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第14回日本ダンス医科学研究会学術集会 〜教育講演レポート編〜

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いよいよお待たせしました。
私がこの1〜2年でXの中でよく見かけていて1度お会いしてお話したいと思っていた竹島憲一郎先生の教育講演のレポートです。竹島憲一郎先生に関しては先日のレポートでも紹介していますが、こちらの記事でも(私の主観で)紹介させていただきます。





バレエダンサーは医療機関に行かない。


みなさんなら心当たりある方が多いはずです。
ダンスに理解あるドクターやセラピストに出会うことはとても難しいのが現状です。



芸術家のくすり箱でもこんなアンケートがありました。
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この事実は日本だけではなく世界中のどの地域でも共通しているそうです(後述)。


そんな現状の中でドクター自身がダンサーであるというのは安心できると思いませんか?
竹島憲一郎先生は競技ダンス(社交ダンス)の選手として活動していたことがある方なのです(名前を打って画像検索するとダンサーとしての写真が出てきます)。


特に専門は「足」です。
「ダンサーへの理解がある足の整形外科医」ってダンサーにとってはパワーワードだと思います。
世の中にはダンス経験がなくてもダンサーに理解のあるドクターやセラピスト、トレーナーは沢山います。かくいう私もダンス経験があると言えるほどダンスをしてきたわけではないです。
とは言えどもダンサーでありドクターというのは「話が早い(理解してくれる)」と思います。



さてそんな竹島先生の教育講演を聞いて印象的だった部分を皆さんにシェアしたいと思います。
(私の主観を加えて書きますので、竹島先生の言葉の通りでないですし論文の一次情報そのものではないことを予めご了承ください)


上手なダンサー約800名の怪我を調べてみると11歳、12歳が特に怪我が多くなる傾向があったそうです。これはポワントの履き始めだったり初コンクールに出場するくらいの年齢ということなのでしょうか。この論文の数字だけをもって世の中の正解とするのは危険ですが、少なくとも11歳12歳あたりのダンサーを指導する際に頭の片隅に入れておいて損はない情報ですね。そして経験上、それを知っている先生も少なくないはずです。


そしてバレエダンサーの怪我で最も多く見られるのは「足、足関節」です。これは直感とズレがないのではないでしょうか。全体の半数が足、足関節の怪我のようです。ただし、年齢によって起きやすい怪我の場所が変わるそうで、8〜11歳が足・足関節の骨や関節の怪我が多いのに対して12歳〜18歳位になると腱や筋肉などの痛みが増えてくるそうです。

これは身体が少し大きくなってきて体重が増えてきて、演目も難しくなってきているのに筋力が足りないまま踊ったり、間違った使い方のまま繰り返したりすることで腱や筋肉に負担がかかってくるのでしょうね。


さらには「システマティックレビュー(めちゃ説得力のあるデータ)」として、ダンサーの怪我のほとんど(65%〜70%)はオーバーユース(使い過ぎ)が原因だそうです。つまり、負担のかかる動きを繰り返し行なって痛みが出るというケースがバレエダンサーの怪我のほとんどだと言いかえることも出来るというわけです。


ここから考えるべきポイントとしては「使いすぎる」ことを前提に踊る方が怪我のリスクが減らせるということです。「今後絶対に使いすぎるんだから事前に強化しておこう」とか「これから使いすぎることを想定して今日は休んでおこう」とか、そんな考え方を持っている人の方が怪我しにくいのではないでしょうか。



その他の研究では、1年以内に怪我をしたダンサーは初めて怪我をした人よりも過去に怪我をしている人の方が7倍も多かったというデータもあったようです。これは様々な要因が考えられるので決めつけた発言はできませんが、そもそも使い方が悪くて怪我を繰り返したり、リハビリが不十分で怪我を繰り返したり、筋力が足りないまま踊ることで怪我を繰り返したり、骨格的に怪我しやすい条件の人だったりと、色々考えられますが、怪我をしたタイミングで適切にセラピストやトレーナーが介入すれば、ここまでの比率にならないのではないかなと感じています。


こんな感じで、お話される内容がいずれも興味深くかつわかりやすくお話していただきました。
他にも【利用可能なエネルギー不足(RED-s)】の話や実際のダンサーの症例報告(足関節インピンジメント症候群)や、症例に合わせて手術をするのかしないのかの考え方など大変貴重なお話を聞くことができました。


お話を聞いている限りでは、なるべく手術をしないで使い方の修正で改善することを目指しつつ、構造的にリスクのある状態や痛みがとても強くなっているケースにおいては慎重に検討しつつ丁寧な手術を行なうという印象がありました。


リハビリのプロトコル(組み立てかた)はファンクフィジオの押本理映先生と連携を取っているようです。
押本先生はニューヨークにあるハークネスセンターで研修を受けている方です。



押本先生はこの頃にアメリカから帰国されたとのことです。


実は押本先生とも懇親会のタイミングで繋いでいただきお話することができました。
惜しみなく私の質問に答えていただき、このお二人の懐の深さに感動しました。


この5年でさらに日本のダンス業界を支える人達のネットワークが広がり、
質の高い医療を受けられる環境が増えてきたと実感しています。
そのフロントランナーとも言えるお二人です。


懇親会でのエピソードはまだまだあるのですが、話が散らかるので別の機会にします。


以前から知っている話でも改めて聞くことに意味があり、場合によっては情報が更新されていることだってありますから、ダンサーの怪我などについての講演は何度聞いても良いと考えています。
「そんなの10年も前から同じだよ」なんて思わずに「同じでも大切なことなので何度でも聴講しましょう」という気持ちを持っていたいと思っています。


来年のダンス医科学は神戸で開催されます。神戸でお会いしましょう!


と、その前に実は今年の6月に札幌で「日本舞台医学会」というのが初開催されます。

詳しい情報はまだですが、私は必ず参加します。竹島先生も登壇されるそうです。
今のうちからスケジュールを空けておきましょう。詳細が発表され次第、随時このブログで情報をお伝えします。


ということで6月に札幌でお会いしましょう!


関連情報:
竹島先生がファシリテーターのオンラインセミナーはこちら


なぜダンサーは治療に行かないのか?


その際にドクターがどんなことを考えているのか?


学術集会レポートその1はこちら


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第14回日本ダンス医科学研究会学術集会 レポート2 ポスター発表、ダンスパフォーマンス編

JADE2024

前回の続きです。



この学術集会の魅力的なポイントは「ダンス」をテーマにしていることで、研究者自身がダンサーである比率がとても高く、それによって理解してもらえるアカデミックな知人ができるというメリットがあります。

一般的な学会と同様にポスター発表というのがあり、ステージでの講演以外にロビーや廊下にポスター(研究をまとめた大きな紙)が掲示されて研究発表をしている本人に直接質問ができる機会があります。

今回は17件ありました。タイトルだけざっと記載しますね。

【指定演題】
1. 学齢期の女子バレエ学習者における機能的ターンアウト角度と身体要因の関連
2. バレエダンサーにおけるCAIの調査
→CAIについての私が書いた過去記事はこちら

3. クラシックバレエダンサーの脛骨跳躍型疲労骨折 〜成長期から成人の比較〜
4. 成長期新体操選手とバレエダンサーの外傷障害発生部位の比較

【一般演題】
5. ダンスにおけるアクセントの取り方の違いに対応する言語表現の予備検討
6. 時系列分析による複合ダンスジャンルの同定と可視化
7. 競技ダンス費本チャンピオンのルンバ・フォワード・ウォークの動作特徴
8. ブレイクダンス基本姿勢が手部に及ぼす荷重分布の検証
9. ダンス経験が片足支持姿勢の安定性と片足着地の衝撃緩衝能の左右差に与える影響
10. 1番ポジションでのジャンプ着地における第1足根中足関節可動性の超音波画像評価
11. グランジュテにおける映像データによる審美性評価と運動的データとの関係性の検討
12. バトントワリングにより発生する傷害の重症度に関する調査
13. バレエの回転動作時の身体意識
14. 摂食障害を有する17歳女性の腰痛治療を経験して
15. 背屈制限及び足部回内でのプリエ動作が課題となった長母趾屈筋腱損傷術後のバレエダンサーの一例
16. プロバレエダンサーの左膝外側半月板損傷縫合術後の舞台復帰までのアスレティックリハビリテーション
17. 膝前十字靭帯再建、半月板縫合術後に筋力回復に難渋したが復帰に至ったプロダンサーの一例


