経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

 ようこそ「経済ニュースゼミ」へ。当ブログにアクセスして頂き、ありがとうございます。私は2004年以降、一般の方々に経済ニュースを分かりやすく解説する仕事をしております。経済のニュースは難しいことが多いですし、それに誤解を呼びそうな報道も多いからです。皆様が、このブログをお読みになって、ご自分で考えることができるようになることを望んでおります。当方へのご連絡先は、次のとおりです。seiji+cj9.so-net.ne.jp (+を@にして下さい)

 今朝は少々希望がもてるかもと思わせるニュースに接することができました。

 東京新聞の記事を御覧ください。

 「政権に擦り寄る」テレ朝HDにモノ申す 株主提案を目指す前川喜平さんたちが案じる日本メディアの行く末

 田中優子・法政大学前総長(72)らが共同代表を務める市民グループ「テレビ輝け!市民ネットワーク」が、テレビ朝日ホールディングス(HD)の株主総会で「もの言う株主」になろうとしている。すでに約50人の賛同者と共にテレビ朝日の株3万株を保有した。「会社の憲法」とも呼ばれる定款に、政治家などの圧力に報道が屈しないことなどを盛り込むことを求めるというが、それはなぜか。共同代表の一人、前川喜平元文部科学次官(69)に聞いた。(聞き手・望月衣塑子)

 (中略)

 テレ朝が政権寄りになったのは2014年、初めてテレ朝生え抜きの社長となった早河洋氏が会長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、幻冬舎の見城徹社長が放送番組審議会委員を20年、委員長を10年やっていることが大きい。元経産官僚の古賀茂明氏が「報道ステーション」で第2次安倍政権下の官邸を批判すると、当時の菅義偉官房長官の側近から幹部に批判がきて古賀氏は降板となった。

 ◆政権批判のプロデューサー異動で衝撃
 ―その後、報道ステーションに変化もあった。
 15年3月、改憲や原発問題などを積極的に取り上げ、政権の問題に斬り込んできた報道ステーションの松原文枝チーフプロデューサーが経済部長に異動、その後、新設のビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長へさらに異動。編集局部長クラスで編集外に出されたのは、彼女が初めてで局内には衝撃が走った。


 (中略)

 テレ朝が40%の株を保有するアベマTVは、テレ朝施設で収録や放送を行うが、一時期、見城氏がパーソナリティーを務めた「徹の部屋」もあった。この番組では17年、安倍晋三元首相が絡むモリカケ問題が噴出した際の「国難突破」解散による衆議院選の公示2日前に「徹の部屋」に安倍氏をゲストに呼んだ。テレ朝元政治部長の末延吉正氏やジャーナリストの有本香氏と共に、安倍氏を礼賛するような番組が放映された。
 そういう人がテレ朝の放送番組審議会の委員長を10年やっているのは、それ自体がテレ朝の政治的公平を害する。それ故に審議委員や委員長の在任期間に上限をつくるよう求めたい。

 6月の株主総会で提案を出す予定だが、他の株主にも賛同してほしい。テレ朝大株主の朝日新聞がどういう立場を取るかも重要だ。今後、朝日新聞にも働きかけるかを検討する。


 如何でしょうか?

 田中優子さんや前川喜平さんたちにエールを送りたいと思いますね。

 権力に屈するな! 自由と民主主義を守り抜こう!と。

 でも、よくよく考えたら、その自由と民主主義を脅かしてきたのが、第二次安倍政権以降の自由民主党なのですよ。

 それに、政権に擦り寄るテレ朝の大株主が朝日新聞だなんて…

 もうなんと言っていいか分かりませんね?

 これでは、日本の政治がおかしくなるのも当然ですよ。


  
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 円相場ですが…昨日、一時1ドル=151円97銭と34年ぶりの円安・ドル高水準になったと報じられています。

 円安になれば、海外から日本を訪れる旅行客たちは大喜びするでしょうし、また、そうした旅行客を迎える観光業界も大歓迎かもしれませんが…

 我々一般の庶民にとっては何も良いことはなし!

 そうでしょう?

 寂しい限りですよ。

 円安で購買力が失われれば、増税がなされたと同じ効果があるからです。

 そして、そうやって物価が上がる分、実質的な消費額が減少するので、景気はよくならない、と。

 まあ、だからこそ財務省は、円安に対しては断固たる措置を取ると言い続けてはいますし、財務省と金融庁、それに日銀の3者がいつものように会合を開いて、「あらゆる手段を排除しない」と言うことによって為替介入をちらつかせてはいるのですが…

 余り効果はなさそうですよね?

