2005年06月14日
恋におちたら
「恋におちたら」という「草薙剛」君が主演のドラマをビデオ屋から借りて見ているのだが、これが中々面白い。普段ドラマなど見ることは皆無で、特に恋愛ドラマなど過去見たことする殆どないというのに、これはそこそこ楽しめている。それにはちょっとした理由がある。
実はこのドラマ、同居人が借りてきたのだが、僕は「第七話」から見た。たまたま同居人の部屋でそのドラマを見ていたから僕も見ることにしたのだが、この第七話と第八話があまりにも面白すぎた。というのも、モチーフが「ホリエモン」だからだ。
企業同士の買収バトルを第七話と第八話で描いており、それまで良い人であった草薙君が反乱を起こし、自分が勤めていた企業を買収してしまう。無茶苦茶なシーンが多いのは確かなのだが、それを流れがカヴァーして面白さが一層増している。
で、一話から見たのだが、正直初めのほうは余り面白くない。なんというか、つかみがつまらない。単なる良い人が、社長の強引さに反発して円満に物事を解決していき、「お金よりも情とかのほうが大切なんだよ☆」ってことを言いたいだけなのだが、それも七話からの急激な展開を見れば納得の背景だ。なくてはならない。
ところでこのドラマ、会社が終わると或るバーに行くのだが、ここでの比喩が非常に重要な役割を担っている。
�◆�
�、�■■■��
■カ ■
■ウ ■
■ン ■
■タ ■
■■■■
↑こんなカウンター席のバーがあり（外側が客席）、草薙君や同僚、果ては警備員の方々も飲みに来るのだが、草薙君の心情によりここでの彼の席の配置が変わるのである。
というのも、このバーでは、イギリスのパブのように、なんとなくだが「左側＝庶民」「右側＝金持ち」のような構図があり、左側にはいつも会社の警備員が座り、右側には社員が座っている。それをここのバーテンダーは、「右と左側には越えられない壁があって、庶民は金持ちにはなれない」というようなニュアンスのことを言っている。
それで、草薙君は初め警備員だったので�，寮覆忘造辰討い燭里世�、会社員になると��に座るようになり、彼がビジネスマンとして非情になるかならないかなどで悩んでいるときは�△寮覆忘造襪里任△襦�この描き方は絶妙だと思った。
まぁ、ということで、目が離せませんね、このドラマ。
実はこのドラマ、同居人が借りてきたのだが、僕は「第七話」から見た。たまたま同居人の部屋でそのドラマを見ていたから僕も見ることにしたのだが、この第七話と第八話があまりにも面白すぎた。というのも、モチーフが「ホリエモン」だからだ。
企業同士の買収バトルを第七話と第八話で描いており、それまで良い人であった草薙君が反乱を起こし、自分が勤めていた企業を買収してしまう。無茶苦茶なシーンが多いのは確かなのだが、それを流れがカヴァーして面白さが一層増している。
で、一話から見たのだが、正直初めのほうは余り面白くない。なんというか、つかみがつまらない。単なる良い人が、社長の強引さに反発して円満に物事を解決していき、「お金よりも情とかのほうが大切なんだよ☆」ってことを言いたいだけなのだが、それも七話からの急激な展開を見れば納得の背景だ。なくてはならない。
ところでこのドラマ、会社が終わると或るバーに行くのだが、ここでの比喩が非常に重要な役割を担っている。
�◆�
�、�■■■��
■カ ■
■ウ ■
■ン ■
■タ ■
■■■■
↑こんなカウンター席のバーがあり（外側が客席）、草薙君や同僚、果ては警備員の方々も飲みに来るのだが、草薙君の心情によりここでの彼の席の配置が変わるのである。
というのも、このバーでは、イギリスのパブのように、なんとなくだが「左側＝庶民」「右側＝金持ち」のような構図があり、左側にはいつも会社の警備員が座り、右側には社員が座っている。それをここのバーテンダーは、「右と左側には越えられない壁があって、庶民は金持ちにはなれない」というようなニュアンスのことを言っている。
それで、草薙君は初め警備員だったので�，寮覆忘造辰討い燭里世�、会社員になると��に座るようになり、彼がビジネスマンとして非情になるかならないかなどで悩んでいるときは�△寮覆忘造襪里任△襦�この描き方は絶妙だと思った。
まぁ、ということで、目が離せませんね、このドラマ。
2005年06月10日
ゆとり教育
□＜日本語の語彙力＞私大生の１９％「中学生並み」
