2024年04月17日

次々と訃報が入ってきた。

1972年から74年にかけてアスレチックスで3年連続ワールドシリーズ優勝を果たした左腕のケン・ホルツマン投手が14日(日本時間15日)、78歳で死去した。米大リーグ公式サイトが15日(同16日)伝えた。ホルツマン氏は心臓疾患で闘病していたという。(スポーツ報知)

1965年にカブスでメジャーデビュー。66年から主力となり、69・70年には2年連続で17勝。69年には三振0でノーヒットノーランを記録、71年には2度目を記録した。ところが71年不振に終わると72年アスレチックスにトレード。ここで72〜74年のワールドシリーズ3連覇に貢献する19・21・19勝と、キャリアハイを記録。その後はヤンキースに移籍したが最後はカブスで終った。79年限りで引退、通算成績は451試合、174勝150敗3S、防御率は3.49。174勝はユダヤ人としては最多勝だという。
引退後は金融保険業に携わり、2007年に一時発足したイスラエルのプロ野球にも関わった。

ドジャースが16日(日本時間17日)、カール・アースキン氏が亡くなった、と発表した。97歳だった。(スポーツ報知)

1948年にメジャーデビュー。51年からは6年連続の2ケタ勝利。53年には20勝で最高勝率、さらにノーヒットノーランも2回記録している。56年には日米野球で来日した。59年限りで引退。通算成績は335試合、122勝78敗13S、防御率は4.00。引退後は指導者のかたわら地域のリーダーとなった。また息子がダウン症であったことから関連の慈善活動にも携わった。

カージナルスが16日(日本時間17日)、名監督として野球殿堂入りしているホワイティ・ハーゾグ氏が死去したと発表した。92歳だった。(スポーツ報知)

1956年にナショナルズでメジャーデビュー。8年間プレーしたがレギュラーはとりきれず、63年限りで引退。通算成績は634試合、414安打、25本塁打、172打点、.257。引退後アスレチックスからメッツにフロントとして入り、ワールドシリーズ制覇にかかわる。そして73年レンジャース監督となるが91敗と大敗して解雇。75年途中にロイヤルズ監督に就任すると、76年からは地区3連覇を果たす。しかし79年不振となると解雇され、80年からはカージナルスGM兼監督として82年ついにワールドシリーズを制覇。その後85・87年にもリーグ制覇を果たすなど、シーズンを制したことは6回あった。90年限りで退任。通算1281勝1125敗、.532。殿堂入りは2010年である。



ktu2003 at 22:56コメント(0)プロ野球 

2024年04月13日

ヤンキースなどで11年間メジャーリーグでプレーし、通算133勝の左腕フリッツ・ピーターソン氏が死去。82歳だった。(日刊スポーツ)

1966年にメジャーデビュー。いきなり12勝をあげ、主力投手となった。68年からは5年連続2ケタ勝利し、70年にはオールスターに選ばれるなど20勝のキャリアハイをマークした。しかし名門チームにいながらも、ヤンキースは当時弱かった時期で、ポストシーズン出場は果たせなかった。74年途中インディアンス(現・ガーディアンズ)に移籍。76年限りで引退。通算成績は133勝131敗1S、防御率は3.30。

引退後は野球関連本など3冊の著作をものした。

ktu2003 at 19:08コメント(0)プロ野球 

2024年04月11日

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大相撲史上初の外国出身横綱で、格闘家としても活躍した曙太郎(あけぼの・たろう、旧名チャド・ローウェン)さんが4月、心不全のため東京都近郊で死去した。11日、関係者が明らかにした。54歳だった。(朝日新聞)

7年にわたって寝たきりになっていた。早すぎる死ではあるが、体を酷使した上での、格闘家として生きた宿命とでもいうしかない。

アメリカ・ハワイ出身。ハワイではバスケットボールをしていた。体格を見込まれてハワイ出身の高見山にスカウトされる。入門同期には若貴兄弟や魁皇らがいた。若貴兄弟とともに、入門当初から騒がれ、ライバルになるとされてその通りになった。入門2年で新入幕。そして若貴兄弟とともに一気に世代交代を進めた。

