December 02, 2005

ビッグスワンであいましょう。

雪がさらさらと降ってきました。
初雪です。
まるで、行ってしまう者の足止めをするかのように。

明日はJ1最終節、そう、ホームで迎える反町アルビ最後の日です。

リーグ最終節よりも早く、辞意を表明した反町監督。
長い間、お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。
「2年も(監督)やってたら飽きる」と就任当初から言っていた貴方が、まさか5年も新潟で指揮を執るとは思いもよりませんでした。
そしてそれは、嬉しい誤算でした。
でも、次なるステップの為に、お別れしなくちゃいけないのですね。
アルビレックス新潟という、田舎のちっぽけなチームの歴史のうち、半分は貴方の足跡で埋まっています。
もしまた、気が向いたら。
足跡を付けに来て下さい。
その時を我々は待っています。
ただ、対戦チームとして来られるのはちょっと困る・・・というかかなり嫌ですけどね(笑)

そして、戦力外を通告されてしまった選手達。

木寺選手
キデさん、本当に残念です。
このままずーっとアルビに居て欲しい人でした。
野澤選手の控えに回ることが多かったけれど、キデさんが居てくれたから、安心していられたのですよ。
選手バスの運転手にはまだ早すぎます。もう一花咲かせて見せてください、我々に。待っています。

桑原選手
桑兄、2年間の短い間だったけれど、J1に昇格したひよこチームのお尻を叩いてくれてありがとう。
ガンバ戦の、リーグ戦初ゴールとなったスーパーミドル、忘れません。
本当に頼りになる、優しい兄貴でした。
どうぞ、もう一度スワンに来て下さい。
対戦相手として。

丸山選手
マル、怪我がそんなに悪かったなんて・・・
日記、拝見していました。
先日は、監督へのメッセージを見つけて、マルの思いやりの深さにひっそり泣いてしまいました。
そのマルも離れることになるなんてね。
賢く、そして真面目であり、頼れる選手でした。
もう一度スワンのピッチに立てるのを待っていたのですけど・・・
怪我を治して、また元気にピッチを駆ける姿を見せてください。

高橋選手
練習生から這い上がった、逞しさは頼もしかったです。
だから、J1でプレーできていることを本当に嬉しく思っていました。
目の件、初めて記事で目にしたときに少なからずショックを受けました。
どういう事情なのかは部外者にはわかりませんが、直樹ならきっと大丈夫。
また爽やかな笑顔でスワンに戻ってきてください。

末岡選手
スエが居なくなるなんて残念で仕方ないです。
もっともっとやれる筈!
あの天皇杯(仙台戦)で見せた、スーパーなシュートをまた決めてください!
折れないハートの持ち主だから、きっとまた会えるよね、スエ。待っています。

新井選手、山田選手、中島選手
シンガポールから戻ってくると期待していたのだけれど、残念です。
でも、まだまだ若いし、活躍の場は沢山残されている筈。
諦めずにガムシャラに頑張ってください。
アラケンは新天地となるチームでも頑張れ!
ショウジ、ファラン、朗報待っています。

そして、最後に、チームを離れ、ブラジルに戻ることになったアンデルソン・リマ選手。
新潟を離れることになって残念です。
サポーターはみな、貴方の魔法のFKに魅了されてしまいました。
大音量のリマコール、ちゃんとリマの胸に届いていて嬉しかった。
私も、あの川崎戦のFKは一生忘れません。
貴方は本当に素晴らしい選手でした。
また日本に戻る機会があるならば、寄り道なんかしないで真っ直ぐに新潟に来て下さい。


こんなこと書いてるだけで、涙が止まりませんが・・・
どうか、みんな。
ビッグスワンであいましょう。

我々はいつだって、あの場所で待っています。

どうか明日は素晴らしい一日になりますように。


fio at 23:07|PermalinkComments(0)TrackBack(1) アルビレックス新潟 | J1/J2

August 18, 2005

新たなる挑戦。

別れは突然にやって来る。
それも、新たに戦力を補強した矢先に。
新しい血が入ってくれば、当然出て行く血もあるということをすっかり忘れていた。
お盆休みの間に、新戦力について書こうと思った、その直後に”俺たちの山口”こと山口素弘選手の移籍が発表された。

ショックだった。
確かに、最近は出場機会も少なくなってきていたけれど。
それでも、”俺たちの山口”は”俺たちの山口”のまま、オレンジのユニフォームを纏ってピッチを去るものだとどこかで思い込んでいた。
フランスW杯出場の立役者であり、フランスW杯の出場者であり、そして我々の昇格の立役者。
それだけの戦跡を残してきた彼であるから36歳という年齢でも欲しているチームはあるのだ。
むざむざベンチに置いておくような勿体無い真似は許されないのだろう。
また、素さんも選手として、自分に残された時間があまり無い事を知っているからこそ、現役としてプレーできる場所を常に求めていたのだ。

会見で、「非常に長く考えた上での決断だった」と言ってくれた。
7月中旬から話が出ていたそうであるが、本格的なオファーは8月のキャンプ中とある。
丁度同じポジションの選手である菊地のレンタル移籍の話が進行していた時期だ。
憶測に過ぎないけれど、これが決定打になったのではないか。

若返りを図りたい新潟。
昇格に向けて経験のある選手を欲している横浜FC。

今から2年半ほど前、同じように経験のある選手を欲していた新潟にやってきた素さんが、「そろそろ俺に頼らずオマエ達の力だけでやっていけよ」と言っているようなそんな気すらしてくる。

TVの会見で見た素さんの表情はどことなく寂しげであった。
下した決断に迷いはないようだったけれど。

札幌戦で叫んだ「新潟最高!」、そして昇格を決めた最終戦で叫んだ「新潟最高!」。
クールな顔の下に、熱い魂を隠している選手だということを初めて知った。
たった2年半の間だけれど、その密度は10年分にも匹敵する程のものだった。
だからこそ、この突然のサヨナラは寂しすぎる。

「行ってきます」と言ったからには、必ず「ただいま」を言いに戻ってきて欲しい。
噂では完全移籍のオプションつきと言われているが、我々は素さんに「ありがとう」も「さようなら」も言っていないのだよ。

横浜FCは現在11位。
3位につけて入れ替え戦を狙うとのことだけれど、現実的にはかなり厳しいミッションだ。
だからこそ、”俺たちの山口”は挑戦するのだ。
2年半前、新潟の一員となった時のように。

