リエ☆日誌

よく学び、よく働き、よく遊ぶ。

海外旅行記がたまってきたので、まとめ。

・2015年5月13日〜22日 バスク(スペイン・フランス)
・2014年9月10日〜17日 フランス・スペイン
・2011年12月28日〜2012年1月7日 スペイン・モロッコ
・2008年3月8日〜15日 フランス

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ここ数年でいろんな所へ行ったけど、総合的に一番よかった旅先ってどこだろう?と考えてみた結果、バルセロナのような気がしています。
バルセロナの旅行記、まだ書いてないけど。笑

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2015年5月17日。いよいよ、リーガエスパニョーラ観戦。
市街地ですでにこんな風にフラッグが掲げられる風景を見て、期待が高まる。
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前日と同様に、バスでエスタディオ・アノエタへ。

バスを降りると、すでにスタジアム周辺は観客でいっぱいだった。
バスの混雑はそれほどでもなかったから、みんな歩いて来ているのだろうか。
交差点を挟んでスタジアムの向かいに立つバルは、サポーターらしき人々で溢れている。

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こちらは鉄道のアノエタ駅。大混雑という感じではない。

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場外では例によってオフィシャルなのかどうかわからない怪しい売店でグッズを売っている。

それにしても驚いたのは、スタジアムの周囲のほのぼのとした雰囲気。
小さな娘の手を引いたお父さん、お母さんと小学生くらいの息子、13歳くらいの女の子ばかりのグループ・・・
ゲートの近くではおじさんたちが集まり、すでに赤くなった顔を合わせて話し込んでいる。
昨日まで「危ないんじゃないか」と危惧していた自分は何だったんだろうと思うほど、ピースフルなスタジアムだ。

この日のカードは、レアル・ソシエダ対グラナダ
アウェイのグラナダは残留争いの最中だ。

スタジアムの中はこんな感じ。
なんと、陸上トラックがある。規模といい、日産スタジアムと瑞穂を足して2で割ったような感じ。
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エスタディオ・アノエタの開場は1993年。収容人数は32,076人。
何度見ても瑞穂より古いようにしか感じられないのは、日本人が施設をきれいに使っているからなんだろうか。

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ちなみに席はメインスタンドのグラナダ側。前売りで30ユーロ。
昨日、窓口でおじさんに「ソシエダ側」と言ったつもりだったんだけど・・・まぁいいか。

ビジョンは小さくて得点しか表示されなくて、
メインスタンドなのに椅子は固いし狭いし、当然、カップホルダーもない、
演出はぜんぜんかっこよくない、っていうか演出する気がなさそう、という、なんとも牧歌的なスタジアム。
隣には17歳くらいの女子4人組が座っていて、ずーっとヒマワリの種を食べながらキャーキャー喋っていた。
洋の東西は変わっても、ギャルのテンションは変わらない。

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ロッカールームが地下にあるのか、入場口が地面に埋まっている珍しい造り。

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売店で買ったビールとチュロス。ビールは例によってノンアル。

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ちなみに売店はこんな感じ。

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レアルサポーターのエリア。

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エスコートキッズと一緒に入場。

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試合は、こう言ったらアレですがめっちゃつまらない、典型的な「どっちでもいいから点取って」という展開で進行。
73分、アウェイのグラナダがレアルの守備の隙をついて先制。
その後、再び緩い守備をかわしてループシュートで2点目。
そして終了間際、ハーフウェイライン付近からの超ロングシュートで3点目。これにはホームのサポーターを含めてスタジアム中がスタンディングオベーションに近い拍手。
純粋な賛意なのか皮肉なのは分かりかねるけど、前者のような気がする。

ロングシュートはすごかったけど、これはJリーグの方が面白いんじゃないか・・・
そんな中でも、「全身を使ってプレーする」「自分の近くに来たボールは何としても止めようとする」「まずゴールに向かって蹴ろうとする」というあたりには”欧州サッカー”らしさが感じられましたが、いかんせん上手くない・・・。
特にホームのソシエダは、全くいいところなしの90分。
逆にグラナダは降格圏を抜け出し、最終的に残留を決める。もしストライキで試合が開催されていなかったら、降格決定だったんですよね。よかったね。

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試合後。バイクに二人乗りして帰っていくカップルが多かったのが印象的。

スペインの地方の、縁もゆかりもない地で開催されている試合を日本人の女子が1人で観戦してみて思ったのは
「ヨーロッパのサッカーはレベルが高い」
「ヨーロッパのスタジアムはサッカー専用。日本のスタジアムにはトラックがあるからサッカー文化が育たない」
「ヨーロッパのスタジアムは危険。それに比べて日本のスタジアムは安全で家族連れが多くて素晴らしい」
といった日本で流布しているイメージは、嘘、とまではいわなくても、すべてのチームに当てはまるわけじゃない、ということ。

100年以上続く、レアル・マドリードよりも先に「レアル」の称号を得た歴史あるリーガ・エスパニョーラのチームだってしょーもない試合はするし、ホームスタジアムは陸上兼用。
それでも試合の日には老若男女がスタジアムに集まり、思い思いのスタイルで、勝っても負けても自分の街のチームを応援している。
結局クラブのあり方なんて千差万別で、「ここで何をやるか、どうやるか」に尽きるのだ。

