メディアの棚

メディアと現代の風景  - 吉祥寺の森から

国民負担率48%

 現在の日本は明らかに衰退の過程にある。国民は多くが強い将来不安から守りに入り、何の小手先政策を繰り出しても個人消費が伸びることはない。経済の他、諸々の理由で低下している出生率は上向かない。コロナ禍を経て加速された。

https://www.mof.go.jp/.../material/zaiseia20240409/01.pdf

 国民負担率はこの30年で30%から現在は48%。五公五民の時代。成長期に作られた制度が限界を超えているが、抜本的な改革に着手しない。
 
 衰退期には限られたパイの奪い合いとなる。公平、公正になされるとは誰も思わない。各々が自衛のため徹底した守りに入る悪循環が強まる。
 
 数年内に世界GDP順位で日本は世界5位に落ちる。日本は見る影もなくかつての姿を失う。
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機能性表示食品制度

 小林製薬の紅麹問題で注目される機能性表示食品制度に関する問題。東京弁護士会は2013年12月に新たな機能性表示を認めることに反対する意見書を出しており、2016年1月に機能性表示食品制度について問題点を指摘した上、廃止を含めた見直しが検討されるべきだと意見書が提出されていた。この東弁の消費者問題特別委員会には食の安全部会があり、意見書が作成された。(担当部会長、担当副委員長は中川素充弁護士)

 機能性表示食品制度について指摘された問題点はざっと以下の通りである。今、現在進行形で発生している死亡・健康被害続出の深刻な事態を予期しているような内容である。

 https://www.toben.or.jp/message/ikensyo/post-422.html?fbclid=IwAR1gxtV1g1VvQWMJzPuw13KvhB9jcRpRLdaN0wurljRiTb8jWYNaAyTjWnM_aem_AcVcm-ZWRrFcyvTvrdEzcwOAOtisBq5vzLI5BJB0c0wkSghBqZBxepu0W4_MQBoC7E26UKxHlEcWrzPUpaFAUt7k

1 他の行政機関の手続において,安全性が確認できないとされた成分を含む機能性表示食品の届出が受理されている。 

2 安全性評価の際に判断基準とされる食経験についての基準が販売実績だけを根拠とするものも受理されている等,諸外国の基準に比べて緩く,安全性が確保されない。

3 機能性の科学的根拠を説明するための「最終製品を用いた臨床試験」「最終製品又は機能性関与成分に関する研究レビュー」の内容が緩く,機能性の科学的根拠が不十分な食品が流通する危険がある。

4 機能性の表示が過度に強調されている一方,消費者庁長官による個別審査を受けたものではない旨の表示は,控えめな表示にとどまっており,消費者の誤解を招く。

5 適格消費者団体による差止制度の対象外とされているほか,健康被害が生じた場合の被害救済制度がないし,事業者に対する健康被害が生じた場合の公表体制の構築もなされていない。

 参考:【緊急】紅麹と機能性表示食品(1)

 https://note.com/naoosa007/n/nc8d22326cb84?sub_rt=share_pb&fbclid=IwAR2YehFo66ua4g-dyRwCaDsTCujtIVesQyRtChMP_vr7GfLhgI1jFb4v2Lw_aem_AcX4QVImj637K3Jn-NMrRmsyzRZqKhE_eiNOJLmFMy1vnu82ZV58qlSel4dYQkZft1prA8THv9QX7ljJbYntOi36

エーチーム・アカデミー 芸能スクール入学金等不返還条項の差止請求訴訟判決

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エーチーム・アカデミーという芸能スクールの入学金等不返還条項の差止請求訴訟について、入学時諸費用38万円のうち7万円を超えて不返還としてはならないという東京高裁判決が3月15日に最高裁で確定している。原告(消費者機構日本)や弁護団によって記者会見もあった。

現在、エーチーム・アカデミーは自主的返金を求められているがこれに応じなければ、消費者裁判手続特例法による訴訟が検討されることになる。この判決は他の様々なスクールにも影響が出ると予想される判例である。

