September 11, 2004
LAST_INFO
August 17, 2004
お詫びと言い訳
August 16, 2004
墓参り
今年もアタマ山(仮称)に登ってきた。
お盆前後に登るようになったのは何年目だろうか。家族にも友達にも何も言わず一人でコッソリ行くのが恒例となってきた。
アタマ山はそんなに高いはないし、急でもない。他の山々に埋もれるようにチョコンと座っているような山。僕の足で片道一時間くらいで登れる。それにちょっとしたハイキングコースになっているので、足元も良くはないが悪くはない。
ハイキングコース、と言ってもここを訪れる人は少ない。殆ど居ないと言っていい。バブル期に勢いで作ったような山道で、その後放置されているような状態。
コースにはAとBがあり、中腹あたりで合流する。Aは北見市側にあり、合流ポイントの真正面からの道。Bは裏側からぐるりと周って繋がっている道だ。当然、Bの方が距離が長い。僕は体力に自信がないのと近いという理由でいつもAから登る事にしている。
アタマ山の頂上にはコンクリートで出来た粗末な展望台ともう一つ、何故か墓地があるのだ。猫の額程度のスペースなのだが、いくつか墓石が並んでいる。ここに墓地がある理由はイマイチよく解らない。でも、僕はこの存在が結構気に入っている。なんとなく、粋じゃないか。
今日は愚図ついた天気で、雨が降ったり止んだり。幸い折りたたみ傘をバックパックに忍ばせておいたので、それをさして歩いた。地面に水溜りがところどころ出来、少し歩き辛くてペースがあまり上がらなかった。まあ、暑いよりはマシかもしれない。雨が止むとちょうど良い感じの涼しい風が吹いた。
中腹あたりの合流ポイントに差し掛かった頃、Bコースから人が歩いてくるのが見えた。
女性だった。ジーンズに長袖のシャツを肘まで捲くっていて、赤いキャップを被っていた。
傾いた小さな看板がある合流ポイント。3メーターくらいまで近づいたところで、
「こんにちわ」
と声をかけられた。
僕は「あ、どうも、こんにちは」とやや挙動不審気に返した。
二十歳前後、という感じの色の白い女性だった。
彼女とは大体ペースが同じで、横に並んで歩くような形になり、自然と話すような感じになった
「ここ登ってる人に会うなんて初めてです。」
と彼女は笑顔を見せた。
「僕も初めてです。よく来るんですか?」
「いえ、お盆の15日だけです。頂上に祖父の墓があるんです。」
「ああ、そうなんですか。僕も墓参りなんですよ。身内のお墓じゃないんですけど」
「え?」
僕がこの山に登る理由は、ある人の墓参りの為だった。ある人というのは、名は言えないが、僕が“師”と仰ぐ小説家だった。決して有名な人ではないけれど、この人が書いた青春小説に僕は人生の意義をいくつも教えてもらった。その上、北見出身で、描かれる情景が僕の思い出とリンクする事がよくあった。
彼は五年前にひっそりと亡くなった。4冊の作品しか残せなかった彼の存在を知っていた人間は地元でどれくらいいるだろうか。
「僕のお師匠さん、みたいな人です」
「へぇ…そうなんですか…」
頂上に着くまでの間、雨は降らなかった。重そうな雨雲が割れ、晴れ間が見えてきた。差し込む陽がきれいに見えた。
頂上に着くと、遺跡のような展望台が無愛想に出迎えた。
くたびれた僕はベンチに腰掛けて500mlペットのポカリスウェットを飲んだ。気付けば、彼女の姿はなかった。
気にも留めず、深呼吸のように一服した後、墓地へ向った。
“師匠”の墓の前に小さな花束を持った人が立っているのが見えた。あの彼女だった。歩み寄ると、
「おじいさんって……そうだったんですか。」
「あ、もしかして…」
「ハイ」
「おじいちゃんのファンの方だったんですか。ありがとうございます。」
と彼女は微笑んだ。それはとても可愛らしい微笑だった。
「…おじいさんは、煙草、吸われました?」
「え?――はい、ヘビースモーカーでしたよ。」
クスリと笑って言った。
「じゃあ…」
僕は煙草をくわえて火をつけた。そして、それを墓前にコトリと置いた。
いつのまにか空は一転して晴れ渡っていた。夏が終わったような涼しげな風が吹いてくる。
僕らはしばらく何も言わず墓の前にただ立っていた。続きを読む
お盆前後に登るようになったのは何年目だろうか。家族にも友達にも何も言わず一人でコッソリ行くのが恒例となってきた。
アタマ山はそんなに高いはないし、急でもない。他の山々に埋もれるようにチョコンと座っているような山。僕の足で片道一時間くらいで登れる。それにちょっとしたハイキングコースになっているので、足元も良くはないが悪くはない。
ハイキングコース、と言ってもここを訪れる人は少ない。殆ど居ないと言っていい。バブル期に勢いで作ったような山道で、その後放置されているような状態。
コースにはAとBがあり、中腹あたりで合流する。Aは北見市側にあり、合流ポイントの真正面からの道。Bは裏側からぐるりと周って繋がっている道だ。当然、Bの方が距離が長い。僕は体力に自信がないのと近いという理由でいつもAから登る事にしている。
アタマ山の頂上にはコンクリートで出来た粗末な展望台ともう一つ、何故か墓地があるのだ。猫の額程度のスペースなのだが、いくつか墓石が並んでいる。ここに墓地がある理由はイマイチよく解らない。でも、僕はこの存在が結構気に入っている。なんとなく、粋じゃないか。