あ、でも、スタジアムグルメはやっぱり日本が素晴らしいです。

市街に戻り、再びバル!
日本人が経営していると聞いたKenji Sushi Barへ。
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大好きなイクラも、
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マグロや味噌汁も、日本で食べるのと遜色ないおいしさ。
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一番搾りや日本酒も揃っている。
カリフォルニアロールもありました。食べなかったけど。

店内はほぼ満席で、健司さんは忙しそうでほとんど話せなかったけど、世界一の美食の街と言われるサンセバスチャンのバル激戦区で日本人の経営する寿司屋が流行っているのは、嬉しいです。

オマケ。
この数日後に行く、マンチェスターのエティハド・スタジアムを本拠にするマンチェスター・シティとの比較。
アノエタ&エティハド

2015年5月17日。今日は、サンセバスチャンを起点に動きます。

宿のある市街で、何やら自転車のレースがあったよう。
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ここ、昨日は音楽イベントをやっていたんだけど一晩で様変わりしてました。
マドリードで年越しした時にも思ったけど、スペインの皆さんの設営・撤収能力、ホントすごい。笑

市街からバスで、長距離バスの発着するバスターミナルへ。昨日ビルバオからのバスが到着したのと同じターミナル。
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今日はゲタリアへ向かいます。

車窓から、サンセバスチャンの海岸を眺める。
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ゲタリアに来たのは、CREA TRAVELLERのバスク特集に、「あなたが魚好きなら、ゲタリアに行かなくてはならない」とあったから。
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どんな魚料理が食べられるかワクワクしながらバスを降りるとこんな景色。

バスの通る道路から海に向かって市街地(?)があり、お店が並んでいる。
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広くない街なので、少し歩くと、すぐ海が見える。
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この像は、ファン・セバスチャン・エルカノでしょうか。
マゼランの大公開に参加し、マゼランの死後指揮を執って世界一周を果たした、ゲタリア生まれの英雄。

ざっくりと地理がわかったら、とりあえずバルで1杯。
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ワインのように見えるのは、バスクのお酒、チャコリ。
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こちらはPOLITENAというバルでした。
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腹ごしらえを済ませて向かうのは、魚とともにゲタリアの目的だったバレンシアガ美術館(The Balenciaga Museum/CRISTÓBAL BALENCIAGA MUSEOA)。
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ゲタリアはデザイナーのクリストバル・ バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)の出身地なのです。
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内装も美しい・・・!
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作品は写真撮影禁止でしたが、きれいなドレスがたくさん見られて幸せでした。
デザインもパターンも着る人にぴったり合うように作られた昔の洋服(和服もだけど)って、本当に美しい。
この美術館、空いていたけど私にはグッゲンハイム美術館より面白かった。
しかもこの日は「National Museum Day」だそうで、なんと入館料が無料。

美術館を出て、また、バルで1杯。
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名前、忘れちゃった・・・メモも残してないということは、POLITENAの方が美味しかったんだと思う。笑

で、楽しみにしていた魚は・・・
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こういうのを、露店っぽく食べられるのかと思ったら、焼いているのはレストランで、食べられるのは店内だと。
ちょっとつまむという感じではなかった上に、値段も高かった(タコが20ユーロとか!)。
さんざん迷ったけど、食べきれない感じがしたのでやめました。

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Salanortで購入したサングリア。水玉のボトルがかわいい。

サンセバスチャンに戻ると、朝は降っていた小雨も止み、いい天気。
今日はゲームデーなので、バルが立ち並ぶ市街にもレアル・ソシエダのフラッグが出ている。
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朝イチから、ユニフォームを着て歩いている人も見かけました。

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お菓子のディスプレイがかわいい。

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つい買ってしまったアイスを持って、天気もいいし時間もあるのでモンテ・ウルグルに登ることに。

モンテ・ウルグルは徒歩で登れて、コンチャ湾が一望できる。
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晴れてよかったなぁ。

オマケ。
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博物館が近くにあるからか、サンセバスチャンの街中にはこんなアートも見られました。
この後いよいよ、リーガ・エスパニョーラを見にスタジアムに向かいます。



ゲタリアへ行くきっかけになったCREA TRAVELLER。写真がキレイです。

2015年5月16日。午後は、ビルバオを後にしてサンセバスチャンへ移動。

ビルバオのバスターミナルで15時発サンセバスチャン行きのチケットを買う。
ちなみに、サンセバスチャンはスペイン語では「SAN SEBASTIAN」だけどバスク語では「DONOSTIA(ドノスティア)」といい、バスクの中では「ドノスティア」の方が通用する。
でも、ビルバオ(BILBAO)はビルバオだったりする。(バスク語では「BILBO」)。ややこしい。

