2007年02月04日

あけたが


とっくにあけたが、
気合が必要になった。
複雑な気合だ。
良い方向はどっちだ。
選択を誤ると、
すぐに暮れる。

さて、
俺はすばやいぞ。
反復横とびをしながら、
見てる。
光が見えたなら、
ぴゃっ!

とびこむぞ。

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2007年01月25日

あけたね

2007年になっちゃいましたね。
しかも2007年の12ヶ月のうち、
1ヶ月経っちゃいますね。
どう過ごしてましたか。

僕は何とか愛情にも仕事にも恵まれていたらしく、
まあ順調です。
お母さんもお父さんも、そこそこ元気で、
兄弟もまあ元気みたいです。
恋人とも特に悪い事件もなく、
友人関係も別に滞りなく生きてます。

要するに糞野郎に成り下がったわけだ俺は。
体制に屈し、
信念を曲げ、
へらへらし、
何も溜めず、
寝て夢を見、起きても夢を見、
一人前に反省したフリ、
中途半端な言動、行動、
具体的な考え無し、
計画破綻のくせに理想だけ吐く、
つまんねえと思いつつ過ぎる時間、
それに対して別に何の感情も無く、
ああ、時間って過ぎるの早いねなんて言ってる。
要するに糞野郎に成り下がったわけだこの俺という人間自身は!!

というわけで、
ノホホンと地味に生きてまして、
まあ悩みは暇だという事と、金が無いという事ですね。
あと、細かい悩みなんですが、
目に力が入らないという事態に今なってまして、
とろんとした目が治らないんですな。
まあまともに生きてないんですから、
仕様がないんでしょうかね。
ダウナー系のドラッグ的に生きてますからねー。
まあ適当でいっかなーってね、
あー、気持ち良いな。
人生温泉とでも名付けましょうか。

ざけんな。
誰かぶっ殺さなきゃおさまんねーぞ。
こっちはフラストレーションの塊だ。
こんな雑文かましてる間に地球半周してんだよ。
ボケ老人ホームのボケ老人をボケ殺しにしてボケットに突っ込むぞ。
アゲていくぞ、今日からアゲて行くぞ、
今からアゲアゲで行くぞ。
俺自身がアッパー系のドラッグだ。
差別主義者のS級のサドだ。
グリコ森永事件の犯人だ。
不二家の菓子食いまくって、
東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)をリコールして、
あるある大辞典も再放送だ。
さらにパートの賃金など10%削減だ。
要するにワイドショー見まくったわけだこの俺は!!

ということでそろそろ温泉から出るよ。
今年はクールビューティーで行く。

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2006年12月31日

 退職  馬の骨

先日、辞表を出す。
お前は何処の馬の骨だと問われ、
お前は一生逃げ続けると予言され、
お前に使った時間を返せと詰められ、
あげく金返せと追い詰められ、
蹴られ、殴られの拷問の末、
俺は辞めた。

何の因果かその日、
ゲイの友達とセックスをした。
久々の男の味、
あの臭いニオイ、
思い出すだけで堪らなく勃起する。
俺はセックスが終わった後、
一人泣いた。
何故涙が出てきたのか、
分からなかった。