今日は愚図ついた天気で、雨が降ったり止んだり。幸い折りたたみ傘をバックパックに忍ばせておいたので、それをさして歩いた。地面に水溜りがところどころ出来、少し歩き辛くてペースがあまり上がらなかった。まあ、暑いよりはマシかもしれない。雨が止むとちょうど良い感じの涼しい風が吹いた。
中腹あたりの合流ポイントに差し掛かった頃、Bコースから人が歩いてくるのが見えた。
女性だった。ジーンズに長袖のシャツを肘まで捲くっていて、赤いキャップを被っていた。
傾いた小さな看板がある合流ポイント。3メーターくらいまで近づいたところで、
「こんにちわ」
と声をかけられた。
僕は「あ、どうも、こんにちは」とやや挙動不審気に返した。
二十歳前後、という感じの色の白い女性だった。
彼女とは大体ペースが同じで、横に並んで歩くような形になり、自然と話すような感じになった
「ここ登ってる人に会うなんて初めてです。」
と彼女は笑顔を見せた。
「僕も初めてです。よく来るんですか?」
「いえ、お盆の15日だけです。頂上に祖父の墓があるんです。」
「ああ、そうなんですか。僕も墓参りなんですよ。身内のお墓じゃないんですけど」
「え?」
僕がこの山に登る理由は、ある人の墓参りの為だった。ある人というのは、名は言えないが、僕が“師”と仰ぐ小説家だった。決して有名な人ではないけれど、この人が書いた青春小説に僕は人生の意義をいくつも教えてもらった。その上、北見出身で、描かれる情景が僕の思い出とリンクする事がよくあった。
彼は五年前にひっそりと亡くなった。4冊の作品しか残せなかった彼の存在を知っていた人間は地元でどれくらいいるだろうか。
「僕のお師匠さん、みたいな人です」
「へぇ…そうなんですか…」
頂上に着くまでの間、雨は降らなかった。重そうな雨雲が割れ、晴れ間が見えてきた。差し込む陽がきれいに見えた。
頂上に着くと、遺跡のような展望台が無愛想に出迎えた。
くたびれた僕はベンチに腰掛けて500mlペットのポカリスウェットを飲んだ。気付けば、彼女の姿はなかった。
気にも留めず、深呼吸のように一服した後、墓地へ向った。
“師匠”の墓の前に小さな花束を持った人が立っているのが見えた。あの彼女だった。歩み寄ると、
「おじいさんって……そうだったんですか。」
「あ、もしかして…」
「ハイ」
「おじいちゃんのファンの方だったんですか。ありがとうございます。」
と彼女は微笑んだ。それはとても可愛らしい微笑だった。
「…おじいさんは、煙草、吸われました?」
「え?――はい、ヘビースモーカーでしたよ。」
クスリと笑って言った。
「じゃあ…」
僕は煙草をくわえて火をつけた。そして、それを墓前にコトリと置いた。
いつのまにか空は一転して晴れ渡っていた。夏が終わったような涼しげな風が吹いてくる。
僕らはしばらく何も言わず墓の前にただ立っていた。続きを読む
August 13, 2004
僕は眠い
じゃあ、寝れっつーの。
疲れが抜けません。半月近くぶっ続けで働いていたような気がしてなりません。
映画ハットリくんってハットリくんの旨味を全部無視してる感じがいい。
カトリシンゴもいい歳こいてニンニンじゃねぇよ、ってところもいい。
…昔の実写版みたいに仮面被るよりはマシなのか。
A先生は「君たちの、ね、好きなようにしてちょうだい。ンマーイ!」というスタンスに違いない。ンマーイは別として。
まあ、観ませんが。どうでもいい。
疲れが抜けません。半月近くぶっ続けで働いていたような気がしてなりません。
映画ハットリくんってハットリくんの旨味を全部無視してる感じがいい。
カトリシンゴもいい歳こいてニンニンじゃねぇよ、ってところもいい。
…昔の実写版みたいに仮面被るよりはマシなのか。
A先生は「君たちの、ね、好きなようにしてちょうだい。ンマーイ!」というスタンスに違いない。ンマーイは別として。
まあ、観ませんが。どうでもいい。
August 12, 2004
わたしの青い空
ライブドアよりEXCITEの方が使いやすい事実。
近鉄買う努力する前に本業を頑張れ。
『ブログの集合体』というのは、よくよく考えたら“EXT”以前からのコンセプトだった。
(一人でやるつもりじゃなかったが。)
というのは自分のサイトの再構築の話。
器が完全に出来るまでどれ位かかるだろうか。
近鉄買う努力する前に本業を頑張れ。
『ブログの集合体』というのは、よくよく考えたら“EXT”以前からのコンセプトだった。
(一人でやるつもりじゃなかったが。)
というのは自分のサイトの再構築の話。
器が完全に出来るまでどれ位かかるだろうか。
August 10, 2004
地上最大のロボッツ
ビックコミックオリジナルで連載中の浦沢直樹『PLUTO』が結構好きなんですね。なぜか。
浦沢直樹の漫画自体にはあんまり情熱は無いんだけど。
『モンスター』は根気が無いのであまり読む気が起きないし、『20世紀少年』は一応友達の買ってきたのを読んでるな。両作とも“ストーリー引っ張り漫画”(断言してしまおう)で、巧いんだけど、ちょっと。
『マスターキートン』とか『パイナップルアーミー』とかは楽しく読んだ気がする。
『PLUTO(プルートウ)』は手塚治虫原作。ていうか、アトムの名エピソード(という扱いらしい)『地上最大のロボット』のリメイクなのですが。というか、アトムなのですが。
なんせ浦沢直樹なので結構凄い変わり様であります。
しばらくアトム出てこないし。
