2006年05月16日
遵法責務と政治的責務の相関
昨日も遵法責務と政治的責務とを区別する理由が判然としない、という疑問をなげかけられたが、両者を区別することにメリットを見出すか否かは、法理論にとってかなり根本的な見方の違いをはらむものであるのではないか、と考え始めている。私は、遵法責務の正当化と政治的責務の正当化とは（少なくとも一旦は）区別すべきである、と考えている。それは第一に政治的責務は必ずしも政府に対する包括的服従責務として理解される必要はないからである。服従せずとも国家のために協力すること、またそれが他の構成員から忠誠の表れと見做されることは、決して稀なことではない。 続きを読む
2006年04月25日
法だからこそ
○ 法だからこそ、統治者や当事者の実効的影響力に依拠した制裁を背景にした命令には還元できない、何らかの規範性を有する。例えばチェスの反則行為を判定し裁く審判の判断が妥当性を有するのは、服従しないとプレイヤーが「痛い目」に遭うからではなく、それがチェスをプレーすることそのものだからである。【「ルール・モデル」の一理解】
○ 法だからこそ、法に訴えずとも既に人々が従うべきものである道徳的理由には決して還元できない形で行為を指導し、秩序の成立のために不可欠な行動の一致をもたらす規範性を有する。つまり法は、道徳的理由には還元できない（いわば）法的理由を新たに増やす権威である。【強行理由論】 続きを読む
○ 法だからこそ、法に訴えずとも既に人々が従うべきものである道徳的理由には決して還元できない形で行為を指導し、秩序の成立のために不可欠な行動の一致をもたらす規範性を有する。つまり法は、道徳的理由には還元できない（いわば）法的理由を新たに増やす権威である。【強行理由論】 続きを読む
2006年04月04日
落書き：「政治の窮極は力である」は規範的主張である
小泉純一郎は、例えば（特に自民党総裁選などの際など）「これこそが権力政治のどろどろしたところだ」、あるいは「郵政民営化反対組は政治がわかっていなかった」などと、権力の掌握と有効な行使がいかに偶有的条件いな運不運さらに運命に左右されるか、その中で成功を勝ち取る秘訣がどこにあるか、つまり権力政治の真髄を知悉しているかのような素振りをこれまでしばしば見せていて、それは「郵政解散」と衆議院議員選挙での自民党の大勝以降特に顕著になった。また彼を思い上がりも甚だしい、とたしなめる、あるいはせめて一太刀だけでも浴びせてやると勝負を挑むことができる者は、国会議員の中にはとうとう誰もいなくなってしまったかのように見える。 続きを読む
2006年04月03日
法から見放された統治者
＊「正義をこえて、人間の中の神を人為的に作り出す政治？」（2006年１月４日付記事）の続き
『アンティゴネ』のクレオンは、自らの決定が国法であり、それゆえに決定の際十分に考慮されなかった事情が存在したとしても、あるいは新たに立ち現れてきたとしても、一切例外や情状酌量の余地を認めずそのまま実現されねばならない、という姿勢に余りに長く固執しすぎたために、結局家族からも国民からも見放された。物語はそこで終わるわけだが、しかし現実はもっと苛酷であり、統治者は被治者の信頼がなくても、あるいは被治者の国政への参与の動機となる最低限の忠誠が存在しないところでも、その地位にとどまり秩序の安寧を保つための力を振るいつづけるかもしれない（＊）。その状況では法は尽きてしまっているのか。彼の息の根を止め彼に「救済」を与えることができるのは、より大きな力（例えばバーナムの森をダンシネーンに向かって動かすような）が彼をねじ伏せることだけだろうか（＊＊）。
（＊）政治的権威を国家が被治者の基本権を保護する統治を行う上で不可欠な決定権や実効的影響力を独占する「支配権」と捉える議論、ハートの「自然法の最小限の内容」などを挙げ、その上で「支配権」の正当化根拠や「最小限の内容」に抵触する内容を持つ決定はそもそも法ではありえない、と主張することで、クレオンの悲劇を法の問題と考えずに済ませようとする見方もあるだろう。しかし、クレオンのポリュネイケスの埋葬を禁じる命令は、国を裏切った者を見せしめにすることで、国家の安全を保とうとしたものであり、そうであるならば彼の行いの評価は支配権や最小限の内容の内部の諸要請の衝突において捉えられるべきであり、議論は成功していない。