今はただ、素さんの新たなる挑戦を心から応援したい。
そして必ずや我々の前に再び姿を見せに戻ってきてくれるであろうことを信じたい。

我が家にある、昇格記念の写真には、ファンサービス下手の俺たちの山口のサインが入っている。

【会見全文はこちら】



fio at 01:49|PermalinkComments(3)TrackBack(1) アルビレックス新潟 | アルビレックス新潟

July 12, 2005

世界で一番幸せなスタジアム。

「世界で一番幸せなスタジアムへ」
というのは、Jリーグの理念の一つ。

サッカー好きならば既にご存知かと思われる、東京ダービーでの一件含め、神戸戦、ジェフ戦
で色々感じた事をちょびっと書いてみる。
 
まずは7/6(水)、神戸戦。
この日は平日夜ということで、スタジアムへの客の入りの悪さが懸念された。
実際、仕事も早々にキックオフ30分前にスタジアムに辿りついた時点では、5割程度の入り。
あらららら、今日は流石に閑散としてるなー、などと思い、辺りを眺めてみるとある事に気がついた。
・・・オレンジ率が低いのだ。
ウチの町内会にも招待券の応募が来ていたので、そのせいなのかもしれない。
私の隣の席では先に来た、いつもと違うオヤジさんが、するめで一杯やっていた。
真横から流れてくるするめスメルの中の観戦はちょいと厳しいなと思ったが、まぁ空席になるよりいいか。
新潟ではシーズンパスの又貸しは禁止どころか寧ろ推奨されていたりする。
欠席されるよりは、知人に貸して席を埋めてもらったほうが良いという考え方だ。
(ちなみに子供パスでも差額を払えば大人も観戦可能である)
この辺りの集客作戦は実に抜け目無い。
常に満員を目指してやるというクラブ側営業部隊の鼻息が聞こえてきそうだ。
 
さて、試合開始。
お互い、下位に低迷しているのが良く判るような試合っぷりである。(つまりはどちらもミスだらけ)
隣のオヤジさんも『あー、やっぱり日本代表とは違うね〜ぇ(下手で)』とお仲間のオヤジさんとボヤいている。
当方それは織り込み済みなんであるが、改めて言われると流石にちょっと気分を害する。
いや、本当の事なんで仕方ないんであるが。

その後、獲って獲られてのシーソーゲーム。
喜びと落胆が交互にやってくる、恒例新潟コースター状態に突入すると、最初はスカしていたオヤジさんも
既に黙ってはいられない。こちらの点が入る度に大喜びし、入れられるたびに「あああ〜」と大きな溜息。
そして、神戸GK掛川のミスをエジミウソンが拾ってふわりとゴールへ。
オヤジさん、大絶叫。そして一緒にハイタッチ。
その後はもう、訪れるピンチにワァワァ叫びながら終了のホイッスルを迎えた。
選手を間近で迎えたかった私は、2Fの最前列に移動したので、その後のオヤジさんの様子はわからないが、
勝利の瞬間、見合わせた顔には満足げな笑顔が浮かんでいた。
きっとこのオヤジさんたちは次は自分でチケットを買ってやってくるだろう、そう思わせるような実にいい笑顔だった。

ふと気がつけば、スタンドはオレンジで染まっていた。
皆必死で仕事終わらせて駆けつけたんだろうね。
一見さんも、古参も、大人も子供も、性別も全く関係ない。
心の底から夢中になれる、そんな幸せを噛締めて家路についた。

お次、7/9(土)ジェフ戦@臨海。
久々のバスツアー、もう臨海は無いかもしれない、とのことでパルテノン見たさに行ってみた。
ショボいショボい、と言われていたので、どんな凄いのが出てくるのかと思ったら思いの他キレイじゃないか!!
なんか騙された気分だなー。
確かに都心から遠いけど、笠松よりはアクセスは良いわけだし、何故そんなに人が入らないのかと思った。
知将オシムの展開するサッカーは素晴らしく魅力的なのに。

試合内容は、これまたシーソーゲームを展開し、そして力尽きたという感じで・・・
いや、力尽きたというよりは、やっぱり向こうが上手だったと言う事ですね。
目指しているサッカーが似ているので、ムービングサッカーとはこう表現するんだぜ!とお手本を見せられて
しまったた感じ。悔しいけど(笑)
そのせいで、後半、新潟の選手達は精神的にバテてしまったようでちょっと残念。
サポは全く諦めてなかったんでかなり悔しい。もっと選手に届くように頑張れということですね。
次はJ2時代シノギを削ったC大阪戦。
万全の状況で挑めないのが残念だが、ぜひ心身共にバテずに戦って欲しい。

話が逸れたが、ジェフは試合後のオシム監督のコメントをはじめ、チーム全体に相手チームをリスペクトしている
雰囲気があり、戦ってて大変気持ちがいい相手だと感じた。
特にオシムさんのリップサービス、持ち上げられすぎて逆に落ち込む程であった。
スタッフの方々にも「ありがとうございました」と深深と頭を下げられる始末。
負けて悔しい筈なのに、すっかり毒気を抜かれて、妙に清々しい気分であった。
ジェフサポの皆様は、久々の勝利、しかも劇的逆転勝利で、幸せであったであろう。
反対側から、その様が良く見えて、ちょっぴり羨ましかった。

さて、その同日。
味の素スタジアムで事件は起きた。
帰りのバスで、携帯からその一報を目にしたときは驚くよりも、「あー、遂にやっちゃったか」と思った。
FC東京と、東京ヴェルディ1969。
この2チームの対抗意識はちょっと尋常じゃない。(どっちかってーとFC東京側の意識の方が過剰?)
一部のFC東京サポーターが、ベルディのクラブハウスにスプレー缶で落書きするわ、FC東京の縄張り内で
ありながらうっかりヴェルディを応援してしまった商店街の掲示板を荒らし閉鎖に追いやるわ、
それはそれは物凄い対抗意識。
当然、この日もなんかやらかすだろうなーと他サポながら考えていた。
でもまさか、傷害事件にまで発展するとは。
ざっとサイト巡りしてFC東京サポの言い分を要約すると、

・確かにヴェルディ側のフェンス近くまで行った。
・でもそれは自分達の士気を上げるため。煽りなどではない。

とのこと。
だがしかし、やられた方のヴェルディサポにしてみたらどうだろうか。
いきなり、チャントを歌いながら敵サポが大挙(記事には200名程度とある)してやってきたら、
過去の因縁から考えるに喧嘩売りに来たとしか思えないだろう。
本能的に恐怖を感じたとしても仕方ない。
どう割り引いて考えても、「フェアに戦おう、よろしくね♪」などと言いに来るとは思えない訳だし。

さらに驚いたのは、このFC東京軍団による練り歩きは事前に計画されたものであったということ。
フロントは何をやってるんだよ、おいおい、と正直思った。
事前にわかっていたのに容認するとは、世界で一番幸せなスタジアムを作るというJの理念からは
かけ離れた行動だ。
事件後、FC東京の公式アナウンスも出されましたが、なんだか釈然としない感じ。
灰皿を投げ、怪我をさせてしまった犯人は個人サポで、どこの団体にも属していないから知りません、
と言ってるようにも取れるのですが・・・
単に私の日本語読解能力が低いからでしょうかね。
 