似たような話題はよく出るけど、こういうニュースがありすぎると、なんだか単なるゆとり教育への批判をしたいだけにしか見えないんだけど、その辺はどうなんだろうか。
一つ気になったのは、「ゆとり教育の結果」がこの大学生の語彙の減少に繋がったと小野教授は書いているんだが、僕の記憶が確かなら「ゆとり教育」が施行されたのは「1998年」で、本格的段階に入ったのは「1999年」、つまりまだ6年しか経っていないわけだ。その成果が現在の大学生に出ているとは思えない。
殆どの場合「ゆとり教育」は小学生に影響をもたらしたので、当時中学生であった現在の大学生の語彙の低下に対して「ゆとり教育」を断罪することはできない。しかしこの小野教授ははっきりと言い切っている。
さらに、この手の調査にはよくあることだが、大学名と学部が明記されていない為に、調査の正確性をこちらから把握することができない。もし、学力試験のレベルを下に置いていたりする学校を重点的に調査していたり、理系学部も調査に入れているとしたら不平等が起き、一概に学力低下を嘆くことはできない。
実際、極論で言ってしまえば、40代のサラリーマンに同じテストを受けさせても似たような結果になるのではないかとも思う。その提示をしてもらわないと学力低下を計ることはできないのではないだろうか。（まぁ、02年の中高生を比較に使っている時点で信用ができないのだが）
正直、日本人の学力低下の言い訳として「ゆとり教育」を持っていきたい気持ちも理解できる。当時の文部省のせいにすることによって、自分たちの正当性を主張したいのだろう。
明日は「ゆとり教育」について掘り下げていきたいと思う。
似たような話題はよく出るけど、こういうニュースがありすぎると、なんだか単なるゆとり教育への批判をしたいだけにしか見えないんだけど、その辺はどうなんだろうか。
一つ気になったのは、「ゆとり教育の結果」がこの大学生の語彙の減少に繋がったと小野教授は書いているんだが、僕の記憶が確かなら「ゆとり教育」が施行されたのは「1998年」で、本格的段階に入ったのは「1999年」、つまりまだ6年しか経っていないわけだ。その成果が現在の大学生に出ているとは思えない。
殆どの場合「ゆとり教育」は小学生に影響をもたらしたので、当時中学生であった現在の大学生の語彙の低下に対して「ゆとり教育」を断罪することはできない。しかしこの小野教授ははっきりと言い切っている。
さらに、この手の調査にはよくあることだが、大学名と学部が明記されていない為に、調査の正確性をこちらから把握することができない。もし、学力試験のレベルを下に置いていたりする学校を重点的に調査していたり、理系学部も調査に入れているとしたら不平等が起き、一概に学力低下を嘆くことはできない。
実際、極論で言ってしまえば、40代のサラリーマンに同じテストを受けさせても似たような結果になるのではないかとも思う。その提示をしてもらわないと学力低下を計ることはできないのではないだろうか。（まぁ、02年の中高生を比較に使っている時点で信用ができないのだが）
正直、日本人の学力低下の言い訳として「ゆとり教育」を持っていきたい気持ちも理解できる。当時の文部省のせいにすることによって、自分たちの正当性を主張したいのだろう。
明日は「ゆとり教育」について掘り下げていきたいと思う。
2005年06月02日
煙草
更新再開。
最近僕は禁煙中だ。
これには多少のわけがあって、先日友人に「お前は煙草をやめることはできない、依存してるからだ」と決め付けられ、「煙草はいつでもやめられるが一つのファッションまたはニコチンの精神沈静化作用からくる安らぎをもとめてやっているだけだ」と言い返したのですが、「犯罪者が皆そうであるように、喫煙者も皆同じ事を言う」と返されました。
ということで禁煙生活１０日目。
単純なものです。
■恩賜の煙草廃止
恩賜のたばこと言えば、天皇陛下が配る煙草として有名だが、それも最近の嫌煙ブームから廃止になるようで、どこもかしこも禁煙の張り紙だらけで、歩き煙草禁止地区が増える中、禁煙中の僕が言うのもなんですが、愛煙家にとっては厳しい時代が訪れている。
ところでカリフォルニアの条例は厳しく、公共の建物の中での喫煙は一切禁じられている。喫茶店だろうが、雀荘であろうが、ビリヤード場であろうが、カラオケであろうが、全ての屋内喫煙は不可能。公園やビーチでも煙草は吸ってはいけません。
吸っていると罰金五万円くらい取られます。
