2023年08月24日

今年のワイン

やっと講師らしく本質伝えられる事象や論拠を見つけてこれるようになってきた。
ワインは材料が7割。残りは2割が醸造。1割が設備や規模。
これは愛知からの持ち込みのピノノワールの仕込みです。くクローンとしては大粒で実と実の間は離れている。
飯田は平均より微かに雨が少なかったが。それ以上に熱すぎた。愛知のブドウよりは酸が残るが小粒のクローンは熟期にとても果糖が増える。だから果実味がはっきりとわかる。

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2022年06月07日

すいませんでした。

もう何年更新していないの必ずほんの数名は訪れていただいて、しかも登録していただいている方もおり、今ブログは完全にドメーヌクロドテンリュウに移っておりますのでそちらにどうぞそちらにお越しください。
でもせっかくこうやって見に来てください方毎日数名おいでになるのは心苦しく思います。何かワイン講師らしいことをネタとして書かなないといけないですね。
そうですね。ではこういうのはどうですか。あまりネットや書籍に書かれていないではオブジェクトで、シャンパンやスパークリングワインの造り方、これは実際にワイン造りの現場ではごく当たり前のことですが、知らないプロも結構いるのではないかと思います。とてもベーシックで大切なことです。
瓶内2次発酵。
これを行うのに絶対に守らなければならない約束事があります。ソムリエ教本にも出ていないと思います。
脱気。フランスではDegazageといい。瓶内発酵に用いるベースワインの泡抜き行為です。これをしっかりとしておかないとなかなか瓶の中で二回目の発酵が始まりません。実を言うと酵母は自分たちのフィールドを整えてからしか発酵行為を行いません。それには炭酸ガスが解糖行為、水素を外しピルビン酸を造るまでの水素が外れにくく成ります。そうするかなり発酵行為がおくれ目論んでいたテラージュ期間での泡立ちや泡の発生が成り立たなくなってしまいます。それは製品化までに時間をかけてにもかかわらず、泡に関しては理想な品質に届かないことになるのでビジネス的には不利になります。
瓶に詰めるベースワインはしっかりとデガザージュというプロセスを行います。
そしてもう一つ、菌株の統一。
シャンペンなどのヴァンドレゼルブなど数年前のベースワインをブレンドする時は必ず、それらが同一の系統にある同じ菌株を用いることです。酵母は先ほども述べたように自分のフィールドを確保してからでないと発酵活動を行いません。多種雑多な菌がはびこる中、マストとなる果汁の中では自分たちのフィールドを作るための殺戮が繰り広げられます。キラー酵母もその一つです。なのでじつは最初に搾汁された果汁の中に含まれている酵母菌の数は一端そのフィールドの奪い合いで半分近く減少します。
そのサバイバルを生き残るために我々には感知できない。殺人酵素をフィ―ルドにまき散らしていると考えてください。なので数年後自分と違うファミリーの酵母は活動を阻止するようになっています。
フランスでも良くあるのが、ビオやビオディナミのシャンペンの野生酵母だけで発酵させ、瓶内二次発酵で4気圧に届かないボトルが結構多い。また、品種別で香りの個性を日立たせるために酵母の菌株を変えるなどするとやはり瓶内二次発酵は時間の無駄が生じます。
他にもまだいろいろと教科書には載せないセオリーが幾つかあります。
でもそれは仕方がないことです。ソムリエさんや酒屋さんはあくまでお酒を造る人ではなく消費者とお酒を繋げることが仕事で。より楽しんでもらえるようにすることが本来の仕事です。
もし、そんな現場をより深く知りたいと思うならぜひ酒造りの現場を訪ねてみてください。

 
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2019年03月22日

最期の1本となり、未練たらたら。

今回のセールで取って置きのワインを数本だけ出しました。 DSC_0271
ゴーダンの09!シャンクロの11と2001樽乳酸発酵のムーラン・デュアール。極め付け770mlテタンジェ1960's。もう売れなくていぃぃぃぃぃっ。
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1970年代の幻のクロワゼのナポレオン・オレンジ。会場に出そうか大きく悩んでいる。これを超えるオレンジリキュールを私は知らない。グランマニエのサンチュリエを凌ぐ。