とにかく、全てのお客さんが安全に家路に着く事、そして勝敗に関係なく、「来て良かったな、また来たいな」
と思わせることが出来るような、そんなスタジアムにしてくださる事を切に望みます。
その点では、ショボいと言われる臨海は私にとって合格点でしたよ。
今度は勝ち点を取りに、蘇我スタにお邪魔したいです。
 
追記 私の友人に熱心なFC東京サポーターが何人かおります。
    でもあえて書かせていただきました。
    開幕戦で、東京のG裏が我らの守護神を弄ったことを気にかけて「G裏があんな事言ってゴメンね」と
    言ってくださった、素敵なサポーターです。(実際野澤のミスは酷いものでしたが)
    そういう人達がFC東京は・・・とひとくくりにされるのはたまらないし、でもやっぱりこの事件に関して
    黙ってはいられないので、チラシの裏並みですが書かせていただきました。


fio at 00:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

June 27, 2005

MusicalBaton。

ともさんより回ってまいりました〜。
こういうのって、元来苦手な私なんですが・・・音楽だったら書けるかなぁ〜なんて思いまして。
ついでにJもそろそろ再開することだし、まぁリハビリも兼ねて書くのもいいかなっと。
ではでは、スタート↓

 ■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

20GB〜21GB。(複数ファイルあるので定かではナイ)
オーディオプレイヤーを持っていないにも関わらず、この容量って・・・
カーオーディオが1DINのCDプレーヤー(MP3可)タイプなんで、その為にエンコードしてる
ようなもんです。CDに焼いたら消せばいいんだけど、何か消せないんだよねー。

■Song playing right now (今聞いている曲)

・現時点では聴いてません
。TVがBGMになってます。

■The last CD I bought(最後に買ったCD)

先週かな、夫が買ってきてくれました。
CDは共有資産であります(笑)
HMVのダブルポイント時にまとめ買い。
もちろん、HMVのカードはゴールドメンバー。買いすぎ。

・Big City Nights/Space Cowboy
 まだ聴いてないですが、前回のアルバムはなかなか良かったです。
 自分と同世代なのかなあ。
・風味堂/風味堂r
 メジャーデビューアルバム。
 インディのデビュー版に入っていたSwingingRoadのイントロのピアノでピンと来て、それ以来気に
 なっていた3ピースのバンドです。
 まぁ、イキのいい、良く喋るピアノなんですわ。インディーの頃からのスウィングナンバー、
 真夏のエクスタシーは白眉。
・REMINISCENCE/BonniePink
 FAIRGRAOUNDATTRACTIONのカバー、PERFECTも入ってます。
 この曲、大好きでカラオケで歌っちゃったりするんですが、難しいんだよねえー。
 何故かサザンの真夏の果実も入っておりますよ。

■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

フェイバリットが多すぎると選ぶの困りますよね。
ということで、自分のルーツと言うか、この曲に出会わなかったらその先広がってなかったよ、
というような曲をピックアップ。ルーツめいたものが多いので邦楽が多いです。

・感電キング/S-KEN
 東京ロッカーズの火付け役、田中唯士氏のバンド。
 ブガルーであったり、ルンバであったりを粋に聞かせてくれちゃうんですよね。
 とにかくカッコイイ!高校生の頃、ハマりました。
 このサイトでも紹介されている通り、田中氏の関わったアーティストは数知れず。
 私の後の大フェイバリット、SuperButterDogやクラムボンも然り。
 時代の空気を読む、センスというか感性がとても鋭いお方だと。
 
・She blinded me with science/Thomas Dolby
 消えていった一発屋扱いされることもあって、非常に悲しいのですが・・・
 私にとってとにかく衝撃的な曲だったんですよ。
 矢野顕子女史がモデルになってるようなんですが。
 サイバーパンクっぽい雰囲気を漂わせた1曲、音間を楽しめる曲です。

・EDO LIVER/CARNATION
 中学生の頃にナゴムレーベルから出ていた”夜の煙突”がファーストコンタクト。
 その後すっかり忘れていた頃に、再びこの曲で出会いました。
 接触が無いようでいて、気が付けば森高千里の曲等々で接触してたんですね。
 それからずーっと聴き続け、気付けばウチのCD棚で一番多い塊を築くまでになりました。
 どの位の好き度かというと、”猫になって直枝アニキの膝で甘えたい”程の好き度です。

・PONTA DE AREIA/ Wayne Shorter
 ミルトン・ナシメントのヴォーカルが、非常に美しく情緒的な名曲。
 後にBOOMがカバーしててかなり驚きました。
 小学生の頃、ラジオから流れてきたこの曲に出会い、大人になったら絶対アルバム買うんだ!
 と思い続け、買えるようになった時にはLPが廃盤になっていたという・・・
 CDで復刻された時に手に入れたので大丈夫ですが。
 夫には「童謡?」と言われてしまいました。いいんだ、言わせておけ。
 ブラジル系に興味を持つきっかけを作った曲でもあります。

・アンジェリーナ/佐野元春
 元春がパーソナリティを務めていたFM番組、サウンドストリート。
 そのオープニング曲です。
 この番組で実に沢山の音楽と出会いました。
 ある意味私の音楽ルーツと言っても間違いじゃない番組。
 時報が鳴ってから、アンジェリーナのイントロが流れてくるのを楽しみにしていた少女時代でした。


■Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)

5名って結構難しい〜。
とりあえず、ブロガー2人、あとはmixiで!
面倒だったら華麗にスルーしてください。
beatfairgroundのくりぞう
物欲日誌のそがさん
どぞよろしくっす。

いじょ。 


fio at 00:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) みゅーじっく。 

May 30, 2005

僕らは船越を愛している。

ナビスコ杯大宮戦の雑感を書こうと思っていたが、書けない。
試合途中、相手ペナルティエリア内でポジション取りをしている時に前のめりに倒れた船越。
もみ合いの中で倒れたのかとも思ったが、そうではなかったようだ。
足を伸ばしたまま、動けない。
船越は、自ら×印を出した。

嫌な予感。
足をまっすぐに伸ばしている。
膝を労る素振りはない。
02シーズン秋、彼を襲ったアキレス腱の断裂。
あの時の船越が脳裏から離れない。

担架に乗せられピッチを後にしたその数分後、救急車のサイレン。
重症だ、とすぐに思った。
また同じ箇所を怪我してなければいいと思った。

試合は残念ながら引き分け。
後半、ようやくエンジンが掛かっていい流れが来ていた時の船越の離脱。
あのまま船越がピッチに残っていたら、勝ち点3を取れたかもしれない・・・
なんてことを思うよりも、船越の状態が心配で、落ち着いてみていられなかった。

