゃんがよく来た気がします。


 開幕は『イリュージョニスタ!』……の前に、ちひろさんが影ナレやってるのがわかりまして、
出ちゃおうかな〜? 出な〜い! の流れがありつつも、ありがてえありがてえ思ってました。


【オープニングアクト】

『イリュージョニスタ!』で階段にステージに並ぶ演者さんたち!
我らが関裕美役、会沢紗弥さんはとても髪が長いので、いたらすぐわかるはず! いない!
そうだよな、ゲストって書いてあったもんな、ということでワンナイトイリュージョンを堪能します。

ともよちゃんとえりぴょんが目の前におる。

 これは、なんだろうな。とんでもないことが当たり前のように目の前で起こっている? 感じ?
あのでかいSSAや幕張の大ホールで、遠くからでも小柄ゆえに識別できる2人が、
最大ズームで見えている的な? ずっと前から、最初のSSAや2ndの頃から知ってるけど、
この2人はとにかくよく動く。動くことで、ここにいるぞと存在を証明するタイプ。
キレとか、動きの大きさとか以前に、止まらないんですよ。だから視線を外せない。
そういうことか! 止め時がわからないゲームみたいになっとるわけか!

 あとね、これ書いていいのか少し迷うんですが、2人とも楽曲中ちょっと顔がアホなんですねw
『イリュージョニスタ!』だからってのもあるんだと思いますが、笑顔なんですが、
ちょっとアホの子顔なんですよね。ユッコのサイキックパワーでみりあちゃんが引っ張られたかもw
でもこれ、なんだろう。
10thの記事で凶獣黒沢ともよなんて書いたワタシの目の前にアホ顔黒沢ともよがいるわけですよ。
2年の間に、色々なものが変化したんだな、ということを感じました。
ともよちゃんにとってのアイマスのステージとは、赤城みりあとは、そういうのが変化したのかなと。
当たり前なんですけどね、ロマナウ出てから何年経ったと思ってるんだっていう。

 でね、そんな時の流れをただ眺めている観察者ではなく、
今まさに担当アイドルが初舞台を踏むという最前線でPをやっている自分がいることの嬉しさ!

担当アイドルが増えるって、いいことだぞ!



 ステージが近すぎて、ほぼ2人以外の記憶がないw (生中継のタイムシフト見ずに書いてる)
cuPとして、しまゆきちゃんとあしゃいしゃんは探した。
しまゆきちゃんは見た感じの雰囲気で(まてそれはおかしい)、あしゃいしゃんは角でわかりました。
あとはみんな見たことある! 不安は何も無い! ニーソが多いのはけしからんと思いました!


【挨拶】

 放送時間への意識が高い。


【クイズ】

 ロケものクイズ番組といえば「なるほど・ザ・ワールド」や「世界ふしぎ発見!」ですが、
明らかにそのテイストでしたね。そらそらと社長もそのディレクションを受けていたか、
自主的に意識していたと思います。
あのややすべり気味なしゃべりは、そのまんまTBS系クイズ番組のテイストなので、
そこまで意識してもう一度タイムシフトを見てみるといいですよ。

 あと、画面にどれぐらい映ってたかわかりませんが、原&黒沢がずっとなんかやってました。
ともよちゃんが飯屋の使い方をよくわかっていて、すごかったです。
ねこさんがいなかったらひどいことになっていたかもなw


 0点だったcu組は司会がだー様だったので、最年長があしゃいしゃん。
貴重なツッコミあしゃいしゃんは、誰と組んでも仕事のできる存在になりそうです。
ただしプロフィットのネコとウサギには気をつけろ! 奴らはいじりにくるぞ!

 しまゆきちゃんは自然と「切り札」ポジションですね。でしたね。
困ったらはいじゃあ「しまゆきちゃん!」になる。ハードルを飛んでこそ悠貴ちゃんてこと?w
(デレラジでかっこいいを目指している、って言っちゃったし)

 だー様はpaさばきが抜群でしたね。


 co組は隙がない。ちゃんとクイズやってる。実はそんなに正答率高くないけどw
雰囲気でできる感をかもしだすあたりがcoか。
王子ポイントを稼いで逃げ切るあたりさすがcoワル賢い!



【朗読劇】

 はい来ましたよ! 出てきそうな気配!
カウントダウンが始まっている……前半も覚えてなくはないが、飛ばす!

奈緒「ひなー! ひろみー!」 ←ここで天に召された

 五感で何かを感じる前に、彼は即死だったという。
なにがってさ、もうすでにまつえりさんの声が嬉しそうなんだもの。ずるいでしょコレはw
しかしこれが下手側、ワタシの席の逆サイドから出てきたもので、よく見えない!

えっ、どっ……ああああああああああああああああ!!!!