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2019年03月19日

植え付け大変でした。

思いの外土が重いのか、粘土質でオーガーが1台ぶっ壊れた。
まあ、それでも600本は植え込みました。メルロウは完璧に終わり、
あとは、下が3306のクロヴジョクローンMV6が200本とそのたテスト・ピノ数種類が200本。

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真ん中に3畝あるのが姫リンゴ。これは加工用の材料。


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今回のセールにも出る、新しいWBLTJを代表するヒーロー。667-RGで作られたスーパー・ピノ。お昼のお弁当の時の赤で提供。
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詳しくはクロドテンリュウブログにて。
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2019年03月12日

ドメーヌ・始まりました。

既に土壌改良が終わり、いよいよ、17日に0.3haに1000本をプラントします。
ワインリーの名前はクロ ド テンリュウ。飯田市と伊那市に拠点を置き。
ワイナリーとディステラリーを運営していきます。
当初の工場予定地を変更して、エステートを名乗る為、今後本社のWBLTJと同じく自社不動産で運営していきます。
ワインもシードルも一切の妥協を排除します。そして、革新的手段を導くために多くの実験的処方を試します。まずは苗木の地着率を上げるため、6つのシステムを進めていきます。
日本の土壌での地着率は台木によっては6割程度5BBテレキ系でも7割程度。我々はそれを85%迄引き上げたい。すでにそのシステムの開発に取り掛かっております。

今後、クロ ド テンリュウの活動はこちらのブログで更新していきます。
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2018年02月11日

新しい道

還暦をあと数日で迎えるにあたって、とりあえずここを境に今までの暮らしや生業を徐々に終わり、新しい道へと進むには丁度いい時期かなと。WBLTJはこのまま残りますが、新たに二つほど会社を立ち上げ、東京と長野の仕事にシフトしていきます。ただ、基本、戌年生まれなのでキャンキャン吠えて駆けずり回っている性分で、60を過ぎてもきっと慌しいのは変わらないと思います。
新しい道もきっと難しく険しく正直やり遂げられるかわからない。気持ちだけは何とか強く持ち続けるが体は嘘をつかない。昨日も薬やOちゃんと 名前が出てこんと。オイオイ二人ともそれじゃ話にならん。目指すは地方からの発信。大都市だけが人の住処ではない。大都市だけが発信の場ではない。人に欠かすことのできない、水や野菜や果物、穀物も畜産や農林、水産も大都市では産み出せない。物や情報がとめどなく流れて行きさえすれば地方の優れた環境と暮らしのインフラでは圧倒的にeffortless=努力いらずだ。ということは同時にストレスレスだ。暮らしにおいても何かと優遇される。第一物価が安いし、野菜が美味しい。人口10万都市ともなるとイタリアンやフレンチ、美味しい寿司や割烹なども必ずあって温泉やキャンプ場、いっちょ前に帰宅時には小さな渋滞まで起こる。しかし、病院は?そなりの市立病院があり、いざとなったら大都市まで1時間だ。飯田市と伊那市。信濃路から地方の在り方、里山や河川の価値を訴えていく。アルコールや美食を通じて発信していく事に自ら作り拘わっていきます。美味しさこそ正義であると胸に刻み。名古屋と東京を飯田や伊那と結ぶために色々と企みます。
そして、4月1日には、まず、ワイン&アートのゲストハウス、アップステアーズがオープン。ワインとアート。60年代アメリンカンアートオブジェとジョルジュ ブラックの作品を複数展示。
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サロン
90%は完成。あとは寝具とアメニティ。そして今治からくるタオルとバスローブ。

同時に飯田市にInternational Orchard Association of Minami shinshu が創立します。
ここは清流、天竜川の河川敷すぐ隣り、景色の美しい所です。標高も飯田市内で最も低く370mで蒸留にも適した場所です。市内には大き目の畑は2か所。
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こんな子たちも働いてます。
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史跡 古墳公園のすぐ脇です。眺め良く空気がうまい。
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我々が最初にプラントするエリアです。撮影位置が畑予定地。見えている畑は肥料用トウモロコシ畑。少し分けてもらって、バーボンの勉強をしたい。