チケットには1番乗り場と書かれていたが、実際にバスが来たのは4番乗り場。まあいいか・・・と思いながら乗車し、2時間ほどで、サンセバスチャンのバスターミナルに到着。
そこから市内を走るバスに乗り、バルが立ち並ぶ中心地のなかにある宿、Pension Goikoへ。
トリップアドバイザー
ここの宿は入口の入り方が難しいのと(ナンバーを入れると鍵が開くのでドアを押して入る形式なのだけど、押せるタイミングがわからないのとドアが結構重くて難しい)、フロントのお兄さんが英語が得意でない私に冷たかったので、次に行くなら別の宿にすると思います。

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部屋は快適。
長期滞在の若者が多そうな感じだった。

荷物を置いたら、まずは「エスタディオ・アノエタ」へ。
翌日開催されるリーガ・エスパニョーラのレアル・ソシエダvsグラナダを観戦するつもりだったので、夜歩いても危なくないか下見をしておくのと、チケット購入を兼ねて一度足を運んでおくことにした。
ちなみに、市内のバスは定額で、1乗車1.65ユーロ。

エスタディオ・アノエタは、バス停とバスク鉄道アノエタ駅からすぐ。
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古いです。が、「レアル・ソシエダのスタジアム」「バスクのスタジアム」という感じ満載。
3つのエンブレムは左から、サンセバスチャン、レアル・ソシエダ、キプスコア県、です。


スタジアムにはミュージアムが併設されていたので、入ってみることに。料金は4ユーロ。
定年退職後のボランティア?という風情のおじさんがチケットを渡してくれます。ほのぼのー

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レアル・ソシエダの起源となるチームは1903年に活動を開始。1910年に「レアル」の称号が授与された。
レアル・マドリードが「レアル」の称号を得たのは1920年なので、「レアル」としての由緒はソシエダの方が古いことになる。「自分たちこそが”レアル”」という誇りはひしひしと伝わってきた。

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スタンド下のデッドスペースに、ミュージアムを手作りしました!という感じ

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昔の用具とか。

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1929-30シーズンのキプスコア県カップチャンピオンがすごいのかどうかはよくわからないけど、このカップが2015年のここに飾ってあるということはすごい。

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もはやこれらのグッズが貴重なものなのかどうかもわからない。

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全体的に手作り感、あるものを並べました感が満載だけど、楽しめました。
こんな規模でもぜんぜんありだと思うので、日本のクラブもどんどんミュージアム作ればいいんじゃないかと。
狭い中にいろんなものを並べてるからゴチャゴチャしているけど、伝えたいことが「歴史」と「地域」に絞られているので(クラブのアイデンティティ自体がそうなので、ミュージアムの展示について歴史と地域をことさら意識して作ったわけではないと思うけど)、印象に残る展示でした。

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ここでチケットを購入。

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オフィシャルショップでグッズも購入。

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クラブのオフィス、キプスコア県サッカー協会のオフィスが併設されている。

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地域のカルチャーセンターも併設。


市街に戻り、サンセバスチャン名物、バル巡りへ。
これのためにバスクに来たと言っても過言ではないのです。

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広場では何やら音楽イベントが開催されていた。

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まずは有名なGAMBARA

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ドリンクもピンチョスも、1品2〜2.5ユーロ。さすがの安定感、という感じのおいしさ。

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バスクのお酒、チャコリも飲んでみたけど、あまり好きな味じゃなかった。

賑わっていたので入ってみたBAZTAN
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ドリンク、ピンチョスとも3ユーロ。ここは大当たり。

ウルメア川の夜景。
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大満足のサンセバスチャン1日目でした。
そして肝心のスタジアムの下見、結論としては「全然危なくない」。
アノエタ自体はちょっと郊外だけど22時くらいまでは明るいし、駅やバス停にも近いし、スタジアムのほのぼのした感じから大丈夫だろうということで観戦決行を決定!
むしろ、クラブの歴史や地域愛を知って、試合がますます楽しみになりました。


サンセバスチャンの情報源は、定番の地球の歩き方

2015年5月16日、ビルバオ最終日。
この日はVELTRAのバスク海岸の都市めぐり 半日観光ツアー<ビルバオ発>に参加。
ゲチョにある世界遺産のビスカヤ橋やベルメオの絶景など、公共交通機関では移動しにくい場所をまとめて巡れる、おいしいとこどりのツアーです。
現地ツアーは2名以上で申し込まないといけないものが多いですが、このツアーは1名から参加可能。

ビルバオに3日もいなくてもいいなとは思いながら、このツアーが土曜日しか催行されていなかったので、この日までビルバオ滞在に。
参加費は75ユーロ(2016年現在、79ユーロになっているよう)。宿泊場所を伝えておくと、近くの大きなホテルなどが集合場所に指定され、ピックアップしてくれます。

乗車してすぐ、サン・マメススタジアムの横を通るときににガイドと参加者がサッカーの話をしており、ガイドは「It's not a sports. It's a religion.」と言ってました。
この街に来て、ビルバオの人のサッカー熱というかアスレチック・クラブ愛には感心することしきりでしたが、地元の人から見ても、そんな感じみたい。

ビルバオを出発し、川沿いの工業地帯を走ります。
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ビルバオはかつて工業地帯として栄えたが、その弊害として製鉄による公害が発生。また、右岸(高所得者層)と左岸(労働者階級)の経済格差も問題となっていたとのこと。
(その地域課題解決策として都市再生プログラムが実施され、代表的なものがグッゲンハイム美術館。)

最初の目的地はゲチョ。世界遺産のビスカヤ橋で下車して観光。
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エッフェルの弟子でビルバオ出身の、アルベルト・パラシオの設計で作られた、世界初の吊り下げ型運搬橋。
大きすぎて、岸からではどう頑張っても全体が写真に収まりません。

今も現役の運搬橋として活躍しており、ガイドは「渡りたかったらゴンドラに乗って渡っていい」と言ってくれましたが、誰も渡ろうとしないので、渡りたいと言い出せなかった・・・。ツアーが始まったばかりなので、まだ遠慮気味です。笑

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移動中に見えたお城。3.5millionで買えると言われたけど、ホントかなー?