 周りにいた方、ごめんなさい。ワタシはその瞬間、限界オタクだった。たぶん。
初めて若林律子(誤字じゃないよ)を見た律子Pがそうであったかはわからないが、
同様のインパクトを会沢裕美がぶっ放してきたのです。

 のちに日刊関裕美11月19日をまとめながら、
「大丈夫? 関裕美P生きてる?」「これ関P死んだな」「関ちゃんPがTLから消えたんですが」
といったツイートを何十個も見たんですが、おおむね正解です。
そうなることは、開場前の関裕美Pの集いでも予想されていました。
無事にアンフィから出てこられるんだろうか? 全員丸いやつになって転がってくるんじゃないか?
液状化しているのではないか? どうせ記憶は8割もっていかれるだろう。などなど。

 だけどね、誰一人予想していなかったんですよ。
関裕美の「ロンググラデーションオンレイヤー・ティアラ型・片編み込み」に限りなく寄せてくるなんて。
メイクも通常の会沢紗弥さんとだいぶ違う。

 なにより、表情です。関裕美が初めて、こういう場に出てきたらどんな顔をしているだろうか?
それ! それだったんですよ! 精一杯の、できる限りの笑顔を、と全力を尽くしながらも、
緊張や戸惑い、不安、自信のなさが混ざって、どこかしら固さの残る、少し困ったような笑顔。

 10回も100回も1000回も、うまくできない笑顔を練習するような子なんですよ関裕美は。

 最高ではない、しかし自己ベスト更新の笑顔でステージに立つ関裕美といいましょうか。
そう、その心が現れている。
さーやんはもともと優しい顔立ちなので、素だときつく見えてしまう関裕美の表情を真似はできない。
それでも、あの時、あの瞬間、心は間違いなく繋がっていた。
さーやんが置かれている状況も、すごく似ていたかもしれない。何もかもが初めてのステージで。

 シンプルに幸せでしたよね。他に言いようがないのです。
関裕美のこれまでを、全部背負ってステージに立ってくれたことに、
「幸せだ」ということの他に何も感じなかったのです。

 隣に立っているのは夏休みアイプロで一緒だった荒木比奈。
いつだって我々の心はあの夏の日に巻き戻る。
ありすが、卯月が関裕美に声をかける。
その一言、一言がヘビー級のパンチのように打撃を与えてきます。
デレマス、デレステどちらにもまだない、初めて交わす言葉。
ありすと関ちゃんが、卯月と関ちゃんが会話をしている。
このインパクトって、伝えるのがとても難しいですね。
だって6周年の、今日の今日まで一度も、
島村卯月と関裕美は言葉を交わしたことがなかったんですよ。
そんな秘密兵器みたいなものをいきなり、生でぶつけられて平気でいられるわけがないでしょ!

ピンとこない人は面白みのない「普通のパンチ」を想像してください。
ただしそれを打ったのはワンパンマンでした。その威力を求めよ。これで通じるかな?


 イベント内容がおかしな方向にころがり、「映画館で水泳」になってしまったのを、どうするか?
意見を求められ、そこで関裕美は「いるだけで幸せ」なんて言う。

でた。

 でたけど、引っ込んだ。そうです、関裕美は一度引っ込みます。
彼女は考える時間を必要とします。考えがまとまるまでは、前には出ません。
ただ、この時点でワタシは正直、関裕美からの提案は出ないと思っていました。不覚にも。
まだここで主張できるところまでいってない時期の関裕美かな、って。
なので、巴が演歌を却下されて、またここで13歳とは思えない貫録を出してですね、
どうなるんだと思ったところで、さっきは「いるだけで幸せ」なんて言った裕美が、

私、歌いたいです。


 ワタシ、こんな顔をしていたと思います。
vinse

 頭の中がメッシャ・ミーン(西武ライオンズ中村剛也選手のホームランの手応え感)でした。
細かく言うと「それを言える時期の関ちゃんなんだ!?」という時系列的な脳内での確認作業をし。
関ちゃんが歌を歌うという、アイドルとしては当たり前のこと、
N+ですでにマイク持ってるんだから当たり前なんだけど、
その当たり前が5年もの間、当たり前じゃなかったことからくる衝撃に耐え。
その瞬間、他のアイドルがどんなリアクションをしているかのチェック(動けず、できなかった)。

 あと関Pはみんなわかると思うんですが、総選挙の順位、格的にそのセリフは関ちゃんでいいの!?
という驚き、動揺、思わずそわそわしてしまう感覚。

 だけども、「意思」という点において、きっと関裕美があの瞬間では一歩踏み出すに相応しかった。
ということなのでしょうね。そう思うことからくる、全演者さん、Pさんたちへの謝罪と感謝。
ごめん、でも最大のありがとうを、というのも、胸の内に確かにありました。

 そして、これも当たり前なんですが、関裕美はアイドルなんだなと、実感しました。
歌を届けたい。シンプルで、根源にあるもの。(参考資料:アイドルに歌は必要か?)