対照的にヨーロッパでは、どこでもＯＫ。
例えばイギリスで最も有名な劇場であるロイヤルオペラハウスの中、休憩中普通にたくさんの人が廊下で煙草を吸っていて、それはまだいいのだが灰を真っ赤なカーペットの上に平然と捨てる始末、中々手がつけられない。
スペインでサッカー観戦中も横の横を煙草を延々と吸い続けるおじさんに囲まれ、しかもその煙草の匂いが普通ではなく、辟易させられたのを覚えている。煙草のマナーはないに等しい。
日本は煙草王国と言われていて、正確なところは知らないが、以前は男子の５割が喫煙者であった。確かにそのような国は他には存在しないだろう。
それでも最近はどこのレストランを見ても喫煙席と禁煙席が分かれていて、街中でも「スモーカースタイル」と呼ばれる喫煙所を見かける。歩き煙草は随分減ったし、というか喫煙者の絶対量も減少の一途を辿っている。
煙草というのも一概に健康に悪いとは言えず、肺癌喉頭癌等以外の癌を抑制する力もあったりするのだが、悪者である印象はどうあっても拭えないし、それもマナーなどの問題なのだけれども、煙草というのは難しいものだと感じた。
一つ判っているのは、煙草が日本の財政を支えている、ということだ。（ということで僕は日本に貢献していたりするのかもしれない）
最近僕は禁煙中だ。
これには多少のわけがあって、先日友人に「お前は煙草をやめることはできない、依存してるからだ」と決め付けられ、「煙草はいつでもやめられるが一つのファッションまたはニコチンの精神沈静化作用からくる安らぎをもとめてやっているだけだ」と言い返したのですが、「犯罪者が皆そうであるように、喫煙者も皆同じ事を言う」と返されました。
ということで禁煙生活１０日目。
単純なものです。
■恩賜の煙草廃止
恩賜のたばこと言えば、天皇陛下が配る煙草として有名だが、それも最近の嫌煙ブームから廃止になるようで、どこもかしこも禁煙の張り紙だらけで、歩き煙草禁止地区が増える中、禁煙中の僕が言うのもなんですが、愛煙家にとっては厳しい時代が訪れている。
ところでカリフォルニアの条例は厳しく、公共の建物の中での喫煙は一切禁じられている。喫茶店だろうが、雀荘であろうが、ビリヤード場であろうが、カラオケであろうが、全ての屋内喫煙は不可能。公園やビーチでも煙草は吸ってはいけません。
吸っていると罰金五万円くらい取られます。
対照的にヨーロッパでは、どこでもＯＫ。
例えばイギリスで最も有名な劇場であるロイヤルオペラハウスの中、休憩中普通にたくさんの人が廊下で煙草を吸っていて、それはまだいいのだが灰を真っ赤なカーペットの上に平然と捨てる始末、中々手がつけられない。
スペインでサッカー観戦中も横の横を煙草を延々と吸い続けるおじさんに囲まれ、しかもその煙草の匂いが普通ではなく、辟易させられたのを覚えている。煙草のマナーはないに等しい。
日本は煙草王国と言われていて、正確なところは知らないが、以前は男子の５割が喫煙者であった。確かにそのような国は他には存在しないだろう。
それでも最近はどこのレストランを見ても喫煙席と禁煙席が分かれていて、街中でも「スモーカースタイル」と呼ばれる喫煙所を見かける。歩き煙草は随分減ったし、というか喫煙者の絶対量も減少の一途を辿っている。
煙草というのも一概に健康に悪いとは言えず、肺癌喉頭癌等以外の癌を抑制する力もあったりするのだが、悪者である印象はどうあっても拭えないし、それもマナーなどの問題なのだけれども、煙草というのは難しいものだと感じた。
一つ判っているのは、煙草が日本の財政を支えている、ということだ。（ということで僕は日本に貢献していたりするのかもしれない）
2005年05月15日
テキスト界隈の隆盛
ケルベロスの復活に加えて、てきぷりまで復活したようで、リンクの圧巻ぶりもさることながら、いまだ沈黙のケルベロスと対比すると喧嘩の売りっぷりが目立つ。初日からそうだけど、二日連続での更新でさらに叩いている。
久しくバトルも動きもなくなっているテキスト界隈だが、これで活性化するのだろうか、と先日も少し考えてみたのだが、答えはいまいちでない。つまり、一般テキストサイトが非常に静かな為、一人二人が騒いだところでどうにもならないような気がするのだ。
罵倒されると怒ったり言い訳したりするのが人間の性質というもので、叩かれたところは紛糾して罵倒し返すだろうが、そこだけの内戦にしかなりえない恐れがある。だいたいウォッチ板の住人事態が以前と比べて異様に過疎化しているのに、盛り上がるという方がおかしい。
