2016年11月10日

冬の訪れ

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雪だ、と単純に驚いた。

仮の家があるマラスには何の気配もなかっただけに
もう冬本番になっているブリタニアの風景に驚いた。

そういえば、僕がブリタニアを一時的に離れる事になった年
それまでブリテインの一部などに雪が降るぐらいだったのに
突然こんな風に一面の雪景色が広がった事があったような気がする。
いや、それとも毎年同じ様に雪が降っていただろうか・・
ずいぶん昔の話なので、ちょっと記憶に自信はないが・・

そんな事を考えながら運び屋の仕事をこなしていると
いつの間にか依頼される品目が3種類に増えていた。
一応依頼主から信頼を勝ち得ている、という事かな?
仕入れのお金が増えるので、諸手を挙げて
歓迎という訳ではないのだけれど・・

まあともかくこれから厳しい寒さになりそうだ。
そう思って家に帰ると、仮住まいの家が
ずいぶん寂しく思えてきた。
床に箱が置いてあるだけの簡素な家だし
実際見るだけで寒々しい。

引き払うつもりだったので凝った事はしたくないが・・
寝に帰るだけの場所とはいえ何だか愛着が
湧いてきてしまったのも事実。

どうしたものかな。

2016年11月07日

トリンシックのオークション

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本日僕はトリンシックで装備品のオークションがあるとの噂を聞いて会場へと駆けつけた。
昔から言っている事だが僕は装備品の取り扱いは専門外。
とはいえブリタニアの市場にあまり無頓着なのも問題だろう。
最近の装備品とその相場を勉強しておくのも悪くない。

さて開始時間には間に合わず
急いで会場を目指すとそこにはたくさんの人の気配が。
ざっと見渡しても数十人はいる感じで、この地に戻ってきてから
これほど人が集まっているのを見た事は無かった。

更に驚いたのは会場の設備の見事さだ。
最初は普段から設置されているものかと思ったが
よくよく見ると家具や鉱石や植物や・・
様々なものを組み合わせて作られている。
センスの無い僕の様な人間には神業としか思えない。

トリンシックの騎士団(?)の方から
オークションのカタログを頂いて席に着く。
軽妙な司会と出品者の熱の篭った商品紹介が続いて
次々落札されていく。

残念ながら僕に似合いそうな装備はなかったが・・
というか、初値から僕の全財産をかき集めても桁が足りない装備もあって
買うどころか、オークションに参加する事さえ難しい状況だ。
しかも近年発見された新大陸の技術などが使われていて
どうも僕には装備する事さえ難しいものばかりの様子。

ただ時代が流れて道具も代わり
目のくらむような性能の装備が出回っている事は良くわかった。
昔は熊頭、鹿頭だけだったのに、今は虎頭というのがあるという事もね。

いい勉強になったし、何よりこの世界に対して
熱を失わない人がまだ大勢いる事がわかった。
物質的には何も無かったけど、収穫があったと思うな。


2016年11月02日

物品の価値基準

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黒いタワー騒動はいつの間にやら収束していたらしい。
もうタウンクライアーが不穏なニュースを伝える事もなくなっていた。
ブリタニアの勇者たちがうまく悪の野望を砕いてくれたというところだろう。
これで僕も安心して仕事ができるというもの。

いつも通りの運び屋稼業に精を出している途中
スカラブレイの銀行前に大量のアイテムが落ちているのを発見した。
昔はこういった事も珍しく無かったような気がするが
とにかく久しぶりに見た光景だ。

ひとまず売り物になりそうな物がないか物色してみると・・
バルクや褒賞布に紛れてなんと長期褒賞の染め桶が。
驚きつつも荷馬に積みこんでいると
冒険者が一人、銀行前を走り抜けていくのが見えた。

もしやアイテム整理の途中だったのだろうか。

もし意図して捨てた物でないなら返却したいと思い
追いかけて話を聞いてみると、確かに捨てたとおっしゃる。

うーむ、色々な店に設置されていて、探せば誰でも使えるものとはいえ
貴重な品には違いないと思うのだが・・
物の価値も時代と共に変わるもの。
今となってはさほど価値のあるものではないのかも知れない。

とはいえ不要品なら遠慮はいらない。
久々に満載になった荷馬のバックパックを見ながら
家路につく僕なのだった。


2016年10月25日

街道の無法者

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今日も各街には不気味な黒いタワーが聳え立っている。
なんとなくその数も増しているような気がする。
先日まで警告を発していたタウンクライアーは
街には現在モンスターは確認されていない、と言っているし
少しは警戒を緩めて良いような雰囲気もあるけれど
やっぱりどうにも不安感が拭いきれない。

とは言うものの、何でもいいから仕事をしてなきゃ落ち着かないというもの。
今日もまた運び屋稼業に精を出す事にした。

受けた依頼はトリンシックからブリテインまで
ブラックスタッフを15本届けるというもの。

ふむ・・トリンシックからブリテインならゲートを使わずとも
そこまで時間は掛からなそうだ。
気まぐれに僕は街道を歩いて行くことにしたのだが・・
以前と比べ、なんと治安の悪いことか。
都合5回も荷物を狙ったオーガやトロルの山賊連合に襲われた。