（＊＊）但しマクベスはその「救済」を拒んだ。
法が、行為の実現可能性を制約する(constrain)ことによって、短視眼的な行動など私達の認識にかかるバイアス（一方でそれは多くの場合思考経済上コストの引き下げに貢献してもいるのだが）によって起こる非合理性や、合理的行動を行うために必要な熟慮のコストを免れされる機能を持つ、強行理由(peremptory reason)であるとする（ハート−）シャピロの法の規範性の説明は、ならばその制約自体はいかに合理的に形成されうるのかの問いを招くものであることは言うまでもない。（プリコミットメントとしての法の合理性を確保するためのより高次のプリコミットメント、という無限遡及を避けようとするなら）政治思想の文脈から考えると、制約としての法の形成の場面にはもはや、自ら政治体の最終的決定権を有する者として自らに授権する主権者しかおらず、主権者を規制するのは法ではなく（主権者が秩序形成に失敗しても法は救ってくれない）、権力と権力が直にぶつかり合う政治においていかに安定的な支配服従関係を構築するかを指南する政治術のみである。（未完）
『アンティゴネ』のクレオンは、自らの決定が国法であり、それゆえに決定の際十分に考慮されなかった事情が存在したとしても、あるいは新たに立ち現れてきたとしても、一切例外や情状酌量の余地を認めずそのまま実現されねばならない、という姿勢に余りに長く固執しすぎたために、結局家族からも国民からも見放された。物語はそこで終わるわけだが、しかし現実はもっと苛酷であり、統治者は被治者の信頼がなくても、あるいは被治者の国政への参与の動機となる最低限の忠誠が存在しないところでも、その地位にとどまり秩序の安寧を保つための力を振るいつづけるかもしれない（＊）。その状況では法は尽きてしまっているのか。彼の息の根を止め彼に「救済」を与えることができるのは、より大きな力（例えばバーナムの森をダンシネーンに向かって動かすような）が彼をねじ伏せることだけだろうか（＊＊）。
（＊）政治的権威を国家が被治者の基本権を保護する統治を行う上で不可欠な決定権や実効的影響力を独占する「支配権」と捉える議論、ハートの「自然法の最小限の内容」などを挙げ、その上で「支配権」の正当化根拠や「最小限の内容」に抵触する内容を持つ決定はそもそも法ではありえない、と主張することで、クレオンの悲劇を法の問題と考えずに済ませようとする見方もあるだろう。しかし、クレオンのポリュネイケスの埋葬を禁じる命令は、国を裏切った者を見せしめにすることで、国家の安全を保とうとしたものであり、そうであるならば彼の行いの評価は支配権や最小限の内容の内部の諸要請の衝突において捉えられるべきであり、議論は成功していない。
（＊＊）但しマクベスはその「救済」を拒んだ。
法が、行為の実現可能性を制約する(constrain)ことによって、短視眼的な行動など私達の認識にかかるバイアス（一方でそれは多くの場合思考経済上コストの引き下げに貢献してもいるのだが）によって起こる非合理性や、合理的行動を行うために必要な熟慮のコストを免れされる機能を持つ、強行理由(peremptory reason)であるとする（ハート−）シャピロの法の規範性の説明は、ならばその制約自体はいかに合理的に形成されうるのかの問いを招くものであることは言うまでもない。（プリコミットメントとしての法の合理性を確保するためのより高次のプリコミットメント、という無限遡及を避けようとするなら）政治思想の文脈から考えると、制約としての法の形成の場面にはもはや、自ら政治体の最終的決定権を有する者として自らに授権する主権者しかおらず、主権者を規制するのは法ではなく（主権者が秩序形成に失敗しても法は救ってくれない）、権力と権力が直にぶつかり合う政治においていかに安定的な支配服従関係を構築するかを指南する政治術のみである。（未完）
2006年02月05日
ダージリン本郷店・チャナマサラ
