2024年03月27日
対バンが被らないなら狙って会いに行こう
私の地下ドルオタ人生は戦極から始まっているので、基本的には戦極との対バン相手を基軸に推し増しを続けてきた。その過程で出会ったα:taleとBABYschema(およびMAIDEN√DOLL)に関しては、やがて戦極との対バン以外でも普通に観に行くようになり、そこから派生して、彼女達と対バンすることが多い蜜兎、rayray、アドミオ、lonlium、BR!OT、Cosmoslayなどにも推しを作るようになっていった。
一方で、実はαやベビシェよりも前に戦極を観た時に対バンしていたグループから派生して好きになった系譜の人々がいる。それが、私にとっての初めて地下現場であった1年半前のサンシャインサカエでの戦極との対バンに出演していたAqueurと、その実質的な後輩にあたるモードラ&いざ参らんである。
Aqueur自体は、初見の時点でいいなと思っていたなむさんが、本格的に推し始める前に卒業してしまったため、今でもそこまでハマりきれずにいる訳だが、そこからの派生で知ったモードラのなゆちゃんと、いざまいの優里さんに関しては、そこそこ強い思い入れがある(その経緯については、それぞれの過去記事参照)。だが、彼女達は他の「私の推しがいるグループ」と対バンで被る回数が少ないので、αやMAIDを軸に地下現場を渡り歩いている限り、なかなか遭遇出来ないという状況が続いていた。
そんな中、3月22日(金)のサンシャインサカエでのイベントにこの両組が出演するという情報が発表された。しかも、トッパーには、最近私が結構本気で注目している残響ヴァルキリーもいる。サンシャインなら参加費も無料だし、平日故に出演者もそれほど多くないので、気楽に観に行けるだろう。
まぁ、ヴァルキリーに関しては翌日にMAIDとの対バンが発表されていたので(詳細は次回の記事参照)、そこまで躍起になって観に行く必要はなかったのだが、モードラ&いざ参らんに関しては、次にいつ観に行けるタイミングがあるかも分からない。特にモードラは既に四人中二人の卒業が発表されていた以上、ここを逃したらもう現体制のモードラを観ることが出来ないという状況だったので、この機に観に行くことを決意した。
なお、正確に言えば、このイベントはReNY&QUATTROとのサーキットでもあったのだが、上記三組のライブと特典会に全て参加する都合上、この日はあえてサンシャインに専念することにした。他の会場でも観たいグループは色々あったけど、今回ばかりは彼女達を優先したかったのである。
【残響ヴァルキリー】(過去記事:1)
この日のサンシャインは合計7組出演することになる訳だが、最初の3組と後半の4組は別イベント扱いになっているようで、前半3組が終わった時点で終演後物販が発生する。つまり、前半は実質3組だけの対バンイベントであり、さすがに18時台ということもあってか、トッパーの彼女達の時間帯は人も少なく、優先エリアはガラガラで、平民エリアも最前に余裕で入れる状態だった。
そんな快適な環境下で、3月3日のプレデビューの初日に観て以来、約2週間ぶりとなる彼女達のステージを観た訳だが……、なんか、前に比べて、格段に上手くなってない? 正直、前はAsukaさんがあまりにも圧倒的すぎて、他の二人が全然ついていけてないように思えたのだが、この日は結構いい感じにちゃんと食らいついてるといか、特に水色の人の声量が随分強化されているように思えた。やっぱり、アイドルって、現場を重ねることによって成長していくものなのね。
で、私も声出しのタイミングが段々分かってきた訳だけど、コールはどの曲も割と入れやすいものの、MIXに関しては、安易に入れると微妙に尺余りになったりする曲もあるので、ちょっと色々工夫が必要な気もする。逆に言えば、入れやすそうな曲はメンバー側から普通に「はいせーの」とか「虎虎虎虎」とか言ってくれるから、それに合わせればいいんだけどね。とりあえず、「Be yourself」の間奏や後奏をどうするかについては、有識者とちょっと色々相談したいところではある。
まぁ、それはそれとして、この日は二度目となるAsukaさんの元へ。
「初日に観て以来ですけど、いい感じにまとまってきましたね」
「ステージとして、成り立ってきましたかね?」
「正直、最初に見た時は、あなた一強に見えてしまったというか、正直、影響⚡️ion潰してまでやることだったのかな、と思ってしまったんですけど、二人ともめっちゃ上手くなったというか」
「特に水色の娘が、凄く意識高いんですよ。よく練習とか誘ってくれてます」
なるほどね。そのモチベーションの高さが、「この娘とならやっていける」と決断する上での決め手になった、ということか(以前のグループではその辺りの意識の差が活動継続の壁になった、みたいなことを運営の人が言ってたし)。
「まだプレデビュー期間ですからね。推しメンのグループを抜いちゃうくらい、頑張りますよ」
ギラギラした瞳で微笑みを浮かべながら、彼女はそう言った。いいね、なんかもう、こういう野心的な姿勢を見せられると、ワクワク感が止まらない。このままグイグイ引っ張って、名古屋のロックアイドル界に新風を巻き起こしてほしいですわ。
【ストロベリーパルフェ】(初観覧)
名前だけはちょくちょく聞いたことがあったのだが、実際に観るのは今回が初めて。もうすぐ無くなってしまうらしい、という情報がTL上で流れてきており、その前に一度くらいは観ておきたい気持ちもあったので、この機会に対バンで観れたのは僥倖と言えよう。
そして、今回のイベントではちゃんと背後の画面に出演者のアー写を掲載してくれているのだが、そこに映っているのは3人なのに、この日のステージに現れたのは2人だった。うん、まぁ、よくある話ではあるし、むしろ、3人揃って活動するのが色々な理由で難しくなってきたから解散するのかな、なんて憶測を抱いたりもした訳だけど、どうせならちゃんと完全版で観たかったというのが正直な気持ちではある。
で、ステージの印象としては、方向性的には明確にキラキラ王道系であり、演者も客層も全体的に緩い雰囲気で、曲によっては色々とフリーダムに声出ししている人もいたので、おそらく、まったりとした空気感の中で好き勝手に楽しむタイプの現場なのだろう。とりあえず、高音は綺麗だったし、私の好みで言わせてもらえばルックスも悪くないし、早い時間帯でもサンシャインまで応援に来る客層もいるみたいだから、今のグループが無くなっても、またそれぞれに色々活動していくんじゃないかな。
【愛恋ラビラント】(初観覧)
こちらも完全に初見のグループ。事前情報もほぼ何もないまま観ることになった訳だが……、これは、結構好きかもしれない。何がいいって、曲がいい。特に2曲目の、ちょっと歌謡曲っぽい雰囲気で切ないメロディの曲が、おじさんの感性にはピッタリハマる。「あ〜〜〜〜〜ドッキドキ〜」という掛け声は、さすがにちょっと苦笑させられたけど、それも含めて昭和っぽくて好き。
メンバーに関しては、歌なら赤、ダンスは紫がいいかな、というのが、この日のパフォーマスを観た上での私の第一印象である。外見については(私の基準からすると)ちょっと3人とも細すぎる感はあるが、割と全体的に一般受けしそうな正統派のヴィジュアルなので、それなりの規模のステージに出れば、それなりの人気を集めそうなグループのように思える。
実際のところ、サンシャインサカエに立つのは今回が初めてだと言っていたので、まだまだ発展途上のグループなのだろう(そのことは、自己紹介が明らかに辿々しかったことからも伺える)。とりあえず、私のようなおじさんの心に刺さる曲を持ってるのは強いので、焦らず地道に続けていけば、着実にステップアップしていけるんじゃないかな。
【いざ参らん】(過去記事:1・2・3・4)
さて、ここからが実質「2部」扱いであり、優先エリアも一度リセットされた上で改めて有料スペースとして設置されることになった訳だが、明らかに1部の時よりも観覧者の数が多い。時間帯の問題もあるし、後半の方がグループ数が多いという事情もあるだろうが、おそらくは全体的に「金を払ってでも前で観たい」と思わせるだけの集客力の強いグループが多いのだろう。
まぁ、正直なところ、私もいざ参らん&モードラのために金を払って優先エリアに入っても良かったのだが、むしろいざ参らんがいるからこそ、一般エリアの方が良い、というのが私の本音だった。人口密度次第ではあるのだが、本能Zの横移動を考えると、余裕のある広いスペースの方が楽しいしね。
そんな訳で、あえて平民最前には入らず、中盤辺りで待機していようと思っていたのだが、そんな中、私服姿の3人がステージに現れて、我々の前でリハーサルを始めることになる。この時、竹千代さんだけは以前とあまり変わっていなかったものの、上総介さんがショートになり、十兵衛さんは髪色が黒に近い色になっていたので、正直、衣装着てない状態だと、一瞬「え? 誰……?」となってしまった。アー写は昔のままなので、一時的に変えてるだけかもしれないけど、正直、個人的には二人共今の髪型&髪色の方が似合ってる気がする。
で、ひとまず伊賀甲賀をリハでやった後、一旦引っ込んで、しばらくしてから衣装を着て現れた上で、いつも通りに本能Zを始めてくれたので、意気揚々と私も横移動チャンバラを楽しむ。そうそう、やっぱり、これこそがイザマイの醍醐味ですよ。あと、これは少し前に歌詞付きMVを観た影響かもしれないけど、前よりも歌詞が聞き取りやすくなってる気がするので、なんだかんだでこの人達も歌唱力が上がっているのかもしれない。
そして、その次は伊賀甲賀か、六文銭か、それとも前に一度だけ聞いた夏の歌かな、と思っていたら、全く知らない曲のイントロが流れてきた。え? なにこれ? カッコいい! と思ったら、どうやら「卑弥呼」という曲らしい。今までで一番ギターが激しくてロックっぽい。そして、以前に優里さんが「ウチのプロデューサーは『夏』と『tonight』が好き」と言ってた通り、冒頭から「tonight tonight」という歌詞が出てくる。つまり、プロデューサー的にはかなり「本気」を出してきた曲、ということだろう。うん、私も好きです、こういうの。
で、最後の伊賀甲賀で気付いたんだけど、いつの間にかコールが「すいちゃん!」から「ガラシャ!」になってたのね。まぁ、そっちの方がインパクトはあると思うし、そもそも「ガラシャ」は名字ではなく名前なんだから、別に不自然な呼び方ではないわな(その意味では、正式名称を「明智・ガラシャ・すい」とかにした方が分かりやすい気もする)。
まぁ、それはそれとして、終演後物販ではいつも通りに優里さんの元へ。
「あ、◯◯◯◯さんがいる、ってすぐ分かったよ」
「……ん?」
「……あれ? 合ってるよね? 違ってた?」
「ネット上では、Y武と名乗っていますが……」
「そっちかぁ! いや、ごめん!」
どうやら、私と似た人がイザマイ界隈にはいるらしい。なお、先日アスうさのうみちゃんに言われた人とは別の名前だったので、割と名古屋の地下アイドル界隈にはよくいる顔なのかもしれない。
「まぁ、いつもと格好が違いますからね」