そして1992年5月、幕内初優勝を果たして大関昇進。翌年初場所では2場所連続優勝して横綱へと駆け上がった。それから2年ほどは、1人横綱として圧倒的な強さを誇った。長い手を生かした強烈な突き押しが武器。相手に何もさせずに一気に持って行った。とはいえまわしを取ってもそれなりに相撲がとれた。ライバル・貴乃花が後を追いかけてきたタイミングで、ひざを負傷。その後体重増加もあって故障を繰り返し、貴乃花と立場が逆転していく。私生活でも芸能人との交際をめぐって後援会との関係が悪化し、相撲協会に残れない一因ともなった。
抜群の足腰を誇る若乃花、怪力の魁皇、技のデパート舞の海、速攻の琴錦、闘志むき出しの貴闘力、ハワイ出身の後輩武蔵丸と、多くのライバルとの名勝負が思い浮かぶ。しかしその戦いで心身は消耗し、2000年に復活して2度優勝したものの、2001年初場所後にひざがもはや限界として突然引退した。

引退後2年で相撲協会も去り、総合格闘技へと転身。03年大晦日のボブ・サップとの一戦は、史上初めて紅白歌合戦の裏番組として視聴率で上回り、伝説を残したが惨敗。総合格闘技やキックボクシングでは敗戦を続けた。ようやく光明を見出したのはプロレスだった。圧倒的な体格と明るいキャラクターは、プロレスという場に向いていた。覆面やメイクでキャラクターを演じて、大いに人気を得た。しかし2017年4月の試合後に体調を崩し、後遺症が残って再起できなかった。もし相撲界に残っていたら、それなりに健康管理ができたと思うが、プロレス界にいては難しかっただろう。

現在相撲界と外国人力士の関係は微妙になっている面もあるが、曙の時代はヒール的な役割であったものの人柄は評価されていて、ある意味では幸せだったともいえる。プライペートでは互いに尊敬しあっていたとも聞く。それだけに、その力を相撲界に生かしきれなかったのは残念である。そしてやはり力士の短命傾向をまたも証明してしまうことになった。





ktu2003 at 20:19コメント(0)訃報 

2024年04月08日

メッツで正捕手として69年にワールドシリーズ優勝したジェリー・グロート氏がテキサス州の病院で死去。81歳。(日刊スポーツ)

1963年にアストロズでメジャーデビュー。64年には100試合に出場も、打撃が低迷。66年メッツでメジャー再昇格し、68年には.282をマークしてオールスターに選ばれた。そして69年には盗塁阻止率.563を記録し、ワールドシリーズを制覇。「ミラクル・メッツ」と語り継がれるチームの要となった。その後、77年ドジャースに移籍し78年引退したが、81年にロイヤルズで現役復帰。代打中心ながら.293をマークしている。通算成績は1421試合、1092安打、39本塁打、404打点、.252。

引退後は実業やチーム運営などに携わった。92年にメッツの殿堂入り。

ktu2003 at 19:37コメント(0)プロ野球 

2024年04月06日

ことは疑惑ではなくて、違法性は明らかになっている。

この処分の話だけで時間がかかりすぎている。
しかも、キックバック再開を誰が決定したのかわからない。どうやら核心らしきものは見えてきたようで、おそらくは森元首相の最終的な了解があったとみるべきだろう。だがその森氏はもう政界を引退している。

誰かを処分しないといけないということで、安倍派の座長だった塩谷氏、参議院のトップだった世耕氏には離党勧告が出た。世耕氏は離党したが、塩谷氏は処分不服としている。だが塩谷氏は実質的には終りだろう。世耕氏は衆院鞍替えを示唆している。他の処分については、500万円以上のごまかしを処分の分かれ目とした。これはまったく理解できない話である。違法なことをやっていたのだから何等かの処分はあってしかるべきだし、しかも「党の役職停止」にはまったく実効性がない。次回選挙で公認しない、程度のペナルティーは必要だった。「党員資格停止」がそれにあたるが、その処分を受けたのは安倍派幹部3人にとどまる。そして首相は、出身派閥がごまかしていたが、個人単位ではないということで処分の対象にはしなかった。

もう道筋は何か決まっていて、総裁選に岸田首相が出馬しない、ということで話を落とすのではないかと思っている。岸田首相で選挙はできないだろう。新総裁を決めて即解散という、岸田政権発足時と同じ手法が一番確率が高そうである。しかしそれで勝たせるのならそこまでの国民の意思、ということだ。問題は岸田氏というより自民党の体質なのである。それでもう国自体がうまくいかなくなっている。