左足アキレス腱断裂から復帰し、J1での6年ぶりのゴールを上げ、ようやく光を掴んだと
思ったのに、神様はなんて残酷なんだろう。
スタジアムから帰宅後、地元のTV番組で船越の怪我の状態が知らされた。
『左足アキレス腱断裂の疑い』だそうだ。
なんてこった。
今度は逆の足じゃないか。
オフィシャルのプレスリリースが出ていないので正確な状況は判らないが、復帰にはまた長い
時間が必要だということ。
あまりにも痛い戦線離脱だ。

野次もものともせず、チームの為に身体を張り、そしてチームを鼓舞する船越は漢だ。
不器用だけれどいつも一生懸命で、熱い。
それは新潟のサポなら皆知ってることだ。
だから、愛さずにはいられない。

優蔵、必ず怪我を治して戻ってきておくれ。
前線で身体を張る姿をまた見せて欲しい。
そして、あの打点の高い、スーパーなヘディングでスワンを湧かせてくれ。

これからまた辛い手術やリハビリが続くと思うけれど、一度それをやり遂げた優蔵ならまた出来る。
我々もJ1の舞台で優蔵が復活出来る様に声を枯らして頑張るから。
待ってるから、焦らず完治して、必ず戻って来てください。


fio at 00:50|PermalinkComments(2)TrackBack(2) アルビレックス新潟 

May 22, 2005

貴重な危機感。

あまり乗り気ではなかったのだが、発売日にチケットが取れたので、キリンチャレンジカップ日本対ペルー戦に行って来た。
ビッグスワンは青い服を着た人々で既に一杯。
何となくお祭ムードというかのほほん感が漂う。
2年前にスワンに代表がやって来た時に感じた、なんとも言えない緩い雰囲気がスタジアムを包む。
4年前のコンフェデレーションズカップの時より青いけれど、その時のひりついた緊張感とは程遠い。

スタメン発表も、ときめかない。
だって、前日には既にメンバーがわかってしまっているし、代わり映えの無いメンバーだったから。
ジーコ体制になってから、いつも疑問に思うのはこれ。
なぜ自分のチームの情報を事前に相手にダダ漏れにする必要があるんだろうね。
そこまで日本は強いチームじゃないでしょう。
ブラジルならともかく、アジアの中でチャンピオンになる事ですら苦労してる国なんだから。
 
さて、ホイッスルが吹かれ試合開始。
予想通り、得点の匂い無し。
玉田、鈴木の両名は確かに調子がいい時にはいい選手だと思う。
だけど二人あわせてリーグで2得点しか上げてないFWが、スタメンなんてなぁ。
案の定、決定機を外すたびに周りの席から失笑。
あぁ、周りのお客さんたちにも笑われちゃってるよ、師匠・・・
 
後半になってようやく大黒が出てきた。
その後鈴木も本山と交代。
スタメン起用のFWを下げなきゃいけないくらいならば、最初から大黒でいけばいいのにね・・・。
 
そしてロスタイム。
なんと5分。
日本に有利なように5分なのか?
悪い予感が過ぎり、そして的中。
ペルーのカウンターにやられてしまった。
 
いや、良くやってくれた、ペルー!!
喜んでしまった私は非国民。
(だって、ペルーの方が狙いがハッキリしてて面白かったんだもん・・・)
そして、これで少しは目が覚めるといいな、と思った。
協会、チーム、スタッフ・・・そして青い服を着た自称サポーター。
代表追っかけてキャァキャァ言う暇があったら、もちっとJの試合見なさい。
代表ブランドの選手よりも”旬”の選手が一杯いるんだからさ。
 
大黒使うなら二川も呼んで欲しいと思うし、東京Vの相馬も呼んで欲しい。
今の閉塞した代表にはうんざりです。
 
聞き足違うのに右を無理矢理やらされているアツが不憫でならなかったよ・・・


fio at 21:58|PermalinkComments(3)TrackBack(1) 日本代表 

May 16, 2005

フェアプレー、フェアジャッジ、プリーズ。

新潟にとっていい内容のゲームだっただけに勝ちたかった。
結局2−0でリードした時点で甘さが出てしまったということなのだが、なんとも後味が悪い。
試合終了後、審判団が引き上げる際の大ブーイングが全てを物語っている。
試合内容云々よりも、ジャッジでストレスが溜まる試合だった。
下されたジャッジについて、あれこれ言うつもりはない。
終わってしまったことをグチグチ言うのはみっともないし。
だが、あのビッグスワン始まって以来の大ブーイングを浴びせられた意味を、審判団に少しでも考えて欲しいものだ。まぁ、明らかな神の手ゴールでも誤審じゃないと言い切っちゃう協会だから無理なんだろうけどね・・・。

さて、タイトルのもう一つの意味。この記事を読んで驚いた。(いや、驚いちゃいけないんだろうけど) 
クローゼ君は素晴らしい選手だよ。日韓W杯の時、頭だけの選手だなんて思って正直スマンかった。
某チームの選手一同にクローゼ君のフェアプレー道を説いて聞かせたい。
いや、いっそJリーグ特別教習会をして欲しい位だ。
なにしろ、某チームに以前所属していた選手はPKを得て、それが決勝弾となった試合で「(相手がPA内で当たってきたら)転ぼうと思ってた」と実に誇らしげに語っているのだから。
(注:ソースが探しきれません、古いからなぁ・・・)
それを誰も咎めないのもどうかと思うし、そのチームに関してはそれが当たり前だと言わんかの如く転がりまくる選手が多い。
入団後、新人教育の一環で上手な騙し方、転び方、なんてものを教えてるんじゃないか?と疑われても仕方ない。
マリーシアと言ってしまえばそれまでなんだけど。
今回も正にそう。
本当に実力があるのなら下手な演技なんてしなくてもいいのに・・・。

いやいや、それを見抜けない審判団が悪いのだよ。多分。

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fio at 00:48|PermalinkComments(2)TrackBack(1) アルビレックス新潟 

May 07, 2005

新潟魂。

いつも立って戦況を眺めている指揮官がベンチに腰を下ろしている。
おそらくもう腹は括っているのだろう。今日勝てなかったら出す答えは一つ、と言わんばかりの姿だった。
スタッフも数人頭を丸めた。
J1昇格を賭けた最後の試合の時のような覚悟を思い出させた。
ゴール裏に掲げられた 「気合見せろ! 俺達は見せる!!」、「1%でもお前達の力になるのならば」 という断幕。
チームだけではない。
スタジアムには勝利への並々ならぬ執着が熱気となって溢れていた。