それは悔しさなのか、
それとも安堵か、
ただの感傷か、
いずれにしろセックスは気持ちよかった。
俺の肛門の周りのウンコは、
とても良い香りがすると奴は言った。

自分の中でふわふわした感じが無くならない。
気合で乗り切ってきたこの生活。
何かが抜けた感じだ。
いくらケツを突かれても、
何も感じない。

キチガイになりそうなので、
正月に病院にいこう。
今まで皆ありがとう。
少しイラつくから、
次に向かうね。




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2006年12月16日

引用

今の自分に不満がある
今の自分に不安がある
こんなはずじゃあなかったのにね
俗な言葉で言っちゃえば
自分自身の見失い
拝啓自分の自己啓発

剥いても剥いてもまた被る
それはまさしく包茎だ
射精は出来るが皮の中
中出し違いの悲しみが
まさに唯一アイデンティティ

貫く気持ちはあるけれど
貫くものは何も無い
惰性で流れるこの列車
終着駅は自慰行為
マンコ無き世の射精感

関係ないが口癖で
そうは言っても包茎人生
関係したくてたまらない
目からカウパー垂れ流し
加齢臭だと勘違い

何とかなると思いたい
しかし残念何も無い
頑張った後に諦める
いっつもそれの繰り返し
たまに自分で気付くんだ
いつか死ぬって気付くんだ
そしていっつも思うんだ
だったら何でも出来るって
しかし残念この人生
包茎チンポを剥いたって
一晩寝れば皮被り

総括しようぜこの辺で
いっつも思ってそのままだ
ちょっとは成長したんだよ
それで良いわけないなんて
分かってるだろ馬鹿糞ゴミ溜め
自分は何度神に誓った?
何度も何度も誓ったはずだろ?
誓う度に破棄してきた
何度も何度も破棄してきただろ?
破棄する事さえ忘れてた誓いもあっただろ?
じゃあどうすれば良い?
人殺しするか?
レイプするか?
宗教入るか?
オナニーするか?
夢を見るか?
諦めるか?屈するか?媚びるか?負けるか?
へこたれるか?我慢するか?開き直るか?嘘吐くか?
それとも自殺するか?

違うだろ馬鹿
日の丸持って俺に続け
何も出来ない俺に続け
お前がアジれば俺もアジる
俺がアジればお前もアジる
次の駅まで走るぞ馬鹿



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2006年12月10日

タワー

みなさんお元気ですか。
クリスマスも近いですね。
プレゼント何にするか考えましたか。
恋人いない方はオナニーでもするんですかね。
しかし、時が経つのはあっという間ですね。
一年前に自分が書いた文章を見ると、
つい先日の事のような気がします。

毎日の繰り返しにも慣れてきました。
あの時思ってた怒りや憤り、
期待や不安など、
全部昔の事の様です。

他人の事を本当に心配してた僕はもう居ません。
自分に向き合おうとしていた僕ももう居ません。
何かを変えようとしていた僕ももう居ません。
ここに居るのはただ、
虚言ばかり吐き散らかす僕でしかありません。
それが新しい僕なのでしょうか。
そんなつまんない僕なのでしょうか。

夢を見ました。
大きなタワーがありました。
僕は螺旋階段を昇っています。
一歩一歩、
休むことなく昇っています。
足元は真っ暗で見えません。
いずれ一番上にたどり着くと、
分かっていました。
どこまでいけばいいのか分からなくて、
とても不安な気持ちでした。
もしかしたら次の一歩が頂上なのかもしれません。
それでも僕は、
休むことなく昇っています。
周りの景色がとても綺麗に見えてきた頃、
僕はふと、
後ろを振り返って見ました。
後ろには何もありませんでした。

目覚めた僕は、
今日の僕なのでしょう。
僕の意識は僕だけの意識なんですね。
あたりまえのこの事が、
とても辛く感じます。

クリスマスが特別な日なんだったら、
その日くらいは二人で階段を昇れたらいいのにな。


さんた

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2006年11月28日

うどん子

ほんとに大好きなバカがいた。
メガネでヒゲ面のバカだ。
愛しくて仕様が無い。
ここ半年で一番うれしい。

お前は何を見、
お前は何を食う、

もちろんうどんだろ、
なあ、
名無しの子よ。
ん?
名前があるのかお前には?
ん?
分かってるよ!
九太郎!

