2019年12月04日

R.I.P.

ご無沙汰しております。o360です。
久しぶりにこちらにかきます。

◆KPOPブログだったこと
このブログ、2007年以降しばらく続いたK-POP華やかななりし頃は、まあまあな数の皆さんにお読み頂いている「K-POPブログ」でした。当時といえば日本で人気があったのは、なんと言ってもKARAでしょう。そして私はまだ来日前であったKARAを始めとするK-POPについてあれこれ記事を書いており(現在ほぼすべての記事は非公開)、自分もKARAのファンとして頻繁に渡韓しつつ活動しておりました。
そうこうしているうちにKARAは日本デビューが決まり来日、イベントで彼女たちと直接会えたりしているうちに、徐々にファンクラブ発足、コンサート開催、オリコン1位・・・KARAはまたたく間に日本に社会現象的な大旋風を巻き起こし、一躍スターになりました。紅白歌合戦にも出場した程です。
一連の活動を通じて、私は特に誰のファンということではありませんでしたが、訳あってメンバーの「ク・ハラ」にはちょっとした思い入れがありました。


◆KARA旋風
KARAがデビューした頃には私はすでに中年と言っていい歳でした。
ところがファン活動を通じて、今まで知り合うことがなかった10代から50歳近い方まで本当にたくさんの知り合いができ、それは皆あらゆるバックグラウンドを持つ多様な素晴らしい方たちでした。関係者の皆様も含め、日本と韓国で急激にその環は広がってゆき、日韓の先鋭的なファンは互いに協力してファンサイトを盛り上げ、KARAを夢中で応援しました。私もその一人として、まだそれほど情報が出回っていなかった頃から彼女たちの動向をブログに書いて伝えていました。
だから僭越ではありますが、当時を知る私たちは単なるファンではなく、KARAが日本で大成功を収める奇跡的な瞬間に立ち会い、ともに走り抜けたという感想を持っています。

KARAの日本活動は多忙を極めました。
ある日のイベントでは、競うように大量のCDを購入して得た特典券で、握手会を何周も回る熱心なファンたちに笑顔で繰り返し握手をするKARAメンバーがいました。そのファンの多さは凄まじく、私の仲間の1人(彼は著名なK-POPブロガーでした)はその人数の多さと疲れ果てているであろう彼女たちを気遣うあまり、せっかく得た自分の特典券を放棄して握手をせずに帰路についたほどです。
私の番、そこには「おひさしぶりです!げんきですか?」 そう日本語で話しかける、笑顔のク・ハラがいました。私が韓国語で「つかれたでしょう・・・大丈夫?」と声をかけると、ハラは同じく韓国語で「うん、少し疲れちゃった」といって苦笑い・・・でも次のファンが来るとすかさず弾けるような笑顔に戻りました。あの表情、握手した手の感触。忘れるはずがありません。当時彼女は20歳そこそこじゃなかったでしょうか。

その後日本で大成功を収めた後、韓国の所属事務所との確執やメンバーだったニコル・ジヨンの脱退とホ・ヨンジの加入などの出来事をへて、2016年頃からKARAは事実上解散となり活動が止まっておりました。私としては2014年に韓国の放送局で、4人となったKARAの「マンマ・ミーア」活動中に事前録画の現場に立ち会ったのが、KARAを見た最後になりました。


◆ハラの事、KARAの想い出
つい先日そのク・ハラが自宅で自ら命を絶ちました。まだ28歳でした。
私はKARAのファンでしたが、その後色々あってKARAを離れていました。もちろん嫌いになったわけではないのですが、兎にも角にもKARAファンをやめたわけで、同時にちょっと距離を置くようになっていました。
なんとなく、です。なんとなく「気まずさ」や「罪悪感」だったかもしれません。

訃報を聞いた時、ちょっと血の気が引いたような気がします。ちょっと、どう反応したらいいのかわからない感じがしました。
まあ立場を超えて個人的に仲がいい友人知人である訳でもないし、遠い外国の芸能人のことです。確かに悲劇だし、気の毒だけれど、ことさら自分が反応するのもちょっとおかしいかもしれません。でも過去にあれだけ応援したハラが、デビューから10数年後にこういう結末を迎えたわけで、彼女の芸能生活とは何だったのか、そんなとこから始まってどうしても色々考えてしまうのです。

KARAとの想い出、それはKARAそのものはもちろんなのですが、あの時、渦を巻いてたくさんの人達を巻き込みがら急激に巨大化したKARAというプロジェクトと、その外部というよりは少しだけ内側にいることができた自分の、人生中盤を過ぎてから体験したありえないほどエキサイティングだったあの経験すべてなのです。
あの頃のファン仲間の何人かとは、今でもお付き合いさせていただいています。本当にすごい、ありがたい事だと思っています。
でも、今回ハラの訃報で、そんな思い出に大きな穴が空いたような気がしたのです。