 「歌う」それをこれまでデレマス、デレステのセリフで言ったことはありましたが、
関裕美の歌というものは、この世に存在しませんでした。5年もずっとです。
想いは比奈も、柚も、巴も、肇も同じはず。今だから、声に出してそう言える、そう言いたい言葉。
代表して関裕美が、会沢紗弥さんが伝えることになりました。

今、万感の思いを込めて汽車がゆく。一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。

 正直なところ、いまだにうまく言葉にできていないのです。
5年目にしてついに、歌を歌ったアイドルというのが何に例えられようかということを。
ガンダムに置き換えるとファーストからZまで、ZからF91まで、Gから∀までが5〜6年。
そう考えるとめまいを覚えますね。プリキュアやライダーに置換してもよいでしょう。

 そんなに時が流れたんだ。

 あの日、思ったんだ。このNのカードしかない関裕美が本当に歌って踊る日が来たら、
さぞかし痛快だろうなって。こんなに世にも不思議なことはないだろうって。
本当に来ちゃったら来ちゃったで、痛快ではなく「ほ、ほんとなのか……」っていう落ち着かなさと、
現実という圧倒的パワーに殴り倒される予感しかなく、嬉しいんだけどあんまり歓喜の笑顔を
関ちゃんPたちはしていなかったことを覚えています。
「新年あけましておめでとう!」よりも受験の合格発表を見に行くような感覚に近かったのかな。

 だけどなぜか、これまでライブで何度も味わってきた、「どうか無事に歌えますように」とか、
「がんばってくれ……はぁ胃が痛い」という感覚は不思議なことになくて、
後になって「もっとさーやんの心配をしてもよかったんじゃないか?」と反省もしたり。
それだけ余裕がなかったんでしょうね。
パフォーマンスの出来がどうとか、そんなのを見に来てるんじゃないぞと。
本当に関裕美役の会沢紗弥が存在しているのか、確認しにきたんだぞとかそういう。

 はい、話が進まない。飲み屋トークだったらこのへんで2軒目へ移動ですね。
あとキリがいいのでここまでの流れに差し挟めなかったことをひとつ。

敬語!

 説明しよう! 関裕美敬語とは、きわめてレアなトークスタイルである!
初対面のPに対して「アンタ」と言った関裕美は会話で敬語を使うことが極めて少ないのだ!
それだけ、この場、このステージ、この時が特別だったということなのである!
島村卯月が「がんばります」ではなく「がんばるよ!」と言うぐらいの事件なのでした。
これもまた、しっかり消化するには時間のかかることでありまして、
365日をトマト4個で生き抜いてきたような関裕美Pにはカロリーが高すぎたのです。マジで。


【ライブパート】

★1曲目 『輝く世界の魔法』 島村卯月 渋谷凛 本田未央

 先陣を切るのはニュージェネで『輝く世界の魔法』でした。
関ちゃんPの間では歌ってほしいデレ曲の上位に必ず入る歌がいきなり来て動揺します。
1stライブ、アンフィシアターで歌われた曲でもありますね。
当時はもう、一心不乱にみんながんばれって応援する気持ちMAXで見ていた1st。
それがもう、何の心配もなくステージを見ていられる。それだけの月日が流れたということ。

 見ていてわかるのが、3人とも個々のフルパワーで歌うのではなく、
この3人で歌うならどのへんで合わせると一番いいのか? をちゃんとより合わせているのね。
だから初期のふーりんの誰よりも声力でぶち抜いていく歌い方はしないし、
飯屋も必要以上にパッションな元気さを強調しないし、卯月はものすごく安心して歌っている。

 重ねてきたものがそうさせる歌声とでもいいましょうか。
もっともっとよさ味をほめたいのですが、この日ばかりは3人の歌声に未来を見てしまうばかりです。
いつかはうちの関裕美も。そういう次の夢を見ていけるのがアイマスのよさだなあ。

 あっと、最後に! 生放送の音の10倍ぐらい現地はよかったです。
もっとエコーというか、空間を音が声が鳴ってるぶんが放送の音声だと消えているので、
音は完全に別物だと思っておいてください。
当たり前ですけど現地>>>映画館LV>>>生放送です。
で、思うにライブ向きの歌い方、歌声の人ほど放送になると別人感が増すようですね。
やっぱり現地はいい!