2006年から今日まで皆さんに読んでいただいて光栄でした。またブログを通じて色んな方にお会いできたことは私の財産にもなっています。春からはまた違う立場になって新しく仲間たちや地元の方々と励んでいきます。今後もどこかで何か発信していきますのでよろしくお願いいたします。ブログやワイン、WBLTJに関してのお問い合わせは11@wbltj.com へお願いいたします。本当に長い間ありがとうございました。今回をもってワイン講師のボヤキを終了させていただきます。皆さんお元気で。
La maxime finale
Cette cible, agee de 40 a 60 ans, donne beaucoup d'importance a une bonne nourriture et a du bon vin dans sa vie. Rendez-vous a nouveau!
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2018年01月29日

ゲストハウス Upstairs

ゲストハウスの名前が決まりました。
いよいよ工事も仕上げのクライマックスに。ところが問題が多発しており、その7割が安物買いした中国産のものばかり、物は違うは、壊れてくるは、酷いと照明が点滅しだす。結局、通販の結果がこうなった。アマゾンUSで買ったアイテム15中届いたの14アイテム。1アイテムはよってキャンセル。アマゾン・ジャパンで21アイテム中、間違い2アイテム。故障2アイテム。破損2アイテム。ダブリ、2アイテム。ルーザーがとても多い。間違いは国内取引が1つ。あとすべてのルーザーは必殺の中国取引中国アイテム。楽天は19アイテムの内一つが間違い。一つが変形。ヤフー・ショッピング3アイテム、ヤフーオークション2アイテム。とにかく確率でいうと70アイテム買うと約14アイテム以上まともな取引が出来ない。内7割が中国取引でアマゾンはきおつけてください。楽天ほど会社の連絡先や所在、担当者をはっきりさせていない。よくよく調べると中国やマレーシア。最も切ないのは照明のバルブの規格E12やE11は日本には中々見つからない。クリプトン球が200V40WのE12って見つけるのは不可能。不思議なのは3重にしてある梱包の箱はまったくヘシャケも崩れもないが中身の照明が歪んでいたり、断線していたり、LEDテープが点滅したり、この品質で大陸で商売できているのが怖い。恐らく3割の商品はこちらで手直しした。フランスの物も酷いが中国に比べるとはるかに優れている。あんな国で世界をリードするとか政治家・指導者が言うがどうリードするのか?やっぱりケチってはいいもの出来ません。よーくわかりました

次回いよいよ。ブログ最終回か?
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2018年01月25日

驚異のスコア。しかし蔵にはもう1本もない。

突然送られてきた蔵からのお知らせにこれをチェックせよと書いてあった。

恐らく過去ベスト3に入るハイスコアだと。あの1990を超える物も。その理由は15は量も微かに少ない。WBLTJは借り入れをおこしてでも2015の優れた蔵は買う事にした。巨額の借り入れをし様々な蔵の2015年を買い上げた。その魅力と成功例の一つだ。ドゥスューマンはレガシーとしてマグナムも100本ほど買い付けた。此処はプロとして名人です。何故かと言うと平均5000liter/haほど造る。抑えればもっと濃くもなるが年を伝える。若しくはきちんと出来高を確保する。むやみに減らして高くしない。それでいてアベレージを維持する事がホントのプロ。なので2015はテロワールも気候も反映された。

Distinctions

Blason

"Aime le vin sois bon comme lui."
Telle est notre philosophie


Tim Atkins, ecrivain anglais et journaliste du vin parle de nous!

Tim Atkins, ecrivain anglais et journaliste du vin parle de nous!

Nos Notes:

Mercurey 2015 : 91

Mercurey 1er Cru les Crets 2015 : 93

Mercurey 1er Cru les Croichots 2015 : 93

Mercurey 1er Cru Clos l'Eveque 2015 : 94

Mercurey 1er Cru la Bondue 2015 : 93

Mercurey 1er Cru En Sazenay 2015 : 94

 