ジュニーニョに素晴らしいゴールを決められてしまい前半が終了。
いい雰囲気の内に得点できず、逆にやられてしまい、チームの血の巡りが悪くなる。
この日も同じだった。
私は、ハーフタイムにずっと嫌な思いに囚われていた。
このまま負けてしまったならば、指揮官は新潟を去ってしまうだろう。
後任は?
適任と言える新たな指揮官が見つからなければ、過去に降格してしまったチームの二の舞になる。
有力選手がチームを去ってしまえばJ2での困難な闘いを強いられる事は間違いない。
1年で昇格できなければ、3年、いや4年はかかってしまうかもしれない。
ずーっとこんなネガティブ思考のループだった。
サポとして凄く恥ずかしいことだけれど、本当にそんなことを考えてしまったのだった。

が、後半に空気が一変する。
船越の敵DFを背負っての振り向きざまシュートがネットに突き刺さる。
今まで腐らずに頑張ってきた船越の事をずーっとFootballの神様は見ていたんだろう。
時々彼が大仕事やってのけるのは、そういう事なのかも知れない。
愛着ある選手の一人がチャンスを掴んで得た貴重な1点。
サポーターが沸かない訳は無い。
そこからはスタジアム全体がイケイケになってしまった。
勿論、私もだ。

リマのFK、絶対に決まると思っていた。
大宮戦を上回る音量のリマコール。
この男なら絶対に決めてくれる、そう皆が信じているからこそだった。
ようやく笛が吹かれ、すぐにネットが揺れた。
スタジアムも揺れた。
 
信じる力、そして諦めない心。
指揮官コメントの
「アルビレックス魂というのは、ひとつひとつの力は小さいけれど、一生懸命やることによって大きな力になる」
正に、そういう試合だった。

帰宅後、録画で見た勝利監督インタビュー、少し指揮官の瞳が潤んで見えた。
勝てて良かった。
私達はシーズン終了まで、まだ貴方と共に戦いたい。
次の柏戦、課題を修正するのには時間が足りないけれどきっと期待に応えてくれると信じている。
 
 


fio at 02:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

May 04, 2005

漠然とした不安。

広島戦で容赦なく打ちのめされた。
番組の最後まで、見ていることが出来ず、相手チームの勝利インタビューの前にTVの前を立った。
現地で応援しているサポはどんなに辛かった事だろう。
それでも彼らは声を嗄らして(半ばヤケクソ?)でコールし続けていたという。

明日の川崎戦、どうなってしまうんだろうか。
ファビーニョの怪我、エジミウソンの不調、DFラインの連携の悪さ。
そして間違いなく新潟の要である山口キャプテンが登録から外れた。
連戦の疲れによるコンディション不足なのか、怪我なのか。
チームを取り巻く空気は重く、練習でも声を出して盛り上げる選手が居ないと聞く。

いいのだろうか。
去年までは例えサンドバックにされても、それでも一矢報いてやろうという気概が見られた。
今年はどうだろう?
なんだかアッサリと試合を捨てているのでは・・・と思うような場面が広島戦で見られた。
そのことが私を不安にさせる。

去年は最下位から這い上がってきたけれど、今年はどうなのだろう。
這い上がれるかどうか、その鍵は明日の試合の行方が握っている。

ポジティブな要素としては、慎吾と青野が怪我から復帰した事。
慎吾の存在は言うまでもないが、私は青野をポスト山口として結構買っている。
寧ろ勲より山口に近い存在だと思っている。
明日は彼に足りない実戦での経験を積むチャンスだ。
どん底から這い上がってきた選手が、新潟をどん底から救ってくれることを心から願って止まない。


fio at 00:41|PermalinkComments(0)TrackBack(1) アルビレックス新潟 

April 21, 2005

再び腹が立ってきたぞ、の巻。

先日、トラバをいただいた小ネタ倉庫さんの記事を読んでみた。
怒りに任せて書いた恥ずかしい〜私の記事はさておき、悩ましい審判問題を判りやすく纏めてある、
実に優秀な記事。
読んでると更に沸々と怒りが湧き起こってまいります。
煮えくり返ります。
何が腹立つかってーと、今週末もまた何の改善も見られないまま不思議ジャッジが連発されるであろう
ことを想像してしまったからですよ。

去年のアウエー神戸戦でオゼアスが受けた不可解なイエローのこと。
累積警告で次節出場停止の筈が、イエローは取り消せないけど累積警告には数えないという裁定が後日
下りました。
確か、
ネックレスを外せと審判に言われたんでピッチ出て外し、副審が入っていいよというのでピッチに
入ったら主審にイエローを出された・・・というものだったと思うのですが。
明らかな誤審とわかるものについて、後日取消しすることもできるんじゃん!と思ったものですが・・・
今年はどうして駄目なんでしょうね。
試合の結果自体は動かせなくても、受けたカードの取消しは対応してくれてもいいんじゃないかとも思ったりします。

そして、遂に選手からもクレームが出ましたね。
ジェフ市原千葉所属の佐藤勇人選手です。
リンクだけしとこーかな、と思ったのですがもしかしたら検閲入るかもしれないので引用させていただきます。
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イリアンのファールは、両方にイエローカードを出すべきで
彼だけレッドカードは間違っていると思う。
あれでゲームは壊れたと思う。
人間だから間違えはあるけれど、あまりにも上達していなく、
ミスしても平気で次も吹いているのに納得が行かない。
自分達は仕事を失う可能性もあるのに

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自分たちは仕事を失う可能性もあるのに。
なんて切ない一文なんでしょうね。
たった一つのファウルにより、今後全く使ってもらえなくなる可能性もある訳ですよ。
ともすると、アイツは駄目だ、とレッテルを貼られてずっと飼い殺しなんてことも実際にあったりするし・・・。

協会、そして審判に問いたい。
その事実を、選手の生の言葉を胸に刻んで試合を裁いていますか?
自分の仕事に誇りを持っているならば、自分のミスについて責任を負うくらいの覚悟はありますか?
一度犯したミスについて再度同じミスが起きないよう、検証してその貴重な経験を生かしているのですか?