アトム出てきたら見た目普通の少年だし。
相変わらず暗い、というか、静かだし。
サスペンスだし。
手塚先生の書いたポップめな未来像もなんかサイバーパンクっぽくなってる。
手塚アトムイメージとのズレというかアトムベースなんだけど浦沢直樹の現実寄りな描写、という“同居感”みたいなのが逆に良かったりして、月一連載なのですが毎月読んでます。
まあ、話途中ですので、まだ良し悪しはわかんないんですけど。
そろそろ、と言っても9月ですが、コミックスが出るという事で、とりあえず原作を買ってみました。
『地上最大のロボット』収録、文庫版・鉄腕アトム7巻。
さすがにノリもテンポも違うし、ストーリーの構成も変えてあるし、その辺はそのつもりで読んだけど。
現在のマンガのテンポで書いたら結構なボリュームになりそうな内容。
なかなかメッセージ性の深いお話です。名作と呼ばれてもおかしくない。
ただ、浦沢直樹が今後どう描いていくのか。
アトムやその他ロボット達はどのように戦うのか。
プルートウはどんな姿なのか(現時点でははっきり出てきていない)。
んで、ウランはどういう形・姿で出んのか。出ない気がする。
まあ、今後が気になるマンガであります。
浦沢直樹の漫画自体にはあんまり情熱は無いんだけど。
『モンスター』は根気が無いのであまり読む気が起きないし、『20世紀少年』は一応友達の買ってきたのを読んでるな。両作とも“ストーリー引っ張り漫画”(断言してしまおう)で、巧いんだけど、ちょっと。
『マスターキートン』とか『パイナップルアーミー』とかは楽しく読んだ気がする。
『PLUTO(プルートウ)』は手塚治虫原作。ていうか、アトムの名エピソード(という扱いらしい)『地上最大のロボット』のリメイクなのですが。というか、アトムなのですが。
なんせ浦沢直樹なので結構凄い変わり様であります。
しばらくアトム出てこないし。
アトム出てきたら見た目普通の少年だし。
相変わらず暗い、というか、静かだし。
サスペンスだし。
手塚先生の書いたポップめな未来像もなんかサイバーパンクっぽくなってる。
手塚アトムイメージとのズレというかアトムベースなんだけど浦沢直樹の現実寄りな描写、という“同居感”みたいなのが逆に良かったりして、月一連載なのですが毎月読んでます。
まあ、話途中ですので、まだ良し悪しはわかんないんですけど。
そろそろ、と言っても9月ですが、コミックスが出るという事で、とりあえず原作を買ってみました。
『地上最大のロボット』収録、文庫版・鉄腕アトム7巻。
さすがにノリもテンポも違うし、ストーリーの構成も変えてあるし、その辺はそのつもりで読んだけど。
現在のマンガのテンポで書いたら結構なボリュームになりそうな内容。
なかなかメッセージ性の深いお話です。名作と呼ばれてもおかしくない。
ただ、浦沢直樹が今後どう描いていくのか。
アトムやその他ロボット達はどのように戦うのか。
プルートウはどんな姿なのか(現時点でははっきり出てきていない)。
んで、ウランはどういう形・姿で出んのか。出ない気がする。
まあ、今後が気になるマンガであります。
August 09, 2004
ヨシキ、グラVはクソゲーじゃないよ。
久々に大学時代の友ヨシキ氏とメッセで話す。
ネット開通報告とニューPCの相談。
ルーターは買う。本体は大体定まった。トラックボールも買い替えか。
(僕はトラックボール派なのです。)
しかし、モニターが困った。情報・知識はある程度抑えて実物を見るしか、という結論。
メッセ話をしつつファイル送受信(主に僕が貰うわけだが)が常なのだが、久々にやってみるとファイルが送れなくて困った。結局僕の方のバージョンが古いの所為だった。
ともかく、ニューPC購入は間近となりましょう。
お盆過ぎの連休に決行か。
新サイトの木核がだいぶ暖まりつつある。
ブログのスタイルを利用したようなコンテンツになるようなのがひとつ。
今日思いついた仮題。
『シケモク先生』
なんだそりゃ。
この6日間、よく働きました。
変な肩凝りがちょっと心配。腰痛と足の痛さも気になる。
既に身体はガタガタなのか。
明日は休みだけど、午前中に行かねばならない用事がある。野暮な話だ。
ネット開通報告とニューPCの相談。
ルーターは買う。本体は大体定まった。トラックボールも買い替えか。
(僕はトラックボール派なのです。)
しかし、モニターが困った。情報・知識はある程度抑えて実物を見るしか、という結論。
メッセ話をしつつファイル送受信(主に僕が貰うわけだが)が常なのだが、久々にやってみるとファイルが送れなくて困った。結局僕の方のバージョンが古いの所為だった。
ともかく、ニューPC購入は間近となりましょう。
お盆過ぎの連休に決行か。
新サイトの木核がだいぶ暖まりつつある。
ブログのスタイルを利用したようなコンテンツになるようなのがひとつ。
今日思いついた仮題。
『シケモク先生』
なんだそりゃ。
この6日間、よく働きました。
変な肩凝りがちょっと心配。腰痛と足の痛さも気になる。
既に身体はガタガタなのか。
明日は休みだけど、午前中に行かねばならない用事がある。野暮な話だ。
August 08, 2004
『「何聴くの?」―「流行ってるの。」と言った君。…今はただただ、声が聴きたい。』
短歌やってたっけか。クソ短歌じゃなくてダメ短歌。
記憶を取り戻してきた。トータルリコール。