「そう、Y武さんはスーツのイメージがあったから」
この日の私は、季節的にまだ寒かったので、戦極パーカーを着て参加していた(「戦」繋がりでもあるしね)。なお、私の普段着である「Yシャツ&ベスト」はスーツではない、という毎度お馴染みの話については、ここで言ってもあまり意味がないので、一旦置いておこう。
「裏垢が無くなって、皆が何してるか把握出来てなくてさ。Y武さんは、TRPGやってたところまでは見てたんだけど……」
え? TRPGを御存知なの? という衝撃を受けている私を横目に、彼女はそのまま更に衝撃的な話を続ける。
「前に、そこにいる(あおすかの)兎都つぐみと一緒に、TRPGがモチーフの舞台に出てて」
「どんな舞台ですか? クトゥルフ系とか?」
「そう。古びた遊園地がコンセプトのシナリオで、あのシナリオはまだ売ってるやつだから……」
……この人、結構ちゃんとTRPGを理解してる? というか、普通にTRPGやってる人だったりする? いや、さすがにこれは全く想定外だったというか、あまりの衝撃と興奮で頭がショートした状態のまま、タイムアップになってしまった。
で、帰宅後に検索して調べてみたところ、どうやら「月夜にて、鏡に恋し花となる」というタイトルのシナリオをモチーフにした舞台らしい。私はクトゥルフに関しては全く無知なのだけど、大学の後輩でクトゥルフにも演劇にも精通している人がいるから、今度機会があればちょっと聞いてみることにしよう。
【モードラ】(過去記事:1・2)
「モードラ」としての彼女達をサンシャインで観るのは今回が初めてだが、その前の「妄目的ドラマティック」の時代にこの地で彼女達と最初に出会っているので、その意味では(紫の人以外は)この地で観るのは約1年ぶり、ということになる。
そして、この日の七組の中では、彼女達のステージが一番フロアが湧いていたように見えた。まぁ、お姉さん組二人の卒業が近いからファンの熱が入っている、というのもあるだろうが、やっぱり、曲がいいんだよね。この日のセトリに関して言えば、2曲目のパラパラっぽい曲が一番好きなんだけど、どの曲も全く違う方向性ながらも、それぞれに魅力がある。
なお、今回のサンシャインは各組「15分枠(転換時間込み)」のステージなので、どのグループも実質3曲しか出来ないタイテになっているのだが、実は私はこのような「短時間で色々なグループが観られるタイテ」は結構好きだったりする(KSDDなので)。だが、彼女達に関しては、曲の傾向が本当に多様なので、やっぱり3曲だけでなく、もっと色々聴かせてほしくなる。まぁ、それならもっと真面目に通え、と言われたらぐうの音も出ない訳だけど。
で、上述の通り、彼女達の出番の間は前方の優先エリアも人が多く、かなり湧いていたため、私の推しである小柄ななゆちゃんを観るには厳しいかな、と思ったのだが、それでもライブ中、ちょくちょく彼女とは目が合い、その度に一瞬で(明確なレスをしていなくても)私の心を掴んでくる。やっぱり、独特の目力があるんだよね、この娘は。だから、ろくに通ってもいないドにわかにもかかわらず、自然とガチ恋口上言いたくなる(しかも、この日は2回も)。なんだかんだで、愛される能力は高いんだよな、この娘。
……と、まぁ、そんな気持ち悪い感慨を抱きつつ、終演後物販ではすぐさま彼女の元へと向かう。
「お久しぶりです」
「久しぶり」
「今年に入ってからは初ですよね」
「そうだよ。Cosmoslayさんと一緒にやったの、年末だし」
おぉ! 最後に会った時のことまで、しっかり覚えててくれてる! これもまた、彼女の愛され能力の一つだよな。で、まぁ、8月に彼女の生誕やる予定だとか、そんなような話をしつつ、喫緊の最大の問題についての話題を彼女の方から切り出してきた。
「二人になってしまいます」
「大丈夫なんですか?」
「まぁ、やるしかないんで」
「増員の予定とかは?」
「ない。プロデューサーは『二人の方がいいよ』って言ってた」
「でも、二人だと、一人休んだらソロになっちゃう訳ですよね?」
「そうだね。まぁ、ソロでも出来るんだけど」
彼女はしれっと、そう言ってのけた。なんだかんだで、この一年で色々なステージを経験して、彼女も相当成長したようである。
それはそれとして、彼女的にはお姉さん組の卒業によって生じるもう一つの問題でも頭を抱えているらしい。
「事務所で一番の先輩になっちゃう」
「あー、そうか、Aqueurさんは事務所が違うんでしたっけ」
「そう。Aqueurさんを入れても三番目なんだ。ふわりふわ子、分かる?」
「あー、はい」
「ふわ子と同期。見えないだろうけど」
「まぁ、あの人はAqueurの前にも、確か岐阜(ハニカム)で活動してましたよね?」
「いや、違う。ヱンデ」
あれ? 元ヱンデなのは雪之宮さんでは? と思ってたけど、ふわこさんもそうだったのか(なお、私にとっての初の地下現場となった一昨年の9月のサンシャイン時に、この二人がいた時代のヱンデを観たことがある筈なのだが、さすがに当時はまだ個体識別までは出来ていなかった)。で、確認してみたら、元ハニカムなのは丸地さんなのね。うーん、この辺りの歴史は本当に興味深いののだけど、やっぱりリアルタイムでその時代を知らない人間には、なかなか覚えにくい(まぁ、覚える必要もないというか、むしろ知られたくない人もいるのだろうけど)。
とりあえず、また何か分からないことがあったら、この娘に直接聞いてみることにしよう。多分、こっちの界隈の歴史に関しては、その辺のオタクよりもよっぽど正確な情報を把握していそうだしね。
【青色のSKY】(過去記事:1・2・3・4・5・6)
ここ最近、2人もしくは3人体制の彼女達しか観ていなかった中、ようやく4人体制の彼女達を観ることが出来た。なお、この時点ではこれがあおすかの「フルメンバー」なのだが、背後の写真には5人が映っているのが、ちょっと切ない気持ちにさせられる。まぁ、さすがに彼女の活動終了が正式に発表されたのが2日前なので、修正が間に合わないのは仕方ない。当初は「背後にアー写を載せてくれる今回の主催者(DOLttoke)は素晴らしい」と思っていたけど、こういう状況に直面してみると、このシステムも良し悪しだよなぁ、という気分にさせられるよね。
まぁ、それはともかく、人が多い方が当然、ステージは華やかになるのは間違いない。特に、久しぶりに観る茉白レイさんの存在感の強さを実感させられた。私、この人がいる状態のあおすかは実は1回半くらいしか観てないのだけど、改めて聴いてみると、結構いい声してるよね。うとつぐちゃんみたいに特徴のある声質ではないけど、安定感があるというか、玲空ちゃん同様、いてくれるだけで安心感をもたらしてくれるタイプだと思う。
とはいえ、今回のステージを通じて、やっぱり、なんだかんだでこのグループはうとつぐちゃんで成り立ってるんだな、という印象を抱いてしまったのもまた事実な訳で。彼女に備わっている華というかオーラって、本当に独特なんだよね。その割に、なんで最初にヱンデ時代の彼女を観た時のことを全然覚えていないのかは不思議ではあるけど、まぁ、あの時は初めての地下現場だったからこそ、個体識別出来るだけの目を持っていなかったのです、多分。
【気まぐれ! ふぁっしねいと】(過去記事:1・2・3)
彼女達を観るのも随分久しぶりになる訳だけど……、え? こんなグループだったっけ? と思ってしまうくらい、イメージが以前とは全く違う。正直、こんなスタイルのいい金髪ちゃんも、小柄な丸眼鏡ちゃんも、全く見覚えがないんだけど、またメンバー変わった? と思って調べてみたら、一応、二人とも5ヶ月前に私がDtで観た時には在籍していたらしい。ただ、前者はその当時は黒髪で、後者は当時は派手髪メッシュだったらしい。いや、それは分からんわ。そして、もう一人の人の当時のアー写を確認してみたけど、彼女も当時と今とでは全然イメージが違う。若い女の子ってのは、5ヶ月も経てば別人になるものなのね。
一方で、曲に関しては意外と覚えているというか、少なくとも最後にやってくれた「Ding Dang Dong Ding Dang Dong」というサビの歌だけは、はっきり聞き覚えがある。で、この曲に関しては声出しも分かりやすくて乗りやすいし、彼女達の代表曲っぽいな、と思って調べてみたら、「心情チェックメイト」という曲名だということは分かった。その上で、次にこの曲を聴く機会が訪れるまでの間に、いい加減にそろそろチャカダを覚えたいな(もう半年くらい前から同じこと言ってる気がする)。
一方で、実はαやベビシェよりも前に戦極を観た時に対バンしていたグループから派生して好きになった系譜の人々がいる。それが、私にとっての初めて地下現場であった1年半前のサンシャインサカエでの戦極との対バンに出演していたAqueurと、その実質的な後輩にあたるモードラ&いざ参らんである。
Aqueur自体は、初見の時点でいいなと思っていたなむさんが、本格的に推し始める前に卒業してしまったため、今でもそこまでハマりきれずにいる訳だが、そこからの派生で知ったモードラのなゆちゃんと、いざまいの優里さんに関しては、そこそこ強い思い入れがある(その経緯については、それぞれの過去記事参照)。だが、彼女達は他の「私の推しがいるグループ」と対バンで被る回数が少ないので、αやMAIDを軸に地下現場を渡り歩いている限り、なかなか遭遇出来ないという状況が続いていた。
そんな中、3月22日(金)のサンシャインサカエでのイベントにこの両組が出演するという情報が発表された。しかも、トッパーには、最近私が結構本気で注目している残響ヴァルキリーもいる。サンシャインなら参加費も無料だし、平日故に出演者もそれほど多くないので、気楽に観に行けるだろう。
まぁ、ヴァルキリーに関しては翌日にMAIDとの対バンが発表されていたので(詳細は次回の記事参照)、そこまで躍起になって観に行く必要はなかったのだが、モードラ&いざ参らんに関しては、次にいつ観に行けるタイミングがあるかも分からない。特にモードラは既に四人中二人の卒業が発表されていた以上、ここを逃したらもう現体制のモードラを観ることが出来ないという状況だったので、この機に観に行くことを決意した。
なお、正確に言えば、このイベントはReNY&QUATTROとのサーキットでもあったのだが、上記三組のライブと特典会に全て参加する都合上、この日はあえてサンシャインに専念することにした。他の会場でも観たいグループは色々あったけど、今回ばかりは彼女達を優先したかったのである。
【残響ヴァルキリー】(過去記事:1)
この日のサンシャインは合計7組出演することになる訳だが、最初の3組と後半の4組は別イベント扱いになっているようで、前半3組が終わった時点で終演後物販が発生する。つまり、前半は実質3組だけの対バンイベントであり、さすがに18時台ということもあってか、トッパーの彼女達の時間帯は人も少なく、優先エリアはガラガラで、平民エリアも最前に余裕で入れる状態だった。