★2曲目 『We're the friends!』 高森藍子 堀裕子 赤城みりあ

 2曲目はパッショントリオで『We're the friends!』 ゆっこと藍子ちゃんとみりあ。
これはですね、特筆すべきは真ん中の藍子ちゃん、ねこさんなんですね。
ちょうど今終わった(12月19日)スパロボコラボでもゆるふわの強さ、みたいなのが
クローズアップされていましたが、まさに「ゆるふわって強かったんだ」というパフォーマンスで。
特に何がどうだったから、ということではなく、存在とか概念とかそういうものが安定していて、
両サイドの元気に引っ張られず、振り回されず、基準はここ、という感じでリードしていく。
ねこさんといえば、デレライブ2ndから組で、今はもう2nd組はセンターでこういうことができる。
まつえりさんもそうですね。目立たない脇のほうにいる存在ではもはやありえない。

 ゆっこ、えりぴょんはすごくキレが出たというか動きが激しいというよりメリハリがついて、
これってセクシーギルティの影響かな、なんて思いました。
サイキックやってる時と違って、よりアイドル堀裕子らしくなったってことなのかな。
ゆっこって体格がいいんですよね。えりぴょんは小柄なので、どうしても大きく激しく、
になりがちなところ、少し表現の仕方が変わってきて、ゆっこのスケール感がこう、
動き過ぎず、でも目立つ、という風になってきてる。
 もしかしたらほぼ最前の距離感による錯覚かもしれないんですが、
この日ほどえりぴょんを小柄に感じなかったことはないです。
視界のフレームの中ではゆっこのスケールになってたんだと思うな。

 みりあ、ともよちゃん。たぶん、言われたくない感じの感想になる。スマン。
みりあはよく見る。すっごい客席を見る。
みりあはよく笑う。なんか気分がいいとすぐ笑う。
当たり前だけど、歌っている。歌いながらよく見るとよく笑うを同時にやる。
それがまずスゲーことなわけです。アタマに本のせてお手玉しながらケンケンパ、みたいな。

 で、ここからなんよね。その3つを自然にナチュラルに誰も気づかないようにやる、としたら。
それは赤城みりあなのか? という難しいテーマがあります。
自然にできてるほうがなんかいい気がするじゃない?
で、たぶんやろうと思えばともよちゃんはできるんじゃないだろうか。
でも、そこまで自然にはまだみりあにはできないんじゃないか? という要素を、
ステージのともよちゃんを見てると感じるんですよ。わざとスイッチを切り替えるように、
それが目立つように、やるんじゃない? みりあって、そういう性格じゃない?
今現在の動き方ってこうじゃない? っていう。

 みりあより小さい頃からやってきた人だからこそ、「才能があってもまだここまではできない」
という理解があって、そこから赤城みりあができるのはこれくらい、というのを出してない?
もちろん全部が計算ずくで、ってことでもなく、本人もちゃんと楽しんでる部分はあるだろうけど。
(これはちょっと願望かもしれない)

 恐いって言っちゃいけないんだけど、恐いのはさ、
確かデレアニの時に「ずっとアイドル続けるのは莉嘉で、みりあは続けないんじゃないか」と、
ともよちゃんは言ってたんですよね。それ、どうだろう? 今も変わってないのかな?
なんとなーくなんですが、ともよちゃん、もしかしてみりあをトップアイドルにする道、探してない?
盛大な勘違いかもしれないのだけど! 探してないですかね?

 この3人、3次元の凸レーションなんて言われてたけど、
ワタシにはゆっこがゆっこスケールに見えていたので、ちょっと形はいびつだったかなw


★3曲目 『Absolute Nine』 神谷奈緒 速水奏 橘ありす

 クールチームは『Absolute Nine』イントロ付き!
さていくぞ。このアクトは語ることが多い。
センターの奈緒。まつえりさんはちょうどデレステでトラプリイベントが終わったばかりで、
完全に背負って出てきてましたね。容赦無し、本気でぶつかる神谷奈緒でなくては、
このタイミングでステージに立つ意味がない。それはもう、誇りの塊のようでありました。
当然、それをぶつけてもいい相手じゃなくては、やれないわけなんですが、
橘ありすは手加減なんかされたら泣くほど怒る子だし、
速水奏は誰よりもアブナイで負けたくないに決まっている。
ここにトラプリの定理をそのまま適用しても問題のないトリオがいるってことですね。

 誰が見ても神谷奈緒のマックスを出しに来ているまつえりさんに、
みーな姫は「勝負なら受けて立ちます、ただし橘ありすとして」と、それを受ける。
この受けがスゴイ。たぶん歌、ステージパフォーマンスの勝負であれば誰よりも戦い方を知っている
みーな姫だが、それだけにありすで戦わなきゃ意味がない。そのありすがすごかった。
さっきえりぴょんがゆっこのスケール感だったと言いましたが、
みーな姫もありすのスケール感になっている。背高いほうなのにね。低いんですよ。
そしてありすはどこまで張るか、張っていいのかを見切っている。ぎりぎりの戦いができている。
そうなってくると、声の大小や動作の大小に関係なく、オーディエンスの体の中に残るんですよね。
橘ありすが残っていく。どんどん残っていく。

 そういう現象が起きるといろいろ不思議なことも起きるもので、
このありすと桃華がマッチアップしたらどうなるだろうとか、
ありふみだったらありすってどうなる? 寄り添いに行くの? とか、
演奏中なのに頭の中でぐるぐる回り始めちゃったりする。これ多分プロデューサー脳ですね。