◆虚しさ
彼女はもちろん生身の人間で、私はあれだけ応援している、と力説しておいて・・・最後まで声援を続けられなかった。私にはせっかく「直接声を届ける術」があったのに、それもしなかった。今となっては、決して返事など来るはずもない彼女に。
嫌いになったわけじゃなかった。でも・・・こんなことなら・・・こんなことになるなら・・・もっと応援すればよかった。
KARAの応援は、当時本当にやりきって燃え尽きた感があったけど、こうなると後悔の念すら湧いてくる。

怒られるかもしれないけど、ファンなんて勝手だよね。
一生応援する! ずっと一緒にいるよ!! なんて言葉、責任とれる? 無理だよね。
アイドルだってそりゃ嬉しいけど、その言葉は、ファンは、そのうち泡みたいに消えちゃうことを知ってるから。
はかないよね。アイドルってなんだろうね。なんで命までかけてアイドルになるんだろうね。

あーあ。

いろいろな考えが頭をぐるぐる回って、本当に久しぶりにKARAの活動曲を集めたプレイリストを、不意に聴いてみた。
結果、涙が止まらなくなりました。本当に優しくていい歌が多い。
そのときの自分、仲間、現場、そしてメンバーたちすべてが頭に蘇ります。強烈すぎる記憶。そして、駆け抜けたハラのこと。

だから「海外の若い歌手がなくなったってさ」っていう話には違いないんだけど、なんかそれだけではないモヤモヤした物がずっと残っています。なんでこんなことになっちゃったんだろう。そんなしょうもない事をずっとつぶやいています。
つぶやくけど・・・やっぱ普通に今日も仕事に行って生活してゆくんですよね。
ファンって、何なんでしょうね。

R.I.P. ハラ、お疲れ様。




2018年09月30日

ダイエット論 その8 中締め

なんと右手を骨折しました・・・
キーボード打つのがなかなかしんどいです・・・

関連記事・・・「私のダイエット論とは」
 

◆リバウンド防止?

しばらく、攻めるようなダイエットは中止して無理しない生活を続けています。
結果、体重はほとんど落ちない状態が続いていましたが、小さい幅での増減を繰り返しながら、なんとなく今の位置をキープしたり、増えたときはその分のみを落とすように持っていったりしています。
これは生活習慣を含めて今の体重を定着させようという考え。つまりリバウンド対策です。

これをやった理由は、-10kgを過ぎてからなんとなくまた減量ペースが落ちたこと、あとカロリー収支のための運動に体が慣れてしまい、運動強度を上げる必要が出てきて効率が悪くなってきたという事もあります。
運動が日常になるとそこから痩せるのにさらに運動量を増やさなきゃいけないのですが、私は運動選手になりたいわけではないので・・・ゆっくりと習慣を変化させるようにしてみています。

そしてその後、ちょっとしたきっかけでまた食事と運動をきっちりやると・・・あっという間に2kgほど
落ちました。うまく行ったかな?
経過を観察したいと思います。


◆中締め

先日、勤務先の健康診断がありました。
タイミングとしてはダイエット開始からほぼ10ヶ月。
一応私情を挟まない外部検査なので、これはこれで中締めという位置づけにしようとおもいます。

・対前年比  -11kg
・対最高体重 -14kg

あと血圧については、いつもドラッグストアなんかの機械で測ると110-68くらいなのに、今回の測定ではなぜか上が120を超えていてがっかりでした(うちの検診は、会場に到着していきなり測定するのでいつも高めに出ます)。ちなみに私はもともと血圧は割に低くて、最大体重の頃でも上がギリギリセーフの135くらいでした。ただ最近は痩せて血圧が劇的に落ちたのを実感していたので、今回の数字は残念でしたね。


◆でも体重だけじゃない件

体重で一喜一憂してはおりますが、実際には痩せても不健康じゃしょうがないわけで。
今回検診の結果がどう出るかが見ものです。血液の数値やら肝臓やら、ボロボロだった私がその後どう変化したか。間違った生活習慣でとんでもない赤信号が点灯していないか・・・

ちょっと楽しみです。





o360 at 11:37|PermalinkComments(0)

2018年09月14日

ダイエット論 その7 一応報告ですが・・・

忙しいですね。最近しばらく書いていませんでした。
ということで。

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◆で、どうよ??

痩せなくちゃ、と思い、どうすればいいかを考え、挙げ句に自分の都合のいい理屈をこね回してどこかで停滞期が来たら読み返してまた頑張る。そのために今まであれこれ適当に書いてきました。

で、実際はどうなってんの?と言う話なのですが。

スタートは1月15日ぐらいでしたでしょうか。このとき、人生最高体重。あーびっくり。
もうすぐ9ヶ月となる現時点では、当時から12kg減です。

はじめの5kgくらいまでは面白いように落ちました。その後もなんだかんだで月に1kg前後落ちてゆきました。順調。
その後、-10kgを達成した頃から少しペースを落としはじめました。つまり、なるべく「ダイエット」じゃなくて「日常生活」で痩せてゆくように、減量ペースを落とすようにしました。

ただ、油断するとダメですね。管理は以前書いたとおり、毎日の体重の週ごとの平均で評価してきましたが、週単位では1kg未満の値で増加するような週がぽろりぽろり出ています。(月間ベースでは増えたことはありません)