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GUIDE HACHETTE 2018

GUIDE HACHETTE 2018

Selection La Bondue 2015

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BETTANE ET DESSEAUVE 2018

BETTANE ET DESSEAUVE 2018

Mercurey 1er Cru En Sazenay 2015 17,5/20


Mercurey 1er Cru La Bondue 2015 : 16/20


Mercurey 1er Cru Les Crets 2015 15,5/20

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WINE SPECTATOR

WINE SPECTATOR

Mercurey 2015: 91/100

Mercurey 1er Cru Les Crets 2015: 92/100

Mercurey 1er Cru Clos L'Eveque 2015: 92/100

Mercurey 1er Cru La Bondue 2015: 93/100

Mercurey 1er Cru En Sazenay 2015: 92/100

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BOURGOGNE AUJOURD'HUI SPECIAL MILLESIME 2016

BOURGOGNE AUJOURD'HUI SPECIAL MILLESIME 2016

Pour rappel, la mise en bouteille du millesime 2016 se fera entre l'Automne 2017 et le Printemps 2018.


 Mercurey 1er Cru Clos L'Eveque 2016 : 17/20


Mercurey 1er Cru Les Crets 2016: 17/20


Mercurey 1er Cru En Sazenay 2016: 16.5/20


Mercurey 1er Cru La Bondue 2016: 14.5/20

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2018年01月23日

天橋立デビューとカニ

榲弔ら戻った翌日。また旅に。
ワインのお宿とカニとテキーラを楽しむ。カニとテキーラは鬼あうんです。以前から企画されていた一泊二日を超忙しい中に決行。仕事を持ち込み旅に出る。今回は事情に詳しい生徒さんに丸投げなので其所だけはお気楽。こういうの良いなあ。いつも必ずオーカナイズする方なので。天橋立デビュー。行きは歩き。帰りは観光船で戻る。途中浜を歩きたいと浜に向かうととても珍しい二つの物を発見!珪石と花崗岩一つ塊になっている組成で浜に落ちていた。そしてもう一つはなんと4メートルはある深海魚、竜宮の使いが浜に打ち上げられていた。希な事なのでゆっくりしたいが薄着のまま旅に出たのと慌ただしくプログラムをこなすのでどれもさよなら。その後は宿ではテキーラを舐めながら原稿もかいて。ディナーには07ドラモットとトリュフェールとアムルーズ。でも料理もワインもそこそこで少し感動が足りなかった。列車内で幹事が用意してくれたお弁当のが得点高い印象。翌朝5時から原稿を書いて6:30から開くはずの温泉に行こうとするとクローズ!なにっ!?戻って原稿。朝食後土産物を買いに。マッハで買い物を済ませてしカニの街へと向かう。でも、まあ此処でも思惑と違い大きさ量共にハンパなくて、甘いし美味いけど、実は年末からずーっとカニをやたらと食べてて、超美味いのは分かるけどハサミとスティックでほぐしていると知恵熱出てきてもうパス。皆から離れて浜まで歩いて日本海を見てると店の人が雑炊が出来たと呼びに来た。頑張って食べる。さっきまでバリバリに海の底で活躍していたカニをすぐに焼いたり茹でたりするので確かに甘さがまったく違う。でももう叔父さんは半分の量で良い。当分カニいいや。

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この他にもとめどなく続きギブ。敵前逃亡。
帰社して原稿と企画書のためにPCに貼り付く
生き急いでる感120%!
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2018年01月18日

リニア駅周辺地区

約90分の講演が終わり、質疑応答では、先生のように変わらなくていていいと、里山が魅力だという人をまっていたとお歳を召したご婦人突然挙手された。リニアもう止めようがない。でも今日これで気持ちが固まった。私の家はたちのかなならん。でも先生が箱物を持ち出したらケンカするつもりだったと。ただ全部がこのままでよいとは言いません。やるべき事も多々あります。榲弔蝋い。観光整備は不十分ですと。まあとりあえず坐光寺地区の皆さんと知り合いになれてよかったこと。でも言いたかったことは、
20年後30年後の飯田を想像してください。このままなら飯田市は熱海や大磯と同じ町になる。絶対にここ2.3年の間に東京のデベロッパーがニンジンかざして登場してくるその時どう判断するかによって飯田市の先、50年が見えてくる。そろそろビジョンを持ちましょうと説明した。最初に果樹生産者の方々には果物にとって美味しさは正義であると唱えて来た。いい加減な気持ちでは良いものは作れない。他県にはまだ見ぬライバルがゴマンといるぞと
約50名。皆さん理解してくれたので忙しい中来た甲斐があった。意外にも地元の人のが飯田の価値に気付いていないと分かる。絶対に良いところです。後はオール榲弔膿覆瓩堂爾気ぁ4蔽韻砲垢襪世韻任后Nせ海量ノ呂髻最後に、けして怪しい者ではございませんので近い内に皆さんのお世話になりますのでよろしくお願いしますと頭を下げて融和をお願いして来た懇親会の後は2次会まで用意してもらってて、スナック・ミナミ。みんなが日本酒とかウーロン茶までも持ち込んだがママさんたちの笑顔が印象的だった。おつまみや食べ物が全部張り出されている明瞭会計の素敵なお店。ソワニエとはいえ名古屋なら出入り禁止かも。

