◆毎日カレー◆と★タイ料理★ by エスニカン

☆コリアンダー=パクチー☆今日はインド系&カレー明日はタイ料理..毎日スパイシー。どうにもならないこのカラダ...。                      

平日の午後1時すぎに神田紺屋町のカウンターカレー「インデラ」へ。階段を下ってみれば、「ほぼ満席」。「ハードにゆでたまごお願いします。ライスは『半ライス』で〜」とカウンター内のお母さんに注文を伝えた。運ばれてきたその場で「現金引き換え」。今回は「ハードカレー」(税込み750円)、「ゆでたまご」(同50円)の計800円也〜。
インデラ ハード
「インデラ」の辛口メニューである「ハード」。カレーソースのみを味わってみても、ホットな辛さではなく、大人味のスパイシーさが加わる感覚。きっとコショウなどのペッパー系での調節なので、食後の爽やかな余韻が〜。この日は季節外れの夏日で、そんな日にもぴったりだった。

すでに「薬味天国」の盛り付け後の画像になっているが、大ぶりの「らっきょう」「青しそ漬け」「ガリ(今や主役のタイ産)」「レンコン漬け」などを添えた。
インデラ
実は今回は「ほぼ満席」とあって、こちらの画像のような「薬味天国」まではいかなかったが、「こんにゃくの煮つけ」にはありつけたものの、「紅しょうが」と「ザーサイ」、オレンジがかった「酒悦の福神漬け」は別のカウンター席のお客さんの前に。さすがにそれだけを取りに行くわけにもいかず(らっきょうと青しそ漬けが手元にあるので、満足度は満たされている)、断念した(※画像は以前の訪問時のもの)。

平日のランチでJR・京成日暮里駅そばの台湾中華「京の華」に出かけてきた。正午前だが、台湾同胞の皆さんだろうか。複数のグループ客が入り、店内は日本人少なめの客層だった。注文したのはランチの「担々麺+魯肉飯(小)」セット(税込み1375円)。
京の華1
「思えば京の華で魯肉飯の小サイズは初めて〜」であることに気がついた。というのも、個人的に食べたかったのは、たっぷりサイズではなく、画像のような「台湾現地スタイルの小椀」だったので、なんだかいつも以上に美味しく楽しめた。
京の華3
手打ち麺がウリの「京の華」なので、先に「担々麺」といきたいところだが、「魯肉飯」が食べたくて我慢の限界で、先に食すことに。ほんのり五香粉で、八角の食欲をそそる香りが漂ってくる。台湾醤油の加減もちょうど良く、濃すぎない味付けでサクッと完食。

平日の仕事帰りに東京メトロ末広町駅近くの専門店「ジャンカレー末広町店」へ。曲線状のカウンター席には男性のひとり利用の方でびっしり。入口のテーブル席には外国人観光客のファミリー客が2組で、「日本式のカレー」を楽しんでいた。
ジャン2
券売機で購入したのが「スパイシーキーマカレー」(税込み950円)で、「大辛3倍」(同150円)、「ほうれん草」(同120円)を追加した。画像の通り「ご飯はちょっと多め(※通常で320グラム)なので「ご飯は半分でお願いします」のお願いも添えた。

私のような少なめ注文は少数派。基本は「ご飯大盛りで!」のフレーズで、結構耳にする。「ジャンカレーのおもてなし」にあやかり、「お腹いっぱい食べる」方が多いのだろう(※こちらは「ご飯半分」でも満腹です)。
ジャン1
写真が「スパイシーキーマカレー」。「玉ねぎ、にんじん、りんご、豚肉などを秘伝スパイスを加えて6時間煮込んだ」というカレーソースは、それこそ昭和の香りが漂ってくるような粘度たっぷりのスタイル。私には「大辛」調節しないとスプーンが進まないスタイルだが、この「大辛3倍」調節で、「時に、妙に食べたくなる懐かしい味わいのカレーライス」として舌に刻まれている。

平日のレイトランチで池袋北口の老舗タイ料理「プリック」へ。午後1時過ぎだったが、外行列が数組。雨が混じる日だったが、さすがの「3年連続ビブグルマン」の店の人気は不動だ。ランチメニューは現在20品。そこから酔っぱらい麺の異名がある「パッキーマオ」とハーブ和えの「ラープムー」をそれぞれ辛口でお願いした。
プリック1
こちらが、たぶん「プリック」では初めての注文となる「パッキーマオ」。ビーフン太麺「センヤイ」が使われており(※正式だと「センヤイ・パッキーマオ」)、エビ、イカ、豚肉、小松菜、ふくろ茸をメインに、香りのアクセントでガパオ(タイのホーリーバジル)も入っていた。

タイ現地では「酔っぱらいも、辛さで酔いがさめる〜」との意で「パッキーマオ」と呼ばれるが、「プリック」のひと皿も、とにかく味付けのバランスが良い。そしてオイリーさも抑えめなので、とても食べやすい。注文して大正解。
プリック2
そしてもう1品が豚肉のタイハーブ和え「ラープムー」。鶏肉も選べるが、旨みがしっかり楽しめる「豚肉」をチョイス。アカワケギ「ホムデーン」の揮発香(※紫たまねぎのアーリーレッドではこの香りが出ない)、炒ったもち米粉「カオクワ」のロースト香がタイハーブと混じり合い、いつもながらに美味い。ほんのり温かい仕上げも、タイ現地っぽくってありがたい。
(※「パッキーマオ」「ラープ」ともにサラダ、スープ、ライス付き。2つ頼んだので1つ分は遠慮した)

24年1月1日に紹介したのがJR東十条駅北口の二郎系ラーメンの新店「ミゾグチヤ」。ノボリの「ネパル麺」のフレーズに衝撃を受けたが、ヒエ(シコクビエ)を使った「ネパル麺」のおいしさも印象的だった。そんな「ミゾグチヤ」に再訪した。
ミゾ1
券売機で食券購入したのが「ネパル麺(小)」(税込み900円)と「アチャール」(同300円)、「ネギ」(同100円)。具にも「アチャール」(大根のムラコアチャール)が入るほか、もやしに厚切りチャーシューなど。スープもスパイシーでほど良い感じ。
ネパル
うっかり食べるのに夢中になり「ネパル麺」の画像を撮り忘れ、前回の訪問時のものを。ダークグレーの太麺で、ネパール料理店で供してくれるそばがきのような「ディド」と同じ色合い。食感は、嚙み応え充分で、このスープとの相性はいい。ニンニクを好みで加えてくれるが、もちろん「ニンニク入り」の方がより楽しめると感じた。

