働く主婦の独り言

自閉症合併のダウン症(DS-ASD)の娘を育てています。

いろいろデビュー

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たまには娘のことなど。

養護学校高等部1年の娘、クリスマスに、switchデビューを果たした。

本人はゲームなんて興味がないし、サンタさんへのプレゼントの請求も例年通り「イカ」だった。
(さきいかのこと)
親の方でいろいろ画策して、余暇対策のひとつとして、ゲームを買い与えたのである。
SNSなどを見ると、「あつまれ!どうぶつの森」(あつ森ともいう)をやっているダウン症のお子さんとかがいて、「うちの娘にもできるのかな」と思い、買い与えてみた。
前々からswitchを買おうと思っていたのだが、なかなか商品が手に入らず、今回初めて「あつ森」がプリインストールされたものを購入することができた。

ゲームなどまったく興味がなさそうだった娘が、プレゼントをあけてゲーム機を見た時に喜んだのが意外で、「おっしゃー!」と思った。
しかし、いかんせん、私自身もゲームなどやらないので最初は全然勝手がわからず、娘につまらない思いをさせてしまった。せっかく興味をもってくれたのに、もったいなかった!!

一応事前に予習はしておいた。まずは別アカウントで私がゲームを進め、把握してから・・と思ったらこれが大失敗で。

ひと家族で、最初にプレーした人しかできない特典がいろいろあった。とほほ。
わからないことだらけで解説動画を見まくった。(笑)
ゲームも楽じゃないな。
もっと簡単なゲームがあればよいのに。

しかしアカウントがふたつあることを利用して、親のアカウントでせっせと素材を集めては道端に落としておいたりと(笑)、娘がゲームを進めやすくする裏工作をしている。

まあ、目指す将来の姿は、職場からバスで自分で帰ってきて、家で留守番がてらゲームでもしていることなのだ。
今もひとりで過ごすことは全然できるのだけど、iPadで音楽動画を見ていることがほとんど。
もうちょっと余暇のバリエーションがほしいと思い、ゲームデビューさせてみた。
     
*             *                *

来年度、娘は寄宿舎デビューする予定である。
希望者が多く、入れてもらえるかどうかはわからないが。
自立への第一歩。

高2で寄宿舎に入れたとして、高3でまた入れなくなる可能性もある。
その場合、デイはやめてしまっているので、自力で帰宅することが必要になる。
なので、(行きはひとりで行っているけど)帰りもひとりでバスを乗り継いで帰る練習を始めた。
練習さえすれば帰りも大丈夫そうだ。
ただ、バスのつなぎが悪く、乗り換えで30分くらい待つことになる。
夏暑く冬寒いと気の毒なので、待合室で待って、5分前に出て行けるよう、アラームの設定とかを考えている。

*             *                *

ついでに母の私はジムデビューした。

あまりにも運動不足で体に悪そうだったので。
冬は寒くて、ましてや夜の9時10時に仕事から帰ってから外に歩きに行く気にもなれないし。
家に帰ればゾンビのように横たわって動けなくなるのだ。
なので、仕事からの帰り道、強制的に運動する習慣を自分に課した。

これがめっちゃ楽しい!!

まあ、無理して体を壊したら元も子もないので、本当にゆるくだが、仕事帰りに寄るのが楽しみになっている。
そして家に帰ったら韓国語やって中国語やって英語やって風呂に入って寝る。(笑)
まあ、母の私も趣味をもって楽しくやっております。
ジムに行きはじめてから、なるべく日付が変わる前に寝るようになったし。
(それまでは2時3時。睡眠時間は3〜4時間ほど)
もっと健康になるかも。続くといいなあ。

うちの子どもたちは(特に上の健常の子たち)いろいろありますが、信じて待つしかないです!
みなさんもよい一年になりますように。

葬〇のフリーレンがとてもよい

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忘れたころに更新するこのブログですが。
生存表明ということで、ネット知人の皆さん、あけおめです。
毎日楽しくやっております。