二度目まではエナジーボルテックス頼りの戦法でどうにか
撃退したものの、荷馬が狙われた事もあり、その後は逃げの一手だった。
仕事は無事終えたが、放置してきた山賊たちの事が気にかかる。

別の誰かが襲われていなければいいけれど。


2016年10月22日

不穏なる空気

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そろそろ何か変化が欲しい今日この頃ではあるものの
依頼人の指令で今日も買い付けた商品を各街へと運んでいる。

しかし段々と収支が釣り合わなくなっている気がしてきている。
今回の依頼の一つにはチェインメイル15個、しめて2190ゴールドなんてのもあった。

金勘定をしつつ訪れたスカラブレイの街で、再びあの黒いタワーに出会った。
先日はその後忽然と消えたため、何かの見間違いかと思ったがどうやらそうではないらしい。

とはいうものの、相変わらず叩いても引っ張っても、何の反応もない。
このタワーの出現と同時にタウンクライアーがモンスターへの警戒を
呼びかけ始めたのを見ると、やはり両者には何か関係があるのかも知れない。

だがトラッキングGMの僕の探知能力を持ってしても
街にはモンスターの気配さえ感じられない。
しかしどうにも不穏である事は確かだ。

かつて何度もブリタニアはモンスターの侵攻を受けているが
また何か大規模な戦争でも起きるのだろうか。
言い様の無い不安を抱えて、荷馬と共に家路につく。
出来れば物騒な話は避けて欲しいところだが・・


2016年10月20日

ベスパー銀行前に謎タワーを見た!

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本日もまた僕は運び屋生活を続けている。
しかし、少しは仕事に変化が欲しいと思い
今まで依頼を受けた事の無い街で
商品買い付けの仕事がないか探してみる事にした。

訪れたのはベスパー。
ムーンゲートが近くにないので
仕事の完遂に少々時間がかかりそうだ。
いやいや、その前に依頼人は存在するのだろうか?
ひとまず街をくまなく歩いて見る事にしたのだが・・

なんと銀行前に奇妙なタワーが立っているのを発見した。
ブランクスクロールなどを確保するため近くの魔法屋を利用する事は結構ある。
だから普段こんなものが生えていない事は知っている。

誰かが捨てたアイテムだろうか、と動かそうと試みるも
どうやら動かせるものではなさそうだ。

しばらくあれこれ試してみるものの、反応は何も無く
ひとまず買い付けの依頼人を探して街をうろうろ。
無事に仕事を受けて銀行前に戻ってみると
謎のタワーはもう消えていた。


いったいあれは何だったんだろうか・・


帰り際、タウンクライアーが
「各街にモンスターが侵入している危険性がある」と叫んでいた。
一介の商人にできる事は何もなさそうだ、と静かに街を離れる。

あのタワーは何かの事件に関係するものだったのだろうか?
その疑問に答えをくれる人は、勿論いない。


2016年10月18日

ニューマジンシアの変貌

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本日も僕はひとまず積極的に出来る事もないので
街の依頼を受けて運び屋の真似事を続けている。

何かそのうち商売の種になるようなアイテムが頂けるのではないか
という思惑が無い事もなかったけれど・・

そんなこんなで依頼を繰り返して受けていると
少しづつだが、貰えるアイテムに変化が出てきた。
以前はピンクのスクロールばかりだったが
次第にインゴットや高級な宝石などに変わってきたのだ。

それに伴い調達するアイテムの価格も高いものが出てくるようになったが・・
ともかく少しは依頼側の信頼を勝ち得ているのかも知れない。

そうして何度目かの依頼で訪れたニューマジンシアの街が
以前と随分様相が変わっているのを目にした。
立ち並ぶのはブローカーと呼ばれる人々で
見た感じ公共の場にベンダーを立てる事ができる、といった感じらしい。
しかも資源の買取やペットの販売なども行えるようだ。
いつの間にか商売の街、という感じになってしまっている。

しかし・・なるほど、街での行商など無くなっていくわけだ・・
少し寂しい気もするが、便利なのは間違いない。

そこで以前ジャムさんからいただいたアイアンインゴットの事を思い出した。
買取をおこなっている人もいて、全部売ればずいぶんまとまった金貨が手に入る・・
と思ったのだが結局止めておいた。


粋な計らいで頂いたものは、粋な使い方をしたいからだ。

2016年10月14日

これぞ商人の仕事・・か?

