2008年11月24日

「BS世界のドキュメンタリー」〜シリーズ 和解への模索〜

お久しぶりです。すみません。
気がついたら、もうすぐ12月も間近か・・・。
それなのに、ご訪問して下さる方がいて・・・
本当にありがとうございます。

それなので、今日は是非お知らせしたい放送があり、記事を更新しました。

今日から、NHKのBSで、5日間連続で「BS世界のドキュメンタリー」で、和解への模索というシリーズが放送開始です。(ふたりの少女の回は、放送中です。)
憎しみを乗り越え、ゆるすこと、和解する事は、そうたやすい事ではない・・・。でも、和解への模索に取り組んでいる人々がいる事を知る事は心が揺さぶられる思いがします。

沢山の人に見てもらい、大切なメッセージを受け止めて欲しいと思います。

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【以下、NHKのHPより引用】

●エルサレム ふたりの少女 〜自爆テロ 母たちの対話〜
 11月24日 (月) 午後9:10〜10:00

●赦(ゆる)すことはできるのか 〜南ア 真実和解委員会の記録〜 11月25日 (火) 午後9:10〜10:00

●テロリストと被害者 〜北アイルランド 対話の旅〜 (仮)
11月26日 (水) 午後9:10〜10:00

●償い”への家造り 〜ルワンダ・集団虐殺からの模索〜 (仮)
11月27日 (木) 午後9:10〜10:00

・・・人々の心の中にある深い憎しみを解かなければ、国の再建は難しい。そうした中、加害者が破壊した被害者の家を再建することで「和解」を促す取り組みが注目を集めている。加害者に罪を自覚させ、懲罰でなく被害者へ現実的な償いをさせて両者の対話を行う試みだ。・・・

●過激派と交渉する男 〜イスラム社会との対話〜
11月28日 (金) 午後9:10〜10:00

・・・現在の西側VS中東という対立構造を打破するにはどうすればいいのかという視点から、ハマスやヒズボラなど、西側がイスラム過激派と位置づけるグループのリーダーと非公式に対話を続けている西側の3人の男たちを取材。・・・

【引用おわり】
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naru153 at 21:57|PermalinkComments(4) ドキュメンタリー | 戦争と平和

2008年01月01日

やっぱり、人に優しい、人を許せる、お互いに助け合う社会であって欲しい・・・。

喪中につき、新年のごあいさつは失礼させて頂きます。
どうそ、よいお年をお迎えください。

超不定期更新の私のブログへご訪問して下さった皆様、この1年、本当にありがとうございました。深く心より感謝申し上げます。

昨年、腰の椎間板ヘルニアで入院してから、無理がきかなくなりました。
でも、ゴンベイさんにもコメント頂きましたが、ボチボチと、自分の出来るときに、自分のできる事を…というスタンスで、また、がんばっていきたいと思いますので、ふと、思い出した時は、ご訪問して頂けるとうれしいです。


やっぱり、新しい年は、人に優しい、人を許すことの出来る、(津久井先生の記事より・・・)人と人が、お互いに助け合う社会に向かって欲しいと…。
そして、今も、命をおとしている子供達が世界中にいる事に想いをはせ、子供達みんなが幸せな未来に向かう社会であっって欲しいと強く、強く願ってやみません…。


それから、ぶいっちゃんのブログを読むと、こんな私でも、できる事があるのではないかな…?と、勇気がわいてきます。

最後にこの年末年始にかけて、読んでいる本のご紹介をしておきたいと思います。
出来たら、内容も今後、ご紹介したいと思いつつ、なかなか…かな…。




ちひろBOX―没後30年メモリアルブック
わたしがちいさかったときに (フォア文庫愛蔵版)
「戦火のなかの子どもたち」物語
20世紀のすてきな女性たち〈2〉文に生きる絵に生きる―与謝野晶子、ビアトリクス・ポター、リリアン・ヘルマン、いわさきちひろ
世界の子どもたちに今おきていること
みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実
中流の復興 (生活人新書 224)
憲法の力 (集英社新書 399A)
外交力でアメリカを超える―外交官がたどり着いた結論 (憲法のいま)
ことばの力 平和の力―近代日本文学と日本国憲法 (かもがわCブックス (8))


naru153 at 00:43|PermalinkComments(21)TrackBack(4) 政治について | 祈り・願い

2007年11月09日

日本の「相互扶助の精神」共済がなくなる日〜(大和ごころ。ときどきその他ブログさんより引用転載)

nさんのコメントを頂き、ネットをあちこち見ていたら、とても素晴らしい記事満載のブログを見つけましたので、ご紹介しておきます。(いつもの事ながら、自分では詳しくないので今回も伝播係のなる♪ママです。(^^;)


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(引用転載開始)

●大和ごころ。ときどきその他ブログ

日本の「相互扶助の精神」共済がなくなる日http://ameblo.jp/shionos/entry-10024328363.htm


最新の年次改革要望書は昨年12月5日に公表されました。最近になって在日米国大使館のホームページに和訳が公開されています。米国による日本改造計画の日本政府への命令書の中身を知るためにもぜひ目を通していただきたいと思います。



ここ数年に渡って米国がしつこく改革を求め、その命令に粛々と従う日本政府のおかげで、各分野で「日本精神」が破壊されています。公正取引委員会を強化しての談合事件摘発などは共存共栄を保ってきた「日本精神」破壊の最たるものですが、簡保の市場と郵貯の金を狙う米国の命令に従った郵政民営化は日本の美徳である「相互扶助の精神」をもぶち壊してしまいました。



低所得者層でも簡単に入れるという簡保はセーフティネットという役割を担っていた。そんな簡保以上に相互扶助の役割が強い「共済」に米国は目をつけ、年次改革報告書でも再三に渡り要求を突きつけ、結局共済は保険業法に組み入れられ金融庁の監督下におかれる「金融商品」の扱いとされてしまいました。