いつも赤門を出て本郷三丁目駅に向かう際、本郷通りの色気に乏しい街並みには相応しからぬ、ムードのある空気を漂わせた店があり、中で食事をしている客も、付近の「バンビ」や「カフェテラス本郷」、ラーメン屋などに集まる学生連中とは違って何となくおしゃれで、気になっていた。暖房のきかない研究室で作業をしていて、身体が冷え切ってしまい、香辛料の力で自家発電を、と思い、ちょっと場違いかもしれないと不安を感じつつ、「ダージリン」に行ってみることにした。■ 「ダージリン−関心空間」（本郷界隈の他のカレー店や食事処、日暮里店などの情報を提供するページからのトラックバックあり）。
写真でもみてとれるかと思うが、床も天井もペルシア絨毯のようなクロスで覆われており、照度を落とした照明と縦に長い狭いスペースで、バーのような雰囲気である。しかし客は学生や家族連れが多く、私は居心地の悪い思いをせずに済んだ。ステンレスのカップに入った水を持ってきた南アジア系の顔つきの店員に、タンドリーセット・チャナマサラを注文する。 続きを読む2006年02月03日
節分
夕方、強風が吹き荒ぶ中、昨日予約しておいた巻き寿司と茶巾寿司を受け取りに、神宮前にある大阪寿司「八竹」に行く。私の家庭では、大阪に住んでいた頃から、節分といえば豆まきと恵方巻のまるかぶりと決まっていて、幼い頃は家族で並んで一方向を向き巻き寿司を食べ終わるまで無言、というのに居心地の悪さを感じ、わざと変な声を出して怒られたりしたものだった。10年ぐらい前からは毎年八竹の巻き寿司を恵方巻にしている。はじめのうちは、店のほうも要領を得ず、まるかぶりをしたいので切らずに包んでくれ、といっても、半分に切ってあったりしたものだが、最近は（下の記事にあるようにセブンイレブンのおかげで）全国的に知られるところとなり、注文しても変な顔をされなくなった。■ 「節分３部作１：恵方巻（丸かぶり寿司）の謎を解明」（くらしの歳時記＠ファミリーライフスタイルチャネル）（２「落花生を撒くって、有りですか？」、３「押さえておきたい豆まきのツボ」へのリンクあり） 続きを読む
2006年01月30日
ジャリコとアンティゴネ
青山のかかりつけの病院へ投薬を受けに行った後、研究室へ行く途中、銀座で下車し「ジャポネ」へ立ち寄る。もはや紹介の必要はないのだろうが、「やまけんの出張食い倒れ日記」（例えば以下を参照：「有楽町 ロメスパの王者ジャポネ」（2003年12月12日付）や「おうさる」（中ほどのリンクより）で「ロメスパ」屋（路傍の麺屋＝ロメンのスパゲッティ版）として紹介されている、名高いスパゲッティ屋である。これらの記事を読んだとき、瞬時に私の脳裏に「ヨコイ」のあんかけスパゲッティの魅惑的なビジュアルと味（それに結びついた大阪への郷愁）がよみがえってきた（「体験なごや５日間 ２日目」）。食べてみたいという気持ちが抑えきれなかった。
丸の内線銀座駅を下車し地下道の一番北側の出口を出て、八重洲方面へ。銀座インズ１・２のＨＭＶやLevi'sなどが並ぶ洒落た店内を突っ切り、インズ３に入ると途端に時代に取り残されたかのように侘しくなる。フロアの中央のテナントが撤退し空き地のままになっていることが大きい。フロアの奥、Cafe Miyamaと診療所の間の小さなスペースに（間仕切りなく）Ｌ字型のカウンターがあり、それがジャポネである。丸椅子に座り、ジャリコ横綱を注文する。 続きを読む
丸の内線銀座駅を下車し地下道の一番北側の出口を出て、八重洲方面へ。銀座インズ１・２のＨＭＶやLevi'sなどが並ぶ洒落た店内を突っ切り、インズ３に入ると途端に時代に取り残されたかのように侘しくなる。フロアの中央のテナントが撤退し空き地のままになっていることが大きい。フロアの奥、Cafe Miyamaと診療所の間の小さなスペースに（間仕切りなく）Ｌ字型のカウンターがあり、それがジャポネである。丸椅子に座り、ジャリコ横綱を注文する。 続きを読む
2006年01月27日
カフェテラス本郷・インドカレー大盛り
また昨年11月の学会の際のことだが、「マウンテン」登頂を楽々と果たし有頂天になっていた私に、同僚のＹ氏が「カフェテラス本郷の「バケツカレー」は食べたことありますか」ときいてきた。もう本郷歴もかなりになるにも関わらず、初耳だった。「カレーの大盛りなんですけど、皿がバケツみたいにでかくて、食べても食べてもなくならないんです」。足元も固めずに、マウンテンのほんの片鱗を体験しただけではしゃいでいてどうする。私は冷や水を浴びせられたような気持ちだった（若干の誇張あり）。