どうですか?ざっと見ただけでも色んなジャンルのダンサーの研究が発表されているのがわかると思います。


こういった研究をされている人達に直接質問をすることができるということは、セラピストやトレーナー、そしてバレエ教師が日々悩んでいる疑問のヒントを見つけ出すことができる可能性が高まるということです。

例えばピルエットにおいて(演題13)プロダンサーとそれ以外のダンサーでは意識している身体の部位を3つ上げたときに、それ以外のダンサーは「お腹」がランクインされるのに対してプロは「お腹」がランクインされない一方で「脇」がランクインされるとか、グランジュテは何を持って「美しい」と感じるのか(演題11)をデータで分析した結果、足の振り上げる速度が関係しているとか、こういった研究をされている人たちと会話をすることで、アドバイスのヒントに繋がっていくわけです。


年に1度しか無い貴重な機会ですので、日程が空いている人は参加することをおすすめします。
これだけの専門家が一同に集まっているところに参加して一日学べて6000円(一般)というのは、近年の様々な講習会の参加費を考えるとコスパが良いと思いませんか?
参加していて突然質問されたり発表を求められたりするわけではないですから、半分理解できたらラッキーくらいの気持ちでバレエ教師の方や単純にダンス愛好家が参加されるのはとても素晴らしいことだと思います。


そしてこの学術集会の魅力の1つとしてダンスパフォーマンスも外すことはできません。
今回は二組のパフォーマンスがありました。
一人目はKei Asanuma(with 木原丹)さんです。彼女は新体操の日本代表になっていたことがある方で、現在はコンテンポラリーダンサーとして活動されています。今回はリボンを使ったダンスとコンタクトを織り交ぜた作品を見せてくれたのですがリボンを使っているのに全然新体操っぽさがなく、それがとても印象的でした。日本代表にまでなった新体操の選手なのにもかかわらず、リボンを使ったダンスで "競技っぽさ” を完全に消し去ることって出来るんだなと感じました。
私個人的にはコンタクトのパートよりもソロのシーンやリボンを使った作品が好みでした。


続いて二組目はPICK ACTIONというブレイキンのチームです。
ブレイキン(ブレイクダンス)は今年のオリンピックの競技種目にもなっており、近年とても注目されてきていますね。ただ、今回は学術集会のステージでのパフォーマンスということでダンサー達にとっては少々アウェー感が強かったのではないでしょうか。


日頃とは大きく雰囲気が違う中だったと思いますが、まずショーケーススタイルの作品を見せてくれた後にチームによるバトルのスタイルでパフォーマンスを行ない、我々にわかりやすくブレイキンの魅力を伝えてくれていました。


次回以降はレポートというよりは学術集会で私が感じた話やエピソードなどを交えて書いていこうと思います。








 

第14回ダンス医科学研究会(JADMS) レポート 1 〜講演の報告編〜

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5年ぶりに行ってきました。

と、書いたように私は久しぶりの参加だったのですが5年前までは5年連続で参加していたこともあり、何名もの方に「毎年参加されていらっしゃいますよね」と言っていただいたのがとても驚きました。
「北海道から来たトレーナー」って珍しいから覚えてもらいやすいのでしょうね。嬉しい限りです。
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前置きはこのくらいにして早速レポートを行ないます。


今回のテーマは「成長期とダンス」ということで、日頃ジュニアダンサーをサポートすることが非常に多い身としては「この学びを北海道のダンサーに持って帰る」という強い想いを持ちながら参加しました。



基調講演では水村真由美先生の「発育発達段階でのオーバーワークが身体に与える影響」というお話をされました。
昔の人は「過ぎたるは及ばざるが如し」とよく言ったもので、運動は毒にも薬にもなるわけです。
クライアントに合わせて適切な量を行なわなければマイナスの面が大きくなってしまい、頑張っているのに逆効果というケースが出てきます。
ネットで見かけたエクササイズをそのままやり続けることでうまくいくこともあるでしょうし、強度が高すぎて怪我につながることもあると思います。疲労が溜まれば免疫が低下します。演目選びも重要です。これら全体を考慮すること(テーパリングとピーキング)についてのお話をされていました。




そして個人的に楽しみにしていたのが竹島憲一郎先生の教育講演です。
1年くらい前からXでよく見かけるようになり、いつかお会いしたいなと思っていたので願ったり叶ったりでした。


とてもダンサーに寄り添っている講演をされていたのですが、それもそのはずご自身がダンサーだったのです。
競技ダンス(社交ダンス)をされていてアマチュアA級という実力の持ち主です。
千葉県周辺のダンサーで足の痛みに悩まれている方はぜひ伺ってみてください。

あなたをダンサーとして関わってくれる貴重なドクターの一人です。
教育講演でも「成長期バレエダンサーの障害」というテーマで使いすぎや間違った使い方に関するお話をされていました。これに関しては別の記事でまとめてご紹介することにします。




二人目の教育講演は塚越裕太先生による「ダンスと発育期の運動障害」についてでした。
小中学生の運動器検診の記録をもとにして怪我の発生率を調べた報告などをされていました。
例えば、かかとをつけてしゃがめない子はしゃがめる子と比べて捻挫する可能性が有意に高かったようです。
今後「スクールトレーナー制度」が充実していくことでこういった課題に対してのサポートができるようになることが望まれます。



また、シンポジウムの中では成長期のバレエダンサーに対して「栄養面」「心理面」「RADシラバス」「現役ダンサーからみたボーイズについて」など幅広い側面からのお話を聞くことができました。かいつまんで皆さんにお伝えします。


【栄養面】
まず、とても印象的な言葉がありました。それはRED-s(レッズ)という言葉です。RED-sは竹島先生の教育講演でも使われており、今回の研究会学術集会のキーワードだったと思います。

IOC(国際オリンピック委員会)がRED-s(スポーツにおける相対的エネルギー不足)という概念を提唱し、女性アスリートの三主徴を発展させて全てのアスリートにむけて包括的な問題として捉えるという流れがあり、2023年に専門家が集まって合意に達した声明が発表されました。

詳しくはこんな感じです。


RED-sについてのお話とダンサーは基本的に炭水化物の摂取が足りていないというお話があり、目指すべき状態は食べても太らないような身体にすること(筋肉を適切に鍛える)だとおっしゃっていました。


【心理】
アスリート特有の心理的な特徴を理解して大人たちはどう支えていくのかについてのお話をされていました。その対策の1つとしては失敗する権利を奪わず、積極的にチャレンジさせ続け、成長を寄り添いながら見守ることが大切だというようなお話をされていました。


【RADシラバス】
RADというのがどんな組織なのかの説明と、実際にどのようなことをダンサーに向けて伝えていくのかをお話されていました。そこではLTADの考え方や旧東ドイツで生まれたコオーディネーションについてのアプローチが取り入れられ、バレエを踊る以前の体作りから徐々にバレエ的要素を増やしていくというシラバスになっているとのことでした。

LTADについてはこちら


コオーディネーションについてはこちら



【ボーイズダンサーについて】
NBAバレエ団の現役男性ダンサーである河野崇仁さんがボーイズに対しての課題をお話されていました。
国内ではパートナリングレッスンがほぼ無いため、ボーイズは発表会のタイミングでゲストダンサーからパートナリングを本番に向けて少しずつ学ぶような形になり、その結果筋力不足による不適切な姿勢のリフトなどが発生しやすく、怪我に繋がりやすいというお話をされていました。
そして、対策としては少なくとも腕立て伏せや逆立ちはできるようになっておいたほうが良いとおっしゃっていました。ボーイズの皆さん、腰を傷めないようにするために腹と上半身は鍛えておいたほうが良いですよ。