 さて、トリオで3人目に書くのがだいたいメインとかキモだったりするワタシですが。
まず、後日のデレラジで飯田王子がこのアブナイでステージに出ていく前、
緊張に震える初舞台組のさーやん、るいるい、るんるん、らりっさに
「大丈夫、じゃ、いってくるね」と言い残していったという逸話が披露されまして。
でね、これちょっと思ったですよ。飯田王子は好きで、あるいは自然にそれをやっているとこも
あるんでしょうけど、もしかしたらそうすることで速水奏スイッチを押してるんじゃないかなって。

 速水奏。ミステリアスな面がある美人。捉えどころがあるようで、ないような、
はっきりとした個を見せないタイプですよね。捕まえようとするとスッと逃げるみたいな。
そんな速水奏を捉えるのって、飯田さんにとっても結構難しいと思うんです。
しかもステージに立てばネクストレジェンド、常務が城に相応しいと認めたアイドルでしょ?
大変だと思うんだ。なので、飯田さんはステージに出る時、
自分を追い込んだりしてるんじゃないかと、なんかね、今回特に感じたんですよ。

 一緒に演じるまつえりさんの奈緒にみーな姫のありすは、おおここまで仕上がってるのか!
というとこまできていますよね。その一方で、アイドル速水奏のマキシマムって、どこ?
という難しいテーマが飯田さんにはあります。熱量を容赦なくぶつけてくる共演者に、
速水奏ってどういう返しをするんだろう? これ、難しいですよね。

 たぶん、必死になったら奏じゃないっぽいし、でも余裕かませるほど地力で勝ってはいないし、
アブナイは艶っぽくいってもおそらくハマらない。どうすんだろう?
という感じで見ていたら、ですよ。

 あ、これ見たことある……あるんだ。

 「顔で歌う」だ。これ、ワタシはライブの最終手段だと思っているんです。
かつてこれをやったのは、2ndのアーニャ『You're stars shine on me』すみぺです。
音響がトラブったのか、オケがでかく、マイクボリュームが小さくて歌声がオケに消されていて、
この曲って大声出す歌じゃないじゃないですか。だから声量でオケに対抗しにいけない。
そこですみぺがどうしたかというと、顔で歌ったんです。そう表現するより他ない。
ライブBDだと音量は修正されているんで、わかんないと思います。
あの時、現地で「そういうの、あるんだ? ありなんだ!?」 ってなりながら見ていました。
それを今回、アブナイの飯田さんがやっていたと、ワタシは見ましたね。
飯田さん、すっごい目してるから。奏だーっ! ってなる。

 これは王子ですか? いいえ奏です。

 スーパー現地情報。アブナイのラスト、飯田さんワタシの目の前。
このキメポーズ、キメ顔がね、やヴぁい。生放送では映らなかったね。
自分の知る限りにおいて、この飯田さん以上に一撃で殺す顔、見たことないです。

 コロムビアさん、映像作品化する時、この飯田さんは絶対入れてください。
なかったら……目撃者として一生宝物にします。


★4曲目 『Take me☆Take you』 小日向美穂 早坂美玲 乙倉悠貴

 そしてCuの時間だあああああああああ『Take me☆Take you』もっとずっと先へ!
まず、っだーさんですよね。1stの時、津田さんはね、困っていたよ。
ステージ上で、歌で、小日向美穂を表現するのはこれでいいのか?
正解がわからなくて困った顔をしていたよ。でも、それをとても好きになってくれた。
また会いたい、一緒にステージに立ちたいって、ストレートに言ってくれた人。

 そんな津田さんがね、堂々と、cuのセンターとして今年初舞台を踏んだ2人をリードしている。
5年を経て生まれた風景。なのでね、思うんです。cuって、時間がかかるものなのかなって。
仕込んで半年ぐらいじゃまだまだcuの味って出来上がらないのかなって。
やっぱり、普通は、テレがあるじゃないですか。パッションとクールに対してキュートって。
自分でキュートって、いえないよね。なかなか。だから堂々とそういえるまで、時間がかかる。
たまに例外もいますけどね!

『いつかの課題点 今では得意点』 これ、これ。これをっだーさんが歌う。

 津田美波を見るがいい。この全力キュートを見るがいい!
誰にも、何にも遠慮しない! 楽しいを、幸を、人の中に隠れている愛らしさを、出していいのだ。
そのことを全力で求める人々の前で、全力で表現する演者としての喜びを全肯定する姿を見るがいい!

 いやあ、津田さんの笑顔で泣かされましたからね。なんでってこれね、
もしもひとりで歌うなら、歌ってるだけなら、こんなの絶対出ないもんね。
アイドルマスターシンデレラガールズの、キュートの、小日向美穂だから出るんだもんね。
それがどうしようもなく泣ける。長年キュートのPやってないとわかんないかもしれない。
でもそうなんだ。これはそうやって生まれた可能性のひとつなんだ。
キュートってなんだろう? って迷ったらっだーさんに聞けばいいと思うよ!