提唱してた“ダメ”の意味が、離れて戻った今、自分自身やっとわかった気がするぞ。
『後ろを向きたくないんだけど、前を向けない無能さ・無力さ』
なんか泣くに泣けない。それ、ツラいわ。イタイわ。
インスタントに愛なんか語ったって変な匂いがするだけなんだわ。
久々にチャットなんかして、んで、サッカーなんか見て。
楽しかったけど、明日休みだったらよかった。
日本勝って良かったね。誰に言ってんだか。
タイ旅行に行ったリヴェ、生きてたらしい。
ちゃんと報告なさいよ。
記憶を取り戻してきた。トータルリコール。
提唱してた“ダメ”の意味が、離れて戻った今、自分自身やっとわかった気がするぞ。
『後ろを向きたくないんだけど、前を向けない無能さ・無力さ』
なんか泣くに泣けない。それ、ツラいわ。イタイわ。
インスタントに愛なんか語ったって変な匂いがするだけなんだわ。
久々にチャットなんかして、んで、サッカーなんか見て。
楽しかったけど、明日休みだったらよかった。
日本勝って良かったね。誰に言ってんだか。
タイ旅行に行ったリヴェ、生きてたらしい。
ちゃんと報告なさいよ。
August 07, 2004
霧の中の世界
遂に。
最果ての部屋にネットワークを手に入れました。
この“ウラ”の世界から出られる(語弊を招きかねない表現)わけで。
接続するのにかなり労力が要りました。
マニュアルも立派になり、接続ツールも音声ガイドで立派になって、「誰でも出来ますよん」って感じになったとしても、繋げようとする度にPCもろとも落ちるなんて、マニュアルに書いてないじゃん…
って、それはうちのPCが最新接続ツールに追っ付いてないという単純かつ厳然かつかなりショボイ事実じゃないか。
太字フォント使いたくなるほど、哀号。
(まあ、スペックだけの問題じゃないような気もするけど。)
しかし、それが壁になるとは…。一時、愕然としたのです。
ニューPC買うまでネットお預けかよ、と…。
少々粘った末、プロバイダのカスタマーサービスに電話したのは実に大人の判断でした。珍しく。
なにより「24時間体勢でやってんだ」と感心した次第。
結局、なんとかなりました。
ありがとう、名前は忘れたけど電話向こうの男性。
かなり無知な僕に一から教えてくれました。
しかし、PCがヤバイのは事実であり、もうスペックが限界もいい所なのは間違いなく。
超中古モニターのネットワーク世界は僅かにもやけているのでした。
PCと、テーブルと、あと、椅子だな…。腰に優しいヤツ欲しい…イテテ。
最果ての部屋にネットワークを手に入れました。
この“ウラ”の世界から出られる(語弊を招きかねない表現)わけで。
接続するのにかなり労力が要りました。
マニュアルも立派になり、接続ツールも音声ガイドで立派になって、「誰でも出来ますよん」って感じになったとしても、繋げようとする度にPCもろとも落ちるなんて、マニュアルに書いてないじゃん…
って、それはうちのPCが最新接続ツールに追っ付いてないという単純かつ厳然かつかなりショボイ事実じゃないか。
太字フォント使いたくなるほど、哀号。
(まあ、スペックだけの問題じゃないような気もするけど。)
しかし、それが壁になるとは…。一時、愕然としたのです。
ニューPC買うまでネットお預けかよ、と…。
少々粘った末、プロバイダのカスタマーサービスに電話したのは実に大人の判断でした。珍しく。
なにより「24時間体勢でやってんだ」と感心した次第。
結局、なんとかなりました。
ありがとう、名前は忘れたけど電話向こうの男性。
かなり無知な僕に一から教えてくれました。
しかし、PCがヤバイのは事実であり、もうスペックが限界もいい所なのは間違いなく。
超中古モニターのネットワーク世界は僅かにもやけているのでした。
PCと、テーブルと、あと、椅子だな…。腰に優しいヤツ欲しい…イテテ。
August 03, 2004
2hit
NHK教育見てたら、ピーターフランクル(ケル?)の後にピーターバラカンが出てきた。別番組とは言え“ピーター”チェーンコンボには意図を感じるが…
バラカンは音楽業界にもの申していた。CCCDがクソなのは勿論、たしかに日本のCDは高いよな…。違法コピーDLも現状では仕方なし、とNHKで静かに吠えるバラカンは漢でありますな。
バラカンは音楽業界にもの申していた。CCCDがクソなのは勿論、たしかに日本のCDは高いよな…。違法コピーDLも現状では仕方なし、とNHKで静かに吠えるバラカンは漢でありますな。
August 02, 2004
追悼/わかんねぇよ/肉 他
復活?いえ、まだ実家です。
週末毎に帰ってんな、ここ数週間。
暑くて最果まで暑くて、車乗ってるのが一番。
ここ一週間近くで色々ダイジェストに、カオスに。
<#1>
中島らもさんが逝きました。
著作を全部網羅してるマニアではないけど、僕の人生に大きく影響を与えた。
いちいち著作名は挙げないけど、「死んでも良いかな」とも思わせられたし、「生きてても良いかな」とも思わせられた。悪い遊びを教えてくれるオッサンのような、そんな存在。
<#2>
ばあちゃんの飼っていた猫、チーちゃん(仮名)が死んだ。
居ついたノラ子のトラ猫。何歳か解らなかったが、僕が中学生くらいの頃から居たし、その頃にはすでにしっかりした大人猫だったので、おそらく老衰だと思う。
死というものは突然訪れる。断りもなしに。
<#3>
アジカンの曲、歌詞が聞き取れないぞ。ワザと?