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2018年01月15日

着実に進む工場

民宿と言えども一応大手シティホテルには空間的機能で劣りたくはないので、鉄筋コンクリートの壁よりも遮音性を高くするためにグラスウールは勿論、両面に遮音シートと12mmのコンパネ。さらにプラスすることクッションタイルやファブリック地の壁紙で仕上げる。建具や壁紙も海外から取り寄せたのは国産よりも安くて良いものが手に入るからだ。日本の物はデザインが悪くそのクセ異常に価格が高い。今や世界中にアマゾンやネットショップがある。あんな価格いつまでも通用するとは思えない。ワインが日本に来ると高くなるのはせいぜい倍とか2.5倍だが、建具は10倍とか20倍。LIXILのドアノブは14000円が11ドルでほぼ同じ物が買える。両開きドアのドアバーが裏表2本1セットが24000円。それを全部で4セット96000円がアメリカアマゾンで送料込みの19000円。何だかバカバカしくなってくる。
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遮音しすぎて思いのほか声が反射するので吸音処理を行うことに・・・・。
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床のフローリングは無垢の寄木を考えたが結構鳴くので銘木だけ選んでパネル張り。
壁も気に入った壁紙がないので塗装に変更したり、リキ入れてこのさい板張ります。

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ギャラリーからサロンは大き目の両開きのドア。
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日本の空間ではあまり使われない。45°角度の仕切りとそのドア。ニューヨークでは頻繁。
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2018年01月06日

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうこざいます。今年こそ皆さんよろしくお願い申し上げます。 さて、新年の更新が遅れたのは、年明けも殆ど休みなく働き、民宿工事の資材の搬入路の確保や立面図の指示、飯田市のセミナーのレジメと酒類学のレジメと。殆ど休みなく働いております。尚且つ最悪なのはPCを1台追加してこのウインドウズ10と言うのが酷い。OSと言うのはどうしてこんなに乗り換える度に苦労するのか、BMWもメルセデスもモデルチェンジしてもまったく普通に扱えるようになっているが、ウインドウズの戦略は大して変わっていないくせに3年ごとに高いソフトを変わったように見せかけるためにインターフェイス悪さを利用して目新しく思わせているだけ、けしてユーザー目線ではない。これで二苦労していた。新年のDMはもう古いマシン作ることに決めた。そうでないと間に合わない。やたらと更新が多いのとこちらの行動が筒抜けになるアプリが多すぎるとその対策だけでも結構時間がかかる。 まず、年明けから60時間以上かけてデザインを起こしている民宿だが、ミッドセンチュリーのインテリアを学ぶにあたって、誰も言わない真実として、鉄の掟を発見した。それは空間にどんな様式や間違った色を用いる事よりも、絶対に天井を白以外にはしてはならないという鉄則を発見。約600画像を参考にしたがその内天井に色が使われていたmid-century modern interiorsは3部屋のみ。白以外のモクの天井は19部屋。思いっきりレトロ・デザインでも天井は白。そして1960年代末期、1970年代にサイケが流行してその様式が多く変わる。今もeast coast modernのなかにもミニマリズムは見えてくるが天井は白。マンハッタン・カラーと言われるクロムを多用するインテリアの中でも天井は白。結局その鉄の掟に負けて5つある部屋の内に3つは敢え無く白を使わざるえくなった。白は一番照明計画を台無しにする天井色で照明好きとして断腸の思いで屈する形となった。あと今回二番目の妥協はバスルーム。最初から計画に参加していれば日本の住宅水廻りメーカーのデザインの酷さと融通の利かなさ。水道工事屋との癒着ともいえるこのシステムが日本のバスルームデザインを後進国とさせている。多分中国よりも遥かに劣っている。もう一つ分かったことが、ミニマリズムやミッドセンチュリーが僅か20年で消え去っていった事は、これらの様式はけしてエロくない。この様式ら従いエロさを醸すことの難しさ。これは不可能の近い。スエディシュ家具を構成するラインは美しい曲線ではあるが全てがタイトでシャープであり三次曲線の物理的意味合いが薄い。還元性ばかり追い求めると人は飽きてくるのだ。ではエロさとは何か?空間デザインでは色であり曲線でありヒントでありシグナル。つまり視覚的リビドー。多かれ少なかれここは日常の暮らしとは別の空間でお迎えしたい。かといって勿論ラブホテルではない。紳士や淑女が大人のたしなみとしてスマートにお酒やアートなオブジェ等の空間を楽しめる場所でありたいと願う。それには健全や秩序だけではリラックスできない。 限られた予算の中で、リフォームと言う形で作り上げる事の難しさ。妥協の多さ。描いてる方としてはホント気分が暗くなる。それでもやれる限りベストは尽くす。オールクリエイティブ・アークテクチャーは多分長野まで我慢する事になる。民宿は今月の最後のブログ更新には2.3の画像は公開できると思います。
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2017年12月30日