 続いてあしゃかしゃん。アカサカサカスっぽいあしゃかしゃん。
もうずっと前からいたような存在感w びっくりするほど染まっている。
難しいはずなんですよね、キュートの中でも美玲は異端児だから。
こういう正統派な楽曲で、どう美玲らしさを出すのかって、匙加減含めて難しい。
ところがこれがまた、見事に声を跳ねあげるんですよ。
滑らかに歌わず、跳ねっかえる性格を歌に練りこんでくる。
そのたびに美玲Pは心臓が不整脈になったことだろう。ワタシでもそうなったんだから。

 また難しいのがさ、そういう反骨とか、跳ねっかえりがかわいくないとキュートじゃないわけで。
そこ! そこなんだよ! そこを見て! あしゃかしゃんのそこを見て!
間奏でひとりだけターン入れちゃうとことか、両足開く時ひとりだけ開きすぎなとことか!
それがイコール早坂美玲というアイドルでもあるはず!

 森久保と輝子を引っ張っていく早坂だぞ! そのうち爪もつくぞ!
……この人今年の春から参戦だよなあ……? おっかしーなあ。
もっともっとやらせたいよね。どこまでやれるのか? どこまで美玲をやれるのか? 見たい。

 あと勝手に関裕美と同期(同年デビュー)だと思ってるんで! よろしく! よろしくねーさん!


 でもってしまゆきちゃんだ。3秒かからんよね。
あっ、この子が第三世代キュートのエースだってわかる。
もっといえばこの日ステージに出た演者を並べて「誰が乙倉悠貴役でしょうか?」って質問したら
正答率90%超えるんじゃないかな? そういう存在。
なんかね、なんだろう、乙倉ちゃんはそうでなきゃいけないって気がしてたの。乙倉ちゃんだから。
キュートPはほぼみんな「わかるー」って言うと思う。乙倉ちゃんは特別なんです。
なんというか、乙倉ちゃんはできる子じゃないとイヤなの。できてほしいんですよね。
そういうアイドルがクールとパッションにもいるはずです。それが乙倉ちゃんなんです。

 で、しまゆきちゃんを見るでしょう? できるでしょう?






best
これがやりたかった。反省はしていない。

 歌っても、すんごい弾けるの。美玲が跳ねるなら、乙倉ちゃんは弾けるのね。
実がぱんぱんの果物がパーンてなるやつ。これがねえ、キュートではねえ、貴重なんですよ。
活発キュートといえばりなぽよと中野ちゃんがいるんですが、両者とも少しだけツボが違う。
りなぽよは飄々としてる面があるし、中野ちゃんはそこまでまだキュートに対してポジじゃない。
だからねえ、乙倉ちゃんなんですよ。

跳ねると弾けるが同じ年にステージデビューしたキュートです。
水戸黄門でいえば格さんと助さんが揃った状態。そんな風にも見えたなあ。
これからキュートは組める形がすごく増えますよ。
ふたりとも、とくにあしゃかしゃんは体力つけておくんだぞ!
乙倉、早坂がキュートの楽曲を新たにリードしていく、そうなったら面白いよ!



★5曲目 『恋が咲く季節』 喜多見柚 村上巴 関裕美 荒木比奈


恋が咲く季節


 ハァイッ!! の、一言で終われせられたらどんなに楽なことだろうか。
やばい、つらい、しんどい、と語彙力を失ったオタクと化す43歳、意地でこのアクトを言語化します。

 あーむりだな。むりむり。やるけどむり。

 まず、イントロが鳴って、うわーって言うじゃない。うわーって。イントロが2回で2回うわー。
うわーじゃない、コールをするんだよ! まずは何よりリアクションだ。
我々はこの曲を知っている、待っていた、今死にそうだ。いろいろある。伝えるのだそれを。

 すると柚ちゃんが歌いだすわけ。新たなるパッション核弾頭、喜多見柚だぞ。
楓さんが歌ってたとこを柚ちゃんが往く。わかる? わからんなんだこれは全然わからん!
とにかく柚いことだけはわかる。切り込み隊長が柚ちゃんなのもわかる。
あとらりちゃんはね、首の角度ひとつで柚だよ私はってのを表現してしまうんだ。こんなんずるい。

 続く花井るんるんは、もうね、芯。芯なのさ。ここだぞ、歌ここだぞっていう。
とっちらかったとしてもここで戻す、ここに戻る、ここでなんとかするからなって。
お、おお嬢〜〜〜っ!! てなる。感謝。圧倒的にこの13歳、芯である。
最初ちょっとだけマイクの声乗りがよくないあたりが本当は不安がないわけでもない巴っぽいな、
なんて勝手に思ってました。そういう、1曲歌う間にもドラマがあるのがアイドルマスターです。