J2時代かな、反町監督が溢した余計な一言、『こっちも生活かかってるんですから』と言う言葉は
現場で働く者達の審判団、協会への本音だと思います。


fio at 23:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) J1/J2 

April 16, 2005

Balance of game

最近、おかしなジャッジが多すぎる。
開幕戦の神の手ゴールや、不可解な退場とか。
ある主審は毎試合退場者を出してるなんて言われてしまうほど、
何度ビデオを見直しても、主審の下したジャッジに首を傾げてしまうことが少なくない。
これではプレーしている選手達もやりきれないだろう。
(浦和のアルパイの行いは妥当だけれどね)

中継が無かったので、FMの実況を頼るしかなかったG大阪戦。
ここでも不可解なジャッジがあった。
ファビーニョの退場である。
実況陣も、ファウルをした青野にカードが切られたのだと思ったようだ。
ファビーニョは、その前にも1枚イエローを受けている。
よって、1試合2枚累積で退場。
ようやく1−1のドローにようやく持ち込んだというのに、退場者とは・・・
状況が目で追えないだけに、生きた心地がしなかった。

昨日、ようやく録画中継の放映があったので、件の部分に注意しながら見ていた。

青野がガンバの選手を倒した。
ボールがこぼれ、笛が吹かれる。(ファウル)
直後、青野の脇を上がってきていたファビーニョがボールを蹴った。
この間、3秒にも満たない間である。
トップスピードで上がってきたファビーニョはたまたまこぼれたボールを拾おうと
蹴っただけである。

そこで遅延行為をとられたらしい。

考えても見てくださいよ。
トップスピードで走っている状態で、あなたはいきなり止まる事が出来ますか?
10メートル先のボールを蹴る事はなくても、3メートル先のボールには触ってしまうでしょ?
それとも、蹴らないように転びますか?

これが1枚目となるカードならまだマシなんですよ。
重要なのは、この試合の主審は、ファビーニョが2枚目となる事を判ってカードを出したのかという事です。
スピードに乗って止まれなかった選手が蹴ったボールを遅延行為とみなす事自体、おかしい。
ファビーニョは抗議もできぬまま、呆然とピッチを去りました。
他の選手も知ってましたよ。
執拗に抗議したら、また余計なカードを切られかねない、ということでしょうね。
こんな有様じゃ、選手は抗議はおろか何故ファウルなのかと聞くことすらできないですよ、怖くて。

ゲームを公平に保つのが審判の役目ですが、それ以前に主審の主観自体が公平でない、というのはどういうことか。
SR(スペシャルレフェリー)なんて特権を与え、権威を保とうという協会の意欲は判らなくも無いですが、
彼らが本当に1000万円の価値があるかどうかは甚だ疑問です。
欧州のように試合毎にレーティングを付け、その評価により査定すべきだと思うんですが。
ゲームのバランスを壊すのも保つのも、審判次第なんだし。

ちなみに、この試合の最後に監督インタビューがありました。
J'sGOALやオフィシャルHPの監督コメントでは不可思議なジャッジについて何も書かれていないので、反町さんとしては珍しいなぁと思っていたのですが、案の定ありました。
ご本人も、記事にはならないことを十分承知の上で、言葉を選びながら審判にまつわる問題について言及しています。
お陰で、スッキリしました(笑)

ところで、審判問題について報道しないように、という協会の圧力は本物だったようです。
なかなかJ'sGoalでもコメントが上がってこなかったのは、検閲によるものだったということだな。

この監督インタビューについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
その他の不思議ジャッジ、独自の審判の評価は面白いです。
2chにしては良スレだしね。


fio at 15:10|PermalinkComments(4)TrackBack(5) アルビレックス新潟 

April 11, 2005

Muito×5 obrigado!!!!!

勝利インタビューで、涙を浮かべながらファビーニョは言った。

「Muito muito muito muito muito Obrigado!!!!!」

これは我々サポ一同に対する最大級の賛辞。
この日の勝利に関しては、サポが一緒に戦ってる事をちょっとだけ自惚れてもいいと思った。

エジミウソンのスーパーなミドルシュートで先制したものの、その後2失点。
大宮に対して主導権を握っていたかった筈が、一転ビハインドに。
反町監督は即切り札であるアンデルソン・リマの投入を決断する。
本来なら新潟のジョーカーとなるべき選手だったが、守備面でなかなかフィットせずメンバー落ちすることもあった。
確かに守備面では不安があるものの、開幕戦で見せた柔らかいタッチ、高い精度のパスは今までの新潟の選手が持ち得なかったもの。
前の二人を残してキッチリ9人で守る堅い大宮ディフェンスを破るにはリマの独特のリズムと精度のあるパスが必要だということなんだろう。
そして、ワンチャンス(FK)があれば十分にイケると。
その後相次いで中盤の山口に変えて青野、DF丸山に変えてFW船越を投入する。
一方大宮はディフェンシブな選手を投入し、守備固め。
この差がその後の試合展開に影響したのかもしれない。

采配はピタリと当たる。
FW船越がファウルを受けた位置は、FKには絶好の位置。
ど真ん前、ペナルティアークの外である。

一斉にゴール裏から『リマ!』コール。
それが瞬く間にスタジアム全体に広がり、異様な雰囲気になっていた。
皆が期待している、リマがFKを蹴る事を。
皆が信じている、リマの右足が放つ弾道が鮮やかに壁の向こう側を抜けてネットを揺らす事を。
凄まじいボルテージ。
そこにいるだけで、鳥肌が立つのが判った。

そして、想像していた通りにボールはゴールマウスに吸い込まれた。
この瞬間、スタジアムの雰囲気が一変し、オレンジのユニフォームが再び躍動を始めた。
ロスタイム、左コーナーから放たれたリマのクロスはマークを外し絶妙なタイミングで飛び込んだファビーニョのヘッドにドンピシャのタイミングでヒットする。
瞬間、スタジアムが揺れた。

ここまで大変良くやっていた大宮DF陣の集中が切れたのは、多分スタジアムの雰囲気のせいもあると思う。
それを指揮官は予見していた。
試合中、ファビーニョに「リマがFKを決めれば必ず勝てる」と言っていたそうだ。
それに応えて見せたリマも大したものだ。
あの雰囲気の中でキッチリ決めてみせるとは。
流石はブラジル一のプレイスキッカーと呼ばれる事だけのことはある。

ディフェンス面での課題は依然山積みだけれど、勝たなくてはいけない試合を落とさずに済んだこと、そして我々も選手達の力になれたこと、新戦力の選択に間違いが無かったこと、この3つが判って本当に嬉しい。
野澤のPK阻止といい、この日の大逆転劇といい、今年のビッグスワンはAmazingに満ちている。
我々も、その演出者の一部なのだ。
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【雑感】
素さんに代わり、バランサーとしての役目を務めた青野。
短い時間だったけど、大変良くやっておりました。
広い視野、ボールの配給、ボールの奪取、共に新しい時代の幕開けを予感してしまった程。
ポスト山口はもしかしたら彼なのかもしれません。

エジミウソン、本当に凄い。
今や新潟に無くてはならない程の存在感です。まだまだ成長中!楽しみです。
ところで船越、またデカくなった?
なんか身体の厚みが増したというか、マッチョになった感じがする。頼もしい。

怪しげ、というより非常におバカで恥ずかしい断幕。
目糞鼻糞を笑うという言葉がありますが、今の我々と大宮さんを比べたらどう考えても目糞どころか糞そのもの状態で比べるべくもない有様だという事をわかっているのでしょうか。
本人たちは小気味良いジョークのつもりかもしれないが、あまりに空気読めなくて凍え死ぬ。
痛々しい感満載で切ない。すべりまくる新人お笑いコンビを無理矢理見せられてるような切なさ。アホ杉。