でも、それをクリアにしたら、結構良いんじゃないのかね。
歌詞が聞き取れない、と言えば、100sの『A(エース)』だけど、これはロックンロールゆえの手法かな。
c/wの『やさしいライオン』は泣きそう。
<#4>
ウリィが『モンスターハンター』というゲームを買った。
ネットゲームだが、そんな環境無いのでスタンドアロンでプレイ。予備知識ほぼ皆無で。
PSOのいいトコ取りだけど、地味に結構楽しめた。ネットでやるともっと楽しそうだけど。
しかし、モンスターから血がドバドバ出んのはあんまり心地いいもんじゃないな。
<#5>
某日、NTTとADSL設置工事の打ち合わせ。
工事の日取りの話になって、
「最果町だと●曜日と▲曜日しか工事できないんですよ」
と言われ、どうにも予定が合わなく、
「あの、どうにかならんですか」
「いや、ちょっと無理です」
「でも、こっちも無理なんですよ。●曜と▲曜ということは平日ですけど、世の中には平日休みじゃない人の方が多いですよね?(苦笑)」
「はい…。でも、●曜日と▲曜日以外は無理なんです」
「ん……(込み上げる怒り)…しかし、予定を合わせるにも八月下旬まで待ちたくないんですよ、こっちとしては。それはわかりますよね?」
「はい、でも…」
と、電話向こうの女性とギスギス。NTTの怠慢ぶりに腹を立てる。田舎とは言え、まずはお客様ありきだろう。それでもサービス業なのか?
結局、大家に立ち会ってもらう事でなんとか解消。八月初旬に工事。ゆえにネット復帰はそれ以降って感じです。
<#6>
グラディウスV、一周目まだクリアできないや…。
でも、やってて思うのは良いゲームだな、と。難しいけど、楽しい。音楽も言われてるほど悪くないと思う。
グラファンは古い人もいるからいろいろ言われてる今作だけど、まあ、過去の御威光は捨て置きなさい。
コナミがトレジャーに委ねたのは社内的に苦肉の作だとは思うけど、トレジャーファン的には幸福な事でしょう。
週末毎に帰ってんな、ここ数週間。
暑くて最果まで暑くて、車乗ってるのが一番。
ここ一週間近くで色々ダイジェストに、カオスに。
<#1>
中島らもさんが逝きました。
著作を全部網羅してるマニアではないけど、僕の人生に大きく影響を与えた。
いちいち著作名は挙げないけど、「死んでも良いかな」とも思わせられたし、「生きてても良いかな」とも思わせられた。悪い遊びを教えてくれるオッサンのような、そんな存在。
<#2>
ばあちゃんの飼っていた猫、チーちゃん(仮名)が死んだ。
居ついたノラ子のトラ猫。何歳か解らなかったが、僕が中学生くらいの頃から居たし、その頃にはすでにしっかりした大人猫だったので、おそらく老衰だと思う。
死というものは突然訪れる。断りもなしに。
<#3>
アジカンの曲、歌詞が聞き取れないぞ。ワザと?
でも、それをクリアにしたら、結構良いんじゃないのかね。
歌詞が聞き取れない、と言えば、100sの『A(エース)』だけど、これはロックンロールゆえの手法かな。
c/wの『やさしいライオン』は泣きそう。
<#4>
ウリィが『モンスターハンター』というゲームを買った。
ネットゲームだが、そんな環境無いのでスタンドアロンでプレイ。予備知識ほぼ皆無で。
PSOのいいトコ取りだけど、地味に結構楽しめた。ネットでやるともっと楽しそうだけど。
しかし、モンスターから血がドバドバ出んのはあんまり心地いいもんじゃないな。
<#5>
某日、NTTとADSL設置工事の打ち合わせ。
工事の日取りの話になって、
「最果町だと●曜日と▲曜日しか工事できないんですよ」
と言われ、どうにも予定が合わなく、
「あの、どうにかならんですか」
「いや、ちょっと無理です」
「でも、こっちも無理なんですよ。●曜と▲曜ということは平日ですけど、世の中には平日休みじゃない人の方が多いですよね?(苦笑)」
「はい…。でも、●曜日と▲曜日以外は無理なんです」
「ん……(込み上げる怒り)…しかし、予定を合わせるにも八月下旬まで待ちたくないんですよ、こっちとしては。それはわかりますよね?」
「はい、でも…」
と、電話向こうの女性とギスギス。NTTの怠慢ぶりに腹を立てる。田舎とは言え、まずはお客様ありきだろう。それでもサービス業なのか?
結局、大家に立ち会ってもらう事でなんとか解消。八月初旬に工事。ゆえにネット復帰はそれ以降って感じです。
<#6>
グラディウスV、一周目まだクリアできないや…。
でも、やってて思うのは良いゲームだな、と。難しいけど、楽しい。音楽も言われてるほど悪くないと思う。
グラファンは古い人もいるからいろいろ言われてる今作だけど、まあ、過去の御威光は捨て置きなさい。
コナミがトレジャーに委ねたのは社内的に苦肉の作だとは思うけど、トレジャーファン的には幸福な事でしょう。
July 27, 2004
誰もツッコまない。
某消費者金融●イフルのCMで「メルアドは?」と客が訊くと、受付の女が『ア●フル.jp』みたいなアドレスが書いた板をもったフィギアをパッと立てるのがありますが。
…あれはメルアドじゃなくてURLじゃないかい?
未だ流れてるってことは誰も気にしてないってことなのか。
それとも、
“受付女子を口説こうとメルアドを訊こうとする客”→“アイフ●のオフィシャルサイトのアドレスで誤魔化す女”っていう図式なのかなぁ…。
そんな伝わり方はしてこないけど。
…あれはメルアドじゃなくてURLじゃないかい?