これではいけないので・・・気を引き締めて頑張ると、やっぱり減量は可能なようです。
やはり、やることやれば痩せる、ここは心理だと思います。
カロリー収支、運動。寝る前は食べない。糖質をへらす。肉食べる。

この期間のワースト記録では、最近の基準体重からプラス2.2kg増えた瞬間がありましたが、2週間かけて無事に戻しました。
本当に、やることやれば痩せるし、その障害となるのはやっぱり「気分」ですね。
食べたい。飲みたい。
だから、前回と同じ結論で、やっぱ精神力ですな。
これいっちゃあどうしようもないわけですが。
さて、引き続きがんばりましょう!



o360 at 19:02|PermalinkComments(0)

2018年07月04日

ダイエット論 その6 結局精神論であること

今まで偉そうに書いていましたが、すでにあちこちボロが出ています。
科学的に非常に正しくないなど・・・まあ良いじゃないですか。後でヤバいとこだけなおしますので、ご勘弁を。

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◆まずは始めること

ダイエットっていうのは結局の所はじめは精神力だと思うのです。
禁煙もそうでした。強い意志、それしかありません。
ラクして気がついたら痩せていた・・・そんなはずはナイのです。

モチベーションを保つのに良いのは、成果が見える事でしょう。
さらに、そもそもダイエットを始めようと思ったときに、まずは自分の肥満についてイヤというほど認識しなくてはいけません。だから。

とにもかくにも!まずは体重計を買いましょう。
体脂肪計がついていれば、さらにその他機能があればなお良いですが、もちろんシンプルな物でも良いです。最低単位は0.2kgくらいでいいです。
そして、何があっても(ここ大事!)毎日決まった時間に体重計に乗る、そして記録をつける!!!

ダイエットを決意するなら、最低限これだけやりましょう。
痩せようと思うなら、変わろうと思うなら。まずこれだけは絶対にやるのです。
強い意志、まずはここからです。でも、逆に言えばこれだけの事です。簡単です。
簡単なのにできない・・・コレは精神力ですよ。昭和のおじさんたち、がんばりましょう!

もちろんはじめは自分の体重にうんざりします。
もしかすると数日たっても減らない(というか逆に増えたりする)かもしれません。
でも、一度決めたことですから。体重計には乗り続けるのです。

そうすると、体の事が少しわかってきます。意識としての自分とは違う、自分の「体」と向き合えます。日によって微妙に体重も上下しているのがわかります。
少ない日は意外と2kgくらい軽かったりもします。

なんでも良いから、深く考えずに体重計に乗り続けてください。
体重計は2000円くらいから結構良いのが出てます。
すごく省スペースなやつとか、高機能でスマホ連動できるやつとかも。お好みで探してください。


◆はじめは落ちやすい

さあ、体重計の用意と覚悟ができたら、今まで詰め込んだ都合のいいにわか知識でダイエットを始めましょう。

・炭水化物を減らして
・夜遅い食事は避けて
・食事は野菜を先に食し
・メニューは低GIを心がけて
・時折肉を食べてストレス発散しつつ
・適度に運動をして
・一日のカロリー収支をぼんやり考えます

すると、はじめの数kgは簡単に落ちると思います。

大事なのはとにかく、なんでも良いから、ちょっとでも良いから、続ける事です。
生活習慣を変えるために、食生活、運動する癖、なるべく歩く、なんでも良いです。続けるのです。
デブは「生活習慣病」なんです!

そして日々体重を記録します。
体重は、本当に気安く上下します。
飲み会でドカ食いしたのに下がっている日もあれば、あんなに食べなかったはずなのになんで?っていうくらい増えていることもあります。でも、そこで一喜一憂する必要はありません。

私のおすすめは、毎週末に「平均体重」を計算してみることです。
(私は手帳を持つ習慣がありませんでした、このためだけに今年は手帳を用意しました。もちろんずっとつけていますよ。)

自分で決めた方法で管理を続けていると、たとえわずかずつでも体重は確実に落ちてゆきます。そして週の平均体重で毎週比較すると、本当に成果が見えてきます。
週に0.1kgでも、月に0.2kgでも良いんです。無理しないで、自分の決めた方法で続けてさえいれば、ゆっくりゆっくり痩せてゆくのが確実にわかります。

以前書いたとおり、一ヶ月の体重変化は-2kg以内程度に抑えたほうが良いです。
ということは、週に0.5kgもへったら上出来。
ぜひ平均体重出してください。成果がみえて、一気に気分がラクになりますから!

で、体重が減り始めると、嬉しいのでさらにがんばるのです。油断してもいいですが、瞬間に体重が跳ね上がるのでびっくりしますよ。多分、あんまりびっくりするからまたダイエット始めると思います(笑)。

そしてできれば、なぜ痩せられたのか考えてみてください。
私の場合、炭水化物、特にラーメンを減らす事と夜食べすぎないこと。この2つが実行できるとぐっと体重が減ります。ただ、これができないので一気に痩せられないんですが・・・まあいい事にしています。

とにかく続けること。これは強い意志です。
ただし、できる範囲でいいですよ。ゆるく行きましょう!