幸治郎、ベンチ外でしたけど腐らずに頑張れ。
頑張ってる選手には必ずチャンスをくれる監督だから、腐らない事が大切。
必ずあなたは力になってくれる選手だと信じています。

大宮、いいチームですね。
シンプルで、そして守備が堅くて。無駄が無い感じがしました。
ただ、ここはJ1なんで勝ち逃げしようなんて思ったら即やられます。
最後まで諦めない、気を抜かない。
ワンチャンスで簡単に逆転されてしまったりするのがJ2とは違う所。
去年散々やられてるもんね(涙)


fio at 00:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

April 06, 2005

bjリーグ、雑感。

昨日、bjリーグVS協会について書いてみたところ、色々コメントを戴いて少々驚いております。
livedoorBlogの共通テーマにはバスケのバの字もない程だったんで、関心薄いんだなぁ〜と
思っていたもので・・・
ちょっと、いや、かなり嬉しかったりします(笑)
バスケの方はそれこそニワカなので・・・
(後援会だけは設立時より会員ですが)
 
bjリーグについて公式で色々調べてみました。
発起人名簿、なかなか興味深いです。
サガン鳥栖の社長でもあるクリーク・アンド・リバー社の井川社長や楽天の三木谷社長、
何故か裏千家家元・・・
池田社長つながり、というのもありますが、協会じゃ短期間にこれだけの面子を揃える
ことはできないよねーと思ったりもするのです。

さて。
前述のサガン鳥栖の井川氏、楽天の三木谷氏のお名前が挙がっているということは、
こちらの参入の可能性が高そうですね。
実は、サガン鳥栖の社長に井川氏が就任の背景には、池田氏との縁もあったりするのですよ・・・
(三木谷氏ともそうですが)
だから新生鳥栖の理念も新潟のそれと非常に近かったりします。
このインタビューを見るとそれが良く判ったりします。
個人的に鳥栖は好きなチーム。(好きな理由はまた後日)
これからがとても楽しみです。
 
あらら、結局bjから脱線しちゃった(・∀・;)


fio at 00:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

April 05, 2005

もうアホかと。

サッカーの話題ではないのだが、あまりにも呆れ、腹の立つ話題だったので書かせていただく。
新潟ローカル局で、
バスケットの新潟アルビレックスが来期より参加するbjリーグ、そして
それに対抗するように急に湧いて出た日本バスケットボール協会が立ち上げるプロリーグに
まつわる話題が放映されていた。

私もつい最近Webで知ったニュース
なんと、あれほどプロ化に対して難色を示していた協会が、07年にプロ化を目指すと言うのだ。
本来ならばふざけんな!と憤る所なんだろうが、それを通り越して呆れてしまった。
以下はTVで放映された日本バスケットボール協会の会見の模様。(要約ですが)
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ー今まで、プロ化の話が出ては立ち消えになっていたのに、なぜ今、プロ化を?
協会「自慢していいですか。我々協会は頑張りました、07年にプロ化すると決めました」

−参加チームは8チームからとなっていますが
協会「話したとおり、まだ手をあげたチームはありません」
(テロップでスポンサー、加入チーム等は一切未定と流れる)
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どう見てもbjリーグへの嫌がらせ。
その他、TVでは協会側はもう一度さいたまブロンコスと新潟アルビレックス側に、
協会からの脱退を再検討するように伝えた・・・というような事も流れていた。

なんなんだろう、これは。
事情はよく判らないが、金蔓を逃がしたくないので最大限プロ化の道を譲歩してやったから
脱退すんなよ、という高圧的な何かを感じてしまう。
しかも、今までプロ化する意欲なんてこれっぽっちも見せてなかったのに、bjが正式に発足する頃に
なって、いきなりのプロ化宣言。
もちろん、プロリーグとしての理念もビジョンも全く無し。
行き当たりバッタリでやってるとしか思えない言葉が協会の偉い人の口からこぼれていた。
日本の体制の常として、プロ化するには時間がかかる、難しい、とかなんとか。
この人は、たったの10年間で新潟で起こったプロスポーツのムーブメントをご存じないのであろうか。
サッカーと同じように、バスケもプロ化すべく参加チームを募ってここまで来た。
それには並々ならぬ苦労や努力があったはず。
日本発のプロバスケットボールリーグなんて海のものとも山のものとも区別が付かないのに、
それでもいい、と埼玉や東京、大分、仙台、大阪のチームが手を挙げた。
その事について、協会の古い人たちは深く考えたことなんてあるんだろうか。
野球界といい、バスケ界といい、どうしてこう頭の堅い、周りの見えない人ばかりなんだろう。
こんな事では日本のプロスポーツは死んでいくばかりだ。

どうかbjリーグは古いしがらみに囚われず、理念を追求して欲しい。
我々に、身近にプロスポーツを観る愉しみ、そして子供たちに夢を与える存在になって欲しい。
何年かかるか判らないけど、bjから世界に飛び出していく若者を育てて欲しいと願っている。


fio at 02:13|PermalinkComments(6)TrackBack(3) アルビレックス新潟 

それでも。

結果がなかなか出ず苦しい時期。
内容も徐々に良くなっているけれど、不十分。
けれど、課題は山積みの方がいい。
その方がまだまだ成長できる可能性があるから。

そう、今は丁度新しい何かを創るために苦しむ時期。
我らの守護神も言ってたっけ。
ジャンプする前にはうーんと屈まなきゃいけないって。

J2時代の某スレでの苦しい時の合言葉。

『止まない雨はない。明けない夜は無い。』

きっと公式戦3戦目よりはチームとして成長しているよ。
もがき苦しんでこそ、人は大きくなれるってもんだ。

・・・と、自分に言い聞かせる新しい週の始まりです(笑)
 
 
あ、川村優里選手、女子U-17選出オメデト!
新潟のなでしこ候補として存分に輝いてきてください。


fio at 01:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

March 28, 2005

ダイナモ発電中。

FW 寺川能人。
 
ナビスコカップ第2戦のスターティングメンバーに見慣れない表記が。
慎吾のFWは何回も目にしている訳ですが、このパターンはJ1になってからは初。
エジミウソンをCBに置き、左右に慎吾とテラ。
大分戦でも良いパフォーマンスを見せていたテラがより得点を狙える前に配置されているということは・・・と、期待していたとおり、エジミウソンからのスルーパスに素早く反応して神戸のゴールを割って見せてくれた。
この後も交代するまで守備に攻撃に大奮闘で正に俺たちのダイナモ。
これからもずーっと発電してくださいっ。>テラ
 
テラファンとしては随分長いこと待たされた気分だけど、その分だけ嬉しさも倍増。(去年の天皇杯で得点してるけどね)
もうすぐ魅力的な両翼を持った2001年シーズンが戻ってきそうな予感ですが、その前につまらないミスを減らさないとダメですね。
ボールホルダーへのプレスも前より良くなったとは言え、まだまだ甘い・・・。
後半神戸に押される時間帯が多く、ハラハラし通しだったけれど守護神野澤の大活躍で勝ち点3ゲット。
大白鳥の野澤には翼でもついてるんでしょうかね。
今のところPK阻止率100%ですよ〜。
(その前にPAでいいようにされること自体が問題ですが)
とにかく、大宮戦での失敗は繰り返さなかったようなので良しとしますか。
次は強敵、横浜Fマリノス。
苦しいところだけど何とか勝ち点取れるように頑張りましょう!
 