そのため実際に以下のような問題も起きています。

*****
tommy先生の「世相を斬る」 マジメに、今高校では  (引用開始)


こういう時に、今、静岡県のすべての県立高校で、ある署名活動が行われています。
それは「(財)静岡県学校安全振興会存続の願い」です。

現在、高校生が学校活動中に事故などをした場合、治療費がすべてこの学校安全振興会から支払われるしくみになっています。この法人は高校のPTA組織の一部であり、生徒(保護者)は1年間に1500円(県によって違う?)を支払っています。
まさしく、非営利の高校教育活動を単純にサポートする組織です。

ところが、来年度に改正される「保険法」によって、このような非営利事業まで保険法の適用をうけることになり、県のPTA組織の一部としての規模ではとうてい維持できないことが判明しました。
簡単にいうと、この組織が潰されます。
では、この安全振興会組織がなくなると、高校生はなんらかの民間保険に頼らざるをえなくなり、利するのは医療保険会社だけという状況になります。

したがって、緊急のお願いとして「存続の署名」を高校の生徒を通じて保護者の方にお願いしているのです。
まさか、このような形で、今の日本が向かっている「アメリカ資本追従国家」の現象を高校生に実体験として見せることができようとは思っても見ませんでした。

日本の高校生を年間1500円という僅かな金額で守っていた高校現場が、法改正によって民間医療保険業界に知らず知らずのうちに浸食されようとしています。おそらく年間の契約量は一人5000円以上になるでしょう。
しかも、高校生の学校での事故は「ケガ」がほとんどなので、この保険分野は医療保険となり、
アメリカンファミリーやアフラック(胸くそ悪いので詳しくはしらない)のような外資系(アメリカ系)保険会社の独壇場となるはずです。

学校安全振興会はPTA組織ですから、もしも余剰金などが発生した場合は、当然、学校教育の振興のための事業に使われてきました。民間保険では“利益”となります。
今まで、まったく普通に効果的におこなわれていた教育現場の事業までが、ハゲタカ資本主義の餌食になっております。

日本の教育システムは、平等な教育を子供達に施すという意味では、おそらく世界一であると思われます。どこに生まれ、どこで育ち、誰に育てられても同じ公教育が受けられるのです。
したがって、日本の教育システムこそが、今後到来するであろう(このまま、アメリカ侵略がおこなわれていけば)格差社会に抵抗する最後の手段なのです。
ところが、ハゲタカ資本主義は、その公立高校まで、魔の手を突っ込んできました。

なんで、日本人は「怒りの声」をあげないのでしょうか?

ホワイトカラーなにがしという「残業代ゼロ法案」を通過させて、普通のサラリーマンを地獄へ追い込むような、「格差拡大」政策を掲げる日本政府をなんで支持しているのでしょうか?

〜略〜

(引用ここまで)
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主権在米経済 The Greatest Contributor to U.S. (光文社ペーパーバックス)



この共済の危機については、小林興起さんが『主権在米経済』の中で詳しく書かれています。*****
(引用開始)


P238

PTA共済が民間保険化されるとどうなるのか?



 「PTA共済」というのは、全国の学校のPTAに所属する保護者たちが主に子供たちの課外活動や学校生活での事故防止、安全確保やPTA活動のために立ち上げた。各都道府県のPTAによって掛け金や保障額は多少違うが、掛け金でいうと年間200円から600円くらいの安価で加入できる。

 だから、集まったお金は各種の保障のほか、たとえば、みどりのおばさんへの報酬などに使われる。つまり、この共済は、まったく利益を度外視した「相互扶助」のためのものであることは明白だ。しかし、無認可共済なので、今回の改正でより厳しい規制を課せられることになってしまった。これは本当に納得できないことである。

 前出の井上氏は、「今回の法案改正に先立って、これらのPTA共済の自家運営による継続が今後困難と見た損害保険会社は、契約の損保切り替えの提案を行いだした。とくに外資系の保険会社などはより積極的な営業展開を行なっているようだ」と言う。

 なんのことはない、「年次改革要望書」の記述を待つまでもなく、共済がすでに外資系の保険会社の手に落ちているのだ。

 では、このような共済が民間保険になると、どうなるだろうか?

 まず言えるのは、余剰金が出ても、それが加入者に還元されないということである。それは保険会社の場合、法律で掛け金の余剰分は契約者に還元できないことになっているからだ。つまり、「PTA共済」が民間保険として運用されると、残った分はすべて保険会社の懐に行ってしまうのである。全国公立小中学校のPTA会員は約1100万人いるが、「PTA共済」の加入者はそのうち8割とも言われているから、これは外資系生保にとって本当においしいマーケットである。

 しかも、この共済は、小学校校長会や教頭会というところが、集金などの業務を一手に行っている(担任教師が共済の申込書を児童に配布・回収している)。つまり、保険会社は、勧誘や外交員などの人件費のコストなしに、1100万人を相手に保険営業ができるのである。

 では、このことをもう少し具体的に見てみよう。

 たとえば、この共済で1億円が集まったとする。これを、もし民間保険業者に委託するとすれば、そのうち20%から25%は代理店に行くことになる。この時点で、残りは7500万円。一般的にPTAの共済のようなものであれば、その給付金は2000万円強であるから、そうすると5000万円はまだ残る。だから、従来どおりに共済の体を保っていれば、この残りの5000万円は、子どもの安全対策や諸々のかたちで会員に還元することができる。

しかし、民間ベースでの運用となると、これを会員に還元することは許されなくなるのだ。つまり、この5000万円は、保険業者の手元に残るのである。これを現実の数字にしてみると、「PTA連合共済」に限って置き換えたとしても、それをたとえば切り替えを積極的に推奨している外資系損保のAIUが手に入れた場合、AIUには100億円ほど残ると考えられる。