元気に育てよ!
会いに行くからな!



dmae_in at 23:29|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 自由 

2006年07月09日

汚辱にまみれた現実

現実に僕は存在し
それは蒸れた股ぐらの様に
極めて湿っており
また
それは空想妄想の余地なく
もう駄目だと振り返ると
そこにはただ
夢を見ていた僕がいるだけだ

今日も明日も明後日も
現実にいる
疲れた日は肉便器
嬉しい日も肉便器
どうしても肉便器
天才であるはずの僕は
とうの昔に肉便器でしかなく
とうの昔に消えていた

サラリーは欲に消え
せめて海に消えてくれればと願うのは
ただひと時の欺瞞
現実はマンコ
サラリーの行方は
マンコの深い深い闇
臭いマンコの穴に
儚げに消えていく

マンコを札束で塞ぎたい
いや
この世の穴という穴を
札束で塞ぎたい

死を待っているだけの僕は
怖くて
嫌で
しょうがない
少し先の夢を見て
少し前の夢を見て
その間の今
現実だけを生きている

汚辱にまみれた僕は
これはもう
とてもとても肉便器だな
この世のあらゆる肉便器達に
語る言葉を僕は無い

現実派の僕は
今はひっそりと生きている
思いはひとつ
肉便器と札束
優しい心はもう捨てた
汚辱に耐えた僕は
にやにやと笑う

肉便器の穴から
にやついた顔で笑う



dmae_in at 23:50|PermalinkComments(4)TrackBack(0) リーマン 

2006年06月13日

短い伝言

俺はまだ生きているし、
起こる事ひとつひとつに一喜一憂している。

疲れたりもするし、楽しんだりもする。
誰かに救われたり、よけいに落とされたり、
掴む夢を忘れたりもするし、
たまに思い出して迷ったりもする。

なんてこともないただの一人の俺だ。
けど俺には俺しかない。

ただ存在している事に、感謝はない。
生まれました。じゃあ死にます。
そんな極論はもう無い。

短い伝言ですね。
また明日。

dmae_in at 23:06|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 自由 

2006年05月31日

戦闘

戦闘に疲れる日々。
帰ってくれば少しの眠り。

最近顔つきが変わってきた。
飢えている。
俺は飢えているのだ。

見えなかった明日が、ようやく見えてきた。

5月が終わり、
明日から本番だ。
モチベーションだけがやけに高い。

今日、初めて疲れが快感に変わった。
まるで初めて射精をした時のようだ。

迷いは捨てよう、
どうせ行く道だ、
走ってやる。

dmae_in at 23:06|PermalinkComments(4)TrackBack(0) わたくしごと 

2006年05月28日

変な休日

この休日は変だった。
アメリカから姉が帰ってきたのだ。
あ、ここで俺の姉を知らない方に紹介しよう。

姉はコカインを常用していて、やせこけ、美人だ。
彼氏は大型動物みたいな感じで、
アメリカに単身でDJとして頑張っているという男前だ。
かという俺はぬけさく先生みたいな顔をして、
剥いたチンポを誇らしげに掲げているしがない浮浪者みたいな男だ。

その姉が帰ってきた。
土曜、おじいちゃんの家に行っていると聞き、
俺も行くことにした。
久しぶりに会った姉は、俺が渡米した時と変わってなかった。
久しぶりに会ったおじいちゃんお婆ちゃんも変わってなかった。
母さんや弟、父さんやネコ。
皆変わってない。
俺が生まれた奈良、
故郷をたくさん廻った。
高級な料亭にも行き、
温泉にも入った。
田舎は新しい建物がたくさんあり、
変わっていた。
けど、夜中、ずっと鳴いている蛙は、何も変わっていない。

家に帰ると、君が風邪を引いていた。
俺の帰りを待っててくれていた。
とても寂しがっていてくれた。
すねたりしていた。
変わってない。

全部、何も、変わってない。
変わり続けているのは知っている。
それも、何も変わっていない。

今日、久しぶりに久しぶりな事を感じた。
久しぶりに周りの幸せを願った。
久しぶりだね、姉ちゃん。
また、ゆっくり話をしたいね。

ブログのコメントを荒らしてくれている人々も、
ありがとう。
君達ので出歯亀根性に笑ったり喜んだりしている。

そして君へ。
変わり続けている事を知っている俺は、
たぶん何も変わらない。
気を楽に、過ごそう。


真剣にプライベートの日記になってきた。。
まあいいか。
明日から5日、また何かあんだろ。



dmae_in at 23:47|PermalinkComments(5)TrackBack(0)  

