先月投稿していたOpus 12が無事にアクセプトされました!

ブログの記事一覧を見ると,この3つ前の記事が「論文3本目がアクセプトされました」というタイトル。3つ前の記事と言ってもブログを放置しがちだったので約2年間が経過していますが,とは言えこの2年間のうちに数だけはそれなりに出せたものだと感じています。

今回の掲載誌は,当該分野ではおそらく一番読まれているジャーナル。これまでに2度挑戦してきましたが,いずれもレビューには回ったものの最終的には掲載に至りませんでした。特に2度目の時は,原著論文ではなく短報として書き直せば再考の余地ありという返事をもらっていましたが,当時はせっかく出したデータなのだからフルペーパーで出すことに拘り,他のジャーナルへ回したのでした。インパクトファクターという指標を考えると,あるいは読者の目にどれだけ触れるかという点を考えると,短報でも有名ジャーナルでいくべきだったかなと思い返すこともありましたが,何はともあれ今回は原著論文として念願のジャーナルに受理されたので感無量です。あとは学会の口演発表などを通じて自説の布教活動に努めます。

渡米後の出版歴
2014年度:原著1本
2015年度:原著1本
2016年度:原著3本,短報1本,(日本語総説1本)
2017年度:原著3本,短報1本,総説1本
2018年度:原著1本
共著:14本?

以下,恒例の論文執筆お薦め書籍。

英文校正会社が教える 英語論文のミス100
結局のところ,未だに一番難しいのは冠詞の使い分け,そして可算名詞・不可算名詞。英語論文のミス100のうち,5つがこれらについて触れており,一応理解できたつもりになれました。が,やっぱり未だに不定冠詞が必要かどうか迷うこともり,その名詞が可算名詞なのか不可算名詞なのか毎回辞書を引いて確認するのが一番という結論に落ち着きそうです。

ちなみに,この本を読んでからエディテージの英文校正サービス(プレミアム)も実際に一度使ってみました。校正者とのやり取りを通じて修正内容に関する詳しい説明を受けられるためかなり勉強になりました。お薦めです。


必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則
医学英語論文の書き方を解説した本は既に何冊も読んでいるので,50の鉄則のうち大部分は既知の内容。それでもイントロやディスカッションのパラグラフ構成について再度確認できたので収穫はありました。


The Elements of Style
日本語だけでなく洋書も紹介。
2015年秋頃に3本目の論文を書いているときにボスに貸してもらい,その後早速同じものを購入しました。ボスも愛用する正しい論文英語の指南書で,要はシンプルな英語を書きましょうということ。(ネイティブでも)間違いやすい語法の一覧などもあり便利。

もともとこの本を貸してもらうきっかけとなったのは,howeverの使い方について。howeverを文頭に使うのは文法的によろしくないという話になり,それを確かめるためにボスがこの本を取り出しました。ネイティブスピーカーが書いた論文やTIME記事などでも文頭にhoweverがくるのはしばしば見かけますが,一応本書によると
逆接の意味でhoweverを使うときは文頭に置くのを避けるべき
とのこと。その結果,セミコロンを多用するようになりました。

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