(引用ここまで)
*****



小林興起さんは引き続き共済から外資系へ保険が切り替わることによって個人情報が外国の手に渡る危険性を指摘しています。

*****
(引用開始)

P241

アメリカに筒抜けになる日本人の個人情報


 しかし、ことはそれだけではすまない。まだ、大きな落とし穴があるのだ。

 これは、余剰金などよほど大きな問題だ。それは、市民社会の根幹である個人のプライバシーが、外資系生保に筒抜けになってしまうということである。

 なぜなら、PTAの共済に民間業者が参入すれば、彼らは、加入者の名簿を簡単に手にすることができるからだ。前記したように、「PTA連合共済」は1100万人とも言われる会員数を誇っている。その莫大な顧客ネットワークが手に入れば、彼らはそのネットワークを利用して新たなビジネスを手がけるだろう。PTAの名簿というのは、保護者、つまり親の名簿であり、そこには豊富な個人情報が眠っている。住所、電話番号から職業、あるいは年収、資産状況まで。

 これと保険が結びつくのだから、場合によっては、病歴、医療カルテまでもが保険会社の手に落ちることになる。しかも、それが外資となれば、外国が日本人の個人情報をタダ同然で手に入れることになるのだ。

 アメリカというのはきわめて戦略的な国家である。そう考えれば、これがいかに危険なことかがわかるであろう。

(引用ここまで)
******



アメリカというのはテロ対策を理由にパスポートにICチップを搭載しろと日本政府に命令し、何でも言う通りのポチ政府は旅券法を改正までしてパスポートにICチップを搭載した。そこには氏名、国籍、生年月日という基本情報だけでなく、顔のデジタル画像情報、所在地がわかる通信用アンテナまで格納してある。もちろんこれらは米国の命令を忠実に守った結果だ。そして米国はこれら入国審査で得た個人情報をすべて米国国土安全保障省と国務省にデータベース化して保存する。



おっそろしい国。もうアメリカには行けないね。こんな調子だから保険屋から情報を得るなんて簡単なものよ。5月から三角合併で国内企業が外資に買われたら…ぞっとする(((゜д゜;)))



外資の保険屋といえば派手なTVCMで「安い安い」「お得お得」と流しているけど、金払いは??

以下のブログでその??の実態が垣間見れますよ。金しか頭にないアメ公の保険なんかお断りなんですけどね。皆あんなCMに騙されるんだろうな。



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佐藤立志のマスコミ日記

2006年12月14日

うつ病は早めにまず内科へ
 

*****
(引用開始)


 うつ病患者が増えている。うつ病は「心の風邪」といわれており、何か軽いもののように思われがちであるが、とんでもない。600万人がかかっているという医者もいるくらいだから大変。
 自殺の引き金になることが多く、早期の治療が必要なのだ。でも病気だから必ず治りますから安心して治療することだ。http://www.okayama-u.ac.jp/user/pharm/kanja/documents/mado113.pdf#search= '%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85%20%20%E6%82%A3%E8%80%85%E6%95%B0'
 「まず内科へ」と書いたが、「心療内科か精神科じゃないの??」と聞かれる。それは終身保険か終身医療保険に入っている人の話である。
 特に定期の医療保険、それもあの外資に入っていたら間違いなく踏み倒される。日本生命のおばさんが県民共済と外資の医療保険に入って、仕事上のことでうつ病で入院した。そしたら県民共済はすぐに入院給付金を支払ったが、外資は「調査中」と称して三ヵ月経っても支払わなかったのだ。
外資は何を調査していたのか。答えは告知義務違反をさがしまくっていたのだ。ささいな告反を見つけて契約解除にもっていきたいのだ。月三千円程度で何度も入院給付金を請求されたのではたまらんというのが本音。
 内科でも抗うつ剤を処方してもらってうつ病を表面化させないことだ。保険が解除されたら、完治しても保険に入るのは私が知っている限りでは、2社くらいしかない。
 精神病だと保険には入れない。過去に病歴があってもだめ。郵便局は大丈夫だったのだ。精神病の病歴があっても職業の選別もなかったのだが、もうすでに選別と差別を始っているようだ。
 郵政改革というのは、弱者の切り捨てだったのである。生活保護、年金、医療、簡保は国民の生活を守るよりどころであったのに、無茶苦茶にしてくれました。参議院で鉄槌を!!

(引用ここまで) 
*****


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小林 興起
主権在米経済 The Greatest Contributor to U.S.
参考のために最新の年次改革要望書から保険関連の部分を載せておきます。



日本政府への米国政府の要望書

2006年12月5日


(一部引用開始)


その他の通商に関連した政府慣行


I. 保険の窓販


I-A. 米国は日本に対し保険商品の銀行窓口チャンネルの完全自由化を遅くとも2007年末までに遅滞無く行うことを求める。


I-B. さらに米国は、窓販完全自由化前に第三分野の商品を取り扱う保険業者が不当な不利益を被ることがないよう、小規模の銀行が関係会社に対して販売できる第三分野商品の1000万円という限度額を撤廃するよう日本に対して求める。


I-C. 米国は、消費者保護の強化のために不適切な販売手段を防止する関連諸規則を、特定の商品またはサービス提供者を他より優遇することがないような形で作成・実施するということを日本が確認したことを歓迎する。米国は日本に対し、このような規則の作成や実施にあたり、意見を提出する時宜にかなった機会を引き続き利害関係者に与えることを保証するよう要求する。


II. 共済


共済は日本の保険市場において民間と直接競合する保険商品を提供し、相当な市場シェアを有している。共済に関する一貫した規制体制の欠如は、健全かつ透明な規制環境を企業ならびに保険契約者に提供する日本の能力を損なうものであり、民間の競合会社に比べて大幅に有利な立場に立つ要因となっている。中には、この有利な状況を市場シェアや商品提供の拡大のために利用し続けている共済もある。従って、米国は以下の措置を取ることを提言する。


II-A. 特に さまざまな官庁によって規制されている共済に関しては、民間における同業者と同じ官庁による同一の法律、要件、基準そして監督の対象とすることによって民間競合会社との間に公平な競争環境が生まれるようにする。平等な競争条件を整備するための第一歩として、金融庁が民間の保険サービス提供者に適用する監督基準に適合しているかどうかを判断するため、係る共済の監督や検査に関する規則と規制の徹底的な見直しをする。


