パン屋のないベイカー・ストリートにてⅡ

TRICK+TRAPクラブ

ちゃお ぼくの玩具好きはこの歳になっても変わりませんが、いや、これには笑いました!!
〈ちゃお〉という漫画雑誌の6月号にふろくがついているのですが、これがなんとルンバならぬおそうじロボ《るんばちっく♥おそうじロボ》なのです。型番もどきのUSA-8というのは、上に載ったうさぱんだからきている愛称でしょう。
 実は昨日、日頃はこんなものに関心を示さない家内が、ねーねー、これ見て、とネットからコピーしたものをもってきたのです。
 見ると、600円の雑誌に「おどろきのクオリティー」をもった「かわいすぎる家電ふろく」が付いているというのです。「おどろきの吸引力」「自由自在に方向転換!」「落下防止センサーで机から落ちない!」というのが600円の雑誌に附録としてついているというんですから、それじゃあ買ってみようか、ということで、今朝、買ってきました!!
 組み立ては簡単。さっそく単四電池2本を入れて、スイッチオンしてみると……!?
 こちらの思うようには動いてくれませんし、ゴミもどの程度吸ってくれたのか、よくわからない。
 けれども、健気に動く様子を見ているだけで、このステイホーム週間を過ごすときなどには、まさに一服の清涼剤といった感じ。たしかに「かわいい」んです。
 取扱説明書をよく読むと、「消しゴムのカスより大きいものはすいこみませないでください」とあるじゃないですか?!
「消しゴムのカス」以下のゴミ用のおそうじロボなのか!! 
 

クーキーサンセット77 旧聞に属する話題で恐縮ですが、今年の1月8日に、アメリカの俳優エド・バーンズが亡くなっていました。 
 といってえっ、と驚かれるのはぼくのような高齢の、それもテレビで海外ドラマを見ていた方ではないでしょうか。
 1960年、というから和暦に直すと昭和35年の10月2日から1968年の3月まで、当初は日曜夜の8時というゴールデンアワーにKRT、現在のTBSで放送されていた「サンセット77」という私立探偵ものの1時間ドラマがありました。本国アメリカではその2年前、1958年10月から1964年まで全206話がABCで放送されていたようです。
 エフレム・ジンバリスト・ジュニア演ずるスチュアート・ベイリーと、ロジャー・スミス演ずるジェフ・スペンサーという二人は、サンセット大通りの脇道(ストリップ)の77番地に事務所を構える私立探偵。隣にディーン・マーティンが経営するディノズがあり、その駐車場のボーイ、ジェラルド・クックスン三世、通称クーキーというのが、エド・バーンズ演ずる役どころでした。
 店にやってきた客の車を預かるクーキーの、髪に櫛を当てる仕草が人気を呼んで、櫛がバカ売れするという社会現象を起こし、同時にエド・バーンズの人気を押し上げたのです。当初は探偵事務所の秘書役スザンヌ・ファブレイや、情報屋のロスコーなどとともに脇役の設定だったのがベイリー、スペンサーに並ぶ主役に躍り出、やがて探偵に昇格するのです。クーキーのしゃべる言葉も人気を集めた要因の一つでした。それが吹き替えの高山栄の巻き舌とフィットして、日本でも大変な人気となるのです。
 ただし、クーキーのイメージが強すぎて、「サンセット77」以降、低迷することになるのは「スーパーマン」のジョージ・リーヴスなどと同様で、やはり「ローハイド」の後、スランプに陥っていたクリント・イーストウッドにならって、イタリアで所謂マカロニ・ウェスタンに活路を見出そうとしたりします。けれど、イーストウッドがアメリカに戻って映画俳優として成功するようにはいかず、以後のバーンズの姿はほとんど日本に伝わってきませんでした。
 海外テレビドラマのことを調べていて、そういえばと思って、エド・バーンズのことを検索し、今年の初めに亡くなっていることを知った次第です。87歳ということです。 

わが家のベランダから コロナウィルスで大変なことになっていますね。 
 そんな中、少しでも世の中を明るく照らそうというのか、いつもより煌々と月が輝いている、そうきょうはスーパームーンなのだそうです。
 わが家のベランダから8日の夜、写したものです。

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