そんな快適な環境下で、3月3日のプレデビューの初日に観て以来、約2週間ぶりとなる彼女達のステージを観た訳だが……、なんか、前に比べて、格段に上手くなってない? 正直、前はAsukaさんがあまりにも圧倒的すぎて、他の二人が全然ついていけてないように思えたのだが、この日は結構いい感じにちゃんと食らいついてるといか、特に水色の人の声量が随分強化されているように思えた。やっぱり、アイドルって、現場を重ねることによって成長していくものなのね。
で、私も声出しのタイミングが段々分かってきた訳だけど、コールはどの曲も割と入れやすいものの、MIXに関しては、安易に入れると微妙に尺余りになったりする曲もあるので、ちょっと色々工夫が必要な気もする。逆に言えば、入れやすそうな曲はメンバー側から普通に「はいせーの」とか「虎虎虎虎」とか言ってくれるから、それに合わせればいいんだけどね。とりあえず、「Be yourself」の間奏や後奏をどうするかについては、有識者とちょっと色々相談したいところではある。
まぁ、それはそれとして、この日は二度目となるAsukaさんの元へ。
「初日に観て以来ですけど、いい感じにまとまってきましたね」
「ステージとして、成り立ってきましたかね?」
「正直、最初に見た時は、あなた一強に見えてしまったというか、正直、影響⚡️ion潰してまでやることだったのかな、と思ってしまったんですけど、二人ともめっちゃ上手くなったというか」
「特に水色の娘が、凄く意識高いんですよ。よく練習とか誘ってくれてます」
なるほどね。そのモチベーションの高さが、「この娘とならやっていける」と決断する上での決め手になった、ということか(以前のグループではその辺りの意識の差が活動継続の壁になった、みたいなことを運営の人が言ってたし)。
「まだプレデビュー期間ですからね。推しメンのグループを抜いちゃうくらい、頑張りますよ」
ギラギラした瞳で微笑みを浮かべながら、彼女はそう言った。いいね、なんかもう、こういう野心的な姿勢を見せられると、ワクワク感が止まらない。このままグイグイ引っ張って、名古屋のロックアイドル界に新風を巻き起こしてほしいですわ。
【ストロベリーパルフェ】(初観覧)
名前だけはちょくちょく聞いたことがあったのだが、実際に観るのは今回が初めて。もうすぐ無くなってしまうらしい、という情報がTL上で流れてきており、その前に一度くらいは観ておきたい気持ちもあったので、この機会に対バンで観れたのは僥倖と言えよう。
そして、今回のイベントではちゃんと背後の画面に出演者のアー写を掲載してくれているのだが、そこに映っているのは3人なのに、この日のステージに現れたのは2人だった。うん、まぁ、よくある話ではあるし、むしろ、3人揃って活動するのが色々な理由で難しくなってきたから解散するのかな、なんて憶測を抱いたりもした訳だけど、どうせならちゃんと完全版で観たかったというのが正直な気持ちではある。
で、ステージの印象としては、方向性的には明確にキラキラ王道系であり、演者も客層も全体的に緩い雰囲気で、曲によっては色々とフリーダムに声出ししている人もいたので、おそらく、まったりとした空気感の中で好き勝手に楽しむタイプの現場なのだろう。とりあえず、高音は綺麗だったし、私の好みで言わせてもらえばルックスも悪くないし、早い時間帯でもサンシャインまで応援に来る客層もいるみたいだから、今のグループが無くなっても、またそれぞれに色々活動していくんじゃないかな。
【愛恋ラビラント】(初観覧)
こちらも完全に初見のグループ。事前情報もほぼ何もないまま観ることになった訳だが……、これは、結構好きかもしれない。何がいいって、曲がいい。特に2曲目の、ちょっと歌謡曲っぽい雰囲気で切ないメロディの曲が、おじさんの感性にはピッタリハマる。「あ〜〜〜〜〜ドッキドキ〜」という掛け声は、さすがにちょっと苦笑させられたけど、それも含めて昭和っぽくて好き。
メンバーに関しては、歌なら赤、ダンスは紫がいいかな、というのが、この日のパフォーマスを観た上での私の第一印象である。外見については(私の基準からすると)ちょっと3人とも細すぎる感はあるが、割と全体的に一般受けしそうな正統派のヴィジュアルなので、それなりの規模のステージに出れば、それなりの人気を集めそうなグループのように思える。
実際のところ、サンシャインサカエに立つのは今回が初めてだと言っていたので、まだまだ発展途上のグループなのだろう(そのことは、自己紹介が明らかに辿々しかったことからも伺える)。とりあえず、私のようなおじさんの心に刺さる曲を持ってるのは強いので、焦らず地道に続けていけば、着実にステップアップしていけるんじゃないかな。
【いざ参らん】(過去記事:1・2・3・4)
さて、ここからが実質「2部」扱いであり、優先エリアも一度リセットされた上で改めて有料スペースとして設置されることになった訳だが、明らかに1部の時よりも観覧者の数が多い。時間帯の問題もあるし、後半の方がグループ数が多いという事情もあるだろうが、おそらくは全体的に「金を払ってでも前で観たい」と思わせるだけの集客力の強いグループが多いのだろう。
まぁ、正直なところ、私もいざ参らん&モードラのために金を払って優先エリアに入っても良かったのだが、むしろいざ参らんがいるからこそ、一般エリアの方が良い、というのが私の本音だった。人口密度次第ではあるのだが、本能Zの横移動を考えると、余裕のある広いスペースの方が楽しいしね。
そんな訳で、あえて平民最前には入らず、中盤辺りで待機していようと思っていたのだが、そんな中、私服姿の3人がステージに現れて、我々の前でリハーサルを始めることになる。この時、竹千代さんだけは以前とあまり変わっていなかったものの、上総介さんがショートになり、十兵衛さんは髪色が黒に近い色になっていたので、正直、衣装着てない状態だと、一瞬「え? 誰……?」となってしまった。アー写は昔のままなので、一時的に変えてるだけかもしれないけど、正直、個人的には二人共今の髪型&髪色の方が似合ってる気がする。
で、ひとまず伊賀甲賀をリハでやった後、一旦引っ込んで、しばらくしてから衣装を着て現れた上で、いつも通りに本能Zを始めてくれたので、意気揚々と私も横移動チャンバラを楽しむ。そうそう、やっぱり、これこそがイザマイの醍醐味ですよ。あと、これは少し前に歌詞付きMVを観た影響かもしれないけど、前よりも歌詞が聞き取りやすくなってる気がするので、なんだかんだでこの人達も歌唱力が上がっているのかもしれない。
そして、その次は伊賀甲賀か、六文銭か、それとも前に一度だけ聞いた夏の歌かな、と思っていたら、全く知らない曲のイントロが流れてきた。え? なにこれ? カッコいい! と思ったら、どうやら「卑弥呼」という曲らしい。今までで一番ギターが激しくてロックっぽい。そして、以前に優里さんが「ウチのプロデューサーは『夏』と『tonight』が好き」と言ってた通り、冒頭から「tonight tonight」という歌詞が出てくる。つまり、プロデューサー的にはかなり「本気」を出してきた曲、ということだろう。うん、私も好きです、こういうの。
で、最後の伊賀甲賀で気付いたんだけど、いつの間にかコールが「すいちゃん!」から「ガラシャ!」になってたのね。まぁ、そっちの方がインパクトはあると思うし、そもそも「ガラシャ」は名字ではなく名前なんだから、別に不自然な呼び方ではないわな(その意味では、正式名称を「明智・ガラシャ・すい」とかにした方が分かりやすい気もする)。
まぁ、それはそれとして、終演後物販ではいつも通りに優里さんの元へ。
「あ、◯◯◯◯さんがいる、ってすぐ分かったよ」
「……ん?」
「……あれ? 合ってるよね? 違ってた?」
「ネット上では、Y武と名乗っていますが……」
「そっちかぁ! いや、ごめん!」
どうやら、私と似た人がイザマイ界隈にはいるらしい。なお、先日アスうさのうみちゃんに言われた人とは別の名前だったので、割と名古屋の地下アイドル界隈にはよくいる顔なのかもしれない。
「まぁ、いつもと格好が違いますからね」
「そう、Y武さんはスーツのイメージがあったから」
この日の私は、季節的にまだ寒かったので、戦極パーカーを着て参加していた(「戦」繋がりでもあるしね)。なお、私の普段着である「Yシャツ&ベスト」はスーツではない、という毎度お馴染みの話については、ここで言ってもあまり意味がないので、一旦置いておこう。
「裏垢が無くなって、皆が何してるか把握出来てなくてさ。Y武さんは、TRPGやってたところまでは見てたんだけど……」
え? TRPGを御存知なの? という衝撃を受けている私を横目に、彼女はそのまま更に衝撃的な話を続ける。
「前に、そこにいる(あおすかの)兎都つぐみと一緒に、TRPGがモチーフの舞台に出てて」
「どんな舞台ですか? クトゥルフ系とか?」
「そう。古びた遊園地がコンセプトのシナリオで、あのシナリオはまだ売ってるやつだから……」
……この人、結構ちゃんとTRPGを理解してる? というか、普通にTRPGやってる人だったりする? いや、さすがにこれは全く想定外だったというか、あまりの衝撃と興奮で頭がショートした状態のまま、タイムアップになってしまった。
で、帰宅後に検索して調べてみたところ、どうやら「月夜にて、鏡に恋し花となる」というタイトルのシナリオをモチーフにした舞台らしい。私はクトゥルフに関しては全く無知なのだけど、大学の後輩でクトゥルフにも演劇にも精通している人がいるから、今度機会があればちょっと聞いてみることにしよう。
【モードラ】(過去記事:1・2)
「モードラ」としての彼女達をサンシャインで観るのは今回が初めてだが、その前の「妄目的ドラマティック」の時代にこの地で彼女達と最初に出会っているので、その意味では(紫の人以外は)この地で観るのは約1年ぶり、ということになる。
そして、この日の七組の中では、彼女達のステージが一番フロアが湧いていたように見えた。まぁ、お姉さん組二人の卒業が近いからファンの熱が入っている、というのもあるだろうが、やっぱり、曲がいいんだよね。この日のセトリに関して言えば、2曲目のパラパラっぽい曲が一番好きなんだけど、どの曲も全く違う方向性ながらも、それぞれに魅力がある。
なお、今回のサンシャインは各組「15分枠(転換時間込み)」のステージなので、どのグループも実質3曲しか出来ないタイテになっているのだが、実は私はこのような「短時間で色々なグループが観られるタイテ」は結構好きだったりする(KSDDなので)。だが、彼女達に関しては、曲の傾向が本当に多様なので、やっぱり3曲だけでなく、もっと色々聴かせてほしくなる。まぁ、それならもっと真面目に通え、と言われたらぐうの音も出ない訳だけど。
で、上述の通り、彼女達の出番の間は前方の優先エリアも人が多く、かなり湧いていたため、私の推しである小柄ななゆちゃんを観るには厳しいかな、と思ったのだが、それでもライブ中、ちょくちょく彼女とは目が合い、その度に一瞬で(明確なレスをしていなくても)私の心を掴んでくる。やっぱり、独特の目力があるんだよね、この娘は。だから、ろくに通ってもいないドにわかにもかかわらず、自然とガチ恋口上言いたくなる(しかも、この日は2回も)。なんだかんだで、愛される能力は高いんだよな、この娘。