II-B. 金融庁の監督下に置かれる「小規模短期保険業」共済に関しては、保険業法に定められた期間中に透明性を持った形でその体制を厳密に見直す。そのような共済は、金融庁に認可された保険会社と直接競争関係にあるという点で、保険業法の下、保険会社として規制されるべきで、民間会社と同様に取り扱われるべきである。そのほかの無認可共済は、正当に保険業法の対象とすべきか否かを判断するため、金融庁が監視すべきである。




III. 保険契約者機構


日本が生保ならびに損保の保険契約者機構の見直しの準備を始めたことに関して、米国は日本に対し、現行のシステムが失効する前により効率的で持続可能なセーフティーネットの構築を担保するために役立てるべく、事後拠出システムへの移行を含む措置を取ることを提言する。金融庁および関連する審議会が、見直しプロセスの過程で意見収集のため有意義な機会を設けるということを日本が確認したことを、米国は歓迎する。関連法案およびその他の措置案の準備が透明な形で行われることを米国は求める。


(引用ここまで)


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(大和ごころ。ときどきブログさんの引用転載おわり)



「大和ごごろ。ときどきその他」ブログさんの、年次改革報告書についてのカテゴリー記事の方に、共済・保険以外の驚くべき事実が、これまたとても詳しくかかれていますので、ぜひ、直接ブログへご訪問して見てください!


それにしても・・・。


政府与党は、何を考えているのでしょう・・・。
アメリカが要求してきてる事を、いかに国民に知らせず、いかに国民をうまく欺き、納得させるには…という事に躍起になっているとしか思えません…。


このままでは、
日本が、どこかの国に攻められる前に、『おにぎりが食べたい』と言って死んでゆく国民の方が、たくさんでる事でしょう。


日本が、どこかの国に攻め込まれる前に、公立病院はどんどん廃止となり、お産難民、介護難民は増え、姥捨て山のような医療制度、障害者・弱者切捨ての福祉行政で、死んでいく国民の方がたくさん出る事でしょう。


高い原油を無料で、6年間も提供するお金(税金ですよね!)があるなら、今、目の前で死にそうな人を助ける方が、先なんではないのでしょうか?


naru153 at 15:53|PermalinkComments(22)TrackBack(9) 社会保障 | 政治について

2007年11月06日

それは、悪質なテレビ大新聞とネットの個人の真摯な発言と、どちらが多くの国民の心を打つのかの戦いかもしれない。

私は今の日本の政治に必要なものは、常々政権交代だと思っている。

今の与党自民党にはもちろん絶望しているし、今の民主党に全幅の信頼をしているわけでも無い。しかし政権交代という現実で、両党、もちろんその他の政党でも構わないが、政権交代してこそ活力がだせるし、隠蔽された腐敗を除去できると考えている。

そのために大切な事は、国民が政治に関心を示し、自分で考えた候補者に投票することだと思っている。政治は生活だ。生活を良くしたいと思うなら、政治家を民意にたいして真剣にさせることだ。そのための政権交代だ。

日本の堕落しきっている、小沢代表からも指摘された、意図的に悪質な世論誘導するテレビ大新聞に騙されないことだと、これも常々思っている。

今日の報道でも、田丸美寿々も酷い放送をしていた。安倍首相の突然辞任して、国会を長期に閉鎖した責任と小沢代表辞任の責任を、意図的に同列に批判し、一方的に民主党批判するテレビの現実を体現していた。



こんな報道にいつまでも騙され続けるなら、私たちの社会が、暮らしが良くならないのは必然なのだと思う。


小沢代表の辞任を、次期衆議院選挙で、多くの国民が行動を起こさないと、政権交代させることが出来ないのが現実であるという警鐘であり、檄であると受け止めたい。


いつまでも巨悪を眠らせるな、そのための政権交代を実現したい。それは、悪質なテレビ大新聞とネットの個人の真摯な発言と、どちらが多くの国民の心を打つのかの戦いかもしれない。
2007.11.04 23:44  | scotti
らんきーブログのコメント欄より転載)


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らんきーブログのコメント欄より転載させて頂きました。scottiさん、すいません。すご〜く、共感したコメントでしたので、一人でも多くの方に読んで頂きたく、お持ち帰りさせて頂きました。よろしくお願いいたします。)

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昨日のTVタックル(プロパガンダ番組なのは承知の上で、メディアリテラシーを鍛える為にも、相手方の考え、動向を知るためにも時々みています。)を見ていたら、ハマコー先生が、「アメリカの言う事は、何でも聞かないと、日本は生きていけないんだよ!」と大きな声で、何度も叫ばれていました。
三宅某氏は、読売新聞の社説の切り抜きをヒラヒラさせて、「これは、ナベツネさんが書いている」とはっきり言っていました。


(小沢党首辞任の陰に、ロックフェラーの来日、読売のナベツネさん、森・中曽根さんなどの、内外の圧力の話があったという憶測が、あちこちのブログで書かれていて、なるほど…と。全部鵜呑みにしているわけではありませんが、政治の世界は、本当に恐ろしいと…。)


ああ・・・。
でもなんて情けない・・・。
このハマコウ先生の感覚が、今までの政府与党、官僚の方たちの気持ちそのものなのでしょう…。


それでも、政治家だったら、理想を目指し、少しでも理想に近づけるように努力してほしい…。
政治家だったら、世のため人の為の、熱く崇高な高い志を持ってもらいたい…。



日本の政治の歴史の中にも、「石橋湛山」「瀬長亀次郎」のように、アメリカの要求に毅然とした対応をした、志の高い政治家もいます。
そうした、政治家になぜ学ばないのでしょう・・・。


そしてまた、小沢ショックの陰に、防衛疑獄も、3日パキスタンに厳戒令がしかれた事も隠れてしまい、あまり報道されない…。

ブッシュ大統領は、イランに対して「第3次世界大戦発言」を3日にしています。
そんなアメリカと、日本がどこまでも一緒について行ったら…と考えるととても恐ろしいです。


私に出来る事は小さな事・・・。
でも、この国は主権はまだ国民にあります。
アメリカが、一番恐いのは、日本の庶民の怒りの世論の爆発だと思うのです。
(過去、沖縄返還がいい例だと思います。)

参院選で、民意を示した事で、少しではありますが、良い方向に流れが動いたのも、事実だと思います。
せっかくの、その流れを止めてはいけないと思います。


scottiさんの言うように、政権交代するべく、諦める事なく、衆議院の選挙では、大切な1票を国民の立場に立って政治をおこなってくれる人、政党に投票しなければと、改めて強く思っています。



奪われる日本 (講談社現代新書)
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)
ジャパン・ハンドラーズ―日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち


naru153 at 10:33|PermalinkComments(6)TrackBack(1) 政治について | 選挙

2007年11月05日

民主党代表を辞任。民主党改革を国民から求めるなら今。〜村野瀬玲奈の秘書課広報室より〜

突然の、小沢さんの辞意表明に民主も大揺れだけれど、私達の成すべき事は、政府与党の思う壺とならない様にする事なのでは…?