 確かに、為替介入が行われれば、相場が急激に変動して大損を被る恐れがあることから、市場関係者のなかには警戒する向きも出てくるのでしょうが…でも、一時的には効果があっても、為替介入で大きな流れが変ることはないと多くの市場関係者が思っているので決定的な手段にはなり得ない、と。

 そしてまた、「あらゆる手段」とは言っても、その手段のなかには日銀による利上げは除かれているのですよね? 少なくても市場はそのように解釈している。だから、円安の流れは止まらないと。

 それにこの1−2年の間、円安になって鈴木財務大臣が円安をけん制する発言を聞くことは何度もあっても、岸田総理が円安について関心を持っているという風には思われたことはありませんよね?

 まあ、その辺りの事情も円安の流れが変わらない一因ではないのでしょうか?

 では、何故日銀は利上げができないのか?

 利上げして国債の価格が暴落すれば、日銀が債務超過に陥って日本経済が混乱してしまうからでしょ?

 つまり、市場は、利上げがない以上円高にはなり得ないと読んでいるのですよ。

 いずれにしても、海外の中央銀行が簡単にできる利上げが、日本にはできないと市場関係者は受け取っている、と。

 そして、日本がそのような事情にあるということは、日銀のバランスシートが異常な状況になって
いることを物語っている訳ですから…円を買いたいとは思わないでしょうね?

 円は日銀券であり、日銀券は日本銀行が発行するものであり、その日本銀行のバランスシートが異常であるのに、どうして円の価値が上がることが期待できると言うのでしょう?



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 水原一平氏が違法賭博に関わったとして解雇され、そして、大谷選手までもが弁明の記者会見を余儀なくされたところですが…

 私としては、どうも釈然としませんね。

 もちろん、大谷選手の説明通り、水原氏が勝手に大谷選手の口座からお金を盗み取っていたのであれば、それはとんでもないことで弁解のしようがありません。厳罰に処すべきでしょう。

 但し、もし、それが本当だとしたら、どうして大谷選手は警察に告訴しないのでしょうね? 或いは、どうして未だに一平さんと、さん付けで呼ぶのでしょうね?

 いずれにしても、そもそもアメリカでは賭博に手を出しても州によっては合法化されているところもある訳で…

 但し、合法化されている州でもツケで賭ける行為は禁止されているのですよね?

 そして、水原一平はツケで賭博を行っていた訳ですから、その意味では非難されるのは当然でしょう。

 ただ、そもそもツケで博打をやらせる胴元の方に責任がある訳でしょ?

 胴元は博打をやる人の懐具合をみて…つまり、どれくらいまでお金を取れるかということを考えてツケで賭博をやらせるのですよね。

 まあ、それを考えたら、水原氏は本当に愚かだったというべきでしょう。

 ただ、確かに愚かではあるし、解雇されても止むをえなかったのかもしれませんが、もし、仮に大谷選手の口座からお金を盗んでいないとしたら、それで社会的に抹殺されるほどの悪事を働いたとはとても思えません。

 問題は、大谷選手にまで影響を及ぼしてしまったことについて、どう責任をとるかということですよね?

 で、その大谷選手ですが、もし、事実が記者会見で説明したとおりだとしたら、大谷選手には何も問題はない。

 但し、もし、大谷選手が胴元への送金を承知していたということなら、どうなのでしょうか?

 この点に関して、もしそんなことをすれば、違法な賭博行為をほう助することになるので、罪は重いと専門家がテレビで説明していましたが…

 自分の親友が博打で借金をこさえて、首が回らなくなっている状態をみて、私には関係のないことだという態度を取るべきだったのでしょうか?

 もちろん、後々法律的な問題が発生することを考えれば、その方が賢明だったとは言えるでしょう。

 或いは、そうした事実を知った時に、弁護士等に相談するべきだったとも言えるでしょう。

 でも、賭博で作った借金を返せば、それで全て問題はクリアされる筈だと考えて行動したとしたら…

 法律に詳しくない一般の人なら、そういう行動をとることも十分考えられますよね?