平日のランチで新宿・靖国通り沿いのタイ料理「ゲウチャイ新宿店」へ。入店すると、いつもよりタイ語が飛び交っている。オールタイ人のスタッフさんに加えて、花見シーズンに合わせたタイ人の観光客グループが複数食事中で、皆さん「日本で食べる母国の味」を楽しんでいた。
ゲウチャイ
久しぶりに靖国通りの景色が楽しめるカウンターのコーナー席に通され、注文した紅腐乳麺「イエンターフォー」のセットとともに1枚撮影。店外の喧騒とは別世界の店内で、美味しい料理にもプラスアルファなロケーションだ。セットには「ミニサイズのグリーンカレー」「鶏肉系のヤム(和え物サラダ)」「コロモ付のサツマイモ」「タピオカココナッツミルクのサークーガティ」「アイスコーヒーのカフェ・イェン」付でボリューム感満載だ。
イエンターフォー
そして主役の紅腐乳麺「イエンターフォー」。ビーフンは太麺の「センヤイ」でお願いした。ショッキングピンク色のスープは、絶妙な酸味。ここに調味料セット「クルワンプルーン」に常備されているトウガラシ濃いめの蒸留酢「ナムソム・プリック・ボッ」を中央部に3さじ足してみる。酸味+辛みが1ランク上がった。

また、なにより具だくさん。センターにムーデーン(焼き豚)、青菜はパックブーン(空芯菜)、白いのはヘッ・フーヌー・カーオ(白キクラゲ)、ボール型のルークチン(魚のすり身揚げ)、厚揚げ、ルークチン・ケ(揚げ豆腐のすり身包み)、トゥア・ゴーク(もやし)、キヤオ・トード(揚げワンタン)、ネギ、大根など。全体のバランスも上々で、「タイ人が恋しくなるソウルフード」でも上位に挙がる「イエンターフォー」を満喫した。

週初めから大阪出張に出かけたが、ランチで大阪駅前第4ビルのタイ料理「スワンナプームタイ大阪店」へ。久しぶりになるが、「12時台に出かけると満席・行列で断念」したことも数回。この学習を踏まえて今回は「午前11時45分」に到着し、無事入店できた。この後、正午過ぎにはグループ客なども押し寄せ、あっという間に満席となった。
スワンナ外観
ランチメニューから注文したのは、「豚肉のガパオ炒めごはん」のスペシャルセット(タイ料理前菜2品とスープ付きで税別1200円)。周りの皆さんの注文は圧倒的に「グリーンカレー」が多かったが(※自家製カレーペースト使用)、ついつい好きな「豚肉のガパオ炒め」に魅かれてしまった。
スワンナ1
そんな「豚肉のガパオ炒めごはん」がこちら。例によって「辛口」「目玉焼きカイダーオのタイ式揚げ焼き」のリクエストを添えたが、写真から一目瞭然なのが、「ガパオ葉」のボリューム。季節柄、まだフレッシュガパオではないのが惜しいぐらいの圧倒的な使用量で、いい感じでスパイシーなバジル香が体感できた。もちろん「目玉焼きカイダーオ」の具合も好みの揚げ焼きー。

2週間ほど前になるが、ランチで秋葉原は昭和通り沿いそばのインド料理「アールティ」にランチ訪問してきた。正午前の時間帯だったがほぼほぼ満席で、女性グループが多かった。この日の日替わりカレーは「チキンと大根」。ミニサイズの「ベジタブルカレー」を追加し、ナンをミニサイズでお願いした。
アールティ チキンと大根2
「ナンのミニサイズ注文」とは、あまりニーズがないかもしれないが、レギュラーサイズだと私には大きすぎて食べきれないーので、身の丈に合った「小さめのサイズ」でお願いしている。

そして日替わりの「チキンと大根のカレー」。火が通った大根の美味しさは、おでんや味噌汁だけではない。インド料理でも同様で、「アールティ」の日替わりカレーではおなじみの野菜素材だ。チキンとの相性が良いのも、もちろんーである。
アールティ チキンと大根
そして「アールティ」のランチでの人気カレー「ベジタブル」はいつもながらに。カリフラワー、茄子、インゲン、ニンジンに、インドのカッテージチーズ「パニール」もアクセントに使われている。

インド料理店の「ベジタブルカレー」は、定番といえば定番だが、「アールティ」では人気メニュー。周りの皆さんの注文が聞こえてくるが、2種カレーセットを選んだ方は、「どちらか1つは必ずベジタブル」というぐらいにリピーターから支持されている。辛さもランチカレーの中では一番なのだから、食べ慣れたお客さんからの支持が高いーのだろう。

JR秋葉原駅構内は総武線ホーム(6番線、千葉方面行)脇(山手線乗り換え方面)のそば処「新田毎」に正午前に入店した。すでに6割ほどの客入りで、正午過ぎには一気にほぼほぼ満席になった。サービスデーの「ステーキカレー」狙いで出かけたが、券売機で「黒毛和牛カレー」が目に留まり、なんとなくこちらにしてみた。
黒毛1
受け取り口で「黒毛和牛カレー」を見た瞬間に、「あれっ?。そうか。丼にもある『粗びき黒毛和牛』とは、ハンバーグのことだったか〜」と納得。私の「ごはん半分で!」の注文でも、「黒毛和牛ハンバーグ」の大きさはこんなものなので、ごはん普通盛りだったら、さらにサイズの小ささは気になったかもしれない。

肝心の味だが、これがさすがの「新田毎」テイストとでも言おうか。見た目よりも「黒毛和牛ハンバーグ」は厚切りだし、肉汁も感じられる。なにより、カレーソースとなじんじゃう相性で、まあ、これはこれでアリーかもしれない。
ステーキカレー
ご参考まで、「ステーキカレー」だとこんな感じ。値段も「黒毛和牛が税込み860円」「ステーキがサービスデーで税込み840円」なのだから、まあ「ハンバーグかステーキか」の好みかもしれない。私の中では、「カレーで5回頼んだとして、4回ステーキ、1回ハンバーグ」ぐらいの印象。

それでも「黒毛和牛カレー」は初めてだったので、良い喫食機会になった。

平日の正午ぐらいに東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩5分圏の「インド料理デシタンドールBBQ」へ。すでに1階のテーブル席は満席、ランチの人気メニュー「ビリヤニセット」を楽しんでいる方が多かった。私の注文は、ほうれん草とインドのカッテージチーズの「パラクパニール」をナンでお願いした。
デシ1
「パラクパニール」は、まずはほうれん草が濃〜い。それでいて、もちろんながらエグミなどもなく、焼き立てナンに合う仕様だ。ナンも日本のインド料理店で定番の「生地をのばした木の葉型」ではなく、純インド料理店らしさのある円形。外側も、もっちりとやわらかめで、中ももちもち。時間が経っても硬化しないので、とても食べやすい。
デシ2
画像の色見が変わってしまって申し訳ないが、「パラクパニール」のインドのカッテージチーズ「パニール」も大きめのカットサイズで使われており、満足感も高い。ランチからこんな感じで楽しめるのはありがたい限りだ(「パラクパニールセット」はサラダ付で税込み1150円)。

