「麦海」に引き続き。
理瀬が学園を出てからのお話。長崎にある祖母の家に叔母と一緒に暮らしています。
「麦海」とはちょっとテイストが違い、頭がフラフラになるほどの幻想性はなくてがっつりミステリという感じ。初読時はそのあたりが少々物足らなかったような記憶があります。とはいえ、じゅうぶんに不穏なんですけど。
そっか、稔と亘との関係ってこういうことだったのか(内容ほとんど覚えてなかった)。自分の生きる道をしっかり自覚し、いっさい迷いのない理瀬の強さに当時はとてつもないオーラを感じたものでしたが、今読んでみると人を信じすぎて脇が甘くなっていたり、雅雪にほんのり恋心のようなものを抱いたりしてるのが、やっぱり10代の可愛らしさがあるなぁと、少しほっこり。
20年ぶりに読んでもとても面白かったです。
初読時の感想です↓
理瀬が学園を出てからのお話。長崎にある祖母の家に叔母と一緒に暮らしています。
「麦海」とはちょっとテイストが違い、頭がフラフラになるほどの幻想性はなくてがっつりミステリという感じ。初読時はそのあたりが少々物足らなかったような記憶があります。とはいえ、じゅうぶんに不穏なんですけど。
そっか、稔と亘との関係ってこういうことだったのか(内容ほとんど覚えてなかった)。自分の生きる道をしっかり自覚し、いっさい迷いのない理瀬の強さに当時はとてつもないオーラを感じたものでしたが、今読んでみると人を信じすぎて脇が甘くなっていたり、雅雪にほんのり恋心のようなものを抱いたりしてるのが、やっぱり10代の可愛らしさがあるなぁと、少しほっこり。
20年ぶりに読んでもとても面白かったです。
初読時の感想です↓