未だ流れてるってことは誰も気にしてないってことなのか。
それとも、
“受付女子を口説こうとメルアドを訊こうとする客”→“アイフ●のオフィシャルサイトのアドレスで誤魔化す女”っていう図式なのかなぁ…。
そんな伝わり方はしてこないけど。
おおよそ一年と四ヶ月。
ネットの手続きを取りました。
以前話を聞いた北見の電気屋は変に重い腰(NTTの管轄エリアが違うからどーとかブツブツと)だったですが、違うところに行ったら万事無問題という対応。なんだこの差は?
結局回線権利は買わず。まあ、将来の無料化の可能性を考えると妥当なコスト計算になりそう。
来月初旬にはなんとか始動できるんじゃないでしょーか。
キャンペーンだかでTAはタダ貰い。ウザいレンタル料が省けるのはなにより。
常時メール更新、という状態からやっと抜け出せそうです。やっと復帰です。涙モノです。
以前話を聞いた北見の電気屋は変に重い腰(NTTの管轄エリアが違うからどーとかブツブツと)だったですが、違うところに行ったら万事無問題という対応。なんだこの差は?
結局回線権利は買わず。まあ、将来の無料化の可能性を考えると妥当なコスト計算になりそう。
来月初旬にはなんとか始動できるんじゃないでしょーか。
キャンペーンだかでTAはタダ貰い。ウザいレンタル料が省けるのはなにより。
常時メール更新、という状態からやっと抜け出せそうです。やっと復帰です。涙モノです。
ポータブル
デジタル・オーディオ・プレイヤーってのが気になっております。iなんとか、とかそういうのじゃなくてフラッシュメモリのちっちゃくて軽い奴。
しかし、パンフ見る限り、一長一短。SDカードを読める奴はバッテリーの持ちが悪かったり、内蔵電池だったり乾電池だったり。
旅先の事を考えると乾電池式がいいけど、カーステで聞くなら充電式の方がいいし。
でも、CDとか物理的に気にせずに、しかも録音も可、となると夢のようであります。これでノートPCなんかあったら最高だろうなぁ…。三万前後の値段だし。悩みどころです。
しかし、パンフ見る限り、一長一短。SDカードを読める奴はバッテリーの持ちが悪かったり、内蔵電池だったり乾電池だったり。
旅先の事を考えると乾電池式がいいけど、カーステで聞くなら充電式の方がいいし。
でも、CDとか物理的に気にせずに、しかも録音も可、となると夢のようであります。これでノートPCなんかあったら最高だろうなぁ…。三万前後の値段だし。悩みどころです。
July 26, 2004
今私が出来る事は、マンガ批評くらい。
間違って電源タップのオフスイッチ足で押しちゃったわたくしです。
実家じゃ書き直しトラブルが多い…。
最近読んだ本のレビューを。
新規で何か読みたい人に参考になれば企画です。
■『マンガ道』 藤子不二雄A
バージョン情報→中公文庫コミック版
読破状況→全14巻中7巻
世にパロディされつくしている言わずと知れた超メジャー作品。
とにかく熱い。10代の内に是非読んどきたかった。
漫画家という漠然とした夢につっ走る少年達とその青春。グッと来る。熱が伝わる。僕は漫画家目指してないのに手塚先生のGODぶりが眩しくて仕方なくなりました。
未読の人は押えておくべきです。自分の子供にも読ませておきたい。
一気に読めてしまうので一冊のページ数が多い文庫版をオススメします。
しかし、もう刷ってないようで出版社や問屋にも欠品している巻があるようです。しかし、現行のバージョンである“藤子不二雄Aランド”版は単行本並みのページ数なので、読むのにかなりじれったいと思われますね。
■『ふたつのスピカ』 柳沼 行
バージョン情報→MFコミックス・フラッパーシリーズ(メディアファクトリー)
読破状況→現在6巻まで刊行(多分)中6巻
“月刊コミックフラッパー”って雑誌知らんかったし。竹本泉先生や和田慎二先生も書いてるみたいですが、対象は何の雑誌なんだろう。
『宇宙飛行士になる事を夢見る少女のちょっとせつないSFファンタジー』(帯文章ママ)。
なんか変わった感じの形式をとっている話です。
この作者がデビュー作から紡いできた読み切りの話が一つのストーリー(設定)の上に載っかっていて、その後の話としてこの連載(ふたつのスピカ)がある、という形。
その読み切り作品はひとつの巻につき1本から2本収録されていて。本編とは、話と設定がきちんとリンクしているので、その読み切りから浮かび上がる事実、みたいなのも出てくる。なかなか壮大なやり方。読みきりで設定のベーシックを作ってから連載にGO、なんてメジャー誌じゃ完全に無理でしょうね。
お話としてはさっきの帯文通りだけど、ただ夢を追ってるだけじゃなくて、重い過去があって切なさはちょっとどころじゃないです。
日本発の有人宇宙探査ロケット“獅子号”の事故が市街地で多くの死傷者を出した、ってところがこの話の大きな“影”を作り出してるわけです。主人公の少女はその犠牲者なのですが、他にも犠牲者(様々な意味での)がいて、それぞれの想いがある。“死”が大きな要素の話だから結構重いし暗いです。
2024年、主人公の少女アスミ(ちなみに父親が“トモロウ”で“明日”繋がり…)が宇宙飛行士を目指すべく“東京宇宙学校”を志望するところから始まります。ちょっと練れてない感じのかわいらしい絵柄ではありますが、『プラネテス』のような“近未来宇宙モノ”が好きな人も読めると思います。
ただ、そういう場合、“幽霊”の“ライオンさん”とか出てくるので、ファンタジーとしての割り切りもなきゃ駄目でしょうけどね。“近未来宇宙モノ”としては緻密な描写や解説は少ないし。やはり“SFファンタジー”。