登るべき山を与えられた以上挑戦しないわけにはいかない。寝不足の身体に気合を入れる目的も兼ね、カフェテラス本郷へ行くことにした。
■ カフェテラス本郷について（メニュー、リンク集）
ラーメン屋の二階にある店に入ってみると、どうもかすかに見覚えがある。記憶の細い糸を辿っていって思い出した。学部生時代に所属していた合唱サークルのメンバーと一度来たことがある。当時と変わらない店内の雰囲気に、その時の苦い思い出が一気に脳裏によみがえってきた。 続きを読む
登るべき山を与えられた以上挑戦しないわけにはいかない。寝不足の身体に気合を入れる目的も兼ね、カフェテラス本郷へ行くことにした。
■ カフェテラス本郷について（メニュー、リンク集）
ラーメン屋の二階にある店に入ってみると、どうもかすかに見覚えがある。記憶の細い糸を辿っていって思い出した。学部生時代に所属していた合唱サークルのメンバーと一度来たことがある。当時と変わらない店内の雰囲気に、その時の苦い思い出が一気に脳裏によみがえってきた。 続きを読む
2006年01月26日
アンティゴネの変貌？
ソフォクレス「アンティゴネ」について、前半の、クレオンの国法としての命令が「天の定めた掟」に反するとして兄を埋葬し、クレオンの前に連行された際も彼が審問しようとするのに対して、自らの行為が法に基づくものであり、王こそ不法ないし無法であると、あくまで自らが正しいことを主張する不服従者としての彼女（コロス「気性の荒い父上から出た気性の荒い子」、クレオン「いやまったく私が男とはいえない、この娘こそ男だろうよ」）と、後半処刑される前に墓へと引き立てられる際、自らの不運を嘆き、コロスに哀れみを請うかのような振る舞いをする彼女との間には、齟齬があると言われ、ジュディス・バトラー『アンティゴネーの主張』（竹村和子訳）でも、そこを一つの梃子にして、アンティゴネの不服従を、男と女、国家と親族関係、などの二分法を揺るがし無効化させようとするものだと捉えるのだが、実際前半と後半との間に齟齬があるようには私にはみえない。物語の筋から言えば、彼女はハイモンを道連れにし、そのことでクレオンに一太刀浴びせようとしていたと見ても全く不自然ではない（アンティゴネ「でも、もしこの人たちが間違ってるなら、道にはずれた裁きに私を処刑するより、もっともっとひどい目を、この人たちがいつか見などはしませんように」／コロス「まだ同じように劇しい心の風荒れが、この方の胸を占めているようだな」）。 続きを読む
2006年01月25日
ボルツ・チキンカレー７倍
順天堂医院で検査を受けたあと丁度お昼だったので、神田錦町にあるボルツに行く。おおやにきへのコメントでも記したが、私が人生で初めて体験した極辛な食べ物が、高校生の時に、音楽部（合唱部をうちの高校ではこのように呼ぶ）の入部のイニシエーションとして先輩からおごられた、ボルツの20倍カレーだった。もう十数年も前のことなので味の印象を詳しく再生することはできないが、一口目にさらっとした苦味を意識したあとは、痛みしか感じなかったことだけは記憶に残っている。当時店は国立駅南口のロータリーに面したビルの２階？にあったが、数年前とある酒宴で国立に行った際にはなくなっていた。ネットで検索したところ、今あるのはここ神田錦町の神田店と、宇都宮、京成大久保の３店舗ということである（以下参照：「20倍のカレーなんてたいしたことない」（BRUTUS ONLINE［カレー天国］））。
■ ボルツ 神田店（Yahoo!グルメ）
（以下もやや古い記事だが、写真が多く参考になる：ボルツ神田店＆四川一貫）
例によって、『おすすめのカレー屋さん300』のエントリを読んできている。チキンと野菜10倍でかなりきついと記されているので、今回は初級編ということで、「インド人もびっくり」の７倍にした。周りでは４−５倍を注文している人が多かった。 続きを読む
■ ボルツ 神田店（Yahoo!グルメ）
（以下もやや古い記事だが、写真が多く参考になる：ボルツ神田店＆四川一貫）