平日の仕事帰りに池袋西口の「火星カレー」に寄ってきた。時間は午後6時半あたり。ちょうど階段で食後の方とすれ違ったが、すでに8割ほどの入り。私が座って15分ぐらいで満席となった。
火星1
券売機で購入したのが「鹿カレー」+「草(ほうれん草)」+「豆」+辛さ冥王星3枚(ボイジャー)。ごはんは通常260グラムを「200グラム」の少なめでお願いした。

今回は久しぶりの「焼きチーズ」なし。バターソテーのほうれん草「草」と濃厚チキンスープ煮の「豆」(ひよこ豆、レッドキドニー、枝豆など)とのバランスが良く、ベースの火星カレーのボイジャーの辛さとのマッチングも上々に。
火星2
辛さに負けないといえば、写真右の「鹿肉」も独特の旨みがあり美味い。「エゾ鹿の橋本シェフ流煮込み」にも、この10年で何回もお世話になった。勝手な話かもしれないが、私の中での「火星カレー」は、「1食分に無臭にんにく2個分」が使われていることから、夏バテ防止や「ちょっと疲れてるなぁ〜」ぐらいのタイミングでお世話になることが多い。美味しいのはもちろんだが、スタミナカレーとしてのポテンシャルも相当に高い。

「タイフェスティバル東京2024」が5月11、12日に東京・代々木公園で開催されるが、4日に東京・目黒のタイ大使館でPRイベントが開催された。今年のテーマは「タイ・エンタメ」。日本でも人気が出始めているT−POPやタイドラマ、ファッションの魅力が紹介される。
タイフェス1
タイ料理レストランの屋台コーナーは例年通り展開されるが、斬新なのは「タイ・エンタメ」から、タイドラマの中で紹介された料理メニューを実際に販売する試みも行われる。

たとえば、「クッキング・クラッシュ」から、タイ式さつまあげ「トートマンクン」、豚肉を繊維状にした甘辛揚げともち米の「カオニャオ・ムーフォイ」、「ソータス」から鶏肉のガパオ炒めごはん「ガパオ・ガイ・ラートカーオ・カイダーオ」、豚の串焼き「ムーピン」。
タイフェス5
「Still 2gether」はグリーンカレー「ゲーン・キョワーン」と揚げパン「パートンコー」、「ムーンライトチキン」からは、タイ式チキンライス「カオマンガイ」など。これにより、タイドラマのファン層も「タイフェス」に興味を持ってくれるかもーだ。
タイフェス2
会場では、タイフェスティバル出演アーティストのスケジュールも紹介され、今年から別会場でのコンサートなども行われるそうだ。写真はこのPRのために来日した「シリアス・ベーコン」のお二人。

久しぶりに「インドカレー フジヤ」(日本橋小舟町)にランチ訪問してきた。三越前はむろまち小路から現所に移転し、ちょうど2年が経過したことになる。入店すると「うなぎの寝床」状に広がった店内の手前の方から席が埋まっており、奥だけに空席が〜。「裏の扉からお入りください」と促される。
フジヤ2
今回はハーフナン付のランチBセットを「キーマカレー」で注文した。最初にマグカップ入りの「ダルスープ」が運ばれる。「フジヤ」の代名詞でもある楕円形のスプーンを使い、スープをかきまぜる。ダル特有のシンプルな香りが広がる。なんとなく食欲が湧いてきそうな風味だ。

ハーフナンは店内にタンドール窯があるわけではないので、仕入れ品だろうか。これをトースターで加熱する。インド料理店のナンとは別ものではあるけれど、「フジヤ」のカレーには絶妙な相性で、これが旨かったりもする。
フジヤ3
「キーマカレー」も濃厚なドライ仕上げ。カルダモンの芳香がふわっと漂い、食後も余韻が残る。「そうそう。このボテッとしたキーマが食べたかった」。ライスに混ぜても相性は良いが、やっぱり食べ口が軽いブレッド状のナンと合うなぁ。これぞ90年代から2000年代にポピュラーだったスタイルの「キーマ」。なんだか久々に出合ったような気がしないでもない。

平日の仕事帰りに神田神保町の「スマトラカレー共栄堂」へ。今回は精算時の話を先に書かせてもらうが、「実は4月1日から少し値上げしました。お客さんの注文された『エビカレー』「アスパラサラダ』も上げさせていただきました」と申し訳なさそうに伝えてくれた。原材料費など諸物価高騰は致し方ないところ。「おいしいカレーが食べれるなら〜」と返させてもらった。
スマトラ エビ2
「エビカレー(半ライス)」がこちら。「エビを白ワイン、バターでフランベすることで旨味が凝縮され、辛さの中にエビの香りが漂うカレー」と紹介されているが、まさにそのフレーズ通り。カレーソースだけを味わってみても、エビの旨みがカレーにしみ込み、いつもながらの「共栄堂の大人味のビターさとスパイシー加減、じんわりと広がる辛さ」だ。
スマトラ えび
続いて「半ライス」に「エビ」とカレーソースをまわしがけ。エビが具の主役だが、カレーソースそのものからもエビの香りの主張があるため、より満足感が高い。

ここに自家製「らっきょう」「福神漬け」も添える。名だたるカレーの名店や老舗が集う「神田神保町」だが、薬味の「らっきょう」「福神漬け」までもが手づくりなのは、エリア最古参の「共栄堂」ぐらいなものだろう。これもカレー専門店としての矜持ではないだろうか。

平日のランチで新宿ルミネ1・B2階のタイ料理「バンコク屋台カオサン」へ。正午前に入店したが、壁際のカウンター席はびっしりでほぼ満席、変わらぬにぎわいだった。女性客が8割近くだが、男性のひとり利用もちらほらで、メニューでは麺類クイティオ系統が人気のようだ。
カオサン入口
久しぶりに出かけたが、注文方法が「ホールの方経由」ではなくなり、「QRコード読み込みのスマホ経由」に一本化されていた。一見便利なようで、「辛口」「ごはん少なめ」「目玉焼きカイダーオのタイ式揚げ焼き」などのリクエストがスマホ経由では無理なので、タイ人のホール担当の方にとりあえず直接話し、いつも通りの注文が完了できた。
カオサン ガパオ1
注文したのは単品の「豚肉のガパオ炒めごはん」(税込み1120円)と「ミニサイズのヤムウンセン(タイ式春雨サラダ)」(同250円)と単品の「タイの赤トウガラシ(たぶんプリックチーファー)」(同120円)。

この赤トウガラシを別注文したので、「ガパオとヤムウンセン」に分けて使ったため、思いっきり赤が強調されている(※見た目ほどの辛さではない。それでも赤トウガラシなので、辛いは辛いが)。