昨日の地震は驚きましたね。(←2日に書きました)

娘と出かけていて外にいたのですが、バスに乗っているような揺れで足を踏ん張らないと転びそうでした。
娘は怖くて泣いていました。
自然は正月とかなんとか、こっちの都合はおかまいなく、容赦ないですね。
被害が少しでも少なくなりますように。

*       *        *

さて、私は日頃中学生を相手にしているので、最新の流行りものはチェックするようにしている。
英語教師なので、「好きなアイドルは?」「好きなアニメは?」などの話題を授業で扱うこともよくあるからだ。
また支援の必要な子との会話の糸口にもなる。

ワンピースも、ナルトも、呪術廻戦も、テニスの王子様も、鬼滅の刃も、みんな英語吹き替えバージョンで観た。(笑)。

軽く若者カルチャーを予習するつもりがミイラ取りがミイラになることもあり、今はK-popにはまり、毎日韓国語の勉強までしている有様だ。
(ちなみにStray kidsというアイドルグループ。10代の頃でさえアイドルにハマらなかった私が!)
毎年紅白は興味がないのだけど、今年は胸熱だった。

そして軽い気持ちで観始めた『葬送のフリーレン』。
これが想像を上回る良いアニメ(漫画)で、またずぶずぶと沼り始めている。

そこで、ボケ防止を兼ねて、今回はこのアニメについて語ろうと思う。
(たぶんネタバレが出てくると思うので、見ようと思っている方、またアニメに興味のない方もとばしていただければと)

*       *        *

詳しいあらすじや設定は、有名なアニメなので割愛する。(Amazonプライムで観れます)

とにかく美しい話なのである。本当に美しい。

このアニメのひとつの柱としては生と死を扱っており、それもあと一年ほどで還暦を迎える私の心を揺さぶった。
たぶん、年を重ねるほどぐっとくるタイプのアニメではないかと思ったりする。

エルフという、何千年も寿命のある種族からすると、「すぐに死んでしまう」人間。
人間の一生など、ましてや一緒に過ごした10年間など、エルフにとってはまばたきほどの短い期間にすぎない。
「葬送のフリーレン」というタイトルは、フリーレンが強くてたくさんの魔物を葬り去ったからつけられた二つ名であるとは作中に出てくるものの、長生きである種族の宿命として、恩師や仲間や知人たちなど、多くの人間たちと知り合ってはその死に立ち会い、見送ってきたことも意味合いとしては含まれているのだろう。
長生きは、よいことのようでいて、たくさんの愛する者を見送る側になる寂しさ、残された者の寂しさを味わうことでもある。
それゆえ、何千年もの寿命をもつエルフは、他人への愛情に対して淡泊なのかもしれない。(心が保てるように、自己防衛的に)

私自身、これまでにたくさんの葬式に出てきた。
自分の両親しかり、おじおばしかり。
小さい頃私を可愛がってくれた教会の人たちのほとんどは亡くなり、今や教会を支えてくれる人も高齢になりあちこちの老人施設に移り、本当にわずかになった。
時の流れというものは、いかんともしがたい。

愛する人が自分の死後ひとりぼっちにならないために、思いをつげぬまま、世を去るヒンメル。
墓場までその思いをもっていくつもりの年老いたヒンメルが、もう二度とその人とは観ることのできない50年に一度の流星群を眺めているときのまなざし。
その心境を思うと泣ける。

しかしこの物語は、しみじみと老いることの寂しさ、人の一生の儚さだけを語った物語ではない。
しんみりすると同時に、とても温かい物語でもある。

それは、人と人との関わりもまた、この物語の重要なテーマだからだろう。
人は、寿命や時間を超えて、人とつながることができる。
たとえば、体は老いて亡くなったとしても、その人の思い出や意思は未来に生きる人の心に受け継がれ、生き続けることができる。