2006年05月25日

息子との電話

名古屋に俺の息子がいる。
その息子は俺と同じ職種の仕事をしている。
入社も同じ4月入社。
前々から気になっていたのだが、
今日電話してみた。

彼も悩んでいた。
しかも同じ悩みだ。
そのうえ、聞くところによると俺よりも過酷な環境だ。
性欲も無くなるくらい劣悪な環境で、
そいつは一人、頑張っている。
弱音は言うが、芯が強いのを感じる。
芯は強いが、固すぎる。
折れた時にどうなるかが心配だ。

彼の今日のご飯は、
「ごんぶと」というカップラーメンだと言う。

俺の愚痴はクソだった。
愚痴や弱音はやめだ。
息子とだけ共有しよう。

息子が頑張るなら、
もちろん俺もふんばる。
息子は今日、
尊敬すべき仲間になった。


dmae_in at 23:19|PermalinkComments(5)TrackBack(0) わたくしごと 

2006年05月24日

まあ給料日。

給料明細をもらった。
初めての1か月分の給与だ。
ほんとの初任給だ。
喜ばしい事だが、
あまり喜んでない自分がいる。

正直嫌でしょうがない。
弱音はここでしか吐かない。
だから吐く。
辛いんだ。
たまに後ろを向いてしまう。
いいな。
いいな。

しかし保険ってのはとんでもない額をとるなあ。
国のためと自分のため。
極東元年。
手取り20万7千2百30円。

考え方を変えないと。
潰れるな。

dmae_in at 23:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0) リーマン 

2006年05月23日

俺の向き

俺は自分で営業がむいてると思っていた。
普通にいけると思っていた。
結構簡単にいけるんじゃないかと思っていた。
全部過去形だ。

営業にもお客さんがいる。
どんな業種にも、大抵お客さんがいる。
営業と他の業種との決定的な違いが、
そのお客さんにある。
他の業種とは違い、
営業のお客さんは、何も欲してない。
むしろ要らない状態が普通だ。
要らない人間に物を売る。
これはあなたにとって必要なものですよと気付かせる事から始まる。
そのため、お客さんと初めて会う時、
お客さんは90%警戒している。
何かを売られるかもしれないと恐れているし、
疎ましく思われてるし、
何より嫌がっているのだ。

どれだけ丁寧にしようが、
どれだけ正直にしようが、
そんなの関係ない。

俺は頭の回転が早く、
コミュニケーション能力もそれなりにある。
努力もするし、安心感も与える。
お客さんと接する事に対しては自信があった。
結果だけ言おう。

俺は空気を読みすぎる。
そのためお客さんの些細な嫌がりにも、
異常に気を使う。
待ちの接客に慣れすぎて、
自分から売るという行為が出来ない。

駄目かもしれんと初めて思った。

乗り切るか。
降りるか。
しかしまだ見てないもんがいっぱいあるんだな。
自信が崩れ、少し成長した。
と、思うか。

向きはまだ、前だ。


dmae_in at 21:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) わたくしごと 

2006年05月22日

嫌だな

お昼ごはんはいつも同期の奴等と神社で食べる。
会社の愚痴をたくさん言いながら食べるのだが、
今日はショックだった。
同期全員辞める予定があった。
しかも具体的だった。
俺は一人になったときの事を思った。
前の俺なら別にどうでもよかったのだが、
今の俺は違う。
俺もやられてきている。
精神的に確実にやられてきている。
それは周りも同じだったらしい。
もう続ける気がある奴なんていやしない。
俺もやられそうだ。