まぁ、某盗作サイトのような特殊な事態（アクセス数が相当数あり、尚且つ以前から叩かれていたサイト）が乱発すれば祭りが起きることはあるだろうが、昔のような隆盛をほこることは二度とないだろう。
しかもウォッチ板住人が叩いて欲しいと望んでいるのが『馴れ合い』というのがお笑い草で、『馴れ合い』は叩けるかもしれないが、好き嫌いはあるが、それ自体が絶対的な悪ではないので叩いたところで全く意味をなさないし、そんなのを叩いている時点で罵倒系としては終わりだろう。初日で『てきぷり』が一言だけやんわりと皮肉を言っていたが、あの程度で十分。住人の口車に乗せられて馬鹿なことをしないことを祈っているよ。
どちらにせよ一途の期待が僕にもあるわけで、『ショージ君』『ケルベロス』『てきぷり』の皆さんには色々と頑張って欲しい。（でも頭の悪いサイトが増えすぎて対処できない気がするけどね）
久しくバトルも動きもなくなっているテキスト界隈だが、これで活性化するのだろうか、と先日も少し考えてみたのだが、答えはいまいちでない。つまり、一般テキストサイトが非常に静かな為、一人二人が騒いだところでどうにもならないような気がするのだ。
罵倒されると怒ったり言い訳したりするのが人間の性質というもので、叩かれたところは紛糾して罵倒し返すだろうが、そこだけの内戦にしかなりえない恐れがある。だいたいウォッチ板の住人事態が以前と比べて異様に過疎化しているのに、盛り上がるという方がおかしい。
まぁ、某盗作サイトのような特殊な事態（アクセス数が相当数あり、尚且つ以前から叩かれていたサイト）が乱発すれば祭りが起きることはあるだろうが、昔のような隆盛をほこることは二度とないだろう。
しかもウォッチ板住人が叩いて欲しいと望んでいるのが『馴れ合い』というのがお笑い草で、『馴れ合い』は叩けるかもしれないが、好き嫌いはあるが、それ自体が絶対的な悪ではないので叩いたところで全く意味をなさないし、そんなのを叩いている時点で罵倒系としては終わりだろう。初日で『てきぷり』が一言だけやんわりと皮肉を言っていたが、あの程度で十分。住人の口車に乗せられて馬鹿なことをしないことを祈っているよ。
どちらにせよ一途の期待が僕にもあるわけで、『ショージ君』『ケルベロス』『てきぷり』の皆さんには色々と頑張って欲しい。（でも頭の悪いサイトが増えすぎて対処できない気がするけどね）
2005年05月13日
ニュース
□今週のテニプリが起こす奇跡(テキスト）
：さすが冗談がきついな許斐先生は。ぇ？…本気なの？
■幻の名作(レビュー）（かーずＳＰ）
：ライオン仮面懐かしい…。判る人にしか判らないよね。
■小便のとき、時間かかるんだよね、これ(漫画）
：だ、だめだこいつらｗ
■教科書には載らないインターネットの歴史教科書(書籍）
：絶対買ったほうがいいと思います。
■UNDER ONE'S WING(フラッシュ）（エルエル）
：不思議なギミック系フラッシュ。
■エヴァタイピング(ゲーム）（TricksteR）
：声入りで良い出来です。ザ行にＪが使えないのがちょっと。
2005年05月12日
精神病ということ。
『18歳少女首輪つけられ104日監禁』
こんなニュースがあった。
これ自体は（こんな事はいいたくはないが）最近では珍しい事件ではなく、幼児誘拐などが頻発する昨今では大して目立つ記事ともいえなくなってきている。確かに異常性として「首輪」「ご主人様」やらの特殊なキーワードがあるが、恐らくＳＭ調教か何かに目覚めた上での行動であると考えられる。
まぁ、犯人の心理なんて想像でしかなくどうでもいいことなのだが、問題はこれ、
>>調べに対し、小林容疑者は「おれは統合失調症だ。覚えていない」などと供述しているという。
これは非常に問題だよね。
この記事を見る限り容疑者が過去に犯した事件で「実刑判決」を受けていることから、彼が統合失調症（俗に言う分裂病）をその時点ではまだ患っていなかったということは事実として判る。さらに統合失調症の患者が、犯罪を犯した理由として「統合失調症」をあげる例が少ないことから、容疑者が偽証しているのではないか、という疑問が投げかけられる。ぶっちゃけて言えば、実際この男は「嘘」をついたのだろう。
勿論理由は簡単、「精神病患者」を演じることによって自分の「罪」を病気のせいにし、実景を免れようとしているのだ。