政治三流、経済一流、なんてバブルの頃には言われたこともある。だが、そんなうまい話はなかった。それが失われた30年になった。ただ、代わる野党の勢力が見えてこない。単独で政権を担える党はないし、連携して大きくなる気配もない。かつて民主党が存在していたときよりも、状況は深刻である。

ktu2003 at 19:35コメント(0)国内ニュース 

2024年03月31日

決勝戦にふさわしい力のこもったゲームとなった。

・健大高崎3−2報徳学園
先制は報徳。安井のタイムリーと送球エラーで2点。しかしその裏健大がすぐに森山の2点タイムリーで同点。そして3回に斎藤の三塁打と高山のタイムリーで健大勝ち越し。その後報徳が5回に満塁、6回に無死2・3塁のチャンスを作るが得点できず。結果的にはこれが響いた。最後は佐藤が締めた。

健大高崎が群馬勢として初めて選抜優勝を果たした。創部からは23年目。青柳監督が1から作り上げたチームである。「機動破壊」というフレーズで強いインパクトを与えて甲子園にやってきたが、春に強い反面近年はなかなか夏に勝てないという状況でもあった。今大会は機動力の伝統は引き継ぎながらも打線の破壊力もあり、課題とされていた投手陣は2年生の2枚看板という布陣をつくってきた。

報徳学園は今年もあと一歩であった。昨年も先制したがビッグイニングを作られ、今年も先制したがすぐに点を返されてしまった。投手力と固い守備力を存分に見せたが、打線が今一歩だっただろうか。しかし大阪桐蔭を甲子園で2年連続破ったことは特筆すべきである。

今大会は事前に言われていたとおり、新基準バットによって様変わりした。ホームランは大会通じて3本に終わり、2ケタ得点は1試合だけ(これは昨年もそうだったが)。しかし大量点でないながらもそれなりに点は入っている。四死球やエラーが絡むのだ。また、好走塁による得点も多かった。長打よりもいろんな頭を使った形での得点という意味では、昨年プロ野球を制した阪神の野球が一つの手本になるともいえる。もちろん、夏に向けて新バットに適応した強力打線を作り上げてくるチームもあるだろう。ちゃんと当てれば変わらないという打者の話もあるし、木製バットを使う選手もいる。そういう意味では夏になったとき野球の変化がどうなるのか、真に明確になるだろう。

今大会は寒かったこともあって観客動員は伸び悩んだ。全席指定になったことや大幅な値上げも要因だろう。コロナとか猛暑対策ということはあるだろうが、チケットの販売方法についてはより柔軟性を求めたい。



ktu2003 at 18:58コメント(0)高校野球 

2024年03月30日

開幕2戦、まるでオープン戦が続いているかのような試合ぶりである。

とにかく打てない。チャンスで1本が出ず、今日に関してはスクイズ失敗ということもあった。
投手陣は先発が5回まではもったがそこで失点し、リリーフ陣も追加点を許す。
もともと打線は強力でないので、チャンスをうまくいかせないとしんどい。

オープン戦は本気モードだと岡田監督が言った3月15日以降もなかなか勝てず、いくらオープン戦はあてにならないといってもすぐに状態は良くならない。
新戦力の底上げも前川がスタメンに入ってきたが、オープン戦の結果が芳しくなかったこともあってうなくいかなかった印象だ。昨年と顔ぶれがほとんど変わらない。

一方読売はルーキーがスタメンに名を連ねたほか、投手陣も大幅に入れ替わるなど若手の台頭が目立っている。昨年までのようには、今後もいかないだろうと考えるべきだ。

ただし、勝てる試合を落としたというようなダメージの残る試合ではない。今日はそれなりにヒットは出たし、中継ぎ陣も続々と登板して開幕を迎えることはできた。ともかく3連敗だけは避けてほしいところである。

ktu2003 at 18:23コメント(0)プロ野球 
季節が一気に進んだような天候。もう天候の心配はない。

・健大高崎5−4星稜
序盤優位に進めたのは星稜。タイムリーで2点を先行し、4回には同点とされるが裏にはエラーで勝ち越し。しかし7回に健大が星稜・佐宗をとらえ、3本のタイムリーで逆転。星稜は1点差に迫ったが健大が継投して逃げ切り。