消えていく仲間達は他人だ。
他人に同調するほどバカじゃない。
俺は俺でやる時も辞める時も決める。
それでも、、
辛い。

正念場か。

dmae_in at 22:14|PermalinkComments(4)TrackBack(0) リーマン 

2006年05月21日

日曜のお昼

日曜のお昼です。
外は晴れています。
気持ちいい日です。
金曜は雨でしたね。
金曜は初めて一人で外に出たんだ。
雨の中歩き回って、
汗だくで、嫌がられ続けて、
入社して初めて仕事をしてる事を感じた日でした。

そして休みの土日が来るのですが、
野球だけを楽しみに平日過ごしてたのですが、
先週も土曜は雨だったみたいで、
昨日も雨だったみたいで、
野球がしたかったのですが、

それだけが楽しみだったんですよ。
それ以外考えられなったんですよ。
今日はいい天気だな。
野球はまた来週かな。

ゆったりした日曜のお昼ですね。


dmae_in at 12:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0) わたくしごと 

2006年05月19日

日常の光景 

まあ言わずもがな、俺は営業マンだ。
売ることに仕事の意味があり、
売れなければ仕事をしていないのと同じだ。
そんなことは分かってる。
まあ今日も俺は営業に出たさ。
もちろん不甲斐無い新人なので、
上司と一緒に同行したさ。

夜も11時になり、
もう世間は眠る頃だ。
俺はまだ回っていた。
くるくるくるくる回っていた。
何度ノックしただろうか。
何度チャイムを鳴らしただろうか。
世に言う飛び込み営業だ。
上司の時計が狂っていると思い、
俺は上司に言った。
「あー、もう11時越えましたねー」
上司は普通に流し、
一軒の民家を指差し、
「次、あそこだな」と言った。
俺が逆らえるはずもなく、
俺は行った。
日本時間夜11時過ぎ、
俺は民家のチャイムを鳴らす。
怖そうな親父が出てきた。
俺は怯えながらも、昨日覚えた営業トークを言う。
その親父は、今何時だと思ってんだと言って、ドアを閉めた。
俺は親父に同意した。
心の底から同意した。
今は夜の11時です。
本当にすみませんでした。
遠くで待ってた上司に報告すると、
上司は冷酷な顔で、
「お前、何で断られたか分かるか?」と、俺に聞いた。
俺は考えた。疲れた頭をフル回転させて考えた。
「夜遅かったからじゃないですかねー」
俺は思ったことを言った。
すると上司は、
「お前もう一回行って来い」と、言った。
「は?」
俺は冗談だと思った。
いや、嘘だ。思いたかったのだ。
しかし上司は真顔だった。
世に稀に見る真顔だった。
こんな真顔見たことなかった。
俺はそこでようやく分かった。
時計が狂ってるんじゃない事を。
まあ、行くしかないのでまた俺はさっきの民家のチャイムを鳴らした。
さっきの親父が出てきた。
さっきよりも怖い顔したさっきの親父が出てきた。
俺は怖いよりも、もう面白かった。
俺がしゃべる前に親父がしゃべった。
まあ、しゃべったと言うそんな上品な言葉なんてなかったのだが。
俺はとりあえず謝って、逃げる様に帰った。
というか逃げた。
上司に行ってきましたと報告すると、
「何で断られたか分かったか?」と、また聞いている。
まさか無限ループに入ったかと思い、
アウターゾーンのミザリーを探したが見つからず、
「いやー、さっき断られたのにまた行ったからじゃないっすかねー」と言った。
上司は真顔だった。
世に稀に見る真顔だった。
こんな真顔はさっき見た。
「もう一回行って来い」
本当に言ったんだ。
彼は本当にそう言った。
俺は確かに聞いた。
こいつがミザリーだったのだ。
となるとあの民家はアウターゾーンの入り口か。
俺は行った。
3度目のチャイムだ。
ゆっくりドアが開いた。
さっきの親父は真顔だった。
世に稀に見る真顔だったのだが、
さっき見たような気もした。