ちなみにこのシリーズ、もうすぐ「アップルウォッチ」の礼賛記事になります。
乞うご期待(爆)!







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2018年06月26日

ダイエット論 その5 太る仕組み

それっぽいことを言いつつ、科学的には誤った話をするこのシリーズ(爆)。
でも病気になったりはしないので、気にせずさらにつづけます。

関連記事・・・「私のダイエット論とは」


◆なんで太る?

そもそも論です。なぜ太っちゃうのでしょうか。
これを知ると、太らないためになすべきことが見えてこないでしょうか。

・食べ物食べます。
・腸内で消化吸収されて、血中にブドウ糖として取り込まれます。
・血中のブドウ糖、つまり血糖が増えます(血糖値が上がります)。

この血糖はエネルギーとして全身で吸収・活用される他、肝臓に一時蓄えられたりして消費された結果、食後2時間くらいで徐々に減少して元の血糖値に戻るわけですが、その際に大事な働きをしているのが「インスリン」です。

インスリンは、血糖が全身に取り込まれるのを助けます。
さらに、余った血糖をせっせと脂肪に変えて蓄えます → (太ります)

インスリンは膵臓から分泌されますが、沢山食べる=血中に糖分を提供し続けるとインスリンの分泌が追いつかなくなったりします。病気になると、インスリンが足りなかったりうまく機能しなくなったりします。こうなると血糖はいつも高いまま・・・これが糖尿病です。糖尿病がヤバいのは言うまでもないので、ここではスルーします。

インスリンは血糖を「結果的」に下げる方向に働きますが、それは血中の「血糖値」という「値」だけの話。摂取した糖質はチャラにはなりません。
節食して糖質の合計値を抑制するのは良いのですが、その糖質を一気に摂取して血糖値が急上昇すると・・・結局は食べ過ぎと同じで、その血糖はその瞬間に利用できず余り、何らかの形で体内に蓄積されてゆきます(深夜に食事してすぐ寝るのも同じ理屈)。
だから、ここではカロリーに加えてもう一つのポイント、「急に血糖をあげない」という発想に着目します。

つまり血糖が急に上がらなければ、脳や筋肉でいい感じに消費できるしインスリンが余った血糖を脂肪に変えたりもしにくいということになります。食べすぎない事と血糖を急に上げない事、こうすることでさらに太りにくくなるのでは・・・そういう事です。

血糖値の急激な上昇を抑えるというは、一部の「トクホ」飲料でよく言われているアレです。
もはや定番なわけですよ。


◆「GI」ってなんだ
食物ごとに、血糖値の上がりやすさが違います。
これをある基準に基づき数値化したのが「GI(グライセミック・インデックス)」です。
最大値を100として、数字が大きいほど急激な血糖上昇をもたらすということになっています。

・60以上・・・高GI
・56以上・・・中GI
・55以下・・・低GI

低GIなのは、春雨(32)、白米のおかゆ(47)、のりなどに至っては15など。
対して炭水化物(麺・パン・米)はもれなく高GIです。手元の資料では、キングオブGI、最高値なのはアンパン(95)。続いてフランスパン(93)、食パン(91)と続きます。
多分羊羹とかもGIすごくて、あっという間に栄養になるのでスポーツ選手の補給食として最適、そして反対に私のようなデブのおやつには最悪です(爆)。
ちなみに手元資料での最高GIは、砂糖です。そのまんまです。ちなみにグラニュー糖や氷砂糖がなんと110!! 数値的に100超えってアリなんですね。

面白いのは上記の通り白いパン(食パンなど)は高GIですが、食物繊維を含むライ麦パン(58)全粒粉パン(50)は堂々たる中〜低GI食品です。また麺類ではそばやスパゲティも比較的中〜低GIに属します。
これは食物繊維が影響しています。

だから、サラダに代表される野菜はもちろん低GIです。
そして食事のときに野菜類を先に食べる(ベジタブルファースト)と、血糖値の上昇を穏やかにする事が知られています。
魚類は概して40前後、そして意外や肉類も低GIです。豚が50前後、牛、鶏で40代くらいです。
更に意外なのは生クリーム(39)、バター(30)。チーズ類もほぼこの間に入ります。脂肪分は消化に悪いからでしょうかね?ただしカロリーは超絶高いので、やっぱり食べ過ぎはだめです。

GIで発想する良い点は、どの食品分野にでも低GIな物が存在する事です。だから、「ダイエット=サラダだけ」ではなくて、意外といろいろなものを食べる事ができ、つまりこれでバランスの良い食事を取ることができるのです。食事のカロリーだけ考えるのではなくて、そこに「低GI」と言う発想を入れる事であれこれバランスよく食べながらも血糖をコントロールし、ひいては脂肪がなるべくつかないように管理できそう。つまり、カロリー収支だけではないプラスαの管理ができるというものです。