この他、ミニレクチャー&ポスター発表やダンスパフォーマンスなどがあり、大変充実した学術集会でした。
(このあたりは別記事で書きます)


今回は久しぶりに参加し、会いたいと思っていた人に沢山会えたのがとても嬉しかったです。
水村先生を筆頭に竹島先生や押本先生、そして古くからのセラピスト・トレーナー仲間(と私が勝手に思っている)に会えて、さらには未来のダンサーをサポートしてくれるドクターの卵にも会えました。


いつもはみなさんとちょっと離れた土地で活動していますが、JADMSのお陰でお会いできる機会を与えてくださり、とても心強いなと感じています。


まずレポートの第一弾はこれでおしまいとします。
まだまだ皆さんに伝えたいことがいっぱいあり、書きたいことで溢れています。
次回の更新をお楽しみにお待ちください。



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ローザンヌ国際バレエコンクール2024を観終えて

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ローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者が決まり、先程改めてファイナルのダンサー達を見直してみました。

今回は結果を見る前に投稿したので、赤裸々に私の主観を書き連ねています。


私が入賞すると予想したダンサーは合計7名で、その中で実際に入賞したのが4名です。
確率があまり高くないですね。この結果に対して改めてダンサーたちを見直しながら自己分析してみました。

ローザンヌ国際バレエコンクールでは1週間のレッスン期間も含めた審査ですからファイナルの踊りだけで判断することは難しいと承知しつつも、本番で上手に踊れているダンサーは入賞する可能性が高いですから自分の目を信じてやってみました。


すると優勝したダンサーを入賞予想すらしていなかったという事態が発生(笑)。


セミファイナルでの踊りを見てみると納得の踊りでしたが(ファイナルでは回転で少しふらつきがあった)、入賞予想すらしていなかったというのは反省すべきだなと感じました。
そして入賞予想を外した3人は全員韓国のダンサーだったのですが、彼女たちは今見直しても上手だなと感じます。ただ、他の入賞者のほうがより上手だったりこの1週間での成長度が高かったりしていたのでしょう。


そして私の優勝予想したダンサーが入賞すらしていなかったことに関しては、オンラインサロンでお世話になっている石島みどり先生に動画を見てもらって分析してもらいました。
そこで「あえて言うならば」という入賞しなかった理由を探してもらった結果わかったことがあります。


まず、振りが誰のバージョンか分からない(見たことがない)そうです。この振りが審査の評価に影響を及ぼした可能性があるかもしれません。また、所々で5番に入らずにステップを繋いでいる部分があり、それを注意されても直せなかったのか、そもそも注意されなかったのか、そのあたりも関係があるかもしれないようです。


こういった部分はバレエメソッドと振りのバージョンを把握していない限り見つけにくいエリアです。私にとってはある意味「見えない(見えにくい)」部分でもあります。


それにしても優勝者を見逃し、優勝予想した人が入賞すらせずに予想が外れてしまったのはちょっとショックでした。もうちょっと見れるようになっていると思ったのになー。


来年もリアルタイム入賞者予想を再挑戦してみようかなと思っています。


そして今年もモナコプリンセスグレースアカデミーのダンサーが上位に入りましたね。
ちなみにちょっと調べた限りですが過去の上位入賞者はこんな感じです。
2017年2位
2018年1位
2019年1位
2020年1位
2021年なし
2022年1位
2023年なし
2024年2位3位

恐らく出場しないダンサーの中にも優勝できそうな人が何人もいるのでしょう。
就職先が内定しているようなダンサーはコンクールに出場しない人もいますから。



あまり語られないこととしては光が強いと影も濃くなります。
よほど自身がない限りこんなハイレベルな学校に留学してしまうと
本来プロダンサーになれる可能性の高いダンサーが実力を発揮できない可能性すらあると思います。
(地元のエースが強豪校に入って3年間ベンチとか、地元の秀才が進学校に入学して落ちこぼれるとか、自分に合う環境をつくれずに実力を出しきれないということはよくあるケースです)


プロになる道は簡単ではない一方で、一本道ではありません。
日本の大学に通いながらカンパニーに所属し、その後ブノワ賞を取ったダンサーすらいます。



人生の分岐点であるローザンヌ国際バレエコンクールを見直しながら
ダンサーたちの未来がより良いものになることを願い、感想を書いてみました。



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ローザンヌ国際バレエコンクール2024 決戦速報

スクリーンショット 2024-02-03 16.42.04
ファイナルで踊ったダンサーたちの印象をリアルタイムに書きながら速報として投稿します。
この投稿はダンサーがファイナルを踊り終わったあと結果発表前に公開しています。

順位などの結果が分かる前に公開しますのでその答え合わせは翌日以降ということになります。
今回なぜこのような形にしたのかというと、2つの理由があります。

その1
明日の予定が早いから(笑)
実は職場のスタッフとダンボールで作ったソリ大会に出場するのですが、そのソリを運搬する係なので絶対に寝坊できないから日本時間の2時すぎまで起きているのが危険と判断した為。

その2
自分の「見る力」がどれだけ養われたかへの挑戦
公開してすぐに寝るので、トンチンカンなレビューでもそのまま投稿されます。
私が評価したダンサーが全く受賞せず、私があまり印象に残っていないダンサーが上位入賞していることも考えられます。それを含めてせっかくなので皆さんに私の「バレエやコンテを見る力」がどれだけのものなのかを知ってもらおうと思っています。
各ダンサーのコメントの手前の数字は、出場順が事前に記載した名前の順番と違ったので出場順のつもりで書いていますが、順番がいくつも飛んでいます。私がレポートしやすくするためだけの数字です。




313 Ruby DAY(オーストラリア)
クラシック
12 緊張か。それとも斜めの床への適応か前半ふらつく
全体的に動きが硬い印象。

コンテ
12 うまい。空間の中での体の使い方を知っている。動きのニュアンスの引き出しが多い。
動きの流れを消さないで動ける。加速させるのもうまい。複数のニュアンスを同時に表現できている。
この人は完全にコンテで決勝に残ったタイプのダンサーだと思う。コンテだけなら一番か二番。
1のダンサーと同じ感じ。


415 Martinho LIMA SANTOS(ポルトガル)
クラシック
7 今のところ一番ジャンプ飛べる印象。回転の軸がきれい。動きの切れがある。
入賞するかな。

コンテ
7 体は効く。動き一つ一つの意味をもっと作り込めるとニュアンスがもっと良くなると思う。
なぜその動きをしたくなるのか、その動きに何を感じて動いているのかなどをもっと表現できる。
拍手は多い。

 

106 Crystal HUANG(アメリカ)
クラシック
この演目知らないかも。基礎があって強い印象。
これは入賞する。移動してからのトリプルでも安定している

コンテ
雰囲気を出せている。動詞的に動けている。動きのアクセントがある。
音楽を聞けている。体から音が出ている。うまい。入賞するでしょう。



211 Léo WEBER(フランス)
クラシック
全体的にまとまっている。反るのが苦手かも。
若いダンサーだと思う。

コンテ
4 コンテはそんなに得意じゃない印象。
無難に踊っている



318 Yujeong KANG(韓国)
クラシック
10 韓国のダンサーは皆強い。入賞しそう。ジャンプもきれいで高さもある。

コンテ
10 1のダンサーと似た印象がある。同じ学校かな。あとで調べてみる。
1のダンサーの80%くらいの印象。



431 Takafumi HORI(日本)堀貴文
クラシック
9 線が細いが高く飛べ、柔軟性もあり軽やかな印象。
上体が若干ブレるのでもったいない

コンテ
9 コンテのほうが好印象。筋力特に体幹が持って強ければ表現のメリハリをもっと出せたと思う。
やりたいのに上手く出来ないのは止める力が足りていないだけのような気がする。もっともっとうまくなる。