2018年へ

2017年が終わり2018年が始まろうとしている。僕にとって2018年には始まる事が多い。その内の一つについて、
実は以前からずっとやりたかった仕事の一つにホテル業があった。フランスでドメーヌをやるなら必ずホテルかオーベルジュを併設を考えていたがそれがなくなったので、ここ5.6年は構想外になっていた。しかし、何を思ったか内の上さんが突然ゲストハウスのような物をやりたいと言いだし、一人で何やら騒ぎ出した。最初は相手にしていなかったのだが、設計士は連れてくるは家具や照明のカタログや床や建具のサンプルは届くようになり、次第に既成事実化されていく、何かと相談されるようなっていき、そんなのダメだとか言ってる内に、遂に此方のスイッチが入り、僅か構想100日程度で着工となった! 
これで僕が線を書いた11箇所めの空間としてポートフォリオに収まる事となる。ワイン・洋酒と大人の宿。
中山邸とのオーベルジュプランも今後展開可能に。
今回のモチーフはヨーロッパではなくEast coast mid century。Minimalismの還元主義的とスエディッシュなシンプルラインを一つの様式として捉え、そこへテーマの大人の抑えたエロティシズムを盛り込む作業。その色気をそこはかとなく醸していければと線を引きました。部屋ごとに変わる空間コンセプトは約120屬3種類の材のフローリングで張り分け、照明や壁紙、左官仕事もとり入れ、日本では余り見られない東海岸様式を具現化しました。インスパイアされたのは東京ではなく、むしろアジア。香港やシンガポールでは今ミッドセンチュリーや東海岸・ニューヨークスタイルのホテルが乱立する事。そこにはオーヴァーヘッドシャワーや330リッターを超えるバスタブなど装飾を嫌ったデザインが多い。勿論それらを模倣したが予算の都合でもう少し水回りのデザインは凝りたかったのが悔やまれる。60インチ4Kテレビ。映画やアートの時間。24時間の夕焼けのマジック・アワーを感じる開閉式天窓。空間デザインや家具等は全てフルチョイスやオーダー物。キングサイズより大きなクイーンサイズの不思議なベッドや総数20アイテム近くの照明計画、オートクチュールの両開きドア、海外から取り寄せたものが多く。時間の割り振りや構想は忙しい中きつかった。アストンマーチン一台分の予算で6割方また借金!昔と比べ照明が安く手に入るが助かった。マレーシアや中国産が鬼安い。それらは同じ家具程完成度は低く無く、結構使える。まあ、生きてる間に取り敢えずやっておこうと詰めてみました。
BOOKING.COMやTrivagoには決して載らない不思議な宿、会員制 民宿いわた。(仮名)
民宿は2月16日仮オープン。3月1日公式オープンを予定です。
それではみなさん、今年も何かとお世話になりました。来年は色々はじまりますのでよろしくお願いいたします。皆さん御身体を大切に良いお年をお迎えください。では、また来年お目にかかりましょう。
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2017年12月27日