具体的な提案が、

★村野瀬怜奈の秘書課広報室
小沢氏が民主党代表を辞任。民主党改革を国民から求めるなら今。

にありましたので、是非ご訪問して見て下さい!
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(引用開始)

〜略〜

参議院で過半数近くの議席を確保しているのに、こらえ性のない決断だなあ、というのがニュースを知った最初の感想。本来は、参議院を舞台にして、国会審議を通じて、国会審議だけを通じて、国政調査権などを存分に使って、有権者・納税者の目の前で政治倫理と政策の是正をはかるべきだったと思います。〜略〜


民主党なんて自民党と同じだという意見が野党支持者の中にあることは承知していますし、それに一理はあると思います。しかし、たとえそうであっても、また、社民党と共産党の勢力がもっと伸びることも私は同時に期待してはいても、民主党には自民党とは一線を点線を画して果たすべき役割があるというのが私の考えです。

しかし、小沢氏が民主党代表を辞任した今となっては、自民党にだまされることがないようにするには民主党に何を要求すればいいかを考えるというのが、自公チュー政治の終焉を願う有権者・納税者の緊急課題になりました。


民主党を引き締める一つの鍵は、福田・小沢党首会談の後で自民・民主連立の話を小沢氏が持ち帰って来た時に、民主党の役員会がすぐにこれに反対したということです。
また、小沢氏も今すぐに民主党を離党する気はないようです。(一寸先は闇かもしれませんが...。)あと、小沢氏が表明してた報道機関への抗議のところには共感できるということも一つの材料です。

これを希望の材料の一つとして民主党の役員のできるだけ大勢に緊急に意見を届けたい方は、次の名簿をご利用ください。

民主党 幹部 名簿 (2007年9月10日更新) http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7.html

民主党改革の時は今です。民主党幹部に投書をしませんか。

(引用おわり)
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それから、Like a rolling beanさんの所の記事を読み、本当に、同感です!

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(引用開始)

★Like a rolling bean (new) 出来事録
毎日新聞号外画像・キャッシュ制限が新たに設定されたらしい読売「大連立は小沢氏が持ちかけ」


わたしは二大政党制に賛同するものではありませんし、小沢代表にあらゆる意味での全幅の信頼を置けるとはいう判断を持てていませんでしたが、やはりこのことは永田メール以上の毒物に相当すると考えます。



この(ある意味では)無残な出来事を、野党の政権担当能力や小沢氏への不信と解釈したら、まさにそれは、



わたし達が、7.29にNOを言い渡した相手の思う壺


であると考えます。



民主党を始めとする野党党内での抗争や、あるいは野党間のせめぎ合い、さらには有権者間の批判合戦は、自公に信任を与える一助になります。



旧教育基本法と日本国憲法を護りたいと考えたのはなぜでしょうか?

遠くに視線を移せば殺されないため、そして殺さないためでしょう。



けれど、近くに目を落とせば、当面、奇跡のように受けたこの生命を壊されず誰もが生きていくことができるためであり、地方を守り、医療を守り、教育を守り、がんばらないことも許される社会の寛容さを維持するためであると考えます。



そうしたことから一歩ずつでよいから、後退しないで踏みとどまる道を探さなくてはならないのが、7.29以降であったとわたしは思っています。


以上を強くかみしめて取り急ぎのエントリーとします。

(引用おわり)
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反戦な家づくりさんの記事も、参考になるとおもいます。よかったら、ご訪問してみてください。


海の向こうに目をやれば、ブッシュさんが、第3次世界大戦発言をしてるし、政治家の方たち、政府高官の方たち、本当に、しっかりと目を見開いて見てほしい…。

庶民一人一人が幸せになってはじめて、国の存在意義があるのだとおもうのだけど…。
真に国民のための政治をしてほしいと、願わずにはいられません…。


naru153 at 01:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年11月04日

福田首相と小沢党首の「密室協議」〜民意は…?どこへ…?〜

小沢さんの行動に、やっぱり、ショックをうけてる、なるママです…。

私なんかより、いろんな事を、あらゆる方向から考えての、深〜い考えのもとの行動なのかもしれませんが…。それでも、密室協議も、ISAF参加も、自衛隊派遣恒久法も、なるママは賛成できかねる…。

でも、今、小沢さんが潰れて、自民が盛り返すなんて最悪な事になっても困るけど…。それとも衆議院選、この事で、国民新党、社民、共産の議席がふえたりして…。再編もあるえるのかな…?

う〜ん。なるママの頭では、やっぱり、わかりません…。

でも、最近見つけたブログさんで紹介されていた、小田実さんの言葉に、深くうなずいてしまいました…。

(追記1:すいません。IとTをまちがえましたので、訂正致しました。お恥ずかしい…。
追記:2あっ!小沢さんが党の代表を辞意!のニュースが!でも、自民より、まだ民主のほうが、人材がいるように思います…。)


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(以下、引用開始)

権力に迎合したマスコミ人を忘れるな!