営業は辛い辛いと聞いてたのだが。
なかなか面白いじゃないか。
色んな事がある。
俺も、
世に稀に見る理解をした。

こんな日常を、
何故か毎日思い出す。





dmae_in at 00:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0) リーマン 

2006年05月16日

消えるのは少女か、それともモラルか、

ああー。イライラするなぁ!
何でこないのよ!
こんなちっぽけな所で待つ身にもなってよね!
あーくだらないくだらない!
けど待っちゃう性根の弱い私…
ここで待っちゃうから皆にいいように使われるのかなぁ。
仕事はプライベート無しだし…
あーあ、遅いなぁ。
夕日が綺麗だなー。
おっと、こんなのんびりな事言ってたら夜になっちゃうよ!
よしっ!電話しよう!
うーん…
うーん…
今こっちに向かってる途中かもしれないなぁ…
もうちょっと待とうっ!
……
……
うーん、日が暮れちゃった…
何で来ないのかなぁ。
やっぱり私なんて友達でもなんでもなかったのかなぁ…
やっと友達出来たと思ったのになぁ。
ううんっ!
もうすぐ来るよっ!絶対来るっ!
来たらとっちめてやる!
ひっぱたいちゃおっかな!
けどたぶん私許しちゃうんだろうなぁ。
いいよいいよなんて言っちゃうんだろうなぁ。
いつも嫌な目にあうのは私なんだなー。
ぐすんっ。
でも良いもん!
こうなったら意地でも待ってやるもん!
これは勝負だ!
私自身に対しての勝負だ!
私頑張る!
……
……
あー、夜になっちゃった。
真っ暗だぁ…
こういうとき田舎ってやーね。
街灯くらいつけろってね!
政治家が無駄なオカネ使うならここに街灯をつけなさいっつーの!
…あーあ。
海が真っ暗だー。
船の灯りだけが街灯とはね…
何か切ない気分になるなー。
せっかく中学に入ってはじめての友達出来たと思ったのになぁ。
もう帰ろっと。
そういえばお母さんが、最近変な人がうろついてるって言ってたし…
ああ、こんな事考えてたら怖くなってきた。
帰ろう帰ろう。
めぐみなんてもう友達でも何でもないよ!
あんな子消えちゃえばいい!
めぐみなんて世界に忘れられればいいんだ。

M・Y











めぐみはほんとにいなくなった。
私のせいだと思った。
やがてめぐみは世界に忘れられていった。
私は中学をやめ、
めぐみを探して歩いた。
めぐみは何処にもいなかった。
やがて私はめぐみを忘れ、
もうなにも思わなくなった。
そのうちめぐみがテレビに出てた。
訳のわからない国に拉致されたらしい。
どういう事だ。
めぐみは何処にいるのだ。
何をされているのだ。

めぐみの拉致された場所は、
あの私が待っていた場所のすぐ近くだったらしい。

みなさん!どうかめぐみを助けて下さい!
どうか!どうか!どうか!

どうか!どうか!どうか!

うひひひ!うひひひ!うひひひ!


dmae_in at 23:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0) モラル 

2006年05月14日

請う力、それに達するには

何事だ。
生物の一生は川だ。
川はやがて海にたどり着く。
それが死。
大きい川、小さい川、
短い川に長い川。
小便しようが大便もらそうが自由だ。
それは生物一個一個に与えられた川だ。

いつ海にたどり着く。
遠くを見渡しても海は見えない。
どうやら見えないようだが、
何をしようが海に向かってるみたいだ。
周りを見ると、たくさんの川が見える。

愛おしい川を見かけた時、
共に海まで行きたいと思う。
決して重なる事はないのだが、
その二つの川は並んで流れる様になる。
おしゃべりしたり水をかけあったり、
やがて小さな川を生む事もある。

どれだけ請う事をしただろう。
たった一本の川。
流れは止まらない。
自分の流れた後には、良い土地が育まれているか。
憤りがたくさんある。
煽っても煽っても、
私は一本の川だ。
疑問がある。
誰にも答えを出せない疑問だ。
こういうことを考えだすと、
私の流れは速くなる。
海が、とても近いような気がする。
恐ろしい。