【追記】
遅くなったけど、新潟サポにこよなく愛されたマサこと深澤 仁博選手の移籍先が決定したようです。
新天地カナダでの活躍、期待しております!
 
それと新潟からベガルタ仙台へレンタル移籍中の三田光選手が今季初ゴール&初勝利。トリプルでめでたい!


fio at 00:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

March 21, 2005

震度6強。

福岡、佐賀で震度6強と聞いて焦った。
幸い阪神淡路大震災や中越地震のような大惨事には至らなかったものの、玄海島では住宅が倒壊し全島非難。
福岡の中心部、天神でもガラスがビルから降ってくるなんていう恐ろしい事に(幸いけが人は居なかったみたいだけど)
固定カメラが揺れ、ビルから窓ガラスが割れ落ちる様は再び恐怖を覚えた。
去年助けてもらった恩もあるし、縁も薄くないチームがそれぞれにある。

必要なことがあれば、ぜひとも力になりたい。


fio at 01:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) J1/J2 

March 18, 2005

あの男が帰ってくるようです。

鳴尾直軌。

J2時代、浦和相手に2度もハットトリックした男。
その活躍もあってか、その年にさっさと磐田に移籍してしまった男。
移籍時に吐いたと言われている台詞は「他の選手にやる気が見られない」だった。
スゲエ事言って出て行くな、おい・・・と思ったもんですが、翌年指揮を執ることになった反町監督曰く、着任当時はJ1に上がる気のある選手は一人も居なかったとのことですから、あながち間違いではなかったのだと今になって思ったりしています。
そんな鳴尾が指導者としての道を歩むため、再び新潟の地に戻ってくるようです。
http://www.echna.ne.jp/~gksoto/05.3.16.naru.html

しかし、テラの件といい、ウチのフロントは本当に面倒見がいいというかお人よしというか・・・
まぁ考え方を変えれば、受け入れ口が出来るほどクラブが大進歩したということですかね。
これからは新しい力を伸ばすために、新潟で頑張って欲しいです。
頼むよぉ、鳴尾。

個人的には徳島でプレーしている秋葉もいつか戻ってきてくれるといいなと思います。


fio at 02:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

March 14, 2005

帰ってきたダイナモ!

寒風吹きすさぶビッグスワンより帰還。
今日の結果如何では遭難も予想されましたが、何とか無事生還出来てよかった良かった!
なんて思っていたら似たような感じの監督コメントが
オフィシャルHPに出てました。(以下転載)
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勝点3を取ることができて、嬉しく思っています。雪も降ってきて、アルプスの頂上に向かっている途中で、何度か凍死しそうになりましたが、なんとか三途の川が導いてくれて生き延びて登頂に成功して、今ここで登頂のあいさつをするようなものかなという心境です。
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反町監督・・・三途の川に導かれたら死んでしまいます(´・ω・`)ショボーン
という突っ込みは程ほどに、今日の試合の展開は本当に肝の冷えるものでした。
内容もさることながら、結果がまず欲しかったからね。
(でないと、このままズルズル連敗しちゃいそうだったから)

今日の収穫は何と言っても新潟のダイナモ、寺川の復調でしょう。
積極的に前に飛び出し、危険なシーンにはトップスピードで戻り危機を救ったり。
とにかく、いい頃のテラが戻ってきた感じです。
ハードワークをこなすファビーニョがいない分、頑張ってくれました。
頑張ったと言えば、エジミウソン、上野も同様。
特にエジはファビの侍魂が憑いてんの?と思うほど。
積極的にディフェンスに戻ったり、最後の最後まで諦めずにボールを追ったりと、たっぷり1シーズン分の成長を見せてくれました。

課題はまだまだあるものの、勝ち点3は本当に大きい。
アンカー萩村が最終ラインに吸収されバイタルエリアががっぽり空く、CBの丸山、海本慶治の連携がまだ不足、不用意なバックパスが多い・・・等々、DF面の課題も多く、内容的には手放しで褒められるような試合ではないですが、それでも勝ちは勝ち。
課題は次の試合までにクリアできていればいいのですから!
全部は無理でも少しづつ減らしていきましょう。

雪降る中での守護神野澤VSサンバ超特急のPK対決は、昔の侍映画のようでちょっと痺れました。



fio at 00:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) アルビレックス新潟 

March 11, 2005

MSN様に感謝。

本年度よりユニフォームの背中スポンサーとなったMSN様。
パートナーシップを取り、新潟を応援してくださる・・・なんてありがたきお言葉が早速実行に移されています。
 
素晴らしい!実に素晴らしいですMSN様。
有言実行、そしてスピーディー。
IEが重いとか、Messengerがウザいなんて事は一切忘れる事にします。
 
そしてえのきどいちろう氏による反町監督のインタビュー。
敗戦の後、さすがに監督の口も重いだろうなと想像しつつ読んでいきましたが、いきなりイイ笑顔の画像が貼り付けてあり、いい意味で肩透かしを食らいました(笑)
インタビュアーにえのきど氏をチョイスしたのもグッジョブ。
お陰で反町監督のリラックス、かつ、何かまた企んでいそうな、その表情を見て週末が楽しみになってしまった単純な自分です。

ファビーニョの離脱とか、花粉症とか色々と痛いニュースがあるけれど、このインタビューのお陰でなんだかポジティブになれた。
折角のゲームだもの、楽しまなきゃ嘘だよね。
あの敗戦も、きっとスパイスとして楽しめる日が来ると思うのです。

アルビレックス新潟というチームが描く自画像(というかヴィジョン)はどうなんでしょうね。
個人的にはJ1優勝とかアジア制覇とか、そういった即物的な事ではないような気がしていますが・・・。(もちろん優勝も大切な目標だけれどね)
地域のシンボルであり、夢であり・・・。
とにかく日本のプロスポーツのあり方を覆すような、そんな存在を目指しているのかもしれない、などと思うようになってきました。


fio at 00:19|PermalinkComments(0)TrackBack(1) アルビレックス新潟