2007年11月 1日 (木)
戦争の臭い


私たちはつい為政者や司令官になったつもりで思考しがちです。

〜「殺すように命令する側」の論理、「死体の臭いの届かない所で命令を下している側」の思考に巻き込まれてはいけないということでしょう。〜(本文より)〜


中流の復興 (生活人新書 224)



〜略〜

戦争とはそれに巻き込まれた一人一人の庶民にとっては、テレビや新聞のニュースなどではなく、ましてや歴史書や教科書上の出来事ではありません。自分自身や身近な人の死であり、あるいはまた自分自身が人殺しになることです。私たちにとって戦争とは死体の臭いそのものでしかありません。”正義の戦い”、”テロとの戦い”、”聖戦”、どんなに美辞麗句を並べようとつくりだしているのは死体の山です。

 小田実は言います、「軍人の思想、戦争の思想に巻き込まれてはいけない」と。テレビのニュースや政治番組で中東の戦争やそこに派遣されている自衛隊が論じられているのを視るとき、私たちはつい為政者や司令官になったつもりで思考しがちです。それは今、声高に叫ばれている”国際貢献”、”テロとの戦い”、”何物にも代え難い日米関係”などという言葉のまやかしにも通ずるところです。しかし視聴者の九分九厘は実際の戦争では「殺される側」や「殺す側」に否応なくされてしまうはずです。「殺すように命令する側」の論理、「死体の臭いの届かない所で命令を下している側」の思考に巻き込まれてはいけないということでしょう。

 久し振りの小田実は徹頭徹尾市民の目で世の中を見ていくことをあらためて思い起こさせてくれました。私は国家ではありません。ちっぽけな一人の市民です。だからこそ市民の目で世界を見つめ、市民の論理で戦争を考えていこうと思います。

(引用おわり)
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以下、関連してのおススメブログです。良かったら、ご訪問して見てください。


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naru153 at 15:42|PermalinkComments(4)TrackBack(2) 政治について | 選挙

2007年11月02日

ハイ、地図確認、エリアのマッピングしましたよ⇒「★浜岡原発〜どうして、こんな判決がだせたのか?地図を広げて見て下さい!」〜雑談日記さんの記事より〜(byなるほど♪ママ)

連続、驚きのサプライズ!

数日前、村野瀬さんで、記事にエントリーして頂いたと思ったら、今回は、雑談日記(徒然なるままに、。)さんで、昨日書いた浜岡原発の記事に応答エントリーをかいてくださり、ご紹介頂きました。

改めまして村野瀬さん、雑談日記のSOBAさん、心より御礼申し上げます。

(でも、私は、自分では、能力不足で書けないけど、伝えたい良い記事を伝播しているだけなんです…。でも、それも、大事な事ですよね…。)


玲奈さん、雑談日記のSOBAさんのブログへぜひ、お越し下さいね。
あっ!もうすでに、私が言うまでも無く、ご存知だった方も多いことでしょう…。
でも、知ってる方も、知らない方も、どうぞ、ご訪問下さいね。


★村野瀬玲奈の秘書広報室(人権と本当の意味での民主主義についての、素晴らしい哲学が根底に流れるブログです。その情報網と貴重な情報&分析力は、これまた素晴らしいです。)


★雑談日記(徒然なるままに、。)

【今回取り上げて頂いた記事です】
     ↓
ハイ、地図確認、エリアのマッピングしましたよ⇒「★浜岡原発〜どうして、こんな判決がだせたのか?地図を広げて見て下さい!」

(このほかの記事も、とっても、記事の内容が深く掘り下げてあり、貴重&示唆にとみ、私などでも難しい事をわかり易くかかれています!特に図や写真などを使ってあるり素晴らしい!!です!これぐらい、パソコンが使いこなせたら…と、尊敬のまなざしです…。)


それから、ずっと、ご訪問してくださってる方も、初めてご訪問して下さった方も、あわせて、ありがとうございます。

訪問して下さる方がいる・・・とおもうと、ヘナチョコ、うっかりのなる♪ママですが、また、記事更新を頑張る力を頂いてます!
本当に、ありがとうございます!

(*追記:すみません。タイトルに追記しました。)


naru153 at 15:42|PermalinkComments(0)TrackBack(1) 原発 | 

2007年11月01日

★浜岡原発〜どうして、こんな判決がだせたのか? 地図を広げて見て下さい!数千万人の、いのち! 東京・名古屋・大阪・・・

浜岡原発につて、信じられない判決が先日出ました。

マガジン9条の「デスク日記」で、その事について詳しく、そして鋭く核心をついて書かれた記事が、昨日UPされましたので、ぜひ、ぜひ、読んでみてください!


〜東海地震が近い将来(30年以内)に起きる可能性は、実に87%(!)といわれているのです。それは政府も認めています。だからこそ、毎年、この地区では大がかりな防災訓練が、政府主導で行われているのです。〜

〜数千万人の、いのち
 地図を広げてみてください。〜

〜ほんとうに、浜岡原発は日本のド真ん中です。そして、東海地震の想定震源域の、これもまたド真ん中に位置します。〜

 〜東京・名古屋・大阪……。〜 (本文より)〜



風向きによっては、それは、人事ではありません・・・。
放射能程恐ろしいものはない・・・。

判決を言い渡した裁判官は、どちらに住んでおられるのでしょうか?
ご自分も、被害にあわれる方に入る可能性もある・・・という事に、思いが巡らせない訳はないと思うのですが…?信じられないです!!