車はビスカヤ県に入り、ベルメオへ。
ここは何と言っても、海沿いの絶景です。
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いま写真で見ても美しいんだけど、実物は比べ物にならない絶景。誰かに見せてあげたくなります。
今回は行かなかったけど、赤い屋根の建物(教会)まで歩いていくことも可能。
ここはプロポーズの名所だそうで、ガイドさんもここでプロポーズしたそう。

ちなみにここ、「サン・ファン・デ・ガツェルガチェ」というところで、2014年の「スペインの最も美しい風景」に選ばれたらしい。(たぶん説明してくれていたんだけどよく聞こえなくて、後からCREA TRAVELLERを見て知った)


再び車に乗り、ベルメオの市街へ。
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いかにもヨーロッパの地方都市、という感じの、趣のある街です。
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ちょうどこの日はフィッシュマーケットが開催されており、自由行動の時間を取ってもらったので喜々として会場を回りました。
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木工で船を作るワークショップみたいなのも。
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創作ピンチョスのコンテスト?も開催されてた。
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おやつ。
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同じツアーの夫婦と情報交換しながら、お土産用のアンチョビなどを購入。


最後は、ピカソの絵で有名なゲルニカへ。
ゲルニカにはバスク自治州の議事堂があり、ガイドツアーで中を見ることができる。
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ステンドグラスや古い書物など、見どころたくさん。
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バスクの自治の象徴が、樫の木。ゲルニカの空爆の際にも、議事堂とともに残ったそう。
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いまは4代目だそうで、これは保存されている2代目。

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議事堂内のステンドグラスにも描かれている。

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バスク州と、バスク3県(アラバ県、ビスカヤ県、ギプスコア県)の旗。


その後車でビルバオに戻り、ピックアップしてもらった場所で解散。
このツアーは、ベルメオに行けただけでも十分モトが取れました。ゲルニカもよかったけど、やっぱり絶景とマーケット!
ちなみにガイドは英語。私は半分くらいしか分からなかったけど、十分楽しめました。
細かいところまで聞き取れていたらもっと面白かったとは思いますが。(ベルメオのくだりなど・・・)
日本人は私だけで、ヨーロッパ人夫婦や、オーストラリアからのおひとり様女性などが参加していました。


ゲチョ、ベルメオは地球の歩き方には載っていないので、事前情報収集はCREA TRAVELLERで。


この後サンセバスチャンに移動しますが、長くなったので別エントリで。
ビルバオでの遅めのランチは、バスの時間も気になったので、バスターミナルの近くのLAS CANITASでサクっとビールとトルティーヤ。
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学生っぽい若者でにぎわってました。

今さらながら、1月にリリースされたDeloitte Football Money League 2016を読んでみた。

Football Money Leagueは、監査法人Deloitteが、世界のフットボールクラブの収入をランク付け、分析しているレポートで、2016年版で19年目。
収入を
・Matchday(チケットや法人向けシートの収入)
・Broadcasting(放送権料。分配金も含む)
・Commercial(スポンサー収入、グッズ、スタジアムツアーなどの収入)
に分類し、収入合計上位20クラブについて、クラブ間の比較や経年比較を行っている。
ちなみに、収入の分類方法はJリーグの経営開示情報と異なるので、感覚的にちょっとややこしい。

2019の内容をものすごーく簡単にまとめると、ポイントは以下2点。
・放送権料がクラブ収入に及ぼす影響は大きい
・とはいえ、価値の源泉はマッチデーにあると多くのクラブが考えており、上位20クラブの半数以上がスタジアムの改修や移転を計画している
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(スタンド拡張工事中のエディハド・スタジアム。2015年5月撮影)

昨年までは、何が書かれていても「そんな銀河の話をされても」と斜め読みするだけだったのだが、この夏に日本のスポーツビジネスに起きたいくつかのニュースによって、Money Leagueが同じ地球上のことと思えるようになったので、今年はちょっと真面目に読んでみた。

そのニュースの一つはスポーツ中継のスマホ配信に関するもの。
Jリーグと英パフォームグループの放送権契約Bリーグとソフトバンクのインターネットでの独占放映権を含めたスポンサー契約など、テレビ放送権だけではあり得なかったであろう高額契約が実現している。
これまで、いくら「海外では放送権がスポーツビジネスのキーになっている」と言われても、有料放送の文化が浸透していない日本では同様の事業ポートフォリオを描くのは難しいと思っていた。日本に携帯課金の文化はあるので、派生ビジネスも含めて、今後は収入の柱になり得るだろう。