24年3月29日に現所での営業を終了した「東京ボンベイ神田店」。営業最終週に仕事帰りに寄ってきた。ビルの建て替え移転だそうだが、店のホール担当の方に伺うと「移転先は決まっていない」とのことだった。こちらでの食べ納めに選んだのは「ボンベイキーマの赤 辛さ超3」。
ボンベイ1
こちらが「ボンベイキーマの赤」。カレーポットにお見事な盛り付けで、トッピングの「揚げたカシューナッツ」と「万能ねぎ」のインパクトも強烈。そして「ボンベイカシミールカレー」がベースの「ボンベイキーマ」の味わいも、変わらず鮮烈。ワイルドな「辛さ超3」の辛さとともに、カルダモンの芳香がほんのりと感じられる。
ボンベイ2
サイドメニューで「チェダーチーズ」を加えたが、昨年後半からこの組み合わせにハマり、「ボンベイカシミールにチーズのうま味とコク味もプラス」を存分に楽しむ。「しばらくこの味もおあずけか〜?」(別店舗に行けば良いのだが、それはそれとして)で、今回はいつも以上にじっくりと味わった。

JR上野駅前高架下のカレー専門店「クラウンエース」に午前11時半ぐらいに出かけてみた。この日は雨模様だったが、それでも店内含め5人待ちぐらい。インバウンドの外国人は少なかったが、春休みとあって子供連れのファミリー客も多い。なお店内では「コロナ禍仕様の1席空け」が継続されている。
ハンバーグカレー1
券売機で購入したのが「ハンバーグカレー」(税込み570円)。ライスを「半ライス」でお願いした。私が案内されたカウンター席は、薬味が取りやすく、「福神漬け」「らっきょう」を食前にセッティングし、盛り付け後に薬味カウンターに返却。「らっきょう」は変わらず大粒タイプで食べ応え充分。「福神漬け」は真っ赤なタイプではなく、オレンジ系統のタイプを使っている。
ハンバーグカレー2
「ハンバーグカレー」には、薬味コーナーに一緒に備えてある「ウスターソース」をまわしがけ。これにより、スパイシーさとコク味も増すので、最近は毎度使っている。

「ハンバーグ」も小判型で結構な大きさ。温めてあるので、スプーンもすんなりと入り、食べやすい。ここにカレーソースを合わせたり、ライスとともに〜で「ハンバーグカレー」を楽しませてもらった。カレーソースも、「クラウンエース」らしさのある大人味で、就学前の子供さんにはちょっとハードルが高いかもしれない。

地下鉄門前仲町駅での乗り換え時に「タイ料理ヤムヤム」にランチ訪問してきた。午後1時を過ぎていたが、店内はほぼ満席。そして客回転が早く、次から次へと入店してくる。さらに驚いたのが皆さんの注文が全員「鶏肉のガパオ炒めごはん」だったこと。
ヤムヤムセット
私の注文も「鶏肉のガパオ炒めごはん」セット(税込み930円)。さらにミニサイズの「レッドカレー(ゲーン・ペッ)」を付けた。「ガパオ炒め」の「辛口」と「目玉焼きカイダーオの揚げ焼き」「半ライス」のリクエストを添えた。さらに驚いたのが提供時間の早さ。注文してからほんの3分で運ばれてきた。私の後のお客さんも同様で、中には1分ぐらいの方も見かけたほど。
ヤムヤム ガパオ
「鶏肉のガパオ炒めごはん」は、ツユダクのスタイルだが、味付けが濃くなくて食べやすい。主役のガパオの葉(タイのホーリーバジルの葉)も、フレッシュではないが、しっかりと存在感を放ってくれていた。「辛口」リクエストにも応えてくれている。

皆さんが注文する人気の理由を考えてみたが、「早い」「食べやすい」「バランスが良い」ことだろうか。

ランチで小田急線祖師ヶ谷大蔵駅近くの南インド料理「スリマンガラム」に出かけてきた。仕事で知り合った南インド人の知人が、「どうしても食べて欲しい店がある〜」と案内してくれたのがこちら。疎くて気づかなかったが、2019年3月で閉店した板橋・大山で何度もお世話になった「ヤジニ」のマハリンガムさんがオーナーの店だったとは。
サンバルワダ
「お久しぶりです。いいお店ですね」とマスクを外して顔を見せると、「おおっ〜5年ぶりぐらいですか?。元気でしたか〜」とマハさん。「ヤジニ」の時代はそんなに多く話す機会はなかったが、裏メニューを作ってもらうことも多く(クートゥーパロタやマトンワダ)、お世話になりました。今回もランチメニュー外の写真の「サンバルワダ」を作ってくれた。

マハさんの「ワダ」自体は「ニルワナム」(神谷町)でも食べていたので、「ヤジニ」以来ほぼ6年ぶりでも変わらぬおいしさ。外側しっかり、中もっちりで、歯応えもほどほどに。これが野菜豆スープカレーの「サンバル」と抜群の相性。さらに「サンバル」には、日本の南インド料理店ではなかなかお目にかかれないドラムスティック(モリンガ、ワサビノキ、タミル語でムルンガッカーイというらしい)が使われ、さらにホット感の漂うやんわりした辛さとスパイシーさで、これまた美味でした。
ノンベジミールス
「ノンベジミールス」は途中経過の画像だが、マハさんがバナナの葉皿を置き、食べ手が水滴を全体に広げる。もちろん充分に手洗いし手食にて〜。さすが知人は手先がよごれない。私は途中で2回も手洗い追加。特に「ミールス」から「サンバルワダ」のタイミングでは、洗わないと無理でした。

「ノンベジミールス」では、フィッシュのクートゥー(マトン、チキンとの3択。写真右下)、サンバル、ラッサム、ジャガイモのポリヤルなどを楽しませてもらった。サンバルとラッサムのみおかわり。またデザートの「パヤサム」(バーミセリ、ナッツ、タピオカなど入りのココナッツミルクデザート)は、「ヤジニ」のランチビュッフェで食べた味で、思わず当時のことが脳裏に蘇ってきた。

「牛めし 松屋」の松屋フーズ系とんかつ専門店「松のや」(現在、併設店含め全国384店舗)で「タイ風豚バラ唐揚げ ムートート」が発売開始となった。「まあ、またマニアックなタイ料理メニューを取り上げてくれたなぁ〜」と思いつつも、さっそく初日に出かけてきた。

そしてこれがなかなかの再現度。タレのナムチムもクセを抑えた甘辛仕上げで、全体的にはまずまずだった。
ムートード1
写真が「ムートート」。正直な話、タレのナムチム以外で「豚のから揚げ」なので外しようがないといえばそれまでだが、「豚バラ肉を醤油ベースの特製揉みダレに漬け込み、パリッとジューシーに揚げた」というHP紹介フレーズ通りの仕上げ。