これは由々しき事態だ。
今流行っている「ブラックジャックによろしく」で精神病についての問題を扱っているらしいが、漫画の世界と同じような結果になる可能性は決して低くはない。
つまり、犯罪を「精神病」のせいにし、さらにそれが精神鑑定の結果裁判所で受け入れられ、視聴者はまた「あー、精神病の人間は犯罪ばかり犯すからずっと病院にでもいれておけばいいんだ」と思いだし、精神病への差別意識が広がっていく。
精神病を偽れば実刑は免れるという間違った意識がまず問題なのだろうが、それこそ社会が生み出した差別意識の現われに過ぎない。精神病患者の犯罪率が高いという誤認識もそれを助長している。ただ目立つ為にそのように思い込んでしまうのだ。
ちなみ朝日ニュースでは、容疑者が統合失調症を主張していることは書かれておれず、朝日の認識と論点の食い違いに呆れるしかない。ここでども新聞もこの事への批判を強めた記事を書くべきであると思うし、それが被害者へのせめてもの贖いだ。
かつて僕の友人の女の子が統合失調症を患い精神科に通っていたとき、僕は何も出来ず、恐らく普通に接してあげることも出来なかった。知りたくなくても情報は入り、そしてそれがきっと態度に出ていただろう。
その後まもなく彼女は自殺した。
幸いなことに助かったが、いつの間にか連絡は出来なくなり、僕がアメリカに来てからは完全に音信不通で情報すらどこからも入ってこない。僕は大きな間違いをしたのかもしれない。
しかし別にだからと言って今僕が何かを出来るわけではないのだし、自分の糞みたいな正義に酔いしれたくも自分の罪を償いたいわけでもないのだが、ブログで一人言をぶつぶつと喋るだけでも意味があると少し信じているのかもしれない。
こんなニュースがあった。
これ自体は（こんな事はいいたくはないが）最近では珍しい事件ではなく、幼児誘拐などが頻発する昨今では大して目立つ記事ともいえなくなってきている。確かに異常性として「首輪」「ご主人様」やらの特殊なキーワードがあるが、恐らくＳＭ調教か何かに目覚めた上での行動であると考えられる。
まぁ、犯人の心理なんて想像でしかなくどうでもいいことなのだが、問題はこれ、
>>調べに対し、小林容疑者は「おれは統合失調症だ。覚えていない」などと供述しているという。
これは非常に問題だよね。
この記事を見る限り容疑者が過去に犯した事件で「実刑判決」を受けていることから、彼が統合失調症（俗に言う分裂病）をその時点ではまだ患っていなかったということは事実として判る。さらに統合失調症の患者が、犯罪を犯した理由として「統合失調症」をあげる例が少ないことから、容疑者が偽証しているのではないか、という疑問が投げかけられる。ぶっちゃけて言えば、実際この男は「嘘」をついたのだろう。
勿論理由は簡単、「精神病患者」を演じることによって自分の「罪」を病気のせいにし、実景を免れようとしているのだ。
これは由々しき事態だ。
今流行っている「ブラックジャックによろしく」で精神病についての問題を扱っているらしいが、漫画の世界と同じような結果になる可能性は決して低くはない。
つまり、犯罪を「精神病」のせいにし、さらにそれが精神鑑定の結果裁判所で受け入れられ、視聴者はまた「あー、精神病の人間は犯罪ばかり犯すからずっと病院にでもいれておけばいいんだ」と思いだし、精神病への差別意識が広がっていく。
精神病を偽れば実刑は免れるという間違った意識がまず問題なのだろうが、それこそ社会が生み出した差別意識の現われに過ぎない。精神病患者の犯罪率が高いという誤認識もそれを助長している。ただ目立つ為にそのように思い込んでしまうのだ。
ちなみ朝日ニュースでは、容疑者が統合失調症を主張していることは書かれておれず、朝日の認識と論点の食い違いに呆れるしかない。ここでども新聞もこの事への批判を強めた記事を書くべきであると思うし、それが被害者へのせめてもの贖いだ。
かつて僕の友人の女の子が統合失調症を患い精神科に通っていたとき、僕は何も出来ず、恐らく普通に接してあげることも出来なかった。知りたくなくても情報は入り、そしてそれがきっと態度に出ていただろう。
その後まもなく彼女は自殺した。
幸いなことに助かったが、いつの間にか連絡は出来なくなり、僕がアメリカに来てからは完全に音信不通で情報すらどこからも入ってこない。僕は大きな間違いをしたのかもしれない。