もう一つは、スタジアム、アリーナに関するもの。
スポーツ庁と経済産業省が設置したスポーツ未来開拓会議が6月にとりまとめた中間報告 において、「スタジアム・アリーナをコストセンターからプロフィットセンターへ」と謳われている。
多くのスタジアム(というか競技場)、アリーナ(というか体育館)は自治体の施設なのでなかなか大きな変化は起きにくかったけれど、中央政府から号令がかかった以上は動きやすくなるだろう。


そんなことを考えながら読んで、日本のベンチマークとして興味深かったのはパリ・サンジェルマンと、バイエルン・ミュンヘンなどドイツのクラブ。

パリ・サンジェルマンは全体の4位で、フランスのクラブでは唯一20位以内にランクインしている。ただ、Commercial収入だけで見るとレアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドを上回り1位。ナイキ、エミレーツ、アメリカンエキスプレスなどとの契約が寄与しているようだ。
ドイツからランクインしているのは、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、シャルケ04の3クラブ。Commercial収入の割合はバイエルン・ミュンヘンが59%、ボルシア・ドルトムントが52%、シャルケ04が49%と、いずれも他国のクラブと比較して高い(ドイツクラブの他に50%を越えているのは、パリ・サンジェルマン62%、マンチェスター・ユナイテッドの51%のみ)。ドイツのクラブは中国を中心としたアジアでのスポンサーシップやツアーに力を入れている。

詳細なスポンサーの内訳がわからないのでここからは推測だけど、フランスやドイツのクラブが、おそらくスポンサー収入が多くを占めるCommercial収入を伸ばせるのは、まず自国の経済規模が影響していると思う(スペインだと、きっとこうはいかない)。
さらに、自国内にグローバルな知名度があるクラブが少ないことにより、海外で認知度を上げたい自国企業や、フランスやドイツのマーケットを拡大したい海外の企業がスポンサードを考えるときに、競合するクラブが少ないのだろう(イングランドだと、スポンサーは多くの選択肢からクラブを選べる)。

ちなみに2015年の名目GDPは、フランスが世界6位、ドイツは4位。そして日本は3位だ。
放送権とスタジアムの両面で追い風が吹きそうな今、パリ・サンジェルマンのように国内で抜きんでたクラブが日本に出てきたら、Money Leagueにも参戦できるようになるかもしれない。

もう2か月も前の話になりますが、やってきました、チョコレート戦線本番。
チョコレートクルーズも情報戦の時代、ということに昨年あたりに気づいたので、今年は事前に百貨店のダイレクトメールやwebをチェックし、銀座三越と新宿伊勢丹にターゲットを定めて乗り込むことにしました。

その前に、たまたま立ち寄った池袋の西武百貨店で。
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Payard(パイヤール)のスターウォーズチョコレートを購入。
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こういう”今ならでは”の限定モノには弱いのです。

2月7日、いよいよ銀座三越へ。
・・・の前に、まず森岡書店銀座店へ。
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期間限定で1冊の本だけを売るこの書店、この時期はバレンタインに合わせて、料理教室un Pur...を主宰する飯塚有紀子さんの『やさしいチョコレートのお菓子』が置かれていたのです。

本だけでなく、飯塚さんの作ったお菓子も販売されていたので、ホワイトチョコレートブラウニーを購入。
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パッケージもかわいい。

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ホワイトチョコレートのブラウニーって、新鮮。
しっとりしていて美味しかったです。

そして、銀座三越。
何はともあれ、7階のスウィーツコレクションへ。
三越でのいちばんの目当てはロイスダールの魚河岸ショコラだったのですが、すでに影も形もなく・・・。
予想はしていたので、気を取り直して会場をぐるぐる。

試食して美味しかったのは、この2つ。
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PEYRANO(ペイラーノ)のジャンドゥイオッティは、世界で初めて銀紙に包まれたチョコレートらしい。
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美味しかった・・・!

Guido Gobino(グイド・ゴビーノ)
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クレミーノ・アル・サーレの、甘さの後に来る塩味が癖になります。

が、この2つは男性向けって感じでもないし、自分は試食でもう食べたので、購入は保留。


以前食べたウェイファーが美味しかったPRESTAT(プレスタ)は、ベトナムの陶器にチョコレートを入れたロイヤルボタニカルガーデンも気になったけど、陶器は結局使わなさそうなので、シーソルトキャラメルトリュフを購入することに。
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自分用です。毎日2粒くらいずつ食べました。
チョコレート自体の味も美味しく、塩味もしっかり効いていて、しかも甘ったるくなく。いくつでも手が伸びそうな味。幸せでした。

1階に移動し、彩花の宝石へ。
この時期限定のときめきはんなりショコラを買おうかどうか散々迷ったけど、これも自分用にしかならないので保留。

狙っていたカフェ・オウザンのクロワッサンラスク。
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パッケージかわいい。
せっかくなので、いちばん盛ってるのにしてみました。
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見た目勝負かも?とも思いましたが美味しかったです。
女友達へのちょっとしたプレゼントとかに、使えそう。