「豚バラ肉のカリッと揚げならば、タイ語だとムークロップ(ムーコップ)かなぁ?」と思いつつ、「広義の豚肉揚げならば、ムートート(ムートード)なので、まあいいか」ぐらいのちょっとした疑問は残ったが、これならば「タイ風」でも充分に許容圏内。
ムートート2
タレのナムチムは、「たっぷりの蜂蜜と青唐辛子入りのスイートチリソースで本場を味わえる」との紹介だが、いい意味でタイに寄せ過ぎない甘さ推しで、ほんのり辛い程度で抑えたことで、万人受けしそうな味わいに思えた。
(※とんかつ専門店なので、キャベツ添えは理解するが、なにかタイっぽい副菜も欲しかった)

私自身は「ムートートで外したらイヤだなぁ〜」の保険の意味で、出かけた店が「松屋」との併設店だったことで、写真のように「牛皿」をサイドメニューで添えてみた。

これも「ムートート」「ごはんに牛皿ぶっかけで牛めし」と2つを別々に食したので、個人的には飽きないで食べることができた。

平日の仕事帰りにJR赤羽駅東口アーケード商店街「ララガーデン」裏の小道沿いの町インド料理食堂「グレイトカルカッタ」へ。なんとなく「焼きカレー」が食べたい気分になり寄ったもの。こちらでは常連客のリクエストでメニューに加わった焼きカレー「ハナスペシャル」(税別700円)が楽しめる。
グレイト1
写真が「ハナスペシャル」。焼きカレーであることが伝わってくるが、これが日式印度料理なのは、「ベースがチキンカレーであること」。この「チキンカレー」をベリーホットの辛さでリクエストし待つこと15分ぐらいでできあがったのがこちら。スプーンを入れると、シュレッドチーズの層の下には「チキンカレー」。
グレイト2
もちろん「インド料理店のチキンカレーにチーズをトッピングし、オーブンで焼き上げる」わけで、この組み合わせで合わないわけはない。この味が食べたくて出かけたので、予想通りの味わいに大満足。

実のところ、旧知の店長氏がこの日はお休み。「ハナスペシャル」は最近注文する人が少なく、「頼むのはお客さんぐらいだよ」と聞いていたので、「もしや〜」ぐらいで不安もよぎったが、それこそ昨年も何度かお願いしていたので、快く作ってくれた。「インド料理のカレーでも日式焼きカレーは美味い」ことを改めて。まあ自分が食べたいだけ〜というのが一番でもあるけれど。

週初めは仕事で埼玉方面に出かけた。帰り際にランチで寄ったのが「欧風カレーgii 桜木町店」。大宮から東武線で大和田の店に食べに出かけた、はるか昔の記憶があったが、今回はJR大宮駅はソニックシテイそばの立地で、ロケーションは確実に良くなった。
ギー外観
平日の午後1時ぐらい。雨降りの天気の関係もあるのか、カウンター席にすんなり入店できた。注文したのは「エビカレー・辛口」(サラダ、スープセット。食後のコーヒー付けて税込み1900円)。おぼろげな記憶だと、欧風カレーでも辛口だとしっかりとした辛さだったような。
エビカレー 辛口(ごはん180g)
待つこと6〜7分で運ばれてきた「エビカレー」がこちら。ライスはレギュラーで260gとのこと。私には食べきれないので、180gの少なめでお願いした。有頭ではないが、大ぶりのエビが2尾存在感を放っている。

薬味は大粒のらっきょう、オレンジ系の福神漬け、レーズンの3種。また盛り付け時にゴーダチーズ、カリカリ梅、しその実漬けがデフォで添えられている。

仕事帰りに「デリー上野店」へ。6時半頃に入店したが、店内は「タンドリーセット」を楽しんでいるカップル客などでにぎわっている。私はラッサムスープが添えられる「スペシャルセット」を注文、久しぶりに「ポーク」ではなく「チキン」を選んでみた。
コルマ1
こちらが「コルマカレー(チキン)」のベリーベリーホット仕様。炒ったコリアンダーシードがトッピングで加えられ、香り高く、さらに辛さも増強。ライスは少なめの150g指定(※通常は260g)。「デリーのコルマカレー」といえば、タマネギを究極まで炒めつくした(※1食分にタマネギ1〜1・5個使われている)独特の甘さとコク味が特徴だが、この濃厚なカレーソースは「デリー唯一無二のカレー」で、一度ハマるととことんハマってしまう。
コルマチキン
「チキン」がベースだと、この「コルマ」特有の味わいがクセなくやさしく広がっていく。今回久しぶりにデフォの「チキン」にしてみたが、「コルマの風味を存分に味わいたいならば、チキンがやっぱり一番合うのではないか」と改めて。食べ口もどことなく軽い。

先日、ふと「クンオップウンセン」(海老と春雨の蒸しもの)が食べたくなり、新宿は靖国通り沿いのタイ料理「ゲウチャイ新宿店」へ。ランチ時はインバウンドのタイ人観光客の姿も多く、麺類クイティオなどを楽しんでいる数組を見かけた。さっそくメニューを開いてみれば、「クンじゃなくって、プーにしてみよう!」とたまたま「海老と春雨の蒸しもの」の隣に「蟹と〜」が写真入りで紹介されており、こちらを注文してみた。
プー1
待つこと15分ぐらいで運ばれてきたのがこちらの「プーオップウンセン」。すでに「蟹」のいい感じの香りが鍋から漂っている。蟹にはワタリガニが使われており、旨みエキスが春雨に移っているとはいえ、爪を含めまずは「蟹を食べること」に集中。
プー2
どれぐらいの蟹が使われているのかといえば、こちらの写真になる。ランチから贅沢なボリューム感で、専用の「蟹スプーン」を使って「蟹肉」を味わう。

そして旨みが移った主役の「春雨」を存分に。このタイミングで鍋底からほじくり返して、全体に味をなじませる。この料理に必須の「パクチーの根っこ」「豚バラ肉」「ニンニク」も顔を出した。蟹の旨みが春雨にしみ込んでおり、予想通りの美味しさだった。

東京メトロ末広町駅そばの「東京湯島 生姜豚 香登利」に出かけてきた。生姜、にんにくたっぷりの「疲れた時には生姜豚」のフレーズを思い出し、なんとなく食べたくなったもの。入口券売機で「厚切り生姜豚カレー丼」(税込み1480円)をチョイスし、ごはんを少なめ(通常280g)でお願いした。
syouga
「厚切り生姜豚カレー丼」の全容がこちら。主役の「生姜豚」は、生姜、にんにくを通常の2〜3倍使い、特製ダレに漬け込んだ国産の豚ロース。これを注文が入ってから焼き作業に入る。前回訪問時(昨秋)も女性の職人さんがこの焼き作業を行っていたが、今回も同じ。きっと香登利家のレシピを担っている方なのだろう。
しょうが2
この「漬け込み豚ロース」に、すり生姜をたっぷり絡めた火を通して透明状のタマネギが混じり合い、これだけでも食べ応え充分。にんにく片もまるごと使われており、文字通りの「スタミナカレー」である。いい意味で生姜、にんにくたっぷりなので(クサミは抑えめ)、カレーソースはこの2つを引き立てる名脇役のように寄り添い、クセがなく、濃度ややゆるめで、もちろん「生姜豚」ともぴったりの相性だった。

