とてつもない睡魔に襲われる時があります。
自分では制御不能の、
気合いではどうにもならないような
正に
眠気の魔物に飲み込まれてしまう瞬間があります。
とある日の夕食時。
睡眠不足が2.3日続いていて疲れを感じつつも
そんな時に限って子ども達の外遊びが長く
暗くなった頃に帰宅して宿題見たりあれこれしつつ夕飯を準備して
やっとこさ座り子ども達と食事をしている時
ね、眠い、眠い、眠い
と、思いながらも
子ども達に向けて何かたわいもない会話をし始めたのですが
数秒後
記憶が途切れ
「わー!はっはっはぁ!!お母さん!寝てる!寝てる!」
「ぶわーはは!意味分かんないこと言ってるー!」
むーたんとよっしーの笑い声に
ハッと我に返る。
「え?お母さん今寝てた?うそでしょ、ごめんね。」
自分から話を振った数秒後に
その姿勢のまま寝る人を
私は見た事が無い。
「お母さん今日眠くて。むーたん学校は」
またたわいもない話をした数秒後
記憶が薄れていく中
現実と夢との狭間で放った自分の意味不明な言葉が耳に残る、
という不思議体験。
いや、ただすごく眠い変な人。
「ぶわーっはっはっはー!」
「ぎゃー!ひぃー!ひぃー!」
お兄ちゃん達、
もうツボにはまり過ぎ。
「お母さん、今なんか変なこと言ってたね。
ぷぷっ。くっくっくっ。」
肩を震わせて一緒に笑う。
こんなお母さん嫌だ。
その後も2回くらい
いきなり寝て
謎の言葉を話し
その度にお兄ちゃん達、
椅子から転げ落ちそうなくらいに笑う。
ちょっと白目剥いて
普通の会話から
急に意味不明な言葉になるという
ホラー。
そして
「早く食べて!」
いきなり怒る。笑
ちなみにここまで全く登場しないさーちゃん。
しず〜かに、自分でごはん食べていました。
とにかく食欲があり
食事中は静かに自分で綺麗にごはんを平らげる。
一生懸命食べる姿が本当に可愛くて
いつもウットリ。
あ、この日はほとんど見ちゃいませんでしたが(^_^;)
そして、
出来るところまで食器を洗い
残りは明日やろうと決め
お風呂。
自分がまず入り一通り洗い
さーちゃんとよっしーを呼ぶ
出る頃に
むーたんが1人で入る。
みんなで入れば良いのですが
急いでいる時はこの流れ。
男子がくっつくととにかく大はしゃぎでお風呂が長くなるので。
流れ作業で
拭いて、保湿、お茶を飲み、ドライヤー、歯磨き!
子ども達は常に
ぶひゃひゃー!と笑い転げる中
私は無言で1つ1つに集中。
眠い。
一刻も早く寝たい。
子ども達とくっ付いて
幸せを感じながら
数秒で寝落ちしたい。
最高の瞬間まで
あと少し。
寝室に着くと
よっしー、絵本を握りしめ満面の笑みで
「お母さんこれ読んで♪」
いや、今日は勘弁して。
でも可愛いから読んじゃう笑
「良いよ〜。でも今日は早口で読むね。」
「うん!」
スーパー早口で
「ちからたろう!」
タイトルを読み上げ、
普段の3倍速くらいで
ちからたろうを読み聞かせ。
いや
もう
何言っているか分からない。
むしろ口の動きが追いつかない。
なんだこれは、何の話だ。
「ぶぅ〜!早過ぎる!お母さん!ぶわはははー!」
「ぎゃはははー!」
また布団で転げ回って笑うお兄ちゃん達。
でもこれは
我ながら面白くて
一緒に苦しくなるくらい笑う。
何やってんだこれ。
さーちゃんも
「きゃー♪」
と、布団にダイブ。
もう
ただただ可愛い。
ちからたろう、
全く意味不明な上、
いきなり勝手に
ドヤ顔で
「つづく!」
と、言い放ち終了。
そんなに長くもないのに
続きはまた明日。
でも、面白かったからかそれで満足そう。
さぁ寝るぞと思いきや
あれ、さーちゃん上だけ肌着のまま。
肌着の上にスリーパーを着ている。
あちこち同時進行だと
抜け落ちたかのように何かを忘れていることがあります。
でもこれは眠い時に限らず(^_^;)
さーちゃんのクローゼットからパジャマの上を持ってきて
いざ着せようとすると
パジャマのズボンの方だったことに気付き
「何これ、ズボンだ。」
1人でぼそっと言い、またクローゼットに向かうと
後ろからまた
「えぇ〜〜お母さん、間違えてズボン持ってきてた!さーちゃんどっちもズボン!わははは〜!」
よっしーの笑い声。
そんなに面白いかな。
と、思いつつ
今度こそはお目当ての物を手に取り
さーちゃんに着せていると
「ぶふっ!ふはは!に、にぃに!今ねお母さんがね、さーちゃんの上のパジャマを持ってこようとしたらね!またズボンだったのー!」
笑いながら兄に説明するよっしー。
枕元に置いていた自分の本をパラパラと読んでいたむーたん。
顔を上げ
「えぇぇ〜〜うそでしょ〜〜〜!」
わぁーはっはっーー!!
何だこれ。
とにかく大爆笑。
さーちゃんも私にパジャマを着せてもらいながら
「うふっ!あはは!」
と、つられて笑っていました。
布団に入り
「今日も楽しい1日ありがとう!明日も楽しい1日になりますように!おやすみなさい!」
「おやすみなさーい。」
さーちゃんの顔を見ながらウトウトしていると
まだよっしー
「ふふっ!ぶふふ…!」
と、静かに笑っていました。
ちからたろうは少し狙ったかもしれないけれど笑、
食事中の寝言もパジャマの件も
全くウケは狙っていないのですが。
よく笑われている私。
ま、いっか。
笑い声に包まれている毎日です。
☆★☆よね☆★☆