そして、こちらもダイレクトメールを見て気になっていた白金堂
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定番の兎ケーキと、季節限定のチョコレート味です。
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ケーキもちゃんとうさぎ。かわいい。
味は、まあ普通でしたが(私が賞味期限ギリギリに食べたのがよくなかったかもしれない)、かわいいのでプレゼントにぴったりです。

父へのプレゼントは、なんだかんだでやっぱり美味しいゴディバのクッキーアソートメントにすることに。これも、チョコレートなのにいくらでも食べられる味なのです。
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会計とラッピングを待っている間、なんとこの「ショコラ」を1粒いただけました。
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撮影NGとのことだったので、パンフレットを撮影。

欲しかったものはだいたい変えたし、ゴディバをもらえちゃったし、大満足の三越銀座店でした。

次は遂に本丸、伊勢丹新宿店・・・なのですが、2月11日に行ったところ、6階の特設会場は人が多すぎてほとんどカウンターに近寄れず、試食もできなかったので割愛。
来年こそは忘れずにサロン・デュ・ショコラに行きたいなぁ。


そして今年は、飯塚有紀子さんのブラウニーに刺激を受けて、久しぶりに自分でも作ってみました。
久しぶりも久しぶり、18年ぶりくらいです。
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ちょっとクルミをローストしすぎた。。。
焼き型はいただきもののクッキーの缶。ピッタリサイズでした。

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焦げたクルミ部分をカットして、ラッピングするとちゃんと見える。

もしかしたら、買うより作る方が楽しいかも・・・!?
というのが新たな発見だった2016年でした。

この時期、やっぱりコレですよね。
ブログに書くのは5年ぶりですが、毎年行ってます。チョコレート売り場。
2009年の時点で「もう毎年変わらないんだもん。」って書いてるけど、飽きないですねぇ。

2000年代前半にピエールマルコリーニやBABBIと初めて出会った頃のような衝撃はそうそうないし、結構疲れるんだけど、どうして行くんでしょうねぇ、毎年。
今年もまたきっと行くんですが、その前にこの5年ほどをサマっておこうと思います。
あ、ちなみに1月末に開催されていたサロン・デュ・ショコラは例年通り、今年も気づいたら終わっていました。

ここ数年は、だいたい伊勢丹新宿店をメインに、あと1-2つデパートやファッションビルを回る感じなんですが、2015年はパレドオールに行ってみました。

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マールショコラ。蜂蜜で作ったチョコレートです。

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宮城の酒蔵利き酒ショコラ。けっこう、銘柄によって味が違って、食べ比べるのも面白い。

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めっちゃ並んでた。入店までに30分くらい並んで、会計は番号札制で、って感じでした。
バレンタインの時期には、もう行かないだろうなぁ。


ここ数年で出会ったおいしいチョコレートたち。

CACAO SAMPAKA(カカオサンパカ)
これはバレンタインじゃなくて、スペインに行ったときのお土産。スペイン王室御用達のチョコラテリア。日本にもお店ありますよね。

スペインのお店には「ガウディ」とか、季節のテーマのボンボンチョコレートのセットや、直径3センチくらいの薄い板チョコがいっぱい入っているの(何種類かあったけど、カカオの分量が違うのかな?)があって、美味しくてパッケージもスタイリュッシュでいい感じだったんだけど、どっちも日本には売ってないっぽい。

PRESTAT(プレスタ)
伊勢丹でウェイファーのオレンジ&カルダモンチャイを買ってみたら、めっちゃ美味しかったです。
他のフレーバーも、シャンパントリュフも食べてみたい。
もうちょっと少量のパッケージだったらなぁ。

って、ピカデリーサーカスから歩いて5分のところに本店があったんですね。
行けばよかった・・・!

Yves Thuries(イブ・チュリス)
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これも、フランスに行ったときに買ったもの。左の2つ、ボトルと袋に入っているのがYves Thuriesです。
バレンタインの時期には日本でも買えるみたいです。が、そんな有名な店とは知らずに、ボルドーを散歩しているときに地元のお店かなぁと思ってふらっと入って、レーズンチョコを買いました。
レーズンが美味しかったです。深い味わいというか。お酒臭くないし味が濃いわけでもないんだけど、なんか、ブドウを分かってる国の人が作ったって感じ!?
ジャポンのサイトもあるんですね

MAZET(マゼ)
ローストしたアーモンドをカラメルでコーティングした「プラズリン(Praslines)」。
もはやチョコレートじゃないんだけど。伊勢丹で試食させてもらったら感動的に美味しくて、思わず買いました。
缶もかわいい。

MAZETはオンラインでも買えるみたい。


こうして並べてみて気づいたけど、私、ボンボンショコラがあんまり好きじゃないんだろうな。
そんなこんなで、ショコラ・フランス屋を越えるコスパの良さには出会えない、とか、結局メリーチョコレートが一番おいしい気がする、とか、Puyrichrdはまだどこも扱わないのかなぁ、言いながら、今年も戦場に乗り込んで来ようと思います。

ビルバオでやりたかったことを、思いがけず1日でコンプリートしてしまったので、この日はフランスとの国境まで足をのばしてみることにした。

ビルバオのバスターミナルから、フランスのアンダイエ(Hendaye)へ。アンダイエはフランス語読みで、スペイン語だとエンダヤ(バスク語でHENDAYA、スペイン語でHENDAIA)。ややこしい。。。
アンダイエに行く途中、バスで国境を越えます。パスポートコントロールもないので感慨はないけど、バスを降りるとそこはフランス!

