今日、4月25日はペンギンの日とのことです。
毎年4月25日あたりに南極にあるの基地にアデリーペンギンが姿を見せ、研究者たちがそれを祝ったことがきっかけのようです。なんだか楽しそうですね
ところで、最初に「ペンギン」と呼ばれた生物ってご存知でしょうか?
実は「オオウミガラス」と呼ばれるチドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種で、古くからウェールズやブルターニュの人々はこの鳥を"Pen-gwyn"と呼んでいました。
しかし、「オオウミガラス」は絶滅したため、その後、飛ぶことができない「南極ペンギンを」単に「ペンギン」と呼ぶようになったということです。
では、なぜ「オオウミガラス」は絶滅したのか?
「オオウミガラスは、肉や卵を食用にするため、または、羽毛や脂肪を採取するために、少なくとも8世紀頃から捕獲利用されていた。小氷期によって個体数減少があったとも考えられているが、その後の大規模な乱獲により、数百万羽いたとされるオオウミガラスはたちまちのうちに数を減らすことになった。オオウミガラスは人間に対する恐怖心がなく、逆に好奇心を持って自ら人間に近寄ってきたといわれる。また、1年に1個しか産卵せず繁殖力が低かったことも、減少した個体数の回復が望めず、絶滅に繋がったと考えられている。
1534年、フランスの探検家ジャック・カルティエの隊がニューファンドランド島に上陸し、1日で1000羽以上のオオウミガラスを殺した。この話がヨーロッパ中に広がって、ニューファンドランド島のみならず各地の海岸で無秩序にオオウミガラスが狩られ、卵が持ち去られることとなった。1750年頃には北大西洋各地にわずかな繁殖地が残るだけとなったが、それでも乱獲が続いた。
1820年頃、遂にオオウミガラスの繁殖地はアイスランド沖のウミガラス岩礁(Geirfuglasker)だけになった。この島は周囲を崖で囲まれていたため人が近づくことができず、繁殖地はかろうじて捕獲の手から守られていた。しかし、1830年に海底火山の噴火にともなう地震により、岩礁は海に沈んだ。この災害から生き残った50羽ほどが、近くのエルデイ(Eldey)という岩礁に移り住んだ。
最後の繁殖地が天災により失われたことによりオオウミガラスはこの時点で既に絶滅寸前であったが、そのため却って希少価値がつき、標本は収集家や博物館に高値で買われるようになり、一攫千金を狙った者たちによって残ったオオウミガラスも次々と狩られていった。1844年7月3日、エルデイで最後に確認されたオオウミガラスの生体は抱卵中のつがいだったが、発見と同時に発見者に1羽は棍棒で殴り殺され、もう1羽は絞め殺された。残された卵は殻が割れてしまっていたという。」
オオウミガラス-wikipedia(2017/07/20)
私は、この話が、そのまま人類の最後の様子になるんじゃないかと思わずにいられないんですよね。少なくとも人類存続が善という気は起きないなぁ。。
毎年4月25日あたりに南極にあるの基地にアデリーペンギンが姿を見せ、研究者たちがそれを祝ったことがきっかけのようです。なんだか楽しそうですね
ところで、最初に「ペンギン」と呼ばれた生物ってご存知でしょうか?
実は「オオウミガラス」と呼ばれるチドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種で、古くからウェールズやブルターニュの人々はこの鳥を"Pen-gwyn"と呼んでいました。
しかし、「オオウミガラス」は絶滅したため、その後、飛ぶことができない「南極ペンギンを」単に「ペンギン」と呼ぶようになったということです。
では、なぜ「オオウミガラス」は絶滅したのか?
「オオウミガラスは、肉や卵を食用にするため、または、羽毛や脂肪を採取するために、少なくとも8世紀頃から捕獲利用されていた。小氷期によって個体数減少があったとも考えられているが、その後の大規模な乱獲により、数百万羽いたとされるオオウミガラスはたちまちのうちに数を減らすことになった。オオウミガラスは人間に対する恐怖心がなく、逆に好奇心を持って自ら人間に近寄ってきたといわれる。また、1年に1個しか産卵せず繁殖力が低かったことも、減少した個体数の回復が望めず、絶滅に繋がったと考えられている。
1534年、フランスの探検家ジャック・カルティエの隊がニューファンドランド島に上陸し、1日で1000羽以上のオオウミガラスを殺した。この話がヨーロッパ中に広がって、ニューファンドランド島のみならず各地の海岸で無秩序にオオウミガラスが狩られ、卵が持ち去られることとなった。1750年頃には北大西洋各地にわずかな繁殖地が残るだけとなったが、それでも乱獲が続いた。
1820年頃、遂にオオウミガラスの繁殖地はアイスランド沖のウミガラス岩礁(Geirfuglasker)だけになった。この島は周囲を崖で囲まれていたため人が近づくことができず、繁殖地はかろうじて捕獲の手から守られていた。しかし、1830年に海底火山の噴火にともなう地震により、岩礁は海に沈んだ。この災害から生き残った50羽ほどが、近くのエルデイ(Eldey)という岩礁に移り住んだ。
最後の繁殖地が天災により失われたことによりオオウミガラスはこの時点で既に絶滅寸前であったが、そのため却って希少価値がつき、標本は収集家や博物館に高値で買われるようになり、一攫千金を狙った者たちによって残ったオオウミガラスも次々と狩られていった。1844年7月3日、エルデイで最後に確認されたオオウミガラスの生体は抱卵中のつがいだったが、発見と同時に発見者に1羽は棍棒で殴り殺され、もう1羽は絞め殺された。残された卵は殻が割れてしまっていたという。」
オオウミガラス-wikipedia(2017/07/20)
私は、この話が、そのまま人類の最後の様子になるんじゃないかと思わずにいられないんですよね。少なくとも人類存続が善という気は起きないなぁ。。