 そして、危ない。いやホント危ないよね。
人間、いざその瞬間を迎えた時、自分をコントロールできなくなるものなんだって、
それを体験してみないとわからないものです。
なんかね、わけのわからない叫びをあげたり(それは迷惑なのだが)、膝から崩れ落ちたり、
意味不明なことをつぶやいたりする、というのはこれ、あるなと。実感しました。
直面してみないとわかんないです。5年越しの悲願の瞬間というものは。

 ワタシの場合は、光る棒を強く握りしめて、歯ぁ食いしばって、
なんかウォーターサーバーみたいになってました。
なるべく正しく表現するなら、やはり何かに必死に耐えていたとしか形容しがたく、
語彙力消失オタクのいう「やばい」「つらい」「しんどい」「無理」にほぼ一致していたと思います。
人はなぜ、そうなってしまうのか? わかんねーです。
ただ、同時に最高に幸せなのも事実なので、
たぶん光と闇が合わさって最強に見えるってことなのでしょう。
プラスの力もマイナスの力も、どっちも限界突破してしまう結果だと。おそらくは。

 いいとか、わるいとか。うまく歌えてたとか、いまいちだったとか。
わかんないのね。






nobi
こういう状態だし。
 宗教か、大げさか、いや違う。あのね、これわかんない人のはわかんないと思うんだけど、
無から生まれた「好き」に五感を包まれるという体験をしてみたら、こうなるよ。
まあ、なかなかないですよねw ないとおもいます。そういう体験だったのです。はい。

 からの──、瞬時にワタシを現実に引き戻す、
るいるいの誰がどうみてもド緊張してる瞬き回数の多さ!! ここ、笑うところじゃないよ。
そうなんです、そうなんです。これがるいるい、比奈、です。
すごく、責任を感じていた、負っていた。それがわかりすぎるほどに、わかる。
きっと彼女が一番、アイマスライブ初出演らしいそれで、
比奈Pたちが一番、それを応援する者であったといえましょう。知ってる、それよく知ってる!
そんなるいるいがね、ありがたいんです。とてもありがたい。
ステージパフォーマンスという点ではこの4人で一番経験も練習も積んでるはずのるいるいが、
そう感じてステージに立っていてくれることが、ありがたいなあ。
ステージを知っているからこそ、そうなるのもわかるし、心配とかもありませんでした。
るいるいがここからきっちり上げてくるのは、間違いないと思っていましたので。
それもまた歌の中で描かれるドラマであり、この4人が初舞台で見せたもの、作品になるわけです。

 だからねえ、るいるいが笑った瞬間、ああっ、てなるでしょ。やった! ってなる。
これがライブ、これがステージですよ。レコーディングではない、ステージですよ。
アイマスでPやってる人の多くが、ライブが好きなのって、そういうとこなんじゃないかな。
ワタシはそうです。間違いなく。


そもそもな。そもそも。


 CD発売前で試聴しか聴いたことないんだから、フルコーラス初めてなんよ。
2番の知らない歌詞が耳に入ってくるたびに、受ける衝撃、な。これな!
自分の担当アイドルが、ステージでいきなり未知のフレーズを口にするんですよ。
それもデビュー曲で。ちょっと記憶にないです。マジでなんだ、なんなんだこれは。

 必死にヒアリングして、歌詞聴きとろう、覚えようとさえ、思う余裕がなかったです。
なすすべがなかった。アイマスでP10年やってますが、こういう時どうすればいいかわからないの。
10年やってもこんなもんです。最近関ちゃんを知った人と大差ないです、たぶん。

 と、いう経験を今させてもらえていることが、幸せなんですよね。
人ってだんだん、スレた出涸らしになっていくものですから。
それが今なお、季節が10回巡っても棒立ちで目から水を流すウォーターサーバーでいさせてもらえる。
こんなに嬉しいことがあるだろうか。そういうことです。幸せって。


 関裕美の言葉で、有名なものがありまして。
「世界が輝いて見えたの。でも、きっと最初から輝いてたんだよね。
プロデューサーさんが気づかせてくれたんだ!」

というワードなんですけど、


 まさに逆。


 関裕美が、我々Pに世界が輝いていることを教えてくれたのです。
これは本当。関ちゃんは世界の輝きを伝えるアイドルなんだ。

 それを、初出演のアイマスライブのステージで会沢紗弥という人は現実に、それをやっている。
もちろんひとりじゃない。らりちゃん、るいるい、るんるんにみのりんご、先輩たち、
スタッフさん、たくさんのPやファンの支えがあって、それが今リアルに現在進行している。

 そろそろ言語表現能力の限界だぞ。すでにキモい領域だぞ。しってる。


 らりちゃんはすげーぴょんぴょんしてる。あとでダンス超苦戦したと告白していたけど、
全然そんな風には見えなかった。柚もきっとそうなんだろう。あと本当に緊張に強い。頼もしい。