……と、まぁ、そんな気持ち悪い感慨を抱きつつ、終演後物販ではすぐさま彼女の元へと向かう。
「お久しぶりです」
「久しぶり」
「今年に入ってからは初ですよね」
「そうだよ。Cosmoslayさんと一緒にやったの、年末だし」
おぉ! 最後に会った時のことまで、しっかり覚えててくれてる! これもまた、彼女の愛され能力の一つだよな。で、まぁ、8月に彼女の生誕やる予定だとか、そんなような話をしつつ、喫緊の最大の問題についての話題を彼女の方から切り出してきた。
「二人になってしまいます」
「大丈夫なんですか?」
「まぁ、やるしかないんで」
「増員の予定とかは?」
「ない。プロデューサーは『二人の方がいいよ』って言ってた」
「でも、二人だと、一人休んだらソロになっちゃう訳ですよね?」
「そうだね。まぁ、ソロでも出来るんだけど」
彼女はしれっと、そう言ってのけた。なんだかんだで、この一年で色々なステージを経験して、彼女も相当成長したようである。
それはそれとして、彼女的にはお姉さん組の卒業によって生じるもう一つの問題でも頭を抱えているらしい。
「事務所で一番の先輩になっちゃう」
「あー、そうか、Aqueurさんは事務所が違うんでしたっけ」
「そう。Aqueurさんを入れても三番目なんだ。ふわりふわ子、分かる?」
「あー、はい」
「ふわ子と同期。見えないだろうけど」
「まぁ、あの人はAqueurの前にも、確か岐阜(ハニカム)で活動してましたよね?」
「いや、違う。ヱンデ」
あれ? 元ヱンデなのは雪之宮さんでは? と思ってたけど、ふわこさんもそうだったのか(なお、私にとっての初の地下現場となった一昨年の9月のサンシャイン時に、この二人がいた時代のヱンデを観たことがある筈なのだが、さすがに当時はまだ個体識別までは出来ていなかった)。で、確認してみたら、元ハニカムなのは丸地さんなのね。うーん、この辺りの歴史は本当に興味深いののだけど、やっぱりリアルタイムでその時代を知らない人間には、なかなか覚えにくい(まぁ、覚える必要もないというか、むしろ知られたくない人もいるのだろうけど)。
とりあえず、また何か分からないことがあったら、この娘に直接聞いてみることにしよう。多分、こっちの界隈の歴史に関しては、その辺のオタクよりもよっぽど正確な情報を把握していそうだしね。
【青色のSKY】(過去記事:1・2・3・4・5・6)
ここ最近、2人もしくは3人体制の彼女達しか観ていなかった中、ようやく4人体制の彼女達を観ることが出来た。なお、この時点ではこれがあおすかの「フルメンバー」なのだが、背後の写真には5人が映っているのが、ちょっと切ない気持ちにさせられる。まぁ、さすがに彼女の活動終了が正式に発表されたのが2日前なので、修正が間に合わないのは仕方ない。当初は「背後にアー写を載せてくれる今回の主催者(DOLttoke)は素晴らしい」と思っていたけど、こういう状況に直面してみると、このシステムも良し悪しだよなぁ、という気分にさせられるよね。
まぁ、それはともかく、人が多い方が当然、ステージは華やかになるのは間違いない。特に、久しぶりに観る茉白レイさんの存在感の強さを実感させられた。私、この人がいる状態のあおすかは実は1回半くらいしか観てないのだけど、改めて聴いてみると、結構いい声してるよね。うとつぐちゃんみたいに特徴のある声質ではないけど、安定感があるというか、玲空ちゃん同様、いてくれるだけで安心感をもたらしてくれるタイプだと思う。
とはいえ、今回のステージを通じて、やっぱり、なんだかんだでこのグループはうとつぐちゃんで成り立ってるんだな、という印象を抱いてしまったのもまた事実な訳で。彼女に備わっている華というかオーラって、本当に独特なんだよね。その割に、なんで最初にヱンデ時代の彼女を観た時のことを全然覚えていないのかは不思議ではあるけど、まぁ、あの時は初めての地下現場だったからこそ、個体識別出来るだけの目を持っていなかったのです、多分。
【気まぐれ! ふぁっしねいと】(過去記事:1・2・3)
彼女達を観るのも随分久しぶりになる訳だけど……、え? こんなグループだったっけ? と思ってしまうくらい、イメージが以前とは全く違う。正直、こんなスタイルのいい金髪ちゃんも、小柄な丸眼鏡ちゃんも、全く見覚えがないんだけど、またメンバー変わった? と思って調べてみたら、一応、二人とも5ヶ月前に私がDtで観た時には在籍していたらしい。ただ、前者はその当時は黒髪で、後者は当時は派手髪メッシュだったらしい。いや、それは分からんわ。そして、もう一人の人の当時のアー写を確認してみたけど、彼女も当時と今とでは全然イメージが違う。若い女の子ってのは、5ヶ月も経てば別人になるものなのね。
一方で、曲に関しては意外と覚えているというか、少なくとも最後にやってくれた「Ding Dang Dong Ding Dang Dong」というサビの歌だけは、はっきり聞き覚えがある。で、この曲に関しては声出しも分かりやすくて乗りやすいし、彼女達の代表曲っぽいな、と思って調べてみたら、「心情チェックメイト」という曲名だということは分かった。その上で、次にこの曲を聴く機会が訪れるまでの間に、いい加減にそろそろチャカダを覚えたいな(もう半年くらい前から同じこと言ってる気がする)。
darkmist_k at 08:09|Permalink│Comments(0)│
2024年03月26日
神激 in RAD HALL
KABUKIMONO DDを自称する者として、神激は主家である。そして、彼女達は毎月概ね2〜3日くらいの頻度で名古屋に来てくれているので、私もその度に1枠だけは御挨拶に伺うようにしている(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12)。
だが、先月は1日だけの滞在で、その日は私の体調が微妙だったので(しかも集中講義期間中ということもあり)、サボらせてもらった。なので、今月こそは何が何でも参加しなければ、ということで、20日の夜枠で参加することにした訳だが、開催当日になって、私は告知文を読み間違えていたことに気付く。
「え? RAD HALLなの!?」
私が神激に通い始めて以降の1年間、ほぼ毎回伏見ライオンシアターに来ていたので(一度だけ、OYSでやった時があったけど)、ちょっと驚いた。最後にRAD HALL使ったのって、いつだ? と思って調べてみたら、去年の6月に、バンド系のイベントで出てたのね(この日はバブガを観に行ってたので、完全にノーチェックだった)。まぁ、神激の方向性的にRAD HALLは合ってると思うから、特に違和感も無いんだけどね(むしろ、日頃RAD HALLを使ってる戦極の方が、伏見LT向きなのでは? と思ってる)。
まぁ、そんな訳で、私にとっては勝手知ったるホームグラウンドなので、いつもの感覚で会場に入ってみた訳だが、段差無しフロアの半分以上が優先エリアになっていることに、ちょっと驚く。まぁ、3000円上乗せすることでチェキ券+ブロマイド3枚が貰えることを考えれば、かなりリーズナブルな値段ではあるんだけど、日頃、優先エリアを作ってもガラガラになりがちの主現場に通っている身としては、この忠誠心の高さには素直に感服させられる。
そして、ちょっと意外だったのは、この日はフロアに荷物を置くことが一切禁止されており、端の方に置いた鞄もクロークに預けるように指示されていたこと。今まで神激が伏見LTで開催する時にそんなことを言われたことはなかったし、逆に神激以外がRAD HALLを使う時にも実質黙認されてたただけに、なぜこのタイミングで規制が厳しくなったのかは分からないのだが、まぁ、それが本来の会場のルールである以上、文句を言うのは筋違いだろう。
ただ、私としては、ライブの途中で暑くなった時に脱いだ服を入れるための容器として鞄を持って来ていたので(それ以外はペンラとチェキ券ケースしか入ってない)、ライブ中に取り出すことが出来ないクロークに入れてしまっては意味がない。そして、開始直前の時点ではまだ微妙に肌寒かったので上着を着た状態で開演を迎えたい(でも途中で多分脱ぐことになる)。そのジレンマに悩んだ結果、やむなく今回は、本来は片肩掛けを前提とした鞄をたすき掛けにした、ちょっと不格好な状態で参加することにした。
で、この日の神激は「私服公演」と発表されていたので、どんなカンジで登場するのかと思いきや、私の推しの三笠さんは、水色(薄青?)のスーツの下に柄シャツを着た格好で、端的に言って超絶カッコいい。なんというか、ロック傾向が強い筈のKABUKIに意外とボーイッシュ/マニッシュ系が少ないのは、この人の完成度が高すぎて「この方向性は自分には無理」と後輩達を萎縮させてしまっているからではないか、と改めて思わされる。基本的には声フェチの私だけど、この人に関してはほぼヴィジュアルだけで推そうと決めるくらいのインパクトがあるというか、ヴィジュアルだけで十分過ぎるくらいに推す価値がある存在なのよね、ホントに。
そして、他のメンバーもそれぞれに自分のキャラに合わせたスタイリッシュな私服でパフォーマンスしてくれてた訳だけど、いもこさんだけは、実は公式の商品のパーカー(?)をそのまま着ていたらしい。まぁ、これはこれで似合っていたというか、彼女っぽい装束ではあったけどね。
まぁ、それはそれとして、初めて聴くRAD HALLでの神激は、いつも以上に重低音が激しくて、序盤からガンガン心身を揺さぶってくる訳だけど、3曲目くらいで聴き覚えのない、でも耳心地の良い曲が流れてきたと思ったら、どうやら新曲らしい。しかも、三笠さん相手に突っ込めるパートがあるという、割と珍しい曲構成になってたけど、この日の私は平民エリアだったので、遠目にそれを眺めていただけでした(まぁ、もともとあんまり私は突っ込むタイプではないんだけど)。
その後で披露されたもう一つの新曲も、なかなか聴きやすくていいカンジだった訳だけど、なんというか、ジャンヌ以降の神激って、相変わらず「どこまでが一つの曲なのか分かりにくい感」はあるものの、昔からずっと引っかかってた(多分、好きな人はそこが好きなんだろうけど)唐突すぎる転調の違和感があまり感じられなくなってきて、そのおかげですごく聴き心地が良くなった気がする。この辺りは多分、賛否色々なんだろうけど、私は今の方向性の方が好きだな。
で、この日の終盤では、いもこさんの亡き母との思い出話からのジャンヌダルクという展開。まぁ、もともとこの曲はそういうコンセプトで作られたということは知ってるけど、正直、毎回こういう泣かせる演出入れなくても、純粋に曲だけで感動させられるくらいいい曲なのにな、というのが私の本音ではある。とはいえ、彼女自身がこういうエピソードを言葉にすることでより強く感情移入して歌うことが出来るようになっているのなら、このくだりも確かに必要な儀式なのだろう。
と、まぁ、そんなカンジで、今回も最初から最後までじっくり楽しませてもらったし、体感として、この日は(立ち位置が良かったのか)いつも以上に三笠さんから沢山レス貰えた気がする。RAD HALLは伏見LTに比べると縦長だから、ちょっと観にくいかとも思ったけど、少なくとも演者側からはちゃんと後方にいた私のこともちゃんと観えていたようで、一安心。