JR赤羽駅西口(弁天通りから徒歩約8分)のカウンターフレンチ「odorat(オドラ)」にランチのカレー2種合いがけを食べに出かけてきた。昨年9月末に訪問、今回が2食めとなる。この日のカレーは「カシューナッツチキン」と「ほうれん草チキン」。これをライス少なめでお願いした。
オドラ1
「カシューナッツチキンカレー」(写真左)は固定で、もう1種類が月替わりで提供されているーと伺った。カシューナッツは素材として、北インド系のカレーでは定番だが、これによるコク味と旨みを出しやすいとインド人コック氏からも聞いたことがある。

このカシューナッツを用い、さらにフレンチシェフの技量が加わり、これまたさらに日々作りこなれてきた熟度も加わり、まろやかなのにコク味を感じつつ、ほど良いスパイシーさも後追いしてくる。
オドラ2
続いて「ほうれん草チキン」。一部はほうれん草の原型をとどめつつ、エグミなどもなく、見事な「濃いめのほうれん草カレー」に仕上がっている。普段、インド料理店でこれらのほうれん草系統のカレーを食べる機会が多いが(※いわゆる「サグ」「パラク」など)、店によって当たり・ハズレが意外と多いのが「ほうれん草カレー」。

これをサクッと食べやすく、やさしく仕上げつつ、ほうれん草の風味も濃いめなのだから、やはりひと味違う。合いがけで税込み1600円と「赤羽価格」ではないかもしれないが、個人的にはコスパは悪くないと思う。

 久しぶりに小川町駅・淡路町駅近くの専門店「カリー屋ジンコック」へ。時間は午前11時半過ぎだが、すでに5人待ち。現在はランチのみの営業でもあり、並ぶことにした(※待ちは20分ほど)。
 注文したのは「カシミール風カリー」から、「ポークカリー(税込み920円)」「激辛(同50円)」「カニクリームコロッケ(同260円)」。
カシミールポーク2
 「カシミール風カリー」は、ジンコックのオリジナルスタイルで、「10数種類のスパイスを使い、仕込みたてに近い状態で出すことで、スパイスが利いた、あっさりとしたカレー」と紹介されている。本家「デリー」とも一線を画したスタイルながら、ワイルドでキレがある辛さとスパイシーさが見事に融合した「カシミール」だ。
カシミールポーク
「ポーク」の肉片はこんな感じで、「カシミールカレー」とともに煮込まれている。カレーソースにポークの旨みも溶け込んでおり、ライスとの相性も上々だ。具はほかにじゃがいもとマッシュルームが入っている。カレーのみをスプーンで味わってみると、スパイスの香味が心地良く、後からホット系の辛さ(激辛仕様)が追いかけてくる。

今年3月上旬に「世界最高のスパイシーな食べ物・料理ベスト20」が、この手のランキングでおなじみの「CNN」から発表された。日本でもおなじみの、中国から「麻婆豆腐」、イタリアから「ペンネアラビアータ」インドから「ビンダルー」も選出されているが、タイからは青いパパイヤのサラダ「ソムタム」と「ガパオ炒め」が上位でランクインしている。
ソムタムタイ ガムランディー
私自身もタイ料理からの「ソムタム」「ガパオ炒め」には大納得。街角屋台で青いパパイヤをしならせて、木製のクロックでポクポク叩きつぶし、トウガラシやナンプラー、マナオ果汁などを加えつつ、短時間で仕上げていく光景が脳裏によみがえった。

日本だとタイライム「マナオ」が生果実で輸入できないので、なんとなく「レモン」で代用しちゃう店も多いのだが、近年は「冷凍マナオ果汁」の品質が格段にレベルアップしており、これを使う店も増えており、「日本国内のソムタム」のレベルも相当に上がってきている。
(※写真は福岡「ガムランディー」の「ソムタム・タイ」。添えられたタイ茄子「マクア・プロ」や「パクチー」は自家農園産。これも素晴らしい)
ソムタム プリック
また、こちらはかのビブグルマンを連続受賞していたことがある東京・池袋のタイ料理「プリック」の「ソムタム・タイ」。オープンキッチンのような厨房なので、タイ人のお母さんたちの「ソムタム作り」の調理風景も見えるのがうれしいが、なんといってもランチメニューで「ソムタム」が頼めるのも大きな魅力だ。

平日のランチでJR上野駅から5分ほどのインド料理「ハリマケバブビリヤニ」へ。時間は午前11時半を過ぎたあたりだったが、入店してみてびっくり。ほぼほぼ満席で、かろうじて入れ替わりの方がいて並ばずに店内へ。さすがの人気っぷりである。
ランチのタンドリーチキンセット
今回はランチメニューから「タンドリーチキンセット」(税込み1290円)を選んでみた。ランチで「骨付きの大ぶりタンドリーチキン」が楽しめるのはありがたい限り。バナナの葉で飾ってくれるのもうれしいが、トッピングでコリアンダーリーフを添えてくれるのも同様。そして前菜で「タンドリーチキン」だとテンションも上がる。
キーマカレーと季節の野菜カレー、バスマティライス
「タンドリーセット」だと、カレー2種が選べるが、右「キーマカレー」、左「こだわり野菜のマドライカレー」とし、それぞれ辛口でリクエスト。するとチリ系のパウダースパイス調節ではなく、ペースト状のグリーンチリをトッピングで添えてくれた。カレーのベース自体がスパイシー仕上げの「ハリマ」なので、この調節は理にかなっている。またライスのバスマティの盛りが少なめに見えるのは、私が半分でお願いしたため。

久しぶりに都営三田線板橋区役所前駅そばのカレー専門店「お父さんのカレー」に出かけてきた。ここでの紹介は23年6月以来になる。入口券売機で「スペシャルカレー」を選びつつ、大きな変化に気がついた。「100円トッピング」なるサイドメニュー(カレー大盛り、ごはん大盛りなど含む)が15種類も加わっていた。前回はほぼ選択の余地がなかったが、これはうれしいメニュー改変だ。
お父さん 24年
今回券売機購入したのが、「スペシャルカレー」(税込み900円)に、100円トッピングシリーズから「なす」「ほうれん草ソテー」を追加したもの。ごはん量は200g、300g、400gと選べるが、一番少ない200gにした。