しかし別にだからと言って今僕が何かを出来るわけではないのだし、自分の糞みたいな正義に酔いしれたくも自分の罪を償いたいわけでもないのだが、ブログで一人言をぶつぶつと喋るだけでも意味があると少し信じているのかもしれない。
2005年05月11日
地獄の番犬復活。
ケルベロスが復活した。
テキスト界隈を古くからウォッチしてきた人間からすると懐かしい名前かもしれないが、VS鯛などが記憶に残っている方も多いと思う。無題マサムネには厨房認定を受けていたが、その吠えっぷりには信者も多くいたほどだ。
この完全に平和になったように見えるテキスト界隈の中、ケルベロスが復活したのだから面白いことが起こるんじゃないかと考えている人も多いんじゃないだろうか。誰かが頭悪そうなことをしてバトルになればテキスト界隈にも良い刺激になるような気もする。
自己中ショージでも言及されていたが、当時と違い膨大なアクセスを集める馬鹿サイト「斬鉄剣」のようなサイトが現在はないため、文中リンクなどで言及しても祭りになることも少ないし、見たところ２ちゃんのウォッチ板もあまり活気がなく、当時の力を持っていたテキストサイトの殆どが更新を停止している今、かなり期待を寄せるサイトになりそうだ。（あとは自己中ショージがもっと更新ペースをあげてくれればいいのだが…）
さぁ…五月九日（獄様の日）を以って復活したケルベロス、いったいどんな動きを見せてくれるのか。期待してますよ。
テキスト界隈を古くからウォッチしてきた人間からすると懐かしい名前かもしれないが、VS鯛などが記憶に残っている方も多いと思う。無題マサムネには厨房認定を受けていたが、その吠えっぷりには信者も多くいたほどだ。
この完全に平和になったように見えるテキスト界隈の中、ケルベロスが復活したのだから面白いことが起こるんじゃないかと考えている人も多いんじゃないだろうか。誰かが頭悪そうなことをしてバトルになればテキスト界隈にも良い刺激になるような気もする。
自己中ショージでも言及されていたが、当時と違い膨大なアクセスを集める馬鹿サイト「斬鉄剣」のようなサイトが現在はないため、文中リンクなどで言及しても祭りになることも少ないし、見たところ２ちゃんのウォッチ板もあまり活気がなく、当時の力を持っていたテキストサイトの殆どが更新を停止している今、かなり期待を寄せるサイトになりそうだ。（あとは自己中ショージがもっと更新ペースをあげてくれればいいのだが…）
さぁ…五月九日（獄様の日）を以って復活したケルベロス、いったいどんな動きを見せてくれるのか。期待してますよ。
2005年05月09日
百円ライター。
僕の家には百円ライターがある。
これは至って普通だが、このライターを僕はかれこれ一年以上使っている。勿論用途は煙草。数多くの煙草の火をつけてきたこのライター、いったいどれくらいの本数の煙草に火をつけてきたのか、なんとなく気になった。
だいたい百円ライターなんて、買ってはなくなり、どこかで手に入れてきてはなくなるというサイクルを繰り返して、使い切った人の方が少ないくらいだと思うのだが、うちのライターは家で吸う専用に一つ置いているのでなくなることはあまりない。
このライター今どれくらいガスが残っているのかが非常に気になっているのだが、容器が透明でないため量が判らない。しかし、僕と僕の同居人の二人でこのライターを使いまわしており、一日平均２０本くらいをつけていて一年経つのだから、相当減っているのは確かだろう。
一年間も僕たちの安息の時間に火を点してくれたライター。
いつかはそのライターとも別れなければならないときが来るだろう。そう考えているとたかが百円ライターが古い付き合いの友人みたいに思えてくる。
なんとなくライター相手に感傷に浸ってしまう今日この頃。
これは至って普通だが、このライターを僕はかれこれ一年以上使っている。勿論用途は煙草。数多くの煙草の火をつけてきたこのライター、いったいどれくらいの本数の煙草に火をつけてきたのか、なんとなく気になった。
だいたい百円ライターなんて、買ってはなくなり、どこかで手に入れてきてはなくなるというサイクルを繰り返して、使い切った人の方が少ないくらいだと思うのだが、うちのライターは家で吸う専用に一つ置いているのでなくなることはあまりない。