なお、鞄をたすき掛けにしていたことで腹が圧迫されていたせいか、この日はイマイチ声が出せず、身体も動かしにくかったので、いつもほど汗はかかず、結果的に上着を脱ぐ必要がないままライブを終えることになったので、鞄を持ってた意味はありませんでした。うーん、次回以降はやっぱり、最初から上着を脱いだ状態で、鞄をクロークに預けることにしようかな。やっぱり、参加するからには全力で楽しみたいしね(体調次第ではあるけど)。
まぁ、それはそれとして、この日もいつも通りに三笠列を2ループ回ることにしました。
「こないだパニモン行ってたたやろ?」
「あ、はい」
「ブログ読んだ。やっぱ文才あるよな。てか、Y武って、歌詞とかは書かんの?」
「うーん、歌詞とかポエムとかは全然ダメですね。私の書く文章って、とにかく誤解されないように、言いたいことを正確に伝えるための文章なんですよ。でも、歌詞って、一つの言葉の中に色々な意味を込めて、色々な解釈が出来るように書くじゃないですか」
「なるほどな、全然違うんか」
「私の文章ってのは、味も素っ気もない、ただ淡々と書き連ねる文章なので」
「でも、文才あると思うけどな」
実際、詩的な文章を書いてみたいという気持ちも無い訳ではないし、TRPGの演出として叙事詩っぽいフレーズを考えたりしたことはあったけど、どれだけ考えても「大丈夫? これ、スベってない?」という怖さが拭えなくて、あまり心地良い作業ではなかったのよね。多分、作詞ってのは「自分の感性はイケてる!」と無自覚に思い込める人でないと難しいんじゃないかと思う。
そして、2周目ではふと、こんな話題を出してみた。
「さっきパニモンの話が出てましたけど、後輩グループで特に親しいところとか、あるんですか?」
「ギャンデミとパニモン。よく一緒にツアー出てくれてるからね」
「あー、なるほど」
「パニモンに関しては、ちょっとキモい話なんやけど、タネちゃんの顔が研究生の頃からめっちゃ好きでさ。でも、レイドロイドの推しだったアオリちゃんが入ってきて……」
そういえば、そのくだりの動画はtwitterで観たような気がする。てか、ネオンレインではなく「レイドロイド」と呼ぶところが、古参だよね。
「正直、エヴァ的には、一つのグループで推しが二人ってのは良くないなって思ってて、でも選べなくて……、って、◯いてる?」
この時、私は「聞いてる?」と言ってるように聞こえたので、「はい」と答えてしまった訳だが、
「いや、引かんどいて〜」
どうやら「引いてる?」と言ってたっぽい。まぁ、正直なところ、引く要素は何も無いというか、ネオンレインに関して言えば、マユカ推しだった私も彼女の動向次第では同じような事態に陥ってた可能性はあった訳で。結局、彼女は引退してしまったから、その意味では、推しが別のグループに入ったことで悩んでいる姿は、ちょっと羨ましいというか、贅沢な悩みだよなぁ、というのが正直な気持ちである訳です。
だが、先月は1日だけの滞在で、その日は私の体調が微妙だったので(しかも集中講義期間中ということもあり)、サボらせてもらった。なので、今月こそは何が何でも参加しなければ、ということで、20日の夜枠で参加することにした訳だが、開催当日になって、私は告知文を読み間違えていたことに気付く。
「え? RAD HALLなの!?」
私が神激に通い始めて以降の1年間、ほぼ毎回伏見ライオンシアターに来ていたので(一度だけ、OYSでやった時があったけど)、ちょっと驚いた。最後にRAD HALL使ったのって、いつだ? と思って調べてみたら、去年の6月に、バンド系のイベントで出てたのね(この日はバブガを観に行ってたので、完全にノーチェックだった)。まぁ、神激の方向性的にRAD HALLは合ってると思うから、特に違和感も無いんだけどね(むしろ、日頃RAD HALLを使ってる戦極の方が、伏見LT向きなのでは? と思ってる)。
まぁ、そんな訳で、私にとっては勝手知ったるホームグラウンドなので、いつもの感覚で会場に入ってみた訳だが、段差無しフロアの半分以上が優先エリアになっていることに、ちょっと驚く。まぁ、3000円上乗せすることでチェキ券+ブロマイド3枚が貰えることを考えれば、かなりリーズナブルな値段ではあるんだけど、日頃、優先エリアを作ってもガラガラになりがちの主現場に通っている身としては、この忠誠心の高さには素直に感服させられる。
そして、ちょっと意外だったのは、この日はフロアに荷物を置くことが一切禁止されており、端の方に置いた鞄もクロークに預けるように指示されていたこと。今まで神激が伏見LTで開催する時にそんなことを言われたことはなかったし、逆に神激以外がRAD HALLを使う時にも実質黙認されてたただけに、なぜこのタイミングで規制が厳しくなったのかは分からないのだが、まぁ、それが本来の会場のルールである以上、文句を言うのは筋違いだろう。
ただ、私としては、ライブの途中で暑くなった時に脱いだ服を入れるための容器として鞄を持って来ていたので(それ以外はペンラとチェキ券ケースしか入ってない)、ライブ中に取り出すことが出来ないクロークに入れてしまっては意味がない。そして、開始直前の時点ではまだ微妙に肌寒かったので上着を着た状態で開演を迎えたい(でも途中で多分脱ぐことになる)。そのジレンマに悩んだ結果、やむなく今回は、本来は片肩掛けを前提とした鞄をたすき掛けにした、ちょっと不格好な状態で参加することにした。
で、この日の神激は「私服公演」と発表されていたので、どんなカンジで登場するのかと思いきや、私の推しの三笠さんは、水色(薄青?)のスーツの下に柄シャツを着た格好で、端的に言って超絶カッコいい。なんというか、ロック傾向が強い筈のKABUKIに意外とボーイッシュ/マニッシュ系が少ないのは、この人の完成度が高すぎて「この方向性は自分には無理」と後輩達を萎縮させてしまっているからではないか、と改めて思わされる。基本的には声フェチの私だけど、この人に関してはほぼヴィジュアルだけで推そうと決めるくらいのインパクトがあるというか、ヴィジュアルだけで十分過ぎるくらいに推す価値がある存在なのよね、ホントに。
そして、他のメンバーもそれぞれに自分のキャラに合わせたスタイリッシュな私服でパフォーマンスしてくれてた訳だけど、いもこさんだけは、実は公式の商品のパーカー(?)をそのまま着ていたらしい。まぁ、これはこれで似合っていたというか、彼女っぽい装束ではあったけどね。
まぁ、それはそれとして、初めて聴くRAD HALLでの神激は、いつも以上に重低音が激しくて、序盤からガンガン心身を揺さぶってくる訳だけど、3曲目くらいで聴き覚えのない、でも耳心地の良い曲が流れてきたと思ったら、どうやら新曲らしい。しかも、三笠さん相手に突っ込めるパートがあるという、割と珍しい曲構成になってたけど、この日の私は平民エリアだったので、遠目にそれを眺めていただけでした(まぁ、もともとあんまり私は突っ込むタイプではないんだけど)。
その後で披露されたもう一つの新曲も、なかなか聴きやすくていいカンジだった訳だけど、なんというか、ジャンヌ以降の神激って、相変わらず「どこまでが一つの曲なのか分かりにくい感」はあるものの、昔からずっと引っかかってた(多分、好きな人はそこが好きなんだろうけど)唐突すぎる転調の違和感があまり感じられなくなってきて、そのおかげですごく聴き心地が良くなった気がする。この辺りは多分、賛否色々なんだろうけど、私は今の方向性の方が好きだな。
で、この日の終盤では、いもこさんの亡き母との思い出話からのジャンヌダルクという展開。まぁ、もともとこの曲はそういうコンセプトで作られたということは知ってるけど、正直、毎回こういう泣かせる演出入れなくても、純粋に曲だけで感動させられるくらいいい曲なのにな、というのが私の本音ではある。とはいえ、彼女自身がこういうエピソードを言葉にすることでより強く感情移入して歌うことが出来るようになっているのなら、このくだりも確かに必要な儀式なのだろう。
と、まぁ、そんなカンジで、今回も最初から最後までじっくり楽しませてもらったし、体感として、この日は(立ち位置が良かったのか)いつも以上に三笠さんから沢山レス貰えた気がする。RAD HALLは伏見LTに比べると縦長だから、ちょっと観にくいかとも思ったけど、少なくとも演者側からはちゃんと後方にいた私のこともちゃんと観えていたようで、一安心。
なお、鞄をたすき掛けにしていたことで腹が圧迫されていたせいか、この日はイマイチ声が出せず、身体も動かしにくかったので、いつもほど汗はかかず、結果的に上着を脱ぐ必要がないままライブを終えることになったので、鞄を持ってた意味はありませんでした。うーん、次回以降はやっぱり、最初から上着を脱いだ状態で、鞄をクロークに預けることにしようかな。やっぱり、参加するからには全力で楽しみたいしね(体調次第ではあるけど)。
まぁ、それはそれとして、この日もいつも通りに三笠列を2ループ回ることにしました。
「こないだパニモン行ってたたやろ?」
「あ、はい」
「ブログ読んだ。やっぱ文才あるよな。てか、Y武って、歌詞とかは書かんの?」
「うーん、歌詞とかポエムとかは全然ダメですね。私の書く文章って、とにかく誤解されないように、言いたいことを正確に伝えるための文章なんですよ。でも、歌詞って、一つの言葉の中に色々な意味を込めて、色々な解釈が出来るように書くじゃないですか」
「なるほどな、全然違うんか」
「私の文章ってのは、味も素っ気もない、ただ淡々と書き連ねる文章なので」
「でも、文才あると思うけどな」
実際、詩的な文章を書いてみたいという気持ちも無い訳ではないし、TRPGの演出として叙事詩っぽいフレーズを考えたりしたことはあったけど、どれだけ考えても「大丈夫? これ、スベってない?」という怖さが拭えなくて、あまり心地良い作業ではなかったのよね。多分、作詞ってのは「自分の感性はイケてる!」と無自覚に思い込める人でないと難しいんじゃないかと思う。
そして、2周目ではふと、こんな話題を出してみた。
「さっきパニモンの話が出てましたけど、後輩グループで特に親しいところとか、あるんですか?」
「ギャンデミとパニモン。よく一緒にツアー出てくれてるからね」
「あー、なるほど」
「パニモンに関しては、ちょっとキモい話なんやけど、タネちゃんの顔が研究生の頃からめっちゃ好きでさ。でも、レイドロイドの推しだったアオリちゃんが入ってきて……」
そういえば、そのくだりの動画はtwitterで観たような気がする。てか、ネオンレインではなく「レイドロイド」と呼ぶところが、古参だよね。
「正直、エヴァ的には、一つのグループで推しが二人ってのは良くないなって思ってて、でも選べなくて……、って、◯いてる?」
この時、私は「聞いてる?」と言ってるように聞こえたので、「はい」と答えてしまった訳だが、
「いや、引かんどいて〜」