・報徳学園4−2中央学院
初回に報徳が先制、中央が颯佐のタイムリーで同点とするが、4回にエラーが絡みタイムリーとスクイズで報徳が勝ち越し、5回にも追加点を奪うと先発間木が好投、最後は今朝丸が締めた。

ということで健大高崎が群馬勢69年ぶりの決勝。報徳は2年連続の決勝となった。
健大は伝統の機動力は盗塁という形ではなく、好走塁で見せている。そして2年生の2枚看板がいずれも好投してきた。報徳は昨年のメンバーが残り、強豪ひしめくブロックを勝ち上がった。長打はここまで1本だけで、あとは単打でつないで得点してきた。今朝丸・間木の2枚は強力である。

昨年は初戦でこの両校が当たり、報徳が勝利した。その意味でも健大の意気はあがろう。一方、昨年惜しくも準優勝だった報徳も今年こそ、との思いは強い。似たようなチームという印象があるが、投手陣が上級生で守備の固い報徳が若干有利か、とみるがほぼ互角だろう。

ktu2003 at 17:40コメント(0)高校野球 

2024年03月28日

今日は最後まで天候が持つかが心配だったが、何とかだいじょうぶだった。

・星稜5−0阿南光
阿南光は吉岡が先発せず、控えの大坂。さすがに星稜打線には通用せず、2回持たずKO。吉岡は1失点に抑えたが、打線が星稜・戸田の前に不発に終わる。

・健大高崎6−1山梨学院
中盤まで投手戦となったが、5回に健大が3本のタイムリーで4点をあげ主導権。投げては佐藤・石垣の継投で山梨打線を寄せ付けず。

・中央学院5−2青森山田
青森山田が先制したが2回に中央がすぐ逆転。4回には青木の2点タイムリーで追加点。青森山田は安打数では上回ったが及ばず。

・報徳学園4−1大阪桐蔭
報徳が初回に四球とエラー絡みで2点を先制。桐蔭は境が当たっていたものの今朝丸をとらえきれず、8回にはまたもエラーが絡んで決定的な2点を奪われた。

阿南光は吉岡に無理させず。かつての高校野球文化とは明らかに変化しているのを痛感。とはいえ徳島勢は好投手1枚だけのチームが多い。甲子園で勝ち進むチームをどうつくるか。公立では難しいということをじゅうじゅう承知の上で、模索してほしい。
健大高崎は長年の課題だった投手力が整備され、伝統の機動力と合わせて強い。
中央学院は新しいタイプの野球部を標榜している。昨年夏の慶応と同じ流れにあるか。
大阪桐蔭はポカをやらかして敗退。新バットにうまく対応できていないという印象もあり、今後覇権を維持できるだろうか。

ktu2003 at 20:19コメント(0)高校野球 

2024年03月27日

今日は好カードが並び、試合内容も濃いものとなった。

・中央学院7−6宇治山田商
中央学院が序盤に相手ミスにも乗じて大きくリード。しかし山商が追いすがり、8回には暴投とダブルスチールで1点差も、辛うじて中央学院が逃げ切り。

・青森山田6−5広陵
広陵・高尾が7回まで無安打の快投。8回に広陵が均衡を破ったが、その裏青森山田は代打・蝦名の初ヒットから同点。さらに広陵は9回に3点を追加したが、山田は佐藤隆の同点三塁打。そしてタイブレークで原田の犠牲フライが出てサヨナラ。

・大阪桐蔭4−2神村学園
両軍初回に1点ずつとりあったが、追加点は桐蔭がタイムリーやランニングホームランなどであげ、投げては2年生の継投で神村をかわした。

・報徳学園6−1常総学院
報徳が中盤までに常総・小林を攻略。投げては間木が常総を8回の1点に抑える好投。

宇治山田商の驚異の粘りには驚いた。破れたがいい経験になろう。粘りといえば青森山田は2度追いつきついに追い越した。高尾はこれまでで一番よかったが終盤に力尽きたようである。桐蔭は派手さはないがしっかり強い。報徳もさすがは昨年準優勝校。

さてベスト8に関東勢が今年も3校。関東優位が続く。桐蔭・西谷監督は69勝目で監督最多勝を更新。19年での達成は驚異のハイペースだ。


ktu2003 at 20:09コメント(0)高校野球 
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