 賭博で多額の借金を作って、もし、それを返済しなければ身の安全さえ心配されるような状況では、後々冷静に考えたら、それは違法賭博だからそれに応じた対応をすべきだったということが分かる筈だとしても、ですよ…

 お金を借りて
博打をしたのは事実だから、それを返すのもまた当然と考えたとしても、何の不思議もないというか、それが間違っているとは必ずしも思えないのですが、如何でしょうか?

 いずれにしても、たったそれだけのことで、と思わざるを得ませんよね。

 一方で、例えば議会襲撃を煽ったトランプ前大統領は、3件も刑事裁判が起こされているのに、共和党の大統領候補になっている訳ですよ。

 やっぱりおかしいですよ、アメリカは。

 野球賭博を多くの州で認めながら…その一方で、賭博でできた借金を送金したら罪になるのだぞ、とばかりに大騒ぎするのは。

 弁護士を儲けさせているだけのような気がするのですが…


  

 多くの州で野球賭博を認めて一般人からお金を吸い上げながら、違法賭博でできた借金を返済する
のは罪になるのだぞと言うのは、なんか釈然としないと思う方、クリックをお願い致します。
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 二階の爺様が衆院選には出ないと発表しましたよね?

 まあ、それはどうでもいいのですが…

 衆院選に出ない理由に年齢も含まれているのかと記者から問われたのに対し、二階の爺様は次のように言い放ったのをご存じですか?

 「お前もその年がくるんだよ。バカヤロウ」

 年齢は関係ないと言っているのですが…

 でも、その記者だけでなく、私でもその質問をしたくなると思います。だって、85歳ですから。

 仮にこうした不祥事が発生していなくても、政界を引退するというか誰かにバトンタッチするのが当たり前の年齢だからです。

 まあ、それはそうとして…

 このバカ野郎発言に関して、メディアは余り大きくは報じていませんね?

 どうしてなのでしょう?

 裏金問題を巡って注目を浴びた長崎の谷川議員の場合には、「あんた頭悪いね」と発言したことが全国的に大きく報じられて辞職に追い込まれたのとは大違い。

 「頭悪いね」と「バカ野郎」というのは、それほど違うものなのでしょうか?

 「頭悪いね」の方が、言い方としてはマイルドな感じがしないでもありませんが…

 やっぱり、ここにも忖度というか、大きな圧力がかかっているとしか思われません。

 百歩譲って、この質問した記者が、何度も何度もしつこく年齢に関して聞くので、ついかっとなってというのなら、少しは分からないこともありませんが…

 それにしても「バカ野郎」はありませんよね?

 この記者に対して「バカ野郎」と発言したことは、私と同じように、その質問をしたいと思っている有権者に対しても「バカ野郎」と罵倒したに等しいと思います。

 自民党は、この衆院選不出馬宣言を受けて、二階氏に対する処分を行わないことを検討すると報じられていますが…本当に救いようのない自民党ですよ。

 バカ野郎!と多くの有権者が、自民党に対して心の中で叫んでいると思います。


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 マイナス金利解除に関する世論調査が行われたようです。

 日経の記事を御覧ください。

 マイナス金利解除、評価56% 賃上げ「実現する」15% 日経世論調査

 日本経済新聞社とテレビ東京の22〜24日の世論調査で、日銀が19日に決定したマイナス金利政策の解除について聞いた。解除を「評価する」が56%で「評価しない」の27%を上回った

 マイナス金利政策の解除は大手銀行が決めた預金金利の引き上げにより家計に恩恵をもたらすとの期待がある。一方で住宅ローン金利の上昇による負担が生じる可能性もある。

 評価する人が評価しない人の2倍以上となっているのですよね?

 まあ、常識的な判断が示されたと言っていいでしょう。

 ただ、それと同時に、マイナス金利解除を評価しない人は、マイナス金利政策がどんなものか分かっているのか、と言いたいですね?

 まあ、よく分からないが、金利の引き上げには反対だと漠然と考えているだけではないのでしょうか?

 仮に正真正銘のマイナス金利が存在するとしたら、銀行はお金を貸してやる代わりに金利を受け取るのではなく、さらに金利をプレゼントしなければいけないという話でしょ?

 そんなバカなことがあってはたまりませんよ。

 お金を貸す商売は1日で廃業。それがマイナス金利というものなのですよ。

 まあ、そんなインチキまでやる必要があったというのが、黒田日銀の異次元緩和策ということだったのですね。

 多くの方が、常識的な判断を下して、少しほっとしています。


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 植田総裁は「普通の金融政策」に戻すと言っています。

 なにかにつけてサプライズを演出していた黒田日銀、つまりあの黒田バズーカに比べたらなんと健全なことか!?