◆カロリーとGI

低GIを目指すためには、ともかく超・高GIな「麺・パン・米」「砂糖」をへらすのが手っ取り早いです。つまりこれってまさに炭水化物ダイエットですよ。

さらに言えば、以前「肉はOK」と言う話をしました。肉といえば、脂肪・脂質がつきものですよね。
脂質(油)は高カロリーで、もちろん体内では様々なプロセスを経て一部血糖に変化します。さらに血糖にならなかった脂質は脂肪細胞に取り込まれ(脂肪増=太る)るのですが、実はこの時「余った脂質」と同時に「糖質」が必要になります。逆に言えば、糖質がなければ脂肪を貯め込む力も弱くなります。
どうでしょう。糖質をコントロールするのはとっても好都合なわけですね。
「炭水化物ダイエット」「糖質コントロール」は、カロリー、GI、そして脂質の蓄積と3つの面で良い効果が期待できると言えそうです。

逆に言えば「パンとバター」とか「チャーハン」とか「◯郎系ラーメン」がどれほどヤバいかって話ですね・・・油と糖質。これは危険な組み合わせです。
まあ、好きなのでたまには食べますけどね(断言)。

それにしても「深夜に食べてすぐ寝る」というのは、なんと恐ろしい行為でしょう。
どんなに節食しても、食べた以上はほぼ太ってしまうという。
そしてこんな生活習慣がもたらすのが「生活習慣病」なのですね。















2018年06月14日

ダイエット論 その4 肉は食べて良いと言い張る件

痩身を志してはや半年。
記事は遅々として進まないために、ここに書いている内容と実際の進度はだいぶ異なりますが・・
まあがんばりますね。(笑)

関連記事・・・「私のダイエット論とは」


◆結局は当たり前すぎる事

今までの流れですと、本稿では画期的な理屈は一つもなく至極当たり前の話しか出てきていません。
曰く、

・断食はだめ
・運動しなきゃだめ

それではもう一つ、「当たり前」なこと、行きましょうか。
それは「食事のバランス」です。そして世の中には「低糖質ダイエット」というものがあります。
つまり一定のバランスを踏まえた上で、「糖質」に着目するのは正解だった、ということです。

◆糖質の話

物理的な分量に対して高カロリーなのが「糖質」です。で、普段の食生活でその糖質の多くをもたらすのが「炭水化物」になります。もっというと、その正体はなんらかのデンプンだったりします。
洋の東西を問わず米、麦、芋など穀類はかつての過酷な社会と営みのなかで、手軽で高カロリーな「主食」として人類の命を支えてきました。もちろん今でも重宝されています。

ところで、かつてと比べて現代の生活って・・・どうです?
現代は、かつてに比べると圧倒的にエネルギー消費が少ない。カロリーを消費しにくい社会になっています。なのにお茶碗も丼も70年前と比較すると遥かに大型になっています。よく食べます。
そりゃ太るわけですよ。

で、カロリー管理をしようと思ったときに漠然と節食をするのではなく、そんな我々のカロリーの中核をなしているものを集中的にコントロールするのが効率的で賢いとは思いませんか。
すなわちそれが炭水化物ダイエット、またの名を糖質コントロールです。ちなみに、この話の流れはいろいろな細かい理屈や説明を全部ぶっ飛ばしてますけど、ざっくり「早とちり」するとこうなります。
糖質コントロールは(できるかどうかは別として)割と簡単。

・主食である「麺」「パン」「ご飯」をへらす
・砂糖を抜く

これくらいです。簡単ですよね。できるかどうかは・・(以下略)


◆肉はいい話

ここで朗報なのは、話の流れ上「肉は食べて良い」ことになります。
だって糖質じゃないから。まあ脂質はほどほどにしてくださいね。プリン体も気になります。
だから食べ過ぎは健康に悪い(当たり前)ですが、肉食はダイエットには使えます。脂質が少なく、良質のタンパク質を取るのは、ダイエットとして運動を取り入れているとさらに効果的です。いわゆる「低カロリー高タンパク」です。筋肉がつくし、適度な筋肉は基礎代謝を上げてくれますし。
有名なチェーン店「いきなりステーキ」が肉ダイエットを提唱していたんじゃなかったでしたっけ。

もちろん肉ばかり食べてればいいかと言えば、そうでもありません。
各種ビタミン、ミネラル、そして食物繊維。あと発酵食品や乳酸菌。
結局はある程度のバランスが大事ってことになります。だから、もう一度整理すると、

・食物のバランスは割と普通でOK
・麺パン米をへらす。
・砂糖減らす。果物もほどほどに。

こんなもんでどうでしょう。芋と豆も炭水化物ですが、今回は適量を条件に可とします。
なんとなく矛盾しますが、糖質はある程度取らないと倒れてしまします。だから全く抜くのではなくて、意識して減らしましょう。
その分、野菜か肉食べてください(笑)

野菜(というかサラダ)だけ食べてると良いかというと、経験上では無理でした。
私は完全に栄養失調か低血糖を発症して2回ほど具合悪くなった上に、同じく2回ほど風邪を引きました。あと生野菜だけで生活すると体が冷えます。