ご報告です。

来年の1月の一月分のスポンサーが現れました。なので6回分ブログ更新します。まったく今迄通りの内容で好きな事を書いていいとの事です。したがって今のところ閉鎖が一か月延期されます。その後はスポンサーが無ければ終わります。しかし、まあ、奇特な方というか会社があるもんですね。色々とご事情があるようですが・・・・。新潟の方々や東京のJさんとか京都のIさんとか、10名を超える方々方続けてほしいの意見を聞きました。ところがですね。僕のお客さんや生徒さんにまで嘘くさいとか、まったく知らない輩にもっと詳しくシードルの造り方教えろとか、なんかこっちは忙しいが読んでくれている人がいるのでと無理して書いてきましたが、嫌気のさすことも結構あるのでモチベーションが落ちてきました。
あんな簡単に行政が特区に動くはずがないとか、ボルドーで云々かんぬん。まあほとんど95%は事実なのでとやかく言われる筋合いは一切ない。ただ、上場企業との開発コラボは相手さんのある事なので易々口には出来ないことも多い。ただ、新潟のワイナリーの方たちに聞けば実際に開発の担当者の方も僕と現地に入っているのでホントかどうか聞いて貰えば分ります。まあ、頭から疑う人は疑ってもいいが確かめせず人にゆうのはやめてほしい。
それでは新しいトピを近年WBLTJのオールドブルゴーニュの当たりアイテム。大好評の1982のオークセイの1erレ・ヴァル。色んなお店で大好評で、ワインラヴァーかも凄いとお褒め頂いている稀少なグッドコンディションなレア・アイテム。新たに300本仕入れに成功。あれはホントに美味いね。1982の個性全開で香りも卑猥だし、まったり甘くダシもあるし、適度な重さで必要以上に疲れない。もう少し暖かなったら空輸します。それに伴い高品質二股ビラムも300個も同時に輸入予定。ワインは前回よりもお値打ちに出来ると思います。
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2017年12月21日

今年最後の出張

今年最後の新潟、忘年会とブランデーのカットと翌日のコンサルと。セールは終わり発送の最中だ。実を言うとまだ発表はできないが、結構大きなプロジェクトが進んでおりその構築に時間を割かれ殆ど寝ていない。ワイナリーとWBLTJとはまた別な新たな事業というか趣味というか結構な予算とアイデアが必要される案件でバタバタしてます。多分来年2月の誕生日前後に開業予定。そっちに空の頭を持ってかれてフラフラ。やっぱりマルチタスクなんて凡人がやるもんではない。でも自分は空間デザインや物理的に何か構築していく仕事が好きなんだと思う。それとドMであること。夜中寒いのに起きて計算とかやってますから。
そうそう、それとこのブログは今度こそ。スポンサーが付かない限り終わります。春頃からどこかで新しいワイナリーのブログをはじめます。もしくは新規事業のブログを始めるかそれでお願いします。あと2回の更新で終わります。今まで長い間ありがとうございました。

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ちゃんと余熱を掛けて早めにカットできるように今回のベースはアルバリーニョ。前回のポワールは掛川さんに絶賛されていたので自分も飲んでみた。我ながら美味い。多分来年発売されます。皆さん買ってあげてください。今から仕上げの稀釈に入ります。これも化学的には単に薄めればいいというものではありません。より香りが出る水で酒精を整えます。 DSC_0416
日本でよく見かけるこのドイツ製の釜は精製かずば抜けて良くて香水でも作れるほど再留が強い。羨ましいのは見えているシャフトはスクリューでこれがあるとベースの温度全体を一定に保ちやすい。これがつけれるモデルは高価なタイプ。この釜はバプーなので決して焦げないが底の熱源と液面と温度上げと行くときに撹拌されて全体が加熱できる。これは直火蒸留だと必須なアイテムです。
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