どうやら「引いてる?」と言ってたっぽい。まぁ、正直なところ、引く要素は何も無いというか、ネオンレインに関して言えば、マユカ推しだった私も彼女の動向次第では同じような事態に陥ってた可能性はあった訳で。結局、彼女は引退してしまったから、その意味では、推しが別のグループに入ったことで悩んでいる姿は、ちょっと羨ましいというか、贅沢な悩みだよなぁ、というのが正直な気持ちである訳です。
darkmist_k at 14:33|Permalink│Comments(0)│
2024年03月25日
おあつらえ向きの四点セット
MAIDEN√DOLLの活動終了が発表されて以降、今まで以上に彼女達のライブを目に焼き付けておきたいという気持ちは高まってはいたのだが、るゐ生誕の翌日の土日(3/16・3/17)は遠方から来てくれたグループを優先せざるを得ない状態だったので、どちらも1枠も行けなかった。
で、まぁ、それなら次の週の平日に……、と思っていたのだが、この週の平日のMAIDEN√DOLLの予定は一切発表されていない。その代わり、18・19にカニスタ営業がおこなわれることが告知されていたので、それなら話を聴くためにちょっとだけ顔を出しに行こうかと思い立つ。
ただ、せっかく上前津まで行くのなら、その後で近所のライブハウスにも行きたいと思ってしまう訳で。3月18日の予定について軽く色々調べてみたところ、ドンピシャで私好みのグループの詰め合わせみたいな対バンがあることに気付く。
うん、あまりにも完璧すぎるくらい、この日の私が観に行きたいと思っていたグループが揃っている。しかも、通常前売500円とか、平民エリアとはいえ、安すぎるでしょ。更に言えば、カニスタの開始時間が18:30だったので、そこから1時間滞在した上で移動してちょうど間に合うタイテである。いやもう、マジでこれ、何から何まで全て私の都合に合わせてくれたイベントじゃん。
そんな訳で、この日はまずはカニスタの鍵開けした上で、土日に行けなかったことを謝罪しつつ、今後の予定について聞いてみたところ、この週は平日のライブが一切ないということを知らされる。うーむ、これは予想外……。てか、そう考えると、土日のMAIDENを丸々干してしまったのは本当に勿体なかったと思う(特に日曜の昼枠は、行こうと思えば行けなくもなかった)。なので、ひとまず次の週末はMAIDEN最優先で予定を組もうと決意しつつ、ひとまずこの日はRAD HALLに向かうことにしたのでありました(カニスタでは他にも色々話したけど、例によって例のごとく、ここに書けない内容ばかりだったので)。
【ミラクルファンファーレ!】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18)
この日は平民エリアだった上に、チケット取ったのも直前だったので、後方からまったり観れればいいかな、くらいの気持ちだったのだが、私が到着した時点ではまだ人も少なく、ベルトパーテーションの上手端が空いてたので、さすがにこんな好位置があるのなら逃す手はないと考え、そこに入り込ませてもらった。トッパーがミラファンである以上、上手の住人である叶芽推しにとっては、最適の立ち位置と言える。
もっとも、RADHALLで上手端に立った場合、必然的に目の前には巨大スピーカーが存在する以上、慣れない人間にとっては割と地獄の環境だったりもする訳だが、さすがに1年以上RAD界隈で生きてきた今の私の耳なら、この環境にも普通に耐えられる。ただ、自分の声よりも遥かに大きな爆音が流れてくる以上、コール&MIXに関してはほぼかき消される。しかも、この日は声出し先導する人が真ん中の方にいたため、合わせるのも結構難しい。とはいえ、この環境であれば「どうせ誰にも聞こえないから、間違っても大丈夫」という開き直りの元で叫べたので、これはこれで悪くなかったかもしれない。
ちなみに、この日もまた前日に続いて三人体制だった訳だけど、少人数ミラファンも見慣れてくると、これはこれで悪くない(推しのパートは増えるし)。そして、セトリとしては、相対性、転生、ぷちょ、超絶景、New Pageという、割と素直に人気曲を並べてきたような組み合わせだった訳だけど、やっぱり最後がNew Pageで終わると収まりがいいよね。特に、Cメロの前半の一番エモいパートでの叶芽コールがめっちゃ心地よかったんだけど……、あれって、元々は彼女のパートじゃないよね? だから、5人体制になったらまた変わるかもしれないけど、彼女の声質や歌い方には合ってると思うので、現体制限定でしか聴けない歌割なのだとしたら、それはそれで聴けて良かったと思う(もちろん、彼女のパートとして定常化してくれるなら、それが一番嬉しい)。
そんなことを思いつつ、特典会では2日連続で叶芽さんの元へ。
「Y武の好きそうなロック系の対バンだよね」
「そうですね。私のために集めてくれたようなイベントです」
「実は今日、『袖』を付け忘れてたんだけど、超絶パフォーマンスで目線をそっちに持っていかれないようにした」
あー、確かに、それは全く気付かなかったし、実際、いつもより動きにキレがあったように思えた気もする。まぁ、袖がない方が腕の動きがはっきり見えやすくなる、というのもあるとは思うけど。
「今日もかなめコールしてくれてたよね」
「いや、さすがに聞こえなかったでしょ?」
「聞こえないけど、仕草で分かる」
「まぁ、確かにマスク引っ張ってますからね」
「それに、元々ここって、声が響きにくいんだよね?」
これについては、私が過去に言ってたのを覚えてたのか、他の人も当たり前のように言ってるから知ってるだけなのかは分からないけど、前者だったら嬉しいな。
【Cosmoslay】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16)
いつもなら、コスレイの時の私は下手の住人である(なんとなく、六花ちゃんは下手側にいることが多いイメージなので)。だが、この日は最初の時点で上手端のパーテーション最前を確保してしまったので、このままこの場所で観続けることにした。最後の蜜兎の時も(りいちさんは基本上手側なので)こっちの方が都合が良いし、何より、平民最前は私が一番好きな立ち位置なのである。優先エリアの人達はそのエリア内でも前の方に行きたがるから、結果的に私が手を伸ばしても当たる心配はほぼ無いし、彼等の動きを見ながら湧けるから(ガチ最前の時とは違って)自分の動きだけが浮いてしまう可能性もい低いしね。
なので、たまにはいつもと違う景色から推しを観ようと開き直ることにした訳だが、やはり、全体としては下手にいることが多いものの、曲によっては明確に上手にいる時に見せ場が来ることもあるので、3回に1回くらいはこっちのポジションで観るのもいいかな、と思えてきた。なお、コールしやすいタイミングという意味では、やっぱり下手側の方がやりやすい感はあったけど、どうせこのスピーカー前という状況ではコールしても聞こえないと思うので、(ミラファンの時点でかなり体力を消耗していたこともあり)今回はあまり叫びませんでした。
ちなみに、この日の私は、アドミオTシャツの上からYシャツを羽織る形で参加していた訳だけど、3組目以降からはYシャツを脱いで鞄にしまい、そして特典会では(Yシャツ取り出すのが面倒だったので)アウターとしてのひとさいパーカーだけを羽織って参加した訳だけど、この格好が、六花ちゃんには珍しく思えたらしい。
「これって、アドミオさんのTシャツ? ロンT?」
「Tシャツですね」
「このパーカーも珍しいよね? Y武はYシャツのイメージだったから」
「あー、今日はコスレイまではYシャツ着てましたよ。途中で暑くなって脱ぎましたけど」
実際のところ、アイドル側からしてみれば、ライブ中と特典会でオタクの着ている服が変わっていたら、ちょっと混乱する気持ちは分からなくもない。まぁ、さすがに10回以上チェキ撮ってる相手に見間違えられることはないけど、まだ認知が曖昧な時期は、その辺も気をつけた方がいいのかもしれない。
「今日は珍しく上手で観てました」
「私、下手のイメージなんだよね?」
どうやら、前にブログに書いてたのを覚えててくれたらしい。私ですら、ブログに書いたかどうかの記憶が曖昧だったというのに、それをアイドル側に覚えてもらえていたというのは、純粋に嬉しい。とはいえ、新体制になったら、立ち位置についてもまた色々と変わるんだろうな。
「月曜は仕事だよね?」
「いえ、春休みなので」
「大学が休みでも、何かやることがあるんじゃないの?」
「溜まったブログを書いてます」
「それがもはや仕事だよね」
実際、自分でもそう思う。まぁ、こういう無茶苦茶な生活が許されるのも、フリーターの特権なので。結果的に常勤職が手に入らなくて良かったと思うくらいのダメ人間なのでありました。
【アドミオ】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31・32・33・34)
今回の4組の中で、唯一まだ明確に「(二代目の)推し」が定まっていないのが、アドミオである(いやまぁ、クロル推しと明言してもいいんですけどね。この日も紫振ってたし)。だが、この日の実質的な主目的は彼女達だった。というのも、この前日の3月17日には彼女達の1周年ワンマンが開催されていたのだが、私はそれを蹴ってテンテンを観に行ってしまっていたのである。
今の私にとって、アドミオはもはや「通っている現場」とすら言えないポジションになってしまったものの、かつてはα・MAIDに次ぐ第三の地元の主現場と言っても良いくらいには思い入れがあったので、周年イベントくらいは参加したい気持ちはあったのだが、KABUKIへの忠誠心を覆すだけの熱量を取り戻すことは出来なかった。そのことへの罪悪感もあったので、ひとまずこの日は3人全員に対して80秒券で挨拶に回ろうと思っていたのである。
ところが、開演と共にステージに現れたのは、まさかの2人。そこに、おつげさんの姿はなかった。どうやら直前になって病欠が発表されてしまったらしい。おそらく、周年ワンマンを終えたことで蓄積した疲労が一気に身体に来てしまったのかな、と思いつつ、二人のステージを観ることになった訳だが、さすがに歌割的に厳しいというか、おつげ声の被せに合わせながらのステージは、かなり無理があるように思えた。
で、まぁ、さすがに二人体制で慣れない曲をやるのも厳しいだろうし、当然の如くセトリはいつも通りの組み合わせだった訳だけど、これについては仕方ないというか、そもそも珍しい曲が聴きたければワンマン行けやって話なので、改めて、前日干してしまったことに対する申し訳無さが湧き上がってくる。
そんなこんなで複雑な思いを抱きつつも、ひとまず出せる限りは声も出して、隅っこの方で一人で我楽多ハイグリもやってた訳だけど、終演後の挨拶でエアちゃんの声を聞いた時点で、「あれ? この娘も相当体調悪いのでは?」という不安を抱きつつ、まずは紫さんの方に挨拶に行くことにした。
私「ご無沙汰してます」
ク「来てくれて、ありがとう」
私「昨日行けなかったことについて、三人に詫びを入れようと思ってきたんですけど、まさかの二人とは」
ク「本当にね」
私「エアちゃんも調子悪そうでしたけど、二人とも、昨日の時点から調子悪かったんですか?」