でも、ファンタジーと言っても現実により近い重さなんだけど。どこか不思議なバランスで成り立ってる作品ではあります。
万人にはオススメするのは無理かもしれないけど、僕としては結構好きです。この作者、ちょっと「自分と同じ匂いがする」ので(笑)。ちょっとだけですが。
■『ワイルドマウンテン』 本秀康
バージョン情報→IKKIコミックス(小学館)
読破状況→現在1巻まで刊行中1巻
本秀康といえばイラストの方ではなんとなく知ってた名前なんですけど。ポップな画風で画を見たら「ああ、あれ描いてる人か」みたいな。
中野区ワイルドマウンテン町の町長・菅菅彦(スガ スガヒコ)が主人公。「つーか、中野区内の町に町長いるか?」とか最初思いました。まあ、読み進めると事情ってのがなんとなくわかるんですが。
近未来、という設定ではあるらしいのですが、世界がやたらと独特。足のある(なおかつ意思のある)自動車が出てきたり、宇宙軍があったり。でも、角張ってなくて、なんとなくふんわりした感じの“日常”なのが不思議な感じです。かといって、ただのほのぼのマンガでもないし。
どうやらギャグマンガらしいのですが、ギャグっていうかなんていうか…。オチの無い感じがたまりません。シュールと言うとまた違う感じが…。なかなか言い表しにくいけど。
しかたないので、おおひなたごうと比較すると(それもどうだか)、おおひなた先生よりは“狙ってない”感じで、もっと画がポップという具合か。
…いや、僕は好きなんですよ、このマンガ。ええ。それでいいです。
■『G戦場ヘヴンズドア』 日本橋ヨヲコ
バージョン情報→IKKIコミックス(小学館)
読破状況→現在3巻まで(?)刊行中1巻
『マンガ道』繋がりで“帯買い”してしまいました。マンガの話です。
ざっくり言うと、主人公の二人の高校生がマンガを書こうとするわけですが。
ひとりは金のために漫画を描き、ひとりは人気漫画家である父親に反発して原作を書く。
結構無茶苦茶な展開というか。テンポが速いですし。これでもかと畳み掛けるエッジの効いた荒唐無稽な設定とキャラクターたち。そして、主人公(原作の方の)の激しい葛藤。
「一巻でこれで…これ以降どうなんだろ…」というテンション。ああ、でも、これって“ロック”だよなぁ…と思ってしまった次第。
“マンガもの”のマンガ(変な響きだ)ってどうしても熱いものになるのかな。編集王とかもそうだったし。
『燃えよペン』はちょっと路線が違うが熱いし(笑)。
やっぱり、続きが気になるんですよ。ロックンロールの果てってのが。
実家じゃ書き直しトラブルが多い…。
最近読んだ本のレビューを。
新規で何か読みたい人に参考になれば企画です。
■『マンガ道』 藤子不二雄A
バージョン情報→中公文庫コミック版
読破状況→全14巻中7巻
世にパロディされつくしている言わずと知れた超メジャー作品。
とにかく熱い。10代の内に是非読んどきたかった。
漫画家という漠然とした夢につっ走る少年達とその青春。グッと来る。熱が伝わる。僕は漫画家目指してないのに手塚先生のGODぶりが眩しくて仕方なくなりました。
未読の人は押えておくべきです。自分の子供にも読ませておきたい。
一気に読めてしまうので一冊のページ数が多い文庫版をオススメします。
しかし、もう刷ってないようで出版社や問屋にも欠品している巻があるようです。しかし、現行のバージョンである“藤子不二雄Aランド”版は単行本並みのページ数なので、読むのにかなりじれったいと思われますね。
■『ふたつのスピカ』 柳沼 行
バージョン情報→MFコミックス・フラッパーシリーズ(メディアファクトリー)
読破状況→現在6巻まで刊行(多分)中6巻
“月刊コミックフラッパー”って雑誌知らんかったし。竹本泉先生や和田慎二先生も書いてるみたいですが、対象は何の雑誌なんだろう。
『宇宙飛行士になる事を夢見る少女のちょっとせつないSFファンタジー』(帯文章ママ)。
なんか変わった感じの形式をとっている話です。
この作者がデビュー作から紡いできた読み切りの話が一つのストーリー(設定)の上に載っかっていて、その後の話としてこの連載(ふたつのスピカ)がある、という形。
その読み切り作品はひとつの巻につき1本から2本収録されていて。本編とは、話と設定がきちんとリンクしているので、その読み切りから浮かび上がる事実、みたいなのも出てくる。なかなか壮大なやり方。読みきりで設定のベーシックを作ってから連載にGO、なんてメジャー誌じゃ完全に無理でしょうね。
お話としてはさっきの帯文通りだけど、ただ夢を追ってるだけじゃなくて、重い過去があって切なさはちょっとどころじゃないです。
日本発の有人宇宙探査ロケット“獅子号”の事故が市街地で多くの死傷者を出した、ってところがこの話の大きな“影”を作り出してるわけです。主人公の少女はその犠牲者なのですが、他にも犠牲者(様々な意味での)がいて、それぞれの想いがある。“死”が大きな要素の話だから結構重いし暗いです。
2024年、主人公の少女アスミ(ちなみに父親が“トモロウ”で“明日”繋がり…)が宇宙飛行士を目指すべく“東京宇宙学校”を志望するところから始まります。ちょっと練れてない感じのかわいらしい絵柄ではありますが、『プラネテス』のような“近未来宇宙モノ”が好きな人も読めると思います。
ただ、そういう場合、“幽霊”の“ライオンさん”とか出てくるので、ファンタジーとしての割り切りもなきゃ駄目でしょうけどね。“近未来宇宙モノ”としては緻密な描写や解説は少ないし。やはり“SFファンタジー”。