そもそも、勇者ヒンメルは第一話で亡くなっているにも関わらず、その後の物語全体の中心となって人々の生き方に大きく影響を与え、生き続けるのである。

すでに亡き人たちの言動が折に触れ回想され、現在と過去を行ったり来たりして物語が紡がれていくのだが、それは亡くなった人を悼むとか、いなくなって悲しいとかいうのとはちょっと違う。

魔王を倒した勇者ヒンメルは、キリストを思わせる。

もちろん、キャラは全然違うのだけど、年号を言うとき、この物語では「勇者ヒンメルの死後〇〇年」という言い方をする。
これは、西暦でBC(キリスト前) AD(主の年)と、キリスト前、キリスト後で年号を扱っていることをほうふつとさせる。

また、勇者ヒンメルの勇気や優しさや友情といった美徳が、彼と共に死んでしまわぬよう、残された者が「ヒンメルだったらどうするだろうか」と考えて、彼の意思を受け継いで実践しようとしている点も。
ヒンメルによって、ヒンメルの死後も、多くの人が変化させられている。
キリストの弟子たちや、キリストに感化された人々は、これまでの生き方ではなく、「あの人(イエス)だったらこのようなときどうするだろうか」「どう行動することが、あの人に喜んでもらえる生き方だろうか」と考えていく。そうして一人の(歴史上は)死んだ人間の生き方が、弟子から現在の人たちへも受け継がれて、人を変え続けているのだ。
そうすることでイエスが死後もなお人々の心の中、記憶の中に生き続けていることも、なんだか似ているなあと思う。

私はこれまで、過去を(ある意味)捨てて、現在と未来にだけ生きることで、人との別れを乗り越えようとする節があったと思う。
子どもの頃亡くした母親のことは、意識的に考えないようにしてきた。
というのも、10代の頃、母親のことを思い出しすぎて過去に引きずられ、精神のバランスを崩しそうになったことがあったからだ。

しかし、私自身過去を振り返ると、いろんな人たちからいろんなものを受け取って、それが今の自分の血となり肉となっていることを思う。
過去を振り返らず、現在と未来に生きるといっても、今現在の自分が、すでに過去と過去に出会った人々から受け取ったものの集大成なのである。
つまり過去にあったたくさんの今は亡き人々の思い出が、今の自分の中に住んでいる。

だから、物理的な死というものは、虚無であるというのは、ある意味間違いだろう。
私は「天国はある」という前提で生きてはいるが、それはそれとして、残りの人生、ただダラダラと生きるのではなく、良い人として生きたいものだと思う。
そして残す者たちに(子供だが)自分の母親がそうしてくれたように温かい記憶を残してやりたい。
今はあまり成功しているとはいえないが・・・。

ともあれ、そんなことをしみじみ考えさせてくれるアニメだ。
第二シーズンが今週末から始まるということで、楽しみ!
自分にとっては、何十年に一度のアニメではないかと思う。

例のマンガ読んでみた

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すっかりご無沙汰しております。
なんか最近人生楽しんじゃっててごめん、という感じです・・・。
(いろいろやってます。週末はだいたい仕事してますが、それも楽しいことのひとつ。。)

例のマンガというのは、ダウン症界隈をざわつかせているらしいあのマンガのことです。((笑)
Twitterで検索してもらえらばわかると思います。
(後に書く理由から、リンクは貼りません)
わたしはたまたまSNSで知りました。

*         *            *

NIPT(新型出生前診断)を実施する施設(予定も含め)がだんだん増えてくるにつれ、病院に呼ばれて話をしにいくことがたまにある。
でも正直言うと、そこまで熱量もてなくて、自分の熱量をそこまでもっていくのがけっこう大変というか下準備が必要になったりする。(笑)

だって平凡そのものの日々だし。
幸せだし。
産まない人がいても、もうよそのうちのことじゃん。
ああそうですかとしか思わない。

確かに、感情移入すればそのときは心が痛むけど、人工妊娠中絶が日本でどれくらい行われているかを考えると、ひとつひとつに心を痛めていたら心がもたない。

たとえダウン症に対する偏見が世の中にいくらあふれていたとしても(知らんけど。ネット上でしか見たことがない)、こちらは痛くもかゆくもないし、日常生活になんの支障もないわけで。