目の前に運ばれてきた瞬間に、デフォの「素揚げブロッコリー」「半身のゆでたまご」、追加の「素揚げ茄子」「ほうれん草ソテー」との見事なカラーバリエーションに見とれたが、ちょっとした変化にも気がついた。値段据え置きなのもあるが、トッピングされた豚肉が「粗みじんのような小間切れ」に変わっていた。
お父さん 23年
ご参考まで、23年6月がこちらなので、その変化は明らかだ。値上げしないで努力されていることには頭が下がるが、価格差があっても(値上げしても)それまでの肉片で楽しみたい方も多いのではないかーと感じた次第。

カレーライス自体は変わらずで、タマネギだけで甘みを引き出した独特の食べやすいカレーソースは、万人受けしちゃう「お父さんのカレー」そのものだ。スパイス商も営んでおり、辛党におすすめの「危険な一味」をそこに投入。さらに「ガラムマサラ」を加えて、「お父さんの大人のカレーに味変」して楽しませてもらった。

平日の仕事帰りに東京メトロ千代田線湯島駅そばのネパール料理「バイダム」へ。ふとネパール定食「ダルバート」が食べたくなり再訪した。こちらのこだわりは、「ダルバート」が食べれる店・置いてある店でもネパール・インド料理店が圧倒的に多いなか、タンドール窯を備えていない「純・ネパール料理」の店であることだ。
日替わりダルバート(骨付きチキン)
今回は「日替わりダルバート」セットを注文。この日は「骨付きチキン」で、ライスはバスマティと雑穀米の2択とのことで、雑穀米を選んでみた。

プレートの左上から、ほうれん草の炒め物「タルカリ」、基本のマメスープ「ダル」、マメせんべい「パパード」、「骨付きチキン」、紫キャベツの「ラトバンダ」、乾燥させた菜の花を使った「グンドゥルクアチャール」の構成となっている。
マトンダルバート
ご参考まで、前回訪問時の「マトンダルバート」がこちら。「マトン」と「骨付きチキン」が入れ替わり、ライスを前回バスマティ、今回雑穀米としたことで色合いの印象が異なるが、ターリーのプレート構成は、ほぼほぼ同じだ。

雑穀米の食味で食感などは変わったが、「ダル」をおもむろにぶっかけし、青菜の炒め物「タルカリ」などとともに混ぜ合わせ、食べ進んでみる。全体が素朴でやさしい風味なので、とても食べやすい。「骨付きチキン」は箸休めの副菜で楽しませてもらった。

東京・北区の神谷銀座商店街そばに24年3月8日にオープンしたアジアンスイーツ・天津などのテイクアウト専門店「都友(TO YOU)」に出かけてきた。
都有入口
店中をのぞいてみると、ショーケースには「エッグタルト」「パイナップルケーキ」「肉デンブロール」「ムング豆焼きまんじゅう」「タロ芋シフォンケーキ」「肉まん」などが並び国籍不明?。スタッフさんに伺うと、「中国福建省の焼き菓子やスイーツのお店です。肉まんなど点心も増やしていきます」とのことだった。
都有パイン
とりあえず目に入った「パイナップルケーキ」と「肉まん」「ココナッツパン」を購入。「パイナップルケーキ」(税込み180円)を見た瞬間には「台湾名物」のイメージが強かったが、中国・福建省の特産品でもあるそうで、甘すぎず、パイナップルも濃過ぎない感じでとても食べやすかった。個人的には近場で買える店もなかったので、リピート購入もしたくなった。
都有肉まん
「肉まん」(税込み200円)は初めての味わい。店頭で早速食べている同胞の方を見かけたが、フィリングの肉の味付けがデミグラスソースのような、ミートソースのような〜。想像していた「肉まん」とは味わいは違ったが、皮を含めておいしかったので、こちらもリピート候補。

24年3月8日にオープンしたインド料理の新店「マサラディライト」にディナー訪問してきた。場所は十条とナショナルトレーニングセンターを結ぶ環七交差点沿いで、人気店「オールドラーメンショップ逆流」の対面あたり。通院のタイミングでたまたま近くを通りがかった際に見かけたもの。
マサラ外観
そんな事で、平日の仕事帰りに出かけてみた。大きなインド国旗が飾られているが、コック氏はコルカタ出身の方、オーナーはエリアに多いバングラデシュの方と伺った。ディナーセットはカレー1〜2種とタンドール料理をつけて税込み1100〜1500円。ほかにビリヤニがチキン1100円、マトン1200円の税込み設定。ランチも同様に800円から10種ぐらい。
マサラ1
今回は前菜で「グリーンサラダ」と「シークカバブ」を注文し、カレーはセットでお願いしなかったが、「ベジタブルカレーとナン」を選んでみた。「ナン」は生地がモッチリで食べやすく、個人的には当たりの感覚だったが、「ベジタブルカレー」はご覧の通り。野菜のフレッシュ感に欠け、味わいはマスタードシードが香り、まずまずではあったものの、やはり具がさびしかった。

池袋サンシャインシティに展示会に出かけた帰りに、飲食店街「味の小路」内の「カリー専門店 トプカ」へ。午後1時前のタイミングでは8割方埋まっており、男女のひとり客も多かった。ランチでは「豚肉の生姜焼き」など、カリー系以外のメニューを頼んでいる方もいた。
トプカ外観
神田の本店同様に、サンシャイン店でも「入店時に食券を購入し精算する」スタイル。「トプカ」では毎度になってしまうが、今回も「キマカリー」(税込み1200円)を選び、大辛(50円)とカレーのみ大盛り(150円)、サイドメニューで「ごぼうサラダ」(300円)を添えた。

隣席の方も「キマカリー」を注文していたが、私の「大辛」とは色見がまったくの別もののように異なっていた。特に「キーマの小山とダールカレーの湖」で表現しちゃうと、「ダールカレーの湖」はノーマルの辛さだと、うすいイエローの「ダール」の色合いだ。
キマカリー1
そんな事なので、「ダールの湖とキーマの小山」の色での区別がわかりにくいが、とりあえずは「トプカのキマカリー」とはこんな感じだ。

まずは「キーマの小山」にトッピングされている「生タマネギのザク切り」をライスの中に埋め込む。これは「生タマネギを加熱し食べやすくするー」意味合いから、毎度のお約束。そして「ダールの湖」にスプーンを入れ、「ダルカレーのみ」を味わう。乾炒りされた「鷹の爪」も浮遊しているが、見た目ほどの辛さではない。

JR渋谷駅新南口から徒歩5分圏のタイ式チキンライス専門店「渋谷カオマンガイ」にランチ訪問してきた。時間帯は午前11時半ぐらい。

すでに先客が女性のひとり客複数、男性も数人で皆さん「カオマンガイ」好きなのだろう。「骨付きスープ」付や「チキンダブル(2倍盛り)」の方など、リピーターさんが多いように見えた。
カオマンガイ1
私の注文は「カオマンガイ(ごはん大盛り)」(税込み900円)。ここに「骨付きスープ」(同100円)を追加した。