122 Wongyeom LEE(韓国)
クラシック

手足長い。オフバランスでの体の使い方うまい。特に派手に上手い印象はあまり感じられないが上手。

コンテ
1 うまい。動詞的に動けている。アイソレーションもコンテ的な所作も出来ている。
クラシックよりコンテの印象が良い。まだ一人目なのでなんとも言えないが、コンテだけ見ると確実に入賞する気がする。踊りが振りの追いかけになっておらず、動き一つ一つに意味を持って動けている。



212 Desihan ZHANG(中国)
クラシック
11 飛べる。ジャンプのスキルは高い。上体のしなやかさが出るともっと良いと思う。

コンテ
11 背中は柔らかいようだ。ということは筋力的な問題と、コンテ慣れによって更に上手くなるはず。



315 Airi KOBAYASHI(日本)小林愛里
クラシック
15 空間を使うのがうまい。立体的に踊る。場の空気を支配できるタイプのダンサー。
優勝候補二人目。意外に拍手は少ない。

コンテ
キレある。速いう動きが出来るのは良い。コンテとの総合では入手するが優勝ではない気がする。



408 Carson WILLEY(アメリカ)
クラシック
17 ノーブル!トゥールアンレールは回転が足りない。腹筋が弱い人の飛び方をしている。
お腹を鍛えましょう。

コンテ
腹筋はあるのかも。ただ、それをコントロールして上体を安定させるコツが掴みきれていないのかも。
クラシックバレエダンサーが踊るコンテという印象。



111 Nali DOBRIN(ルーマニア)
クラシック
3 体柔らかい、スクエアを崩すのが苦手な印象。振り付けの演出の関係か。
柔軟性をコントロールする筋力が少し足りなく感じる。

コンテ
3 配信の乱れの関係であまり見れていない。
体が効くのはわかるが、動きに意味を付けきれていない印象。コンテ慣れしていない感じ。
器械体操などの経験はあるかも。1のダンサーと同じ演目なので見比べると違いが明確。



201 João Pedro DOS SANTOS SILVAI(ブラジル)
クラシック
2 若干反り腰?胸郭が大きい。回転得意。腹筋が若干弱い。雰囲気がある。
回転はうまいが体幹が少し揺れる印象がある。拍手とても多い。


コンテ
2 背中は柔らかいがアイソレーションは得意じゃない。クラシックダンサーが踊るコンテという印象。
拍手が多いのは応援に来ている人たちなのだろう。



307 Jioh KIMI(韓国)
クラシック
14 演じれている。体を大きく見せる踊りが出来ている。間やタメを作れている。
体から音楽が聞こえるタイプの踊りができている。上位入賞するはず。体も強い。つま先もすごい。
コンテ次第では優勝もある

コンテ
あ、優勝するかも。アイソレーションやアクセント、体のラインの見せ方、動きの意味付け
オフバランス、複数の意味を同時に走らせている感じ。彼女が今年の優勝だと予想します。
動きのフローもつなぎも良い。うまいねー。



417 Juliann FEDELE-MALARD(フランス)
クラシック
13 スタイルが良い。飛べる。カンパニーからの需要高そう。つま先もきれい。
条件良い。入賞しそう

コンテ
13 中性的な踊りができる。大きく踊るのがうまい。動きのコーディネーションが良い。
コンテとクラシックとうまさが揃っているので入賞するでしょう。



123 E-Eun PARK(韓国)
クラシック
4 非常に体をよくコントロール出来ている。筋力、柔軟性ともにある。
ターンアウトも良い。基礎がかなり訓練されている印象。入賞するのでは。

コンテ
4 踊れるねー。振りがクラシックのテクニックにちかいもので代用できる感じなのでどれくらいコンテがうまいのか測りきれないが、この踊りの中ではかなり踊り込めている印象。アクセントや強弱も使えている。踊りが好きな人の踊りって感じがする。入賞すると思う。



207 Taichi TOSHIDA(日本)利田太一
クラシック
5 カメラに余裕を見せるメンタルあり。ジャンプと回転の軸がきれい。
演技力もある。あ、入賞するだろうな。雰囲気をまとって踊れている。動きのアクセントを作れる
柔軟性もある。

コンテ
5 1のダンサーとは違った個性がある。動きのラインを見せるのがうまい。もう少し動詞的に動けると印象が更に良くなると思う。




302 Natalie STEELE(アメリカ)
クラシック
6 うまい。見た目も姫っぽいのでカンパニーから需要ありそう。踊りがアメリカっぽい感じがする。
華があるという意味で。コンテに期待。

コンテ
6  アイソレーションやオフバランスなどがもっと大きくできるとより良いと思う。

407 Giuseppe SCHILLACI(イタリア)
クラシック
14 飛べる。バランスの使い方うまい。つま先きれい。荒削りなので今後が楽しみ。
きっとコンテが得意。

コンテ
やはりコンテうまい。一つ前の優勝候補と違うスタイルで同じ踊りが出来ている。
乾さんとスタイルが似ている。ということはモダンの基礎があるのかもしれない。
きれいにコンテを踊っているのにクラシックバレエっぱさが出ていない。



317 Paloma LIVELLARA VIDART(アルゼンチン)
クラシック
16 ジャンプが高い。女性で一番かしら。背中の使い方がきれい。

コンテ
コンテが苦手な人のコンテという印象。
ネオ・クラシックやキャラクターは踊れるがフロアを使うようなバレエとかけ離れたコンテは得意じゃないと思う。拍手がすごい。


411 Jenson BLIGHT(オーストラリア)
クラシック
15 踊りが若い。体が柔らかい。

コンテ
踊りが若い。体が効く。音の取り方が良い。
音楽的な部分が評価されてファイナルに残ったのだろう。体から音が出るタイプのダンサーになるんだと思う。





さて、どんな結果はどんな感じなのでしょうか。
私は寝ます。そして明日も朝からずっと予定が詰まっているので、ブログ更新は出来ません。
もし全然違う結果であればそれはそれでやむなしですね。


参加されたダンサーの皆さん。お疲れ様でした。
皆さんに素晴らしい未来が開かれますように。




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森脇俊文

バレエを見ているうちに英語が聞き取れるようになる

スクリーンショット 2024-02-02 22.39.15
ローザンヌ国際バレエコンクールがそろそろ終盤になってきました。

近年You Tubeの字幕機能は著しく質が高くなってきています。
例えばみなさんが今バレエがうまくなりたくて、なおかつ英語を聞き取れるようになりたいのであればこの機能を使わない手はないですね。

超一流のバレエ指導者のレッスンを時間差なく自宅で観ることができ、さらにはその言葉を字幕で確認しながら聞くことが出来ます。

例えば、パリ・オペラ座バレエ学校校長のエリザベット・プラテル氏のレッスンを字幕付きで観ることが出来るわけです。無料で!