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(以下、マガジン9条より引用転載です。)


デスク日誌(28)071031up

原発震災が来る前に
 

どうして、こんな判決が出せたのか

 このコラムを書くために、私はさまざまなメディアの情報をこまめにチェックし、知り合いのジャーナリストたちに話を聞いたりしています。それらの情報を集めて私なりに検討していたのですが、10月26日に出された、ある「判決」は、まさに予想外のものでした。

 静岡県御前崎市にある、中部電力浜岡原子力発電所(1〜4号機=出力総計361.7万キロワット)をめぐって、周辺住民たちがその安全性に疑問を抱き、運転差し止めを求めた訴訟の判決が、この日、静岡地方裁判所で示されたのです。

 宮岡章裁判長は「中部電力の安全評価には、問題がない。設計上の安全性は十分に確保されていると認められる」として、住民たち原告側の運転差し止め請求を棄却したのです。

 原告側の全面敗訴という結果でした。

 むろん、原告側は即日控訴しました。

〜略〜


老朽化も考慮せず

 1号機、2号機の2基の原発は、それぞれ1976年,78年に運転が開始されました。国が78年に原発の旧耐震指針を策定する以前に設計されたもので、その老朽化が問題視されていたのです。したがって、老朽化を考慮すれば、少なくともこの2基の運転差し止めはかなり現実的なものではないかと、多くの関係者は予測していました。

 むろん、中部電力は「国の耐震指針に沿って、その耐震性はきちんと確認している」と主張してきました。しかし、それはあくまで“旧”耐震指針です。その後の新しい知見がそこに反映しているとはいえません。

 それでも判決は「設計上の安全余裕は十分に確保されている」と、中電側の主張を全面的に支持したのです。さらに判決は、改定前の旧耐震指針について、こうも言います。

 「新指針は、旧指針の安全基準をなんら否定したものではない」

 おかしい。論理が間違っています。


 旧指針が完全でないからこそ、それが改められて新しい指針が作られたのではないか。つまり、旧指針では不十分だったと、国が認めているからこそ、新指針が作られたと考えるのが、あたり前でしょう。であれば、旧指針に合格したからといって、今も安全だなどと言えないことは自明です。


生かされなかった教訓―巨大震源域の真上の原発

 しかし何より、この判決が奇妙なのは、あの柏崎刈羽原発の教訓を、少しも生かそうとしていない点です。浜岡原発は、まさに巨大な東海地震の震源域のド真ん中に位置しています。誰がなんと言おうと、裁判官がどう判断しようと、それは紛れもない事実です。

 その東海地震が近い将来(30年以内)に起きる可能性は、実に87%(!)といわれているのです。それは政府も認めています。だからこそ、毎年、この地区では大がかりな防災訓練が、政府主導で行われているのです。

 そしてさらにさらに、その東海地震が、今回、柏崎刈羽原発に深刻な被害を与えた新潟県中越沖地震(マグニチュード6.8)を大きく上回る規模になる可能性が強い、と指摘されていることも、よく知られています。



 中電側も、むろん、そんなことは承知しています。だから当然、次のように反論します。

 「我々は、06年の指針改定よりも早い05年からすでに、耐震補強工事を始めている。想定する地震の加速度も、600ガルから800ガルに引き上げているし、いずれ1000ガルの加速度の揺れにも耐えられるようにする」

 しかし、やはりこれにも疑問を呈さざるを得ません。

 今回の中越沖地震の際に、柏崎刈羽原発の直下の地盤での揺れは、実は1000ガル近くに達していたというのです。マグニチュード6.8の地震での観測です。では、マグニチュード8級の揺れを想定しているという浜岡原発は、それに耐えられるのか。

 常識的に考えても、耐えられるはずがない。6.8で、すでに耐震の限界近くにまで達しているというのに、その数十倍規模の地震に、どうして耐えることができるのか。  判決文をできるだけ詳しく読んでみたけれど、素人の私をさえ納得させてくれるだけの論拠は、残念ながらほとんど読み取れませんでした。

 
〜略〜


数千万人の、いのち
 地図を広げてみてください。

 ほんとうに、浜岡原発は日本のド真ん中です。そして、東海地震の想定震源域の、これもまたド真ん中に位置します。


 東京・名古屋・大阪……。



 日本の巨大都市のほとんどは、もし、この浜岡原発が破壊されたとき、そのときの風向きにもよりますが、放射能の影響をもろに被ることになります。決して、現地住民だけの問題ではありません。数千万人のいのちに関わる問題だったのです。

 原告団のひとりが、唇を震わせてこう言いました。

 「浜岡原発が、もしも、重大事故を起こしたとき、裁判所はどう責任を取るのか」
 しかし、そんな心配はしなくていいのです。

 裁判所も裁判官も、責任など取れようはずがない。事故が起きたときには、この宮岡章裁判官もまた、放射能被曝に苦しみながら死んでいくしかないのですから。

 
 苦い思いで、そう書き記しておきます。


“運がよかっただけ”の柏崎刈羽原発
 防衛省の問題が、国会の焦点になっています。

 守屋武昌前防衛省事務次官の国会喚問で、癒着があったかどうかなどと大騒ぎです。だけど、聞いていても、とても虚しい。

 だって、30年以内に起きる可能性がきわめて強い巨大地震の、最も大きな災害となるであろう「原発震災」に、この国は目をつぶったままなのですよ。


 国の防衛も国益も、国自体が戦争被害以上の災禍に見舞われる可能性の前で、いくら議論したところで虚しいだけじゃありませんか。来ることがほぼ確実な震災の、最も危険な部分を無視して何が国益か、と思ってしまうのです。



 あの柏崎刈羽原発は、安全性が確保されていたから無事だったのではありません。

 運よく、ほんとうに幸運にも、大災害の一歩手前で持ちこたえただけに過ぎないのです。あと少し揺れが激しければ、原子炉本体の本格的破壊(今回の地震で、すでにかなり破壊されたということですが)に至った可能性は強いでしょう。そう指摘する専門家が多いのです。

 そのときの被害を考えると、肌に粟が生じます。

 そんな幸運が、二度も続くと思いますか?