でも、ファンタジーと言っても現実により近い重さなんだけど。どこか不思議なバランスで成り立ってる作品ではあります。
万人にはオススメするのは無理かもしれないけど、僕としては結構好きです。この作者、ちょっと「自分と同じ匂いがする」ので(笑)。ちょっとだけですが。
■『ワイルドマウンテン』 本秀康
バージョン情報→IKKIコミックス(小学館)
読破状況→現在1巻まで刊行中1巻
本秀康といえばイラストの方ではなんとなく知ってた名前なんですけど。ポップな画風で画を見たら「ああ、あれ描いてる人か」みたいな。
中野区ワイルドマウンテン町の町長・菅菅彦(スガ スガヒコ)が主人公。「つーか、中野区内の町に町長いるか?」とか最初思いました。まあ、読み進めると事情ってのがなんとなくわかるんですが。
近未来、という設定ではあるらしいのですが、世界がやたらと独特。足のある(なおかつ意思のある)自動車が出てきたり、宇宙軍があったり。でも、角張ってなくて、なんとなくふんわりした感じの“日常”なのが不思議な感じです。かといって、ただのほのぼのマンガでもないし。
どうやらギャグマンガらしいのですが、ギャグっていうかなんていうか…。オチの無い感じがたまりません。シュールと言うとまた違う感じが…。なかなか言い表しにくいけど。
しかたないので、おおひなたごうと比較すると(それもどうだか)、おおひなた先生よりは“狙ってない”感じで、もっと画がポップという具合か。
…いや、僕は好きなんですよ、このマンガ。ええ。それでいいです。
■『G戦場ヘヴンズドア』 日本橋ヨヲコ
バージョン情報→IKKIコミックス(小学館)
読破状況→現在3巻まで(?)刊行中1巻
『マンガ道』繋がりで“帯買い”してしまいました。マンガの話です。
ざっくり言うと、主人公の二人の高校生がマンガを書こうとするわけですが。
ひとりは金のために漫画を描き、ひとりは人気漫画家である父親に反発して原作を書く。
結構無茶苦茶な展開というか。テンポが速いですし。これでもかと畳み掛けるエッジの効いた荒唐無稽な設定とキャラクターたち。そして、主人公(原作の方の)の激しい葛藤。
「一巻でこれで…これ以降どうなんだろ…」というテンション。ああ、でも、これって“ロック”だよなぁ…と思ってしまった次第。
“マンガもの”のマンガ(変な響きだ)ってどうしても熱いものになるのかな。編集王とかもそうだったし。
『燃えよペン』はちょっと路線が違うが熱いし(笑)。
やっぱり、続きが気になるんですよ。ロックンロールの果てってのが。
July 25, 2004
不完全燃焼系
暑い。北見は暑い。僕の部屋は暑い。夏なんです。
そんな当ブログですが、リンクしてもらいました。
不完全燃焼系
http://mogpon.exblog.jp/
“モグさん”こと(←呼んだ事無いし、第一、今考えたし。)ウェブ旧友“なち”くんのブログ。
日記のようなネタ系テクストのようなルーズなスタイルのブログです。
お勧めします。
こちらからリンクし返したいところだけど、やり方がわからない。
まあ、違うブログに引っ越そうかなとも思ってますんで、その際に勉強します。
それにしても、午前四時。
そんな当ブログですが、リンクしてもらいました。
不完全燃焼系
http://mogpon.exblog.jp/
“モグさん”こと(←呼んだ事無いし、第一、今考えたし。)ウェブ旧友“なち”くんのブログ。
日記のようなネタ系テクストのようなルーズなスタイルのブログです。
お勧めします。
こちらからリンクし返したいところだけど、やり方がわからない。
まあ、違うブログに引っ越そうかなとも思ってますんで、その際に勉強します。
それにしても、午前四時。
July 23, 2004
カヴァー
グラディウスV。
トレジャーの名がひとつも出てこないオープニングやクレジット。なんかな。コナミの誇りも糞もないな…。エンディングのスタッフロールでやっと出るのかどうか。
印象としてはトレジャーによる名作カヴァー、という感じがするのは僕が意識してるからか。
お得意の大回転するボスやら斑鳩を彷彿させる障害物やら背景やら面影がプンプン。2P同時プレイ可、ってとこも譲れなかった所に違いない。正統シリーズじゃ初だったかな。
まあ、因縁深いタイトルなのは間違いない。
トレジャーの名がひとつも出てこないオープニングやクレジット。なんかな。コナミの誇りも糞もないな…。エンディングのスタッフロールでやっと出るのかどうか。
印象としてはトレジャーによる名作カヴァー、という感じがするのは僕が意識してるからか。
お得意の大回転するボスやら斑鳩を彷彿させる障害物やら背景やら面影がプンプン。2P同時プレイ可、ってとこも譲れなかった所に違いない。正統シリーズじゃ初だったかな。
まあ、因縁深いタイトルなのは間違いない。
July 21, 2004
つまらない男でございます
なんか身体がタルみ気味。ウエイト増加以上に「太った?」の声が。
なさけなし。なんとかせねば。身体を動かそう。腰痛悪化させない程度に。
本秀康の『ワイルドマウンテン』1巻。
気まぐれにジャケ買いしたが、かなりツボ。独特なギャグセンスと絵がかなり好き。
なさけなし。なんとかせねば。身体を動かそう。腰痛悪化させない程度に。
本秀康の『ワイルドマウンテン』1巻。
気まぐれにジャケ買いしたが、かなりツボ。独特なギャグセンスと絵がかなり好き。