日本でレッスン受けるとしたらどれだけの受講料がかかるのでしょうか。

毎年ローザンヌ国際バレエコンクールではこのような超一流の指導者のレッスンを無料で生放送してくれています。なんて素敵なことなんでしょう。知らなかった人は過去の動画も含めてレッスンをご覧になってください。

自分のお教室にコンテのクラスが無いのであればローザンヌ国際バレエコンクールのコンテクラスを見ながら学べば良いんです。何年分もありますよ。一流の指導者が指導している無料で見られるレッスンが。


自宅に踊るスペースが全然無いのであればまずは言語を聞き取れるようにするのが良いと思います。
バレエレッスンで注意する言葉はだいたい予想がつくでしょうから、それと字幕を組み合わせて聞いているうちにだんだん聞き取れるようになってくるはずです。

世界中のバレエダンサーに向けて、無料で良質の情報を提供してくれています。
ぜひ時間を作ってチェックしてみてください。


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ローザンヌ国際バレエコンクール2024 始まりました

スクリーンショット 2024-01-30 20.31.09
今年も始まりました。
若手ダンサーの登竜門として名高いローザンヌ国際バレエコンクールです。

今年の日本人ダンサーは10名参加だそうです。
詳しくはチャコットの情報をどうぞ。


いつも思うのですが、コンテクラスのバレエピアニスト(コンテピアニスト?)は様々な楽器を使って音源を生演奏しています。今回は声も使っていました。

↓(開始時間を設定したのでご覧ください)


あー素敵。


まだ注目ダンサーを見つけていはいませんが、寝不足の日々がこれから続きますね。
参加しているダンサーたちはみんな怪我なく最高の時間になることを願っています。




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バレエダンサーはなぜ胸郭が動かないのか?

バレエ胸郭
「胸郭が硬い」
この1〜2年でバレエダンサーの中で一気に見聞きするようになった言葉なのではないでしょうか。

今までは「平べったい(立体的じゃない)」とか「胸を使って」とか
「腰で反らないで胸で反って」とかそんな感じの表現が多かったはずです。


最近では「胸郭を使って」とか「胸郭が硬い」なんていう表現をする指導者が増えてきていような気がします。


それにも関わらずバレエダンサーにとっての胸郭は、一部のダンサーだけが上手に使えるエリアであり
多くのダンサーは「使えたら良いなと思っているし、先生にも指摘されるんだけどあまり動かない」と感じているのではないでしょうか。



しかし胸郭を動かすことは秘伝のテクニックでも特殊な能力でもなく、「なぜ動かないのか?」を正しく理解することによって動かせるようになっていきます。



胸郭が動かない理由はいくつかあるのですが、まずは今まで「使っちゃいけない」と勝手に決めつけてしまっているマインドブロックを取り外すことから始めてみましょう。


バレエを長く習えば習うほど「スクエアをキープしなければならない」という感覚が無意識レベルで身体の動きを固めてしまうことがあります。
この現象のことを「スクエアトラップ」と呼ぶことにします。


スクエアでキープすることは "ある場面" ではとても大切なのですが "すべての場面" でスクエアをキープしなければならないわけではありません。しかし、バレエを習い始めてある程度上達するまではスクエアをキープする場面がとても多いうえにそれが上手く出来ないことでいつもスクエアをキープする注意を受けることになります。


この結果、身体が無意識にスクエアが崩れることに抵抗や違和感を感じてしまうようになります。
こうしてスクエアトラップにハマってしまった人は胸郭を動かそうとしても「これ以上動かしてはいけない」という無意識のブレーキが掛かってしまい、本当は動かせる胸郭でも動かせなくなってしまうわけです。


バレエ的にダメなことをしている、正しくないポジションにいるような気持ちになる場合は、
その気持がブレーキになり、胸郭を動かせなくさせているのです。


こういったスクエアトラップによるマインドブロックを外すことが胸郭を動かす第一歩だと考えています。
先日のオンラインサロンの無料放送の部分でも少し触れていますが、オンバランスでいつづける意識が強すぎるダンサーはスクエアトラップによるマインドブロックにハマっている可能性が高いです。


先日の冬季バレエ講習会でもオフバランスが苦手なダンサーがたくさんいました。

余談ですが、バレエ以外のスポーツを色々やっている人や大人からバレエを始めたような人はスクエアトラップやオンバランスでいつづけるようなマインドブロックにはあまりハマっていない人が多いです。
それは多様な動作を多く経験していたり、決められた形のみを長く繰り返して意識していないからです。


かりにマインドブロックが外れた状態にあったとしても癖が原因でいつも通りの動きをしてしまうことがあります。
これは100倍大げさに動いているつもりで見ている側が10分の1だけ改善しているように見える現象です。


その人の抱えている状況によって対策が変わりますが、次のステップとして必要なのが
胸郭の可動域を増やすエクササイズと胸郭を動せるようにするエクササイズ、そしてそれをコントローする筋力になります。


今週金曜日(21時30分)の生放送でそのエクササイズの一部をご紹介しようと思っています。


無料会員になるとさらに15分追加で視聴可能になります。



【まとめ】
まずは胸郭を動かすことへの無意識の抵抗(マインドブロック)を取り外すこと、
そして可動域を広げ、動かし方を学び、コントロールする筋力を身に着け、
100倍大げさに動く意識を持ってクセから抜け出すことで胸郭が動くようになります。



言い換えるとレッスン中のちょっとしたアドバイスだけ動くならもう既にあなたの胸郭は動いているはずで、今困っているのであれば簡単に直せるものではなく、原因を明確にして一つ一つ課題をクリアしていくことが必要なのです。


悲観する必要はありません。自分にとって適切な方法さえ見つかればあとは継続した分だけ胸郭が動くようになります。


胸郭をつかって魅力的な踊りを目指しましょう。



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明後日のテーマは「胸郭」です。
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日本バレエ協会北海道支部冬季バレエ講習会2024

IMG_0532
日本バレエ協会北海道支部が開催する冬季バレエ講習会にお呼びいただき講習会を行なってきました。
今年は平山素子さんの講習会と組み合わせた内容での提供です。


講師の平山素子さんは現役ダンサーであり筑波大学の准教授という、2つの顔を持った方です。


いつからのご縁なのかなと調べてみるとなんと10年前!
ブログって便利ですね。私が大変感銘を受けて一気にファンになったシンポジウムのレポートはこちら。



私が平山素子さんを札幌に呼んで講習会をしていただくきっかけになったのが
「ムーブメントリサーチ」というワークショップです。そしてその名前を
今回の講習会において私が譲り受けて、


森脇俊文→ ムーブメントリサーチ
平山素子→ コンテンポラリー


という形で相乗効果が出るような内容に打ち合わせを行なって開催しました。
これによって3日間のなかで同じテーマの講習会を連続して受講することができるようになっています。
IMG_0525
トレーナーからコンテに必要な身体の使い方の基礎を学び、
コンテダンサーから実際に踊りにつながる動きの基礎と実践を学ぶ。

都内でもなかなかこんなタイプの講習会は見当たらないのではないでしょうか。
コンテに取り組むバレエダンサーにとって理想的な入り口だと思います。


ワークショップの中では
「背骨をしなやかに動かして踊る」
「フロアテクニックを安全に身につける」
「想像力を膨らませて踊りにつなぐ」

大きくこの3つのテーマを3日間かけて組み立てていきました。


平山素子さんのクラスはフロアテクニックを一つ一つ丁寧に沢山紹介されていました。
それは私が世の中のバレエダンサーに受けてもらいたいと思っている流れそのものでした。


世の中のコンテが必要なバレエダンサーには彼女のようなコンテクラスがあるといいなと感じています。
ただ、平山素子さんは振付家でありダンサーであり大学教員であり、大きなコンクールの審査員や課題振り付けなどを担当されており多忙な方なので、なかなかクラスレッスンを受けることは難しいのです。

コンテンポラリーダンスでよく使われるフロアテクニックをバレエダンサー向けに体系的に整理したものがあればいいなと思っています。それを学ぶことでクラシックバレエダンサーが安全に楽しくコンテンポラリーダンスに挑戦できるなら素敵ですね。


そして私のクラスではムーブメントリサーチ1でフロアテクニック一つ手前の動きとして、
丁寧な重心移動が身につくための様々なワークを行い、ムーブメントリサーチ2ではクラシックバレエではあまり使われない身体の動かし方の基本的な操作を紹介しました。