だから、隣の川と並んで流れよう。
もう手を繋いで流れたり出来る距離だ。
何か歌いながら流れよう。
水が足りないなら喜んで私のをあげよう。
だからこれからも隣で流れよう。
隣の川は君。

請う力、何を請うのか。
私はそれに達する。
そして全ての川は海へ。

エリ・ヴィーゼル/著 村上光彦/訳
    「そしてすべての川は海へ」より私見。





dmae_in at 05:04|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 動物 

2006年05月10日

成長過程のさなか

成長過程の僕は謙虚だ。
うわっ面だけ謙虚で本音は傲慢ではいけない。
謙虚な心で人は成長する。
上司が悪い、会社が悪い、仕事の内容が悪い。
自分は悪くないとハッキリは言わないが、
彼等は本気で自分は悪くないと思っている。
後輩が入ってきたら突然、
あれだけ憎んでいた上司そっくりの態度をする。
自分中心の考えは時に大切だよ。
しかし、成長したいのならそれは置いておけ。
謙虚な気持ちが人を成長させる。

何も知らない後輩にも、
大嫌いな威張り屋の上司にも、
駅で転がってるおっさんにも、
生まれたての赤ん坊にも、
親のすねをかじりまくる30歳にも、
障害者にも、
ニートにも、
痴漢にも、首相にも、コギャルにも、
馬鹿にも阿呆にも地方出身者にも、
ラクダや虫、大仏にキリスト、はたまたこの僕にも。
謙虚な気持ちで挑めよ。

傲慢に選民意識を持つな。
その気持ちは心の底で確信してれば良い。
考えた事あるだろ、ボケが。
発言に意識までもっていかれるなよ。ボケ。
マヌケ。
このバカ。


dmae_in at 23:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 評論 

2006年05月07日

NHKに入って

明日から仕事が始まる。
お前はおっさんの糞を食えと強制された事があるか?
母親の糞を舐めろと強制された事があるか?
性器に糞を付けたり、牛丼の底に糞がへばり付いていたり、
自分の名を糞に改名しろと強制された事があるか?
それとも糞でできた便所で糞をしろと命令された事があるか?
糞になりたいか?
糞として来世を過ごしたいか?
糞まみれの人生を歩みたいか?
もしそれを強制されたなら?
精神まで糞を強要され、
糞入りカレーかヒ素入りカレーしか選択肢がない食堂に入らされ、
やがて子供が出来、レントゲンで見ると糞でしたという医者の宣告を聞き、
じゃあ私のお腹を蹴っていたのは糞だったのかとショックを受け、
いざ産んでみると本当に糞だったという笑えないオチ。
糞にまみれ、糞に誘われ、糞の精神で、糞だけを信じ、
世界を糞だと認識し、
時間の流れを糞が流れる事と理解し、
尻の穴から便所に糞が到達するわずかな時間こそが人生だと願う。

ギョウチュウ検査を糞の後にすると教えられ、
糞まみれの検査紙を提出した俺。
結果はもちろん[糞]だった。
糞を拭くなんてとんでもない事だと教えられ、
一度糞をしたらブリーフを反転させ、
チンポが糞臭くなり、
次に糞をしたら、今度はブリーフを裏返しにし、
リバーシブルだけど表面は臭いねと笑いながら母に言った俺。
起きれば糞、歩けば糞、食べれば糞、眠れば糞。
未来が糞色にしか見えなかったのは俺だけか?
下痢、固め、バナナ、鹿の糞、
糞の多種多様さに感動すら覚えたのは俺だけか?

糞に集る虫が囁きかけてきた。
お前も来いよと囁きかけてきた。
アイツ笑ってたよ。
俺笑えねえよ。

明日から仕事が始まる。
こんな気持ちだ。
テンションに問題は無い。
おやすみ。
NHKの撮影隊に入りたい。




dmae_in at 22:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0) モラル