ヨーロッパで医学生

ヨーロッパで医学生をしている日本人留学生のブログです。 学業のことを中心に書いています。

State exam

国家試験、合格しました。

これで、卒業とEUの医師免許取得が確実になりました。

最後は、論文や国家試験で、かなり苦しかったですが、頑張った甲斐がありました。


これで、インターナショナルドクターになれます。


もうすぐ医学生でもなくなり、このブログの趣旨にあわなくなるので、これで、一旦、本ブロク、お開きといたします。

長らくのご愛読ありがとうございました。 

I defended

久し振りの更新です。

更新している余裕がなかったです。時間的なことだけじゃなく、ブログを日本語で書くと日本語脳になってしまうので、学業の方が滞るんです 。

さて、昨日、めでたくディフェンスに 成功しました。

学位論文が通りました。

あとは、国家試験だけです。これがくせもの実技試験含め、3日間あります。


がんばります。

 

学位論文

こっちの医学部って、卒業論文を書かないといけないんです。

卒業論文って言っても、日本の大学の卒論レベルじゃなくて、査読ありの雑誌に掲載されないといけないんです。

卒業論文とは言わずに、学位論文(Diploma work)って言ってますけど。

こっちの医学部って、学士課程じゃなくて、専門職学位課程なんです。

英語の雑誌に論文って、ちょっとクラクラします。

adduction と internal rotation

今日、実習課題の試験があり、僕の課題は、Hip examination だったのだが、internal rotationのチェックをしていますと言いながら、adductionのテストをしてます。”って、言ったら。

 それが原因できわどく不合格にされるところだった。

internal rotationとaddutionって、ちょっと違うんですね。僕は、同じような認識でした。

Takotsubo cardiomyopathy

Takotsubo cardiomyopathyは、ストレスが原因でおこる心筋症の一種だが、命名はもちろん日本人だ。

先生にこの名前は、やはりこの病気の心臓の形がタコツボに似ているからか、聞いたら、そうだと答えた。

ストレスとは関係ないと言われた。

しかし、これを命名したのは日本人だ。

ほんとに形だけから、たこつぼ”としたのか?

日本人的には、たこつぼに住むこと=ストレスという連想もできる。

これは外国人には難しい連想かもしれないが、昔、日本人はうさぎ小屋に住んでいる”と揶揄されたぐらいだから、日本人は、タコツボにも住むかもしれない。

タコツボに住んだら、"Takotsubo cardiomyopathy"になる。という連想で、命名されたに違いない。

Obstetrics exam

昨日は、OBstetricsの2年越しの再試

Pre-eclampsiaのPathophysiologyが分らなかった。

Epithelium damageやimplantingが浅いとか、placentaに対するmaternal immunityでspiral artery がischemicになるかららしい。

psychiatry cycle 終盤

Psychiatryのサイクルもそろそろ終盤に入ってきました。

今日は、アパートの隣の部屋から麻薬のような匂いがするというおばあさんを2人診ました。

一人は、秘密の組織が何かを作っていると言っていました。

DelusionタイプのSchizophreniaと診断されてましたが、私は、何かホントの話のように思えました。

あと、プーチンと親しくて、毎日会うというおじさんがいましたが、こちらは、明らかにSchizophreniaでした。


Schizophreniaって、よく日本語で”シゾフレニア”って書かれていますが、ホントの発音は”スキッゾフレニア”だそうです。

Psychiatry

引き続き、Psychiatry cycleです。

今日、教授に森田療法はこちらでも使われているか聞いたら、名前さえ知らない感じだった。

森田というのは、日本人の名前で・・・と説明した。

やはり、日本人の名前がつくもので、こっちで最もよく聞くのは、橋本さんだなあ。

もちろん、Hashimoto thyroiditis ですね。

橋本さんに、国民栄誉賞を与えてもいいんじゃないだろうか。

Psychiatry

今日から、psychiatryが始まりました。

精神分裂病は統合失調症という呼び方に、いつのまにか変わってました。

それで、英語名も変わったのかなあと思って調べたら、昔からずっとSchizophreniaで、変りなしでした。

訳が変わったんですね。

感性の違いか

今日から、Hematology サイクルです。 たまに、いやよく、こっちの医者と話していて、話が噛み合わないことがある。 昔、小さい時、将棋を覚えて、友だちとしていたら、その友だちが、桂馬を後ろに動かすので、それは間違いだと指摘しても、相手が断固として応じず自分が正しいと主張する。 一対一なら、それ以上どうしょうもできない。それから面白くなくなって、将棋を指さなくなった。 今日は先生と話していて、何か話が咬み合わない。僕が、Bloodlettingという言葉を使っていて、先生がphlebotomyという言葉を使っていた。 お互いに相手の言っている言葉の意味がわからなかったようだ。 後から調べたら、Bloodlettingとphlebotomyはほとんど同義語だった。 実は、そんなに離れてないんだなあ。
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