ムーブメントリサーチで紹介した動きがさらにコンテクラスの中に導入されることで互いのクラスが共鳴し合うような形で3日間が進んでいきました。


楽しくレッスンを進める中で、ときに審査員目線のお話として「1つのモーメントでバレるんです」という言葉がダンサーには響いたのではないでしょうか。なぜそう動くのか?または、そう思うから動ける。
これらを意識し始めた途端にダンサーたちの動きが輝き出したのは印象的でした。


これは「動詞的に動く」が3日間の中で分かりやすく組み立てていたからだと思います。

ダンサーたちが最終日に向かってどんどん素敵になっていくのがとても楽しかったです。

また、以前パーソナルトレーニングに来てくれていたダンサーたちとも久しぶりに会えて嬉しかっったです。
コンクールではいつも見てますよー。そして今来てくれているダンサーの皆さんは、今度来たときに今日のおさらいやりましょうー。


面識ない講師とその場合わせで行なうワークショップもスリリングで楽しいですが、今回のように面識ある方と打ち合わせを行なった中で実施するワークショップは、3日間全体で同じテーマを持った大きな一つのワークショップのような形になったので、とても価値のある時間だったと思います。


平山素子さん素敵な時間をありがとうございました。
今回も学び深くとても楽しい時間でした。

そして日本バレエ協会北海道支部の皆さま。
講習会に呼んでいただき今年で6年目となりました。バレエやダンス経験のないトレーナーを協会の講習会に呼んでいただいたというのは国内ではかなり早いタイミングで画期的なアクションだったと思います。今後もその後期待に答えられるような存在であり続ける次第です。


平山素子さん新作公演情報!



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ケビン・エイモズ選手のライズを考察する

ケビンエイモズ
以前の記事でイリア・マリニン選手のバタフライツイスト、アダム・シャオイムファ選手のチートエアリアルに関しての記事を書いたときに、今後出てくるだろうと思っていたトリッキングの技がすでに行なわれていました。それがケビン・エイモズ選手の「ライズ」です。

ライズという技は一瞬バタフライのように見えるのですが踏切り足が逆になり、空中で一度お腹が上に向くような飛び方になります(バタフライはずっとお腹が下向きのままです)。

著作権で怒られない私のライズを載せておくので参考にどうぞ。(この動画の著作権は私にあります)



いつか誰かがやるだろうと思っていましたが、ケビンエイモズ選手が既にやっていました。
イリアマリニン、アダムシャオイムファ、ケビンエイモズ3人が同時期に別々のトリッキングの技をフィギュアスケートに持ち込んだことは偶然じゃないかもしれません。
(ケビンエイモズ選手はチートエアリアルも行なっていますね)


もう誰かが先にやっている技をやりたくないという思想がそこに働いたのではないかとすら思ってしまいます。
仮にそうだとしたら、彼らはこの3つの技をもう既に出来るようになっていてもおかしくないです。


氷の上でやるのは陸でやるより難しいのは間違いないですが、氷上で4回転回るような人たちにとってはそんなに難しい技じゃないと思います(私が陸上で出来るくらいですから)。


トリッキングの技が点数加算されるようになってくるとフィギュアスケート選手達の身体はよりアスリートの体が必要になってくると同時に、音楽性との融合が難しくなってくると思います。
ここに賛否両論が出てくるでしょうし、競技の方向性が今後どこに向かうのかに注目が集まるようになるはずです。


しばらくは縦軸の技がメインの競技が続くと思いますが、スキーフリースタイルのモーグルがそうだったように、軸ずらしや縦回転の技が採点項目に取り入れられる時代が来る可能性があります。


相対的に踊ることの重要性が減っていくことは望むことではありませんが、今現在時代を引っ張っている男子選手たちは3人ともゲームチェンジャーの気質があるのでこの傾向が加速する可能性は否定できないと思います。


ライズが出来たら540(ファイブ・フォーティー)が出来るようになるはずです。これは既にバレエの世界では使われている大技です。
あまり完成度は高くないですがこちらが540です。


難易度はバタフライツイスト(ラズベリーツイスト)よりは簡単だと思いますので、来シーズンには誰かが飛んでいてもおかしくないですし、練習映像で今季中に誰かがやっていても不思議ではないと思います。余談ですが、私はバタフライツイストが何度練習しても飛べませんでした。


ジャンプが好きな男子選手達は絶対練習しているはずです。
来季はジュニア選手の中でも演目にこれらの技を取り入れる人が出てくるのではないでしょうか。
だってカッコいいんですもん。




関連記事:







オンラインサロン【大人バレエのお悩みバスターズ】12月トークテーマ「重心移動」

バレエ重心移動
毎月第3金曜日の21時半から開催しているオンラインサロン「大人バレエのお悩みバスターズ」の今月のテーマは「重心移動」です。

10月のテーマ【ターンアウト】そして11月のテーマ【作品理解】も大変好評でしたが、
今回も学び深い回になる予感満載です。


「重心移動」に関して講師それぞれ三者三様の様々な角度からお話をしていきますが、
私のパートのYou Tube版(視聴無料)では過去にこのブログでお伝えしてきたような内容を中心にお話していこうと思います。


例えば、、

重心移動の仕組みを理解していないことで発生するエラー動作の代表例
・グランジュテが高く飛べない
・ピケのときに膝が曲がってしまう
・アラベスクやアセスゴンドで後ろ足が高く上がらない

これらの原因と対策をお話します。

他にもピルエットやアラスゴンドデベロッペが苦手な人のエラー動作の原因と対策を石島みどり先生からお話いただけることになっています。
そして全ての問題の根源として重心とは一体何を指しているのかという前提条件に関しては長岐さんがお話します。


裏サロン(有料版)では私のパートはもう少し踏み込んだ内容で「なぜそのようなエラー動作が生まれてしまうのか?」の力学や運動学的な側面と、日本のバレエ教育の中にある共通した指導のスタイルが原因で "後天的” にエラー動作を生みやすい環境が発生するというお話をします。
これが理解できると「大きく踊る」が出来るヒントになると思っています。


みどり先生はロシアバレエにおける重心移動は「語りきれない」とおっしゃっていますので、
裏サロンでその深さの一端を学ぶことが出来そうです。そもそも踊ることと重心移動はロシアバレエにおいてかなり近い意味を持つといっても過言ではないようですので、踊りの本質に迫るお話になりそうです。


生放送は明日。金曜日21時半からです。
お楽しみに。
(You Tube版は始まりから30分、残り15分は無料会員になると見れます。そして有料会員になるとその先も過去のアーカイブも全て視聴可能です)




過去回「ターンアウト」


過去回「作品理解」


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プロを目指すダンサーのストレッチは普通のダンサーに効果がない

alex-shaw-rraInloQNro-unsplash
トレーニングの世界には「プログレッション」と「リグレッション」という言葉があります。

プログレッション 意味:進む

リグレッション 意味:後戻り


これは「簡単にできる種目は難しくする」「出来ない種目があったら(同じ目的の)出来る種目に変更する」という考え方のことです。



我々トレーナーは対象者に合わせて何段階にも難易度を変更する事が求められます。
ある人にとって効果のあるメニューも別のある人にとっては全く効果がない種目が存在します。
(場合によっては怪我のリスクだけがあって、効果は見込めないということもあります)


特に審美系と呼ばれる高い柔軟性が必要な身体表現を行なっている人へは慎重な配慮が必要になります。


習熟度が高いダンサーになると一般的なストレッチでは役に立たなくなってきます。
特に縦のスプリッツがその顕著な例の一つです。

そんなダンサーにはこの記事にも書いている「オルガハムストリング」と勝手に名付けたストレッチを紹介しています。このやり方はロシアバレエの世界(新体操、フィギュアスケートの世界も含む)では広く実施されている方法なのですが、高い柔軟性がある人じゃない限り腕が痛いだけでハムストリングスが伸びる感覚が得られません。挙句の果てに膝や足首を痛める可能性があります。