ク「あの二人は、ずっと調子悪い」
苦笑しながら彼女はそう言った。そして彼女自身もまた、まだ本調子とは言えない状態っぽい。どうやら、三人とも必死で身を削りながらステージを続けているようである。
ク「昨日はどうしてたの?」
私「東京から来ている点染テンセイ少女。を観に行ってまして」
ク「あー、東京で一回だけ対バンしたわ」
私「私はKABUKIのオタクなので、すみません」
そんなカンジで最低限の謝意を告げた上で、そのまま隣にいた青さんの元へ。
空「久しぶり〜、覚えててくれたんだ」
私「昨日はワンマン行けず、すみませんでした」
空「いいよいいよ、せっかく来てくれたのに、喉が死んでて申し訳ない」
私「それでもここに立ててる分、おつげさんよりはマシですよね」
空「間違いない。彼女は今、家で死んでるから」
彼女はそう告げつつ、随分イメチェンした現在の髪を見せつける。
空「ウルフになりました、どう?」
私「あんまりウルフっぽくはないですね?」
空「そうかな?」
私「ちょっとストレート寄りというか」
空「ショートウルフっていうんだけどね」
実際のところ、私はウルフヘアという概念自体が未だによく分かっていない。昔の後藤圭二のキャラデザによくありそうな髪型、という認識なのだが、これが合っているのかどうかも分からない。
「来年のワンマンは来てね。それまでなんとかアイドル頑張るから」
「はい、どうにか続けて下さいね」
こう言ってしまったからには、来年は行かなきゃいけないよね。まぁ、あえて彼女が「アドミオ続けるから」ではなく「アイドル続けるから」と言ってるのは、色々な可能性を考慮した上での話なのだろうけど、実際、そこまで視野に入れた上で活動を続けることを考えてくれているのは、ちょっと安心した。
【蜜兎】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31・32・33・34・35・36・37・40・41・42・43)
この日のセトリは、MUSICATION、FLY HIGH、TINY DREAMER、キャッチアンドリリース、ProMiseという、序盤はキャッチー、中盤はハード系で、最後は定番曲という綺麗な流れ。蜜兎は本当に持ち曲数が多いから、毎回「次は何が来るのかな?」というワクワク感がたまらない(決して、一つ前のグループのことを批判している訳ではない)。4章としての歴史はまだ1年半くらいしかないけど、これだけ色々な曲を引き継いでいるというのは、同じくらいのキャリアの他のアイドルグループと比べても強いよね。
そして、なんだかんだでやっぱり一番盛り上がってたのは、蜜兎だったと思う。時間帯が遅いから人が集まりやすいという側面もあるだろうけど、この集客力の安定性には毎度感服させられる。しかも、年齢層が結構幅広いのも凄いところで、3章以前の頃から好きだった人達と、私のように4章から入って人達が、程良いバランスでフロアを形成してくれている。屋号継承型のアイドルとしては、一番理想的な運営形態と言えるのではなかろうか。
と、まぁ、そんなことを思いつつ、やっぱり、今の金髪ショートりいちはいいなぁ、ということも改めて実感させられた。結局、最後まで私は上手にいたので、巨大スピーカーの前にいた私の声がまともに出てたのかどうかも分からなかったが、彼女に対して声援を送ろうとしていた意図だけは伝わったようで、いいカンジにレスはちょくちょく貰えた。なんだかんだで緑ペンラの数も最近は増えてる気がするのだけど、それでも細客の私にもちゃんとレスしてくれることには、ただひたすら感謝の気持ちしかない。
そんなこんなで、終演後はいつも通りに彼女との特典会に向かう。
「このTシャツって、アドミオさんの?」
「そうですね。結構、デザイン気に入ってて」
「格好いいよね。これで『アドミオ』って書いてあるの?」
「多分……」
厳密には、おそらく「a dominion」と書いてあるのだろうが、未だに解読出来てないし、別に解読するい必要もないと思っている。ロゴって、そういうものだよね。
「今日、Yちゃんに会えると思ってなかったけど、よくよく考えてみたら、Yちゃんの好きなグループが集まってた」
「そうですね。今回は完全に私のための対バンです」
実際のところ、私の場合は趣向を全部ブログで晒してる訳だけど、アイドルって、自分のところによく来るDDの一人一人の傾向とかまで把握してたりするのだろうか。まぁ、それが分かったところで、誰が来るか想定したえ上で何かを変える必要はないとは思うのだけど、こうやって少しでも自分のことを理解してくれてると思うと、それはそれで嬉しくなるし、また通いたくなる。やっぱりね、DDに優しいアイドルは、結果的にチェキ人気も上がるのですよ。
「こないだ、千葉に行ってたんだけどさ」
「千葉の東京ドイツ村ですね」
自分で言ってて何だが、名古屋名物台湾ラーメンアメリカンみたいな名前である。
「そうそう。なんか砂埃がすごくて、めっちゃ顔に黒いのがついて大変だった」
「それは、黄砂とかではなく?」
「多分、砂だと思う」
その時の様子は、りいちちゃんねるの動画で観させてもらった訳だけど、さすがにそこまで酷い状態の時の映像は残さなかったっぽい。まぁ、苦しんでるアイドルの姿なんて、誰も見たくはないわな。
「そういえば、今月末にまた東京に行きますよね? あの新しく出来るグループって、ASHなんですか?」
「え? 違うと思うけど」
「なんか、追加で入ることになった娘が『ASH EntertainmentのSUBJeCTに入ります』って書いてて」
「え? そうなの?」
「まぁ、その娘の書き間違いかもしれないんですけど」
さて、真相はどうなんだろう? まぁ、私としては、しらいちゃんが元気にしてくれていればそれでいいんだけど、何にせよASHとの関係性が強いグループなら、今後もちょくちょく名古屋に来て、蜜兎と共演してくれたら嬉しいな。
で、まぁ、それなら次の週の平日に……、と思っていたのだが、この週の平日のMAIDEN√DOLLの予定は一切発表されていない。その代わり、18・19にカニスタ営業がおこなわれることが告知されていたので、それなら話を聴くためにちょっとだけ顔を出しに行こうかと思い立つ。
ただ、せっかく上前津まで行くのなら、その後で近所のライブハウスにも行きたいと思ってしまう訳で。3月18日の予定について軽く色々調べてみたところ、ドンピシャで私好みのグループの詰め合わせみたいな対バンがあることに気付く。
うん、あまりにも完璧すぎるくらい、この日の私が観に行きたいと思っていたグループが揃っている。しかも、通常前売500円とか、平民エリアとはいえ、安すぎるでしょ。更に言えば、カニスタの開始時間が18:30だったので、そこから1時間滞在した上で移動してちょうど間に合うタイテである。いやもう、マジでこれ、何から何まで全て私の都合に合わせてくれたイベントじゃん。
そんな訳で、この日はまずはカニスタの鍵開けした上で、土日に行けなかったことを謝罪しつつ、今後の予定について聞いてみたところ、この週は平日のライブが一切ないということを知らされる。うーむ、これは予想外……。てか、そう考えると、土日のMAIDENを丸々干してしまったのは本当に勿体なかったと思う(特に日曜の昼枠は、行こうと思えば行けなくもなかった)。なので、ひとまず次の週末はMAIDEN最優先で予定を組もうと決意しつつ、ひとまずこの日はRAD HALLに向かうことにしたのでありました(カニスタでは他にも色々話したけど、例によって例のごとく、ここに書けない内容ばかりだったので)。
【ミラクルファンファーレ!】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18)
この日は平民エリアだった上に、チケット取ったのも直前だったので、後方からまったり観れればいいかな、くらいの気持ちだったのだが、私が到着した時点ではまだ人も少なく、ベルトパーテーションの上手端が空いてたので、さすがにこんな好位置があるのなら逃す手はないと考え、そこに入り込ませてもらった。トッパーがミラファンである以上、上手の住人である叶芽推しにとっては、最適の立ち位置と言える。
もっとも、RADHALLで上手端に立った場合、必然的に目の前には巨大スピーカーが存在する以上、慣れない人間にとっては割と地獄の環境だったりもする訳だが、さすがに1年以上RAD界隈で生きてきた今の私の耳なら、この環境にも普通に耐えられる。ただ、自分の声よりも遥かに大きな爆音が流れてくる以上、コール&MIXに関してはほぼかき消される。しかも、この日は声出し先導する人が真ん中の方にいたため、合わせるのも結構難しい。とはいえ、この環境であれば「どうせ誰にも聞こえないから、間違っても大丈夫」という開き直りの元で叫べたので、これはこれで悪くなかったかもしれない。
ちなみに、この日もまた前日に続いて三人体制だった訳だけど、少人数ミラファンも見慣れてくると、これはこれで悪くない(推しのパートは増えるし)。そして、セトリとしては、相対性、転生、ぷちょ、超絶景、New Pageという、割と素直に人気曲を並べてきたような組み合わせだった訳だけど、やっぱり最後がNew Pageで終わると収まりがいいよね。特に、Cメロの前半の一番エモいパートでの叶芽コールがめっちゃ心地よかったんだけど……、あれって、元々は彼女のパートじゃないよね? だから、5人体制になったらまた変わるかもしれないけど、彼女の声質や歌い方には合ってると思うので、現体制限定でしか聴けない歌割なのだとしたら、それはそれで聴けて良かったと思う(もちろん、彼女のパートとして定常化してくれるなら、それが一番嬉しい)。
そんなことを思いつつ、特典会では2日連続で叶芽さんの元へ。
「Y武の好きそうなロック系の対バンだよね」
「そうですね。私のために集めてくれたようなイベントです」
「実は今日、『袖』を付け忘れてたんだけど、超絶パフォーマンスで目線をそっちに持っていかれないようにした」
あー、確かに、それは全く気付かなかったし、実際、いつもより動きにキレがあったように思えた気もする。まぁ、袖がない方が腕の動きがはっきり見えやすくなる、というのもあるとは思うけど。
「今日もかなめコールしてくれてたよね」
「いや、さすがに聞こえなかったでしょ?」
「聞こえないけど、仕草で分かる」
「まぁ、確かにマスク引っ張ってますからね」
「それに、元々ここって、声が響きにくいんだよね?」
これについては、私が過去に言ってたのを覚えてたのか、他の人も当たり前のように言ってるから知ってるだけなのかは分からないけど、前者だったら嬉しいな。
【Cosmoslay】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16)
いつもなら、コスレイの時の私は下手の住人である(なんとなく、六花ちゃんは下手側にいることが多いイメージなので)。だが、この日は最初の時点で上手端のパーテーション最前を確保してしまったので、このままこの場所で観続けることにした。最後の蜜兎の時も(りいちさんは基本上手側なので)こっちの方が都合が良いし、何より、平民最前は私が一番好きな立ち位置なのである。優先エリアの人達はそのエリア内でも前の方に行きたがるから、結果的に私が手を伸ばしても当たる心配はほぼ無いし、彼等の動きを見ながら湧けるから(ガチ最前の時とは違って)自分の動きだけが浮いてしまう可能性もい低いしね。