アンダイエに来た目的は、船で国境を越えること。
アンダイエから、対岸にあるスペインのオンダリビア(Hondarribia)へ、小舟で渡れるのです。
ちなみにフランス側でのオンダリビアの表記はFontarrabie。ややこしいことこの上ない。。。

フランスに行くとなれば、何はともあれチェックするのはふらつー
Hendayeの港からスペインの Hondarribia オンダリビアへは、この渡し舟で数分。とても近い。対岸に見えるくらい。しかしHendayeの港から駅までは、きれいに舗装された遊歩道を海岸を見ながら1時間くらい歩くことになる。バスあり。」とのことだったので、長距離バスの到着するアンダイヘの駅から港へは、バスに乗るかタクシーで向かおうと思っていた。

アンダイエの駅前にバスが到着。
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駅前にはちょっとしたカフェがある程度。幹線道路沿いという感じで、お店がたくさんあるわけではなさそう。

近くを歩いてバス停を探すが、港行きらしいバスはない。
タクシーも、まったく通らない。
ウロウロしていたら警官に声をかけられて、パスポートをチェックされた。
そうか、ここは国境付近だった。

時間もあるので、港まで歩くことにした。

遊歩道を歩く。
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時には海岸を歩く。
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洋館を観ながら歩く。
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ランニング中の人たちとすれ違いながら歩く。
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この遊歩道は、サイクリングのコースにもなっている。
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ちなみにこの日は天気が悪く、風は強いし、時には小雨もパラつくし、私はヨーロッパまで来て何をやってるんだろう・・・とかなり凹みました。
でも戻るのにも時間がかかるし、アンダイエ駅ですることもないので、前進あるのみ。

港が近づいてきた。「SUZUKI」の幟が見える。こんなタクシーも通らない遠い地で、日本の企業頑張ってるなぁ。
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これこれ、渡し船。
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遊覧船みたいなのもありました。
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渡し船の乗り場。ここまで、遠かった・・・!
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10:45の便に乗ろうと待っていると、まさに出発の時刻になろうとする頃、
「強風のため欠航」という衝撃のお知らせが!!!!!

私の2時間、いや、ビルバオからの4時間は何だったんだろう。。。

これが、乗るはずだったボート。
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とてもじゃないけどこれ以上歩く気にはなれないし駅には戻りたくないので、近くにあった案内所でタクシーを呼んでもらうことにした。
フランスではいつものことだけで「10分で来るから」と言われて待つこと約30分。おなかすいた・・・。
ちなみに、オンダリビアまでタクシーで24€。舟だったら1.8€だったのに・・・!

オンダリビアに到着。
こぢんまりとした町で、ビルバオやアンダイエと比べて圧倒的に町並みがかわいらしい。
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まずは多くのピンチョスコンクールで賞を取っているという名店、Gran Solへ。
トリップアドバイザー
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見た目にも美しいピンチョス。
これにありつけて、バスクに来た甲斐があるというものです。
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受賞歴の数々。
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ビールとピンチョスで少し気分も持ち直し、町の中を散策。

こちらも噂に名高い、La Hermandad de Pescadores
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残念ながらまだ営業時間外だったので、世界一美味しいともいわれる魚のスープにはありつけず。

スペイン側の渡し船の乗り場。
フランス側と比べて、やる気がない感じがスペインっぽい。笑
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サイクリングコース、ここまで続いています。
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このお菓子屋さんで、ガトー・バスクを購入。
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町の中心部を通り抜け、旧市街へ。
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丘の頂上にあるカルロス5世城は、現在はパラドールになっている。
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中にはカフェもあって、Cafe con lecheは1.9€。ちょっとした王様気分を味わえる。
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パラドールの近くからは海が望めます。
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旧市街は坂道。ヨーロッパらしい古い町並みがきれい。
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坂を下り、路線バスでイルン(Irun)へ向かう。別の町だけど市内料金で行けます。

イルンにはエスパドリーユのcalzanorの工房があるので、寄ってみようとGoogleマップを手に歩くけど、結局見つからず。
今日2回目の、何やってるんだろう。。。
ごみばこ。バスクっぽい色でちょっとかわいいですよね。
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そして市内のお店も、シエスタで開いてない。

バスク鉄道のイルン駅。
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ビルバオに戻るべく、ここからひとまず、アマラ(Amara)へ。
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ちなみにアマラ=サンセバスチャン(スペイン語)=ドノスティア(バスク語)。でもアマラの手前には「アノエタ」という駅もあって、そこもサンセバスチャンの中にある。ややこしい。阪急電車の「河原町」「烏丸」みたいなものですね。
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アマラで乗り換えて、「アチェーリ」ことビルバオへ。
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バスク鉄道はスペインバスクの主要な町をおさえていて便利なんだけど、時間がかかるので、都市間だけを移動するのであれば、長距離バスの方が早いです。
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今回はサンマメスに宿を取っていたのであまり足を運ばなかった、ビルバオの市街。
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トホホなことも多かったスペイン2日目ですが、オンダリビアは雰囲気もよく、食事も美味しくて大好きな町になりました。