 その意味では、植田総裁の発言を支持したいと思います。

 でも、植田日銀がやろうとしてることはとても普通の金融政策ではないのです。

 植田日銀に引き継がれた負の遺産と言えば、大量の国債ですよね?

 その額、約600兆円。

 もともとこれらの国債は、日銀が長期金利を超低水準に誘導するために、本来の相場よりも高値で購入したものなのですよ。一般の人々を煙に巻く言葉で言えば指し値オペ。

 ということは、仮に国債の価格がその後下がらなくても、最初から潜在的な含み損を抱えているようなもの。

 それが、インフレが進行するなどして金利が上がり出せば、当然のことながら国債の価格は下がってしまう。

 そうすると、総額で600兆円もの国債を保有しているだけに、少し値下がりしただけでも、たちまち膨大な含み損を抱えてしまうのは自明のこと。

 しかし、最高の信用を保つ必要がある中央銀行が、多額の含み益を抱えているなんて、シャレにならないでしょ?

 そんなことになったら、それこそ日本国の信用問題にも発展する。

 だから、日銀としては、国債価格の急激な低下(金利の急上昇)はなんとしても防ぐ必要がある。

 では、そのためにどんなことをするのか?

 国債の価格が下がらないようにするためには、日銀が国債を買い支えればいい?

 植田日銀は、そう考えて今後も国債の購入量を変えることはないと明言しているのですよね?

 しかも、状況によっては柔軟に対応することがあり得るとまで言っています。

 つまり、場合によっては国債の購入額をさらに増やすかもしれないと言っているのですよ。

 おかしいと思いませんか?

 だって、何故日銀が深刻な事態になっているかと言えば、600兆円にも上る膨大な量の国債を保有していることから発生しているのに、植田日銀は今後も国債を同じようなペースで購入し続ける、否、場合によってはもっと購入するぞ、と言っている訳ですから、国債の保有高はさらに増えるのは必至。

 一般の企業が銀行からお金を借りる際、借入額が増えれば増えるほど銀行側は高い金利を要求するのが普通ですよね?

 銀行は、信用力の高い企業には、自分の方から進んでお金を借りませんかと持ち掛け、反対に、信用力に陰りが見えだすと、如何に手を引くかを考える、と。

 だから、企業側の銀行からの借金が増えれば増えるほど、高い金利を求められるのは自然の動きというものなのです。

 しかるに、我が国政府と日銀の関係に目を向けると、政府の財源不足が深刻になり、国債の発行額が増えれば増えるほど金利を引き下げるようなことをしてきたのが日本銀行なのですよ。

 これ、普通の金融政策ですか?

 違うでしょう?

 普通どころか、異常な金融政策と言っていい。

 何が普通の金融政策だ、と言いたいですよ。

 もう少し、真摯な対応を日銀に期待したいところなのですが…そのバックには異常としか思えない自民党が控えているので、なかなか普通の金融政策を行うことができないのでしょうね?


 日銀が膨大な国債を保有していることが原因なのに、今後も同じように国債を買い続けるという日銀って、バカなのか、と思う方、クリックをお願い致します。
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 日銀がマイナス金利を解除したことで、市中銀行の多くが普通預金の金利を引き上げる予定であることが報じられています。

 報じられるところによると、0.001%を0.02%に引き上げるところが多いようですね。

 0.001%の金利がつくということは、100万円預金した場合、1年で10円の金利が得られるということですよね?

 ということは、20倍の0.02%になると、200円の金利が得られる、と。

 これ、多いと見るのか少ないと見るのか?

 仮に物価が全く上がらないとか、むしろ下がるような状況にあれば、お金の価値は上がっているので、預金金利がゼロであっても文句をいう必要はないのですが…

 でも、物価が3%も4%も上がるような状況では、その分、お金の価値が落ちる訳ですから、幾ら普通預金であっても0.02%の金利ではとても我慢はできない、と。

 そう思いませんか?

 それにですよ、市中銀行は日銀に当座預金を預けていて、そのうちの半分ほどには0.1%の金利がついているのです。日銀当座預金は、名前のとおり当座預金であり、いつでも自由に引き出すことができる預金なので、本来であれば金利はつかない、つまり金利はゼロ%なのに、日銀当座預金を増やすことによってマイルドなインフレを起こすことに市中銀行を協力させるために本来付ける必要のない金利0.1%を付けてやるようなことをしているのですよ。

 つまり市中銀行は何もしないでも0.1%の金利を日銀からプレゼントしてもらえる、と。

 その一方で、我々一般の国民は、20倍になったとはいっても普通預金につく金利は0.02%としかない訳です。

 これ、どう考えてもおかしいと思いませんか?