なので、たまにはいつもと違う景色から推しを観ようと開き直ることにした訳だが、やはり、全体としては下手にいることが多いものの、曲によっては明確に上手にいる時に見せ場が来ることもあるので、3回に1回くらいはこっちのポジションで観るのもいいかな、と思えてきた。なお、コールしやすいタイミングという意味では、やっぱり下手側の方がやりやすい感はあったけど、どうせこのスピーカー前という状況ではコールしても聞こえないと思うので、(ミラファンの時点でかなり体力を消耗していたこともあり)今回はあまり叫びませんでした。
ちなみに、この日の私は、アドミオTシャツの上からYシャツを羽織る形で参加していた訳だけど、3組目以降からはYシャツを脱いで鞄にしまい、そして特典会では(Yシャツ取り出すのが面倒だったので)アウターとしてのひとさいパーカーだけを羽織って参加した訳だけど、この格好が、六花ちゃんには珍しく思えたらしい。
「これって、アドミオさんのTシャツ? ロンT?」
「Tシャツですね」
「このパーカーも珍しいよね? Y武はYシャツのイメージだったから」
「あー、今日はコスレイまではYシャツ着てましたよ。途中で暑くなって脱ぎましたけど」
実際のところ、アイドル側からしてみれば、ライブ中と特典会でオタクの着ている服が変わっていたら、ちょっと混乱する気持ちは分からなくもない。まぁ、さすがに10回以上チェキ撮ってる相手に見間違えられることはないけど、まだ認知が曖昧な時期は、その辺も気をつけた方がいいのかもしれない。
「今日は珍しく上手で観てました」
「私、下手のイメージなんだよね?」
どうやら、前にブログに書いてたのを覚えててくれたらしい。私ですら、ブログに書いたかどうかの記憶が曖昧だったというのに、それをアイドル側に覚えてもらえていたというのは、純粋に嬉しい。とはいえ、新体制になったら、立ち位置についてもまた色々と変わるんだろうな。
「月曜は仕事だよね?」
「いえ、春休みなので」
「大学が休みでも、何かやることがあるんじゃないの?」
「溜まったブログを書いてます」
「それがもはや仕事だよね」
実際、自分でもそう思う。まぁ、こういう無茶苦茶な生活が許されるのも、フリーターの特権なので。結果的に常勤職が手に入らなくて良かったと思うくらいのダメ人間なのでありました。
【アドミオ】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31・32・33・34)
今回の4組の中で、唯一まだ明確に「(二代目の)推し」が定まっていないのが、アドミオである(いやまぁ、クロル推しと明言してもいいんですけどね。この日も紫振ってたし)。だが、この日の実質的な主目的は彼女達だった。というのも、この前日の3月17日には彼女達の1周年ワンマンが開催されていたのだが、私はそれを蹴ってテンテンを観に行ってしまっていたのである。
今の私にとって、アドミオはもはや「通っている現場」とすら言えないポジションになってしまったものの、かつてはα・MAIDに次ぐ第三の地元の主現場と言っても良いくらいには思い入れがあったので、周年イベントくらいは参加したい気持ちはあったのだが、KABUKIへの忠誠心を覆すだけの熱量を取り戻すことは出来なかった。そのことへの罪悪感もあったので、ひとまずこの日は3人全員に対して80秒券で挨拶に回ろうと思っていたのである。
ところが、開演と共にステージに現れたのは、まさかの2人。そこに、おつげさんの姿はなかった。どうやら直前になって病欠が発表されてしまったらしい。おそらく、周年ワンマンを終えたことで蓄積した疲労が一気に身体に来てしまったのかな、と思いつつ、二人のステージを観ることになった訳だが、さすがに歌割的に厳しいというか、おつげ声の被せに合わせながらのステージは、かなり無理があるように思えた。
で、まぁ、さすがに二人体制で慣れない曲をやるのも厳しいだろうし、当然の如くセトリはいつも通りの組み合わせだった訳だけど、これについては仕方ないというか、そもそも珍しい曲が聴きたければワンマン行けやって話なので、改めて、前日干してしまったことに対する申し訳無さが湧き上がってくる。
そんなこんなで複雑な思いを抱きつつも、ひとまず出せる限りは声も出して、隅っこの方で一人で我楽多ハイグリもやってた訳だけど、終演後の挨拶でエアちゃんの声を聞いた時点で、「あれ? この娘も相当体調悪いのでは?」という不安を抱きつつ、まずは紫さんの方に挨拶に行くことにした。
私「ご無沙汰してます」
ク「来てくれて、ありがとう」
私「昨日行けなかったことについて、三人に詫びを入れようと思ってきたんですけど、まさかの二人とは」
ク「本当にね」
私「エアちゃんも調子悪そうでしたけど、二人とも、昨日の時点から調子悪かったんですか?」
ク「あの二人は、ずっと調子悪い」
苦笑しながら彼女はそう言った。そして彼女自身もまた、まだ本調子とは言えない状態っぽい。どうやら、三人とも必死で身を削りながらステージを続けているようである。
ク「昨日はどうしてたの?」
私「東京から来ている点染テンセイ少女。を観に行ってまして」
ク「あー、東京で一回だけ対バンしたわ」
私「私はKABUKIのオタクなので、すみません」
そんなカンジで最低限の謝意を告げた上で、そのまま隣にいた青さんの元へ。
空「久しぶり〜、覚えててくれたんだ」
私「昨日はワンマン行けず、すみませんでした」
空「いいよいいよ、せっかく来てくれたのに、喉が死んでて申し訳ない」
私「それでもここに立ててる分、おつげさんよりはマシですよね」
空「間違いない。彼女は今、家で死んでるから」
彼女はそう告げつつ、随分イメチェンした現在の髪を見せつける。
空「ウルフになりました、どう?」
私「あんまりウルフっぽくはないですね?」
空「そうかな?」
私「ちょっとストレート寄りというか」
空「ショートウルフっていうんだけどね」
実際のところ、私はウルフヘアという概念自体が未だによく分かっていない。昔の後藤圭二のキャラデザによくありそうな髪型、という認識なのだが、これが合っているのかどうかも分からない。
「来年のワンマンは来てね。それまでなんとかアイドル頑張るから」
「はい、どうにか続けて下さいね」
こう言ってしまったからには、来年は行かなきゃいけないよね。まぁ、あえて彼女が「アドミオ続けるから」ではなく「アイドル続けるから」と言ってるのは、色々な可能性を考慮した上での話なのだろうけど、実際、そこまで視野に入れた上で活動を続けることを考えてくれているのは、ちょっと安心した。
【蜜兎】(過去記事:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30・31・32・33・34・35・36・37・40・41・42・43)
この日のセトリは、MUSICATION、FLY HIGH、TINY DREAMER、キャッチアンドリリース、ProMiseという、序盤はキャッチー、中盤はハード系で、最後は定番曲という綺麗な流れ。蜜兎は本当に持ち曲数が多いから、毎回「次は何が来るのかな?」というワクワク感がたまらない(決して、一つ前のグループのことを批判している訳ではない)。4章としての歴史はまだ1年半くらいしかないけど、これだけ色々な曲を引き継いでいるというのは、同じくらいのキャリアの他のアイドルグループと比べても強いよね。
そして、なんだかんだでやっぱり一番盛り上がってたのは、蜜兎だったと思う。時間帯が遅いから人が集まりやすいという側面もあるだろうけど、この集客力の安定性には毎度感服させられる。しかも、年齢層が結構幅広いのも凄いところで、3章以前の頃から好きだった人達と、私のように4章から入って人達が、程良いバランスでフロアを形成してくれている。屋号継承型のアイドルとしては、一番理想的な運営形態と言えるのではなかろうか。
と、まぁ、そんなことを思いつつ、やっぱり、今の金髪ショートりいちはいいなぁ、ということも改めて実感させられた。結局、最後まで私は上手にいたので、巨大スピーカーの前にいた私の声がまともに出てたのかどうかも分からなかったが、彼女に対して声援を送ろうとしていた意図だけは伝わったようで、いいカンジにレスはちょくちょく貰えた。なんだかんだで緑ペンラの数も最近は増えてる気がするのだけど、それでも細客の私にもちゃんとレスしてくれることには、ただひたすら感謝の気持ちしかない。
そんなこんなで、終演後はいつも通りに彼女との特典会に向かう。
「このTシャツって、アドミオさんの?」
「そうですね。結構、デザイン気に入ってて」
「格好いいよね。これで『アドミオ』って書いてあるの?」
「多分……」
厳密には、おそらく「a dominion」と書いてあるのだろうが、未だに解読出来てないし、別に解読するい必要もないと思っている。ロゴって、そういうものだよね。
「今日、Yちゃんに会えると思ってなかったけど、よくよく考えてみたら、Yちゃんの好きなグループが集まってた」
「そうですね。今回は完全に私のための対バンです」
実際のところ、私の場合は趣向を全部ブログで晒してる訳だけど、アイドルって、自分のところによく来るDDの一人一人の傾向とかまで把握してたりするのだろうか。まぁ、それが分かったところで、誰が来るか想定したえ上で何かを変える必要はないとは思うのだけど、こうやって少しでも自分のことを理解してくれてると思うと、それはそれで嬉しくなるし、また通いたくなる。やっぱりね、DDに優しいアイドルは、結果的にチェキ人気も上がるのですよ。
「こないだ、千葉に行ってたんだけどさ」
「千葉の東京ドイツ村ですね」
自分で言ってて何だが、名古屋名物台湾ラーメンアメリカンみたいな名前である。
「そうそう。なんか砂埃がすごくて、めっちゃ顔に黒いのがついて大変だった」
「それは、黄砂とかではなく?」
「多分、砂だと思う」
その時の様子は、りいちちゃんねるの動画で観させてもらった訳だけど、さすがにそこまで酷い状態の時の映像は残さなかったっぽい。まぁ、苦しんでるアイドルの姿なんて、誰も見たくはないわな。
「そういえば、今月末にまた東京に行きますよね? あの新しく出来るグループって、ASHなんですか?」
「え? 違うと思うけど」
「なんか、追加で入ることになった娘が『ASH EntertainmentのSUBJeCTに入ります』って書いてて」
「え? そうなの?」
「まぁ、その娘の書き間違いかもしれないんですけど」
さて、真相はどうなんだろう? まぁ、私としては、しらいちゃんが元気にしてくれていればそれでいいんだけど、何にせよASHとの関係性が強いグループなら、今後もちょくちょく名古屋に来て、蜜兎と共演してくれたら嬉しいな。
darkmist_k at 23:01|Permalink│Comments(0)│