 幸運を我が物にして、それを教訓にして、大災害を防ごうという考えに、なぜ至らなかったのでしょうか。 「後悔、先にたたず」

 そんな諺を、この場合に限っては口にしたくありません。



(小和田 志郎)〜引用転載おわり〜
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(あと、原発についての詳しい記事を書かれていて、とても参考になるサイトをいくつかご紹介しておきます。)


★津久井進の弁護士ノート
浜岡原発判決文のラスト10行



★Like a rolling bean (new) 出来事録
浜岡原発判決裁判長の「柏崎刈羽を引き合いに出すやり方」に不審感と危惧を覚えます



'07-09-26UP(マガジン9条)
★鎌仲ひとみさんに聞いた(その2)
核・原発のある世界を見直す時



'07-09-19UP(マガジン9条)
★鎌仲ひとみさんに聞いた(その1)
足元にある”核 “を見つめて


ヒバクシャ―ドキュメンタリー映画の現場から
ドキュメンタリーの力 (寺子屋新書)
内部被曝の脅威 ちくま新書(541)


naru153 at 21:25|PermalinkComments(0)TrackBack(4) 原発 | 

「歴史的な日」〜給油中断〜(編集者が見た日本と世界 のブログより転載)

テロ特措法の期限が切れ、とりあえず、給油活動は中止ですね。
6年間も続けられていたこと事態、最近まで知らなかった、お恥ずかしい限りのなるママです・・・。
知らない間に、日本の給油による後方支援で、どれだけの多くの子供や女性を含む一般の国民が被害にあった事でしょう…。

それを思うと、やり切れない思いになります…。

でも、参議院の与党敗北で、とりあえず、給油も中止となりました。
それは、本当に、松竹さんの言われるように、歴史的に大きな意味があるとおもいます。平和志向DONZOさんの雰囲気に似ている…と思うブログです…。よかったらご訪問してみてください。他の記事も、読み応えがあります!(以下、転載させていただきます。)

★追記:文中、松竹さんを竹松さんと間違えておりました。謹んで訂正させて頂きます。申し訳ありません。(torayokoさん、コメントにて教えて頂き、ありがとうございました。)
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編集者が見た日本と世界 ブログ〜 (松竹伸幸 さんのブログです。)



2007年11月1日
給油中断が日米同盟にもつ意味



 きょうは歴史的な日だ。いうまでもなく、インド洋上の海上自衛隊が日本に向けて帰還することが、最終的に確定する日である。
 自衛隊を撤退させるという目標が実現したこと自体が重要である。しかし、それにはとどまらない。もっと重要なことは、その事実が日米同盟の歴史の中でもつ意味の大きさである。

 「同盟(alliance)」という言葉が、ここ数年、よく聞かれるようになった。アメリカの同盟国は、NATO諸国をはじめ、世界中に存在している。だから、アメリカの同盟国であること自体は、とくに突飛なことではない。

 しかし、同じ「同盟」という言葉でくくられてはいるが、欧州諸国を一方の当事者とする同盟と、日本による同盟とは、本当に同じ意味を有しているのだろうか。あるいは、どの国にも米軍が駐留しているが、その駐留のあり方は、欧州と日本で同じなのだろうか。

 二つの事実をあげておきたい。この問題を考える上で参考になるだろう。


 一つは、アメリカの戦争に対する態度。

 多くの人びとは、イラクに対するアメリカの戦争を体験し、ドイツやフランスが独自性を発揮したことと比べ、日本の卑屈さをなげいたと思う。だが、イラクだけではないのだ。第二次大戦後、アメリカは無数の戦争をしてきたが、日本は、一度たりとも、その戦争に反対したことはない。

 攻撃される国の被害のことだけを考えても、戦争を支持するというのは、国家にとって究極の選択の一つである。そういう選択を迫られたとき、日本は、まったく無思考に、アメリカを支持してきたのである。イラクだけではなく、すべての戦争においてだ。

 もう一つは、米兵の公務中犯罪に対する態度。 

 屈辱的な日米地位協定によれば、米兵が公務中に犯した犯罪については、日本が裁判をすることはできない。アメリカが裁判すると明記してある。そういう犯罪は、戦後、何万件と発生した。

 日本人の感覚からすると、「アメリカで裁判されたのだから、甘い判決だったのだろうな」と思うだろう。でも違うのだ。
 何が違うのか。アメリカの裁判所が、甘い判決ではなく、厳しい判決を下したのか?

 そうではない。裁判そのものが開かれたことはないのだ。戦後、一度たりとも。 「同盟」のほんらいの意味は、対等な国家が、お互いの利益のために連携を強めることだと思う。欧州とアメリカの同盟は、そういう意味合いが強い。

 ところが、日米同盟とは、そういうものとは異なる。60年以上にわたって、アメリカの求めることには何でも従い、何でも差し出すというのが、「日米同盟」だったのだ。
 その「同盟」に風穴を開けたことが、今回の海上自衛隊撤退がもつ意味である。歴史的という言葉にふさわしい。しかも、それをつくり出したのが、参議院選挙結果にあらわされた世論の力であった。その事実が、今後のたたかいの方向を、明確に示していると思う。
(転載おわり)


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(太字は管理者によります。)


最近、知ったブログです。松竹さんは、平和につての著書がたくさんありますが、私はまだ、読んだことがないので、今度、読んでみたいとおもっています…。


(*追記:松竹さん、2箇所間違えていました。訂正いたしました。本当に、申し訳ありません。こんな私ですが、今後とも、どうぞ、宜しくお願い致します。)

平和のために人権を
日本はイラクに参戦してはならない―詩とアピールの本
9条が世界を変える


naru153 at 14:33|PermalinkComments(4)TrackBack(2) 戦争と平和 | 憲法について

***「二度とない人生だから」***〜坂村真民さんの詩〜

  二度とない人生だから
  一輪の花にも無限の愛をそそいでいこう
  一羽の鳥の声にも無心の耳を傾けてゆこう

  ・・・略・・・

  二度とない人生だから
  まず一番身近な者たちにできるだけのことをしよう
  貧しいけれどこころ豊かに接してゆこう

  二度とない人生だから
  つゆくさのつゆにもめぐりあいのふしぎを思い
  足をとどめてみつめてゆこう

  二度とない人生だから
  のぼる日しずむ日まるい月かけてゆく月
  四季それぞれの星々の光にふれて
  わがこころをあらいきよめてゆこう

  二度とない人生だから
  戦争のない世の実現に努力し
  そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
  わたしが死んだらあとをついでくれる
  若い人のために
  この大願を書きつづけてゆこう



*****************

私には、なかなか難しい…。という気持ちになる事もしばしばですが、ちょっぴりでも、近づければいいなぁ…と。

何故だか、今日はこの詩を思い出しました…。


naru153 at 00:23|PermalinkComments(0)TrackBack(1)
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