だが、現状、大手新聞社、テレビ局、メディアはこの訴訟について、ほとんど取り上げて報道していない。地裁判決の時も読売が小さく取り上げただけであった。最高裁で確定した判例であり、判例百選にも記載される法理となっていくものであり、適切に報道されることが期待される。

事件の概要、判決文などは以下。

https://www.coj.gr.jp/injunction/topic_240404_01.html

ノババックスワクチン クリスマス前に国内接種が終了

ワクチン一覧

国内で出回っているワクチンのうち、mRNAタイプ(ファイザーとモデルナ)以外のワクチンとしてアメリカのノババックス(Novavax)がある。インフルエンザワクチンなどと同じく伝統的、古典的な製法のワクチンであり、武田が受注ライセンス生産している。心筋炎などの副作用がないため、これを敢えて選択する国民も多いが、接種できる会場が少ないことが非常に難点となっている。

 それに加えて、日本国内向けに作られて購入されたノババックスワクチンのロットについて、その使用期限が12月25日に迫っている。そのため、12月23日で国内いずれの都道府県、市区町村においてもノババックスが接種終了となる。都内で唯一、ノバを予約なしで接種できた都庁展望台会場においても終了予定。

 https://www.tokyovaccine-rsv.metro.tokyo.lg.jp/pages/gu202202.html

 その後にノバが選択できるかどうかについては、政府がさらにノバを購入して国内に用意するかどうかにかかっており、アストラゼネカ(英国製ワクチン)と同じく今月で国内接種が完全終了する可能性がある。

 12月最終週では終了後になっており間に合わない。ノバは効き目がXBB対応ではないため、効用が頼りない面があるが、ファイザー、モデルナのような心臓、免疫系などへの副作用がない。このワクチンを希望される方は急ぎ予約するなどして日程を準備する必要がある。

 国内製薬会社として第一三共が初の認可を得て来年に実用化される予定のワクチンもmRNAタイプであり、ファイザー、モデルナと同種である。

 https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230801_n01/

 これで、国内ワクチンは全て同じmRNAタイプのワクチンになってしまう可能性がある。

根田祥一訴訟 本日、証人尋問行われる

根田

根田祥一
https://www.facebook.com/shoichi.konda.1
クリスチャン新聞編集顧問
福音による和解委員会(日本ホーリネス教団)、人権対策室(日本ホーリネス教団)委員
日本ローザンヌ委員会委員
JTJ宣教神学校講師
百万人の福音元編集長
思想・良心・信教の自由研究会、聖学院大学総合研究所牧会心理研究会に所属。


彼はクリスチャントゥデイ社や「あいのひかり教団」について、

「宗教法人あいのひかり教団はクリスチャントゥデイの創設者である張在亨の傘下にある異端の組織です」

 と主張し、自身のSNSでそのクリスチャントゥデイを誹謗する記事5つを拡散したとして、根田は民事提訴され、110万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起(2021年12月28日)されている。
 
 
 匿名者によって書かれたこのブログ、
 『ダビデ牧師と共同体を考える会』
 5記事は、根田祥一の思想や情報発信に多大な影響を受けて、事実に反する内容の記事の作成をしたと証言した人物によって発信されていると訴えられている。

 本日、10時から東京地裁民事23部で係争中の本案件に関して、本人を含めて証人尋問が行われた。
 
12月6日(水) 東京地裁 724号法廷
10-12:00  脱会者 二人の尋問
13:15    反対尋問 及び 根田への尋問

尋問は順調に進み、予定を大幅に繰り上げて15時10分過ぎには終了、閉廷となった。

訴訟の判決は、来年3月の見込み。




平和のための遺書・遺品展─「学徒出陣」80周年

 今年は学徒動員が行われてから80周年に当たる。当時の学生たちの遺書、遺品を展示する「平和のための遺書・遺品展」が開催される。

 わだつみのこえ記念館の現在のスタッフによる最後の企画の開催になる。

 
平和のための遺書・遺品展─「学徒出陣」80周年─ (10/20-24)

 ・2023年10月20日(金)〜24日(火)
 ・有楽町朝日ホール《ギャラリー/スクエア》(東京・有楽町マリオン11階)
 ・入場自由
 ・主催:わだつみのこえ記念館
・協賛:全国大学生活協同組合連合会
 