例によって、『おすすめのカレー屋さん300』のエントリを読んできている。チキンと野菜10倍でかなりきついと記されているので、今回は初級編ということで、「インド人もびっくり」の７倍にした。周りでは４−５倍を注文している人が多かった。 続きを読む
2006年01月23日
ミュン・鳥カレー
昼過ぎに自宅を出て登校する。ちょっと思いついて、いつもの白山二丁目信号から新坂を上がる最短コースではなく、春日通りを東行、真砂坂を上る。本郷三丁目交差点手前、郵便局のならびの二階にある「ミュン」に入る。以前同じ時間に通りがかった際、二階に上がる階段に行列ができていたのを見て気になっていたのだ。
ベトナム・サイゴン料理 ミュン 本郷店（レッツエンジョイ東京）
13時30分から14時30分にはランチが400円になる。メニューは、名物鳥カレー、チャーハン、豚肉の炒め物（だったか）、日替わり。いずれにも食後コーヒー（ホット、アイス）がつく。鳥カレーはご飯とそうめんとが選べ、いずれも大盛り無料、おかわりが100円（これも記憶が定かでない）。店内はほとんどの席が埋まっていた。 続きを読む
ベトナム・サイゴン料理 ミュン 本郷店（レッツエンジョイ東京）
13時30分から14時30分にはランチが400円になる。メニューは、名物鳥カレー、チャーハン、豚肉の炒め物（だったか）、日替わり。いずれにも食後コーヒー（ホット、アイス）がつく。鳥カレーはご飯とそうめんとが選べ、いずれも大盛り無料、おかわりが100円（これも記憶が定かでない）。店内はほとんどの席が埋まっていた。 続きを読む
2006年01月22日
『ビリーブ』
監督・製作小栗謙一。2005年２月に長野で行われたスペシャル・オリンピックスにおいて、知的発達障がいのある９名の若者が（自分達も選手として競技に参加する一方で）、小栗らの技術指導などのサポートを受けつつ半年強のトレーニングを経て、インタヴュー、撮影、音声など基本的な仕事を自ら行って取材した。その一連の経緯を描くドキュメンタリー。地下鉄の構内に張ってあるポスターをみてちょっと気になり、青山での用事のついでに観に行くことにした。
■ 上映館イメージ・フォーラムの映画案内（キャスト、スタッフ紹介、フォトアルバムなど）
■ 小栗謙一の映画制作事務所のホームページでの紹介（ストーリーの詳細が見られる） 続きを読む
■ 上映館イメージ・フォーラムの映画案内（キャスト、スタッフ紹介、フォトアルバムなど）
■ 小栗謙一の映画制作事務所のホームページでの紹介（ストーリーの詳細が見られる） 続きを読む
2006年01月21日
2006年01月19日
鞍馬サンド初体験
昨年11月名古屋で学会があった際、おおやにきの名古屋案内に紹介されていた「マウンテン」登山サイト付近を徘徊していて、以下のような記事を見つけた（以下の鞍馬サンドの店長のブログによると、今年に入ってから、日本テレビ系列のゴールデンのバラエティ？やテレビ朝日系列の「朝いち！やじうま」（「やじうまワイド」？）などでも取り上げられたらしい）。
世界初？納豆コーヒーゼリーサンドのファンサイト（この記事が含まれる「奇食の館」のマウンテン関連記事からたどり着いた）。
最近とくにミーハーさが昂進しているのか、このような話をきくとどうしても食べてみずにはいられない気分になる。青山に用事があったので、一旦自宅に戻る際寄り道をして都営大江戸線都庁前で降り、新宿ワシントンホテル地下１階のアーケードにある「鞍馬サンド」のスタンドで、サンドイッチを購入する。
< Kurama Sand >鞍馬サンド オフィシャルホームページ（メニュー（写真つき）、店舗案内、時期限定商品販売のお知らせなどのニュース、店長のブログ、ＢＢＳと内容が充実している） 続きを読む
世界初？納豆コーヒーゼリーサンドのファンサイト（この記事が含まれる「奇食の館」のマウンテン関連記事からたどり着いた）。
最近とくにミーハーさが昂進しているのか、このような話をきくとどうしても食べてみずにはいられない気分になる。青山に用事があったので、一旦自宅に戻る際寄り道をして都営大江戸線都庁前で降り、新宿ワシントンホテル地下１階のアーケードにある「鞍馬サンド」のスタンドで、サンドイッチを購入する。