つまりリグレッションしなければいけないわけです。
そしてリグレッションした種目の中でご紹介しているのが記事内で紹介した「ジャックナイフストレッチ」というわけです。ほとんどのダンサーはこっちのほうがガッチリ伸びます。
(他にもたくさん種目があり、その人の環境や柔軟性に合わせてリグレッションします)


ジャックナイフストレッチで膝がほぼ伸ばせそうな状態まで柔軟性が向上しているダンサーにはプログレッションしてオルガハムストリングスを紹介するわけです。それまでは役に立たないストレッチなんです。
だって、ストレッチに必要な柔軟性が足りなくてハムストリングスが伸びる感覚がつかめない人がやっても意味ないですからね。


ちなみにロシア人の新体操コーチであるオルガさんに教えてもらった種目なので「オルガハムストリングス」と呼んでいます。他にも「オルガブリッジ」とか「オルガ回し」「オルガアンクル」とか色々あります笑

オルガさんはこちら。


他にも背中、足首(甲)、胸(胸郭)など色々な場所のストレッチには、
その人の柔軟性に合わせた最適な種目があって、プロを目指すような人が行なっている種目をリグレッションせずに行なうと怪我する可能性が高くなります。


すべてのエクササイズはリグレッション可能なんです。そのやり方やコツを紹介するのが我々のスキルの一つになります。ちょうどよい難易度にリグレッションされた種目は効果的でありリスクが低いです。


バレエを含む審美系の身体表現を行なう人(特に大人)は一流の人がやっている種目が自分の体を壊してしまうリクスが高いですから身体と相談しながら行ないましょう。
(もしくは危なそうな種目はその直感に従って実施しないようにしましょう)


同じ種目なのに自分はよく分からなくて、周りで劇的な効果が出た人たちがいる場合、そもそもリグレッションしないでも効果が出るだけの柔軟性がある人たちだったわけです。
ストレッチ関連はこういったケースをよく見かけます。自分にあった種目でコツコツ続けることが一番効果的です。


具体的な方法に関してはこちらをどうぞ。





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なぜバレエを習っているのにバレエを観に行かないのか?

バレエ観に行かない
皆さんの周りで「バレエ習っているけど観に行かない」という人って多いと思いませんか?


「お付き合いで観に行く」という人は「自らチケットを買ってお目当ての舞台を観に行く」というわけではないですから、いわゆる「舞台を(率先して)観に行く人」とはちょっと違います。


すると「バレエ習っているけど観に行かない人」って結構な人が当てはまるんじゃないでしょうか。
実はこれって、バレエに限らず多く習い事や部活にも共通する話だったりします。


私は職業柄「何かを習っている人」とお話することがとても多いです。
パーソナルトレーニングにはバレエに限らずあらゆるスポーツを習っている人がやってきます。


そして運動指導の中での会話で「誰か好きな選手(ダンサー)いますか?」とか
「どこか応援しているチーム(バレエ団)ありますか?」という質問をすることが多いです。


すると男性の多くは好きな選手や応援しているチームがあるのですが、
女性の多くが「特にありません」とか「見ないんでわかりません」と答えます。


この業界に30年近くいますが、この傾向は昔も今も変わりません。
どうやら一般的には男性より女性の方が自分の習い事をすることとそのジャンルのプロを観ることとは別で捉えている人が多いようです。


その昔、私が大手スポーツクラブに勤めていた頃に集客のコツとして社内研修で、
「一般的に男性は誰が使っているかを話せば売れる、女性は使用感を伝えれば売れる」と習いました。


例えばマットレスを売るとして
男性には「大谷翔平が使っているんですよ」と伝え、
女性には「これを使うとぐっすり眠れるんです」と伝えなさいと習ったわけです。


一般的な話ですので完全なステレオタイプですし、当てはまらない人が多くいるのを承知ですが
この傾向があると感じています。そしてバレエ人口の97%が女性ですので(令和3年調べ)、現在すでにバレエを観に来ているバレエ人口を差し引いた人たちの多くは「そもそもバレエを観に行くことに興味関心が無い人たち」なのかもしれません。


この人たちは「自分がバレエを踊ること」に興味の対象があるのであって、バレエ作品を鑑賞することにはそんなにお金と時間をかけるほどには興味がわかなくて、そのお金と時間があるならレッスンに行くほうを選ぶような価値観を持っているのかもしれません。


あくまでも仮説ですし一般論ですしステレオタイプですが、これが現在のダンス業界に見られる
「習っている人は多いのに、その人達が舞台を観に行かない」という課題に関係していると思っています。
(バレエがうまくなりたいなら一流のダンサーを観るべきとか作品を学ぶべきというのはここでは論点がずれるんです。それは百も承知で、趣味としてレッスンに行くほうが楽しいから舞台を観に行かないんです)


だとすれば「舞台に人を呼ぶためのアクション」は別のターゲットに向けたほうがうまくいくということになります。
その成功例が谷桃子バレエ団のYou Tubeチャンネルだと思います。


あのチャンネルのターゲットは「バレエ関係者」ではなく「エンタメに興味がある人」だと思われるからです。



バレエ観劇界隈には
1 バレエ習っていて観に行く人
2 バレエ習っていて見に行かない人
3 バレエ習ってなくて観に行く人

の3タイプが存在するとして、舞台に人を呼び込みたい人は1か3の人です。
この場合、2の人も実は舞台を観たら「観に行く人」になる確率が高いと思ってしまいがちです。


ただ、車を運転したくて自動車教習所に通っている人に「今度サーキットのレース観に行かない?」と誘っている感じに近いんだと思います。運転がしたい人ですからトップドライバーのテクニックや手に汗握る接戦やドラマに興味を持つかどうかと興味のベクトルが違うんです。


2の人からすれば「別に放っておいてほしい」「観ろ観ろと押し付けないでほしい」と思っているかもしれません。誘うことは素敵なことですが、人それぞれ価値観がありますからバレエを習うことが楽しくて、自分が踊ることに価値を感じている人が存在することを受け入れることが大切だと思います。


呼ぶなら「舞台鑑賞、芸術鑑賞、推しがいる人、エンタメ好きな人(3の人)」あたりをターゲットにした仕掛けのほうが同じ労力でバレエを観に来る人が増えるのではないかなと思っています。
2の人たちは見込み客のように見えて、実は一番反応が薄い層である可能性があると思っています。


2の人たちがバレエを習っている人の中でどれくらいの比率なのか知りたいなと思っています。
偏りのない状態でバレエを習っている人が集まる場所でアンケート取ればその比率が分かると思います。
そんな環境を用意できる人がいればぜひ調べてもらいたいです。



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ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者をサポートするトレーナー
森脇俊文

hitaruバレエプロジェクト くるみ割り人形 レポート

IMG_0215
第1回hitaruバレエプロジェクト「くるみ割り人形」を観てきました。

これは札幌文化芸術劇場hitaruが取り組む事業の一つで、昨年プレ公演として白鳥の湖を行ない今回が記念すべき第1回目の公演となります。





ちなみにこのプロジェクトのロゴは数字の3ではなくBalletの「B」をモチーフにしています。
(hitaruオペラプロジェクトのロゴは数字の0ではなくOperaの「O」をモチーフとしています)
IMG_0236_jpg



さて、レポートを開始する前に必ず載せている記事があります。
特にhitaruのような形の劇場の場合、客席での前のめりはご遠慮ください。




会場はクララになった気分になれる大きなプレゼントの箱が用意され
このプレゼントの箱に乗って写真が撮れるようになっていました。

ちょっと乗ってみたかったですが、恥ずかしいのでやめました。
IMG_0220


さてレポート開始です。



「森脇さん、もうチケット無いですよ!行かないんですか?」と言われたのが1ヶ月以上前の話です。
チケット予約状況を見てみると確かにほとんど残っておらず、わずかに後部の座席とS席の見切れ席が残っていました。