◆戦没学生の遺書・遺品の展示 <朝日ギャラリー>
 ・2023年10月20日(金)〜24日(火) 11:30〜18:30
 ・有楽町朝日ホール・スクエア(東京・有楽町マリオン11階)
 ・入場自由

 アジア・太平洋戦争末期に、大学生たちが在学のまま戦場へ駆り出された「学徒出陣」から今年で80年が経ちます。亡くなった学生たちの遺稿集のタイトル『きけ
わだつみのこえ』は、二度とこのような戦争があってはならないとの、平和を希求する標語ともなりました。
 かつて明治神宮外苑競技場で「出陣学徒壮行会」が行われた10月21日に合わせて、戦争に動員され若い生命を奪われた青年たちを偲び、戦争へ突き進んだ時代の社会的雰囲気をもう一度考えていただきたく、わだつみのこえ記念館の所蔵資料を中心に戦没学生の遺書・遺品を展示いたします。

◆10・21記念講演・映画会 <朝日スクエア>
・10月21日(土)11:00〜18:10
・有楽町朝日ホール・スクエア(東京・有楽町マリオン11階)
・資料代1000円(午前の部/午後の部)

◎講演:「わだつみのこえを聴く学生たち」
講師:新藤浩伸氏(東京大学大学院教育学研究科准教授)
◎映画:記録映画『学徒出陣』/「映画『きけ、わだつみの声』(旧作・新作)

・タイムスケジュール
10:30 開場
11:00 記録映画『学徒出陣』(文部省編、日本映画社: 1943年)
11:20 映画「きけ、わだつみの声」<旧作>
(関川秀雄監督、東横映画:1950年)
13:10〜14:00 休憩
14:00 主催者挨拶
14:15 講演「わだつみのこえを聴く学生たち」
新藤浩伸氏 (東京大学大学院教育学研究科准教授)
16:00 映画「きけ、わだつみの声」<新作>
(出目昌伸監督、東映・バンダイ: 1995年)

18:10 閉会

◆会場アクセス

有楽町朝日ホール《ギャラリー/スクエア》
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2−5−1 有楽町マリオン11階
電話03-3284-0131

JR:有楽町駅中央出口または銀座出口
東京メトロ:銀座駅C4出口、有楽町駅D7出口 いずれも徒歩1〜2分
*ホール入口へは映画館チケット売場横のエレベータをご利用ください。

◆主催:わだつみのこえ記念館
 協賛:全国大学生活協同組合連合会
 後援:一般財団法人 大竹財団


NPO法人 わだつみのこえ記念館
〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目29−13
       赤門アビタシオン1階102号
Tel/Fax 03-3815-8571
E-maill: info@wadatsuminokoe.org
ホームページ: www.wadatsuminokoe.org

方舟のゆくえ〜イエスの方舟44年目の真実

千石剛賢

ドキュメンタリー「解放区」、JNN系列TBSなどで今夜訪英。
方舟のゆくえ〜イエスの方舟44年目の真実〜[字]
6/19 (月) 1:13 〜 2:13

1980年、ある事件が世間を騒然とさせた。東京、国分寺市から、10人の女性が突如姿を消したと報道される。彼女達を連れ去ったとされるのは、謎の集団「イエスの方舟」。主宰者の名は、千石剛賢。 当時世間から「千石イエス」と呼ばれた彼は、報道によると、美しく若い女性達を次々と入信させ、ハーレムを形成していたという。女性達の家族が抗議をすると、彼らは忽然と姿を消した。

警察は全国に指名手配を張り、長い逃避行が始まる。2年2ヶ月後、千石は書類送検され、事件には一応の終止符が打たれた。 あれから43年。彼女たちは今も、当時と同じように共同生活を続けている。今なお続く「イエスの方舟」とは一体何なのか?「宗教法人」ではなく「人格なき社団」であるその正体とは? 彼女たちの現在を訪ねた。

番組HP https://www.tbs.co.jp/kaihou-ku/   TBSテレビ
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