漢方の世界では常識ですが、食べ物には体を「温めるもの」と「冷やす物」があります。そして体を冷やすのはやっぱり良くないのです。実感しています。
私は身をもって具合が悪くなるのを悟ったので、以後肉もガンガン食べるようにしています。
ベジタリアンの方がどうやって生きてらっしゃるのか不思議ですが、これは体質なんでしょうね(笑)。
結局、肉とサラダ、煮物や具沢山の汁物なんかが良いですね。もちろん適量ですよ。

食べる量を減らすのは辛いですね。辛い。
我慢して何かをするのは本当に苦行です。

だから、まずはダイエット始める前にこんな事をただ考えるだけ、でも良いかもです(笑)。




2018年05月13日

ダイエット論 私のダイエット論とは

◆痩身を志す

運動部で激しい生活を送っていた学生自体を経て、中年となり体重はプラス20kg増。
みすぼらしい中年と成り果てた私は、毎日デスクワーク、通勤は車、1日の運動は机から便所までの往復のみ、万歩計は1800歩。加齢と共に足腰が悪くなり、やがて膝の痛みによりまともに歩けなくなりました。

そこで、一念発起して(今までも何度も発起しましたが・・・)今回改めてダイエットに向き合って見る決心をしたわけで、つまりブログに書くことも意識を強く持って初志貫徹するための方法論の一つだと思って書かせて頂いております。


◆偉そうに書くが正確でない事

さて私が、自分でダイエットをするにあたって知り得た適当な理屈をこのブログに書いておりますが、自分では初心者(特に中年男性)にもわかりやすく、巷にあるあらゆる情報をシンプルに整理した、画期的でユニークな情報になったと自画自賛しているわけです。
ただ、僅かなりともお読みくださる方がいらっしゃるので、いくつかお断りをしておこうかと。

・私が、自分がダイエットをするために勝手にでっち上げた理屈を勝手に書いています。
・自分がこの理屈をベースに日々送っている事と、その結果だけは真実です。
・記載した各情報は全てネットを通じて仕入れた「にわか知識」です。
・細かい数値などはごく「ざっくり」で曖昧です。
・医学的、科学的根拠は(私のブログ上には)ありません。
・自分の為に都合の良い情報だけを仕入れ、勝手に組み立てて、解釈しています。
・正確を期すことがないので、記載の内容について一切の責任を負うつもりはありません。
・記載の情報や数値、論理理論について、明確な転載や権利関係の問題が発生しない限り出展など明記しません。

つまりこの記事は私自身が自分に都合の良い理屈をひねり、なんとかダイエットを継続しようとせんがための「私の、私による、私のための」都合のいい理屈だということができます。
この文章を元に、気になる情報をネットで探すと、それこそちゃんとした正確な情報に行き当たるはずです。皆さんはそこから更に自分にあった方法や理屈を模索していただければ幸いです。

これは私の性格ですが、何事も「傾向」と「雰囲気」で判断するのが好きです。
あらゆる要素が散らばっていたとして、そこから「ざっくりな方向としてはこっち?」的な判断をしがちです。決して正確を期すことはありませんが、当たらずも遠からずを目指しています。
楽をしますが落伍はしたくないタイプです。

もし同じような大雑把な方、いい加減だけどスイッチが入ると強さを発揮する方のお役に立てれば本望ですが、内容には責任をもてません。
ご容赦くださいませ(笑)。







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2018年05月11日

ダイエット論 その3 食べなきゃ良いのか?

科学的根拠はないけれど、なにげにそれっぽい事言ってみたい無責任なダイエット論、その3です。

関連記事・・・「私のダイエット論とは」


◆断食がダメな理由

前回の記事の経緯を経て、いやいやながら自分の食生活と向き合いました。
認めたくないけど自分は過食だったことも認めました。悲しい現実です。
そうはいっても、運動で沢山カロリー消費するのはかなり大変。
なので、やっぱり食べないのがダイエットの早道・・・これはそう思いますよね。
そうだと信じたい。

しかしですね・・・健康を損なわずにダイエットしたいとなると、これがそう簡単でもないんです。病気になってやつれたいなら良いですけど、運動よりソッチのほうが圧倒的に辛いと思いますしね。

とにかく、強い意志をもって断食をはじめたとしましょう。
食事制限をはじめて食べないようになると、しばらくは体重が落ちてゆきます。
でもこれは痩せてるんじゃんなくて、腸内にたまったいらない老廃物が出てるだけ。これだけでざっくり3-4kgは体重減ります。見た目にも顔がやつれたようになってきて「痩せたかも!」と言う実感も出てきます。ちょっとうれしい。

だが、しかし。問題はその後です。
食事がはいってこなくなると人体は野放図な生命活動を中止して緊急体制、つまり省エネモードになります。基礎代謝ががっくり落ち、体がだるくなって動く気力が失せてきます。
さあ、それでもがんばって。さらに断食を続けましょう。


◆生命の神秘、飢餓モード。


いくら食べなくたって、生命を維持するために人体はどうにかしてエネルギーを獲得しなければなりません。こうなると賢い人体はいよいよピンチ、つまり「飢餓状態」を迎えたと判断します。
さて、どうなるか。