 市中銀行を余りにも優遇している、と。

 でも、優遇はそれだけではないのです。

 日銀は大量の国債を市中銀行から買い上げるために、本来の相場よりも高い価格で買うことによって市中銀行を儲けさせるようなことをしていた訳ですよ。

 そして、その結果として、日銀が我が国の金利を非常に低い水準に保っているために超円安状態が続いており、消費者の購買力は大きく損なわれてしまっている、と。

 ちゅうことで、消費者は、預金金利が低いことと、円安で購買力を損なわれていることの二重の意味で犠牲になっていると言っていいのです。



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 水原一平氏が違法賭博に手を染めて、大損をしていたことが判明した事件ですが…

 仮に水原氏が大谷選手を裏切るような格好で勝手に大谷選手の口座からお金を引き出したというのなら、大谷選手と水原氏の関係はこれでthe end になってしまうのでしょうが…

 どうも納得ができないのですよね?

 あれだけ仲がよさそうな2人ではなかったですか?

 それも直前まで。

 もし、本当に水原氏が大谷選手を裏切るようなことをしていたら、あのように平静に振る舞うことはできなかったでしょうし、そして、それは大谷選手についても言えるのです。

 でも、実際に2人は直前までいつもと何も変わらないように過ごしていた訳ですよ。

 それが、突然水原氏の解雇となった訳ですから…

 そこには何か球団の判断が働いたとしか思えない。

 もっと言えば、球団というよりも球団の顧問弁護士が、大谷選手に累が及ばないような措置を考えた、イコール、ドジャースに損失が及ばないような措置を考えた、と。

 水原一平氏は突然解雇となったものの、大谷選手と全く連絡がつかない状態になったかと言えば、それは大いに疑問だと思うのです。

 球団および弁護士と水原氏、そして大谷選手が相談し合って、一番いい対処策を考えたのではないか、と。

 それが、全て水原氏に責任がある、否、それだけではなく、水原氏にしか責任はないような格好にして幕引きを図る、と。

 もちろん、違法賭博に手を出した水原氏自身に責任があるのはそのとおりなので、水原氏は何も釈明はできない訳ですが…水原氏も、大谷選手に迷惑をかけたくないと考えたために、実際には大谷選手がお金を出してくれた事実(これは私の勝手な推測)も隠して、自分が勝手に大谷選手のお金に手をつけたということで了承したのではないでしょうか?

 まあ、それが互いにとって一番いい解決方法だ、と。

 それに、そもそも大谷選手は、水谷氏を助けてやろうと思ってお金を出しただけ(私の勝手な推測)なのに、球団やファンからすれば、どうして大谷選手まで事件に巻き込まれなければいけないのかという思いになるのは確実でしょうから、だから水原氏は、前言を撤回して、自分が勝手に大谷選手のお金に手をつけたことにしたのではないでしょうかね?

 まあだとしたら、幾ら解雇になったとはいえ、水原氏と大谷選手の関係は今後も続くでしょうし、水原氏が今後生活に困るようなことは決してないように、関係者が協力することで合意はできているのではないでしょうか?



  違法賭博に手を出した水原氏がバカだったけど、だからといって二人の友情が壊れるのはしのびない、と思う方、クリックをお願い致します。
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 朝早くから信じられないニュースが跳び込んできましたね。

 大谷選手の通訳をしている水原一平氏が賭博に関わり、巨額の資金を盗んだというのです。

 朝日の記事です。

 米ドジャース、大谷選手通訳の水原一平氏を解雇 賭博で数億円窃盗か

 米大リーグのドジャースが20日、大谷翔平選手の通訳を務める水原一平氏を解雇したと、複数の米メディアが報じた。水原氏が違法賭博に関わっていた疑いがあるという。

 米ロサンゼルス・タイムズ紙によると、大谷選手の代理人が20日、水原氏が違法賭博に使うため、「巨額の盗み」に関わっていたとの声明を出した。被害額は数百万ドルにのぼるとしている。同紙によると、水原氏は米連邦当局の捜査対象となっている賭博の胴元、マシュー・ボーヤー氏を通じて賭博に参加していたという。