このライター今どれくらいガスが残っているのかが非常に気になっているのだが、容器が透明でないため量が判らない。しかし、僕と僕の同居人の二人でこのライターを使いまわしており、一日平均２０本くらいをつけていて一年経つのだから、相当減っているのは確かだろう。
一年間も僕たちの安息の時間に火を点してくれたライター。
いつかはそのライターとも別れなければならないときが来るだろう。そう考えているとたかが百円ライターが古い付き合いの友人みたいに思えてくる。
なんとなくライター相手に感傷に浸ってしまう今日この頃。
2005年05月07日
国歌。
僕は小学校から高校まで、全てを私立の学校で過ごしているため世間一般の公立の学校については良く知らないのだが、卒業式などで国歌を唄わない学校、もしくは国歌を歌う時間はあるが誰にも歌わない学校も多いと聞いている。
例えば『ここ』を観てもらうと、これは中学生が書いた日記のようなものなのだが、小学生時代の卒業式の様子を描くに至り、いかに小学校でのいわゆる左翼的な教育が徹底されているかが理解できる。
歌わずに国歌斉唱の時だけどこかへ消える教師の頭の悪さが目立つのは勿論のこと、この中学生自身も、
「歌ったのは国歌の意味を知らない３．４年生たち」
「５．６年生は当然のごとく歌う人はほぼ０」
と書いていることから、国歌を歌わないことが一つの正義だと勘違いしてしまっている。つまり国歌を歌うのは歌詞の意味を知らない馬鹿な奴らだけで、僕たちは歌詞を知っているからこんな曲歌いませんよー、ということだ。このテキストを「お勧め」に入れていることからもその徹底さかげんが判る。
これは別にこの中学生を貶めるためのものではない。このような思想教育を小学生時代から施してきた教師どもに腹が立つのだ。幼少から「国歌＝悪」という思想を植えつけられ自分たちを卑下するような考えを持ってしまった子供たちが、将来どんな大人になるかがわかるはずだ。
確かに教師がどんな思想を持とうとそれは自由だが、自分の思想がその生徒達にどれほど大きな影響を与えているかを理解して欲しい。そのお陰で彼らは「国歌を歌わない自分たちを大人である」と勘違いし、また将来それを自らの子供達に受け継がせるのだ。
他の日記なども観てみたが「北方領土問題」について叫ぶ右翼団体をロシアに行けと言っていることから、北方領土はロシアのものだと勘違いしている節があったりと、やはり戦後の左翼教育の影が見え隠れしている。そのうち中国のデモも日本が悪いから起きたんだ、なんて言ったりしないことを祈っている。
例えば『ここ』を観てもらうと、これは中学生が書いた日記のようなものなのだが、小学生時代の卒業式の様子を描くに至り、いかに小学校でのいわゆる左翼的な教育が徹底されているかが理解できる。
歌わずに国歌斉唱の時だけどこかへ消える教師の頭の悪さが目立つのは勿論のこと、この中学生自身も、
「歌ったのは国歌の意味を知らない３．４年生たち」
「５．６年生は当然のごとく歌う人はほぼ０」
と書いていることから、国歌を歌わないことが一つの正義だと勘違いしてしまっている。つまり国歌を歌うのは歌詞の意味を知らない馬鹿な奴らだけで、僕たちは歌詞を知っているからこんな曲歌いませんよー、ということだ。このテキストを「お勧め」に入れていることからもその徹底さかげんが判る。
これは別にこの中学生を貶めるためのものではない。このような思想教育を小学生時代から施してきた教師どもに腹が立つのだ。幼少から「国歌＝悪」という思想を植えつけられ自分たちを卑下するような考えを持ってしまった子供たちが、将来どんな大人になるかがわかるはずだ。
確かに教師がどんな思想を持とうとそれは自由だが、自分の思想がその生徒達にどれほど大きな影響を与えているかを理解して欲しい。そのお陰で彼らは「国歌を歌わない自分たちを大人である」と勘違いし、また将来それを自らの子供達に受け継がせるのだ。
他の日記なども観てみたが「北方領土問題」について叫ぶ右翼団体をロシアに行けと言っていることから、北方領土はロシアのものだと勘違いしている節があったりと、やはり戦後の左翼教育の影が見え隠れしている。そのうち中国のデモも日本が悪いから起きたんだ、なんて言ったりしないことを祈っている。
2005年05月03日
ジゼル （ＡＢＴ）
バレーやミュージカルなど観た事が無いという方も多い昨今だが、「ジゼル」くらいは観ておいた方がよい、と僕はお勧めする。「白鳥の湖」と「ジゼル」はクラシックバレーを代表する舞台であるし、チャイコフスキー好きなら堪らないとも思う。個人的にチャイコフスキーはあの甘ったるさが嫌いだが、それでもジゼルはいい作品だと思う。