 るんるん、一番靴に慣れてなくて、歩きにくそうだったのも巴っぽかった。
足の裏がべったり地面につかんと力がよう入らん! とか言いそうw
そういうとこが巴のかわいさとして表現されていきそうなのが、ちょっとしたミラクル。

 るいるい。最年長スから、な荒木比奈がね、一応リーダー的に責任を背負うものだって、
わかってる人だった。だから一番緊張もするし、確実にやり抜きたいって気持ちも出ていた。
そういうガラじゃないんスけどね、って感じもすごくとてもいい。ブルナポの名副将になりそう。

 さーやん。我々関ちゃんPよりもずっと、関裕美の初舞台を考えて、理解して、表現してくれた。
きっともう、ゲームでの関裕美は初舞台を描写されることはないのだと思います。
でもそれを見ることができた。感じることができた。さーやんのおかげです。

 いいですかこれから声がきこえるようになるアイドルの担当Pさんたち。
こういうことがあるんです。起こり得るんです。思ってるよりすごいんで、どうぞお覚悟を。

joe
さて、こんなところかな。








 で、終われたらさっくりとエンドロールを流せそうなのですが。


お願いシンデレラ!
 ですよね。
とっくにライフはゼロなのだけど、ぶっちゃけこのアニバではおねシンだけ歌ってくれるだけでも
大感謝感激関裕美だと思っていたので、だってそうでしょう! おねシンだよ!
おねシン歌わなきゃ何も始まらないでしょう!
くたばってる場合じゃない、ぶっ生き返すしかないんだよ!

 卯月が、凛が、未央が歌っている。ゆっこが、みりあが、藍子ちゃんが、奏が、ありすが、奈緒が、
美穂も悠貴ちゃんも美玲も歌っている。そこに関裕美がいる。柚と巴と比奈と一緒にいる。
ある意味セレモニーであり、セレブレイションでもあり、とても大切な時だ。

 何回、夢で見ただろうね? さすがに数えきれない。
いざその時になっても記憶も感情もとっくにオーバーフローしていて、どうしようもない。
ただ、そのことをこうして言葉として伝えることもムダではなく、
きっといつか、同じように担当アイドルが初めておねシンを歌う時を迎えたPが
「あの記事ってそういうことだったんだな、100%理解できた」ってなってくれれば、それでOK。
この感覚を共感してもらえる人はたぶん限られていて、そんなに多くはないでしょう。
だけど、増えてほしいですね。少しでも、ひとりでも。



 よし、あとは現地組だけが見たBEYOND THE STARLIGHTだけだな!
このカツ丼セット食べた後に天丼(上)が出てくる感覚ね。そんなに参りましたって言わせたいかw

 恋が咲く季節におねシン、ここまでは予想できるじゃないですか。
で、もしアンコールが2曲あったりした場合、何を歌う可能性があり得るだろうか?
そこは10年Pやってるので、想像をするわけです。かがまほはもうやっちゃった。
デレアニの曲は6周年と関係がないので、なさそうだな。
するとビヨスタじゃないか、ってのは頭にありました。まだエバモアは早いから。


 3・2・1・ファイト!


 わかります? ステージデビュー、お披露目の日に、戦いのゴングが鳴ってるの。最後に。
ああこれがシンデレラガールズなんだな。ここは勝負の場でもある。
それはきっと、このコンテンツの本質なんだ。いや、トップアイドルを目指すという、
アイドルマスターの本質なんだ。それもまた、始まりになくてはならない。

 なんて過酷で、楽しいんだろう。
さっきまで一緒によかったねえ、よかったなあ、って言い合ってた比奈Pや巴Pや柚Pが、
もう競う好敵手に見えるようになっちゃってる。
時に手を取り合い、時にまくって、時にぶつかって、進む流星群。
いまだに終点は見えない。わからない。
ゴールのないマラソンとはプロレスのことだが、アイドルもまたそうなのでしょう。




 どこまでも、行ってみたいなあ。





==あとがきという名の反省==

遅い! 巌流島に遅れてきた武蔵どころの遅刻じゃない!
でもあのやっぱ、正気でいられないと、むずかしいですよ。
これまでも何度かありましたけど。慣れないです。

もたついてる間にCDが出て、デレステでイベントが始まって、


って、シンデレラマスター049発売決定の話してないし!!!!
ええ、見ました。ものすごく一瞬だけ見えた、今後の告知の中に見えた関裕美の名前。
美玲だと思ってからまーぶったまげましたね。
一体、何回ワタシの脳のメモリが焼け焦げたんだろう? これはひどい。
なんとかCDリリース前にレポできました。もう半年も経つんですねえ。

ドームツアーもですねすみません。あっという間にチケット戦争が始まります。
何としても現地で声援を送りたいし、全国の関裕美Pたちと喜びを分かち合いたい。
ライブは祭りですから、お祭りしたいですね。


そんな感じで今も生きてます。毎日楽しい!