エネルギーとして蓄えた大事な脂肪がありますが、まさかいきなりそこに手を付けるはずがありません。ピンチには違いないですがまず初期段階なので、この体内でとりま不要な物をエネルギーへ変換して、危機が去るのを待ちたい所です。
このピンチにまず不要なもの・・・何でしょう?
はい、それは余計な筋肉です。

なにしろ、筋肉はそれを維持するだけでカロリーを消費します。無駄に大排気量のエンジンだとアイドリングしているだけで燃費が悪い。つまり、そんなわけで飢餓状態になるとまずは筋肉が分解されエネルギーとして消費されます。脂肪はカロリーが高い大事なエネルギーですから極力温存したいし、筋肉が減れば余計な代謝もなくなって燃費が良くなります。理にかなってます。生命の神秘。


◆リバウンドの恐怖

もしこの飢餓状態の後に、誘惑に負けてドカ食いし、突然大量のカロリーを摂取したらどうなるでしょう?
当然、かしこい人体はここぞとばかりにエネルギーを摂取します。いつまた飢餓状態になるかもしれませんから、チャンスが有れば一気に備蓄を増やそうとします。蓄えるのは筋肉なんかじゃありません。体内でチャチャッと変換できる脂肪です。これを脂肪細胞にバンバン溜め込んでゆく。

こうして人はリバウンドするのです。
しかも前回の断食で筋肉が減って、基礎代謝も減少しているはずです。こうなると、以前の食生活に戻しただけで超絶カロリーオーバーになる。当然、日々太ってゆくと言う悪循環。まさに無残。
だから、ダイエット→リバウンドを繰り返すと、明るい明日は絶対にやって来ないのです。
ああ、神よ。

さあ、今日の結論です。
食事制限は必要です。でも、極端なのはダメです。
ポイントは、体に「飢餓状態」だと思わせてはいけません。

ある資料と私の経験では、体に飢餓状態だと思わせない痩せ方は-2kg/月くらいだそうです。これを超えると、その後暫くの間(2-3週間)は相当に痩せにくくなってしまいます。
よく言う「踊り場」状態です。だからこそ、無理のないダイエットを。
嗚呼、今回も当たり前すぎる話で終わってしまいそう。
画期的なダイエット論だって言ってたのに、毎回の結論は保健指導みたいな当たり前の話しかないじゃないか!

世の中に太っていない人はいくらでもいるのに、なぜ私だけこんな苦行を強いられるのでしょうか。
人って、不公平ですね・・・(泣)



 

o360 at 20:57|PermalinkComments(0)

ダイエット論 その2 絶対食べてる

根拠を示さずにネットで仕入れたおおよその感覚だけで語り続ける、私のダイエット論。
今回も続けます。

関連記事・・・「私のダイエット論とは」


◆絶対食べてる

さて、前回「中年太り」についてお話しました。
気分の上では「なにも変わってないのに太っちゃう」「水を飲んでも太っちゃう」と思ってます。
そしてダイエットは苦行以外の何物でもないわけです。

しかし(話が序盤なのでまだシンプルに話を進めます)理屈の上では、水では太りません。
この段階での結論として、やせないのは食べてるんですよ。絶対。
だから、ここで心を鬼にして自分と対峙し、「自分は食べすぎている」と言うのっぴきならない事実と正面から向かい合いましょう。
大変に胸の痛む作業ですが、ここは是非、鉄の意思で。

いい歳した、中年の自覚も薄い40代前後で言えば、男性でも代謝は2000kcal以下。逆に、1日の食事をどこでどうやってなにを食えば2000kcalに収まりますか?って話ですよ。
しかも、今回は食事の話をする前に、食事以外に目を向けちゃいます。

・カフェオレ1杯 100kcal
・ペットのジュース1本 170kcal
・おやつにクッキー2つ 100kcal
・同じくチョコ少し  100kcal
・缶ビール350ml 1本 130kcal

特にダイエットしてない男性なら、これくらいは無意識に行ってません?
いま時点すでに500kca、これで食事はあと1500kcalです。


◆カロリーオーバー不可避。

まあ色々なメニューはありますが、マックで一番地味なハンバーガーとポテトのSでもう500kcalですけど、まさかそれじゃ足りないですよね?お昼にハンバーガー2つとポテト食べたら、控えめにみて800kcalは超えますね。晩はファミレスで唐揚げ定食でも頼みますか。ライス大盛りにすればこれまた1000kcalは楽勝で行きます。どうです?朝飯ぬいても300kcalオーバー。

男の外食は、どうやったって1500kcalなんかに収まんないんですよ。
だから「カロリー収支」です。

カロリー管理って「食べない」のも一つですけど、それだけじゃなくて「運動」、つまりその分消費するって言う方法があるんですよ。
シンクロの選手って1日5000kcal食べないとやっていけないとか、フルマラソンは一回走ると2500kcal消費するとか言うじゃないですか。だからカロリー収支を意識すれば、食べそうな分は運動すればオーバーしたカロリーをチャラに出来ます。カーリング女子だって途中にもぐもぐタイム入れてますからね。スポーツ(頭の体操も含む)はカロリー使うんですよ。