オンダリビアのような小さな町は、地球の歩き方などのガイドブックには載っていません。
ちょうど、今年発売されたCREA Travellerの特集がスペインだったので、スペイン・バスクの情報は主にこちらを参考にしました。

一部友人の間で「食べ物が美味しい」「一度行ってみるべき」と噂に名高いバスクに行ってみました。

飛行機はエールフランスで。
前回ストライキによる欠航やらロスバケやらに遭ったのに、それでもエールフランスを使うのは、好きだからというのもあるけど、行きたい場所に周遊で行けるのがエールフランスだけだったからです。どっちにしろフランス、南欧が好きってことなんだけど。

出発は羽田から。
意外にも(!?)羽田空港を使うのは、生まれて初めて。
夜の便だったので、離陸直後に窓から見えた東京の夜景はとても綺麗でした。写真では再現できない・・・!
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パリで乗換え、最初の目的地・ビルバオへ。
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ビルバオに着くと案内表示にはバスク語が現れる。まったく読めない。。。
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ビルバオの宿はここ。Hostal San Mames。(Booking.com
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中心部からは離れているけど、駅やバスターミナルにも近く、内部もきれいで、とてもいい宿だった。
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ペンションなんだけどフロントには常時スタッフがいて、英語も通じるし、重い荷物を運ぶのも手伝ってくれます。
おじさんとおばさんと若い男の子が交代でいました。家族なのかな。
サン・マメス・スタジアムに近いので、サッカー観戦に行く人にはきっと最高の宿(あんまりいないとは思うけど)。

荷物を置いて、何はともあれサン・マメス・スタジアムへ。
街側からスタジアムへ向かう道。
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近代的な外観。
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グッズショップも充実。(店内は撮影禁止とのこと)
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プレス入口。
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「MAIN BOX」はVIPか高額のボックス席かな。
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一般のゲート。

チケット売り場。
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この日は、5月30日に開催される国王杯決勝・バスセロナ戦のチケットを求める人が続々と足を運んでいました。

スタジアムツアーは休止中。残念・・・。
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グッズショップからスタジアム内がちょこっとだけ見えたけど、すごくきれいで迫力のありそうなスタジアムだった。

スタジアムを後にして、とりあえず近くのバルで腹ごしらえ。
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スペインのバルは夜だけでなく、朝食も昼食も食べられる。

サン・マメスからトラムに乗って、ビルバオ観光のメイン、グッゲンハイム美術館へ。
ここは、1997年にオープンした、ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館の分館。個性的な建物。
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海外の美術館は、作品の撮影が可能だから好き。
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屋外には、六本木ヒルズにもある蜘蛛のオブジェも。
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この時期、館内ではNIKI DE SAINT PHALLEの企画展が開催されていた。
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岡本太郎や草間彌生の「この人、こういう風に作品を作らないと死ぬんだろうなー」という感じと比べると、何となく共感が薄いのは、私が日本人だからだろうか。

グッゲンハイムで一番見たかったのはこれ、パピー。
季節が悪かったのか、写真で見るような色とりどりの花はなく、緑一色だった。
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グッゲンハイム美術館は、あまりにも期待値が大きすぎたせいか、正直「え、これだけ?」感が。
企画展の準備中で一部の展示室が閉鎖されていたから、実際に見られるものも少なかったし。
外観の手の込みようのわりに、中は「白い箱」っぽかったのもイマイチだった。

美術館の脇を流れる川に架かっている橋に書いてあった絵。
オフィシャルなのか落書きなのか分からないけど、美術館の作品よりこっちの方が好き。
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近くの公園(美術館の一部?)にあったオブジェ。これも好き。
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川の向こうにはバスクらしい家並みが見える。
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グッゲンハイムが思った以上に短時間で済んだので、2日間で周る予定だった場所が1日で終わり、まだ時間がある。
地球の歩き方を見ていると、地図に「磯崎ゲート」の文字が。日本人建築家の磯崎新が設計した建物とのこと。日本からこんなに離れた地に日本人の建築があるなんて!と、行ってみた。
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ま、特に変わったということもない建築物なんですが。

ちょっと小腹も空いたので、市街の方へ向かい、ヨーロッパ通のIさんオススメのCAFE IRUNAへ。
老舗っぽい、趣のある店内。中はレストランとバルに分かれている。
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バルの方でピンチョスとビールを注文して、一休み。
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ビルバオの街は30日の国王杯に向けて相当盛り上がっているようで、フラッグやグッズを飾ったり思い思いのディスプレイをしている店舗がたくさんあった。
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これが一番お気に入り。
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帰りは、トラムではなくメトロに乗ってみた。
駅の通路では写真展が開催されていた。
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バスケの写真があるのが、スペインっぽい。

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