< Kurama Sand >鞍馬サンド オフィシャルホームページ（メニュー（写真つき）、店舗案内、時期限定商品販売のお知らせなどのニュース、店長のブログ、ＢＢＳと内容が充実している） 続きを読む
2006年01月17日
季節外れの満開の桜
丸の内丸善に取り置いてあった本を受け取り研究室へ行こうと丸の内線本郷三丁目で降りると、駅の様子がいつもと違う。自動改札機が桃色の花柄でいろどられている。はて、ここ２、３日の４月の陽気で駅員も舞い上がって、大寒もまだだというのに梅まつりのＰＲでも始めたのかしらん、とつまらぬことを考えながら改札を出てみると、駅名表示板も、駅コンコースも、駅入口の歩道もピンク一色である。 続きを読む2006年01月16日
マンダラ・ヌールジャハン辛口と新田一郎「相伝」
新宿にアパートの賃貸借契約の更新に行った帰路、そのまま自宅に戻るのもつまらないので神保町で途中下車し、救世軍本部の脇にあるマンダラに寄り道する。例によって『お気に入りのカレー屋さん』の「辛さ自慢のカレー屋さん」に出ていたお店である。他のブログでも評価がよく、期待が高まる。地下にある店はコンクリートの打ちっぱなしでスペースも広く、店内の装飾も洗練されている。 続きを読む
2006年01月12日
大沢食堂・カレーライス大辛
研究室からの帰り、白山上にある都民生協に買い物に行ったついでに、東洋大学からさらに都営三田線千石駅方向へ北行したところにある大沢食堂に立ち寄る。前回のデリーもそうだったが、ここも『お気に入りのカレー屋さん』の「辛いもの好きのあなたはこのカレー屋さん！」（2004年12月21日付記事）に掲載されている。このブログや下記の「ザ・道場破り」でも、初心者はまず中辛から試してみたほうがよい旨記されているので、極辛への挑戦は後日にし、大辛を注文する。
♯ 大沢食堂カレーライス極辛関連記事
■ 「ザ・道場破り〜大沢食堂の極辛カレーVS掟ポルシェ」
■ 続々？！大沢食堂 続きを読む
♯ 大沢食堂カレーライス極辛関連記事
■ 「ザ・道場破り〜大沢食堂の極辛カレーVS掟ポルシェ」
■ 続々？！大沢食堂 続きを読む
2006年01月11日
読書メモ：広田照幸『教育』（岩波書店、2004年）
広田は、一方で教育が果たすべき役割として社会化と配分を挙げる。経済成長が続いた70年代半ばまでは、配分の問題を教育の問題として扱うことを免除される（しかしその実高度成長を支える能力の育成に加担してきた）中で、政治から自立した教育固有の価値の存在とそれによる社会化へのコミットメントが安穏と生き延びることが許されてきたが、現在は望ましい社会の構築のために、人間を社会にどのように振り分けていくかの配分の問題を度外視することが許されなくなってきていると述べる。他方で、現在起こっている教育の目的を考える際の準拠枠組みの流動化、消失の要因を大きく、自らを規定する様々な社会的条件（分割線）が自明性を失い消失する「個人化」（広田の口調には、共同体論が憂える「アトム化」と似た響きがある）と、「グローバル化」の中で、国民統合が教育の目的を規定する基本的条件であることが自明性を失う状況に求め、教育がこの問題にどのように対処するかこそが問われなくてはならないとする（�機法� 続きを読む
2006年01月10日
デリー・カシミールカレー
研究室からの帰り道、上野御徒町交差点から程近いところにある、デリー上野店に寄り道する（自宅の方角とは真逆になるが）。
デリー上野店（店舗案内：メニュー、シェフの紹介など）
埼玉に住んでいたころからここのカレーは好きで、学校からの帰り道、上野駅に行く途中で時々立ち寄って食べていた。中でもチャナ豆の入ったチキンデリカレーのまろやかさは、ちょっとくせになる。 続きを読む
デリー上野店（店舗案内：メニュー、シェフの紹介など）
埼玉に住んでいたころからここのカレーは好きで、学校からの帰り道、上野駅に行く途中で時々立ち寄って食べていた。中でもチャナ豆の入ったチキンデリカレーのまろやかさは、ちょっとくせになる。 続きを読む
めせといふわか菜の声は立ちにけり人しれずこそ春になりしか（蜀山先生狂歌百人一首） 