ちなみにどういう話かというと、元々はハイネの詩から来ている物語で、田舎娘のジゼルが身分を隠した貴族アルベルトと恋に落ちてしまうのだが、実は彼婚約者がおり、それがジゼルにばれてしまい、元々心臓が弱かったジゼルはショックで死んでしまう。（まぁ、ここはどうなのかと思うが…）
その後墓参りにアルベルトが森に出向くと、夜の森はウィリという結婚前に死んだ処女たちが精霊となって彷徨う死の世界、彼女達によってアルベルトは踊らされ続けるてしまう。そこへジゼルが裏切られたにも関わらず助けに入り、あともう少しで死ぬというところで朝が来て、ウィリたちはどこかへ言ってしまい、めでたしめでたし、という話。
全然めでたしじゃないし、何故ジゼルが助けに入ったかも不明だけど、それこそ愛の賜物、ということで劇は締めくくられるのだ。
で、先日ＡＢＴ（アメリカンバレーシアター）が演じる「ジゼル」をロサンゼルスダウンタウンまで観にいったのだが、クラシックバレーとしての観点から見るならば、やはり前回観たロイヤルバレーの演技の方が良かったと感じる。
一応席は100�砲裡喟覆埜�たのだが、何しろ劇場が近代的過ぎて、クラシックバレーとしての趣があまり感じられないし、どうも観客もバレー素人（と言うのもなんだが）ばかりで、空気が読めない拍手合いの手が多く、五月蝿くて集中できなかった。
これはアメリカのお国柄かもしれないが、途中の演技などでコメディー性を見つけては大声で笑ったり拍手をしたりと非常に五月蝿く、クラシックバレーなんだし悲劇物語なんだからもう少し静かに見て欲しいものだ。無駄なところでの拍手は劇の邪魔になるだけである。
で演技そのものはどうかと言うと、ハイネの詩を連想させるかのような容姿を持ったジゼルが必死に純粋な田舎娘を演じており、かなり上手さを感じた。拍手などのプレッシャーなどにも負けずによくやっていたと思う。アルベルト役のバレリーナも、素晴らしい跳躍力で客を圧倒していたのが印象的だ。（ここでも観客は大笑い）
それなりに良かったけど、観客が糞だから点数落ち。
点数：77点
ジゼルを観るときは、花を渡す瞬間に瞠目せよ。
以上。
ちなみにどういう話かというと、元々はハイネの詩から来ている物語で、田舎娘のジゼルが身分を隠した貴族アルベルトと恋に落ちてしまうのだが、実は彼婚約者がおり、それがジゼルにばれてしまい、元々心臓が弱かったジゼルはショックで死んでしまう。（まぁ、ここはどうなのかと思うが…）
その後墓参りにアルベルトが森に出向くと、夜の森はウィリという結婚前に死んだ処女たちが精霊となって彷徨う死の世界、彼女達によってアルベルトは踊らされ続けるてしまう。そこへジゼルが裏切られたにも関わらず助けに入り、あともう少しで死ぬというところで朝が来て、ウィリたちはどこかへ言ってしまい、めでたしめでたし、という話。
全然めでたしじゃないし、何故ジゼルが助けに入ったかも不明だけど、それこそ愛の賜物、ということで劇は締めくくられるのだ。
で、先日ＡＢＴ（アメリカンバレーシアター）が演じる「ジゼル」をロサンゼルスダウンタウンまで観にいったのだが、クラシックバレーとしての観点から見るならば、やはり前回観たロイヤルバレーの演技の方が良かったと感じる。
一応席は100�砲裡喟覆埜�たのだが、何しろ劇場が近代的過ぎて、クラシックバレーとしての趣があまり感じられないし、どうも観客もバレー素人（と言うのもなんだが）ばかりで、空気が読めない拍手合いの手が多く、五月蝿くて集中できなかった。
これはアメリカのお国柄かもしれないが、途中の演技などでコメディー性を見つけては大声で笑ったり拍手をしたりと非常に五月蝿く、クラシックバレーなんだし悲劇物語なんだからもう少し静かに見て欲しいものだ。無駄なところでの拍手は劇の邪魔になるだけである。
で演技そのものはどうかと言うと、ハイネの詩を連想させるかのような容姿を持ったジゼルが必死に純粋な田舎娘を演じており、かなり上手さを感じた。拍手などのプレッシャーなどにも負けずによくやっていたと思う。アルベルト役のバレリーナも、素晴らしい跳躍力で客を圧倒していたのが印象的だ。（ここでも観客は大笑い）
それなりに良かったけど、観客が糞だから点数落ち。
点数：77点
ジゼルを観るときは、花を渡す瞬間に瞠目せよ。
以上。