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今日も今日とて宛ての無い旅を続ける僕は
その道中未完成のスキルを修行したりしている訳だが・・
何をするにもお金がかかるのが世の常というもの。

だが、状況的に仕事は無い。
出費ばかりがかさんで銀行の残高は目減りしていく。

うーん、これではいけない。何か金貨を稼ぐ手段はないものか、と街を見回していると
トリンシックの街で荷運びの仕事を募集している人に出会った。

なんでも街で特定の商品を買い付け、別の街へと運ぶのだという。
しかも、商品の変質を嫌って、魔法を使っての移動が禁止されているというのだ。
これは何と言うか、久々に商人らしい仕事と言えるかも知れない。

喜び勇んでその人から依頼を受けた。
テレキネシスのスクロールを10本、スカラブレイまで運べ、という事だった。

トリンシックからスカラブレイか・・これは長旅になるな・・と思ったのだが
ムーンゲートは使用して問題ないらしい。

それなら楽勝と、街を出たところで、オークや山賊の連合軍と出くわした!
どうやらお目当てはこちらの荷物らしい。
トリンシックのムーンゲート周りの複雑な地形に足を取られながらも
逃げの一手でゲートへ飛び込みスカラブレイへ。

無事に荷物を届けてみると
届け先では、17500GPがどうとか言われる。
あの程度の仕事でそんなに金貨を貰えるのか? と思ったが
銀行の残高に変化はなかった。
代わりに僕のバックパックには一枚のピンクのスクロール。
スキルを修行するためのスクロールだった。
結局のところ、これが報酬という事らしい。

なんとも・・商品の買い付けに金貨を使ってしまうし、スクロールは役に立たなそうだし
商人の仕事としては、あまり嬉しくない結果になってしまったなぁ。


2016年10月11日

生き方の違い

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先日手に入れた「彫れるかぼちゃ」の謎を解くためブリタニアの各所を訪れてみた。
とにかく誰かに聞いて見なければはじまらない
と思って人のいそうな場所を当たってみるも、全て空振りだ。

人のいそうなルートを何度か巡っていると、ルナの街中で遂に人影を発見できた。
話かけようとかばんを漁って彫れるかぼちゃを探していると逆に向こうが話しかけてきたのだ。
なんというか、こういった事もかつては良くあったのだが、最近では非常に珍しい。

声をかけてくださったのは、ジャムさん、ユウさん、エピフォンカジノさんの三人で
商人である僕に興味を持ってくださったようだ。
いったいどんな商品を扱っているのか、と聞かれて僕は
手元にたいしたものが何も残っていない事に気づく。
昔から仕入れたものはすぐ売るのが鉄則だったし
必要な仕事の依頼が無ければそもそも仕入れをしないからだ。
今は当然仕事をくれる人もいない。

格好をつけても仕方がないので
素直に今は商売ができるようなものは何も無い、と言うと
なんとジャムさん、アイアンインゴット60000個の証書を床にばら撒いたのだ!

商人なら売るものが無いと! なんて言ってくれるのだが
さすがに受け取るわけにはいかない。
と、一度は固辞したのだが、今度は僕の手にそれを握らせてくる。
うーん、なんという豪気な人だろうか。
ここまでくるとあまり断るのも逆に失礼だ。ありがたく貰っておく事にした。

更に久々にブリタニアの大地を踏んだ僕に色々とアドバイスを送ってくれた
・・のだが、なんというか、僕の生き方があまりに特殊なせいで
なんだか噛み合わない会話になってしまった気がする。
戦闘は苦手だし、ダンジョンに潜る事はほとんどない
というとユウさんは残念そうにしていた。
エピフォンカジノさんは少しかも知れないけれど
僕の生き方に理解を示してくれたのだが
何だか大変申し訳ない気になってくる。

しかし、彼らがこのブリタニアを満喫している様子は良くわかった。

様々な生き方のスタイルをまとめて受け止めてくれる。
ブリタニアとはそんな場所なのだ。
世界の在り方は変わっていても、その事は変わっていないように思う。

なんて事を考えながら彼らと別れたが
肝心のかぼちゃの事を完全に忘れていた・・


2016年10月10日

破片世界の向こう側で

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旅の中継地としては定番になりつつあるルナゲートを通った時
久々に地面に山積みになっている本を見かけた。

何かの宣伝だろうか、と何気無く手に取ってみると
そこには「倭国短文館コンテスト」というイベントの宣伝が載せられていた。
どうやら徳之島をテーマにした小説のコンテストが行われているらしい。
別の破片世界の出来事ではあるが、10月の14日まで展示が行われているそうだ。

出雲で本と言えば思い出すのが赤い葉出版だけれども
今もこうした文化が続いているというのは嬉しい事だ。


僕自身が破片世界を跨いで旅をする事はできないが
何か手伝える事はないかと思案し、宝の持ち腐れになりつつある
書写スキルを活躍させる事にした。
即ち、本を複製して更にばら撒いてみる事にしたのだ。

が、しかし・・白紙の本が何処に売っているのか思い出すのにずいぶん時間がかかってしまった。
結局は雑貨屋にあったわけだが、本当にもう、色々な事を忘れているなぁ。


大量に買い込んだ本を一冊一冊手作業で書写。これが意外と大変だ。
それでもどうにか作業を終え、ばら撒きにかかるのだが・・
これまた何処へ置いておくのが効果的なのか、ピンとこない。
結局各町の銀行前とルナ、ブリテイン、ムーングロウ辺りのムーンゲート前に積み上げておいた。

ほんの少しでも宣伝に繋がれば良いのだけれど・・