カロリーの消費量を経験上の話でざっくり言うと(中年、男)、

家で引きこもっていると -1600kcal(1日あたり、基礎代謝)
家事など生活一般    -200kcal
電車通勤してデスクワーク -250kcal
店員さんなど立ち仕事   -400kcal
肉体労働のお仕事     -800kcakl以上

運動としては、早歩きして時々走るくらいの運動を30分で250kcalくらい消費します。
当然、しっかり走ればもっと消費できます。なおこれは有酸素運動が前提。筋トレやストレッチはイマイチ消費量がわかりません。でも、筋肉をつけてゆくと基礎代謝が上がりますので、筋肉あれば運動しなくてもカロリー消費します。

でも、基礎代謝の大きさに比べて運動でカロリー消費するのはやや大変そう。
やはり食習慣と運動習慣のダブルが必要っている当たり前すぎる結論を思い知る事になりますね。

さ、とりあえず、まずはここまで。
理屈としてカロリー収支に注目して、食べる量と消費カロリーのプラスマイナスを意識するとこから始めると良いという結論です。
もう一度いいます。思えば良いんです。
カロリー収支に思いを巡らすだけでいいです。痩せようと思ったらそこからスタートです。





2018年05月02日

ダイエット論 その1 カロリー収支

今回、私は自分が痩せる為に、にわかに知識をあさりました。
結果、その中から自分にわかりやすい部分だけをひろって、くっつけて、勝手な理論を組み立てて実行しすることにしました。
だから、この記事をみて「間違ってる!」「デタラメだ!」というご批判はご容赦くださいね(笑)。
あとそのまま信じないでくださいね。何の責任も取りませんから私(笑)。

関連記事・・・・「私のダイエット論とは」

◆カロリー収支
さて、いきなり結論めいた話になるのですが。
今回改めて情報をあさってみて、私は実にシンプルな考えを知ることになりました。
それは、「1日のカロリー収支」です。

まず、人は動物として生きているだけでエネルギーを消費します。たぶん「基礎代謝」と言うやつです。
じつはここで相当なカロリーを消費しています。消費ですから、当然カロリーは「マイナス」です。

次に、人は食事をします。
なにせ失ったエネルギーは補充する必要があるので、食べます。
人間は文明が発達しましたので、もはや「生存」と言う本来の目的を見失い「道楽」になっていたりしますが、ともかくも食べるのでカロリーが「プラス」になります。
本来ここでは「栄養バランス」とか、今後話題にする「GI」という観点もあるのですが、ここはシンプルにスパッと忘れて、カロリーだけの話にしましょう。

結論として、1日で消費したカロリーと取得(食べた)カロリーとの収支がプラスに転じると、人は太ります。これがカロリー収支。
たったこんだけの話です。

◆なぜ太るのか
体重1gは7kcalに相当するそうです。
もちろんネット上のにわか知識です。検証なんかしてませんので念のため。
で、こうなると当然ながら体重1kgは7000kcalに相当します。

基礎代謝2000kcalの人が、毎日2300kcalの食事をしていたとしましょう。

でも、これって考えてみれば1日三食を600kcal(軽めの和定食)、800kcal(あっさりなラーメン1杯)、1100kcal(ハンバーグ定食とライス)、しかもあとは水かお茶、おやつ、ジュースその他一切なしって訳ですからそんなに暴飲暴食ではないですよね。

でもカロリー収支は+300kcal。
ほんのジュース2本分です。

でもこれを3ヶ月続けると・・・

 +300x90日=+27000kcal

体重1kgは7000kcalですから、

 +27000kcal÷7000kcal=ざっくり+4kg

まあこういう事です。
これが1年なら+16kg!
でも上記のとおり、そんな派手な食生活ではないんですよね。この人。


◆歳をとると痩せない・・・

若者は体が若く活発なので、基礎代謝が多い。
具体的には2000kcalをゆうに超えるくらい。これがだんだん減ってきて、中年以降は男性でも1800kcalとかそれ以下になります。50歳になると、70歳と基礎代謝ではもうそんなに差がなくなります。

40過ぎたおっさんが、20代の頃とおんなじ食事してたら、そりゃあ太るに決まってますよ。
これが、「中年太り」のメカニズムです。

本人はなにも変わっていないつもりなんです。
基礎代謝が落ちても気持ちは元気なんですよね。腹も減るし。ラーメンうますぎるし。
わかります。

いや、私情を挟む余地はありません。いまはデブをシンプルに科学する時間です。

上記の計算では1年で16kg太る計算でした。
確かにこれはちょっと大げさな例かもしれません。でも基礎代謝は20年くらいかけて、質素な食事1食分くらい減ってゆくし、人の食習慣や生活リズムはほとんど変えられません。
肥満に関連する成人病を「生活習慣病」と言うのは本当に的を得た呼び方だと思います。生活習慣、全てはそこが問題。

当たり前の話をしていますが、ここに先程の「カロリー収支」と言う考えを持ち込む事で、少しだけヒントが見えてくるわけです。

次回、更に考えてゆきます。








o360 at 21:03|PermalinkComments(0)