だから私が何か言えることがあるとしたら、つい最近お子さんがダウン症だとわかって、この子は将来どうなるんだろうと心配しているお母さんに対してであって、ダウン症なんていやだ、人生終わりだと言っている人には何も言うことないし、人の心を変えられるとも思わないわけなのだ。

ただ、当事者のお母さんに対しても、うちの子はなんか突出した才能があるわけでもないし、将来はたぶん普通の就労継続支援B型コースだし(つまり最低賃金もらえないやつ)、人前では全然しゃべらないし(学校とか安心できる環境の中では大きな声で話をするし仲良しの子もいるしで楽しくやっているようだけど)、うちの子を連れてって「大丈夫ですよ」と言ったところで、「幸せ」の価値観が違う人たちにとっては全然大丈夫に見えないだろうから説得力もないけど。

というわけで、人前で話をするときの、自分への燃料投下(笑)のために、たまにこういうものを読むことも必要になってくるのだ。
世間の一般的なイメージと実際の子育てとのギャップを再確認し、そのことをお伝えするために。

*         *            *

前置きが長くなったけど、で、その漫画を読んでみた。

いや、ひどいひどい言われてたから覚悟して読んだけどそれほどでもなかった。
まあ、とろ火くらいの燃料はもらえたかな。(笑)

というのは、kindleで無料で読めると書かれていたから、まずアマゾンkindleで読んでみたからかな。

「え?この漫画であってる!?」

と思ったくらい、全然出生前診断の話が出てこなくて。(笑)
流産のこと、マタニティーブルーのこと、帝王切開のこと・・・

つまり、妊娠・出産にまつわるいろんなテーマを扱った本だったということだ。
(出生前診断のみをテーマにしただけの本ではないということ)

そして、流産とかマタニティーブルーとか帝王切開とか・・・
まあ、これらは実際よくある(?)ことなのに、著者の描き方というか主人公のメンタルと周りのメンタルがひどすぎて(笑)

「いやいや、今どきそんな人いませんから」

と言いたくなる人たちばかりなのだ。

帝王切開で生まれたから(赤ちゃんの)心が弱いんだとか親戚から責められるとか、聞いたことあります?
私は全然ないです。まあ自分は自然分娩だったけど、帝王切開で生んだ人に対して、「楽しおってからに」とか思ったことも全然ないです。

無理やりドロドロさせているというか、限界までドロドロの人たちを登場させている漫画だなと感じました。
それに共感してすっきりする人も中にはいると思うし、嫁姑とかのドロドロを扱う漫画のジャンルもあるので、そういう需要はあるのだろうけど。

からの出生前診断ですよ。

もうどんな展開になるか、読めるというものだ。(笑)

ダウン症の告知を受けてあっけらかんとしている人たちも、全然いる。
私も割とそうだったし、周りにもいる。
ここまでドロドロだった人もいるかもしれないけど、そしてそれが悪いことで落ち込まなかった人が偉いとかいうつもりもないけど、これまた人それぞれなのよね。
けっこうドロドロ強めの人を描いているなという感じがする。
この作者の作風で、これまたそういう需要があるのだろう。

で、これまでのこの漫画で描かれているケースを見ても、たぶん最終的にはいいまとめ方になるのではないかと予想がつく。
(であってほしいけど。これを読んで心を痛めている人たちのためには)

なんちゃらドットコムよりは全然まし。(笑)

なので、ちょっと嫌な気持ちになりそうだなという人は、もう少し待って、最終話まで描かれてから読んだ方がいいかもです。

最近更新してなかったので、勢いにまかせて更新しました。
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働く主婦

3人の子持ちです。
ダウン症をもつ末娘の子育て記事と翻訳関連の記事がごちゃまぜになっています。^^;
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