 米スポーツ専門局ESPNは、大谷選手の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8千万円)が違法賭博の関連口座に送金されていたと報じている。

 水原氏はESPNの19日の取材に、水原氏が昨年、賭博の借金の返済について大谷選手に相談したところ、大谷選手が自身の口座から送金に応じたと説明していた。だが、水原氏は20日になって、大谷選手は賭博や借金のことは何も知らなかったと説明を翻したという。


 まあ、メディアはそのように報じているのですが…

 どうも現金を盗んだようには思われません。

 大谷選手の銀行口座から勝手にお金を引き出したというか、賭博の関連口座に振り込んだと推測されるのですが、でも、そんなことが可能なのでしょうか?

 もし、それが可能であるとしたら、本人しかしらないパスワードのようなものを知っていた?

 どうも釈然としませんよね?

 水原一平さんが、そんな悪いことを本当にしたのか?

 もう少し事態を見守りたいと思います。


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 ようやくマイナス金利政策が解除になり、本当に結構なことですよ。

 でも、このブログに毎日アクセスしてくれている皆さんなら、そもそもマイナス金利政策と呼んでいたことのバカらしさに既にお気づきのことと思います。

 従って、マイナス金利を解除することにしたという表現もおかしいのですよ。

 意味が分からないという人は、昨日までの4日間の記事をお読みになって下さい。

 さて、植田総裁は、昨日の記者会見で次のように言いましたよね?

 「短期金利を主たる政策手段とする普通の金融政策になる」

 私は、この言葉を聞いて、植田総裁の思いが少し分かる気もしました。

 これからは普通の金融政策と言っていますが…

 ということはですよ、今までは普通ではなかったと言っている訳ですよね?

 ただ、普通ではないというのにも、いい意味で普通ではないというのと、悪い意味で普通ではないというのがあると思うのですよ。

 植田総裁は、明らかに後者の意味で使っているものと思われます。

 日銀総裁になるのが長年の夢であり、その夢が1年ほど前に実現して嬉しいのだが、俺が引き継いだ日銀は難問山積ではないか、と。多額の国債と多額の株式(ETF)を抱え込み、どうやってまともな姿に戻すことができるのだろうか、と。

 幾ら正しいことでも、下手に手を付けると経済を混乱させるだけではなく政治家から非難されるのは
必至。だからと言って、何もやらない訳にはいかない。

 まあ、そういう訳で引き続き国民を煙に巻く黒田日銀時代の金融政策を続けてきたが、少しは違う方向に進みだすことができた、と。

 まあ、そういう意味では歓迎すべき事態ではあるのですが…

 でも、植田総裁は、洗いざらい過去を反省して新しい日銀をスタートさせようとしているかと言えば…

 それも疑問としか言いようがありません。

 というのも、植田日銀は次のような説明の仕方をしているからなのです。

 「今後は政策金利を0〜0.1%程度に誘導する」

 植田総裁は学者なのだから、自らが使う言葉の定義にもっと厳しくなって欲しいですね。

 どういうことかと言えば…

 これまでの政策金利は幾らでしたでしょうか?

 そうですよね、マイナス0.1%でしたよね?

 そして、それは日銀当座預金のうち政策金利残高にかけられる金利を意味していました。

 では、今後0〜0.1%程度に誘導すると言っているのは、同じく政策金利残高にかかる金利を指しているのでしょうか?

 違うでしょう?

 ここに至って、急に本来の政策金利、つまり無担保翌日物の金利が再登場することになったのです。

 無担保翌日物の金利、言い換えれば、オーバーナイトのコールレートですよね?

 マイナス金利の時代には、それがどっかに隠れていた訳ですが…それが、今回再登場してきた、と。

 でも、だったら、何故そのようなことになったのか、それを国民に分かり易く説明する義務が日銀総裁にはあると思うのです。

 しかし、その辺のことに関しては深入りしたくないと植田総裁は思っている筈。

 何故か?

 そうしたことに話が及ぶと、今までやってきた日銀の政策が如何に理屈に合わないものだったかが暴露されてしまうからですよね?

 まあ、都合の悪いことにはほっかぶりをしている、と。

 そして、予想していたように、そうした鋭い質問をする記者はいない、と。

 いずれにしても、植田総裁は、如何に政治家を刺激しないようにするか、そればかり考えているように思えます。

 

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