写真はタイ式チキンライス「カオマンガイ」に、タレの「ナムチム」に「グリーンチリの輪切り」を加え、軽く混ぜ合わせてからぶっかけしたもの。

久しぶりに「ナムチム」だけを味見してみると、タイの液状みそ「タオチオ」の旨みが感じられ、タイ式醤油の「シーユーカオ」「シーユーダム」と一緒に合わせたものと推測できる。
カオマンガイ2
「グリーンチリ」もそのままかみしめてみたが、辛さはそこまでは強くないが、「青臭い辛み」は充分に伝わって来た。

また「チキンの切り身」はここ数年は鶏皮が外されている様子で、タイ現地程のワイルドさには欠けるものの、チキンスープで炊いたタイ産ジャスミンライス「カオホムマリ」の炊き加減もまずまずで、「タイ式チキンライスにこだわる専門店・渋谷カオマンガイ」であることを確認できた。

(※個人的には「カオマンガイのマンの部分」で大事な「カオホムマリを鶏脂で包み込む適度なオイリーさがもう少し欲しい」ところ)

久しぶりに東京メトロ東西線竹橋駅近くのカレー専門店「ボルツ竹橋店」へ出かけてきた。1980年(昭和55年)オープンで今年で44年目を迎えた老舗だ。キャッチコピーの「辛さの元祖はボルツです」を実感するとともに、コク味深いスパイス調合カレーの奥深さも改めて〜。
ボルツ1
注文したのは「ベーコン・野菜カレーの辛さ30倍」。カレーポットで運ばれてきたのものをライスに全量ぶっかけしたのが写真だ。うっかりカレーポット入りで撮るのを忘れてしまったが(※写真上部にうっすらポットの脚部分のみ入っている)、この段階で様々なスパイスが織りなす香りが鼻孔をくすぐってくれる。
ボルツ4
そして「ボルツ」といえば〜の名脇役が4種の薬味セット。左上は「福神漬」、右上が「みじん切りタマネギのピクルス」、右下「大根のピクルス」、左下「グリーンチリの酢漬け」。
もちろん「グリーンチリの酢漬け」をメインに、「タマネギ」「大根」のピクルスも、おもむろに「ベーコン・野菜」に盛り付けする。

平日のランチで上野駅前のタイ料理「シヤートムヤムクンポーチャナー」へ。先客は女性グループが数組で、タイビールがテーブルに並んでいたりでうらやましい。
注文したのはランチセットの「鶏肉のガパオ炒めごはん」(サラダ、スープ付で税込み1000円)を辛口、目玉焼きカイダーオの揚げ焼き、ライス半分でお願いした。
シヤートム1
手元に運ばれてきた瞬間に、主役のガパオ葉の特徴であるスパイシーなバジル香がふわっと漂ってきた。それもそのはずで、写真のようにこれぐらいフレッシュのガパオ葉が使われているタイ式だからこその香りである。

さらには炒めも深いドライ仕上げなので、鶏肉片とガパオ葉、トウガラシの絡みも良く、カリッと揚げられた目玉焼きカイダーオを崩しながら楽しませてもらった。
シヤートム2
そしてランチセットからもう1品「グリーンカレー」を単品で注文。「シヤートムヤムクン」に出かけると、この「グリーンカレー」も外せない。自家製カレーペーストによる、「コク味が深く、キレが良い」味わいはいつもながら。ココナッツミルクのやさしい甘みと、グリーンチリの辛さ。さらには鶏肉やナスなどと一体化した「グリーンカレー」は、タイ語名の「ゲーンキョワーン」と呼びたくなる逸品だ。こちらも運ばれてきた瞬間にバジル香とほのかな牛蒡の香りが感じられ、タイバジル「ホーラパー」とチャイニーズキー「ガチャイ(クラチャイ)」由来で、食欲もそそってくれた。

JR東京駅(京葉線改札口)近くのTOKIA飲食店街「インデアンカレー東京店」にランチ訪問した。時間は午後1時半過ぎだったので(さらに雨模様の天候)、3人待ちぐらいでそんなに待たずに入店できた。入口で「スパゲティをルゥダブル、ピクルス大盛り」(税込み1400円)で購入した。
インデアンカレースパゲティー ルウダブル
レギュラーの「インデアンスパゲティ」だと税込み830円とコスパも相当に良いが、そこをあえて500円増しの「ルゥダブル」で注文してしまうのは、「せっかくインデアンにカレースパ食べに来ているのに、カレーばかり食べてしまいスパゲティを余らせてしまう〜」というイタイ経験を経てのこと。
インデアンカレースパゲティ ルウダブル ピクルス大盛り
しょっちゅう来れるようならば、レギュラーサイズかもしれないが、せいぜいが年に5回程度なのだから、「インデアンカレーをこれでもか〜とばかりに楽しめるルゥダブル」であれば、最初にスプーンを入れる瞬間はカレーのみを楽しむ。「最初にフルーツ系の甘みが口中に広がり、次の瞬間に勢いよく辛さの波がブワっ〜と弾ける」。この「インデアンカレーの洗礼」を舌で感じてから、続いてスパゲティに絡める瞬間もテンションが上がる。

昨3月8日まで東京ビッグサイトで開かれた国際食品飲料展「FOODEX2024」では、タイ王国ブースで恒例のタイ料理調理実演と試食が行われた。今年は2回出かけたので、2つ試食ができたが、会場内での簡易調理でも、講師(タイ教育・文化センターのダー先生)と素材によるものか、毎回タイ料理店超えの味わいに感じられる。
マッサマン
写真は「鶏肉のマッサマンカレー、ライスベリー添え」(ゲーン・マッサマン・ガイ)。レシピも公開されていたが、マッサマンらしさのあるスパイシーさ(ホールカルダモンほか)とやさしい甘さ(甘味付は椰子砂糖=ナムターン・ピープ)が使われていた。ライスベリーの色合いもお見事だし、正直「タイ料理店でこのおいしさの『マッサマンカレー』には出合っていない」。
カオパット
また別の日の「海鮮トムヤムクンチャーハン」も、チリインオイルのナムプリックパオを使っているのに、オイリーさやしつこさがない。トッピングにサラッと使われている刻んだバイマックルー(こぶみかんの葉)の香りの引き出し方が巧みで、「この味なら、店で頼んでみたい」と思った。試食の割りに大ぶりな海老(クンパオ)が入っているのもありがたかった。
タイブース
あまりの見事な海老に、「忖度で大きいのを〜」と思われてしまうかもしれないが、ただ単にこんな感じで試食用カップを受け取っただけなので、来場者の皆さんも「タイ料理クッキングデモンストレーションの時間帯に通りがかり、ラッキー!」ぐらいな感じだろう。
(※私自身はデモの時間を把握して出かけた)