そこでせっかくならあの客席の壁側にある貴族がいそうなエリアにしてみることにしました。
今回私が座ったのは2RA-8列の2、一番舞台側の座席です。


これの右側の、
IMG_0227

ここです。
IMG_0235

そしてこの座席、ぜんっぜん見切れていなかったんです。
オーケストラピットと手すりが重なっているだけで、今回の舞台ではステージは一つも見切れずにすべてを観ることができました。今後も見切れ席で発売される場合はおすすめです。
(ちょっとチェックのためにこの辺りをしゃがんだ状態で客席見て回りましたが、6列くらいまでなら見切れないです。つまり4列くらいまでなら舞台の内容にもよりますがほぼ全て観ることができます)



さて、前置きはこれくらいにしていつものように主観によるレポート開始です。



地元のバレエ団体や芸術家が集まって一つの作品を作り上げるのが今回のプロジェクトですので、
私にとってもご縁があるバレエスタジオからたくさんのダンサーが参加していました。


今回はトレーナースイッチをオフにして舞台作品を楽しもうと思って観に行ったのですが1幕から知っているダンサー達があちこちに出ていて、目で追いかけているうちに作品が進んでしまうという状況になっていました。


まぁ、それもまた良しと思って「みんな頑張れー!」なんて思いつつ舞台を鑑賞することにしました。


今回私が見たのは日曜日の公演で全3公演の最後の回です。
前日のよる公演で出演者が怪我をしたらしく、出演者変更のお知らせがありました。


前日の夜から翌日の昼公演までの間に代役の人たちは振りを覚えての本番ということで
22時から14時までの14時間(睡眠時間や移動時間、着替えなどを考えると実質数時間)で間に合わせるというプロダンサーでもめったに起きないギリギリの環境を乗り越え、無事に素晴らしいダンスを見せてくれました。
(むしろドラマとしてよくあるシチュエーションですね。このチャンスをものにするダンサーが飛躍するんです)
↓金子扶生さんのケースが記憶に新しいと思います。



本番では別のダンサーが衣装のアクシデントがありヒヤッとしましたが転ぶことなく踊り切っていました。
未来あるダンサーが本番で舞台人としての試練を与えられたと考えると、本人は不本意でしょうがその試練を乗り越えたと思えます。


舞台の世界には「バッドリハーサル・グッドショー」なんて言葉があります。今回はリハーサルというわけではないですがバッドな経験は未来に必ず役立ちますから意味のある経験だったと思ってほしいなと思っています。
何より怪我なく舞台を踊り切れたことが良かったです。


そして書きたいことは山ほどありますがなるべくまとめて書くとして、
まずは全体的な演出についてです。あちこちにユーモアある演出が含まれていてかつ分かりやすさを意識した演出だったと感じました。バレエ作品を芸術としての質を保ちつつ身近に感じてもらうような心配りがあって楽しめました。

舞台セットも素晴らしく、hitaruの奥行きのある舞台じゃないと実現不可能なギミックが最後に明かされるような舞台転換もあり、hiraruと札幌のダンサーたちじゃなければできない作品になっていたと思います。


ゲストダンサーである上野水香さんを初めて観たのですが、長い手足を正確にコントロールして難しい振りを簡単そうに踊っていたのが印象的でした。下世話な話ですが頭小さかったー。
彼女の踊りが始まると2000人いるはずの客席が誰もいないかのように空気が静まり返って、オーケストラと彼女の踊り以外が何も無いような空間になっていました。場の空気を支配できるダンサーを観るのは楽しいですね。


また、中国の踊りに関しては私の好きな人差し指を出した踊りに近かったです。
現代において賛否ある箸ポーズですが、ヨーロッパの人の当時のイメージを現代になって上演するにおいてそのままの形を残して踊るのは(様々な経緯や歴史的背景を理解した上で)間違ったことだとは私自身は思っていません。
センシティブな事ですが全員が不快じゃないものなんて芸術作品において存在しないですから、その許容範囲を超えていないと私は考えています。

この記事を読んで皆さんはどうお考えでしょうか。



他にもブライトステップでhitaru公演を主催した西島勇人さんや、私は参加できませんでしたが見どころを別日に解説してくださった厚地康雄さんなど豪華ゲスト陣や、北海道のバレエ業界を古くから関わっている人ならエモいと感じる出来事や、色々盛りだくさんの舞台でした。


出演した皆さん、お疲れ様でした。
私と関わったことのあるダンサーの皆さん、みんな素敵でしたよー!
そしてこのプロジェクトを影で支えた先生方やスタッフの皆さん、大変素晴らしく意味のある舞台をありがとうございました。


翌日の朝には雪が降り、雪景色の札幌となっていました。
そんな素敵な演出まで用意された舞台でした。




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バレエダンサーの保護者の為のメディカル栄養セミナー レポート

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「筋肉が付きにくい体質」 そう思っていた選手時代の自分に聞かせてあげたい内容でした。


ダンサーが日々のレッスンで身体の弱さを指摘され、トレーナーを探し出してエクササイズメニューを提供されたとします。
通常のレッスンに加えてエクササイズメニューが追加された身体に対して必要な食事がとれていなかった場合、筋肉が付きにくいのは当然です。(最悪のケースでは基礎代謝が逆に下がり、いっそう疲れやすい身体に変わる可能性すらあります)



そしてなぜ栄養学の基礎を保護者が学ぶ必要があるのかがよく分かるセミナーでもありました。
保護者や自炊するダンサーにとって栄養学の基礎を学ぶことは大変価値があります。



「何を食べればいいのかだけ教えてくれればいいのに、なぜ勉強しなければならないの?」



これに対しての回答として「その食べ物がなかった時に、今手に入る食事の中で同類は何か。さらにはなぜその食事をそのタイミングで食べる必要があるのか。などが分かっていると実生活の中で大変役に立つから」です。

基礎を知っていれば実生活の中で応用が効くんです。


さらにはダンサーに特化した栄養セミナーということもあり「長時間リハーサル」などでの補食の内容やコツなど一般的な栄養セミナーでは聞けない「かゆいところに手が届く感覚」がありました。他にも講師が5歳から大学卒業まで(当クリニック入職まで)バレエと本気で向き合ってきた人だからこそ語れるエピソードとその言葉の重みが参加者には伝わったのではないでしょうか。


また、女性アスリートの三主徴に関してのバレエ業界の空気感と医療業界との乖離についても丁寧に語られていました。これに似た状況は、スポーツ業界に広がったここ10年の「脳震盪(のうしんとう)」についての考え方とよく似ていると感じています。


私が子供の頃は「魔法のやかん」なんて言葉があって、ラグビーで脳震盪を起こした選手の頭にやかんで水をかけてすぐに競技復帰させるのが常識でした。他のスポーツでも「脳震盪を起こしただけなので少し休んだら戻ります」なんて言葉をよく聞きました。


一方、今では重大な障害として捉えられるようになりました。
興味ある方はこちらに大変良くまとまった記事がありますのでどうぞ。



それと同様に女性アスリートの三主徴に関しても重大なトラブルだと語られるのは時間の問題だと思います。まだそれが広がっていないだけです。


1時間半のセミナーを受けることで、実践的な「何を食べればよいのか」のおすすめの食品とその応用についてを学びつつ、栄養学の基礎を学ぶことができ、さらにはダンサーにとって覚えておく必要のある情報をエピソードまじえて分かりやすく知る時間となりました。



多くの保護者にこのセミナーを通して栄養学の基礎を学んでほしいと心から思えるセミナーです。
また次回開催のときにはぜひご参加ください。



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動作分析を得意としています。
何が原因でできなくて、どうすればそれを解決できるかを見つけ出すのが私の専門です。それに対して必要なトレーニングメニューの提供を行ないます。現在は主にダンサーや審美系スポーツの選手へのサポートが多いです。ダンサーや審美系スポーツ選手の痛みの多くは身体の使い方を変えることで改善したり消失したりする場合がありますのでお困りの方はご相談ください。

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